JPH0121471Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0121471Y2 JPH0121471Y2 JP1982082125U JP8212582U JPH0121471Y2 JP H0121471 Y2 JPH0121471 Y2 JP H0121471Y2 JP 1982082125 U JP1982082125 U JP 1982082125U JP 8212582 U JP8212582 U JP 8212582U JP H0121471 Y2 JPH0121471 Y2 JP H0121471Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- bobbin
- presser
- deflection yoke
- presser foot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカラーテレビジヨン受像機等の陰極線
管上に装着される偏向ヨークに関する。
管上に装着される偏向ヨークに関する。
従来の偏向ヨークにおいては、第１図に示す如
く、ボビン１の外面に取着されるコア２のボビン
１外面における位置を規定するために、ボビン１
の後部拡大部１ａの前方に、後部拡大部１ａに連
続して断面コ字状の固定片３を設け、固定片３の
一部をコア２の後部端面に当接してなるものであ
り、この際、コア２の前部側はボビン１の前部拡
大部１ｂの後面に接触した状態で構成されるもの
であつた。しかしながら、斯かる構成において
は、固定片３にスプリング性がなく、かつ、コア
２の前部側での位置調整も難しいもので、コア２
の管軸方向の寸法のバラツキに対応できず、例え
ば、コア２の寸法が小さくなつた場合、コア２が
ガタついて偏向特性に悪影響を与える、という欠
点を有するものであつた。
く、ボビン１の外面に取着されるコア２のボビン
１外面における位置を規定するために、ボビン１
の後部拡大部１ａの前方に、後部拡大部１ａに連
続して断面コ字状の固定片３を設け、固定片３の
一部をコア２の後部端面に当接してなるものであ
り、この際、コア２の前部側はボビン１の前部拡
大部１ｂの後面に接触した状態で構成されるもの
であつた。しかしながら、斯かる構成において
は、固定片３にスプリング性がなく、かつ、コア
２の前部側での位置調整も難しいもので、コア２
の管軸方向の寸法のバラツキに対応できず、例え
ば、コア２の寸法が小さくなつた場合、コア２が
ガタついて偏向特性に悪影響を与える、という欠
点を有するものであつた。
本考案は上記欠点を除去することを目的とした
偏向ヨークに関し、特に、ボビンの外面に取着さ
れるコアをガタつくことなく固定するためのコア
固定手段をボビンに設けてなる偏向ヨークに関す
るものである。
偏向ヨークに関し、特に、ボビンの外面に取着さ
れるコアをガタつくことなく固定するためのコア
固定手段をボビンに設けてなる偏向ヨークに関す
るものである。
以下、本考案の一実施例を図面を用いて詳細に
説明する。第２図において、１１は偏向ヨークで
あり、コア１２と、コア１２の外周に直接トロイ
ダルに巻回された垂直偏向コイル１３と、コア１
２の内面にボビン１４を介してくら型に巻回され
た水平偏向コイル１５とから構成され、ボビン１
４の後端に形成された締付舌片１６を介して陰極
線管（図示せず）上の所定位置に装着固定され
る。外面にコア１２が取着されるボビン１４に
は、前部及び後部にそれぞれ水平偏向コイル１５
の渡り線を収納する前部拡大部１４ａ、後部拡大
部１４ｂが形成され、後部拡大部１４ｂの前方に
は、コア１２のボビン１４上での（管軸方向の）
位置を規定するためのコア固定手段１７が設けら
れる。コア固定手段１７は、第３図に示す如く、
後部拡大部１４ｂの前面から管軸方向に沿つて延
設された断面コ字状の押え台１７ａと、押え台１
７ａの端部に連続しコア１２の後部端面に沿つて
形成された板状の押え片１７ｂとからなり、押え
片１７ｂは管軸方向にスプリング性を有し、ま
た、その両端のコア１２側表面にはコア１２の後
部端面に当接する突起１７ｃが形成されるもので
ある。
説明する。第２図において、１１は偏向ヨークで
あり、コア１２と、コア１２の外周に直接トロイ
ダルに巻回された垂直偏向コイル１３と、コア１
２の内面にボビン１４を介してくら型に巻回され
た水平偏向コイル１５とから構成され、ボビン１
４の後端に形成された締付舌片１６を介して陰極
線管（図示せず）上の所定位置に装着固定され
る。外面にコア１２が取着されるボビン１４に
は、前部及び後部にそれぞれ水平偏向コイル１５
の渡り線を収納する前部拡大部１４ａ、後部拡大
部１４ｂが形成され、後部拡大部１４ｂの前方に
は、コア１２のボビン１４上での（管軸方向の）
位置を規定するためのコア固定手段１７が設けら
れる。コア固定手段１７は、第３図に示す如く、
後部拡大部１４ｂの前面から管軸方向に沿つて延
設された断面コ字状の押え台１７ａと、押え台１
７ａの端部に連続しコア１２の後部端面に沿つて
形成された板状の押え片１７ｂとからなり、押え
片１７ｂは管軸方向にスプリング性を有し、ま
た、その両端のコア１２側表面にはコア１２の後
部端面に当接する突起１７ｃが形成されるもので
ある。
斯かる構成の偏向ヨークにおいて、外周に垂直
偏向コイル１３を巻回した状態でコア１２をボビ
ン１４の外面に取着する。この際、第４図に示す
如く、コア固定手段１７を構成する押え片１７ｂ
に形成した突起１７ｃがコア１２の後部端面に当
接するもので、コア１２は管軸方向の寸法が小さ
い場合でも突起１７ｃを介してボビン１４の所定
位置に取着固定されるものである。ここで、コア
１２の管軸方向の寸法が設定値より大きくなつた
場合は、第５図に示す如く、押え片１７ｂがその
スプリング性により後部拡大部１４ｂ側に変形す
ることで固定がなされるものである。
偏向コイル１３を巻回した状態でコア１２をボビ
ン１４の外面に取着する。この際、第４図に示す
如く、コア固定手段１７を構成する押え片１７ｂ
に形成した突起１７ｃがコア１２の後部端面に当
接するもので、コア１２は管軸方向の寸法が小さ
い場合でも突起１７ｃを介してボビン１４の所定
位置に取着固定されるものである。ここで、コア
１２の管軸方向の寸法が設定値より大きくなつた
場合は、第５図に示す如く、押え片１７ｂがその
スプリング性により後部拡大部１４ｂ側に変形す
ることで固定がなされるものである。
尚、本考案偏向ヨークの一実施例においては、
コア固定手段を、断面コ字状の押え台と板状の押
え片とから構成するものについて述べたが、ボビ
ンの後部拡大部前面から延設された押え台と、押
え台に連続して形成されたスプリング性を有する
押え片とからなり、押え片表面に突起を備えるも
のであれば、コア固定手段の形状は実施例に何等
限定されるものではなく、例えば、第６図に示す
如く、コア固定手段１７を、ボビン１４の後部拡
大部前面に対して直角方向に延設された押え台１
７ａと、押え台１７ａに対して直角状に形成され
表面に突起１７ｃを備えたスプリング性を有する
押え片１７ｂとからなる一対の断面略Ｌ字状片か
ら構成しても良いものである。また、本考案の一
実施例においては、垂直偏向コイルをコアに対し
てトロイダルに、水平偏向コイルをコアに対して
くら型に巻回して偏向ヨークを構成するものにつ
いて述べたが、偏向コイルの巻回形状は実施例に
何等限定されるものではなく、例えば、両コイル
をくら型、或はトロイダルに巻回して構成しても
良いことは勿論である。
コア固定手段を、断面コ字状の押え台と板状の押
え片とから構成するものについて述べたが、ボビ
ンの後部拡大部前面から延設された押え台と、押
え台に連続して形成されたスプリング性を有する
押え片とからなり、押え片表面に突起を備えるも
のであれば、コア固定手段の形状は実施例に何等
限定されるものではなく、例えば、第６図に示す
如く、コア固定手段１７を、ボビン１４の後部拡
大部前面に対して直角方向に延設された押え台１
７ａと、押え台１７ａに対して直角状に形成され
表面に突起１７ｃを備えたスプリング性を有する
押え片１７ｂとからなる一対の断面略Ｌ字状片か
ら構成しても良いものである。また、本考案の一
実施例においては、垂直偏向コイルをコアに対し
てトロイダルに、水平偏向コイルをコアに対して
くら型に巻回して偏向ヨークを構成するものにつ
いて述べたが、偏向コイルの巻回形状は実施例に
何等限定されるものではなく、例えば、両コイル
をくら型、或はトロイダルに巻回して構成しても
良いことは勿論である。
以上述べた如く、本考案の偏向ヨークによれ
ば、外面にコアが取着されるボビンの後部拡大部
前方に、ボビンの後部拡大部前面から管軸方向に
沿つて延設された押え台と、押え台に連続しコア
の後部端面に沿つて形成され表面にコアの後部端
面に当接する突起を有するスプリング性の押え片
とからなるコア固定手段を設けたものであり、コ
アの管軸方向の寸法のバラツキを、コアの管軸方
向の寸法が設定値より小さい場合はコア固定手段
を構成する押え片の突起により、そしてコアの寸
法が大きい場合は押え片のスプリング性により吸
収するもので、コアはガタついたりすることな
く、寸法的誤差に左右されず常に所定位置に保持
固定されるもので、特に、コアの前部側がボビン
の前部拡大部後面に接触してなる（コアの前部側
での位置調整が難しい）構成の偏向ヨークにおい
て有効である。また、本考案の偏向ヨークによれ
ば、コア固定手段を押え台と押え片により構成す
ることで、落下時等の衝撃に対しても押え台がス
トツパーとなつて衝撃を吸収するという効果も併
せ持つものである。
ば、外面にコアが取着されるボビンの後部拡大部
前方に、ボビンの後部拡大部前面から管軸方向に
沿つて延設された押え台と、押え台に連続しコア
の後部端面に沿つて形成され表面にコアの後部端
面に当接する突起を有するスプリング性の押え片
とからなるコア固定手段を設けたものであり、コ
アの管軸方向の寸法のバラツキを、コアの管軸方
向の寸法が設定値より小さい場合はコア固定手段
を構成する押え片の突起により、そしてコアの寸
法が大きい場合は押え片のスプリング性により吸
収するもので、コアはガタついたりすることな
く、寸法的誤差に左右されず常に所定位置に保持
固定されるもので、特に、コアの前部側がボビン
の前部拡大部後面に接触してなる（コアの前部側
での位置調整が難しい）構成の偏向ヨークにおい
て有効である。また、本考案の偏向ヨークによれ
ば、コア固定手段を押え台と押え片により構成す
ることで、落下時等の衝撃に対しても押え台がス
トツパーとなつて衝撃を吸収するという効果も併
せ持つものである。
第１図は従来の偏向ヨークの側面図、第２図は
本考案の一実施例における偏向ヨークの側面図、
第３図は同じく要部斜視図、第４図は同じく要部
側面図、第５図は同じく寸法の長いコアを取着し
た状態の要部側面図、第６図は本考案の他の実施
例における偏向ヨークの要部側面図である。 １１……偏向ヨーク、１２……コア、１４……
ボビン、１４ｂ……ボビン後部拡大部、１７……
コア固定手段、１７ａ……押え台、１７ｂ……押
え片、１７ｃ……突起。
本考案の一実施例における偏向ヨークの側面図、
第３図は同じく要部斜視図、第４図は同じく要部
側面図、第５図は同じく寸法の長いコアを取着し
た状態の要部側面図、第６図は本考案の他の実施
例における偏向ヨークの要部側面図である。 １１……偏向ヨーク、１２……コア、１４……
ボビン、１４ｂ……ボビン後部拡大部、１７……
コア固定手段、１７ａ……押え台、１７ｂ……押
え片、１７ｃ……突起。
Claims (1)
- 外面にコアが取着されるボビンの後部拡大部前
方に、該ボビンの後部拡大部前面から管軸方向に
沿つて延設された押え台と、該押え台に連続し前
記コアの後部端面に沿つて形成され表面にコアの
後部端面に当接する突起を有するスプリング性の
押え片とからなるコア固定手段を設けたことを特
徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8212582U JPS58184756U (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | 偏向ヨ−ク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8212582U JPS58184756U (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | 偏向ヨ−ク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58184756U JPS58184756U (ja) | 1983-12-08 |
| JPH0121471Y2 true JPH0121471Y2 (ja) | 1989-06-27 |
Family
ID=30091201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8212582U Granted JPS58184756U (ja) | 1982-06-02 | 1982-06-02 | 偏向ヨ−ク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58184756U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4331126Y1 (ja) * | 1965-11-11 | 1968-12-18 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514222U (ja) * | 1974-06-25 | 1976-01-13 |
-
1982
- 1982-06-02 JP JP8212582U patent/JPS58184756U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4331126Y1 (ja) * | 1965-11-11 | 1968-12-18 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58184756U (ja) | 1983-12-08 |
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