JPH01240666A - 物質透過膜 - Google Patents

物質透過膜

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JPH01240666A
JPH01240666A JP6319588A JP6319588A JPH01240666A JP H01240666 A JPH01240666 A JP H01240666A JP 6319588 A JP6319588 A JP 6319588A JP 6319588 A JP6319588 A JP 6319588A JP H01240666 A JPH01240666 A JP H01240666A
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plasma
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contg
polymer thin
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JP6319588A
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Kunihiro Inagaki
稲垣 訓宏
Shigeru Tasaka
茂 田坂
Yukitoshi Horikawa
堀川 幸稔
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プラズマ重合反応法を用いて固体表面上に重
合体薄膜を形成する方法に関し、特に含フッ素有機化合
物とイオウ化合物を原料成分とすることにより、膜内に
一5O2−のイオン官能基を付与することができ、電子
材料をはじめ、各種用途に有用な材料を提供するもので
ある。
[従来の技術] 含フッ素有機化合物を用いプラズマ重合法によって含フ
ッ素化合物の薄膜を形成させる方法は公知であり、基材
表面の改質、つまり耐薬品性、碗水撹油性、耐摩耗性、
耐熱性、絶縁性など多くの特徴を目的とした検討が数多
く行われている。その中で、含フッ素有機化合物とほか
の化学物質の2成分系でのプラズマ重合膜に関しては、
パーフルオロ化合物とアンモニアの組み合わせ(特開昭
61−97008号)、含フッ素有機化合物とケイ素含
有化合物の組み合わせ(特開昭60−255111号、
特開昭60−261528号)などが知られている。し
かしながら含フッ素有機化合物とイオウ化合物の組み合
わせによる混合ガスをプラズマ重合した例はない、一方
、含イオン性の含フッ素高分子を化学的に合成する方法
については、里用孝臣二機能性含フッ素高分子、日刊工
業新聞社、pHなどに開示されているとおりである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、イオン官能基含有のフッ素系化合物を薄
膜化する方法は知られてなく、本発明を用いることによ
り、各種基材の表面改質を効率よく行うことができるた
め、物質透過膜、電子材料、医用材料等への応用が可能
である。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、含フッ素有機化合物とイオウ化合物から
成る混合ガスをプラズマ重合反応に供することにより、
膜中に一5o3H又は−503Fから成るイオン性官能
基を効率よく導入することに成功し本発明を完成するに
いたった。すなわち本発明は含フッ素有機化合物とイオ
ウ化合物とをプラズマ重合反応に供し、基材上に重合体
薄膜を形成することを特徴とする含フッ素重合体薄膜の
製造方法である。
本発明に使用できる含フッ素有機化合物は特に規定はな
いが、化合物中のフッ素含量が多い方が好ましい、また
、パーフルオロ化合物でかつ反応性に富む不飽和化合物
がさらに好ましい、すなわち、パーフルオロベンゼンお
よびその誘導体、またはテトラフルオロエチレン、トリ
フルオロエチレン、フッ化ビニリデン、クロロトリフル
オロエチレンなどのフルオロオレフィン、またはへキサ
フルオロプロペン、ヘキサフルオロアセトン、またはフ
ルオロアルキルのアクリル酸エステルおよびメタクリル
酸エステル、またはフルオロビニルエステル類またはそ
の他のパーフルオロ化合物や含フッ素有機化合物が使用
できる。また、本発明に使用できるイオウ化合物とはイ
オウ酸化物が望ましくSO□、503などであるが酸素
化合物の存在下であればH2S、SF6やその他のイオ
ウ化合物でも使用可能である。
含フッ素有機化合物とイオウ化合物の混合比としては、
イオウ化合物が全体の5重量%以上あればよい、イオウ
化合物が5重量%以下になると膜中のイオン性官能基の
量が少なく充分な効果が得られない、特に、膜中の高い
イオン化率を考慮した場合にはイオウ化合物が全体の2
0重量%以上が好ましい。
以上のような本発明の原料化合物は常温、大気圧下で気
体、液体、固体と様々の様態をとっているが液体あるい
は固体に関しては減圧下で、必要に応じて加熱によって
気化させて使用される。原料化合物のプラズマ重合反応
系への供給量は、特に限定されないが0.5−200d
 (5TP)/ winである。
プラズマの発生に用いられる放電方式は特に限定はなく
一般に用いられる方式が利用できる。すなわち直流放電
、低周波放電、高周波放電、マイクロ波放電などを利用
して、内部電極型、あるいは無電極型のいずれかの反応
装置によりプラズマの発生が実施される。
この際の電極やコイルの形状、マイクロ波放電の場合の
キャビティやアンテナの構造も特に制約はなく一般に用
いられるプラズマ反応装置が用いられる。
本発明におけるプラズマ反応帯域でのプラズマ電子温度
としては5,000〜80,0OOKであり、好ましく
は、6,000〜5Q、0OOKである。プラズマ電子
温度が5,000 K未満、または80,0OOK以上
では、反応の効率が著しく低下する欠点が生じる。前記
の範囲のプラズマ電子温度は、反応系への原料の供給速
度、反応系の真空度によって設定することができる。
原料ガスの反応装置への供給は、原料ガスのみでもよい
がヘリウム、アルゴン等の不活性ガスやたとえばCF4
などのような含フッ素ガスをキャリヤーガスとして用い
ることもできる。この場合の系の真空度は、lX10〜
100Torrの範囲に調整することが好ましい。
本発明のプラズマ重合反応を行う場合に使用できる基材
としては特に規定されることはなく、ガラス、石英、金
属、半導体、セラミックあるいはプラスチックなどの平
滑なものあるいはポーラスなものなどである。基材の形
状も板状、球状、筒状などの種々の形態が可能であり、
特に限定されることはない、これらの基材は、冷却また
は加熱されてもよく、好ましくは0℃〜200℃程度で
反応に供する。200℃以上ではプラズマ重合膜の生成
速度が遅くなる欠点がある。なおプラズマ重合膜の生成
速度は0.5〜20人/Sである。
本発明で製造されるプラズマ重合膜の膜厚としては原料
ガスの供給量、真空度あるいは反応時間等によって調整
が可能であり、10人〜10μmの範囲内で表面性が良
く均一で欠陥のない膜を得ることができる。
以上のようにして得られたプラズマ重合膜は膜中に−5
03−のイオン官能基を有している。このことは、生成
膜にアンモニア(Nh )を反応させたのち、赤外吸収
スペクトルを測定することによつ−千        
           −1て、−503NHa  (
1120a1.1400aa )の振動の有無から確認
することができる。また、本発明のプラズマ重合膜は極
性の高い有機溶媒に可溶であり、膜中に架橋反応が進行
していないことがわかる。
さらに、パーフルオロベンゼン誘導体とイオウ酸化物の
系でのプラズマ重合膜は、膜中に不飽和二重結合が残存
する0以上の点は、パーフルオロベンゼンのみのプラズ
マ重合膜の場合、膜に、不飽和二重結合が残存せず架橋
反応が促進される点と比較すると実に驚くべきことであ
る。
また、本発明のプラズマ重合膜は、表面硬度が高く、基
材との密着性も高い、さらに含フッ素化合物の特徴とさ
れる低表面エネルギー、低屈折率、耐熱性、耐候性、耐
薬品性、なども有している。
以下、本発明を実施例によって説明するがこれらによっ
て限定されるものではない。
実施例1〜3 第1図に示す誘電無電極式放電型のプラズマ重合反応装
置を用いた。
反応管1内を排気ポンプ6.7により排気して、−千 I X 10 Torr以下まで減圧した後アルゴンプ
ラズマ(rf放電電力25W)で10分間エツチングを
行い一手 系内の吸着水を除去した。再び系内をI X 10 T
orrまで減圧しニードルパルプ8で原料ガス流量を調
整しながら総流量で4.OaJ (5TP)/lll1
nになるように原料ガスを導入した。この際、高周波発
振器(日本高周波■製5KN−05P); 13.56
 M)12を用いて外部コイル3により 100Wの放
電エネルギーを系内に導入しプラズマ重合反応を行った
原料ガスはパーフルオロベンゼンと502ガスを用い混
合組成がモル比で371(実施例1)、1/1(実施例
2)、173(実施例3)となるようにした、どの原料
組成においてもガラス板2上に均一で黄色透明の膜が生
成した。得られた膜の膜厚、表面硬度、表面エネルギー
、総イオン交換容量を測定した。この結果を第1表に示
す、なお膜厚は針圧型の膜厚計により測定し、表面硬度
は、JISK5400に従い鉛筆硬度によって評価した
。また、総イオン交換容量は、KCI溶液中に10日間
浸漬しpH変化より算出した。
1−金・」 第1表 実施例4 実施例1〜3によって生成したプラズマ重合膜をガラス
基材よりはがし取り、KBr錠剤法により赤外吸収スベ
クルトを日本分光製FT/IR−3により測定した。結
果を第2図に示す、これによると、原料ガスの仕込比3
/1 、1/1.1/3の三条件につ=Oの伸縮の振動
がそれぞれ確認される。
[発明の効果] 本発明によれば、イオン官能基含有の含フッ素重合体薄
膜が容易に得られ、各種基材の表面を抗水・撓油性、潤
滑性等の物性に優れた面に改質することができ、物質透
過膜、電子材料、医用材料等として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するためのプラズマ重合反応装置
の概略図、第2図は本発明により得られた薄膜の赤外吸
収スペクトルを示す。 1−−一反応管      2−m−基材3−−−外部
コイル    4 、8−−−ニードルバルブ5−−一
冷却トラップ   6−−−拡散ポンプ7−−−ロータ
リーボンプ 9−m−原料ガス10−−−真空ゲージ 第2図 5F!i  H(cyn−’)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 含フッ素有機化合物とイオウ化合物とをプラズマ重合反
    応に供し、基材上に重合体薄膜を形成することを特徴と
    する含フッ素重合体薄膜の製造方法。
JP63063195A 1988-03-18 1988-03-18 物質透過膜 Expired - Lifetime JPH0761434B2 (ja)

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JP63063195A JPH0761434B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 物質透過膜

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JP63063195A JPH0761434B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 物質透過膜

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062127A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Asahi Glass Co Ltd 分離膜の製造方法

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