JPH0122273Y2 - - Google Patents

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JPH0122273Y2
JPH0122273Y2 JP1984119853U JP11985384U JPH0122273Y2 JP H0122273 Y2 JPH0122273 Y2 JP H0122273Y2 JP 1984119853 U JP1984119853 U JP 1984119853U JP 11985384 U JP11985384 U JP 11985384U JP H0122273 Y2 JPH0122273 Y2 JP H0122273Y2
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transistor
resistor
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capacitor
terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、パルス発振器に関し、1個のトリガ
パルスに同期したn個の連続したパルスを発生す
るパルス発振器に関する。
第1図は、従来の1個の入力トリガパルスから
n個の連続パルスを発生する一方法を示したもの
である。1は連続パルス発生器で、その出力をゲ
ート回路2の一つの入力端子に印加し、このゲー
ト回路の他の一つの入力端子に、入力トリガパル
スにより遅延パルスを発生する時間遅延回路3、
例えば単安定マルチバイブレター等からの出力を
印加し、連続パルス発生器からの出力のうちのn
個のパルスを抜きとり、ゲート回路2の出力とし
て得る。この場合、連続パルス発生器1と時間遅
延回路3の出力が時間的に独立しているために、
確実にn個のパルスを発生することができない。
本考案は、このような従来技術を克服したパル
ス発振器に関し、任意の時間に印加されたトリガ
パルス入力に対し、周囲温度変化、電源電圧変化
に対しても安定した動作でn個の連続したパルス
を発生するものである。
第2図により本考案の原理を説明する。4は時
定数回路で、この時定数回路は充放電を制御する
スイツチ回路を備えた閾値回路5に接続されてい
て、連続パルスを発振する発振器を構成してい
る。又、7は前記時定数回路4のほぼn倍の時定
数をもつ時定数回路であり、前記閾値回路5と同
一の閾値をもち同一構成の閾値回路6により充放
電が制御され、時定数回路7と閾値回路6とがト
リガ入力により遅延パルスを発生する時間遅延回
路を構成している。この時間遅延回路の出力によ
り、時定数回路4と、閾値回路5からなる発振回
路の動作を制御して、前記時間遅延回路に印加さ
れた入力トリガパルスに同期したn個の連続パル
スを発生する。
第3図Aは本考案の一実施例を示すもので、B
はその波形図である。二つの閾値VU,VLを持つ
た第1の閾値回路は差動形式に接続されたトラン
ジスタ28および29と、これらトランジスタの
共通エミツタと共通端子(接地電位)との間に接
続された電流源としての抵抗32と、これらトラ
ンジスタのコレクタと電源端子との間にそれぞれ
接続された抵抗30および31と、トランジスタ
28のコレクタがトランジスタ29のベースに接
続されトランジスタ29のベースと共通端子との
間に接続された抵抗33により構成される。第1
の閾値回路と実質的に同一の閾値VU,VLを持つ
た第2の閾値回路は、差動形式に接続されたトラ
ンジスタ14および15と、これらトランジスタ
の共通エミツタと共通端子との間に接続された電
流源としての抵抗18と、これらトランジスタの
コレクタと電源端子との間にそれぞれ接続された
抵抗16および17と、トランジスタ14のコレ
クタがトランジスタ15のベースに接続されトラ
ンジスタ15のベースと共通端子との間に接続さ
れた抵抗19により構成される。トランジスタ2
7およびコンデンサ38は第1の閾値回路のトラ
ンジスタ28のベースと共通端子との間に並列に
結合され、抵抗39はコンデンサ38と電源端子
との間に接続されている。トランジスタ34は電
源端子と共通端子間に接続されベースがトランジ
スタ29のコレクタに接続され、そのコレクタ電
位を逆相で供給している。抵抗35はトランジス
タ34のコレクタと共通端子間に接続されてい
る。トリガパルス入力端子aはトランジスタ27
のベースに接続され、トランジスタ21は電源端
子と抵抗23の一端との間に接続されベースがト
ランジスタ34のコレクタに接続されている。ト
ランジスタ26はトランジスタ27のベースと共
通端子との間に接続されベースが抵抗23の一端
に接続されている。これらトランジスタ21,2
6,27と第1の閾値回路とにより単安定マルチ
バイブレータを構成している。コンデンサ36は
第2の閾値回路のトランジスタ14のベースと共
通端子との間に結合され、トランジスタ11およ
び抵抗12の直列回路がこのコンデンサ36に並
列に結合されている。抵抗13はトランジスタ1
1のベースと共通端子に接続され、抵抗37は電
源端子とコンデンサ36との間に接続され抵抗1
2よりも充分に大きな抵抗値を有している。トラ
ンジスタ20は、そのエミツタが電源端子に、コ
レクタが抵抗22および25を介して共通端子に
それぞれ接続されベースがトランジスタ15のコ
レクタに接続され、そのコレクタ電位を逆相で供
給している。パルス信号出力端子bはトランジス
タ20のコレクタに結合され、トランジスタ24
は抵抗23の他端と共通端子との間に接続されベ
ースが抵抗22を介してトランジスタ20のコレ
クタに接続されている。抵抗25は共通端子とト
ランジスタ24のベース間に接続されている。こ
れらトランジスタ11,20,24および第2の
閾値回路とにより発振回路を構成している。
第3図Bを参照しながら第3図Aの動作を説明
する。第3図Bにおいて1はトランジスタ14の
ベースの電圧、すなわち点dの電圧の波形を、2
はトランジスタ28のベースの電圧、すなわち点
cの電圧の波形を、3は出力端子bの電圧の波形
を、4はトランジスタ34のコレクタ電圧の波形
をそれぞれ示している。
まず定常状態では、第3図Bの1及び2に示す
ように、トランジスタ14及び28の電圧は、ほ
ぼ電源電圧VCCになつている。
まず、単安定マルチバイブレータの動作を考え
てみると、t=0の時点で、トランジスタ27の
ベースにトリガパルスが印加されると、トランジ
スタ27が導通状態となるため、コンデンサ38
の電荷が放電される。コンデンサ38(すなわち
点c)の放電電圧がVLとなると、トランジスタ
29がオン状態となるため、トランジスタ34が
オン状態となり、同トランジスタ34のコレクタ
電圧は第3図Bの4で示すように立ち上がること
になる。トランジスタ34のオン状態によつてト
ランジスタ21および26がオン状態となるの
で、トランジスタ27はオフ状態となる。すなわ
ち、トリガパルスの印加によつてコンデンサ38
は放電されるが、その放電はトリガパルスのパル
ス幅にかかわらず電圧VLで終了する。以後、点
cの電圧は第3図Bの2に示すように、抵抗39
及びコンデンサ38によつて決定される充電時定
数により上昇することになる。そして、t=T1
の時点でのその電圧がトランジスタ28と29で
構成される閾値回路の閾値VUを越えると、トラ
ンジスタ28がオン、トランジスタ29,34,
21および26がオフとなる。トランジスタ34
のコレクタ電圧はかくして第3図Bの4のように
立下がることになる。一方、コンデンサ38は充
電され続け、VCCまで上昇する。単安定マルチバ
イブレータの出力電圧の波形、すなわちトランジ
スタ34のコレクタ電圧の波形のパルス幅T1は、
コンデンサ38の容量をC2、抵抗39の値をR2
とすると、 T1=R2C2ln(VCC−VL/VCC-VU) と表わすことができる。
次に、発振回路の動作を考えてみると、t=0
の時点で、トランジスタ34および21がオン状
態となり、トランジスタ11がオン状態となる。
従つて、第3図Bの1に示すように、トランジス
タ14のベース電圧(すなわち、点dの電圧)は
抵抗12及びコンデンサ36によつて決定される
放電時定数により減少することになる。そして、
その電圧がトランジスタ14と15で構成される
閾値回路の閾値VLになると、トランジスタ15
および20がオン状態となり、第3図Bの3に示
すように、出力端子bの電圧が立上がる。それと
同時にトランジスタ24がオンとなり、トランジ
スタ11をオフ状態にする。従つて、第3図Bの
1に示すように、コンデンサ36は抵抗37及び
コンデンサ36によつて決定される充電時定数に
より充電されることになる。そして、トランジス
タ14のコレクタ電圧がトランジスタ14と15
で構成される閾値回路の閾値VUになると、トラ
ンジスタ20がオフ状態となり、第3図Bの3に
示すように、出力端子bの電圧の波形が立下が
る。トランジスタ20がオフ状態によつてトラン
ジスタ24もオフ状態となるが、この時、トラン
ジスタ21はオン状態であるからトランジスタ1
1はオン状態になり、コンデンサ36を再び放電
させる。以後、同様にしてコンデンサ36の充
電、放電が繰り返される結果、出力端子bから
は、周期T0のパルス幅が得られることになる。
t=T1の時点以降で、点dの電圧がVUに達して
トランジスタ20および24がオフ状態となる
と、このときトランジスタ21がオフ状態となつ
ているため、トランジスタ11も以後オフ状態を
続ける。かくして、コンデンサ36は充電され続
けVCCで上昇することになる。上述したように、
トランジスタ14、ベース15で構成する閾値回
路の閾値は、トランジスタ28,29で構成する
閾値回路の閾値と同一で、しかも同一の構成とな
つている。コンデンサ36の容量をC1、抵抗3
7の値をR1、抵抗12の値をR0とすると、出力
端子bから得られるパルスの周期T0は、 T0=R1C1ln(VCC−VL/VCC−VU) +R0C1ln(VU/VL) と表わすことができる。
ここで、R1>>R0の条件においてT0は、コン
デンサ36の放電時定数が小さいので、 T0=R1C1ln(VCC−VL/VCC−VU) と近似でき、コンデンサ38の充電時定数をコン
デンサ36の充電時定数のn倍、すなわち nC1R1=R2C2とすると、 T1=nT0 となり、単安定マルチバイブレータのパルス幅
T1に対しn個の連続した出力パルスが得ること
ができる。
以上説明したように、本考案によれば、任意の
時間に印加される入力トリガパルスにより、入力
トリガパルスに同期したn個の連続した出力パル
スが得られる。更に、減電圧、温度変化に対して
も充分に安定した動作が期待でき、しかも、コン
デンサのみを外付けする構成を考えた場合、端子
数も少なくIC化にも好適な発振器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるパルス発振器の一例を
示すブロツク図である。第2図は本考案の原理を
説明するためのブロツク図である。第3図Aは本
考案の一実施例を示す回路図である。第3図Bは
第3図Aの動作を説明するための波形図である。 11,14,15,20,21,26,27,
28,29,34……トランジスタ、12,1
3,16,17,18,19,22,23,2
5,30,31,32,33,35,37,39
……抵抗、36,38……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動形式に接続された第1および第2のトラン
    ジスタ28と29,14と15、これらトランジ
    スタの共通エミツタと共通端子eとの間に接続さ
    れた電流源32,18、これらトランジスタのコ
    レクタと電源端子fとの間にそれぞれ接続された
    第1および第2の抵抗30と31,16と17、
    前記第1のトランジスタのコレクタを前記第2の
    トランジスタのベースに接続する手段、ならびに
    前記第2のトランジスタのベースと前記共通端子
    との間に接続された第3の抵抗33,19をそれ
    ぞれが有して実質的に同一の閾値電圧を有する第
    1および第2の閾値回路と、前記第1の閾値回路
    の前記第1のトランジスタ28のベースと前記共
    通端子との間に並列に結合された第3のトランジ
    スタ27および第1のコンデンサ38と、前記第
    2の閾値回路の前記第1のトランジスタ16のベ
    ースと、前記共通端子との間に結合された第2の
    コンデンサ36と、この第2のコンデンサに並列
    に結合された第4のトランジスタ11および第4
    の抵抗12の直列回路と、トリガパルスを前記第
    3のトランジスタのベースに供給する手段と、第
    5の抵抗23と、前記電源端子と前記第5の抵抗
    23の一端との間に接続されベースに前記第1の
    閾値回路の前記第2のトランジスタ29のコレク
    タ電圧が逆相で供給される第5のトランジスタ2
    1と、前記第3のトランジスタ27のベースと前
    記共通端子との間に接続されベースが前記第5の
    抵抗23の前記一端に接続された第6のトランジ
    スタ26と、前記第5の抵抗23の他端と前記共
    通端子との間に接続されてベースに前記第2の閾
    値回路の前記第2のトランジスタ15のコレクタ
    電圧が逆相で供給される第7のトランジスタ24
    と、前記第5の抵抗の前記他端を前記第4のトラ
    ンジスタのベースに接続する手段と、前記第2の
    閾値回路の前記第2のトランジスタのコレクタに
    結合されたパルス信号出力端子bと、前記第1の
    コンデンサ38と前記電源端子との間に接続され
    た第6の抵抗39と、前記第2のコンデンサ36
    と前記電源端子との間に接続され前記第4の抵抗
    よりも充分に大きな抵抗値を有する第7の抵抗3
    7とを備え、前記第1のコンデンサ38の充電時
    定数を第2のコンデンサ36の充電時定数よりも
    大きくしたパルス発振回路。
JP11985384U 1984-08-02 1984-08-02 パルス発振回路 Granted JPS6047327U (ja)

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JP11985384U JPS6047327U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 パルス発振回路

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JPS6047327U JPS6047327U (ja) 1985-04-03
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JP11985384U Granted JPS6047327U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 パルス発振回路

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116680U (ja) * 1974-07-24 1976-02-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116680U (ja) * 1974-07-24 1976-02-06

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JPS6047327U (ja) 1985-04-03

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