JPH01241079A - テープカセットおよびその成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーディオ、ビデオ等の磁気テープカセット
で、特に磁気テープを収納しうるケースを二層成形、即
ち一次側樹脂と二次側樹脂とで一体成形し、かつケース
の厚さ方向に一次側樹脂と二次側樹脂とが接続又は２層
に重なり合う部分のあるテープカセットおよびその製造
に用いられる成形金型に関するものである。

〔従来の技術〕

−Ｉｎに磁気テープカセットでは、収納されるテープ類
を可視する窓部を形成したものが知られ、この場合、二
種類の樹脂を用いて同時成形する方法、即ち、ケース本
体部を一次側樹脂で形成し、該ケース本体部に設けられ
るテープ可視用窓部を二次側樹脂で一体形成することが
採用されている。

従来では、キャビティを形成する一対の金型の一方にス
ライド型部材を摺動自在に配備し、そのスライド型部材
をケース本体部成形時に突出して金型に当接し、樹脂が
一次、二次キャビティを区画し、他のキャビティ側に流
れないようにして一次側樹脂を充填し、さらにスライド
型部材を離れる方向にスライドさせて二次キャビティを
造って二次側樹脂を充填して窓部のあるケースを成形す
ることが知られている。

（発明が解決しようとする課題） ところが、この従来法で製造される磁気テープカセット
ケースでは、その外観側に成形時のゲート痕跡があって
、これをカットしたり割落したりする仕上加工が必要と
なり、作業上煩雑であるばかりでなく、いずれにしても
表面に傷跡となって残るため体裁が悪く、殊に印刷する
必要面に傷跡があると印刷不要となったり、印刷仕上り
が良好にできなくなって問題となる。しかも二種類の樹
脂で成形する際にテープ可視用窓部を透明樹脂でつくる
関係ではテープ可視用窓部は無色透明のポリスチレンあ
るいはＡＳ樹脂で材質的に周囲のゴム成分を含むポリス
チレン（ハイインパクトスチロール）、ＡＢＳ樹脂など
のケース本体よりは弱く、殊にケース中央部分に形成さ
れるため、ケース中央部に対する外力や、ケース落下又
は取扱上の衝撃によっては、ハブ穴に係装されているテ
ープの重量が直接窓部に加わって窓部の破損又はひび割
れや亀裂が生じやすく、従って窓部をハブ穴とは無関係
に小さいものにしたすせざるを得なく、テープ巻径の変
化が見にくいばかりかデザイン上制約となって商品価値
も低下するなどの欠点があったし、樹脂注入位置の限定
で金型での製品の多数個取りが難しく金型剛性も低くな
って製品のバラツキが多くなり、品質管理上問題であっ
て、さらに従来の製造法で用いられる金型では金型構造
が複雑でキャビティのレイアウトに自由度がなく、多数
のキャビティを配置できなく生産性が悪いばかりか製品
の二層部分における厚み方向にバラツキが生じやすく製
品寸法の精度が出ないおそれもあるほか、カセットのデ
ザインとしては、体裁を整える余分のデザインを加入し
たりするなど、すこぶるやっかいであり、デザイン上の
自由度がないなどの問題もあった。

本発明は、これら従来の諸欠点を適確に排除しようとす
るテープカセットおよびその成形金型であって、テープ
可視用窓部の剛性強化とデザイン向上が可能でカセット
の外観面に成形時のゲート痕跡もなく、体裁上また印刷
仕上りをも著しく良好にして、商品価値も高められ、さ
らに成形サイクルを短くして生産性を大幅に高めると共
に、製品のバラツキを減らし製品寸法の精度を著しく向
上できるほか、成形金型構造のシンプル化とレイアウト
の自由度を増し、生産性の良好な形態で提供することを
目的としたものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、磁気テープなどのテープ類を収納しうるケー
ス本体部を一次側樹脂で形成し、該ケース本体部に設け
られるテープ可視用窓部を二次側樹脂で一体成形するか
、或いはケース本体部にあるテープ可視用窓部を一部側
梼脂で形成し、ケース本体部を二次側樹脂で一体成形し
、ケース本体の板厚方向に一次側樹脂層と二次側樹脂層
との複層重合部分をテープ可視用窓部に備えたテープカ
セットにおいて、前記テープ可視用窓部に設けた一対の
ハブ穴の周囲にそれぞれハブ嵌合係支用のリング状周壁
部を一体形成し、該周壁部を避けた円弧端縁を一対に持
ち、かつ各ハブ穴の中心を結ぶ直線に平行で延長線が少
なくともハブ穴中を横切るような外Ｏｔｉ縁のある複層
重合部分を前記テープ可視用窓部に一体成形したことを
特徴とするテープカセットである。

また、この製造法に用いられる成形金型において、スラ
イドコアのある可動又は固定金型と、該金型に対設され
、かつスライドコアのあることある固定又は可動金型と
でテープ可視用窓部のあるカセット用ケースのキャビテ
ィを区画形成する成形金型において、前記テープ可視用
窓部に一対のハブ穴とハブ穴周囲にリング状周壁部とを
形成するキャビティを区画するスライドコアを備え、該
スライドコアの少なくとも一例区両側緑が前記周壁部避
けた円弧端縁を一対に持ち、かつ各ハブ穴の中心を結ぶ
直線に平行で延長線が少なくともハブ穴中を横切るよう
な外端縁を持っていることを特徴とする磁気テープカセ
ットの成形金型である。

〔作　用〕

この磁気テープカセットでは一次側樹脂と二次側樹脂と
の境界面に一次側樹脂の流入ゲートを開口したスライド
コアを固定側金型に当接して一次キャビティを区画して
この一次キャビティに一次側樹脂を前記ゲートから充填
して固化したのちに、前記スライドコアを前記固定側金
型より離して二次キャビティを区画し、この二次キャビ
ティに二次側樹脂を充填して二次側樹脂部材を前記−次
側樹脂部材に一体成形するに際し一次側樹脂と二次側樹
脂との複層重合部分をテープ可視用窓部に備えたテープ
カセットにおいて、前記テープ可視用窓部に設けた一対
のハブ穴の周囲にそれぞれハブ嵌合係支用のリング状周
壁部を一体形成し、該周壁部を避けた円弧端縁を一対に
持ち、かつ各ハブ穴の中心を結ぶ直線に平行で延長線が
少なくともハブ穴中を横切るような外端縁のある複層重
合部分を前記テープ可視用窓部に一体成形したことでハ
ブ穴のある窓部の剛性が増し、破損やひび割れが防止で
き、外力に対する安全性が高められ、テープ可視も容易
であると共に、デザインにも特異性が出て商品価値も大
幅に高められて、テープカセットのケースを能率よく生
産することが可能となる。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１〜６国別について説明すると、磁
気テープなどのテープ類を収納しうる上ケース１．と下
ケース１ｚとからなるケースのケース本体部１を二次側
樹脂Ｒ２で形成し、該ケース本体部１に設けられるテー
プ可視用窓部２を一次側樹脂Ｒ３で一体形成するに際し
、前記−次側樹脂Ｒ１と二次側樹脂Ｒ２との境界面に一
次側樹脂Ｒ３の注入ゲート３のあるスライドコア５，５
゜を備えた金型６と固定金型４とを対向して用い、両金
型で形成されるキャビティ内を前記スライドコア５，５
１で規定され前記固定金型４に当接して一次キャビティ
を区画し、この−次キャビティに一次側樹脂Ｒ１を充填
固化して窓部２を形成したのちに、スライドコア５．５
目を前記固定金型４より離して二次キャビティを区画し
、この二次キャビティに二次側樹脂Ｒ８を充填してケー
ス本体部ｌを前記窓部２に接続一体成形して上ケースｌ
、又は下ケース１８としである。即ち、−次側樹脂Ｒ１
と二次側樹脂Ｒ３との複層重合部分２２をテープ可視用
窓部２に備えたテープカセットにおいて、′前記テープ
可視用窓部に設けた一対のハブ穴１２の周囲にそれぞれ
ハブ嵌合係支用のリング状周壁部２．を一体形成し、該
周壁部２．を避けた円弧端縁２２．を一対に持ち、かつ
各ハブ穴１２．１２の中心を結ぶ直線に平行で延長線が
少なくともハブ穴１２中を横切るような外端縁２２７、
例えば直線又は曲線その地形状のある複層重合部分２２
を前記テープ可視用窓部２に一体成形しである。また窓
部２の一辺となる一次側樹脂Ｒ１と二次側樹脂Ｒｔとの
境界面１０に一次側樹脂層。

の注入ゲート３を開口したスライドコア５を固定側合型
４に対して鉛直方向に移動して一次側樹脂Ｒ１と二次側
樹脂Ｒ２との境界面１０に境界接触面１０＋　と非接触
面１０□とを形成し、該非接触面１０ｚに樹脂流入ゲー
トを開口しうる凹部９を形成し前記非接触面１０．にゲ
ート痕跡８をつけて二次側樹脂部材を前記−次側樹脂部
材に一体成形してテープカセットとしである。

この場合、前記−次キャビティと二次キャビティとを順
次形成するスライドコア５の移動をケース本体部１の板
厚方向として該板厚の内側面に一次側樹脂のゲート開口
を位置させて充填するものでゲート痕跡を鉛直面に形成
して該鉛直面に二次側樹脂を接合一体化処理されるのが
よい。例えば前記境界接触面ｌｏｔ及び非接触面１０．
が、同一平面にあって、−次側樹脂Ｒ１と二次側樹脂Ｒ
２との鉛直境界面１０であって、前記テープ可視用窓部
外周でケースの厚さ方向に一次側樹脂層と、二次側樹脂
層とが２層に重合しない部分にあり、該二次側樹脂層即
ちケース本体部ｌに前記凹部９を形成したものである。

また、前記−次側樹脂Ｒ，の流入を遮断する仕切部４１
のある金型４を用い、前記−次キャビティと二次キャビ
ティとを順次形成するスライドコア５１の移動がケース
本体の板厚方向を２分割するものであって、前記窓部２
の外周でケースの厚さ方向に一部側樹脂Ｒ，と二次側樹
脂Ｒ１とが２層に重なり合う部分を一体化処理するもの
がよい。

なお、この製造法で用いられるテープカセットの成形金
型においては、キャビティを形成する一対の金型の少な
くとも一方の金型に備えられ、キャビティ内を区画して
一次側樹脂の流入を遮断するスライドコア５．５１を固
定側金型４に鉛直方向に接離するように固定側金型６ま
たは可動側金型のいずれか一方の金型に移動可能に備え
て一部キャビティと二次キャビティとを形成するように
構成し、該スライドコア５に一部側樹脂Ｒ，の注入ゲー
ト３をケース本体部１と窓部２との接続面となる鉛直面
の境界面ＩＯ１殊に一次側樹脂と二次側樹脂との非接触
面１０ｇに開口配備し、該非接触面１０．を持っ凹部９
が形成される凸部７を前記スライドコア５に備えたもの
を用いるのがよい、即ち、スライドコア５の外周側面で
前記ケース本体部１又は窓部２の板厚内側面の位置に一
次側樹脂Ｒ１のゲート開口を備えるか、或いは一次側樹
脂の流入を遮断する仕切部４．とし、−次キャビティ及
び二次キャビティを区画するスライドコア５が、対設金
型面に当接する端面側に凸部７を備え、該凸部７の鉛直
面に前記樹脂注入用のゲートの開口を配備したものを用
いればよい。

殊に、前記テープ可視用窓部に一対のハブ穴１２とハブ
穴周囲にリング状周壁部２．とを形成するキャビティを
区画するスライドコア５．５１を備え、該スライドコア
５１の少なくとも一側区画端縁が前記周壁部２１を避け
た円弧端縁２２１を一部に持ち、かつ各ハブ穴１２の中
心を結ぶ直線に平行で延長線が少な（ともハブ穴１２中
を横切るような外端縁２２□を持っている複層重合部分
２２が窓部２に形成されるようになっている。この場合
、前記外端縁２２２はハブ穴１２．１２の中心延長線に
近接させて張出し、一方のみの複層重合部分２２としで
あるが対向的に両方に設けてもよいし、張出し位置を中
心線をオーバーさせたり位置にしたり手前位置で終わら
せたりすることが選んでできる。

また、前記窓部２にハブ穴１２を形成する場合にはハブ
穴形成用ピン５よ、即ち金型を付設してキャビティを形
成するようにしであるが、前記ケース本体部ｌの成形に
は不透明又は半透明の二次側樹脂ＲＲ１例えばＡＳ樹脂
、　ＡＢＳ樹脂、アクリル樹脂、スチロール樹脂などで
構成し、窓部２は無色透明又は着色透明な一次側樹脂Ｒ
１、例えばポリスチレン樹脂などで形成されていて、こ
の画部分の成形には一次側樹脂と二次側樹脂との着色又
は透明度を適宜選んで用いることができる。

この場合、−次側樹脂及び二次側樹脂の樹脂は透明又は
不透明、若しくは着色はいずれでもよく、金型によって
ケース本体部１を成形するが後に成形するかによって選
べばよい。

いずれにしても、前記−次キャビティと二次キャビティ
とを順次形成する金型４に対するスライドコア５，５．
の移動が製品ケース本体部１の板厚方向を分割しないで
、或いは２分割するもので、窓部２又はケース本体部１
の成形時に規定位置に保持される位置に前進して当接し
、前記ケース本体部１又は窓部２の成形時にケース本体
部表面位置まで後退させて一部、二次両キャビティを区
画して処理されるものであり、このキャビティを形成す
るに際して、窓部２の周囲に一次側樹脂層と二次側樹脂
層との重合部が形成されるのは選んで処理すればよく、
前記仕切部４．がある場合は、ケース本体部１に窪み部
１１をつけ、前記スライドコア５１が前記金型４に対し
て接離移動して一次キャビティ及び二次キャビティを区
画するように金型４，６をセットするものである。

これらキャビティを形成する一対の金型４．６は例えば
雄型、雌型からなり、少な（とも一方の金型６に移動可
能に備えられたスライドコア５゜５１で一次キャビティ
と二次キャビティとを形成するが、前記仕切部４．は前
記窓部２の外周面側に突設されるものであって、ケース
本体部ｌの板厚の約Ａの高さに設けられているもので仕
切部４Ｉで凹ａ１１１がケース本体部１と窓部２との間
に形成される形態となり、寸法精度が著しく高められる
ようになっている。

図中、１３はシート、１４は上下ケースの結合用ビス、
１５はガイドローラ、１６はローラ軸、１７はシールド
板、１８はパッド、１９はクランプ、２０は磁気テープ
、又はクリーニングテープなどのテープ、２１はハブで
テープを巻装して一対備えられ、前記ハブ穴１２に回転
可能に嵌挿される。

第７図の具体例では、ケース本体部１を先に不透明又は
半透明樹脂で成形し、次いで窓部２を透明樹脂で成形す
るタイプで窓部２の周囲に一次側樹脂と二次側樹脂との
境界面ｌＯの非接触面１０ｇにゲート痕跡があって外観
的には可視できず、体裁上良好なスタイルとして製造す
ることが可能である。この場合、前記固定金型４と前記
スライドコア５１とに仕切部４＋、４＋を対向配備して
先行して充填される樹脂の流入を遮断するスライドコア
とし、また対設される一対のスライドコア５ｓ、５ｓを
接離可能に備えて窓部となる一次側キャビデイを区画形
成するようにして製品寸法の精度を高め製品のバラツキ
を減らすようにするのがよい。

〔発明の効果〕

本発明は、キャビティを区間する金型内にスライドコア
を移動当接して一次キャビティを区画し、この−次キャ
ビティに一次側樹脂を充填固化してケースの一部を形成
したのちに、スライドコアを離して二次キャビティを区
画し、この二次キャビティに二次側樹脂を充填してケー
スとする成形に際し、−次側樹脂と二次側樹脂との複層
重合部分をテープ可視用窓部に備えたテープカセットに
おいて、前記テープ可視用窓部に設けた一対のハブ穴の
周囲にそれぞれハブ嵌合係支用のリング状周壁部を一体
形成し、該周壁部を避けた円弧端縁を一対に持ち、かつ
各ハブ穴の中心を結ぶ直線に平行で延長線が少なくとも
ハブ穴中を横切るような外端縁のある複層重合部分を前
記テープ可視用窓部に一体成形したことにより、テープ
可視用窓部の中央部分に複層重合部分が存在して窓部の
剛性を増し、かつテープ巻径の透視には支障とならず、
外力に対する安全性を大幅に高められるし、さらにテー
プカセットの外観面に形成時のゲート痕跡が見にくい位
置にあって体裁上また印刷仕切りをも著しく良好にし、
かつデザインに限定されることなく生産できるのでデザ
イン上の自由度があって、商品価値も高められ、さらに
成形サイクルはキャビティの一部だけをスライドさせる
だけでよく、成形サイクルを短（して生産性を大幅に高
めると共に、製品のバラツキを減らし製品寸法の精度を
著しく向上できるほか、成形金型構造のシンプル化とレ
イアウトの自由度を増し、生産性の良好な製法となると
共に、この製品法に用いられる成形金型としても、金型
製造がシンプルとなるのでキャビティのレイアウトに自
由度が増し、多数のキャビティを配置できるようになっ
て生産性が　　”大幅に高められるし、一方の金型には
スライドするものがなく、金型の剛性があがり、製品寸
法の精度も向上できまた製品のバラツキも凍って製品精
度の信頼性を高められ品質管理も容易になるなどの実用
上の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は上ケースの内面を示す平面図、第２図は第１図
１−１線の縦断面図、第３図はケースの分離状態の斜視
図、第４図は組立分離状態の斜視図、第５図Ａ、　Ｂ、
　Ｃは第１図ｎ−ｎ線における成形状態の拡大縦断説明
図°、第６図Ａ、Ｂは第１図ＩＩＩ−ＩＩＩ線に台ける
成形状態の拡大縦断説明図、第７図Ａ、Ｂ、Ｃは他の実
施例の成形状態の拡大縦断説明図である。 ｌ・・・ケース本体部、１．・・・上ケース、１２・・
・下ケース、２・・・窓部、２．・・・周壁部、３・・
・ゲート、４．６・・・金型、５．５．．５３・・・ス
ライドコア、４１・・・仕切部、５□・・・ハブ穴形成
用ピン、７・・・凸部、８・・・ゲート痕跡、９・・・
凹部、ｌＯ・・・境界面、１０、・・・境界接触面、１
０．・・・非接触面、１１・・・窪み部、ｌｉｔ・・・
凹溝、１２・・・ハブ穴、２２・・・複層重合部分、２
２１・・・円弧端縁、２２□・・・外端縁。 第１図 第２図 鵞

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気テープなどのテープ類を収納しうるケース本
   体部を一次側樹脂で形成し、該ケース本体部に設けられ
   るテープ可視用窓部を二次側樹脂で一体成形するか、或
   いはケース本体部にあるテープ可視用窓部を一次側樹脂
   で形成し、ケース本体部を二次側樹脂で一体成形し、ケ
   ース本体の板厚方向に一次側樹脂層と二次側樹脂層との
   複層重合部分をテープ可視用窓部に備えたテープカセッ
   トにおいて、前記テープ可視用窓部に設けた一対のハブ
   穴の周囲にそれぞれハブ嵌合係支用のリング状周壁部を
   一体形成し、該周壁部を避けた円弧端縁を一対に持ち、
   かつ各ハブ穴の中心を結ぶ直線に平行で延長線が少なく
   ともハブ穴中を横切るような外端縁のある複層重合部分
   を前記テープ可視用窓部に一体成形したことを特徴とす
   るテープカセット。
2. （２）前記テープ可視用窓部が、透明又は半透明樹脂で
   構成され、ハブ穴間に張出される複層重合部分のケース
   内層部の外端縁を各ハブ穴の中心延長線に近接させた請
   求項１記載のテープカセット。
3. （３）スライドコアのある可動又は固定金型と、該金型
   に対設され、かつスライドコアのあることある固定又は
   可動金型とでテープ可視用窓部のあるカセット用ケース
   のキャビティを区画形成する成形金型において、前記テ
   ープ可視用窓部に一対のハブ穴とハブ穴周囲にリング状
   周壁部とを形成するキャビティを区画するスライドコア
   を備え、該スライドコアの少なくとも一側区画端縁が前
   記周壁部避けた円弧端縁を一部に持ち、かつ各ハブ穴の
   中心を結ぶ直線に平行で延長線が少なくともハブ穴中を
   横切るような外端縁を持っていることを特徴とするテー
   プカセットの成形金型。
4. （４）前記複層重合部分を形成する前記スライドコア又
   は該スライドコアに対設される金型接合面にキャビティ
   を区画して一次側樹脂の流入を遮断する突壁部を配備し
   た請求項３記載の成形金型。
5. （５）前記テープ可視用窓部を形成するためのスライド
   コアが、鉛直面に樹脂注入開口のあるゲートを持った請
   求項３又は４記載の成形金型。