JPH01204890A - 回転駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転駆動部の回転力を増大させると共に、増
速して出力側より取出す回転駆動装置であって、例えば
、自転車、バイツ、自動車等の回転機構、あるいは、発
電機その他のあらゆる回転機構として広く応用できる装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

自転車を例にとると、その駆動部は、チェーンホイール
と、その左右に取り付けたクランクと、クランクに固定
したペダルとから成っていて、ペダルを踏むことにより
チェーンホイールを回転させ、その回転をチェーンを介
して後輪に伝える。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような駆動機構の場合、クランクの回転がそのまま
チェーンホイールに伝達されるので、チェーンホイール
に大きな回転力を与えるためには、ペダルに大きな力を
かけなければならず、登板走行等には負担となる。

そこで本発明は、上記のような過負荷時にもさして大き
な力を要せずに、スムーズ走行を可能ならしめる回転駆
動装置であって、その他あらゆる回転機構に応用するこ
とができ、殊に、装置内部における摩擦抵抗とエネルギ
ーロスが少なくて効率のよい装置を提供することを目的
とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、車体フレーム等に固定されたカバーに設けた
内歯車に噛合するホイールギアを主軸に対し偏心させて
設置し、前記ホイールギアに同心的に一体化した内歯車
に噛合する外歯車を前記主軸に対し偏心させて設置した
ギア取付板に取り付け、前記外歯車は更に前記ギア取付
板に軸着したより小径の二段ギアの下側のギアに噛合さ
せ、前記二段ギアの上側のギアは、前記ギア取付板に更
に設置した二段ギアの下側のギアに噛合させ、その上側
のギアは前記主軸に設置した出力ギアに噛合させて成る
回転駆動装置、を以て上記課題を解決するものである。

〔作　　用〕

主軸に対して回転駆動力が加わると、ギア取付板が主軸
に対し偏心して回転する。その偏心回転は、同心のホイ
ールギアがカバーの内歯車に沿って自転しつつ公転する
動きによって支持される。ギア取付板の回転に伴って、
それに取り付けられている外歯車が公転させられるが、
該外歯車はホイールギアと一体となった内歯車に噛合し
ているので、その公転に伴って加速されて自転する。そ
の自転による回転駆動力は、更に２つの二段ギアを介し
て加速されつつ出力ギアに伝達される。このような複数
のギアの自転と公転の組み合わせにより、スムーズで安
定した駆動力の伝達が行われる。

〔実施例〕

本発明に係る装置を自転車の駆動部に通用した場合の実
施例を図面に依拠して説明するに、図中１はクランク軸
（主軸）で、その一端に、クランクアーム２とペダルが
取り付けられる。

他の回転駆動装置においては、クランクアーム２の代わ
りに、入力用のギアやプーリ等が取り付けられることに
なる。３はクランクアーム２に固定された小円板で、そ
の中心にクランク軸１が差し込まれ、クランク軸ｌを中
心に回転する。４は小円板３の内側に固定された偏心板
で、クランク軸１に対し偏心させである。偏心板４の内
側には偏心ブシュ５が固定されており、この偏心ブシュ
５にクランク軸１が偏心的に挿通されている。６は軸受
を介して偏心ブシュ５に保持されたホイールギアで、カ
バー７に設けた内歯車８に内接噛合する。カバー７は本
機構全体に被さるもので、車体フレームに固定される。

ホイールギア６の内側側面には支持環９が固定され、更
に支持環９の内側に、スペーサ１０を介して内歯車１１
が固定されている。従って、ホイールギア６と支持環９
と内歯車１１とが一体となって、クランク軸ｌに対して
偏心した状態でカバー７の内歯車８に沿って回転（公転
）することになる、１２は偏心プシェ５に固定されたギ
ア取付板で、偏心板４、ホイールギア６、支持環９及び
内歯車１１と同心であり、且つ、クランク軸１に対して
偏心状態に配置される。１３はギア取付板１２に固定さ
れたギア軸で、それに軸受を介して外歯車１４が取り付
けられる。外歯車１４は内歯車１１に内接噛合している
。１５はギア軸１３に一体化された押え板である。１６
はギア取付板１２に軸支された二段ギアで、同形の２つ
のギア１７．１８から成り、下側のギア１７が外歯車１
４に噛合している。１９はスペーサ２２を介してギア取
付板１２に軸支された二段ギアで、下側のギア２０は上
側のギア２１よりも大径で歯数が多く、下側のギア２０
が二段ギア１６の上側のギア１８に噛合している。

２３はクランク軸１に嵌挿したチェーンホイールギアで
、二段ギア１９の上側のギア２１に噛合している。２４
はチェーンホイールで、チェーンホイールギア２３と一
体となって回転し、チェーンを介して回転駆動力を後輪
に伝達する。

上記構成において、ペダルを介してクランクアーム２に
踏圧による回転力が加わると、先ずクランクアーム２に
固定されている小円板３がクランク軸１と同心的に、ま
た、偏心板４、偏心ブツシュ５及びギア取付板１２がク
ランク軸１に対し偏心した状態で、一体となって回転す
る。

ギア取付板１２が回転すると、それに取り付けられた外
歯車１４がそのギア軸１３の中心とギア取付ｆ！１２の
中心との間隔を回転半径として回転（公転）する。外歯
車１４は内歯車１１に噛合しているので、その公転に伴
って内歯車１１を回転駆動しつつ自転する。内歯車１１
はホイールギア６と一体化されているので、内歯車１１
の回転はそのままホイールギア６に伝わる。ホイールギ
ア６は、駆動軸１に対して偏心して内歯車８に噛合して
いるので、固定されていて回転しない内歯車８に沿って
公転する。また、外歯車１４の回転は、二段ギア１６の
下側のギア１７、上側のギア１８、二段ギア１９の下側
のギア２０、上側のギア２１へと順に伝達され、次いで
ギア２１からチェーンホイールギア２３並びにチェーン
ホイール２４へと伝達される。以上のギアの内、内歯車
８とチェーンホイールギア２３は位置的に移動なく回転
するが、他のギアは移動しながら回転することになる。

そして、回転駆動力がギア取付板１２から外歯車１４、
ギア１７へと伝達される間に大幅に増速され、その増速
された回転駆動力がチェーンホイール２４を介して後輪
へ伝達される。

〔発明の効果〕

本発明は上述した通りであって、入力された回転駆動力
が円滑に伝達され、その間に加速され、過負荷時にも楽
に出力し得る回転駆動装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の正面図、第２図はその内側を
示す図、第３図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図である
。 ■−クランク軸、　　　４−偏心板 ６・−ホイールギア　　　７−・−カバー８．１１・−
内歯車　　　　１２・−ギア取付板１４−外歯車　　　
　　　１６．１９−二段ギア１７．１Ｂ、　２０．２１
−・ギア　２３−・・チェーンホイールギア ２４−チェーンホイール

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体フレーム等に固定されたカバーに設けた内歯車に噛
   合するホィールギアを主軸に対し偏心させて設置し、前
   記ホィールギアに同心的に一体化した内歯車に噛合する
   外歯車を前記主軸に対し偏心させて設置したギア取付板
   に取り付け、前記外歯車は更に前記ギア取付板に軸着し
   たより小径の二段ギアの下側のギアに噛合させ、前記二
   段ギアの上側のギアは、前記ギア取付板に更に設置した
   二段ギアの下側のギアに噛合させ、その上側のギアは前
   記主軸に設置した出力ギアに噛合させて成る回転駆動装
   置。