JP2681316B2 - 車輌用灯具レンズ - Google Patents

車輌用灯具レンズ

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JP2681316B2
JP2681316B2 JP3142783A JP14278391A JP2681316B2 JP 2681316 B2 JP2681316 B2 JP 2681316B2 JP 3142783 A JP3142783 A JP 3142783A JP 14278391 A JP14278391 A JP 14278391A JP 2681316 B2 JP2681316 B2 JP 2681316B2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リアコンビネーション
ランプ等のレンズに適用して好適な多色多層成形される
車輌用灯具レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用目的の異なる各種灯具、例
えば尾灯、方向指示灯、停止灯、後退灯等を1つの灯具
ボデイに組み込んだコンビネーションランプにおいて
は、灯具によってレンズ色が異なることから複数個のレ
ンズを周知の多色成形法によって一体に成形した前面レ
ンズを備えている。多色成形法は、予め第1のレンズを
第1レンズ成形用金型によって射出成形し、しかる後こ
の第1レンズを第2レンズ成形用金型内に装填し、その
キャビティ内に溶融樹脂を射出充填して第2レンズを第
1レンズに一体的に接合し、1つの前面レンズを製作す
るものである。この場合、灯具レンズによっては意匠上
の要請等から特開昭58−82401号公報等に開示さ
れているように多色多層成形されるものも知られてい
る。この多色多層型の車輌用灯具レンズ1は図4および
図5に示すようにクリアレンズ2の表面外周部にスモー
クレンズ3を積層成形して構成したものである。このよ
うな多色多層型車輌用灯具レンズ1の成形に際しては、
図6に示すように上型4と下型5とからなる成形型6内
に予め成形したクリアレンズ2を装填し、このクリアレ
ンズ2と成形型6との間に形成されたキャビティ7内に
溶融樹脂を射出充填してスモークレンズ3をクリアレン
ズ2の表面周縁部に一体的に接合する。なお、図4〜図
6において8は灯具ボデイ、9はバルブ、10はゲート
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の多色多層型の車輌用灯具レンズにあっては、図6に
示すようにゲート10をスモークレンズ3の車体外部に
露呈する表面部分に対応して設けているため、成形後に
成形型を開いて成形品レンズを取り出すと、ゲート部内
で固化した樹脂(以下ゲート樹脂という)がスモークレ
ンズ3の表面に着いており、これを後加工によって綺麗
に切断除去する必要があった。しかし、その場合、ゲー
ト跡が残らないようにゲート樹脂を過不足なく綺麗に取
り除く作業が著しく面倒で、ともすると過剰に取り除い
てスモークレンズ3の表面を凹ませたり傷を付け、反対
に取り除く量が不足するとゲート跡が残るため、レンズ
の表面意匠を損ない、灯具レンズの品質を低下させると
いう問題があった。
【0004】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、射出成形後のゲート樹脂の切断除去作業をレンズ
の表面意匠に何等影響を及ぼすことなく簡単且つ迅速に
行い得るようにした車輌用灯具レンズを提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、多色多層成形される車輛用灯具レンズにおい
て、上層レンズの周縁の一部を下層レンズより外側でか
つ意匠面以外の領域まで延長し、この延長部分を上層レ
ンズの成形時において成形型に設けられるゲートの形成
位置としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明において、上層レンズは周縁の一部が下
層レンズより外側でかつ意匠面以外の領域まで延長形成
されるため、この延長部分を上層レンズの成形時におい
て成形型に設けられるゲートの形成位置とすることがで
き、射出成形後のゲート樹脂の切断除去作業を容易にす
る。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係るレンズを採用した車
輌用灯具の断面図、図2(a)、(b)はレンズ成形工程を説
明するための図である。図1において、多色多層成形さ
れた車輌用灯具レンズ20は、クリアレンズ等からなる
下層レンズ21と、この下層レンズ21の表面外周部に
一体的に積層形成されたスモークレンズ等からなる上層
レンズ22とで構成され、下層レンズ21の背面周縁部
に連続して一体に突設された枠状のシール脚23が灯具
ボデイ8の前面側開口部に設けたレンズ取付部24のシ
ール溝25に挿入されて接着剤26で固着されると共
に、複数個の止めねじ27によって締結固定されてい
る。下層レンズ21の中央部は、上層レンズ22の中央
部に開設された開口部を塞ぎ、上層レンズ22と同一曲
面を形成している。灯具ボデイ8の内部にはバルブ9、
インナーレンズ28およびリフレクタ29が配設されて
いる。
【0008】さて、上記したような構成からなる車輌用
灯具レンズ20の製造に際しては、図2(a) に示すよう
に先ず第1レンズ成形用型30のキャビティ31に溶融
樹脂をゲート32から射出充填して下層レンズ21を射
出成形する。この時のゲート32の位置は、下層レンズ
21の意匠面、すなわち上層レンズ22の開口部に臨む
レンズ中央部の表面部分21a以外であれば特に特定さ
れない。第1レンズ成形用型30によって下層レンズ2
1の成形を終了すると、第1レンズ成形用型30の上型
30Aを同図(b) に示すように別の上型34Aと交換
し、この上型34Aと前記第1レンズ成形用型30の下
型30Bとで第2レンズ成形型34を形成する。第1レ
ンズ成形型30によって成形された下層レンズ21の表
面周縁部は、上層レンズ22の板厚と等しい凹部35と
されており、この凹部35は前記上34Aとで上層レン
ズ22のキャビティを形成する。そして、ゲート36か
ら溶融樹脂をキャビティ35内に射出充填すると、上層
レンズ22が下層レンズ21の表面周縁部に一体的に積
層形成される。上層レンズ22の成形後第2レンズ成形
型34を開いて突き出しピン33によりレンズ20を突
き出すことによりレンズ20の成形を終了し、しかる後
次工程にてゲート樹脂の切断除去作業を行なう。
【0009】前記ゲート36の形成位置としては上層レ
ンズ22の意匠面、すなわち車体37(図1)によって
隠れ、車体外部からは視認されない側端面(または裏
面)の適宜個所とされる。図2(b) は側端面に対応して
設けた場合を示し、裏面に対応して形成する場合は図3
に示すように、上層レンズ22用キャビティ35の一部
周縁を下層レンズ21より外側にパーティング面38に
沿って延長形成し、この延長部35Aの下層レンズ21
側面にゲート36の先端を接続するようにすればよい。
この場合、前記キャビティ35の延長部35Aによって
上層レンズ22に形成される延長部分は、下層レンズ2
1が存在せず強度的に弱いが、この部分はごく一部であ
るため実用上何等問題がない。また、灯具取付時におい
て延長部分が邪魔になるようであればゲート樹脂と共に
延長部分を切断除去してもよい。
【0010】かくしてこのような第2レンズ成形型34
によって成形された上層レンズ22にあっては、ゲート
36を上層レンズ22の意匠面以外の位置に設けている
ので、ゲート樹脂の切断除去作業にあたって、切断除去
が仮に中途半端であっても意匠面には何等影響を及ぼす
ことがなく、ニッパー等の工具によって気軽に行なうこ
とができ、作業性を向上させることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車輛用
灯具レンズによれば、上層レンズの周縁の一部を下層レ
ンズより外側でかつ意匠面以外の領域まで延長し、この
延長部分を上層レンズの成形時において成形型に設けら
れるゲートの形成位置としたので、成形後のゲート樹脂
を切断除去する作業が簡単且つ容易で、ゲート樹脂の一
部が残ったり、過剰に除去したとしても、レンズ自体の
外観品質には何等影響を及ぼすことがなく、作業性およ
びレンズの品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズを採用した車輌用灯具の断
面図である。
【図2】(a)、(b)はレンズ成形工程を説明するための図
である。
【図3】ゲート位置をレンズ裏面側とした他の実施例を
示す要部断面図である。
【図4】多色多層型レンズを備えた従来の車輌用灯具の
断面図である。
【図5】同レンズの正面図である。
【図6】同レンズの成形を説明するための図である。
【符号の説明】
20 車輌用灯具レンズ 21 下層レンズ 22 上層レンズ 30、34 成形型 32、36 ゲート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色多層成形される車輌用灯具レンズに
    おいて、上層レンズの周縁の一部を下層レンズより外側
    でかつ意匠面以外の領域まで延長し、この延長部分を上
    層レンズの成形時において成形型に設けられるゲートの
    形成位置としたことを特徴とする車輌用灯具レンズ。
JP3142783A 1991-05-20 1991-05-20 車輌用灯具レンズ Expired - Fee Related JP2681316B2 (ja)

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JPH04342901A JPH04342901A (ja) 1992-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0561902U (ja) * 1992-01-23 1993-08-13 市光工業株式会社 車両用灯具のレンズ
JP2570623Y2 (ja) * 1992-05-13 1998-05-06 市光工業株式会社 車両用装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5882401A (ja) * 1981-11-12 1983-05-18 日産自動車株式会社 車両用灯火器
JPS62198602U (ja) * 1986-06-09 1987-12-17
JPH0339849Y2 (ja) * 1987-01-31 1991-08-22

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