JP2008062127A - 分離膜の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多孔質膜の表面を、(A)パーフルオロカーボンと、(B)酸素原子を有し、C−H結合およびハロゲン原子のいずれも有しない酸素含有物質とが存在する雰囲気中で放電処理する工程を有する分離膜の製造方法。
【選択図】なし
Description
特に浄水処理、排水処理等の水処理の分野において用いられる多孔質膜は、処理水量が大きいため、透水性能の向上が求められる。透水性能が優れていれば、単位面積あたりの処理水量が大きくなるため、膜の面積を小さくできる。膜の面積が小さいと、膜交換費用を削減できるとともに、装置を小型化して省スペース化を実現できる点で有利である。
また、耐ファウリング性を高めるという観点から、表面にフッ素系の重合膜を形成して、膜の表面エネルギーを低下させ、積極的に有機分子を吸着し難くする方法もある(特許文献5)。
また、上記許文献5記載の方法で形成されるフッ素系重合膜は撥水性を示すため、透水性が低いという問題点がある。
すなわち本発明の分離膜の製造方法は、多孔質膜の表面を、(A)パーフルオロカーボンと、(B)酸素原子を有し、C−H結合およびハロゲン原子のいずれも有しない酸素含有物質とが存在する雰囲気中で放電処理する工程を有することを特徴とする。
前記(A)パーフルオロカーボンが重合性炭素−炭素二重結合を有していることが好ましい。
前記(B)酸素含有物質が、酸素、オゾン、二酸化炭素、水、一酸化窒素、二酸化窒素、二酸化硫黄および三酸化硫黄からなる群から選択される1種以上であることが好ましい。
前記(A)パーフルオロカーボンがテトラフルオロエチレンまたはヘキサフルオロプロピレンであり、前記(B)酸素含有物質が酸素であることが好ましい。
本発明において基材として用いられる多孔質膜は分離膜として使用できるものであればよく、特に限定されない。
多孔質膜の材質は分離膜として使用できるものであればよく、例えば有機高分子、セラミック等が挙げられる。本発明による効果がより優れている点で有機高分子が好ましい。これは、多孔質膜が有機高分子であると、放電処理によって多孔質膜処理面に形成される被膜の、該多孔質膜表面に対する密着性が優れるためと考えられる。
有機高分子の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリスルホン;ポリエーテルスルホン;ポリカーボネート;ポリアミド;ポリイミド;ポリアクリロニトリル;ポリビニルアルコール;酢酸セルロース;ポリテトラフルオロエチレン;エチレンテトラフルオロエチレン共重合体;ポリクロロトリフルオロエチレン;ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。
有機高分子は親水性ポリマーでもよく疎水性ポリマーでもよい。熱安定性、耐薬品性、機械強度に優れる点からは疎水性ポリマーが好ましい。上記に挙げた有機高分子の例のうち、疎水性ポリマーに含まれるものはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアクリロニトリル、ポリテトラフルオロエチレン、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレンおよびポリフッ化ビニリデンである。
セラミックの具体例としては、アルミナ、ジルコニア等の酸化物系セラミック;水酸化物系セラミック;炭化ケイ素等の炭化物系セラミック;炭酸塩系セラミック;窒化ケイ素等の窒化物系セラミック;ハロゲン化物系セラミック;リン酸塩系セラミックが挙げられる。
本発明における多孔質膜は、水処理における分離膜として使用できるものが好ましく、限外ろ過膜、精密ろ過膜が好ましい。孔径は0.01〜5μm程度が好ましい。
多孔質膜のモジュール形態は、例えば、平膜状、中空糸状、円筒状等、公知の任意の形態とすることができる。
本発明で用いられるパーフルオロカーボンは、エーテル性酸素原子(環状エーテルを含む)が含まれてもよい炭化水素の、水素原子の全部がフッ素原子に置換された化合物である。該炭化水素は、直鎖状、分岐状または環状の、飽和または不飽和の炭化水素である。
パーフルオロカーボンは、重合性が高く、短時間で被処理物品の表面上に膜を形成できることから、重合性炭素−炭素二重結合を有することが好ましい。
パーフルオロカーボンの炭素数は2〜6が好ましく、コストの面から2〜4がより好ましい。
パーフルオロカーボンにおけるフッ素原子と炭素原子の存在比(F/C)が大きいほど、得られる膜の撥油性が向上する。本発明では、良好な撥油性を得るためにF/Cが1.5以上であることが好ましく、2.0以上がより好ましい。
パーフルオロカーボンの具体例としては、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、ヘキサフルオロプロピレンオキサイド(HFPO)、および下記式で表されるPPVE、PMVE、AVE、BVE、c−C4F8およびC5F8が挙げられる。これらのうちで、重合性およびコストの点から、テトラフルオロエチレンおよびヘキサフルオロプロピレンが特に好ましい。これらは、地球温暖化係数が低く、膜成長に寄与するCF2カルベンを生成しやすい。
これらは1種を単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
酸素含有物質としては、「酸素原子を有し、C−H結合を有さず、かつハロゲン原子を有しない化合物」が用いられる。該酸素含有物質は、プラズマ中で酸素原子を遊離する酸素源として機能する。またC−H結合およびハロゲン原子を有しないため、プラズマ処理によって形成される被膜の撥油性の低下を抑えつつ親水性を付与できる点で好ましい。
特に、取り扱いの容易さおよびコストの点から、酸素、オゾン、二酸化炭素、水、一酸化窒素、二酸化窒素、二酸化硫黄、三酸化硫黄からなる群から選択されるものが好ましい。酸素含有物質は1種を単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
本発明の分離膜の製造方法は、多孔質膜の表面に対して、(A)パーフルオロカーボンと(B)酸素含有物質とが存在する雰囲気中で放電処理を行う工程を有する。放電処理の雰囲気中において(A)パーフルオロカーボンおよび(B)酸素含有物質はガス状で存在していることが好ましい。
該工程により多孔質膜の放電処理された面(以下、処理面ということもある。)上に親水撥油性が付与された分離膜が得られる。
放電処理は、多孔質膜の表面のうち、分離膜として使用する際に、少なくとも処理対象である原水が接触する面(処理水接触面)に対して行う。
またO/F比が一定であっても、放電処理を行う装置構成および放電条件によって、処理面における親水撥油性の程度は変化し得る。
具体的には、13.56MHzの高周波電源を放電電源とし、容量結合型平行平板を用いた放電装置を使用し、(A)パーフルオロカーボンとしてヘキサフルオロプロピレンを、(B)酸素含有物質として酸素をそれぞれ用い、放電処理時の電力(電極面積当たりの電力)を0.1〜1.0W/cm2の範囲内としてポリエーテルスルホン製多孔質膜の表面を処理する場合、処理面に良好な親水撥油性を付与するためには、前記O/F比が0.05〜100の範囲であることが好ましく、特に0.5〜20の範囲が好ましい。
処理面に良好な親水撥油性を付与するためには、該雰囲気中における(A)パーフルオロカーボンおよび(B)酸素含有物質の含有割合の合計が、50モル%以上であることが好ましく、100モル%がより好ましい。
本発明における放電処理の方法は特に限定されず、たとえばコロナ放電(火花放電)、グロー放電等が適用できる。グロー放電がより好ましい。いずれも、ガス雰囲気中に処理面を曝し、電極間に高周波電圧を印加することで発生するプラズマにより放電処理する。放電形態は連続的又はパルス的に放電することができる。
本発明における放電処理の雰囲気の圧力は104Pa以下が好ましく、103Pa以下がより好ましい。該雰囲気の圧力が104Pa以下であれば放電の安定性が良好となる。放電処理の雰囲気圧力の下限は特に制限されず、良好な放電が行われる範囲であればよい。たとえば1Pa以上とされる。
例えば、13.56MHzの高周波電源を放電電源とし、容量結合型平行平板を用いた放電装置を使用し、(A)パーフルオロカーボンとしてヘキサフルオロプロピレンを、(B)酸素含有物質として酸素をそれぞれ用い、O/Fが3.6の雰囲気下、放電処理時の電力を0.1〜1.0W/cm2の範囲内としてポリエーテルスルホン製多孔質膜の表面を処理する場合、良好な親水撥油性を有する膜を形成するためには、該雰囲気の圧力が20〜40Paの範囲であることが好ましい。
本発明によれば、(A)パーフルオロカーボンと(B)酸素含有物質が存在する雰囲気中で放電処理する方法で、処理面に親水撥油性を付与できるため、プロセスが簡易である。また、処理面に形成される被膜は、多孔質膜表面に対する密着性が良好であり耐久性に優れる。これは、放電処理の過程で多孔質膜の表面に活性点が形成され、該活性点を起点として重合鎖がグラフト成長し、多孔質膜の表面と化学結合を有する被膜が形成されるためと考えられる。
図1は、以下の実施例で用いた装置の概略構成図である。この例の装置は、概略次のように構成されている。真空チャンバー5内に平行平板電極からなる上部シャワーヘッド電極7および下部電極8(直径100mmの円板状)が互いに対向して設置されている。上部シャワーヘッド電極7には13.56MHzの高周波電源6が接続されており、下部電極8は接地されており、該電極7,8間に低温プラズマを発生できるように構成されている。下部電極8の、上部シャワーヘッド電極7に対向する面上には被処理物10が着脱可能に固定されるようになっている。上部シャワーヘッド電極7はガス供給手段も兼ねており、該上部シャワーヘッド電極7には、流量計を備えたパーフルオロカーボンガス供給手段3および流量計を備えた酸素系ガス供給手段4が接続されている。また、上部シャワーヘッド電極7の、下部電極8に対向する面には多数のガス噴出孔が設けられており、下部電極8上の被処理物10に向かってシャワー状にガスを供給できるようになっている。図中符号9は真空ポンプを備えた排気手段を示している。
図1の装置を用いて、ポリエーテルスルホン製多孔質膜を基材とした分離膜の製造を行った。
まず、市販のポリエーテルスルホン製多孔質膜(ミリポア社製、製品名:Express membrane、細孔径:0.22μm、直径:47mm)を被処理物10として下部電極8上に設置し、真空チャンバー5内が0.1Pa以下になるまで真空ポンプで排気した。次いで、上部シャワーヘッド電極7と下部電極8との電極間距離を5cmに調整した後、表1の条件で上部シャワーヘッド電極7よりヘキサフルオロプロピレンガス(HFP)および/または酸素ガスを含む混合ガスを流しつつ放電処理を行った。続いて、真空チャンバー5内を空気パージしてから、放電処理された多孔質膜を取り出して分離膜とした。
表1における「混合ガスのO/F」は混合ガス中の酸素原子数とフッ素原子数との比を表している。
実施例1で用いた市販のポリエーテルスルホン製多孔質膜を放電処理に供しないでそのまま分離膜とした。
実施例1および比較例1〜4で得られたそれぞれの分離膜を、図2に示す測定用セル20にセットし、ろ過抵抗の測定を行った。図2において、符号21は測定対象の分離膜を示す。分離膜21は、放電処理を行った処理面が測定用セル20の内部側となるようにセットした。
まず、セル20内に純水500mLを入れ、窒素ガスにより加圧して膜21を透過させた。加圧圧力は150kPaとした。50mL透過する毎に経過時間を計測し透過流束(単位:m3/m2・day)を算出した。こうして算出される純水透過流束は常に一定の値を示した。結果を表1に示す。
次いで、膜21はそのままで、水処理においてファウリングの原因となり易い有機物と粘土鉱物を含有させたモデル原水400mLをセル20内に入れ、純水の場合と同様にして50mLろ過する毎に透過流束を測定した。モデル原水としては、純水1LにAldrich社製のフミン酸ナトリウム2mgおよび純正化学社製のベントナイト10mgを溶解、懸濁したものを用いた。
次に、分離膜21を裏返して、すなわち放電処理を行った処理面がセル20の外部側となるようにセットし、純水100mLを透過して逆圧洗浄を行った。加圧圧力は同じく150kPaとした。
逆圧洗浄終了後、もう一度膜21を裏返して、すなわち放電処理を行った処理面がセル20の内部側となるようにセットし直して、モデル原水100mLをろ過して、上記と同様に透過流束を測定した。
測定された透過流束Jv(単位:m3/m2・day)の値と、加圧圧力P(単位:kPa)の値(本例では150)から、下記数式(1)によりろ過抵抗R(単位:m2・kPa・day/m3)を算出した。
R=P/Jv ・・・(1)
モデル原水ろ過抵抗として、モデル原水のろ過量の合計(総ろ過水量)が50mL透過時から400mL透過時まで50mL増加する毎のろ過抵抗の値と、逆圧洗浄後にモデル原水が50mLろ過されたとき(総ろ過水量450mL)のろ過抵抗の値と、逆圧洗浄後にモデル原水が100mLろ過されたとき(総ろ過水量500mL)のろ過抵抗の値を求めた。
そして、互いに同じ総ろ過水量におけるモデル原水ろ過抵抗の値と純水ろ過抵抗の値とから、「モデル原水ろ過抵抗/純水ろ過抵抗」の値を「ろ過抵抗比」として求めた。
こうして得られたろ過抵抗比の値と総ろ過水量(単位:m3/m2)との関係を図3のグラフに示す。
比較例3、4は、透水性が低かったため、モデル原水を300mLろ過した後に逆圧洗浄を行った。逆圧洗浄後にモデル原水が50mLろ過されたとき(総ろ過水量350mL)のろ過抵抗比は、比較例3が54、比較例4が114にまでしか回復しなかった。
上記評価試験において、モデル原水を300mLろ過した時点(初期300mL)までの平均の透過流束(単位:m/day)、逆圧洗浄後にモデル原水を100mLろ過した時の平均の透過流束(単位:m/day)、および逆圧洗浄によるモデル原水透過流束の回復率([モデル原水透過流束(初期100mL)]/[モデル原水透過流束(逆圧洗浄後100mL)])を算出した。評価結果を表1に示す。
一方、酸素系ガスのみの雰囲気下で放電処理した比較例1は、処理面に親水性のみが付与されたと推測される。表1に示されるように、比較例1は、純水の透水性(純水透過流束)は実施例1よりも大きかったが、モデル原水の透水性(初期300mLのモデル原水透過流束)は実施例1よりも劣っていた。また図3のグラフに示されるよう、逆圧洗浄前におけるろ過抵抗比(モデル原水ろ過抵抗/純水ろ過抵抗)の上昇率が実施例1よりも大きく、実施例1と比べて耐ファウリング性が劣っていた。さらに、表1に示す逆圧洗浄後におけるモデル原水透過流束、および逆圧洗浄によるモデル原水流束の回復率においても、比較例1は実施例1より劣っており、易洗浄性が劣っていた。
一方、パーフルオロカーボンガスのみの雰囲気下で放電処理を行った比較例2、3では、処理面に撥油性のみが付与されたと推測される。比較例2では全く水を透過しなかった。比較例2に比べて放電処理時の電力が低く、放電時間も短い比較例3、および放電処理を施していない比較例4では、実施例1および比較例1に比べて透水性、耐ファウリング性および逆圧洗浄によるろ過性能回復性において著しく劣っていた。
実施例1および比較例4で得られた分離膜の処理面をX線光電子分光法(XPS)を用いて分析して得られたC1sナロースペクトルを図4に示す。図4に示されるように、実施例1の分離膜では、287〜293eVにおいて、C−O結合およびC−F結合の増加が観測された。このことから実施例1の分離膜の処理面には、酸素を含有する親水性基と撥油性を有するパーフルオロアルキル基の両方が導入されていることが示唆された。
4…酸素含有物質供給手段、
5…真空チャンバー、
6…高周波電源、
7…上部シャワーヘッド電極、
8…下部電極、
9…排気手段。
Claims (4)
- 多孔質膜の表面を、(A)パーフルオロカーボンと、(B)酸素原子を有し、C−H結合およびハロゲン原子のいずれも有しない酸素含有物質とが存在する雰囲気中で放電処理する工程を有することを特徴とする分離膜の製造方法。
- 前記(A)パーフルオロカーボンが重合性炭素−炭素二重結合を有している、請求項1記載の分離膜の製造方法。
- 前記(B)酸素含有物質が、酸素、オゾン、二酸化炭素、水、一酸化窒素、二酸化窒素、二酸化硫黄および三酸化硫黄からなる群から選択される1種以上である請求項1または2に記載の分離膜の製造方法。
- 前記(A)パーフルオロカーボンが、テトラフルオロエチレンまたはヘキサフルオロプロピレンであり、前記(B)酸素含有物質が酸素である請求項1〜3のいずれか一項に記載の分離膜の製造方法。
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