JPH0122950Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0122950Y2 JPH0122950Y2 JP1982126208U JP12620882U JPH0122950Y2 JP H0122950 Y2 JPH0122950 Y2 JP H0122950Y2 JP 1982126208 U JP1982126208 U JP 1982126208U JP 12620882 U JP12620882 U JP 12620882U JP H0122950 Y2 JPH0122950 Y2 JP H0122950Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protrusion
- coil spring
- electric compressor
- support coil
- sealed case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 2
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は密閉型電動圧縮機の振止め装置に関す
る。従来バス用ボトルクーラなど主として自動車
に搭載される冷凍装置に使用される密閉型電動圧
縮機は、自動車の振動及び走行中に路面から受け
る衝撃によつて内部要素の破壊、損傷あるいは振
止め当りによる不快音の発生などを防止するため
に、内部支持構造に種々の対策が施こされてい
る。
る。従来バス用ボトルクーラなど主として自動車
に搭載される冷凍装置に使用される密閉型電動圧
縮機は、自動車の振動及び走行中に路面から受け
る衝撃によつて内部要素の破壊、損傷あるいは振
止め当りによる不快音の発生などを防止するため
に、内部支持構造に種々の対策が施こされてい
る。
例えば、車載用冷凍装置に使われる密閉型電動
圧縮機は第１図に示すように、密閉ケース１の内
底部に固定した支持金具２と前記密閉ケース１の
天井面に固定した振止め金具３に夫々下部支持コ
イルバネ４と上部支持コイルバネ５を介して電動
圧縮機体６が弾性的に支持されている。そして前
記上部支持コイルバネ５は上端を円筒形状の振止
め金具３に圧入係止すると共に下端は電動機カバ
ー７の中央部に設けたテーパ面を有する突起８と
係合している。
圧縮機は第１図に示すように、密閉ケース１の内
底部に固定した支持金具２と前記密閉ケース１の
天井面に固定した振止め金具３に夫々下部支持コ
イルバネ４と上部支持コイルバネ５を介して電動
圧縮機体６が弾性的に支持されている。そして前
記上部支持コイルバネ５は上端を円筒形状の振止
め金具３に圧入係止すると共に下端は電動機カバ
ー７の中央部に設けたテーパ面を有する突起８と
係合している。
したがつて、この上部支持構造は、大きい傾斜
角度や大きい衝撃に対しても振止め当たりを起こ
すことはないが、振止金具３は、主として横方向
の振れを規制するために、通常、突起８の一部を
包み込むような円筒形状をしているので次のよう
な欠点がある。
角度や大きい衝撃に対しても振止め当たりを起こ
すことはないが、振止金具３は、主として横方向
の振れを規制するために、通常、突起８の一部を
包み込むような円筒形状をしているので次のよう
な欠点がある。
すなわち上部支持コイルバネ５の有効バネ長さ
l1が実長に比べて相当小さくなる。
l1が実長に比べて相当小さくなる。
したがつてみかけのバネ定数が大きくなり電動
圧縮機体６から密閉ケース１への振動伝導率が大
となる。
圧縮機体６から密閉ケース１への振動伝導率が大
となる。
また有効バネ長さl1が小さくなるので素線に加
わる応力が大きくなり、耐久的に不利になる。
わる応力が大きくなり、耐久的に不利になる。
更に円筒形状の振止め金具３に同じく円筒形状
の上部支持コイルバネ５をはめこんでいるので両
方の接触部分で運転中の振動によるこすれが生じ
騒音の発生、金属粉の生成が問題となる。
の上部支持コイルバネ５をはめこんでいるので両
方の接触部分で運転中の振動によるこすれが生じ
騒音の発生、金属粉の生成が問題となる。
そこで本考案は密閉ケース内に下部支持コイル
バネを介して電動圧縮機体を弾性的に支持する密
閉型電動圧縮機において、前記圧縮機体の上部に
固定した電動機カバーの中央にテーパ面を形成し
た突起を設け、該突起と対向する前記密閉ケース
の天井面に振止め金具を固定し、該金具と前記突
起との間に中央部を膨出した樽状の上部支持コイ
ルバネを介設せしめることにより上記の従来欠点
を解消したものである。
バネを介して電動圧縮機体を弾性的に支持する密
閉型電動圧縮機において、前記圧縮機体の上部に
固定した電動機カバーの中央にテーパ面を形成し
た突起を設け、該突起と対向する前記密閉ケース
の天井面に振止め金具を固定し、該金具と前記突
起との間に中央部を膨出した樽状の上部支持コイ
ルバネを介設せしめることにより上記の従来欠点
を解消したものである。
以下本考案を図に示す要部実施例について説明
する。尚、従来例と同一部分には同一符号を付し
て説明し共通部分は説明を省略する。
する。尚、従来例と同一部分には同一符号を付し
て説明し共通部分は説明を省略する。
７は前記電動圧縮機体６の上部に固定した電動
機カバーで該カバーの中央部にテーパ面を形成し
た突起８を設けると共に該突起と対向する前記密
閉ケース１の天井面に円筒状の振止め金具３を固
定している。
機カバーで該カバーの中央部にテーパ面を形成し
た突起８を設けると共に該突起と対向する前記密
閉ケース１の天井面に円筒状の振止め金具３を固
定している。
而して９は前記振止め金具３と突起８との間に
介設した上部支持コイルバネで該コイルバネは中
央部を膨出した樽状に形成されており、上端及び
下端が振止め金具３と突起８に軽く圧縮した状態
で係当している。
介設した上部支持コイルバネで該コイルバネは中
央部を膨出した樽状に形成されており、上端及び
下端が振止め金具３と突起８に軽く圧縮した状態
で係当している。
上記の構成における作用を説明する。
まず上部支持コイルバネ９の有効バネ長l2が実
長と等しくなり、しかも実長が第２図の従来例の
ものより長くなるから、バネ定数の選択範囲が大
きくなり電動圧縮機体６から密閉ケース１への振
動伝達率を小さくすることができる。また素線応
力も小さくなるので耐久性の面で有利になる。
長と等しくなり、しかも実長が第２図の従来例の
ものより長くなるから、バネ定数の選択範囲が大
きくなり電動圧縮機体６から密閉ケース１への振
動伝達率を小さくすることができる。また素線応
力も小さくなるので耐久性の面で有利になる。
更に振止め金具３と上部支持コイルバネ９との
接触が線接触になるのでこすれ面が小さくなり、
したがつてこすれによる騒音の発生や金属粉の生
成が減少する。
接触が線接触になるのでこすれ面が小さくなり、
したがつてこすれによる騒音の発生や金属粉の生
成が減少する。
本考案による密閉型電動圧縮機の振止め装置は
上述の如く構成したものであるから、振動音も少
なく品質及び耐久性が向上するなど実用上有益な
効果がある。
上述の如く構成したものであるから、振動音も少
なく品質及び耐久性が向上するなど実用上有益な
効果がある。
また、上部支持コイルバネの下端を突起のテー
パ面に当接させる構造としたことにより、コイル
バネの内径にバラツキがあつてもバネと突起を常
に密着させることができ、振止め金具と突起のセ
ンター出しを簡略化して組立作業性を向上でき
る。
パ面に当接させる構造としたことにより、コイル
バネの内径にバラツキがあつてもバネと突起を常
に密着させることができ、振止め金具と突起のセ
ンター出しを簡略化して組立作業性を向上でき
る。
第１図は従来振止め装置を備えた密閉型電動圧
縮機の要部断面図、第２図は第１図の要部拡大
図、第３図は第２図に相当する本考案の要部拡大
図である。 １……密閉ケース、６……電動圧縮機体、７…
…電動機カバー、８……突起、３……振止め金
具、９……上部支持コイルバネ。
縮機の要部断面図、第２図は第１図の要部拡大
図、第３図は第２図に相当する本考案の要部拡大
図である。 １……密閉ケース、６……電動圧縮機体、７…
…電動機カバー、８……突起、３……振止め金
具、９……上部支持コイルバネ。
Claims (1)
- 密閉ケース内に下部支持コイルバネを介して電
動圧縮機体を弾性的に支持する密閉型電動圧縮機
において、前記圧縮機体の上部に固定した電動機
カバーの中央にテーパ面を形成した突起を設け、
該突起と対向する前記密閉ケースの天井面に該突
起を囲繞する円筒形の振止め金具を固定し、該金
具と前記突起との間にその下端が前記テーパ面に
当接し中央部が膨出された樽状の上部支持コイル
バネを介設せしめたことを特徴とする密閉型電動
圧縮機の振止め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12620882U JPS5930574U (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 密閉型電動圧縮機の振止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12620882U JPS5930574U (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 密閉型電動圧縮機の振止め装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5930574U JPS5930574U (ja) | 1984-02-25 |
| JPH0122950Y2 true JPH0122950Y2 (ja) | 1989-07-12 |
Family
ID=30287064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12620882U Granted JPS5930574U (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 密閉型電動圧縮機の振止め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5930574U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5972631B2 (ja) * | 2012-03-27 | 2016-08-17 | マルヤス機械株式会社 | 拡縮コンベヤ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5229345U (ja) * | 1975-08-21 | 1977-03-01 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55119375U (ja) * | 1979-02-15 | 1980-08-23 |
-
1982
- 1982-08-20 JP JP12620882U patent/JPS5930574U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5229345U (ja) * | 1975-08-21 | 1977-03-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5930574U (ja) | 1984-02-25 |
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