JPH0121911Y2 - - Google Patents

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JPH0121911Y2
JPH0121911Y2 JP15106384U JP15106384U JPH0121911Y2 JP H0121911 Y2 JPH0121911 Y2 JP H0121911Y2 JP 15106384 U JP15106384 U JP 15106384U JP 15106384 U JP15106384 U JP 15106384U JP H0121911 Y2 JPH0121911 Y2 JP H0121911Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、二輪車の車体後部に設けられたグ
ラブレールに備えられる物入れ装置に関する。
〔従来技術〕
この種のグラブレールに備えられる物入れ装置
の一従来例として、実開昭59−46785号公報に示
す装置が知られている。この装置は、第14図と
第15図に示すように、自動二輪車の車体の後部
に、後端部1aを上方に延出する門型に形成した
グラブレール1を取り付け、このグラブレール1
の後端部1aに樹脂製の箱体2aと蓋体2bとか
らなる物入れ2を取り付けて構成されている。上
記物入れ2は、箱体2aの開口部周縁に蓋体2b
を樹脂ヒンジ部2cによつて連結して構成され、
樹脂ヒンジ部2cを下にするとともに箱体2aを
車体の後方側に向けてグラブレール1に取り付け
られていて、箱体2aを後方に倒して箱体2aの
開口面を開けることによつて物品の出入ができる
ようになつている。
〔考案が解決しようとする間題点〕
上記物入れ2にあつては、樹脂ヒンジ2cを用
いている関係から、繰り返しの開閉に伴う耐久性
に難があり、さらに、樹脂ヒンジ2cを用いた物
入れ2の成形は工程が複雑化して熕雑になる間題
がある。また、グラブレール1の後方の車体後端
部に荷台を取り付けてこの荷台に荷物を戴せた場
合等に、上記のように箱体2aと蓋体2bとが一
体化した物入れ2にあつては、荷物によつて箱体
2aの回動範囲が規制されると、箱体2aの開口
面の開口範囲が狭まつて物品の出入ができなくな
ることがある不満を有していた。なお、箱体2a
と蓋体2bとを別体にした物入れ装置も見られる
が、この種の物入れ装置にあつては、箱体と蓋体
のヒンジ結合部分が複雑なものが多く、部品点数
の増加、および、製造工程の複雑化の間題があ
る。
〔考案の目的〕
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、収納ボツクスとカバー部材とを別体にした上
に、それらのヒンジ結合部分の構造を簡略化でき
て、製造が容易な二輪車に々ける物入れ装置の提
供を目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、車体の後部に、後端部を上方に延
出する門型に形成したグラブレールを取り付け、
このグラブレールの後端部内に支持軸と支持部材
を形成し、開口面を車体の前後方向に有する箱体
の周壁の下側部に外方に開口する凹部を有する支
持片を設けた収納ボツクスを前記凹部を支持軸に
係合させた状態でグラブレール間に取着し、蓋体
の下側部に外方に開口する凹所を有する取付部材
を有し、前記支持部材に係脱しうるロツク装置を
設けたカバー部材を、前記支持軸に凹所を結合さ
せ、前記箱体の開口部を塞いでグラブレール間に
取り付けてなるものである。
〔作用〕
グラブレールの支持軸がボツクスの支持、およ
びカバー部材の支持と回動を担い、カバー部材が
その取付片の凹所で支持軸に支持されて支持軸か
ら引き抜き自在となる。
〔実施例〕
第1図ないし第11図はこの考案の一実施例を
示すもので、11は自動二輪車を示し、この自動
二輪車11の車体フレーム11aの後部端には、
リアフエンダ11bの両側に基部12aを位置さ
せ、門型の後端部12bを上方に延出させたグラ
ブレール12が取り付けられている。このグラブ
レール12の後端部12bの上下方向中央部内側
には、第2図に示すように、突起12cが対向し
て一対形成され、これら各々の突起12cの先端
面にはねじ穴12dが形成される一方、突起12
cの上方であつて、グラブレール12の上端部近
くには梁状の支持部材12eが架設され、支持部
材12eの長さ方向中央部には係合孔12fが、
また、端部側には各々取付孔12gが形成されて
いる。そして、上記各突起12cのねじ穴12d
にはねじ軸部を有する支持ピン(支持軸)13が
螺入され、これら支持ピン13と上記支持部材1
2e等を利用して後述する収納ボツクス14とカ
バー部材15がグラブレール12に取り付けられ
ている。
上記収納ボツクス14は、第3図と第4図に示
すような平面台形状の箱体14Aと、この箱体1
4Aの周壁のうち、最も幅の小さい一つの壁体1
4aの幅方向両端に各々形成された突片(係止
部)14bと、上記壁体14aに対向する他の壁
体14cの幅方向両端に壁体14cの両端側方に
突出して形成された一対の支持片14dと、上記
壁体14a,14cに隣接する他の壁体14e,
14f間に架設された止板14gとからなつてい
る、そして、上記一対の突片14bの各々には、
箱体14Aの深さ方向と平行方向に中心軸線を向
けた透孔14hが形成される一方、上記一対の支
持片14dの各々には、上記突片14bの向く方
向と反対方向に開口部を向け、かつ、支持片14
dを上記壁体14cの長さ方向に沿つて貫通して
形成された凹部14iが形成されている。
上記カバー部材15は、第5図と第6図に示す
ように、上記収納ボツクス14の箱体14Aの開
口面を塞ぐことができる平面略台形状でかつ残底
の箱状の蓋耐15Aと、蓋体15Aの周壁のうち
最も幅の小さな壁体15a近くの中央部分に形成
された取付部15bと、この取付部15bの形成
側と反対側の壁体15cの幅方向両端部内側に突
設された取付部材15d,15dとからなつてい
る。そして、これら取付部材15dの各々には、
上記取付部15bに向く側と反対側に開口部を向
け、かつ、上記壁体15cの長さ方向に沿つて取
付部材15dを貫通して形成された凹所15eが
形成されている。また、カバー部材15の取付部
15bには、シリンダー錠構造の周知のキーロツ
ク等からなるロツク装置15Dが第9図等に示す
如く取り付けられている。
そして、上記収納ボツクス14は、その支持片
14d,14dの凹部14iを上記グラブレール
12の突起12cに固定された左右の支持ピン1
3に係合させ、かつ、グラブレール12の支持部
材12eの取付孔12gと収納ボツクス14の突
片14bの透孔14hとを挿通したボルト16お
よびこのボルト16に螺入したナツトによつてグ
ラブレール12に取り付けられ、収納ボツクス1
4の開口面は車体の後方に向けられている。そし
てさらに、上記カバー部材15は、その取付部材
15d,15dを上記収納ボツクス14の支持片
14dの側方にずらして取付部材15dの凹所1
5eを上記支持ピン13に係合させ、かつ、その
蓋体15Aで収納ボツクス14の開口面を塞ぎ、
さらに、ロツク装置15Dの爪部を上記支持部材
12eの係合孔12fに係合させてグラブレール
12に取り付けられている。
上記のように構成された本実施例の装置にあつ
ては、ロツク装置15Dのかぎ孔に第10図に示
す如きキー20を差し込んでロツク装置15Dの
ロツクを解除した後に、カバー部材15を車体の
後方に倒すことによつて収納ボツクス14の開口
面を露出させ、荷物の出入を行うことができる。
荷物の出入終了後には、カバー部材15で収納ボ
ツクス14の開口面を閉じ、ロツク装置15Dに
よりカバー部材15をロツクしておけばよい。ま
た、グラブレール12の後方に荷台を設けてこの
荷台に荷物を積み、この荷物がカバー部材15に
近い位置にある場合、あるいは、自動二輪車11
の停車場所の関係でカバー部材15の後方に他の
物体が位置してカバー部材15の開放のための回
動が制限された際には、ロツク装置15Dのロツ
クを解除後、カバー部材15を支持ピン13,1
3より引き抜いて収納ボツクス14の開口面を露
出させ、荷物の出入をなすことができる。
ところで上記構成の装置にあつては、支持ピン
13,13がカバー部材15の回動支持と収納ボ
ツクス14の取付支持を兼ねているため、回動支
持部と取付支持部を分割するよりも部品点数が減
り、かつ、組み立て工数が少なくなつて低コスト
化を図ることができる。
第12図と第13図は、本考案の第2実施例を
示すもので、この実施例にあつては、グラブレー
ル12′に、第1支持軸20Aと第2支持軸20
Bとを有した横軸20を取り付けるとともに、上
記第1支持軸20Aに、上記第1実施例と同等の
構成の収納ボツクス14′の支持片14′dとカバ
ー部材15′の取付部材15′dとを支持させ、か
つ、グラブレール12′の前面側に取り付けられ
るシートクツシヨン21の支持フレーム22を第
2支持軸20Bに取り付けることによつて目的を
達成したものである。
〔考案の効果〕 以上説明したようにこの考案の物入れ装置は、
一側に凹部を有する収納ボツクスと一側に凹所を
有するカバー部材とをグラブレールに設けた支持
軸に凹部あるいは凹所を係合させて回動自在に支
持させ、収納ボツクスの他側をグラブレールに設
けた支持部材に取着し、カバー部材の他側に設け
たロツク装置によりカバー部材をグラブレールの
支持部材に係止したものであるため、カバー部材
のロツク装置を操作してカバー部材の係止を解い
てカバー部材を回動させることにより、収納ボツ
クスに荷物の出入ができるとともに、カバー部材
をロツク装置により係止して収納ボツクスを塞ぐ
ことができる。また、グラブレールの支持軸が収
納ボツクスの支持と、カバー部材の支持および回
動を担う部材となるため、回動支持部と取付支持
部を分割するよりも部品点数が減り、かつ、組み
立て工数が少なくなつて低コスト化をなしうる。
また、カバー部材の回動によつて擦れ合うのは、
凹部を設けた取付片と支持軸であるため、従来装
置の樹脂ヒンジに比較して耐久性に優れる。さら
に、カバー部材は支持軸から自由に引き抜くこと
ができるので、グラブレールの後方に荷物等の干
渉物があつてカバー部材の回動範囲が制限された
場合であつても、カバー部材を引き抜くことによ
つて収納ボツクスに荷物の出入ができるといつた
実用上の効果を泰する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図はこの考案の一実施例を
示すもので、第1図は自動二輪車の側面図、第2
図はグラブレールの一部を破断にした正面図、第
3図は収納ボツクスの側面図、第4図は収納ボツ
クスの平面図、第5図はカバー部材の側面図、第
6図はカバー部材の裏面図、第7はグラブレール
に対する収納ボツクスの取付手順を示す側断面
図、第8図は同手順を示す側断面図、第9図はカ
バー部材の取付手順を示す側断面図、第10図は
カバー部材の取付状態を示す側断面図、第11図
は収納ボツクスの支持片とカバー部材の取付片の
取付状態を示す正面図、第12と第13図はこの
考案の第2実施例を示すもので、第12図は側断
面図、第13図は収納ボツクスの支持片とカバー
部材の取付片の取付状態を示す正面図、第14図
と第15図は従来の物入れ装置を示すもので、第
14図はグラブレールの側面図、第15図は物入
れの斜視図である。 12……グラブレール、12e……支持部材、
13……支持ピン(支持軸)、14……収納ボツ
クス、14b……突片(係止部)、14d……支
持片、14h……透孔、14i……凹部、15…
…カバー部材、14d……取付部材、15e……
凹所、15D……ロツク装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体の後部に、後端部を上方に延出する門型に
    形成したグラブレールを取り付け、このグラブレ
    ールの後端部内に支持軸と支持部材を形成し、開
    口面を車体の前後方向に有する箱体の周壁の下側
    部に外方に開口する凹部を有する支持片を設けた
    収納ボツクスを前記凹部を支持軸に係合させた状
    態でグラブレール間に取着し、蓋体の下側部に外
    方に開口する凹所を有する取付部材を有し、前記
    支持部材に係脱しうるロツク装置を設けたカバー
    部材を、前記支持軸に凹所を係合させ、前記箱体
    の開口部を塞いでグラブレール間に取り付けてな
    ることを特微とする二輪車における物入れ装置。
JP15106384U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPH0121911Y2 (ja)

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JP15106384U JPH0121911Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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JPS6167081U JPS6167081U (ja) 1986-05-08
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