JPH01229782A

JPH01229782A - 弾性履帯

Info

Publication number: JPH01229782A
Application number: JP5791588A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Sakai; 謙一酒井
Original assignee: Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Current assignee: Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Priority date: 1988-03-10
Filing date: 1988-03-10
Publication date: 1989-09-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、クローラ用の弾性履帯に関する。

（従来の技術）従来、無端帯状ゴム本体内に、該本体の幅方向に伸延し
周方向に所定間隔をもって並列した芯金を備え、外周面
に牽引力付加用の多数のラグを備えたゴムクローラすな
わち弾性履帯が使用されている。そして、前記ラグを芯
金のクローラ幅方向へ延びる縁部にそれぞれ対応して設
けて２条ずつの対をなし、各対のラグの頂面を芯金縁部
をまたぐ位置に配置すると共に、各ラグ間の溝深さを同
一にしたものが知られている（特公昭５８−５５９４５
号公報参照）。

（発明が解決しようとする課題）ところで、従来の上記ゴムクローラは、ラグ間の溝深さ
が同一であるため、ラグ剛性が低く、強度不足を生じ、
各対ラグ間の溝幅に比して深さが大きいため、排土性が
悪くかつ石等が詰って溝底に損傷を受は易いという問題
がある。

本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ラグ剛性が高（強靭で、排土
性並びに耐久性の良好な弾性履帯を提供するにある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、本発明では次の技術的手段
を講じた。

すなわち、本発明は、弾性材料からなる無端帯状本体２
内に、該本体２の幅方向に伸延し周方向に所定間隔をも
って芯金３が埋設され、前記本体２外周面に各芯金３に
対応してそれぞれ２条１対のラグ７．８を備えている弾
性履帯１において、２条のラグ７．８間の溝１１の深さ
ｄが芯金３間に形成されるラグ間スペース９の深さＤよ
りも浅くされ、２条のラグ７．８の根元は芯金３と略平
行でかつラグ根元幅Ｂが芯金幅す及びラグ間スペース幅
Ｓよりも広くされていることを特徴としている。

なお、前記各月のラグ７．８は、接地部分の回転方向に
対して最初に接地する所に、回転方向前方に突出する補
強部１２．１３を備えることが好ましい。

また、各月のラグ７．８は、頂面の周方向幅ｔ＋、ｔｚ
を前進回転方向前側が大きく、後側を細くした方がよい
。

（作　用）本発明によれば、各対ラグ７．８間の溝深さｄが浅いの
で、芯金３上のゴム付が十分確保できると共にラグ頂面
の周方向幅ｔｔ、ｔｚを狭くしても剛性を確保でき、喰
い込みや排土性が良くなるうえ、路面とラグ７．８間の
水膜発生を阻止し、摩擦係数が太き（なる。さらに、前
進方向後側のラグ８頂面の周方向幅ｔ２が前側のラグ７
幅１．よりも細くしであるため、弾力性が増し耐振性及
び排土性が向上する。

また、ラグ７．８は、回転方向に対して最初に接地する
部分に補強部１２．１３を備えているので、高負荷に耐
え、かつ耐久性が向上する。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

図面において、無端帯状とされた弾性履帯１は、全体が
耐摩、耐候性のある実質ゴムからなる本体２と、該本体
２内部に埋入された芯金３及びスチールコード１０とか
ら成っている。そして、芯金３は、本体２の幅方向に伸
延しかつ周方向に所定間隔をもって埋設され、幅方向中
央にスプロケット係合孔４が設けられると共に液孔４の
幅方向中央部でかつ内周側（反接地側）に転輪案内突起
５が設けられている。

前記本体２の幅方向中央部にはスプロケット係合孔６が
設けてあり、また本体２の接地側には中央部を除きその
幅方向両側にそれぞれ２条１対のラグ７．８が、左右対
称でかつ本体２と一体的に突設されている。

そして、各月のラグ７．８は、その根元が芯金３と略平
行でかつその根元幅Ｂが芯金幅すよりも広く、しかも芯
金３間に形成されるラグスペース９の幅Ｓよりも広くせ
られ、捩れに対する剛性を高めると共に脱輪防止が図ら
れており、さらに芯金３、スチールコード１０の保護を
図っている。

また、各ラグ７．８は、その接地側端が芯金３に対して
傾斜せられ、排土性及び耐振性の向上が図られており、
両ラグ７．８間に形成される溝１１の深さｄが、ラグ間
スペース９の深さＤよりも浅くせられている。したがっ
て、ラグ７．８の頂面の周方向幅ｊｌ＋Ｆを細くしても
、十分な剛性を確保でき、かつ芯金３上のゴム付を十分
ならしめることができ、地面への喰い込みが十分でトラ
クションを確保できるうえ、土離れが良好であり、路面
とラグ７．８間に水膜ができ難く、摩擦係数が大きくな
る。

さらに、各月のラグ７．８は、接地部分に前進回転方向
０の前側７が本体２中央寄りに、後側８が幅方向中部寄
りに補強部１２．１３が互いに反対方向に形成されてお
り、回転方向０に）に対して最初に接地する部分が補強
されている。

前記各月のラグ７．８は、頂面の周方向幅Ｌｌ＋Ｆが前
進回転方向０の前側７が大きく、後側８が小さくされて
おり、ラグ７は走行時の高負荷に対処しうる高強度が確
保されており、ラグ８は弾力性を付与して耐振及び排土
性の向上が図られている。

また、本体２の反接地側は、芯金３の突起５の両外側露
出部３Ａ間に、該露出部３Ａ面よりも突出した端面が平
坦な隆起部１４が形成されると共に、該隆起部１４と芯
金露出部３Ａとの間に溝１５が形成されている。前記芯
金露出部３Ａ及び隆起部１４上面に、案内転輪が接する
ようになっている。

第７図〜第９図は、本発明の他の実施例を示すもので、
それぞれラグ７．８のパターンが異なるだけで、前記実
施例と本質的に異なるところがないので、同一符号を付
し詳細説明は省略する。

なお、各対ラグ７．８間の溝１１幅ｌは、深さｄよりも
太き（した方が、排土性を良好にすることができる。

上記実施例においては、ラグ７．８が本体２の幅方向中
央に対していずれも左右対称に設けられたものであるが
、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば幅方
向中央部分で分断することなく、左右両端間にわたって
連続したラグとすることができる。

（発明の効果）本発明は、上述のように、弾性材料からなる無端帯状本
体２内に、該本体２の幅方向に伸延し周方向に所定間隔
をもって芯金３が埋設され、前記本体２外周面に各芯金
３に対応してそれぞれ２条１対のラグ７．８を備えてい
る弾性層帯１において、２条のラグ７．８間の溝１１の
深さｄが芯金３間に形成されるラグ間スペース９の深さ
Ｄよりも浅くされ、２条のラグ７．８の根元は芯金３と
略平行でかつラグ根元幅Ｂが芯金幅す及びラグ間スペー
ス幅Ｓよりも広くされていることを特徴とするものであ
るから、ラグ７．８の強度を大幅に高めて耐久性の向上
を図ることができ、ラグ頂面は比較的小面積に保ちうる
ため地面の喰い込みが失なわれず十分なトラクションを
確保でき、排土性が良好であるから雪面、軟弱地等の走
行に適し、ラグ７．８の根元が芯金３を完全に覆ってい
るので芯金３やスチールコード等の保護が図りうるばか
りでなく、高荷重に対応できる。

また、前進回転方向前側のラグ７を後側のラグ８よりも
幅ｔ、を大きくしであるので、ラグ７は走行時の高負荷
に対処しうると共にラグ８は弾力性を具備し、耐振性及
び排土性をより一層向上させることができ、さらに涙り
剛性が大であるから脱輪防止が図れる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は外周面（
接地面）側の部分的な平面図、第２図は同側面図、第３
図は内周面（非接地面）側の部分的平面図、第４図は第
３図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線
断面図、第６図は第３図のＶｌ−Ｖｌ線断面図、第７図
〜第９図はそれぞれラグパターンの異なる他の実施例を
示す部分的平面図である。 ■・・・弾性履帯、２・・・本体、３・・・芯金、７．
８・・・ラグ、９・・・ラグ間スペース、１１・・・ラ
グ間溝、１２．１３・・・補強部、Ｂ・・・ラグ根元幅
、Ｄ、ｄ・・・深さ、Ｓ・・・ラグ間スペース幅、ｂ・
・・芯金幅、ｉｌ＋Ｆ・・・ラグ頂面の周方向幅。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）弾性材料からなる無端帯状本体２内に、該本体２
の幅方向に伸延し周方向に所定間隔をもって芯金３が埋
設され、前記本体２外周面に各芯金３に対応してそれぞ
れ２条１対のラグ７、８を備えている弾性履帯１におい
て、２条のラグ７、８間の溝１１の深さｄが芯金３間に形成
されるラグ間スペース９の深さＤよりも浅くされ、２条
のラグ７、８の根元は芯金３と略平行でかつラグ根元幅
Ｂが芯金幅ｂ及びラグ間スペース幅Ｓよりも広くされて
いることを特徴とする弾性履帯。
（２）各対のラグ７、８は、接地部分の回転方向に対し
て最初に接地するところに、回転方向前方に突出する補
強部１２、１３を備えている請求項１記載の弾性履帯。
（３）各対のラグ７、８は、頂面の周方向幅ｔ＿１、ｔ
＿２が異なっている請求項１記載の弾性履帯。