JPH01224041A - チクソトロピー的性質付与剤 - Google Patents

チクソトロピー的性質付与剤

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JPH01224041A
JPH01224041A JP63049566A JP4956688A JPH01224041A JP H01224041 A JPH01224041 A JP H01224041A JP 63049566 A JP63049566 A JP 63049566A JP 4956688 A JP4956688 A JP 4956688A JP H01224041 A JPH01224041 A JP H01224041A
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sodium
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小川 政英
Teiji Sato
悌治 佐藤
Masanori Tanaka
正範 田中
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範行 高橋
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    • A61Q5/02Preparations for cleaning the hair

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はレオロジー改質剤に関し、より詳細には合成ス
チブンサイト(STEVENSITE)を有効成分とし
たレオロジー改質剤に関する。
(従来の技術) 従来、食品、医薬、農薬、化粧品、トイレタリー、塗料
、潤滑剤、セラミックス等の各種分野では、静止状態で
増粘し、攪拌、振動下では流動性をもつようなレオロジ
ー改質剤が広く使用されている。レオロジー改質剤には
有機系のものと、無機系のものとがあるが、有機系のも
のでは酸化や腐敗などの劣化を生じ易く、安定性の点で
は無機系のものが優れている。
無機系のレオロジー改質剤としては、従来ベントナイト
、合成ヘクトライト等のスメクタイトクレイが知られて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) ベントナイトは天然に産出する鉱物であり、−部は他の
粘土鉱物のアルカリ活性処理により製造されているが、
これらは何れも天然の鉱物を基にしていることから不純
物を含有し、その色調が悪く、配合製品の商品価値を低
下させるという問題がある。また、ベントナイトは水性
媒体に分散させたとき、分散液の透明性に劣り、しかも
分散液としたとき増粘性は比較的大きいがチクソトロピ
ーにやや劣るという問題がある。
一方、合成へクトライトは、分散液も透明でチクソトロ
ピー的特性にも優れているが、この合成へクトライトは
、1価金属酸分としてリチウム及びアニオン成分として
フッ素イオンを含有しており、これらの成分による人体
或いは生物への影1からその用途が制限されている。
スチブンサイトは下記式 %式%() で表わされる化学組成を有する粘土鉱物であり、この鉱
物はフィロケイ酸マグネシウム(Mg、5i40、。(
叶)2〕のマグネシウム成分の一部が他の金属で置換さ
れると共に、他の一部が空位となった化合物である。
このスチブンサイトを合成しようとする試みも既に知ら
れており、例えばクレイズ・アンド・クレイ・ミネラル
ズ誌、第27巻、第4号、第253乃至260頁(19
79)には、セビオライト−水系を水熱処理することに
より、スチブンサイトに転化することが記載されている
しかしながら、天然に産出するスチブンサイトは上記式
(1)で示されるように、鉄、マンガン等の着色金属成
分を含有しており、また上記公知の合成法ではセビオラ
イトを完全にスチブンサイトに転化することができず、
生成物中にかなりの量のセビオライトが不純物として混
入するという問題がある。
本発明者等は、Mg、St及びNaの3種の金属成分の
みから成る合成スチブンサイトの合成に成功し、この合
成スチブンサイトは優れたレオロジー改質剤であること
を見出した。また、この合成スチブンサイトを水溶性重
合体との組合せで用いると、チクソトロピー的特性が更
に顕著に向上することを見出した。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、金属成分が実質上マグネシウム、ナト
リウム及びケイ素のみから成るスチブンサイト型フィロ
ケイ酸マグネシウムナトリウムであってエチレングリコ
ール処理した状態で面間隔16乃至26人にX線回折ピ
ークを有する合成スチブンサイトから成ることを特徴と
するレオロジー改質剤が提供される。
本発明によればまた、上記合成スチブンサイトと水溶性
重合体とを含有するレオロジー改質剤が提供される。
(作 用) 本発明に用いる合成スチブンサイトは、スメクタイトに
属するケイ酸マグネシウム水和物であるという点では、
ヘクトライトと軌を−にしている。しかしながら、本発
明に用いる合成スチブンサイトでは層内のアルカリ金属
分がNaであるのに対して、ヘクトライトでは層内のア
ルカリ金属分がしiであること、及びヘクトライトでは
層内の11!gとLiとの合計原子数(x+y)が3で
あるのに対して、本発明の合成スチブンサイトでは層内
のMgとNaとの合計原子数(x+y)が3よりも小さ
いことにおいて相違することが認められる。また、後に
詳述する通り、示差熱分析における発熱ピークにおいて
もヘクトライトとの間に顕著な相違が認められる。
本発明に用いる合成スチブンサイトにおいて、層内のM
gとNaとの合計原子数が3よりも小さいという事実は
、MgO,八面体層におけるMg原子の一部がNaで置
換されると共に、残りの一部が空位となっていることを
物語っている。更には、Mg原子の他の一部が水素原子
で置換されていることも有り得る。Mg原子の一部がN
aで置換されていること及びMg原子の残りの一部が空
位となっていることによる価電荷の不足を補う形で、M
g(Na)0.八面体層−5in4四面体層−Mg (
Na) o、八面体層から成る基本層構造の積層層間に
は、Naイオンが存在している。
この合成スチブンサイトに水を混合すると、基本層(板
状体)同士の眉間に水が入り、膨潤するが、やがて基本
層がバラバラに分散し、流動状態(状態I)となる。こ
れを静置すると、基本層同士の吸引反発によりカード・
ハウス構造が形成され、高度に増粘され或いはゲル化さ
れた状態(状態11 )となる。状態IIから状態Iに
復帰させるに必要な剪断応力がゲル応力であるが、本発
明に用いる合成スチブンサイトでは、天然のスメクタイ
トに比して、このゲル応力が大きい、これは、本発明に
用いる合成スチブンサイトでは、単位容積当り形成され
るカードハウス構造の数が多く、構造が緻密であること
を物語っている。
また、本発明で用いる合成スチブンサイトは、金属成分
が実質上Mg、Si及びNaのみから成りしかもフルオ
ライドイオン(F−)を含まないことから、人体或いは
生物に対する安全性が高(、また白色性に優れていると
共に、水中に分散して透明な液体を形成し得るという利
点がある。
(発明の好適態様) 合成スチブンサイト 本発明の目的に好適な合成スチブンサイトは、実質上下
記式 %式%(2) 式中、XとyはX+y<3という条件下でXは2以上の
数であり、 yは0乃至0.1の数であり、 2はOより大で1.0までの数である、で表わされる化
学組成を有する。
上記式(2)の化学組成の決定は次のように行われる。
合成鉱物の組成分析からSi4原子当りのMgの原子数
(X)及びNaの全原子数(y+z)が求められる。次
いで合成鉱物の陽イオンをアンモニウムイオンでイオン
交換したものの組成分析から層内に存在するNaの原子
数(y)が求められる。
かくして、式(2)の各原子数(x、y、z)を求める
ことができる。ここで、2は眉間に存在する交換性Na
の原子数と単に付着しているNaの原子数(α)の和で
ある。
上記式(2)において、x+yは3よりも小さく、特に
2以上の範囲が好ましい。Xは、この条件を満足する範
囲内で2以上の値であり、2.6乃至2.8の範囲が好
適である。yも、前記条件を満足する範囲内で0乃至0
.1の値であり、特に0乃至0.05の範囲が好適であ
る。Zの値は一般に0乃至1の範囲である。理論上、上
記組成式分子量当り陽イオン交換容量(2−α)の値は
、下記式2式%(3) ただし、αは車に付着しているNaの原子数を表わす。
で表わされる。
本発明に用いる合成スチブンサイトは、スメクタイト粘
土鉱物に特有のX線回折像を示す。添付図面第1図は本
発明による合成スチブンサイトのX線回折像である。
また、スメクタイトおよび含スメクタイト混合層鉱物に
エチレングリコール処理したものはX線底面反射が、1
6乃至26人に現われる。本発明の合成スチブンサイト
は、添付図面第2図に示すようにこの特徴を有する。
さらに本発明の合成スチブンサイトは示差熱分析におい
て750乃至820℃に最大の発熱ビ−りを有するのに
対して合成へクトライトは700乃至750℃の最大の
発熱ピークを有するという相違がある。添付図面第3,
4図は本発明による合成スチブンサイトと合成へクトラ
イト(ラポート社製ラポナイトXLG)の示差熱曲線で
ある。
本発明による合成スチブンサイトは不純金属成分を含ま
ない形で得られ、一般にハンター白色度が80%以上、
特に90%以上の白色粉末である。
合成スチブンサイトの陽イオン交換容量は、−般に0.
20乃至1.58ミリイクイバレント(meq) 7g
特に0.2乃至i、o 1Ileq/gの範囲内にある
。このイオン交換容量により、本発明に用いる合成スチ
ブンサイトは、種々のカチオン類に対するイオン交換作
用或いはカチオン性物質に対するイオン的吸着作用を示
す。
また、この合成スチブンサイトは、微細な層状化合物の
特性として比較的大きな比表面積を有しており、BET
比表面積は一般に200乃至500m2/g、特に35
0乃至4som2/gの範囲内にある。この特性により
、本発明に用いる合成スチブンサイトを色素類、有臭成
分等に対して吸着作用をも示す。
本発明に用いる合成スチブンサイトは、後述するX−線
回折法で求めて、b軸方向に50乃至300人、特に1
00乃至200人の結晶子サイズを有する。結晶子サイ
ズがこのように小さいことが、多数でしかも緻密なカー
ドハウス構造を形成する理由と考えられる。
この合成スチブンサイトは、下記測定法固形分濃度4重
量%の濃度でファンVG回転粘度計を用い、600回転
回転子10秒間回転させ、回転を止めて10秒間放置後
3回転/分の回転をさせて測定されるせん断応力(fb
/l o oft2) で定義されるゲル応力が5以上、特に10乃至100の
範囲にある。
このゲル応力は、値が大きくなればなるほどチキソトロ
ピーであることを意味している。このことから、本発明
に用いる合成スチブンサイトは著しく大きいチクソトロ
ピー的性質を有することがわかる。
上記合成スチブンサイトは塩基性炭酸マグネシウムと、
ケイ酸ナトリウム又は非晶質シリカ及び水酸化ナトリウ
ムの組合せとを含有する水性混合物を水熱処理に賦する
ことにより得られる。
マグネシウム原料として塩基性炭酸マグネシウムを選択
することにより、スチブンサイトの合成が可能となり、
更に高収率及び高純度での製造が可能となる。塩基性炭
酸マグネシウムとしては、任意のものを使用し得るが、
炭酸マグネシウムや、水酸化マグネシウム或いはこれら
の混合物を使用したのではスチブンサイトの高収率及び
高純度での製造は期待できない。塩基性炭酸マグネシウ
ムとしては、ハイドロマグネサイトを使用するのが特に
望ましく、このものは下記式 4式%(5) で示される化学組成と、ASTM  No52−513
に帰属されるX−線回折像とを有する。
Si及びNa成分原料としては、ケイ酸ナトリウム水溶
液が有利に使用されるが、非晶質シリカと水酸化ナトリ
ウムとの組合せや非晶質シリカとケイ酸ナトリウムの組
合せを使用することもできる。
ケイ酸ナトリウムとしては式 %式%(6) 式中、nは1乃至5の数、特に2.0乃至3.5の数で
ある、 のケイ酸ナトリウムが使用される。また、非晶質シリカ
としては、シリカのヒドロシル、ヒドロゲル、キセロゲ
ルや、湿式性非晶質シリカ或いは気相法非晶質シリカ等
が使用される。
塩基性炭酸マグネシウムとケイ酸ナトリウム或いは非晶
質シリカ及び水酸化ナトリウムとの使用割合は、マグネ
シウム分とケイ酸分とが実質上Mg:Siの原子比で3
ニア乃至5:5で用いるのがよく、またナトリウム分は
化学量論酌量以上に用いるのがよい。ケイ酸ナトリウム
を使用するときには、格別の本酸化ナトリウムを添加し
なくともナトリウム分が系中に過剰に存在することにな
る。
水熱反応に先立って、用いる原料を可及的に均一に混合
させて、均質化した水性スラリーを形成させることが、
収率及び純度向上の見地から望ましい。この均質混合は
強剪断攪拌下に行うのがよく、この目的に、高速剪断ミ
キサー、ボールミル、サンドミル、コロイドミル、超音
波照射等を用いることができる。
また、少量のケイ酸ナトリウムは水溶液中で塩基性炭酸
マグネシウムを均一に分散させる効果があるので、原料
としてケイ酸ナトリウムで分散させた分散スラリーを調
合してから残りの原料を加えても、均一混合の目的を達
成できる。この場合に用いるケイ酸ナトリウムは水性ス
ラリーに対して0.01乃至10重量%の範囲で用いる
のが望ましい。
また、水性混合物中の固形分濃度は、一般に1乃至30
重量%、特に5乃至15重量%の範囲にあることが望ま
しい。
この混合物をオートクレーブに仕込み、水熱処理を行な
う。水熱処理条件は、従来法に比して比較的温和な条件
であってよく、例えば一般に100乃至300℃、特に
150乃至200℃の温度で、0乃至100にg/cm
2(ゲージ)、特に6乃至40にg/cm2Gの圧力下
に行なうのがよい。反応時間は一般に0.5乃至20時
間のオーダーで十分である。反応により得られる合成ス
チブンサイトは母液から固−液分離し、水洗し、乾燥し
て製品とする。
里−途 本発明に用いる合成スチブンサイトは、水或いは水とメ
タノール、エタノール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、グリセリン等のアルコール類;アセトン
、メチルエチルケトン等のケトン類:メチルエーテル、
エチルエーテル、テトラヒドラフラン、ジオキサン等の
エーテル頚;セロソルブ系(8媒;酢酸エチル等のエス
テル類等の水混和性有機溶媒との混合液により膨潤し、
透明な増粘液乃至ゲルを与える。
この合成スチブンサイトは、チキントロピー的性質を付
与し、或いは増結乃至ゲル化性を付与する目的で、各種
水性組成物中に配合し得る。配合量は、最終製品の用途
や要求されるチキソトロピー的特性によっても相違する
が、一般に、最終組成物当り0.01乃至5重量%、特
に0.1乃至2重量%の範囲が適当である。また、この
合成スチブンサイトを、種々の水性乳化液、水性分散液
、水性懸濁液等に加えると、分散質の分散性や分散安定
性を向上させることができる。これは、前述したカード
ハウス構造が分散質粒子同士の凝集を防止するように作
用するためであろう。
本発明によれば、この合成スチブンサイトを水溶性重合
体と組合せで使用すると、チキソトロピー特性の賦与効
果が一段と向上させ得ることがわかった。合成スチブン
サイトと水溶性重合体との比率は、広範囲に変化させつ
るが、一般に10:0乃至2:8の重量比、特に9:1
乃至5:5の重量比で用いることが好ましい。水溶性重
合体としては、各種デンプン、シアノエチル化デン粉、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)
、トラガントゴム、アラビアゴム、ニカワ、カゼイン、
ゼラチン、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコール、
部分ケン化ポリ酢酸ビニル、部分アセタール化ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニル
ピロリドン、ポリアクリルアミド、水溶性アクリル樹脂
等の1種又は2種以上の組合せを挙げることができる。
これらの内でも、CMC等の水溶性セルロース誘導体が
好ましい。
本発明のチキソトロピー改質剤は、各種ローション、各
flクリーム、シャンプー、リンス、整髪料、液状石ケ
ン等の化粧品に対して、エマルジョン安定性向上、粘度
特性調節、ピグメントの分散向上環の目的で配合し得る
また、医薬、農薬、医薬部外品等の用途において、流動
性調節、増粘性、ゲル形成ベース、各種成分の分散安定
化等の目的で配合し得る。
更に、家庭用品としても、金属、自動車、ガラス、タイ
ル、床、磁気等のクリーナ、ポリッシュ、クレンザ−等
の上記と同様の目的に使用できる。
また各種のエマルジョン塗料、ラテックス、接着剤等の
工業用品においても、安定化剤、増粘剤、チクソ性付与
剤、垂れ防止剤等として配合できる。
更にまた、農業用品や食品の分野においても、例えばゲ
ルの形で各種培地として、発酵生産物の清澄化の目的に
、また増粘剤、乳化安定剤として使用できる。
(発明の効果) 本発明によれば、実質上Mg、Si及びNaの3種の金
属成分のみから成る合成スチブンサイトをレオロジー改
質剤として用いることにより、優れたチキソトロピー性
の賦与が可能となり、しかも人体や生物への影響も少な
いという利点が得られる。
実施例 1 市販塩基性炭酸マグネシウム(徳山曹達製TT)14.
5g (マグネシア分6g)を約tsomfの水に入れ
、3号珪酸ナトリウム54g(シリカ分12g)を加え
て攪拌し、分散スラリーを調合する。
この分散スラリーを、内容積11のオートクレーブに入
れる。攪拌しながら170℃で5時間水熱処理をする。
途中発生する気体を時々排気する。反応終了後、放冷し
てから内容物を取り出し、テ過、乾燥し、46gの生成
物を得た。
この生成物をサンプルミルで粉砕して得られた粉末の白
色度は、95%であった。陽イオン交換容量は0.38
 meq/gで、BET比表面積は468rn2/ g
であり、b軸方向結晶子サイズは、140人であった。
粉末4重量%水懸濁液のゲル応力は13.0zb /1
00ft2であった。
応用例 1 実施例で得られた生成物の4重量%水懸濁液18部にエ
チレングリコール8部、15重量%のC,M、C,水溶
液48部、水50部を加えて攪拌する。ここへ、炭酸カ
ルシウム(白石工業製 白艶華 PZ)90部とアクリ
ル−スチレン系エマルジョン(大日本イシキ製 ボンコ
ート5410)70部を加え、さらに水を加えて400
部とし、充分攪拌した。
得られた液のプラスチック粘度は、22.5cpsと低
かったが、ゲル応力は3.01b/l o o Ft2
でチキソトロピー性を示し、水性塗料としてふされしい
ものであった。
応用例 2 実施例で得られた生成物2部に水100部を加えて分散
し、ここへエタノール2部、15%ラウリル硫酸ナトリ
ウム50部、石英砂20部を加え、さらに水を加えて2
00部とし充分攪拌した。
得られた液は、石英砂の沈降が認められず、チキソトロ
ピー性であり、クレンザ−としてふされしいものであっ
た。
本発明における各項目の試験は下記の方法によった。
(1)X線回折 本実施例においては、理学電機■製X線回折装置(X線
発生装置4036A1、ゴニオメータ−2125D1、
計数装置5071)を用いた。
回折条件は下記のとおりである。
ターゲット    Cu フィルター    Ni 検出器  SC 電    圧      35kVP 電    流      15mA カウント・フルスケール       8 0 0 0
  c/s時定数  1 sec 走査速度   2°/win チャート速度   2cm/win 放射角  1゜ スリット巾    0.3 mm 照     角      6゜ (2)エチレングリコール処理試料のX線回折110℃
で2時間乾燥した試料を1.0g採取する。これに10
%エチレングリコール水溶を夜をホールピペットで5 
mp加える。撹拌棒で良くかき混ぜてから60℃で12
時間乾燥する。乾燥物をメノウ乳針ですりつぶしてでき
た粉末を下記の条件でX線回折測定した。
a、X線回折の条件 ターゲット    Cu フィルター    Ni 検出器  SC 電    圧      40kVP 電    流      20mA カウント・フルスケール       2 0 0 0
 c/s時定数  2 SeC 走査速度   1°/min チャート速度   1cm/min 放射角  1/6゜ スリット巾    0.3 ma+ 照     角      6゜ 測定回折角範囲  l°〜9° (2θ)面間隔(d)
は、半価幅の中点から求めた回折角度(2θ)から下記
式(6)によって算出した。
λ d = (−) 5in−’  (θ)  ・−・・・
−(6)ま ただしλはX線波長1.542人 (3)結晶子サイズ(b軸方向) 粉末試料の結晶子サイズ(人)は丸善■発行の実験化学
講座No4(1956年m)の第238頁に記載するX
線回折法によって測定した。
(4)BET比表面積(+a”/ g )各粉体の比表
面積は窒素ガスの吸着によるBET法によって測定した
。詳しくは次の文献を参照。
S、Brunauer、P、)1.Emmett、E、
Te1ler。
J、Am、Chem、Soc、Vol、60.309 
(1938)(5)熱分析 熱分析装置は、理学電機■製示差熱天秤(標準形TG−
DTA8078G1)を用いた。
(6)白色度 ハンター法によフて測定した。
(7)レオロジー特性 粉末4重量%水懸濁液の25℃における見掛は粘度(c
ps)ゲル応力(ffib /1o ott” )をフ
ァンVG回転粘度計を用いて、600 r、p、mで1
0秒間回転し、回転停止10秒後、3 r、p、m回転
状態でそれぞれ測定した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例1による合成スチブンサイトのC
u−にα線によるX線回折スペクトルである。 第2図は本発明実施例1による合成スチブンサイトをエ
チレングリコール処理したもののCu−にα線によるX
線底面反射スペクトルである。 第3図は本発明実施例2による合成スチブンサイトの熱
分析曲線である。 第4図は合成へクトライト(ラボート社製ラポナイトX
LG)の熱分析曲線である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属成分が実質上マグネシウム、ナトリウム及び
    ケイ素のみから成るスチブンサイト型フィロケイ酸マグ
    ネシウムナトリウムであつてエチレングリコール処理し
    た状態で面間隔16乃至26ÅにX線回折ピークを有す
    る合成スチブンサイトから成ることを特徴とするレオロ
    ジー改質剤。
  2. (2)合成スチブンサイトが実質上下記式 Mg_xNa_ySi_4O_1_0(OH)_2・N
    a_z式中、xとyはx+y<3という条件下 で、xは2以上の数であり、 yは0乃至0.1の数であり、 zは0より大で1.0までの数である、 で表わされる化学組成を有するものである請求項1記載
    のレオロジー改質剤。
  3. (3)合成スチブンサイトが下記測定法固形分濃度4重
    量%の濃度でファンVG回転粘度計を用い、600回転
    /分で10秒間回転させ、回転を止めて10秒間放置後
    3回転/分の回転をさせて測定されるせん断応力(lb
    /100ft^2)で定義されるゲル応力が5以上のも
    のである請求項1記載の合成スチブンサイト。
  4. (4)金属成分が実質上マグネシウム、ナトリウム及び
    ケイ素のみから成るスチブンサイト型フィロケイ酸マグ
    ネシウムナトリウムから成り且つエチレングリコール処
    理した状態で面間隔16乃至26ÅにX線回折ピークを
    有する合成スチブンサイトと水溶性重合体とを含有する
    レオロジー改質剤組成物。
  5. (5)合成スチブンサイトと水溶性重合体とを10:0
    乃至2:8の重量比で含有する請求項4記載のレオロジ
    ー改質剤組成物。
  6. (6)水溶性重合体がセルロース誘導体である請求項4
    記載のレオロジー改質剤組成物。
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