JPH01219856A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH01219856A
JPH01219856A JP63044467A JP4446788A JPH01219856A JP H01219856 A JPH01219856 A JP H01219856A JP 63044467 A JP63044467 A JP 63044467A JP 4446788 A JP4446788 A JP 4446788A JP H01219856 A JPH01219856 A JP H01219856A
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JP
Japan
Prior art keywords
size
original
cassette
copy paper
copying machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP63044467A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Otani
敏 大谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH01219856A publication Critical patent/JPH01219856A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は原稿の複写を行うための複写機に係わり、詳細
には縮倍率やコピー用紙のサイズとの関係で原稿のサイ
ズを取り違えたときこれを警告表示することのできる機
能を備えた複写機に関する。
「従来の技術」 多くの複写機は、2つまたは3つ以上のカセットトレイ
をコピー用紙の供給用として装着することができるよう
になっている。また、縮倍率も多段階に設定することが
できるようになっているものが多い。従って、このよう
な複写機では原稿のサイズ、縮倍率、コピー用紙のサイ
ズという3者の関係で色々な複写画を作成することがで
きる。
ところが、このように複写条件に多くの自由度があると
、操作ミスによって無駄なコピーがとられる危険性も高
まる。例えば最大で日本工業規格A3判の原稿からコピ
ーをとることができる複写機が存在したとする。この複
写機で原稿のサイズとしてA3判を指定し、あるいはサ
イズ検知機構が原稿のサイズをA3判として判別したと
する。
この場合にオペレータがコピー用紙供給用にA4判サイ
ズ縦送り用のカセットトレイを選択し縮倍率を70%に
設定した場合には、このサイズの原稿から丁度A4判サ
イズの複写画が作成されるので、特に問題が生じない。
ここで縦送りとは、コピー用紙の長手方向が用紙の搬送
方向に一致するような搬送形態をいうことにし、この逆
にコピー用紙の短手方向が用紙の搬送方向に一致するよ
うな搬送形態を短手送りと呼ぶことにする。
ところで同じへ3判サイズの原稿が用意された状態で、
縮倍率が70%でA3判サイズ縦送り用のカセットトレ
イが選択された場合には、前記した例におけるこの選択
は不自然なものとなってしまう。なぜならこの複写機で
とったA3サイズの用紙には、その一部にしか複写画が
作成されず、通常の場合無駄な用紙選択となってしまう
からである。
そこで複写機のある種のものは、このような場合に「カ
セット違い」という警告表示を行うようになっている。
この例では、こちによりオペレータがA4判サイズ縦送
り用のカセットトレイをコピー用紙供給用としてセット
すれば警告表示が解除されることになる。
もちろん従来の複写機でも、この「カセット違い」とい
う警告表示がコピー作業そのものを禁止するものではな
い。原稿の一部だけをコピーしたり、反対にコピー用紙
の一部に原稿全体の画像をコピーすることは可能性とし
てあり得るものであり、警告表示はオペレータの選択操
作に間違いの可能性があることを表示するという意味で
しかない。
「発明が解決しようとする課題」 ところで第11図に示すように、原稿を載置するための
プラテンガラス11が最大A2判サイズの複写機があっ
たものとする。この複写機自体は原稿のサイズを判別す
ることができず、オペレータが代ってそのサイズを複写
機に入力するようになっているものとする。この複写機
で第12図に示すようにへ3判の原稿12をその短手方
向が右端となるようにしてプラテンガラス11にセット
したとする。またこのときのカセットトレイとしてはA
4判サイズ縦送り用のカセットトレイ13が選択されて
いたものとする。このときオペレータは原稿のサイズに
関するデータとしてA3判サイズを入力する。そこで複
写機が縮倍率が70%に設定されている場合には、3者
の組合せが自然なので「カセット違い」が表示されず、
これ以外の組合せに対しては「カセット違い」の表示が
図示しないコンソールパネル上に行われることになる。
ところが、オペレータによってはへ3判サイズの原稿1
2を第13図に示すようにプラテンガラス11上に長手
方向を右端として載置する場合がある。このような場合
にはA4判サイズ横送り用のカセットトレイ14を選択
すれば丁度A3判の原稿からA4判のコピー用紙に複写
画が作成されるのであり、「カセット違い」の表示は不
適性なものとなる。
以上、A2判サイズとA3判サイズとの関係における原
稿とコピー用紙の選択の問題点について説明したが、あ
るサイズとその半分のサイズの用紙間でこの問題は同様
に生じる。
そこで本発明の目的は、原稿等の取り扱いに対する警告
表示を現実の取り扱いにより合致するようにすることの
できる複写機を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明では、第1図に原理的に示すように原稿のサイズ
を選択する原稿サイズ選択手段21と、コピー用紙のサ
イズや縮倍率等の関係で不適正なサイズの原稿が原稿サ
イズ選択手段21によって選択された可能性があるとき
これを判別する原稿サイズ不適性可能性判別手段22と
、この原稿サイズ不適性可能性判別手段22が原稿サイ
ズの不適性の可能性を判別したとき、デイスプレィ上や
ブザー等で警告表示を行う警告表示手段23と、複写を
行うことのできる原稿の最大サイズの2分の1のサイズ
の原稿が原稿サイズ選択手段21によって選択されたと
き原稿サイズ不適性可能性判別手段22の判別結果に係
わらず警告表示を禁止する警告表示禁止手段24とを複
写機に具備させる。
すなわち、本発明によれば複写を行うことのできる原稿
の最大サイズの2分の1のサイズの原稿が原稿サイズ選
択手段21によって選択されたときには、警告表示をし
ないようにして前記した目的を達成する。
「実施例」 以下実施例につき本発明の詳細な説明する。
「目次」 まず、この実施例の複写機の説明における目次を示す。
(1)複写機の概要 (2)複写機の回路構成の概要 (3)コンソールパネル (4)具体的な回路構成 (4−1)感光体ドラム周辺 (4−2)光学系 (4−3)定着装置 (4−4)ピリングカウンタ (4−5)電源 (5)複写機の警告表示 (5−1)rカセット違い」の点滅条件(5−2)rカ
セット違い」の消灯条件(5−3)rカセット違い」の
点滅制御(1)複写機の概要 第2図はこの実施例の複写機の外°観を表わしたもので
ある。この複写機31の本体は専用のキャビネット32
上に載置された複写機本体33と、この複写機本体33
に着脱自在に配置された3種類のカセットトレイ34〜
36、およびコピー用紙を排出するための排出トレイ3
7によって構成されている。複写機本体33の上部には
、開閉自在のプラテンカバー38が取りつけられており
、その下には図面主視れていないがプラテンガラスが配
置されている。この複写機は日本工業規格におけるA2
判サイズの原稿まで複写することができるので、プラテ
ンガラスはこの最大サイズの原稿の面積よりもわずかに
大きなサイズとなっている。
複写機本体33の上面におけるプラテンカバー38の手
前には、コンソールパネル39が6[されている。この
コンソールパネル39は後に具体的に説明するが、入力
用の各種のキースイッチと共に液晶表示板が組み込まれ
ている。液晶表示板には、コピー枚数やジャム(紙づま
り)等の各種情報が表示されるようになっている。
複写機本体33の図で右側部には手差しトレイ41が取
りつけられている。手差しを行う場合には、この手差し
トレイ41を倒してここからコピー用紙の手差しを行う
。この複写機では、手差しトレイ41の他に前記したよ
うに3種類のカセットトレイ34〜36が用意されてい
るので、コピー用紙の供給を4系統で行うことができる
。なおこの場合、カセットトレイ34〜36にセットす
ることのできる最大サイズのコピー用紙はへ3サイズと
なるようになっている。手差しトレイ41から手差しを
行うことのできるコピー用紙のサイズも、同様にへ3サ
イズが最大になるように設定されている。
第3図はこの複写機の内部構造の概要を表わしたもので
ある。複写機本体33の上部には原稿(図示せず)を載
置するためのプラテンガラス51が配置されている。プ
ラテンガラス51の直下には、ハロゲンランプからなる
光源52が図示しないキャリジによって往復動するよう
になっており、原稿の露光走査が行われるようになって
いる。帯状の露光領域から反射された光線は、第1〜第
3のミラー53〜55によって反射された後、光学レン
ズ56に入射する。光学レンズ56を通過した光線は、
第4のミラー57によって反射された後、感光体ドラム
58の露光位置59に照射される。
感光体ドラム58は、後に説明するメインモータによっ
て矢印方向く時計方向)に定速回転を行うようになって
おり、チャージコロトロン61の作用によってその表面
が均一に帯電される。この帯電された部位が露光位置5
9に到達すると、原稿の反射光によって照射され選択的
に除電が行われて静電潜像が形成される。この静電潜像
は、インターイメージランプ62によって不要な部分が
除去された後、現像装置63によって現像され、トナー
像が作成される。このトナー像はトランスファ・コロト
ロン64およびブタツク・コロトロン65の作用によっ
てコピー用紙(図示せず)に転写されることになる。こ
のとき、感光体ドラム58に残ったトナーはプレクリー
ン・コロトロン66によって除電された後、ドクターブ
レード67によってドラム表面から掻き落とされる。こ
のようにして感光体ドラム58の清掃が終了すると、こ
のドラム表面はチャージコロトロン61によって再び帯
電され、次の露光作業に備えることになる。
ところで、すでに説明したようにこの複写機は4系統の
用紙給送機構を備えている。3つのカセットトレイ34
〜36の差し込まれる収納位置前方にはそれぞれサイズ
センサ71が1つずつ配置されており、これらのトレイ
に収容されるコピー用紙のサイズを判別するようになっ
ている。この判別には、各種の方式が存在する。本実施
例の複写機では、それぞれのカセットトレイ34〜36
の先端に用紙サイズに固有の凹凸を設けておき、これを
サイズセンサ71で検出して複数の抵抗を並列接続した
回路のそれぞれの抵抗に直列に接続された各スイッチを
オンまたはオフに設定する。
これにより、検出されたコピー用紙のサイズに応じた抵
抗値がアナログデータとして出力される。
後に説明するCPU (中央処理装置)は、このアナロ
グデータを人力して、コピー用紙のサイズを判別するこ
とになる。
各サイズセンサ71の近傍には、ノーペーパセンサ72
が配置されている。またカセットトレイ34〜36の前
部上方にはそれぞれフィードローラ73が配置されてい
る。フィードローラ73は、カセットトレイ34〜36
のうち選択されたトレイからコピー用紙を送り出すため
に用いられる。
ノーペーパセンサ72は、フィードローラ73によるコ
ピー用紙の送り出しが行われないとき、そのカセットト
レイ内のコピー用紙が無くなったことを検知するセンサ
である。
一方、手差しトレイ41にも、その先端部分にフィード
ローラ73が配置されており、−枚ずつ手差しされたコ
ピー用紙を所定のタイミングで複写機本体内部に送り込
むようになっている。マニュアルセンサ75は、手差し
が行われたことを検出するためのセンサである。このマ
ニュアルセンサ75がコピー用紙を1秒間以上検出した
ことを条件として、CPUは手差しトレイ41にコピー
用紙がセットされたものと認識する。これは、オペレー
タがコピー用紙を手差しせずにすぐに引き抜くことがあ
るため、このような場合にコピー作業が開始しないよう
にするためである。
マニュアルソレノイド76は、コピー用紙の送り出しの
開始を制御するためのゲート制御に用いられる。このマ
ニュアルソレノイド76はコピー用紙の通過を阻止する
位置に存在し、コピーサイクルが開始した時点にゲート
が開くようになっている。これにより、手差しトレイの
フィードローラ73に駆動力が伝達され、コピー用紙の
送り出しが開始される。
さて、これら4系統の用紙給送機構から選択的に送り出
されたコピー用紙は、図で破線で示す搬送路77を進行
する。そして、これらの搬送路77が統合された場所に
配置されたフィードセンサ78によってコピー用紙の到
来が検知される。
コピー用紙は、フィードローラ73の滑り等が原因して
必ずしも正確に搬送が開始されるものではない。そこで
、コピー用紙はレジゲート79によってその搬送が一時
的に停止され、搬送タイミングの調整が行われる。図示
しないレジゲートソレノイドが解磁されてレジゲート7
9が開くと、コピー用紙は搬送を開始され、感光体ドラ
ム58とブタツク・コロトロン65の間を通過し、ここ
でトナー像の転写を受ける。トナー像の転写されたコピ
ー用紙は、搬送ベルト81によって搬送され、その出口
側に設けられたヒートロール82とプレッシャローラ8
3の間を通過する。ヒートロール82は内蔵のクォーツ
ランプによって加熱されており、ここでトナー像がコピ
ー用紙に加熱定着されることになる。定着の終了したコ
ピー用紙は、図示しない排出ロールによって排出トレイ
37上に排出される。
なお、この実施例で用いられている3系統のカセッ))
レイ34〜36は、必ずしも互いに異なったサイズのコ
ピー用紙を収容するものである必要がない。例えば2つ
のカセットトレイ34.35として同一サイズのコピー
用紙を収容するトレイを使用してもよい。この場合には
、選択された方のカセットトレイ内のコピー用紙が無く
なると、他方のカセットトレイが自動的に選択されコピ
ー用紙の給送が絶え間なく行われることになる。
またこの複写機ではレジゲートソレノイドが解磁される
ことでレジゲート(レジストレーション用のゲート)7
9を開くようにしたが、これによりレジゲート79が閉
じているときはソレノイドが励磁されていることになる
。従って、コピー用紙の通過が阻止されている状態での
レジゲート79の位置変動が少なくなり、コピー用紙の
先端を正確に位置決めすることができるという利点が生
じる。
(2)複写機の回路構成の概要 第4図は複写機の回路構成の要部をCPU (中央処理
装置)を中心として表わしたものである。
このCPU91は、ADコンバータ、USART(Un
iversal 5ynchronous /^5yn
chronousReciever Transmit
ter) 、タイマ・カウンタ、入出力ポート等の機能
を備えており、°バス92を介して、あるいはアナログ
入力用の端子93を介して次の各部と接続されている。
(イ)バス92を介して接続されているもの。
(i)ROM94: この複写機の各種プログラムを格納したリード・オンリ
・メモリであり、本実施例では32にバイトの容量をも
っている。
(ii)RAM95 : 各種データを一時的に格納するランダム・アクセス・メ
モリであり、本実施例では2にバイトの容1をもってい
る。
(1■)不揮発性メモリ96: 図示しない電池によってバックアップされたランダム・
アクセス・メモリであり、複写機の電源をオフしても消
去されるべきでないデータの格納が行われる。このよう
なデータとしては、例えば(a)コピー用紙のレジスト
レーションを調整するためのセットアツプ値、(b)イ
ンターイメージランプ62(第3図)による画像の先端
部分の消し込み量の設定値、(C)複写倍率を等倍に設
定した場合における縦および横の倍率の微調整値、(d
)複写機の生産ラインで行われる各種パラメータの調整
値、(e)複写機のジャム等の状況を記録した履歴デー
タ、(f)優先的に使用されるカセットトレイの指定デ
ータ等を挙げることができる。
(iv )キーボード・デイスプレィLSI97:コン
ソールパネル39に設けられている大規模集積回路であ
る。これについては後に詳細に説明する。
(v)タイマ・カウンタLSI98: メインモータ101およびキャリジモータ102の駆動
を制御するためのタイミングを設定する大規模集積回路
である。ここでメインモータ102は、第3図に示した
感光体ドラム58、搬送ベルト81、ヒートロール82
等の駆動に用いられるモータである。キャリジモータ1
02は、同じく第3図に示した光源52や光学レンズ5
6等を走査するためのキャリジ(図示せず)を往復動さ
せるための駆動源である。
(vi)I10コントローラ103: フィルタ回v&104を介して各種ディジタルデータの
人力を行い、またドライバ回路105を介して各種部品
の駆動制御を行う入出力コントローラである。ここでフ
ィルタ回路104には、例えば各種スイッチやセンサが
接続されている。またドライバ回路105には、第3図
に示した4系統のフィードローラ73の駆動を制御する
図示しないクラッチ等が接続されている。
(ロ)アナログ人力用の端子93を介してCPU91に
接続されているもの。
(1)光量センサ107: この複写機では光源52と並列にこの光量をモニタする
ためのモニタ用ランプ(図示せず)を配置している。モ
ニタ用ランプの光量は光量センサ107によってその強
度が検知され、アナログデータとして端子93からCP
U91に入力され、処理されるようになっている。
(ii )温度センサ群108; この複写機には、第3図に示したヒートロール82の表
面温度を検知するためにロール、表面に軽く接触するソ
フトタッチセンサ(後の第8図参照)が設けられている
。このようなセンサ類の出力するアナログデータは、同
じように端子93に入力処理される。
(iii )サイズセンサ群71: 第3図に示した各カセットトレイ34〜36に収容され
るコピー用紙のサイズを検知するためのセンサ群である
。この複写機では、次の6形態の定型サイズのコピー用
紙を個別に収容するカセットトレイ−が標準仕様として
用意されている。もちろん、この他にもリーガルサイズ
等の外国仕様のカセットトレイも使用することが可能で
ある。
(a)日本工業規格85判用紙横送り (b)日本工業規格85判用紙縦送り (C)日本工業規格A4判用紙横送り (d)日本工業規格A4判用紙縦送り (e)日本工業規格A3判用紙横送り (f)日本工業規格A3判用紙横送り このように多くの形態のカセットトレイが選択され使用
されるので、これらを、判別するためにそれぞれのカセ
ットトレイに4つのセンサを配置した従来のデータ処理
の方式を用いると、CPU91には最大12個のインプ
ット用のボートが必要になってしまう。こればかりかコ
ネクタの数やハーネスを構成するケーブルの数が多くな
ってしまい、装置のコスト、小型化の達成および信頼性
の要請のいずれの面からも問題を生じてしまう。
そこで本実施例の複写機では前記したように抵抗とスイ
ッチからなるサイズセンサ71をカセットトレイの収納
箇所にそれぞれ用意し、各スイッチのオン・オフ状態に
よる合成抵抗値のデータをアナログデータとしてCPU
91に送出する。これによりカセットトレイの種類が最
大で16種類まで判別できるようになる。
(ハ)その他 リセット回路109は、CPLI91のリセット用の端
子111に接続されている。このリセット回路109は
、CPU91の暴走時やイニシャライズ時にリセット信
号をCPU91に供給してこれをリセットさせる。
(3)コンソールパネル 第5図はこの複写機に用いられるコンソールパネルを表
わしたものである。
コンソールパネル39の上部等にはメニュー表示板12
1が配置されており、それぞれのパネル部分の内容が文
字で表示されている。以下、これらのパネル部分を順に
説明する。
(イ)A2原稿モード: この複写機は最大A2判サイズの原稿まで複写すること
ができる。ただし、コピー用紙はA3サイズまで使用す
ることができるので、A2判サイズの原稿を使用したと
きにはこれを縮小しないと原稿全体の画情報を再現する
ことができない。A2原稿モードボタン123を押すと
、この上に配置された2つの表示ランプ124が1つず
つ順に点灯し、2つのモードのいずれかが選択される。
ここでrA2→A4jと記された項目の表示ランプ12
4が点灯すると、カセットトレイ34〜36のうちのA
4判サイズのコピー用紙が収容されたトレイが選択され
、また縮倍率が50%に設定されて、A2判からA4判
へのコピー作業が選択される。これに対して、rA2→
A3Jと記された項目の表示ランプ124が点灯すると
、カセットトレイ34〜36のうちのへ3判サイズのコ
ピー用紙が収容されたトレイが選択され、また縮倍率が
70%に設定されて、A2判からA3判へのコピー作業
が選択されることになる。
もちろん、オペレータはA2原稿モードボタン123を
押さずに、例えば縮倍率を70%に設定し、カセットト
レイをA3サイズのものに選択すれば、rA2−A3J
と同様の複写作業を実行することができる。“A2原稿
モード”のパネル部分はこのような作業をより簡単にか
つ誤−りなく行うことを目的として設けられたものであ
る。
(ロ)原稿サイズ: 原稿サイズボタン125を押すと、この横に一列に配置
された4つの表示ランプ126が1つずつ順に点灯し、
85判サイズからA3判サイズまでの原稿が順に選択さ
れるようになっている。後に説明するようにこの装置で
はコピー用紙のサイズの選択も行われるようになってお
り、両者の選択が行われると、これらの関係で縮倍率が
自動的に計算され、設定されるようになっている。
(ハ)縮小/拡大: この欄には、50%から200%までの縮倍率を1%刻
みで表示する倍率表示部128が設けられている。縮倍
率の指定は、この倍率表示部128の下に配置された2
つの任意%指定キー129か、固定サイズ指定キー13
1を操作することによって行うことができる。
任意%指定キー129のうち上側に配置されているキー
を押すと、最大200%まで1%ずつ倍率が増加する。
また、下側に配置されているキーを押すと、最低50%
まで1%ずつ倍率が低下する。
固定サイズ指定キー131の上には4つの表示ランプ1
32が配置されている。これらはそれぞれ固定された倍
率としての100%、63%、121%および135%
を表示するためのものである。固定サイズ指定キー13
1を押すと、これらの表示ランプ132が1つずつ順に
選択される。
なお、100%以外の3種類の倍率は、オペレータがそ
の仕事の内容に応じて自由に変更することができるよう
になっている。
(ニ)用紙トレイ: この欄にはトレイ選択ボタン134が配置されている。
トレイ選択ボタン134を押すと、3つのカセットトレ
イ34〜36をそれぞれ表示した3種類の表示ランプ1
35が1つずつ順に点灯し、トレイの選択状況が表示さ
れる。これらの表示ランプ135の左側にはそのとき選
択されたコピー用紙の種類を表示するために6つの表示
ランプ136が配置されている。
ここで“A4/B5ヨコ”とは、A4判あるいは85判
のコピー用紙を横送り方向にセットしたカセットトレイ
が選択されたことを表示するためのものであり、これら
のカセットトレイが使用される場合は通常まれなので、
統一して表示するようにしたものである。複写機によっ
てはこれらを個別に表示するようにしてもよい。また、
“A4/B5ヨコ”の下には“標準外”の表示ランプ1
36が設けられているが、これはこれらのサイズ以外の
サイズのコピー用紙を収容するカセットトレイが選択さ
れたことを標準するためのものである。
(ホ)コピー濃度: この欄には2.つのコピー濃度ボタン138が設けられ
ている。これらのボタン134の上には、5段階のコピ
ー濃度をそれぞれ標準する5種類の表示ランプ139が
配置されており、ボタン操作によってこれらの1つが選
択的に表示され、そのコピー濃度が選択されるようにな
っている。
(へ)表示・キー操作 この欄には、表示部141と、各種キーを配置したキー
操作部142とが配置されている。
(a)表示部141: ここには、カセットトレイ34〜36の選択状況の表示
部144や、コピー枚数の表示部145や、複写機の各
種状況の表示部146が配置されている。表示部146
に表示される文字としては、「紙づまり」、「コピーで
きます」、「お待ち下さい」、「カセット違い」等が存
在する。これらの文字は、背後に設けられた発光ダイオ
ードが選択的に点灯することで表示されるようになって
いる。
なお、「カセット違い」とは、原稿のサイズ、コピー用
紙のサイズ、縮倍率の組み合わせに異常な可能性があり
、ミスコピーが予想されるときに点滅表示される文字で
ある。この表示が行われている場合であってもコピーを
行うことはできる。
(b)キー操作部142: ここには、次のような各種キーあるいはボタンが配置さ
れている。
(i)ページ連写ボタン151: ページ速写機能を実現するためのボタンである。
ここでページ速写機能とは、製本された原稿のように2
ページにまたがった原稿を見開きの状態で1ページずつ
2つに分割して順にコピーする機能である。ページ連写
ボタン151を押すと、その近傍に配置された表示ラン
プ152が点灯し、ページ速写機能が選択されたことが
示される。ページ連写機能が選択されると、縮倍率は自
動的に100%(等倍)となり、“A4/B5ヨコ”の
コピー用紙が収容されたカセットトレイが選択すれる。
(11)プログラムボタン153: 不揮発性メモリ96に各種データを書き込む際に使用す
るモードに複写機を設定するためのボタンである。この
ようなデータとしては、例えば3種類のカセットトレイ
34〜36の中から優先して選択されるべきトレイ(優
先トレイ)を設定するためのデータや、なんらの−コピ
ー作業が行われない場合に電源の一部を遮断する節電機
能を実行するまでの所要時間に関するデータ等がある。
CPU91は、複写機の電源が投入された初期状態の時
点や、何らかの理由で初期状態に戻った場合には、カセ
ットトレイ34〜36、縮倍率等の優先的な取り扱いが
ある事項について不揮発性メモリ96の格納データをチ
エツクし°、それに応じてコンソールパネル39の表示
を行うと共に、指示された状態に複写機を設定する。プ
ログラムボタン153が押されると、このボタンの近傍
に配置された表示ランプ154が点灯して、複写機の各
種設定を行うモードに設定されたことが表示される。
(iii )オールクリアボタン156:各モードを初
期状態に戻すときに使用されるボタンである。
(iv )テンキー157: 数値キーであり、コピー枚数の設定等に使用される。
(v)割り込みボタン158: 現在行われているコピー作業を一時的に中断して、他の
複写条件によるコピー作業を可能とするために使用され
るボタンである。割り込みが終了すると、前の複写条件
でコピー作業を再開することができる。
(vi)ストップボタン159: コピー作業の中断に用いられるボタンである。
(vj)スタートボタン161: コピー作業を開始させるためのボタンである。
このスタートボタン161の近傍にはスタート予約表示
用表示ランプ162が配置されている。表示部146内
の「お待ち下さい」の文字が点灯している状態でスター
トボタン161が押されると、コピー作業の開始の指示
が予約され、表示ランプ162が点灯する。この点灯状
態では表示部146内の「お待ち下さい」の文字が消灯
して代わりに「コピーできます」の表示が行われたとき
にコピー作業が自動的にスタートすることになる。
以上説明したようにコンソールパネル39には多くのキ
ーや発光ダイオード(表示ランプ)が配置されている。
そこでこれらの部品をすべて個別にCPU91に接続し
たとすると、ポートの数が不足してしまう。そこで本実
施例ではキーボード・デイスプレィLSI97(第4図
)をこの解決策として使用している。キーボード・デイ
スプレィLSI97は、キー人力を常に監視している。
そして監視結果としての情報を8ビツトのデータとして
時分割でCPU91に対して伝送する。また、CPU9
1から時分割で送られてくる8ビツトの点灯制御信号を
コンソールパネル39に配置された発光ダイオードの数
(表示ランプ124.126.132.136.139
.152.153等の数〉だけ受は取った時点で、これ
ら発光ダイオードを点灯させたり消灯状態に保つ制御を
行う。
(4)具体的な回路構成 次にこの複写機の具体的な回路構成について説明する。
(4−1)感光体ドラム周辺 第3図に示したように、感光体ドラム58の周囲にはチ
ャージコロトロン61等の部品が配置されている。これ
らについてはすでに一般的な説明を行ったので、ここで
はインターイメージランプ62と、先に説明を行わなか
った部品について説明を行う。
(イ)インターイメージランプ: 第6図は、インターイメージランプの構成を表わしたも
のである。インターイメージランプ62は、−列に配置
された80個の発光ダイオード′ 221と、これらの
前面に配置された1枚のプラスチックレンズ222から
なる。プラスチックレンズ222は1つ1つの発光ダイ
オードに対応する位置に非球面の凸部を有しており、発
光ダイオード221の互いに隣接する部分が発光したと
きであっても感光体ドラム58(第3図)上で光がそれ
らの境界領域においても不均一な強度とならないように
配慮されている。
80個の発光ダイオード221は、CPLI91の出力
する5ビツトの信号によって所定間隔ごとにオン・オフ
制御されるよう−になっている。このとき、左右30個
ずつの発光ダイオード221は左右対称の位置が同一の
信号状態でオン・オフ制御されるようになっており、中
央の20個の発光ダイオード221は一斉に同一信号状
態でオン・オフ制御されるようになっている。このため
、80個の発光ダイオードは制御上31種類の制御信号
でオン・オフ制御されることになり、前記したように5
ビツトのデータによる制御が可能となる。
(ロ)トナーセンサ; 現像装置63内においてトナーの補給の必要性の有無を
判別するためのセンサ(図示せず)である。
(ハ)ディスベンスモーク: 現像装置63にはトナーを格納するためのトナーボック
ス(図示せず)が設けられている。このトナーボックス
内のトナーを攪拌して補給するために使用するモータ(
図示せず)である。同じく図示しないインクリーススイ
ッチを押すと、このディスベンスモークが強制的に駆動
され、トナーの増量が行われる。
(ニ)高圧電源装置(HVPS): 現像装置63の内部に平行電界を作り、原稿のソリッド
部分(べた黒の部分)の再現性を良好にするために用い
られる電源(図示せず)である。
(ホ)フル・トナーセンサ: ドクターブレード°67によって使用済みのトナーが回
収されるが、この回収用の容器にトナーが十分回収され
たかどうかの検知を行うためのセンサ(rgJ示せず)
である。
(4−2)光学系 第7図は光学系に関する回路部分を表わしたものである
。この複写機は、最大A2判サイズの原稿を走査するこ
とができるようになっている。そこで光源52を構成す
るハロゲンランプの管長はA2判サイズの原稿の短手方
向の長さよりも多少長(なるように設定されている。光
源52は、キャリジモータ102の駆動によるキャリジ
の移動と共にA2判サイズの原稿の長手方向よりも少し
長い距離を往復動されるようになっている。
キャリジモータ102は、第4図に示したタイマ・カウ
ンタLSI98から出力されるリファレンスクロツタと
、図示しないエンコーダ出力を周波数−電圧変換したワ
ンショットマルチバイブレータから出力されるクロック
とによってその走査速度が制御される。また、同じく第
4図に示したI10コントローラ103から出力される
スタート信号と回転方向指示信号とによってモータの回
転のスタートおよびストップと回転方向とが制御される
。これらのクロックや信号は、CPU91の指示によっ
てすべて周辺のLSIから出力されるものなので、キャ
リジモータ102の駆動制御は実質的にCPU91によ
って行われているとすることもできる。
レジセンサ251は、キャリジの走査位置の検出のため
に使用されるセンサである。すなわち、第3図に示す複
写機本体33の上部左端近傍にはレジセンサ251が固
定されており、キャリジが走査開始位置近傍に位置する
と、これに取り付けられた図示しないアクチエータがこ
のセンサをオン・オフするようになっている。レジセン
サ251のこの検出出力は、CPU91に取り込まれ、
このタイミングを基準としてコピー用紙の搬送開始時期
やキャリジの走査長等を決定するためのタイミング制御
が行われる。
レンズΦミラー・センサ253は光学レンズ56とミラ
ー53(第3図)等の移動制御を行うセンサであるが、
1つの検出素子で構成されている。レンズ・ミラー・モ
ータ254も、従来の複写機で光学レンズ56とミラー
53等を別々に駆動していたものを共通して駆動できる
形式に変更している。光学系用ファン255は光学系の
部分を空冷してプラテンガラス51の除熱を図るための
ファンである。
これら光学系の部品のうち光源52および光学系用ファ
ン255はこの複写機のAC(交流)ドライバ257に
よって駆動される。また、キャリジモータ102、レジ
センサ251、濃度制御センサ252、レンズ・ミラー
センサ253およびレンズ・ミラーモータ254は、D
C(直流)電源によって駆動されるようになっている。
次に定着装置の回路構成について説明する。定着装置は
第8図の一部に示されている。
フユーザランプ261はヒートロール82(第3図)の
中に配置されており、定着制御用素子(SSR)262
によってその制御が行われる。
ヒートロール820表面温度はソフトタッチセンサ26
3によって検知され、CPU91に温度情報が伝達され
る。フユーザ出口センサ264は、ヒートロール82と
プレッシャローラ83の間ヲ通過したコピー用紙が誤っ
てこれらに巻き込まれることなく、排紙トレイ37方向
に排出されることを検出するための素子である。定着制
御用素子(SSR)262はACドライバ257によっ
て駆動され、ソフトタッチセンサ263とフユーザ出口
センサ264はDC電源258によって駆動される。
(4−4)ピリングカウンタ 第8図に示すようにこの複写機にはピリングカウンタ2
71が設けられている。ピリングカウンタ271は、コ
ピー料金の徴収等に用いられるカウンタであり、コピー
をとった総枚数を計数するようになっている。
(4−5)電源 次に電源関係について第8図と共に説明する。
複写機本体33は100V(ボルト)の商用電源に接続
されるようになっている。また海外用に115V60H
zと220V50Hzの電源にも対応できるようになっ
ている。コンセント281から供給された電力は15ア
ンペアのサーキットブレーカ282、ノイズフィルタ2
83を介してメインスイッチ284に到達する。メイン
スイッチ284の出力側は、インターロックスイッチ2
85を経てACドライバ257、定着制御用素子262
およびDC電源258に電源として供給される。
ACドライバ257は、次の部品にそれぞれ所定のタイ
ミングで電源の供給を行う。
(イ)光源52および光学系用ファン255(第7図) (ロ)フユーザランプ261 (第8図)DC電源25
8は、次の部品にそれぞれ所定のタイミングで電源の供
給を行う (イ)インターロックスイッチ285(第8図)(ロ)
ACドライバ257(第8図) (ハ)高圧電源装置 (ニ)フユーザ出口センサ264(第8図)くホ)定着
制御用素子262(第8図)(へ)アクセサリ286く
第8図); ここでアクセサリ286とは、例えばコインを使用して
コピーを行なえるようにしたコインキットや、各部署の
コピー管理を行うためのキーカウンタやキーコーダ等が
存在する。
(ト)ピリングカウンタ271 (第8図)(チ)X−
ポート・ファン287(第8図);このファンはX−ポ
ートと呼ばれる搬送路を搬送されるコピー用紙の吸引用
バキュームファンである。
(す)インターイメージランプ62(第3図)(ヌ)キ
ャリジモータ102(第7図)(ル)レジセンサ251
、レンズ・ミラー・センサ253およびレンズ・ミラー
・モータ254(第7図) (ヲ)インクリーススイッチ 第5図に示した表示部146には、前記したように「カ
セット違い」の表示を行う発光ダイオードが配置されて
いる。この発光ダイオードが点滅し、「カセット違い」
の表示が行われるのは次のような条件を満たしたときで
ある。
(イ)原稿を指定した状態で、コピー用紙として「標準
外」が選択されたとき。すなわち第5図に示す“標準外
”の表示ランプ136が点灯した状態では、通常使用し
ないコピー用紙が選択されたことになり、コンソールパ
ネル39の操作ミスである可能性も高い。そこで「カセ
ット違い」の表示を行ってオペレータに注意を促すよう
にしている。
(ロ)原稿を指定した状態で、コピー用紙が横送りされ
るとき。
この複写機は、第5図に示した原稿サイズボタン125
で原稿のサイズを選択し、またトレイ選択ボタン134
でカセットトレイ34〜36を選択すると、それらに合
った縮倍率を自動的に選択する。この場合の選択される
縮倍率は次の第1表のようになるが、この表中で“M”
と表示した組み合わせに対して「、カセット違い」の表
示が行われる。また、表中の数値は、縮倍率(%)であ
る。
第1表 すなわち第1表で“M”と表示された各場合にはコピー
用紙が横送りされる場合であり、通常の送り形態と異な
るので、オペレータに注意を喚起するために「カセット
違い」の表示が行われている。また、A3判サイズの原
稿から85判サイズ頃送りの原稿が選択されたような場
合には、この複写機の最も低い縮倍率50%でも原稿の
全画情報が複写されないので、この点でもオペレータに
他のカセッ))レイが選択されるべきではないかとの確
S忍をすすめるよう1こなっている。
(ハ)縮倍率とコピー用紙のサイズを選択した状態でこ
れらが不適性な可能性があるとき。
この複写機は、トレイ選択ボタン134でカセットトレ
イ34〜36を選択してコピー用紙のサイズを指定し、
2つの任意%指定キー129か固定サイズ指定キー13
1を操作して縮倍率を設定することでコピーをとること
ができるようになっている。この場合、プラテンガラス
51(第3図)上でのコピーされる領域のサイズは、コ
ピー用紙のサイズと縮倍率で定まることになるが、これ
が不適切な可能性があるとき、「カセット違い」の表示
が行われる。これを整理すると次の第2表のようになる
。この第2表で“M″と表示された各場合が「カセット
違い」の表示が行われる場合である。
第2表 この第2表で示すように、A4判サイズおよび85判サ
イズについては横送りの状態のコピー用紙を選択するこ
とができる。この複写機ではコピー用紙について縦送り
が原則となっているので、これら横送りのコピー用紙が
選択された場合には、第1表において説明したと同様の
考え方でこれらについてすべて「カセット違い」の処理
を行うこともあるいは可能である。ところが、この複写
機のプラテンガラス51(第3図)はA2サイズなので
、第9図に示すようにこれに横送り方向に合わせてへ3
サイズの原稿301をセットすることが可能である。そ
して、このようなセット状態で縮倍率を70%に設定す
れば、A4判サイズの横送りのコピー用紙302に対し
て原稿301全面の画像を丁度コピーすることができる
。そこで、縮倍率70%の場合には、「カセット違い」
の表示を行うことを禁止したのである。また、縮倍率6
9%以下の場合には、A3判サイズの原稿301よりも
サイズの大きな原稿を同様な向きに配置した場合であっ
てもA4判サイズの原稿にコピーすることができるもの
の、プラテンガラス51のサイズはこの向きでこれが最
大なので、原稿の全面情報をコピー用紙302上にコピ
ーすることができない。そこでこれを注意する目的もあ
って縮倍率70未満については「カセット違い」の表示
が行われる。
85判サイズの横送りのコピー用紙が選択された場合も
同様である。すなわち、第9図で示した方向でA3判サ
イズの原稿301をプラテンガラス51上に載置し縮倍
率を61%に設定したときには、A3判サイズの原稿か
ら85判サイズのコピー用紙にコピーが可能である。
(5−2)rカセット違い」の消灯条件コンソールパネ
ル39における「カセット違い」を点滅させる発光ダイ
オードは、次の条件のいずれかが成立したとき消灯する
(イ)スタートボタン161(第5図)が押されたとき
: 「カセット違い」はスタートボタン161を押す前にお
ける注意的な表示である。従ってスタートボタン161
が押されれば、その条件でコピー作業が開始されること
が是認されたものであり、このような表示はもはや必要
でなくなるからである。
(ロ)節電モードが選択されているときにそのモードが
実行されたとき: 各種電源の消費が抑えられるモードとしての節電モード
が実行されるときには、コピー作業が行われる見込みの
ないときである。従って、電力の消費を抑える意味から
も、「カセット違い」の表示が消される。
(ハ)プログラムボタン153(第5図)が押されたと
きニ プログラムボタン153が押されると、コピー濃度の初
期値等を設定することができる。従ってこのプログラム
ボタン153が押されるときはコピー作業が行われる状
態ではない。そこでコピー作業を行うモードに復帰する
まで、「カセット違い」の表示を行わないことにした。
(ニ)オールクリアボタンボタン156(第5図)が押
されたとき: オールクリアボタンボタン156押されると、各モード
が初期状態に戻されるので、「カセット違い」の表示も
クリアされることになる。
(ホ)オートクリアになったとき: オペレータがコンソールパネル39を操作してコピー枚
数やコピー濃度等の複写条件の設定を行った後、所定の
時間が経過した後にはこの設定された条件が自動的にク
リアされる。これは、後に複写機を取り扱う人が全く予
期しない複写条件でコピーをとるような事態を防止する
ためである。
オートクリアになったときには、通常縦送りのコピー用
紙の収容されたカセットトレイが優先的に選択されるの
で、「カセット違い」の表示は消灯する。
くべ)割り込みの受は付けがあったとき:コピー作業中
に他のコピー作業の割り込みが生じた場合にも、先の複
写条件とは異なった条件でコピー作業が行われることが
予想される。そこでこの場合にも、オートクリアの場合
と同様に「カセット違い」の表示が消灯する。割り込み
が終了すれば、「カセット違い」の表示が再び行われる
(ト)縮倍率変更が行われたとき: 縮倍率が変更されたときには、新たな状況となるので、
「カセット違い」の表示が終了する。
(チ)コピー用紙のサイズが変更されたとき:コピー用
紙のサイズが変更されたときにも、新たな状況となるの
で、「カセット違い」の表示が終了する。
(!1)A2判サイズの原稿が選択されたとき:第5図
に示すA2原稿モードボタン123が押されたときには
、原稿とコピー用紙の関係が定まることになる。従って
、この場合にも「カセット違い」の表示が終了する。
(5−3)rカセット違い」の点滅制御第10図は以上
説明した「カセット違い」の表示制御を行うためのプロ
グラムの動作についてその概要を表わしたものである。
第4図に示したCPU91は、原稿が選択されるかどう
かの監視を行っている(第10図ステップ■)。そして
、原稿が選択された状態で(Y)そのとき設定されてい
るコピー用紙のサイズを検出し、これが「標準外」の用
紙であればくステップ■;Y)、「カセット違い」に対
応する発光ダイオードを点滅させるようにコンソールパ
ネル39の制御を行う(ステップ■)。「標準外」の用
紙でない場合でも、横送りのコピー用紙が選択されてい
た場合も(ステップ■;Y)同様である。
これに対して、「標準外」のコピー用紙以外の用紙が選
択されていた場合でこれが縦送りのコピー用紙であった
場合にはくステップ■;N)、「カセット違い」の表示
を消灯させる(ステップ■)。
次にステップ■で原稿の選択が行われていない状態につ
いて説明する。この場合、CPU91はA4判サイズの
横送りのコピー用紙が選択されているかどうかのチエツ
クを行う(ステップ■)。
そして、このコピー用紙が選択されていた場合には(Y
)、縮倍率が70%未満であるかどうかの判別が行われ
る(ステップ■)。縮倍率を1%刻みで制御している複
写機では縮倍率が69%以下であるかどうかの判断とな
る。縮倍率が70%未満に設定されていれば(Y)、ス
テップ■に進んで「カセット違い」の表示が行われる。
縮倍率が70%以上であれば(ステップ■;N)、ステ
ップ■に進んで「カセット違い」の表示が消灯する。
またステップ■でA4判サイズの横送りのコピー用紙が
選択されていなかった場合には(N)、85判サイズの
横送りのコピー用紙が選択されているかどうかの判別が
行われる(ステップ■)。
このコピー用紙も選択されていなかった場合には(N)
、「カセット違い」の表示が消灯する(ステップ■)。
これに対して85判サイズの横送りのコピー用紙が選択
されていた場合には(ステップ■;Y)、縮倍率が60
%以下であるかどうかのチエツクが行われる(ステップ
■)。そして60%以下であれば(Y)、「カセット違
い」が表示され(ステップ■)、そうでなければこの表
示が行われない(ステップ■)ことになる。
以上説明した実施例では第1表および第2表に示す内容
について「カセット違い」の表示を行うことにしたが、
複写機の状況に応じてこれ以外の定義でこのような警告
表示を行うようにしてもよい。例えば第2表の代わりに
、次の第3表を用い、この表で“G”と記した場合につ
いても同様に「カセット違い」の表示を行うことも可能
である。
第3表 「発明の効果」 このように本発明によれば、複写を行うことのできる原
稿の最大サイズの2分の1のサイズの原稿が原稿サイズ
選択手段によって選択されたときには「カセット違い」
等の警告表示を禁止することにしたので、オペレータが
プラテンガラス上に原稿をセットする方向についての自
由度が高まり、より現状に即した警告表示を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示すブロック図、第2図〜第1
0図は本発明の一実施例を説明するためのもので、この
うち第2図は複写機の外観を示す斜視図、第3図はこの
複写機の内部構造の概要を示す概略構成図、第4図は複
写機の回路構成の要部を示すブロック図、第5図はコン
ソールパネルの平面図、第6図はインターイメージラン
プの構成を表わした説明図、第7図は複写機の光学系に
関する回路部分を示すブロック図、第8図は定着装置や
電源部分等の回路構成を示すブロック図、第9図は「カ
セット違い」の表示を禁止する場合を示す説明図、第1
0図は「カセット違い」の表示の制御を行うための流れ
図、第11図はA2判サイズのプラテンガラスを示す平
面図、第12図は従来の警告表示を説明するための平面
図、第13図は従来の警告表示のうち「カセット違いj
に属さない状態の一例を示す平面図である。 21・・・・・・原稿サイズ選択手段、22・・・・・
・原稿サイズ不適正可能性判別手段、23・・・・・・
警告表示手段、 24・・・・・・警告表示禁止手段、 34〜36・・・・・・カセットトレイ、39・・・・
・・コンソールパネル、 51・・・・・・プラテンガラス、 91・・・・・・cpu。 94・・・・・・ROM 。 95・・・・・・RAM。 96・・・・・・不揮発性メモリ。 出願人      富士ゼロックス株式会社代理人  
    弁理士 山 内 梅 雄第1図 も2図 第4図 第8図 第9図 (^3)       (^3) 第10図 第11図  11 $12図 第13図 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和63年特許願第044467号 2、発明の名称 複写機 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 氏名(名称)   富士ゼロックス株式会社4、代理人 ■1 5 1   !(320)0969   ファク
シミリ (320)09527、補正の内容 本願明細書第1ページ第19行目に、 「31発明のSすULa明」の項目を挿入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 原稿のサイズを選択する原稿サイズ選択手段と、コピー
    用紙のサイズや縮倍率等の関係で不適正なサイズの原稿
    が前記原稿サイズ選択手段によって選択された可能性が
    あるときこれを判別する原稿サイズ不適性可能性判別手
    段と、 この原稿サイズ不適性可能性判別手段が原稿サイズの不
    適性の可能性を判別したとき警告表示を行う警告表示手
    段と、 複写を行うことのできる原稿の最大サイズの2分の1の
    サイズの原稿が前記原稿サイズ選択手段によって選択さ
    れたとき前記原稿サイズ不適性可能性判別手段の判別結
    果に係わらず警告表示を禁止する警告表示禁止手段 とを具備することを特徴とする複写機。
JP63044467A 1988-02-29 1988-02-29 複写機 Pending JPH01219856A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178394A (ja) * 2000-08-10 2005-07-07 Seiko Epson Corp プリント装置消耗品購入システム及びそのシステムに利用されるプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178394A (ja) * 2000-08-10 2005-07-07 Seiko Epson Corp プリント装置消耗品購入システム及びそのシステムに利用されるプログラム
JP4529718B2 (ja) * 2000-08-10 2010-08-25 セイコーエプソン株式会社 プリント装置消耗品購入システム及びその制御方法

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