JPH01224770A - 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents

光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体

Info

Publication number
JPH01224770A
JPH01224770A JP5078288A JP5078288A JPH01224770A JP H01224770 A JPH01224770 A JP H01224770A JP 5078288 A JP5078288 A JP 5078288A JP 5078288 A JP5078288 A JP 5078288A JP H01224770 A JPH01224770 A JP H01224770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
tables
formulas
chemical formulas
mathematical formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5078288A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Ishibashi
節雄 石橋
Katsunori Fujio
藤尾 克紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP5078288A priority Critical patent/JPH01224770A/ja
Publication of JPH01224770A publication Critical patent/JPH01224770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0664Dyes
    • G03G5/0675Azo dyes
    • G03G5/0687Trisazo dyes
    • G03G5/0688Trisazo dyes containing hetero rings
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0601Acyclic or carbocyclic compounds
    • G03G5/0612Acyclic or carbocyclic compounds containing nitrogen
    • G03G5/0616Hydrazines; Hydrazones
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0664Dyes
    • G03G5/0675Azo dyes
    • G03G5/0679Disazo dyes
    • G03G5/0681Disazo dyes containing hetero rings in the part of the molecule between the azo-groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定の有機光導電性化合物を含有する光導電
性被膜およびそれを用いた電子写真感光体に関する。
[従来の技術とその課題] 電子写真感光体としては、セレン、酸化亜鉛、硫化カド
ミウム等の無機光導電性化合物を主成分として含有する
感光層を有するものが広く知られていた。しかし、これ
らは、熱安定性、耐久性等の特性上必ずしも満足し得る
ものではなく、さらに、毒性を有するために製造上、取
り扱い上にも問題があった。
一方、有機光導電性化合物を主成分とする感光層を有す
る電子写真感光体は、製造が比較的容易であること、安
価であること、取り扱いが容易であること、また、一般
にセレン感光体に比べ熱安定性が優れていること、など
多くの利点を有するので、近年、注目を集めている。こ
のような有機光導電性化合物としては、ポリ−N−ビニ
ルカルバゾールが最もよく知られており、これと2.4
.7−ドリニトロー9−フレオレノン等のルイス酸とか
ら形成される電荷移動錯体を主成分とする感光層を有す
る電子写真感光体が既に実用化されている。
また、光導電体の電荷発生機能と、電荷輸送機能とを、
それぞれ別個の物質に分担させろようにした積層タイプ
あるいは分散タイプの機能分離型感光層を有する電子写
真感光体が知られており、例えば無定形セレン薄膜から
なる電荷発生層と、ポリ−トビニルカルバゾールを主成
分として含有する電荷輸送層とからなる感光層を有する
電子写真感光体が既に実用化されている。
さらに、上記機能分離型感光層を有する電子写真感光体
において、電荷発生物質および電荷輸送物質の両方を有
機光導電性化合物にする試みもなされている。この場合
、電荷発生物質としては、アゾ色素、フタロシアニン色
素、アントラキノン色素、ペリレン色素、シアニン色素
、チアピリリウム色素、スクェアリウム色素などが知ら
れている。また、電荷輸送物質としては、アミン誘導体
、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、トリ
フェニルメタン誘導体、ヒドラゾン誘導体などが知られ
ている。
これらの電荷発生物質および電荷輸送物質は、それ自身
被膜形成能を有さない場合には、各種の結着剤中と併用
され、それによって被膜が形成されている。そして、導
電性支持体上に電荷発生物質を有する層と、電荷輸送物
質を有する層とを積層してなる電子写真感光体、あるい
は電荷発生物質と電荷輸送物質とを分散させた状態で含
有する層を形成してなる電子写真感光体が知られている
しかしながら、このように電荷発生物質として有機光導
電性化合物を用いた電子写真感光体は、無機光導電性化
合物を用いたものと比べると、未だ光導電性の感度が低
く、かつ、耐久性の点ても劣っているため、実用可能な
ものは極めて少ないのが現状である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、
高感度で残留電位が低い光導電性被膜およびそれを用い
た電子写真感光体を提供すること、および帯電、露光、
現像、転写の工程が繰り返して行なわれる電子写真用の
感光体として用いられた場合、繰り返し使用による疲労
劣化が少なく、長期間に亙って安定した特性を発揮する
、耐久性の良好な電子写真感光体を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 第1の発明の光導電性被膜は、電荷輸送物質として下記
一般式[I]で示されるヒドラゾン化合物を少なくとも
一種類含有し、電荷発生物質として下記一般式[II]
または[III]で示されるビスアゾ顔料またはトリス
アゾ顔料を少なくとも一種類含有することを特徴とする
特 〔式中、Ar(、Art、Ar1、Ar4は共に置換基
を有してもよいアリール基を表す。
また、R1、R1は水素原子、低級アルキル基、アリー
ル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボ
ニル基、アシル基、ハロゲン原子または一価の有機残基
を表し、RISRtは互いに結合して環を形成しても良
い。
Bは次に示す一般式[IV]で表わされる原子団である
(ただしR5、R4は水素原子、低級アルキル基、アリ
ール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカル
ボニル基、アシル基、ハロゲン原子または一価の有機残
基を表し、R3、R4は互いに結合して環を形成しても
良い。
(l、 mはθ〜6の整数、mは、0または1〜2の整
数を表す。) Zは置換基を有するか有しないイミノ基、置換基を有す
るか有しないメチレン基、硫黄原子、酸素原子またはせ
レン原子を表す。
を表す。
を表す。Rは水素原子、低級アルキル基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基
、アシル基、ハロゲン原子または1価の有機残基を表す
。Rはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。〕 また、第2の発明の電子写真感光体は、導電性支持体の
上に、電荷輸送物質として前記一般式[I]で示される
ヒドラゾン化合物を少な(とも一種類含有し、電荷発生
物質として前記一般式[■コまたは[lI[]で示され
るビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔料を少なくとも一種
類含有する光導電性被膜を有する感光層が設けられたこ
とを特徴とするものである。
本発明者は、前述の目的を達成するため鋭意研究を重ね
た結果、電荷発生物質として、前記一般式[I]または
[I]で示されるビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔料の
うち少なくとも一種類を含有し、電荷輸送物質として前
記一般式[I]で示されるヒドラゾン化合物を少なくと
も一種類含有する光導電性被膜およびそれを用いた電子
写真感光体により、その目的を達成できることを見出だ
し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、前記一般式[n]または[I[I]で示され
るビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔料と前記一般式[I
]で示されるヒドラゾン化合物を組み合わせて用いるこ
とにより、高感度で残留電位が低く、操り返し使用によ
る疲労劣化も少ない、耐久性の良好な光導電性被膜およ
びそれを用いた電子写真感光体を作成することができる
前記一般式[I]で示されるヒドラゾン化合物の具体例
としては、例えば次のようなものが挙げられる。
また、前記一般式[I]で示されるビスアゾ顔料の具体
例としては、例えば次のようなしのが挙げられる。
上式中におけるRol、Aの例を後ろに添付する第1表
に示す。
なお、第1表および以下に示す第2表中の“No、”の
欄に記すギリシャ数字[V]〜[IX]は、前記および
下記の各化学式の番号を示すものである。そして、ギリ
シャ数字とアラビア数字とを組み合わせたものは、該当
する化学式にアラビア数字で示す欄の基を組み込んで表
される化合物を示す番号とする。
また、府記一般式[III]で示されるトリスアゾ顔料
の具体例としては例えば次のようなものが挙げられる。
上式中におけるAの例を後ろに添付する第2表に示す。
なお、本発明で用いるビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔
料およびヒドラゾン化合物は上述した具体例に限定され
るものではない。
前記一般式[I]で示されるヒドラゾン化合物として例
えば前記一般式[I]−3および[II−16式に示さ
れたものは公知のごとく第7図に示すように合成できる
。また前記一般式[I]で示されるヒドラゾン化合物は
、公知のごとく第8図に示すように合成できる。さらに
、前記一般式[I11]でボされるトリスアゾ顔料は、
第9図に示すように合成できる。
第8図および第9図において、式中の記号は、前記一般
式[I]、[II]、[III]中の記号と同じ意味で
ある。
第2発明の電子写真感光体は、前記一般式[I]で示さ
れるヒドラゾン化合物を電荷輸送物質として用い、前記
一般式[I]または[I[I]で示されるビスアゾ顔料
またはトリスアゾ顔料を電荷発生物質として用いるもの
で、例えば次のような構成とすることができる。
第1図または第2図に示すように、導電性支持体l上に
、電荷発生物質を主成分とする電荷発生層2と、電荷輸
送物質を主成分とする電荷輸送層3との積層体よりなる
感光層4を設ける。第1図は電荷発生層2の上に電荷輸
送層3を設けた例であり、第2図は電荷輸送層3の上に
電荷発生層2を設けた例である。
第3図または第4図に示すように、導電性支持体l上に
、上記と同様な感光層4を中間層5を介して設ける。
第5図または第6図に示すように、電荷輸送物質を主成
分とする層6中に微粒子状の電荷発生物質7を分散して
なる感光層4を導電性支持体l上に直接、あるいは中間
層5を介して設ける。
導電性支持体lとしては、金属板、あるいは、導電性ポ
リマー、酸化インジウム等の導電性化合物、もしくはア
ルミニウム、パラジウム、金等の金属薄膜を塗布、蒸着
またはラミネートして導電化した紙、プラスチックなど
が用いられる。
電荷発生層2は、前記一般式[I1]または[I11]
で示される電荷発生物質をボールミル、ホモミキサー、
サンドミル、コロイドミル等によって分散媒中で微粒子
状とし、必−要に応じて結着剤と混合分散して得られる
分散液を塗布するか、または電荷発生物質を溶媒中で結
着剤に溶かし込ませて得られる溶液を浸漬法、スプレー
法、スピンナー法などの方法で、塗布することで形成す
ることができる。
この場合、結着剤としては、例えばフェノール樹脂、ポ
リエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリペプチド樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルピ
ロリドン、ポリエチレンオキサイド、ポリ塩化ビニル樹
脂、澱粉類、ポリビニルアルコール、アクリル系共重合
体樹脂、メタクリル系共重合体樹脂、シリコーン樹脂、
ポリアクリロニトリル系共重合体樹脂、ポリアクリルア
ミド、ポリビニルブチラール等が使用できるが、これら
に限定されるものではない。また、これらの結着剤は単
独あるいは2種以上混合して用いられる。
なお、電荷発生層2は、前記一般式[I1]または[I
11]で示されるビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔料を
真空蒸着などの方法によって薄膜化して形成することも
できる。
電荷輸送層3は、前記一般式CI]で示される電荷輸送
物質を結着剤中に分散もしくは溶解して塗布することに
より形成できる。
この場合、結着剤としては、例えばフェノール樹脂、ポ
リエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリペプチド樹脂、セルロース樹脂、ポリビニルピ
ロリドン、ポリエチレンオキサイド、ポリ塩化ビニル樹
脂、澱粉類、ポリビニルアルコール、アクリル系共重合
体樹脂、メタク・リル系共重合体樹脂、シリコーン樹脂
、ポリアクリロニトリル系共重合体樹脂、ポリアクリル
アミド、ポリビニルブチラール等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。また、これらの結着剤は
単独あるいは2種以上混合して用いられる。
なお、導電性支持体1と感光層4との間に配置される中
間層5は、バリヤー機能と接着機能とを付与するもので
あり、例えばカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロ
セルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポリア
ミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、共
重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロンなど)、ポ
リウレタン、ゼラチン、酸化アルミニウムなどで形成す
ることができる。
さらに、電荷輸送物質を主成分とする層6中に、微粒子
状の電荷発生物質7を分散してなる感光層4は、電荷輸
送物質を上記のような結着剤量に分散もしくは溶解し、
さらに電荷発生物質を分散させた液を塗布することによ
って形成することができる。
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明の
実施態様はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例] (実施例1) 第1表に示したNo、[V]−20のビスアゾ顔料を1
重量部、シリコーン樹脂(信越化学(株)製、EN−1
001N)を1重量部、テトラヒドロフランを50重量
部、遊星型ボールミル(フリッチュ(株)製、P−6)
に入れて、6時間分散処理し電荷発生層用塗布液を得た
この液をUV洗浄で脱脂したAQプレート(東洋アルミ
(株)製)上に、電導式アプリケーター(理研精密(株
)製)を用いて塗布した。このときドクターブレードに
は、100μmギャップのものを用いた。次いで、塗膜
を40℃で30分、80℃で1時間乾燥処理して、膜厚
0.2〜0.4μmの電荷発生層を形成した。
次に、No、[[]−6のヒドラゾン化合物を1重量部
、ポリカーボネート樹脂(三菱化成(株)製、N0VA
REX  フ030A)を1重量部、ジクロルメタンと
クロルベンンゼンの混合液6重量部中に溶解し、電荷輸
送層用の塗布液を得た。この液を100μmギャップの
ドクターブレードで電荷発生層上に塗布した。その後、
塗膜を40℃で30分、80℃で6時間乾燥処理して、
膜厚1871mの電荷輸送層を形成した。
こうして作製した感光体を静電気帯電試験装置(川口電
機製作新製、EPA−8100)を用いて評価した、そ
の際、スタティック方式でコロナ帯電器に一28μAの
電流を流して放電させた。
まず、分光感度を調べた。分光感度の測定は、光源を光
学干渉フィルタ(東芝(株)製、KL)で単色化し、各
波長で2,7μW/cm”のエネルギーが感光体に照射
されるようにして、帯電電位が約−700Vから半分の
電位になるのに要する光エネルギーである感度E+7t
(μJ/am”)を計測することによって行った。結果
を第10図に示す。
ついで、■初期帯電電位V。(V)、■白色光5σux
を照射して帯電電位が約−700Vから半分になるのに
要する時間から求められる感度Et/l(1!ux−s
)および■光照射を開始して10秒後の表面電位である
残留電位VR(V)について測定した。また、1250
12uxの白色光を30分照射した前後での帯電電位を
測定して保持率を求め、耐光劣化特性を評価した。結果
を下記第3表に示す。
次に、繰り返し特性を調べた。繰り返し特性は、第11
図に示すプロセスで観測し、一定の繰り返しごとの帯電
電位を測定し初回の値との比(%)を求めることによっ
て評価した。結果を第12図に示す。
(比較例) また、比較例としてNO,[V]−20のビスアゾ顔料
の代わりにクロログイアンプル−(CDB)を用いた以
外は、実施例1と全く同様の方法により感光体を作成し
、このものについても実施例1のものと同様に特性の評
価を行った。
結果を、下記第3表、第1θ図および第12図に合わせ
て示す。第1O図および第12図中、実線は実施例1の
測定結果を、破線は比較例の測定結果をそれぞれ示す。
第3表 これらの結果から、前記(II)式で表されるビスアゾ
顔料と前記(1)式で表されるヒドラゾン化合物を組み
合わせることにより、帯電性、光感度が高特性であり、
かつ残留電位が低く繰り返し特性及び耐光劣化特性の浸
れた電子写真感光体が得られることが判明した。
(実施例2〜15) 電荷発生物質として実施例【で用いたビスアゾ顔料No
、[V]−20の代わりにビスアゾ顔料No。
[V]−1を用い、電荷輸送物質として実施例1で用い
たヒドラゾン化合物No、[’l]−6の代わりにヒド
ラゾン化合物No、[I]−11を用いて、実施−例1
と同様の方法で電子写真感光体を作成し、この電子写真
感光体の初期帯電電位、感度および残留電位を測定して
各特性の評価を行った。結果を後ろに添付する第4表に
示す。
実施例2〜15の電子写真感光体はいずれも良好な特性
を示した。特に帯電性、感度が良好で、残留電位が小さ
く、電子写真感光体として好適であることが判る。
なお、実施例2〜15のものは、繰り返し特性や耐光劣
化特性についても実施例1のものと同様に優れた特性を
示した。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、前記−般式[I
]で示されるヒドラゾン化合物の少なくとも1種類と前
記一般式[II]または[III]で示されるビスアゾ
顔料またはトリスアゾ顔料の少なくとも1種類とを組み
合わせて用いることにより、高感度で残留電位が低く、
操り返し使用による疲労劣化も少ない、耐久性の良好な
光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体を得る
ことができる。
したがって、本発明は、電子写真複写機、レーザービー
ムプリンター、LEDプリンター、C1?Tプリンター
などの電子写真応用分野全般に広く適用することができ
る。
(以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図および第6図
は本発明による電子写真感光体の層構成のそれぞれ異な
る具体例を示す断面図、第7図は本発明で用いる一般式
[I]で表されるヒドラゾン化合物を合成するための反
応式を示す図、第8図および第9図はそれぞれ本発明で
用いる一般式[I1]および[III]で表されるビス
アゾ顔料およびトリスアゾ顔料を合成するための反応式
を示す図、第10図は実施例1で調べた分光感度の結果
を示すグラフ、第11図は実施例1で調べfコ繰り返し
特性の評価プロセスを示す図、第12図は実施例1で調
べた繰り返し特性の結果を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電荷輸送物質として下記一般式[ I ]で示され
    るヒドラゾン化合物を少なくとも一種類含有し、電荷発
    生物質として下記一般式[II]または[III]で示され
    るビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔料を少なくとも一種
    類含有することを特徴とする光導電性被膜。▲数式、化
    学式、表等があります▼−−−−−−〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼−−−−−−〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼−−−−−−〔III
    〕 〔式中、Ar_1、Ar_2、Ar_3、Ar_4は共
    に置換基を有してもよいアリール基を表す。 また、R_1、R_2は水素原子、低級アルキル基、ア
    リール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
    ルボニル基、アシル基、ハロゲン原子または一価の有機
    残基を表し、R_1、R_2は互いに結合して環を形成
    しても良い。 Bは次に示す一般式[IV]で表わされる原子団である。 ▲数式、化学式、表等があります▼−−−−−−〔IV〕 (ただしR_3、R_4は水素原子、低級アルキル基、
    アリール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
    カルボニル基、アシル基、ハロゲン原子または一価の有
    機残基を表し、R_3、R_4は互いに結合して環を形
    成しても良い。 l、mは0〜6の整数、nは0または1〜2の整数を表
    す。) Zは置換基を有するか有しないイミノ基、置換基を有す
    るか有しないメチレン基、硫黄原子、酸素原子またはセ
    レン原子を表す。 Aは、▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学
    式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります
    ▼ ▲数式、化学式、表等があります▼または、▲数式、化
    学式、表等があります▼ を表す。 Yは、▲数式、化学式、表等があります▼または、▲数
    式、化学式、表等があります▼ を表す。Rは水素原子、低級アルキル基、アリール基、
    アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基
    、アシル基、ハロゲン原子または1価の有機残基を表す
    。Rはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。〕
  2. (2)導電性支持体の上に、電荷輸送物質として下記一
    般式[ I ]で示されるヒドラゾン化合物を少なくとも
    一種類含有し、 電荷発生物質として下記一般式[II]または[III]で
    示されるビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔料を少なくと
    も一種類含有する光導電性被膜を有する感光層を設けた
    ことを特徴とする電子写真感光体。 ▲数式、化学式、表等があります▼−−−−−−〔 I
    〕 ▲数式、化学式、表等があります▼−−−−−−〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼−−−−−−〔III
    〕 〔式中、Ar_1、Ar_2、Ar_3、Ar_4は共
    に置換基を有してもよいアリール基を表す。 また、R_1、R_2は水素原子、低級アルキル基、ア
    リール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
    ルボニル基、アシル基、ハロゲン原子または一価の有機
    残基を表し、R_1、R_2は互いに結合して環を形成
    しても良い。 Bは次に示す一般式[IV]で表わされる原子団である。 ▲数式、化学式、表等があります▼−−−−−−〔IV〕 (ただしR_3、R_4は水素原子、低級アルキル基、
    アリール基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
    カルボニル基、アシル基、ハロゲン原子または一価の有
    機残基を表し、R_3、R_4は互いに結合して環を形
    成しても良い。 l、mは0〜6の整数、nは0または1〜2の整数を表
    す。) Zは置換基を有するか有しないイミノ基、置換基を有す
    るか有しないメチレン基、硫黄原子、酸素原子またはセ
    レン原子を表す。 Aは、▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学
    式、表等があります▼▲数式、化学式、表等があります
    ▼ ▲数式、化学式、表等があります▼または、▲数式、化
    学式、表等があります▼ を表す。 Yは、▲数式、化学式、表等があります▼または、▲数
    式、化学式、表等があります▼ を表す。Rは水素原子、低級アルキル基、アリール基、
    アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基
    、アシル基、ハロゲン原子または1価の有機残基を表す
    。Rはそれぞれ同一でも異なっていてもよい。〕
JP5078288A 1988-03-04 1988-03-04 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体 Pending JPH01224770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5078288A JPH01224770A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5078288A JPH01224770A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01224770A true JPH01224770A (ja) 1989-09-07

Family

ID=12868397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5078288A Pending JPH01224770A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01224770A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100399195C (zh) * 2004-04-27 2008-07-02 三星电子株式会社 基于吖嗪的电荷传输材料
CN104151194A (zh) * 2014-08-20 2014-11-19 齐鲁工业大学 苯偶酰二腙-n,n`-二(4-甲氧基-1-甲酰基苯)的结构、制备和用途
CN104193650A (zh) * 2014-08-12 2014-12-10 齐鲁工业大学 苯偶酰二腙-n,n’-二(1-甲酰基萘)的结构、制备和用途
CN105348146A (zh) * 2015-06-11 2016-02-24 齐鲁工业大学 二苯乙二酮腙-氯代苯甲醛双席夫碱的结构、制备和用途
CN105367446A (zh) * 2015-06-15 2016-03-02 齐鲁工业大学 苯偶酰二腙-n,n’-双-(2-羟基-5-氯-1-甲酰基苯)的结构、制备和用途
CN110790695A (zh) * 2019-11-13 2020-02-14 齐鲁工业大学 苯偶酰腙-n-甲基-3-吲哚甲醛的合成及用途

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100399195C (zh) * 2004-04-27 2008-07-02 三星电子株式会社 基于吖嗪的电荷传输材料
CN104193650A (zh) * 2014-08-12 2014-12-10 齐鲁工业大学 苯偶酰二腙-n,n’-二(1-甲酰基萘)的结构、制备和用途
CN104151194A (zh) * 2014-08-20 2014-11-19 齐鲁工业大学 苯偶酰二腙-n,n`-二(4-甲氧基-1-甲酰基苯)的结构、制备和用途
CN104151194B (zh) * 2014-08-20 2016-03-02 齐鲁工业大学 苯偶酰二腙-n,n`-二(4-甲氧基-1-甲酰基苯)的结构、制备和用途
CN105348146A (zh) * 2015-06-11 2016-02-24 齐鲁工业大学 二苯乙二酮腙-氯代苯甲醛双席夫碱的结构、制备和用途
CN105367446A (zh) * 2015-06-15 2016-03-02 齐鲁工业大学 苯偶酰二腙-n,n’-双-(2-羟基-5-氯-1-甲酰基苯)的结构、制备和用途
CN110790695A (zh) * 2019-11-13 2020-02-14 齐鲁工业大学 苯偶酰腙-n-甲基-3-吲哚甲醛的合成及用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0279855A (ja) 電子写真用感光体
JPH01183663A (ja) 電子写真感光体
JPH01224770A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPS63158560A (ja) 電子写真用感光体
JPH04119360A (ja) 電子写真用感光体
JPH01224771A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPH01142727A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPS63189871A (ja) 電子写真感光体
JPH05204175A (ja) 電子写真用感光体
JPH04304465A (ja) 電子写真用感光体
JPH01142730A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPH04188144A (ja) 電子写真用感光体
JPH01142728A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPH01142729A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPS63284555A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPH01159661A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPS63287963A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPH01180551A (ja) 光導電性被膜およびそれを用いた電子写真感光体
JPH04136949A (ja) 電子写真用感光体
JPS62183465A (ja) 電子写真用感光体
JPS63157160A (ja) 電子写真感光体
JPH03109554A (ja) 電子写真用感光体
JPH01172967A (ja) 電子写真用感光体
JPH04263265A (ja) 電子写真用感光体
JPS63157161A (ja) 電子写真用感光体