JPH0120927B2 - - Google Patents

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JPH0120927B2
JPH0120927B2 JP55172571A JP17257180A JPH0120927B2 JP H0120927 B2 JPH0120927 B2 JP H0120927B2 JP 55172571 A JP55172571 A JP 55172571A JP 17257180 A JP17257180 A JP 17257180A JP H0120927 B2 JPH0120927 B2 JP H0120927B2
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JP
Japan
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die
workpiece
punch
bending
pressing force
Prior art date
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Application number
JP55172571A
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English (en)
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JPS57100819A (en
Inventor
Katsumi Koyama
Shigenori Kojima
Tsuneo Kogure
Naoaki Itano
Yoshihiko Oohashi
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Priority to CA000391772A priority patent/CA1181673A/en
Priority to AU78359/81A priority patent/AU549120B2/en
Priority to US06/328,601 priority patent/US4486841A/en
Priority to SE8107349A priority patent/SE463701B/sv
Priority to CH7868/81A priority patent/CH656813A5/de
Priority to DE3148744A priority patent/DE3148744C2/de
Priority to IT49870/81A priority patent/IT1172141B/it
Priority to KR1019810004809A priority patent/KR890002733B1/ko
Priority to GB8137103A priority patent/GB2091604B/en
Priority to FR8123043A priority patent/FR2495505B1/fr
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Priority to SE8800009A priority patent/SE465710B/sv
Publication of JPH0120927B2 publication Critical patent/JPH0120927B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/04Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on brakes making use of clamping means on one side of the work

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プレスブレーキにおいて、特にワ
ークの折曲角度を制御する折曲角度制御装置に関
するものである。
従来、プレスブレーキにおいて、材料の所定の
折曲げ作業を行なう場合、パンチとダイとの間に
材料を挿入し、何回か試し曲げを行つて必要とす
る角度になるようにパンチ、ダイの係合状態を調
整していた。
このため折曲げ作業を開始するまでに多くの時
間や、手間を要し、従つて効率良い作業を行なう
ことができなかつた。
また設定角度までの試し曲げは、作業者の経験
や感にたよることが多く、精度の良い折曲げ加工
を行なうのが困難であつた。
この発明は、上記従来の諸問題を有効に解決し
たもので、その目的とするところは、被加工物の
板厚、抗張力、折曲げ長さ、ダイの型溝巾、及び
必要とする折曲げ角度等を入力することにより、
パンチとダイとの接近距離を自動的に制御し、試
し曲げを行なわずに効率の良い折曲げ作業を行な
いうるようにした折曲げ角度制御装置を提供する
ものである。
以下、添附図面に基づいて、この発明の好適一
実施例を説明する。
第1図〜第3図は、この発明を実施したプレス
ブレーキ本体1の正面図と側面図と平面図とを示
し、このプレスブレーキ本体1は、左右に立設し
たフレーム3の上方に長手方向に長い上部エプロ
ン5を固定し、図示しない油圧シリンダにより下
部エプロン7を昇降させながらパンチ5aとダイ
7aとにより加工を行なう形式のものである。
下部エプロン7には、左右に支持体9が固定さ
れ、この支持体9に設けられたボールねじ11
(第4図参照)の回転によりストレツチ13が前
進、後退する。またストレツチ13の前面には、
複数の突当て15が左右方向に移動自在に設けら
れ、被加工物の折曲フランジ長さを設定する際に
は、突当て15に被加工物を係合させて寸法出し
を行なうものである。
上記突当て15の部分を、第4図に基づいて更
に詳細に説明すると、前記ストレツチ13は、左
右の支持体に取付けられたガイド17及びボール
ねじ11を介して前後移動自在に取付けられてお
り、ボールねじ11はフレーム3に固定されたモ
ータ19によりスプライン軸21、ギヤ23を介
して回転する。
またボールねじ11の回転量、即ち突当ての移
動距離は、ボールねじ11の後端に取付けられた
エンコーダ25により検出されモータ19の回転
を制御するものである。
なお、下部エプロン7に装着するダイ7aの高
さが変更になる場合には、ストレツチ13に設け
られたハンドル27を回動させることによりスト
レツチ13が上下方向に移動し、突当て15を設
定高さにまで移動させる。
次に、第5図は下部エプロン7の昇降作動を制
御する制御機構を示し、この制御機構は、下部エ
プロン7の長手方向中央部に設けられた係止片2
9に係脱自在のレバー31が設けられている。上
記レバー31は、下部エプロン7の裏側に設けら
れた図示しないフレームに固定された軸37に支
持された揺動自在の回転体35に軸33を介して
上下方向に揺動自在に支承されている。
また図示しないフレームには、下部エプロン7
の上限バルブ39が固定されており、上限バルブ
39のスプール41は、図示しないフレームに固
定された板ばね43を介してレバー31の一端に
係合している。
前記回転体35は、ピン45、レバー47を介
して送りねじ49の一端に連結されており、送り
ねじ49はフレーム3に固定されたケース51に
回転自在に軸支されている。
送りねじ49の他端部には、ギヤ53を介して
スプライン係合を行うごときクラツチ55が連結
部されており、このクラツチ55の連部には、レ
バー57を介して手動ハンドル59が連結されて
いる。レバー57は、クラツチ55の切換えを行
なうものであり、手動ハンドル59の回転を送り
ねじ49に伝える場合は、前記レバー57を第5
図において右方向に押し、クラツチを右方向へ移
動させて、スプライン係合により手動ハンドル5
9の回転を伝えるものである。
前記送りねじ49に設けられたギヤ53には、
エンドレス状のベルト61が回装され、このベル
ト61は、前記ケース51に回転自在に軸支され
たエンコーダの如き検出器63の軸65に嵌着さ
れたギヤ65aに掛回されている。
また、上記検出器63には、ギヤ67を介して
ベルト69が回装され、このベルト69はケース
51に回転自在に軸支されたクラツチ71の軸7
3に一体的に固定されたギヤ75に掛回されてい
る。クラツチ71の一端には、ケース51に取付
けられたモータ77の軸79が連結され、モータ
77の一端にはタコジエネレータ81が固定され
ている。
以上のように、手動ハンドル59又はモータ7
7の回転により、送りねじ49が回転し、回転体
35を軸37を中心に回動させレバー31と係止
片29の係合距離すなわち下部エプロン7の上昇
ストロークを制御するものである。
下部エプロン7を上昇させる場合は、ポンプ8
3よりシリンダー85へ圧油を供給すると、下部
エプロン7は上昇するが、係止片29も一体に上
昇する。そしてレバー31に係合すると、レバー
31は軸33を中心に反時計方向へ回動し上限バ
ルブ39のスプール41を板バネ43に抗して押
し下げ、ポンプ83よりシリンダー85への圧油
の供給を上限バルブ39よりタンクT側へ放出
し、下部エプロン7の上昇を停止させる。
なお、第1図において87は、被加工物加工に
必要とする折曲角度を入力し、パンチ5aとダイ
7aとの接近距離を自動的に制御するための制御
盤である。
この制御盤87には、第6図に示すように主と
して電源スイツチ89と、モード選択スイツチ9
1と、手動送り速度選択スイツチ93と、フアン
クシヨンキー95と、工程データ設定キー97と
が設けられている。
フアンクシヨンキー95は、各工程(1動作)
を規定するのに必要なパラメータの設定を行なう
工程データ設定キー95aと、上記のデータ設定
の内容を表示する工程データ表示95bと、工程
の実行順序の設定を行なう工程設定キー95c
と、上記で設定された被加工物について補助機能
パラメータ及び補正量を設定するM設定キー95
dと、連続運転に先立つて運転するワーク番号を
指定するワーク呼出しキー95eと、L軸、D軸
の現在位置および速度を表示する位置速度表示9
5fと、システム上の各種パラメータを設定する
PA設定キー95gと、パンチヤーを起動し、必
要なデータを紙テープに打出すPU起動キー95
hと、警報内容の表示を行なう自己診断キー95
iとから構成されている。
次に、上記のような制御盤87に所定のデータ
を入力して被加工物Wを折曲げる場合には、折曲
げる為に必要とするパンチ5aを上部エプロン5
に取付け、また必要とするV型のダイ7aを下部
エプロン7へ取付ける。
そして、被加工物を折曲げる場合、先ず取付け
られたパンチ5aとダイ7aとの芯合せをする必
要がある。即ちパンチ5aの先端とダイ7aの型
溝との中心が垂直線上になければならない。
そこで被加工物Wをダイ7a上に載せないでパ
ンチ5aとダイ7aとを接近させる。この操作は
前述の第5図において、シリンダ85へポンプ8
3から圧油等の作動圧流体を送り込むと下部エプ
ロン7が上昇する。この場合、パンチ5aとダイ
7aとの係合において、過度な荷重がかかると座
屈等の損傷が上部エプロン5と、下部エプロン7
に生ずるため、下部エプロン7の上昇位置を制御
する必要がある。
そこで、パンチ5aとダイ7aの係合の場合、
手動ハンドル59の回転により、送りねじ49を
回転させ回転体35を回動させてレバー31を上
方向に移動させる。このレバー31の上方向の移
動の際、下部エプロン7の係止片29はレバー3
1を押圧し続ける。この結果、レバー31は押圧
されるため、上限バルブ39のスプール41を押
し、ポンプ83からの作動圧流体をタンクTに放
出する。
即ち、手動ハンドル59の回転により、下部エ
プロン7は、上限バルブ39の作用で小さい加圧
力で上昇する。
このようにして、パンチ5aとダイ7aとが係
合すると、その下部エプロン7のストローク点を
原点として設定する。
次にシリンダ85の作動圧流体を放出し、下部
エプロン7を下降させる。
このような状態から、所定形状の折曲げ加工を
行なうため、制御盤87にデータ設定、工程設定
等の入力操作を行なう。
この入力操作は、制御盤87のフアンクシヨン
キー95と、工程データ設定キー97とを使用し
て、被加工物Wの板厚Tと、抗張力S、折曲げ長
さB、必要とする折曲げ角度A、ダイ(下型)の
型溝巾Vの数値を夫々入力する。
なお、パンチ先端のアールRpの種類は少なく、
また変更されることが少ないゆえあらかじめある
値が設定されている。
また、ダイ7aの肩アールRd、及びダイ7a
のV角度θは、ダイ7aの型溝の巾Vにより決定
される。特殊な場合は、更にRd,θも入力でき
る。K1は、端面処理係数であり、特に被加工物
Wの端面状態が悪い場合に入力する。
K2は使用する機械によつて、あらかじめ設定
された値であり、機械を変更しない限りは設定し
直す必要はない。
以上のようなデータ設定が終了したらフアンク
シヨンキー95の工程設定キー95cを押して、
被加工物Wの順次折曲げる順序を設定する。また
これと同時に補助機能Mを設定する。
以上の設定は、第7図のブロツク線図に示すよ
うに手動設定89と、テープ入力によるテープ設
定91とがあり、手動設定された内容は、演算部
93、記憶部95を経てテープパンチヤー97で
テープにパンチすることもできる。そして、上記
設定された内容にもとづき、NC演算部99で演
算し、検出器63で常にフイードバツクしつつ増
巾器103を介して、モータ77を制御する。そ
して下部エプロン7のストロークを、上記モータ
77と検出器63とでレバー31の位置を制御
し、ダイ7a上に被加工物Wを載置して折曲げ加
工を行なう。
また突当て15の位置決めも、モータ19とエ
ンコーダ25とで制御するものである。
次に、被加工物Wの折曲げる過程を第8図〜第
11図を参照して理論的に説明すると以下のよう
解析される。
即ち、被加工物Wは、パンチ5aの先端とダイ
7aの肩アールにより折曲げられる。
パンチ5aとダイ7aが接近するにつれ、被加
工物はパンチ先端により折曲げられダイの肩アー
ルの接触点は順次移動する。
被加工物の折曲げ内アールは、各種の条件によ
り変化するが、折曲げ内アール=V/Qの関係にな る。Q=(V,T,A,σ,K1) K1は被加工物の端面処理係数、V;ダイの型
溝巾、T;被加工物の板厚、Rp;パンチ先端ア
ール、Rd;ダイの肩アール、θ;ダイの型溝に
おけるV角度、A;被加工物の曲げ角度。
8図において被加工物の折曲げ状態を分析して
いるが、曲げ角度Aに対してパンチとダイの接近
距離を求めればよい。すなわちパンチ先端とダイ
の型溝底部までの距離を求めればよい。
8図より Z1+(I‐V/Q)+J+K=V/2tan(90− θ/2) I=V/Q・1/sinA/2 …… J=T/sinA/2 …… 9図より K=V/2tan(90−θ/2)−M−N …… R=(cosA+θ/4/cosA−θ/4−tan180−θ/
4)Rd…… M=(1−sinA+θ/4/cosA−θ/4)Rd…… 式より N=〔V/2−(cosA+θ/4/cosA−θ/4 −tan180−θ/4)Rd〕tan(90−A/2) …… ,式を代入 ∴K=V/2tan(90−θ/2)−M−N=V/2tan
(90−θ/2) −(1−sinA+θ/4/cosA−θ/4)Rd−〔V
/2−(cosA+θ/4/cosA−θ/4−tan180−θ/
4)×Rd〕tan(90−A/2)…… Z1=V/2tan(90−θ/2)−(I−V/Q)−J
−Kに、 ,,を代入し Z1=〔V/2‐(cosA+θ/4/cosA−θ/4‐tan18
0−θ/4)Rd〕tan(90‐A/2)+(1‐sinA+θ/
4/cosA−θ/4)Rd‐(V/Q+T)1/sinA/2+
V/Q …… パンチ先端とダイの型溝のV角度との係合点は、
パンチ先端がアールである為、ダイ角度Qが交差
した点ではない。
そこでパンチ先端とダイ型溝の底部までの距離
を求める為には、8図のQ1を求めD1を求める。
Q1=(1/cos(90−θ/2)−1)Rp …… ∴D1=V/2tan(90−θ/2)−Z1−Q1ゆえ,式
を 代入 D1=V/2tan(90−θ/2)−V/Q+(V/Q+
T)1/sinA/2−(1−sinA+θ/4/cosA−θ
/4)Rd −〔V/2−cosA+θ/4/cosA−θ/4−ta
n(180−θ/4)Rd〕×tan180−A/2−(1/cos(9
0−θ/2)−1)Rp…… 式は被加工物を折曲げる場合のパンチ先端と、
ダイの底部の距離であるが、この式は他の式にも
置換できる。後述するが式は、ダイの形状によ
り変更される。
すなわち D1={T,A,Rd,Rp,V(U)}
…… と示すことができる。
しかし式は被加工物を折曲げる際に生ずる特
性を加味していない。
すなわち、以下の条件を付加する必要がある。
加圧力によるフレームのキヤツプのたわみ補
正、油圧制御パルプの特性による補正、ラム取付
部の加圧力によるたわみの補正等を補正値δ1とす
る。
被加工物にパンチ先端が食い込む量の補正値を
δ2とする。
上部エプロン、下部エプロンの加圧力により長
手方向にたわむ量の補正値をδ3とする。
被加工物を折曲げ後、加圧力を除いた時に生ず
る弾性変形量(スプリングバツク、スプリングイ
ン)をδ4とする。
δ1〜δ4の補正値は、被加工物を折曲げるのに必
要な加圧力に関係するものである。
一般的に被加工物を折曲げる為に必要とする加
圧力BFは、 BF=C・σ・T2・B/V …… で求められる。
ここでσは被加工物の抗張力であり、Bは被加
工物の折曲げ長さである。Cは定数であるが、
V,T,Rd,μの要素により決定される函数で
ある。
すなわち、 C=(V,T,Rd,μ) μ:ダイの肩アールにおける摩擦係数 一方、加圧力と折曲角度の関係図は10図のよ
うにある。
被加工物を折曲げ始めると、最初は折曲らず加
圧力は上昇する。ある値まで加圧力が上昇する
と、折曲がり始め加圧力は少しづつ上昇し130゜〜
120゜の範囲に入ると逆に折曲げ角度が鋭くなるに
従い加圧力は減少する。
95゜〜93゜の範囲に入ると加圧力は増加し、90゜の
角度に入り、更に加圧すると90゜を中心とするバ
ラツキが少なくなるが加圧力は急激に高くなる。
そこで実際の加圧力を求める為、10図に従い
実加圧力BF1を求める。
BF1=BF(k29−k30A)・(V,T,A) k40<
A≦180 BF1=BF(k29−k30A)・(V,T,A) k40<
A≦180 =BF(k31−k32A)・(V,T,A) k41≦
A≦k40,A>k43 BF1=BF(k29−k30A)・(V,T,A) k40<
A≦180 =BF(k31−k32A)・(V,T,A) k41≦
A≦k40,A>k43 =BF(k32−k34A)・(V,T,A) k42≦
A<k41 BF1=BF(k29−k30A)・(V,T,A) k40<
A≦180 =BF(k31−k32A)・(V,T,A) k41≦
A≦k40,A>k43 =BF(k32−k34A)・(V,T,A) k42≦
A<k41 =BF(k35−k36A)・(V,T,A) k43≦
A<k42 すなわち、10図に従い設定角度における実加圧
力BF1を求めるゆえBF1は BF1=(V,T,A) …… このBF1よりδ1〜δ4を求めることができる。
δ1は前述したように加圧力によるフレームのギ
ヤツプのたわみ補正、バルブの特性による補正値
である。
本実施例では後述するように、油圧プレスにつ
いて述べているが、機械式プレスの場合にはこの
δ1を機械側特性(加圧力によるフレームのたわみ
補正、ラム取付部におけるたわみ補正)として函
数化することができる。
すなわち、油圧式、機械式共δ1はBF1の函数と
なる。
δ1=(BF1) …… δ2はパンチ先端の食い込み量であるが、δ2は実
加圧力BF1、折曲げ長さB、抗張力σの函数とし
て表わすことができる。
δ2=(BF1,B,σ) …… δ3は前述の如く上部、下部エプロンの長手方向
のたわみ補正値である。すなわちδ3は、実加圧力
BF1、折曲げ長さB、上部、下部エプロンの構造
による機械的特性K2の函数として表わすことが
できる。
δ3=(BF1,B,K2) …… δ4は前述の如く被加工物の弾性変形量の補正値
である。δ4の値は実際に折曲げた際の角度と折曲
げ後加圧力を取り除いた際の角度の差による補正
値であり、折曲げ角度A、板厚T、ダイの型溝の
巾Vの函数として表わすことができる。
δ4=(A,T,V,σ,K1) …… 上記のδ4は加圧力を取り除いた弾性変形量を加
圧する時に補正する為に必要である。
しかして、被加工物の折曲げる際に生ずる特性
を加味したパンチの先端とダイ型溝の底までの距
離Dは、 D=D1−(δ1+δ2+δ3+δ4) D=D1−(δ1+δ2+δ3+δ4) =(V,T,A,Rd)−{(BF1)+(BF1
,B,σ) D=D1−(δ1+δ2+δ3+δ4) =(V,T,A,Rd)−{(BF1)+(BF1
,B,σ) +(BF1,B,K2)+(A,T,V,σ,K1
) …… と表わすことができる。式は以下のように示す
ことができる。
D=(V,T,A,Rd,Rp) −(BF1,B,σ,A,T,V,K1,K2
…… 11図はU型状のダイの場合のパンチ先端とダ
イの距離である。この場合は、Dの原点設定方法
にいろいろあるゆえ(パンチの先端角度とダイの
肩アールによる係合で原点を出す方法、U型のダ
イの底部に、V型状の原点設定ダイを設け原点を
出す方法→いずれにしても11図においてパン
チ、ダイの左右方向の芯合せも同時に行なう必要
がある。)式のZ1に相当する部分だけ表わす。
Z2=U/2+Rd(1−cosA/2/tanA/2+Rd(1
−sinA/2) Z1=Z2−U/Q+T/sinA/2+U/Q=U/Q+
U/2+Rd(1−cosA/2/tanA/2+Rd(1−sin
A/2)−U/Q+T/sinA/2 すなわち、Z1=(U,T,A,Rd)と表わす
ことができ、式に相当する。
以上の理論的解析からも明らかなように、制御
盤87に、被加工物Wの使用V巾、及びV溝角度
θ、肩アールR、板厚T、折り曲げ長さB、抗張
力S等の折曲げに必要なデータと、希望する折曲
げ角度Aを入力することによつて、自動的にパン
チ5aとダイ7aとの接近距離を制御できるもの
である。
なお、上記の実施例は、下部エプロン7が昇降
するプレスブレーキについて説明したが上部エプ
ロン5が昇降するプレスブレーキにも適用できる
ことは言うまでもない。
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、この発明は、板状の被加工物の折曲げ加工を
行うプレスブレーキにおけるパンチとダイとの係
合状態を制御する制御装置にして、被加工物の板
厚T、折曲げ角度A、ダイの肩アールRd、パン
チの先端アールRpおよびダイの型溝巾Vにより
ダイの底部からパンチ先端までの距離の理論値
D1を演算し、上記ダイの型溝巾V、被加工物W
の板厚T、折曲げ長さB、抗張力および予め定め
られた定数Cに基いて被加工物Wを折曲げるため
の加圧力BFを演算し、この加圧力BFと折曲げ角
度Aにより実際の加圧力BF1を演算し、この実加
圧力BF1、被加工物Wの折曲げ長さB、抗張力、
板厚T、折曲げ角度A、ダイの型溝巾Vによりプ
レスブレーキにおける機械的特性および被加工物
の弾性変形特性を加味した補正値δを演算し、こ
の補正値δと前記理論値D1とにより、ダイの底
部からパンチ先端までの制御すべき距離Dを演算
する演算部と、この演算部において演算された距
離Dに基いて、パンチとダイとの係合状態をフイ
ードバツク制御するフイードバツク制御部とを備
えてなるものであるから、従来のような試し曲げ
を行うことなしに、被加工物を設定角度に正確に
折曲げることができる。また本発明によれば、演
算部においては、被加工物を折曲げるための加圧
力を演算し、かつこの加圧力と折曲げ角度により
実加圧力を演算して、その後に機械的特性等を加
味した補正値を演算するものであるから、機械本
体のフレームの実際の変形量を測定することなし
に補正でき、構成がより簡単なものとなるもので
ある。
なお、この発明は上記の実施例に限定されず、
他の実施態様により行なうことも可能であり、ま
た特許請求の範囲に付した番号は、技術的範囲を
限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施したプレスブレーキ本
体の正面図、第2図は第1図の側面図、第3図は
第1図の平面図、第4図は突当て部分の作動機構
を示す説明図、第5図は下部エプロンの昇降作動
を制御する制御機構を示す説明図、第6図は制御
盤の設定ボードを示す説明図、第7図は制御盤に
よる制御方法をブロツク線図に表わした説明図、
第8図〜第11図は、被加工物を折曲げる過程の
理論的解析を説明する説明図であつて、第8図、
第9図は被加工物の折曲げ状態を分析した加工説
明図、第10図は被加工物の加圧力と折曲角度の
関係を表わしたグラフ説明図、第11図はU型状
のダイの場合のパンチ先端とダイとの距離を設定
するための説明図である。 図面中の主要な符号の説明、5a…パンチ、7
a…ダイ、W…被加工物、1…プレスブレーキ本
体、87…制御盤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板状の被加工物の折曲げ加工を行うプレスブ
    レーキにおけるパンチとダイとの係合状態を制御
    する制御装置にして、被加工物の板厚T、折曲げ
    角度A、ダイの肩アールRd、パンチの先端アー
    ルRpおよびダイの型溝巾Vによりダイの底部か
    らパンチ先端までの距離の理論値D1を演算し、
    上記ダイの型溝巾V、被加工物Wの板厚T、折曲
    げ長さB、抗張力および予め定められた定数Cに
    基いて被加工物Wを折曲げるための加圧力BFを
    演算し、この加圧力BFと折曲げ角度Aにより実
    際の加圧力BF1を演算し、この実加圧力BF1、被
    加工物Wの折曲げ長さB、抗張力、板厚T、折曲
    げ角度A、ダイの型溝巾Vによりプレスブレーキ
    における機械的特性および被加工物の弾性変形特
    性を加味した補正値δを演算し、この補正値δと
    前記理論値D1とにより、ダイの底部からパンチ
    先端までの制御すべき距離Dを演算する演算部
    と、この演算部において演算された距離Dに基い
    て、パンチとダイとの係合状態をフイードバツク
    制御するフイードバツク制御部と、を備えてなる
    ことを特徴とするプレスブレーキにおける折曲角
    度制御装置。
JP55172571A 1980-12-09 1980-12-09 Bending angle controlling device in press brake Granted JPS57100819A (en)

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