JPH01225959A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPH01225959A
JPH01225959A JP5238988A JP5238988A JPH01225959A JP H01225959 A JPH01225959 A JP H01225959A JP 5238988 A JP5238988 A JP 5238988A JP 5238988 A JP5238988 A JP 5238988A JP H01225959 A JPH01225959 A JP H01225959A
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JP
Japan
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film
photoreceptor
photosensitive layer
protective layer
layer
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Application number
JP5238988A
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English (en)
Inventor
Hideo Yasutomi
英雄 保富
Mochikiyo Osawa
大澤 以清
Shuji Iino
修司 飯野
Kenji Masaki
賢治 正木
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01225959A publication Critical patent/JPH01225959A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
    • G03G5/147Cover layers
    • G03G5/14704Cover layers comprising inorganic material

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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、表面保護層を設けた感光体、特に静電特性、
耐久性に優れた感光体に関する。
従来の技術 カールソン法の発明以来、電子写真の応用分野は著しい
発展を続け、感光体にも様々な材料が開発され実用化さ
れてきた。中でも近年、これまで用いられてきたセレン
、セレン砒素、セレンテルル、硫化カドミウム、或は、
酸化亜鉛等の感光体に比べて衛生面に優れ、しかも高感
度を有する事から、有機系感光体の発展が著しい。
一般に、有機系感光層の作製に用いられる材料としては
、電荷発生に寄与する光導電性材料として、例えば、フ
タロシアニン系顔料、アゾ系顔料、ペリレン系顔料(チ
アピリリウム染料)等が用いられ、電荷輸送に寄与する
電荷輸送性材料として、例えば、トリフェニルメタン化
合物、トリフェニルアミン化合物、ヒドラゾン化合物、
スチリル化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合
物、オキサジアゾール化合物等が用いられ、これらを分
散塗布せしめるための結着材料として、例えば、ポリエ
ステル、ポリビニルブチラール、ポリカーボネイト、ボ
リアリレート、スチレンアクリル等の樹脂が用いられる
しかしながら、これらの材料を用いて作製された有機系
感光層は何れも表面硬度が低く、通常JIS−に一54
00規格による鉛筆硬度にして、高々5B乃至B程度の
硬度を有するに過ぎない。
従って、この様な感光層をそのまま感光体とじて使用す
ると、複写機内での実使用においては、転写紙、クリー
ニング部材、現像剤等との摩擦による表面摩耗により、
あるいは、ペーパージャム時及びその復帰の際の人為的
操作等により苛酷な表面接触をしばしば受け、表面に傷
を受けやすい。
この傷は複写画像上に所謂白抜けとして現れ、画像品位
を著しく低減し、感光体寿命を短(する。
さらに、前記表面摩耗は感光層を徐々に削り取るため感
光層膜厚が低下し、ひいては所望の帯電電位が得られな
くなり、感光体寿命を短か(する。
このような欠点を解消するためには、有機系感光層の表
面に保護層を設け、複写機内での接触部材、あるいは、
人為的接触に対する耐摩耗性を改善する方法が有効であ
る。
しかしながら、有機系感光層表面を保護層で被覆するに
は、無作為な膜材料及び成膜手法を用いる事はできず、
次の如き必要項目の全てを満足する膜を用いる必要があ
り、膜材料並びにその成膜手法には、創意工夫が必要と
される。
第一に、可視光透過率が高く有機系感光層への入射光量
が充分に確保でき、該感光層が本来有する優れた感度を
損なわない膜である事が必要とされる。第二に、複写機
内での実使用において、表面に傷を受けない硬膜である
事か必要とされる。
第三に、有機系感光層との接着性に優れ、複写機内での
実使用において、機械的接触、あるいは、温湿度の変化
等により剥離しない膜である事が必要とされる。第四に
、無害である事が必要とされる。第五に、有機系感光層
との電気的整合性に優れ、残留電位の発生、あるいは、
腹数枚複写時に前の画像が次の画像にポジまたはネガ像
として現れる所謂メモリー現像の発生、さらには、不整
合界面での電荷の横流れによる所謂画像流れの発生に寄
与しない膜である事が必要とされる。換言すれば、有機
系感光層との電気的整合性に優れた表面保護層である事
が必要とされる。第六に、複写機が実使用される環境下
において、特に、高温高湿条件下において、画像品位を
損なわず、所謂画像流れを発生しない膜である事が必要
とされる。
さらに、前記有機系感光層材料においては、耐熱性に乏
しい化合物が殆どであり、保護膜形成時に高温加熱状態
を経る事ができない。例えば、熱硬化性樹脂を塗布し、
加熱硬化すれば、3H乃至5H程度の硬膜が得られるが
、加熱処理により感光層が変性し、好適な感度が得られ
なくなる。従って、有機系感光層材料の種類によっても
異なるが、保護膜形成温度は常温が最も好ましく、僅か
に加熱するにしても、その最高温度は高々100℃まで
に抑える必要がある。
このような見地から、有機系感光体の表面保護層に関し
ては幾つかの膜材料、並ひに、その成膜手法が開示され
、電子写真においては重要な技術分野となっている。
一つの手法に、塗布法がある。例えば、特開昭53−2
3636号公報には、有機系を始め種々の感光層上に、
特定の珪素化合物を塗布し硬化させた絶縁層を設けた感
光体が開示されている。特開昭54−17732号公報
には、フタロシアニン光導電体を樹脂中に分散した感光
層表面に、ニトロセルロースを主成分トスルオーバーコ
ート層(表面保護層)を塗布乾燥により設けた感光体が
開示されている。
特開昭57−89764号公報には、ポリウレタン樹脂
を始めとする樹脂を、有機系を始め種々の感光層上に、
塗布硬化させた感光体が開示されている。
この技術は有機系感光体の表面に再度有機化合物を塗布
し硬化する事により前記問題点を解決しようとするする
ものである。
特開昭58−105234号公報には、電荷輸送物質を
含有させた表面保護層を有する感光体が開示されている
。この保護層は、電荷輸送物質を含有する樹脂液を有機
感光層上に塗布乾燥することにより形成され、有機感光
層における電荷輸送物質のイオン化ポテンシャル(α(
eV))とするとき、保護層におけるキャリア輸送物質
のイオン化ポテンシャルの値がα+Q、5eV以下であ
ることを特徴とする感光体を開示する。この技術は、本
発明が開示しようとする感光体の表面保護層の構成材料
が全く異なるし、また、保護層の硬度が小さい。表面保
護層として形成した場合においては、2H乃至3H程度
の鉛筆硬度が得られるに過ぎず、表面硬度は必ずしも充
分とはいえない。
別の手法として、特開昭57−89765号公報には、
有機系感光層上に、金属酸化物もしくは金属ハロケン化
物の真空蒸着膜を表面保護層として形成した感光体か開
示されている。
一般に、真空蒸着法により表面保護層として形成した場
合においても、2H乃至3H程度の鉛筆硬度が得られる
に過ぎず、表面硬度は必ずしも充分とはいえない。
また一方、プラズマ有機重合膜自体は古くより知られて
おり、例えばジエン(M、 S hen)及びベル(A
、 t、 B ell)らにより、1973年発行のジ
ャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス(
J ournal of Applied Polym
er 5cience)第17巻の885〜892頁に
おいて、あらゆる有機化合物のガスから作製され得る事
が、また、同著者らにより、1979年アメリカンケミ
カルソサエティー(American Chemica
l 5ociety)発行によるプラズマポリマライゼ
ーション(Plasma P。
lymerization)の中でもその成膜性が論じ
られている。しかしながら、その応用については言及さ
れていない。
感光体への具体的な応用例としては、例えば、特開昭5
9−214859号公報に、アモルファスシリコン感光
体の表面に保護層として有機炭化水素モノマーをプロズ
マ重合させて5μm程度の膜を形成させる技術が開示さ
れている。特開昭60 61761号公報には、アモル
ファスシリコン感光体の表面保護層として、500人〜
2μmのダイヤモンド状炭素薄膜を設けた感光体が開示
され、透光性の面から膜厚2μm以下が好ましいとされ
ている。特開昭60−249115号公報には、0.0
5〜5μm程度の無定形炭素または硬質炭素膜をアモル
ファスシリコン感光体の表面保護層として用いる技術が
開示され、膜厚が5μmを越えると感光体活性に悪影響
が及ぶとされている。特開昭61−94056号公報に
は、アモルファスシリコンの表面に保護層として、疎水
性に優れたアモルファスカーボン膜を用いたアモルファ
スシリコン感光体が開示されている。
これらの開示は、何れも、高硬度ではあるが、耐湿性に
乏しく所謂画像流れを発生しやすいアモルファスシリコ
ン感光体表面を、炭素系の膜で被覆し、高湿時の画像品
位を改善しようとするものである。また、無機系感光体
であるアモルファスシリコン感光体は、元来、耐熱性に
富むため、高温において膜形成を行なうものである。従
って、本発明とは、本質的に異なる。
また、特開昭50−20728号公報には、ポリビニル
カルバソールセレン系感光体の表面に保護層としてグロ
ー放電重合によるポリマー膜を091〜1μm設けた感
光体が開示されている。特開昭51−46130号公報
には、ポリビニルカルバゾール系電子写真感光体の表面
にグロー放電重合を行なってo、ooi〜3μmのポリ
マー膜を形成せしめた電子写真感光体か開示されている
これらの開示は、何れも、液体現像法を採用する場合の
耐溶剤性の向上、もしくは、帯電極性の調整を目的とす
るものであり、高硬度化による有機系感光体の耐摩耗性
の改善については、組成並びに成膜手法を始め、全(言
及されておらず、本発明とは本質的に異なる。
本発明は、これらの開示とは本質的に異なる材料組成に
より、前述の必要項目を全て満足しながら、前記問題点
を解決するものである。
本発明者らは、表面硬度の改善による長寿命型有機感光
体を検討する中で、グロー放電法により形成されるプラ
ズマ有機重合膜が、透光性、並びに、硬度に選れ、表面
保護層として有効で有る事に加え、該プラズマ有機重合
膜のイオン化ポテンシャル(I p+)と感光層のイオ
ン化ポテンシャル(I92)の差を+p、  II)2
≧0.1(eV)に調整することで良好な静電及び画像
特性が得られることも見い出した。
そして、該プラズマ有機重合膜の形成を100°C以下
の低温において行なう事により、有機系感光層の変性を
伴う事なく成膜し得る事を見出した。
本発明は、これらの新たなる知見を用いる事により、有
機系感光層に好適な表面保護層を設け、耐摩耗性に優れ
、長寿命化された有機系感光体を提供するものである。
発明が解決しようとする課題 本発明は、従来の有機系感光層が有する本質的な問題点
、即ち、感光層表面が低硬度であるため耐摩耗性に乏し
く、寿命が短かい点を解決するために、表面保護層を設
けた新規有機系感光体に関する。さらに、本発明は、無
作為な保護膜の形成においては往々にして阻害される、
次の如き必要項目を充分に満足し得る表面保護層を有す
る、新規有機系感光体に関する。
第一に、可視光透過率が高く有機系感光層への入射光量
が充分に確保でき、該感光層が本来有する優れた感度を
損なわない表面保護層である事が必要とされる。第二に
、複写機内での実使用において、表面に傷を受けない高
硬度を有する表面保護層である事が必要とされる。第三
に、有機系感光層との接着性に優れ、複写機内での実使
用において、機械的接触、あるいは、温湿度の変化等に
より剥離しない表面保護層である事が必要とされる。第
四に、無害な表面保護層である事が必要とされる。第五
に、有機系感光層との電気的整合性に優れ、残留電位の
発生、あるいは、複数枚複写時に前の画像が次の画像に
ポジまたはネガ像として現れる所謂メモリー現象の発生
、さらには、不整合界面での電荷の横流れによる所謂画
像流れの発生に寄与しない表面保護層である事か必要と
される。換言すれば、有機系感光層との電気的整合性に
優れた表面保護層である事が必要とされる。
第六に、複写機が実使用される環境下において、特に、
高温高湿条件下において、画像品位を損なわず、所謂画
像流れを発生しない表面保護層である事が必要とされる
。さらに、有機系感光層材料においては、耐熱性に乏し
い化合物が殆どであり、保護膜形成時に高温加熱状態を
経る事ができない事から、常温乃至100°Cにおいて
、表面保護層を形成する必要がある。
本発明は、以上を解決し得る感光体を提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 即ち、本発明は少なくとも、導電性基板上に有機系感光
層および表面保護層をこの順に有する正帯電感光体にお
いて、該表面保護層が非晶質炭素膜からなり、該非晶質
炭素膜が有機系感光層のイオン化ポテンシャルより0,
1eV以上大きいイオン化ポテンシャルを有することを
特徴とする正帯電感光体に関する。
本発明においては、非晶質炭素膜はグロー放電法により
プラズマ重合で形成される(以下、本発明によるグロー
放電プラズマ重合膜による非晶質炭素膜をa−C膜とい
う)。a−C膜は高度に架橋分枝した有機重合膜であり
、グラファイト構造や擬ダイヤモンド膜構造を取る場合
もあり、非常に硬度のある膜として得られる。a−C膜
を形成するためのガスとして、原料ガスとしては炭化水
素ガスが用いられる。キャリアガスとしては一般に常用
される水素ガス或はアルゴンガス等の無機系ガスが用い
られる。
該炭化水素ガスの相状態は常温常圧において必ずしも気
相で有る必要は無く、加熱或は減圧等により溶融、蒸発
、昇華等を経て気化し得るものであれば、液相でも固相
でも使用可能である。該炭化水素としては、例えば、飽
和炭化水素、不飽和炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族
炭化水素等が用いられる。
使用可能な炭化水素には種類が多いが、飽和炭化水素と
しては、例えば、メタン、エタン、プロパン、ブタン、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソブタン
、インペンタン、ネオペンタン、イソヘキサン、ネオヘ
キサン、ジメチルブタン、メチルヘキサン、エチルペン
タン、ジメチルペンタン、トリブタン、メチルへブタン
、ジメチルヘキサン、トリメチルペンタン、イソナノン
等が用いられる。不飽和炭化水素としては、例えば、エ
チレン、プロピレン、イソブチレン、フテン、ペンテン
、メチルブテン、ヘキセン、テトラメチルエチレン、ヘ
プテン、オクテン、アレン、メチルアレン、ブタジェン
、ペンタジェン、ヘキサジエン、シクロペンタジェン、
オシメン、アロシメン、ミルセン、ヘキサトリエン、ア
セチレン、ジアセチレン、メチルアセチレン、ブチル、
ペンチン、ヘキシン、ヘプチン、オクチン等が用いられ
る。脂環式炭化水素としては、例えば、シクロプロパン
、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シ
クロへブタン、シクロオクタン、・シクロプロペン、シ
クロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロ
ヘプテン、シクロオクテン、リモネン、テルビルン、フ
エランドレン、シルベストレン、ツエン、カレン、ピネ
ン、ボルニレン、カンフエン、フェンチェン、シクロフ
ェンチミン、トリシクレン、ピサボレン、ジンギベレン
、クルクメン、フムレン、カジネンセスキベニヘン、セ
リネン、カリオフィレン、サンタレン、セドレン、カン
ホレン、フィロクラデン、ボドカルプレン、ミレン等が
用いられる。芳香族炭化水素としては、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ヘミメリテン、プソイドクメ
ン、メシチレン、フレニテン、インジュレン、ジュレン
、ペンタメチルベンゼン、ヘキサメチルベンゼン、エチ
ルベンゼン、プロピルベンゼン、クメン、スチレン、ビ
フェニル、テルフェニル、ジフェニルメタン、トリフェ
ニルメタン、ジベンジル、スチルベン、インデン、ナフ
タリン、テトラリン、アントラセン、フェナントレン等
が用いられる。これらの炭化水素は混合して使用しても
よい。
本発明におけるa−C膜中に含まれる水素原子の量は、
炭素原子と水素原子の総量に対して概ね30乃至60原
子%程度である。
本発明におけるa−C膜中に含まれる水素原子の量は、
成膜装置の形態並びに成膜時の条件により変化し、水素
量が低くなる場合としては、例えば、基板温度を高くす
る、圧力を低くする、原料炭化水素ガスの希釈率を低く
する、水素含有率の低い原料ガスを用いる、印加電力を
高くする、交番電界の周波数を低くする、交番電界に重
畳せしめた直流電界強度を高くする等の場合か挙げられ
る。
またa”−C膜のイオン化ポテンシャルはプラズマ重合
条件、原料化合物、添加物質、基板温度等により変化さ
せることができる。イオン化ポテンシャルは印加電力を
小さくする、原料ガス流量を大きくする、基板温度を下
げる、圧力を高くする、電気陰性度の高い原子、分子、
化合物(特にハロゲン原子および■族原子が好ましい)
を添加すること等により大きくなり、逆にすれば小さく
なる。
ただし基板温度および添加物質によって最も顕著に変化
する。
本発明における有機系感光層の表面保護層としてのa−
C膜の膜厚は、概ね0.2乃至5μmが好適である。膜
厚が0.2μmより薄い場合には、表面硬度が下地であ
る有機系感光層の低硬度の影響を受けやす(なり、好適
な耐久性が確保できない。
また、膜厚が5μmより厚い場合には、必ずしも好適な
可視光透過率が確保できるとは限らず、有機系感光層が
本来有する高感度性能を損なう。
本発明における原料ガスミーC膜を形成する過程として
は、原料ガスが、直流、低周波、高周波、或はマイクロ
波等を用いた所謂プラズマ法により生成されるプラズマ
状態を用いて形成される。
前述したようにハロゲン原子を含有させた場合、a−C
膜のイオン化ポテンシャルは大きくなる傾向にあり、第
■族元素を含有させた場合も大きくなる傾向がある。
ハロゲン元素、第■族元素をa−C膜中に含有させるに
は、これらの元素を含む適当なガス状化合物を炭化水素
ガスと共にプラズマ状態にして成膜すればよい。
少なくともハロゲン原子を含む分子としては、例えば、
Ft、HF、HCl2、CF、、CCl24、C3F8
、CsFe、CF、CH7、CFHCFH等を用いるこ
とができる。
少なくとも周期律表第■族元素を含む分子としては、例
えば、PH,、PF3、PF5、PCl3.F。
PCR,F3、PC(3、PBrs、P O(OCH、
)、、p (c tH3)3、pocQ、、AsH,、
A s CQ 3、AsBr3、AsF3、AsF 3
、AsC1!3、S b H3、SbF3.5bCI2
3、S b(OC、H5)、等を用いることができる。
a−C膜中に含まれる上記へテロ原子の量は、プラズマ
CVD反応に用いるヘテロ原子を含む分子の量を増減こ
とにより調整することができる。
表面保護層の下に形成される有機感光層は、電荷発生能
、電荷輸送機能を兼ねそなえた単層感光層、またはそれ
らの機能を分離した機能分離型の感光層であってもよい
。機能分離型の場合、感光体の帯電性との関係で導電性
基板上に電荷輸送層および電荷発生層を順次積層した構
成が好ましい。
電荷発生能を有する電荷発生物質として用いられるもの
としては、ビスアゾ系顔料、トリアリールメタン系染料
、チアジン系染料、オキサジン系染料、キサンチン系染
料、シアニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム系染
料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、インジゴ系顔料
、ペリレン系顔料、多環キノン系顔料、ビスベンズイミ
ダゾール系顔料、インダスロン系顔料、スクアリリウム
系顔料、フタロシアニン系顔料等の有機物質があげられ
る。
これ以外も、光を吸収し極めて高い効率で電荷担体を発
生する材料であれば、いずれの材料であっても使用する
ことができる。
特に、フタロシアニン系顔料はレーザープリンタLED
プリンタとして有用であり、フタロシアニン系顔料とし
ては、それ自体公知のフタロシアニンおよびその誘導体
いずれでも使用でき、具体的には、銅、銀、ベリリウム
、マグネシウム、カルシウム、ガリウム、亜鉛、カドミ
ウム、バリウム、水銀、アルミニウム、インジウム、ラ
ンタン、ネオジム、す7 +)ラム、ユーロピウム、カ
ドリニウム、ジスプロシウム、ホルミウム、ナトリウム
、リチウム、イッテルビウム、ルテチウム、チタン、錫
、ハフニウム、鉛、トリウム、バナジウム、アンチモン
、クロモ、モリブデン、ウラン、マンガン、鉄、コバル
ト、ニッケル、ロジウム、パラジウム、オスミウムおよ
び白金等である。またフタロシアニンの中心核として金
属原子ではなく、3価以上の原子価を有するハロゲン化
金属であってもよい。さらに、銅−4−アミノフタロシ
アニン、鉄ポリハロフタロシアニン、コバルトへキサフ
ェニルフタロシアニンやテトラアゾフタロシアニン、テ
トラメチルフタロシアニン、ジアルキルアミノフタロシ
アニン等の無金属フタロシアニンの誘導体などが使用で
きる。これらは単独または混合して使用できる。
フタロシアニン分子中のベンゼン核の水素原子かニトロ
基、シアノ基、ハロゲン原子、スルホン基およびカルボ
キンル基からなる群から選ばれた少な(とも一種の電子
吸引性基で置換されたフタロシアニン誘導体と、フタロ
シアニンおよび前記フタロシアニン化合物から選ばれる
非置換フタロシアニン化合物の少なくとも一種とを、そ
れらと塩を形成しうる無機酸と混合し、水または塩基性
物質によって析出させることによって得られるフタロシ
アニン系光導電性材料組成物を使用することもできる。
この場合、電子吸引性基置換フタロシアニン誘導体は、
−分子中の置換基の数が1〜16個の任意のものを使用
でき、またその電子吸引性基置換フタロシアニン誘導体
と他の非置換フタロシアニン化合物との組成割合は、前
者の置換基の数かその組成物中の単位フタロシアニン1
分子当り0.001〜2個、好ましくは、0.002〜
1個になるようにするのが好ましい。前記フタロシアニ
ン系光導電性材料組成物を製造する際使用されるフタロ
シアニン化合物と塩を形成しうる無機酸としては、硫酸
、オルトリン酸、クロロスルホン酸、塩酸、ヨウ化水素
酸、フッ化水素酸、臭化水素酸等が挙げられる。
前記光導電性材料のうち、本発明の目的達成のため特に
好適なものとしては、無金属フタロシアニン、銅フタロ
シアニン及びその誘導体、例エバ、核電子吸引性基置換
誘導体があげられる。
上記フタロシアニン顔料は、電荷輸送材料および/また
は酸化防止剤で被覆または吸着処理されていてもよい。
前述の種々の電荷発生物質は、塗布法、蒸着法、イオン
ブレーティング法、P−CVD法、クラスターイオンビ
ーム法等で単層型感光層あるいは機能分離型の電荷発生
層中に含有される。
塗布法は、適当な電荷発生物質を電気絶縁性の結着樹脂
を溶解した樹脂液に分散あるいは溶解させた塗布液を塗
布乾燥する方法である。
本発明における電気絶縁性の結着剤樹脂としては、電気
絶縁性であるそれ自体公知の熱可塑性樹脂あるいは熱硬
化性樹脂や光硬化性樹脂や光導電性樹脂等結着剤の全て
を使用出来る。
適当な結着剤樹脂の例は、これに限定されるものではな
いが、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリ
ル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オ
レフィン共重合体(アイオノマー)、スチレンーブタジ
エンブロソク共重合体、ポリカーボネート、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、セルロースエステル、ポリイミ
ド等の熱可塑性結着剤:エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、キシ
レン樹脂、アルキ2ド樹脂、熱硬化性アクリル樹脂等の
熱硬化性結着剤:光硬化性樹脂:ポリ−N−ビニルカル
バゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン
等の光導電性樹脂である。
これらの電気絶縁性樹脂は単独で測定してlX1014
Ω・cm以上の体積抵抗を有することが望ましい。
電荷輸送能を有する電荷輸送材料としては、−数的に知
られているヒドラゾン系、オキサジアゾール系、トリフ
ェニルメタン系、ピラゾリン系、スチリル系等の化合物
を使用することが出来る。
その中でも特にフタロシアニン系顔料に対して下記−数
式[1]で示されるヒドラゾン化合物が好適である。
R1R。
1    / A千〇=N  N     )n     [1コ\ R3 [式中、R1は水素またはメチル基、R2およびR3は
、アルキル基、アラルキル基または置換基を有してもよ
いアリール基、置換基を有してもよい縮合多環式基、A
は置換基を有してもよい芳香族炭化水素基、又は、芳香
族複素環基、nは1または2の数を表わす。R,、R3
は両者合して環を形成してもよい。] 、これらの化合物については、例えば特開昭54−15
0128号公報、特開昭55−46760号公報、特開
昭55−154955号公報、特開昭55−52063
号公報等に記載されている。
また、電荷輸送材料としてはそれ自体高分子であるポリ
ビニルカルバゾールや、ポリビニルアントラセン等であ
ってもよい。フタロシアニン系光導電性材料で被覆する
ことにより、感度、繰り返し特性が改良され、なおかつ
耐オゾン性、耐刷性、耐湿性が改良される。
上記した単層型、機能分離型感光体とも、それらに使用
する電荷発生材および電荷輸送材の量、またはそれらの
各膜厚等は、従来適用されている公知の技術を使用する
ことができる。
第1図から第3図に本発明感光体の構成例を示した。
第1図および第2図は、導電性基体(1)上に単層型有
機系感光層(2)およびa−C膜表面保護層(3)を設
けた構成例である。
第1図において有機系感光層(2)は電荷発生物質(4
)か結着樹脂中に分散された構成をしている。
かかる構成の場合有機系感光層のイオン化ポテンシャル
は、結着樹脂のイオン化ポテンシャルが大き過ぎるため
、電荷輸送物質の有するイオン化ポテンシャルが観測さ
れる。
第2図における有機系感光層(2)は、電荷発生物質(
4)に加えさらに電荷輸送物質(5)を含有する。かか
る感光層(2)の場合、イオン化ポテンシャルは、電荷
輸送物質(5)と電荷発生物質(4)とのイオンポテン
シャルの平均となる。
第3図は導電性基板(1)上に電荷輸送層(6)電荷発
生層(7)の2層からなる有機系感光層およびa−C膜
表面保護層(8)を順次形成した機能分離型感光体の構
成例を示す電荷発生層(7)は樹脂分散型であってもよ
いし、蒸着型であってもよい。
かかる構成の場合、有機系感光層のイオン化ポテンシャ
ルは、電荷発生層(7)を構成する、電荷発生物質(4
)のイオン化ポテンシャルをいう。
本発明においては、a−C膜表面保護層(3)のイオン
化ポテンシャルが有機系感光層の有するイオン化ポテン
シャルより0.1eV以上、好ましくは0,2eV以上
大きいときに帯電時電荷が剰やすく、繰り返し使用して
も残留電位の上昇等が発生せず、良好な静電特性を有す
る感光体が得られる。
その差が0.1eVより小さいと帯電時、電荷保持、帯
電能が低下するとともに残留電位の上昇を招く。
表面保護層と有機系感光層の上記イオン化ポテンシャル
の関係は、前述したようにa−C膜の製造条件を種々変
化させることにより、あるいは、電荷輸送物質および電
荷発生物質等の種類、量等を適宜選定することにより行
なえる。
なお、イオン化ポテンシャルは、外部光電効果法等によ
り測定でき、本発明は、表面分析装置AC−1(理研計
器社製)により求めた値で表現した。
第4図または第5図は本発明に係わる感光体の表面保護
層、即ち、a−C膜を形成するための製造装置を示し、
図中(701)〜(706)は常温において気相状態に
ある原料及びキャリアガスを密封した第1乃至第6タン
クで、各々のタンクは第1乃至第6調節弁(707)〜
(712)の第1乃至第6流量制御器(713)〜(7
18)に接続されている。図中(719)〜(721)
は常温において液相または固相状態にある原料を封入し
た第1乃至第3容器で、各々の容器は気化のため、第1
乃至第3温調器(722)〜(724)により与熱可能
であり、さらに各々の容器は第7乃至第9調節弁く72
5)〜(727)と第7乃至第9流量制御器(728)
〜(730)に接続されている。これらのガスは混合器
(731)で混合された後、主管(732)を介して反
応室(733)に送り込まれる。途中の配管は、常温に
おいて液相または固相状態にあった原料化合物が気化し
たガスが、途中で凝結しないように、適宜配置された配
管加熱器(734)により、与熱可能とされている。反
応室内には接地電極(735)と電力印加電極(736
)が対向して設置され、各々の電極は電極加熱器(73
7)により与熱可能とされている。電力印加電極(73
6)には、高周波電力用整合器(738)を介して高周
波電源を(739)、低周波電力用整合器(740)を
介して低周波電源(741)、ローパスフィルタ(74
2)を介して直流電源(743)が接続されており、接
続選択スイッチ(744)により周波数の異なる電力が
印加可能とされている。反応室(733)内の圧力は圧
力制御弁(745)により調整可能であり、反応室(7
33)内の減圧は、排気系選択弁(746)を介して、
拡散ポンプ(747)、油回転ポンプ(748)、或は
、冷却除外装置(749)、メカニカルブースターポン
プ(750)、油回転ポンプ(748)により行なわれ
る。排ガスについては、さらに適当な除外装置(753
)により安全無害化した後、大気中に排気される。これ
ら排気系配管に就いても、常温において液相または固相
状態にあった原料化合物が気化したガスが、途中で凝結
しない様に、適宜配置された配管加熱器(734)によ
り与熱可能とされている。反応室(733)も同様の理
由から反応室加熱器(751)により与熱可能とされ、
内部に配された電極上には、予め有機系感光層が導電性
基板上に形成された基板(752)が設置される。第2
図において基板(752)は接地電極(735)に固定
して配されているが、電力印加電極(736)に固定し
て配されても良く、さらに双方に配されても良い。
第5図は本発明に係わる感光体の表面保護層、即ち、a
−C膜を形成するための製造装置の別の一形態を示し、
反応室(733)内部の形態以外は、第4図に示した本
発明に係わる製造装置と同様である。
第5図において、反応室(733)内部には、第4図に
おける接地電極(735)を兼ねた、予め有機系感光層
が導電性基体上に形成された円筒形の基板(752)が
設置され、内側には電極加熱器(733)が配されてい
る。基板(752)周囲には同じ(円筒形状をした電力
印加電極(736)が配され、外側には電極加熱器(7
37)が配されている。
有機系感光層が形成されている基板(752)は、外部
より駆動モータ(754)を用いて自転可能となってい
る。
反応室は、拡散ポンプにより予め10−4乃至10−’
Torr程度にまで減圧し、真空度の確認と装置内部に
吸着したガスの脱着を行なう。同時に電極加熱器により
、電極並びに電極に固定して配された基板を、必要に応
じ、所定の温度まで昇温する。この時、有機系感光層の
熱変性を防止するために、基板温度は100°C以下(
常温乃至100’C)に温度設定される。次いで、第1
乃至第6タンク及び第1乃至第3容器から適宜炭化水素
並びにハロゲン化合物またはリン原子含有化合物よりな
る原料ガスを第1乃至第9流量制御器を用いて定流量化
しながら反応室内に導入し、圧力調節弁により反応室内
を一定の減圧状態に保つ。ガス流量が安定化した後、接
続選択スイッチにより、例えば高周波電源を選択し、電
力印加電極に高周波電力を投入する。両電極間には放電
が開始され、時間と共に基板上に固相の膜が形成される
。反応時間により膜厚を制御し、所定の膜厚に達したと
ころで放電を停止し、a−C膜を本発明による感光体の
表面保護層として得る。以上の過程により、本発明によ
る表面保護層を有する感光体を得る。
以下、実施例を挙げながら本発明を説明する。
まず、有機系感光層A−Eの作製を行った。以下たて5
0 X横X厚さ3mmの平板状アルミニウム基板上に形
成したものを補助記号pを用いて有機系感光層Ap−E
pと称し、直径80mmx長さ330mmの円筒状アル
ミニウム基板上に形成したものを補助記号dを用いてA
d−Edと称する。
有機系感光層体Aの作製 2−ベンジルオキシ−4−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−ジフェニルヒドラゾン5gおよびポリカーボネー
ト(音大化成社製に−1300)5gを重量部をテトラ
ヒドロフラン(THF)30gに溶解させ、この溶液を
縦50X横50×厚さ3mmの平板アルミニウム基板上
に乾燥後の膜厚が15μlとなるように塗布し、乾燥さ
せて電荷輸送層を形成した。
次に、フタロシアニン系顔料としてアルミクロルフタロ
シアニン1g、ポリエステル樹脂(東洋紡社製V−20
0)19、およびシクロへキサノン989重量部の混合
液をサンドプライング−で13時間分散した。この分散
液を電荷輸送層上にバーコーターを用いて乾燥後の膜厚
が3.0μlとなるように塗布し、乾燥して電荷発生層
を形成し、有機系感光層Apを得た。
同様の工程にて、ディッピングを用いて、直径80mm
x長さ330mmの円筒状アルミニウム基板上に有機系
感光層Adを形成した。
有機系感光層ApおよびAdの電荷発生層のイオン化ポ
テンシャルは約5,1eVであった。
比較例1 得られた有機系感光層Apを常用のカールソンプロセス
の中でコロナ放電を用いて+600vに初期帯電(以下
VOと称する)し、表面電位を半減するのに必要とされ
る光量(以下、E1/2と称する)を測定したところ、
4.31ux−sec、残留電位(以下Vrと称する)
は+45Vであった。また、J I S−に−5400
規格による鉛筆硬度を測定したところ、約4Bの表面硬
度を有していた。
また、得られた有機系感光層Adについても同様の性能
が認められたが、有機系感光層Adについてはさらに実
際の複写機(ミノルタカメラ社製EP470Z)に搭載
して常温常湿の室内でA4腹写紙5千枚の耐刷試験を行
なったところ、約2μlの膜厚減少が観察された。従っ
て、静電特性には優れるものの、耐久性には乏しいこと
か理解された。
結果を表2に示した。
有機系感光層体Bの作製 電荷輸送層材に使用した2−ベンジルオキシ−4−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−ジフェニルヒドラゾンに
代えてp−ジエチルアミ/ベンズアルデヒド−ジフェニ
ルヒドラゾンを使用した以外は有機系感光体層Ap、A
dと同様にして有機系感光層BpおよびBdを作製した
得られた感光層のイオン化ポテンシャルは約5、leV
であった。
比較例2 得られた有機系感光層BpおよびBdについて比較例1
と同様の評価を行なった。
その結果を表2に示した。
有機系感光層Cの作製 電荷発生層形成用のクロロジンブルーをチタニルフタロ
シアニン(TiOPc)を0.959に代える事態外は
有機系感光層Bp、Bdと同様にして有機系感光層cp
およびCdを作製した。
得られた感光層の電荷発生層のイオン化ボテンンヤルは
約5.3eVであった。
比較例3 得られた有機系感光層CpおよびCdについて比較例1
と同様の評価を行なった。
その結果を表2に示した。
また半導体レーザー(波長λ=780nm)をレーサー
ビーム感度はE1/2は約15erg/cm2であった
有機系感光層りの作製 電荷輸送層形成用の2−ベンジルオキシ−4−ジエチル
アミノベンズアルデヒド−ジフェニルヒドラゾンをp−
ジエチルアミノベンズアルデヒド−メチルフェニルヒド
ラゾンに代える以外は有機系感光層cp、cciと同様
にして有機系感光層DpおよびDdを作製した。
得られた感光層のイオン化ポテンシャルは約5.3eV
であった。
比較例4 得られた有機系感光層DpおよびDdについて比較例1
と同様の評価を行ない、その結果を表2に示した。
有機系感光体Eの作製 銅フタロシアニン40重量部、ジニトロ銅フタロシアニ
ン0.5重量部を98%濃硫酸500重量部に充分撹拌
しながら溶解する。溶解した液を水3000重量部にあ
け、銅フタロシアニン、ジニトロ銅フタロシアニンの組
成物を析出させた後、濾過、水洗いし、減圧下120°
Cで乾燥する。次に、得られた組成物10重量部を酢酸
ブチル:セロソルブアセテート(1・1)100重i[
の有機溶剤とともに入れ、48時間分散する。続いて熱
硬化性アクリル樹脂32重量部(大日本インキ製アクリ
ディクA405)、メラミン樹脂8重量部(犬日本イン
キ社製;スパーベッカミンJ820)を上記の分散溶剤
10重量部とボールミルに入れ4時間混合分散した。得
られた分散溶液を有機系感光層Aの作製で使用した平板
状および円筒状アルミニウム基板上に、乾燥後の膜厚が
15μ肩になるように塗布乾燥して有機系単層感光層E
pおよびEdを作製した。
得られた感光層のイオン化ポテンシャルは5、2 e 
Vであった。
比較例5 得られた有機系感光層EpおよびEdについて比較例1
と同様の評価を行ない、その結果を表2に示した。
この結果から、静電特性には優れるものの、耐久性には
乏しいことが理解された。
実施例1 本発明にかかわる製造装置を用いて、第3図に示したご
とき、導電性基板、電荷輸送層、電荷発生層、表面保護
層をこの順に設けた本発明感光体を作製した。
第5図に示すグロー放電分解装置において、反応装置(
733)の内部を10−8Torr程度の高真空にした
後、第1、第2調節弁(707,708)を解放し、第
1タンク(701)より水素ガス、第2タンク(702
)よりブタジェンガスを、夫々出力圧1.0に9/cm
”の下で第1、第2流量制御器(713)、(714)
内へ流入させた。
そして、各流量制御器の目盛を調整して、水素ガスの流
量を20 secm、ブタジェンガスの流量を100s
ec+uとなるように設定して、途中混合器(731)
を介して、主管(732)より反応室(733)内へ流
入した。
夫々の流量が安定した後に、反応室(733)内の圧力
が0.8Torrとなるように圧力調節弁(745)を
調整した。
一方、基板(752)としては、有機系感光体Adを用
いて常温のまま、ガス流量および圧力が安定した状態で
、予め接続選択スイッチ(744)により接続しておい
た高周波電源(739)を投入し、電力印加電極(73
6)に7QWattの電力を周波数2MHzの下で印加
して約4分間プラズマ重合反応を行ない、基板(752
)上に厚さ0.25μ肩の非晶質炭化水素膜を表面保護
層として形成した。
成膜完了後は電力印加を停止し、調節弁を閉じ、。
反応室(733)内を充分に排気した後、真空を破り、
本発明感光体を取り出した。
以上のようにして得られた非晶質炭化水素膜につき有機
定量分析を行なったところ、含有される水素原子の量は
炭素原子と水素原子の総量に対して42原子%であった
また、非晶質炭素膜のイオン化ポテンシャルは5、83
 e Vであった。
なお表1に上記非晶質炭素膜保護層の作製条件等をまと
めた。
評価 得られた感光体の表面について、鉛筆硬度をJIs−に
−5400規格に基づいて測定したところ、約7Hであ
り、本発明による感光体の表面保護層により高硬度化さ
れることが理解された。
得られた感光体を常用のカールソンプロセスの中でコロ
ナ放電を用いて+600■に帯電し、E1/2を測定し
たところ、4 、91uX”5ecs残留電位は48V
であった。また帯電後暗中に5秒間放置後の初期表面電
位の減衰率(DDR,)は7%であった。
得られた感光体を実際の複写機(ミノルタカメラ社製E
P470Zを十帯電用に改造したもの)に搭載して常温
常湿の室内で+5,6KVでコロナ帯電させたときの初
期表面電位(■。“)は570vであり、801ux−
secの光を照射したときの残留電位(Vr“)は+3
0Vであった。
また常温常湿においてA4複写紙lO万枚の耐刷試験を
行なったところ、常時鮮明な画像が得られ膜厚減少はほ
とんど観察されなかった。このことは高温高湿下におい
ても同様であった。
さらに、常温常湿下で耐刷試験中4万、lO万枚複写後
のV。′およびVr′ を測定したところ、vo“はそ
れぞれ+565■、+560Vであり、Vr“は+32
V、+33■であった。
結果を表2に示した。
実施例2 本発明にかかわる製造装置を用いて、第3図に示したご
とき、導電性基板、電荷輸送層、電荷発生層、表面保護
層をこの順に設けた本発明感光体を作製した。
第5図に示すグロー放電分解装置において、反応装置(
733)の内部を10−6Torr程度の高真空にした
後、第1、第2および第7調節弁(707,708およ
び725)を解放し、第1タンク(701)より水素ガ
ス、第2タンク(702)よりホスフィンガス(水素で
10%に希釈されたガス)を、夫々出力圧1.0kg/
cm”の下で、および第1容器(719)よりスチレン
ガスを第1温調器(722)温度45°Cのもとて第1
、第2および第7流量制御器(713)、(714)お
よび(728)内へ流入させた。そして、各流量制御器
の目盛を調整して、水素ガスの流量を90 scc@、
ホスフィンガスの流量を3 Q sccm、およびスチ
レンガスの流量を18secmとなるように設定して、
途中混合器(731)を介して、主管(732)より反
応室(733)内へ流入した。
夫々の流量が安定した後に、反応室(733)内の圧力
が0.28 Torrとなるように圧力調節弁(745
)を調整した。
一方、基板(752)としては、有機系感光体Bdを用
いてあらかじめ35℃に加熱しておき、ガス流量および
圧力が安定した状態で、予め接続選択スイッチ(744
)により接続しておいた低周波電源(741)を投入し
、電力印加電極(736)に200Wattの電力を周
波数150KHzの下で印加して約2分20秒間プラズ
マ重合反応を行ない、基板(752)上に厚さ0.5μ
肩の非晶質炭化水素膜を表面保護層として形成した。
成膜完了後は電力印加を停止し、調節弁を閉じ、反応室
(733)内を充分に排気した後、真空を破り、本発明
感光体を取り出した。
以上のようにして得られた非晶質炭化水素膜につき有機
定量分析を行なったところ、含有される水素原子の量は
炭素原子と水素原子の総量に対して46原子%、さらに
オージェ分析から、含有されるリン原子の量は全構成原
子に対し約19原子%であった。
また、非晶質炭素膜のイオン化ポテンシャルは5.92
evであった。
なお表1に上記非晶質炭素膜保護層の作製条件等をまと
めた。
以上のようにして得られた感光体を実施例1と同様の評
価を行い、結果を表2にまとめた。
実施例3 本発明にかかわる製造装置を用いて、第3図に示したご
とき、導電性基板、電荷輸送層、電荷発生層、表面保護
層をこの順に設けた本発明感光体を作製した。
第5図に示すグロー放電分解装置において、反応装置(
733)の内部をI O−@Torr程度の高真空にし
た後、第1、第2および第7調節弁(707,708お
よび725)を解放し、第1タンク(701)より水素
ガス、第2タンク(702)よりブタジェンガスを、夫
々出力圧1.0に9/ax’の下で、および第1容器(
719)よりIH,IH,5H−オクタフルオロペンチ
ルメタクリレートガスを第1温調器(722)温度14
5°Cのもとて第1、第2および第7流量制御器(1,
3)、(714)および(728)内へ流入させた。そ
して、各流量制御器の目盛を調整して、水素ガスの流量
を20Q sccm、ブタジェンガスの流量を30 s
ccm、およびlH,IH,5H−オクタフルオロペン
チルメタクリレートガスの流量を4Qsccmとなるよ
うに設定して、途中混合器(731)を介して、主管(
732)より反応室(733)内へ流入した。
夫々の流量が安定した後に、反応室(733)内の圧力
が0.7Torrとなるように圧力調節弁(745)を
調整した。
一方、基板(752)としては、有機系感光体cdを用
いてあらかじめ300Cに加熱しておき、ガス流量およ
び圧力が安定した状態で、予め接続選択スイッチ(74
4)により接続しておいた低周波型!(741)を投入
し、電力印加電極(736)に250 Wattの電力
を周波数120KHzの下で印加して約30秒間プラズ
マ重合反応を行ない、基板(752)上に厚さ0.3μ
肩の非晶質炭化水素膜を表面保護層として形成した。
成膜完了後は電力印加を停止し、調節弁を閉じ、反応室
(733)内を充分に排気した後、真空を破り、本発明
感光体を取り出した。
以上のようにして得られた非晶質炭化水素膜につき有機
定量分析を行なったところ、含有される水素原子の量は
炭素原子と水素原子の総量に対して38原子%、さらに
オージェ分析から、含有されるフッ素原子の量は全構成
原子に対し約18原子%であった。
また、非晶質炭素膜のイオン化ポテンシャルは5、7 
e Vであった。
なお表1に上記非晶質炭素膜保護層の作製条件等をまと
めた。
以上のようにして得られた感光体を実施例1と同様の評
価を行い、結果を表2にまとめた。
実施例4 本発明にかかわる製造装置を用いて、第3図に示したご
とき、導電性基板、電荷輸送層、電荷発生層、表面保護
層をこの順に設けた本発明感光体を作製した。
第5図に示すグロー放電分解装置において、反応装置(
733)の内部を10−@Torr程度の高真空にした
後、第1、第2および第7調節弁(707,708およ
び725)を解放し、第1タンク(701)より水素ガ
ス、第2タンク(702)よりホスフィンガス(水素で
10%に希釈されたガス)を、夫々出力圧1.0kg/
cx”の下で、および第1容器(719)よりミルセン
ガスを第1温調器(722)温度145°Cのもとて第
1、第2および第7流量制御器(713)、(714)
および(728)内へ流入させた。そして、各流量制御
器の目盛を調整して、水素ガスの流量を4 Q scc
m、ホスフィンガスの流量を25CCI11%およびミ
ルセンガスの流量を15secmとなるように設定して
、途中混合器(731)を介して、主管(732)より
反応室(733)内へ流入した。
夫々の流量が安定した後に、反応室(733)内の圧力
が0.25 Torrとなるように圧力調節弁(745
)を調整した。
一方、基板(752)としては、有機系感光体Ddを用
いてあらかじめ35℃に加熱しておき、ガス流量および
圧力が安定した状態で、予め接続選択スイッチ(744
)により接続しておいた低周波電源(741)を投入し
、電力印加電極(736)に140Wattの電力を周
波数80KHzの下で印加して約29秒間プラズマ重合
反応を行ない、基板(752)上に厚さ0.2μ肩の非
晶質炭化水素膜を表面保護層として形成した。
成膜完了後は電力印加を停止し、調節弁を閉じ、反応室
(733)内を充分に排気した後、真空を破り、本発明
感光体を取り出した。
以上のようにして得られた非晶質炭化水素膜につき有機
定量分析を行なったところ、含有される水素原子の量は
炭素原子と水素原子の総量に対して52原子%、さらに
オージェ分析から、含有されるリン原子の里は全構成原
子に対し約1800原子ppmあった。
また、非晶質炭素膜のイオン化ポテンシャルは5.85
evであった。
なお表1に上記非晶質炭素膜保護層の作製条件等をまと
めた。
以上のようにして得られた感光体を実施例1と同様の評
価を行い、結果を表2にまとめた。
実施例5 本発明にかかわる製造装置を用いて、第1図に示したご
とき、導電性基板、有機系感光層、表面保護層をこの順
に設けた本発明感光体を作製した。
第5図に示すグロー放電分解装置において、反応装置(
733)の内部を10−”Torr程度の高真空にした
後、第1および第7調節弁(707,725)を解放し
、第1タンク(701)よりアルゴンガスを、出力圧1
.0に9/cm”の下で、および第1容器(719)よ
りジメチルシロキサン(東しシリコーン社製;0.65
C3)ガスを第1温調器(722)温度145℃のもと
で、第1、第7流量制御器(713)、(728)内へ
流入させた。
そして、各流量制御器の目盛を調整して、水素ガスの流
量を200 secm、ジメチルシロキサンガスの流量
を3Qsccmとなるように設定して、途中混合器(7
31)を介して、主管(732)より反応室(733)
内へ流入した。
夫々の流量が安定した後に、反応室(733)内の圧力
がQ、3Torrとなるように圧力調節弁(745)を
調整しな。
一方、基板(752)としては、有機系感光体Edを用
いて、常温のままで、ガス流量および圧力が安定した状
態で、予め接続選択スイッチ(744)により接続して
おいた低周波電源(741)を投入し、電力印加電極(
736)に130Wattの電力を周波数150KHz
の下で印加して約38秒間プラズマ重合反応を行ない、
基板(752)上に厚さ0.3μ肩の非晶質炭化水素膜
を表面保護層として形成した。
成膜完了後は電力印加を停止し、調節弁を閉じ、反応室
(733)内を充分に排気した後、真空を破り、本発明
感光体を取り出した。
以上のようにして得られた非晶質炭化水素膜につき有機
定量分析を行なったところ、含有される水素原子の量は
炭素原子と水素原子の総量に対して53原子%であった
また、非晶質炭素膜のイオン化ポテンシャルは5.71
eVてあった。
なお表1に上記非晶質炭素膜保護層の作製条件等をまと
めた。
以上のようにして得られた感光体を実施例1と同様の評
価を行い、結果を表2にまとめた。
比較例6 本発明にかかわる製造装置を用いて、第3図に示したご
とき、導電性基板、電荷輸送層、電荷発生層、表面保護
層をこの順に設けた感光体を作製した。
第5図に示すグロー放電分解装置において、反応装置(
733)の内部を10−’Torr程度の高真空にした
後、第1、第2、第3調節弁(707゜708.709
)を解放し、第1タンク(701)より水素ガス、第2
タンク(702)よりブタジェンガス、第3タンク(7
03)よりシランガスを、夫々出力圧10に9/cm″
の下で第1、第2、第3流量制御器(713)、(71
4)、(715)内へ流入させた。そして、各流量制御
器の目盛を調整して、水素ガスの流量を200 sec
m、ブタジェンガスの流量を5 Q 5ccro、シラ
ンガスの流量を80sccmとなるように設定して、途
中混合器(731)を介して、主管(732)より反応
室(733)内へ流入した。
夫々の流量が安定した後に、反応室(733)内の圧力
が0.5Torrとなるように圧力調節弁(745)を
調整した。
一方、基板(752)としては、有機系感光体cdを用
いてあらかじめ50℃に加熱しておき、ガス流量および
圧力が安定した状態で、予め接続選択スイッチ(744
ンにより接続しておいた高周波電源(739)を投入し
、電力印加電極(736)に200Wattの電力を周
波数200KHzの下で印加して約1分15秒間プラズ
マ重合反応を行ない、基板(752)上に厚さ0,3μ
lの非晶質炭化水素膜を表面保護層として形成した。
成膜完了後は電力印加を停止し、調節弁を閉じ、反応室
(733)内を充分に排気した後、真空を破り、感光体
を取り出した。
以上のようにして得られた非晶質炭化水素膜につき有機
定量分析を行なったところ、含有される水素原子の量は
炭素原子と水素原子の総量に対して28.5原子%、さ
らにオージェ分析から含有されるケイ素原子の量は全構
成原子に対し約23.8原子%であった。
また、非晶質炭素膜のイオン化ポテンシャルは5.39
eVであった。
なお表1に上記非晶質炭素膜保護層の作製条件等をまと
めた。
以上のようにして得られた感光体を実施例1と同様の評
価を行い、結果を表2にまとめた。
(以下、余白) 発明の効果 有機系感光層の上に、有機系感光層の有するイオン化ポ
テンシャルよりも0.1eV以上大きいイオン化ポテン
シャルを有する非晶質炭素膜表面保護層から構成される
感光体は帯電性に優れ、繰り返し使用しても残留電位の
上昇が起こらない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明感光体の模式的断面図を示す。 第4図および第5図は本発明に係わる感光体表面保護層
製造用装置の一例を示す。 図中の記号は以下の通りである。 (1)・・・導電性基体 (2)・・・有機系感光層 (3)・・・表面保護層 (4)・・・電荷発生物質 (5)・・・電荷輸送物質 (6)・・・電荷輸送層 (7)・・・電荷発生層 (701)〜(706)・・・タンク (707)〜(712)・・・調節弁 (713)〜(718>・・・流量制御器(728)〜
(730)・・・流量制御器(719)〜(721)・
・・容器 (722)〜(724)・・・加熱器 (731)・・・混合器 (732)・・・主管 (733)・・・反応室 (734)・・・配管加熱器 (736)・・・電力印加電極 (737)・・・電極加熱器 (738)・・・高周波電力用整合器 (739)・・・高周波電源 (740)・・・低周波電力用整合器 (741)・・・低周波電源 (742)・・・ローパスフィルタ (743)・・・直流電源 (744)・・・接続選択スイッチ (745)・・・圧力調節弁 (746)・・・排気系選択弁 (747)・・・拡散ポンプ (748)・・・油回転ポンプ (749)・・冷却除外装置 (750)・・・メカニカルブースターポンプ(751
)・・反応室加熱器 (752)・・・基板 (753)・・・除外装置 特許出願人 ミノルタカメラ株式会社 代 理 人 弁理士 青 山 葆 ほか2名第1 回 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、少なくとも、導電性基板上に有機系感光層および表
    面保護層をこの順に有する正帯電感光体において、該表
    面保護層が非晶質炭素膜からなり、該非晶質炭素膜が有
    機系感光層のイオン化ポテンシャルより0.1eV以上
    大きいイオン化ポテンシャルを有することを特徴とする
    正帯電感光体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427960A (ja) * 1990-05-23 1992-01-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真感光体ならびにその表面保護層の製造方法
JP2007171662A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Kyocera Mita Corp 電子写真感光体
JP2011150189A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

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