JPH0293149A - 回転駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転駆動部の回転力を増大させると共に、増
速して出力側より取出す回転駆動装置であって、例えば
、自転車、バイツ、自動車等の回転機構、あるいは、発
電機その他のあらゆる回転機構として広く応用できる装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

自転車を例にとると、その駆動部は、チェンボイールと
、その左右に取り付けたクランクと、クランクに固定し
たペダルとから成っていて、ペダルを踏むことによりチ
ェーンホイールを回転させ、その回転をチェーンを介し
て後輪に伝える。このような駆動機構の場合、クランク
の回転がクランク軸を介してそのままチェンボイールに
伝達されるので、チェーンホイルに大きな回転力を与え
るためには、ペダルに大きな力をかけなければならず、
登板走行、高速走行等には負担となる。

本発明者は、この問題を解決するための装置を既に提唱
している（特願昭６１−１９７９３８号）６ 〔発明が解決しようとする課題〕 然るに、上記従来の装置は部品数が多くて重く、且つ、
複雑であり必らずしも満足のいくものではなかった。

そこで本発明は、上記のような過負荷時にもさして大き
な力を要せずに、スムーズ走行を可能ならしめる回転駆
動装置であって、自転車の外、種々の回転機構に応用す
ることができ、殊に、構造簡易且つ軽量であり、エネル
ギーロスが少なくて効率のよい装置を提供することを目
的とするものである。

【課題を解決するための手段〕

本発明は、入力軸に固定されたギア取付板に二段ギアと
外歯車とを設置し、前記外歯車は前記二段ギアの一方の
ギアに噛合させると共に、固定状態の大径の内歯車に噛
合させ、また、前記二段ギアの他方のギアを出力ギアと
一体化された小径の内歯車に噛合させて成る回転駆動装
置、を以て上記課題を解決した。

〔作　　用〕

回転入力は直接ギア取付板に伝達され、以て外歯車が入
力軸を中心に回転する（公転）。外歯車は固定状態にあ
る大径の内歯車に噛合しているため、上記回転に伴って
自転し、それに噛合している二段ギアを増速回転させる
。この二段ギアの回転は、小径の内歯車に伝達され、そ
れと一体化された出力ギアより出力される。即ち、回転
入力はギア取付板を介して外歯車を、固定された内歯車
に沿って公転させるために使われる。そして、出力は上
記外歯車の自転に由来するので、小さな回転入力にて大
きな回転出力を得ることが可能となる。

〔実施例〕

本発明を自転車の駆動部に適用した場合の実施例を図面
に依拠して説明する。図中１は入力軸たるクランク軸で
、その一端（第２図において左端）に、常法によりクラ
ンクアーム２とペダルが取り付けられる。他の回転駆動
装置においては、クランクアーム２の代わりに、入力用
のギアやプーリ等が取り付けられることになる。

３はクランクアーム２に固定されたギア取付板で、クラ
ンクアーム２と一体となってクランク軸１を軸に回転す
る。ギア取付板３は円板の２個所を突出させた形状であ
って、各突出部４．５にギア軸が設置される。突出部４
のギア軸には二段ギア６が、自由回転可能に嵌め込まれ
る。

また、突出部５のギア軸には、二段ギア６の外側（クラ
ンクアーム２側）のギアに噛合する外歯車７が、やはり
自由回転可能に嵌め込まれる。

８はカバーであって、その外側に、外歯車７が噛合する
内歯車９が設けられる。カバー８は車体に固定されてい
て回転はせず、その中心にクランク軸１が遊挿される。

１０は支持ホイール１１に固定された内歯車で、これに
二段ギア６の内側のギアが噛合する。支持ホイール１１
には更に、内歯車１０と反対側にチェーンホイールギア
１２が固定され、軸受を介してクランク軸１が挿通され
る。カバー８は、以上のチェーンホイールギア１２から
ギア取付板３にかけてカバーする。

上記構成において、クランクアーム２に加わる回転駆動
力は直接ギア取付板３に伝達され、そこに保持されてい
る外歯車７並びに二段ギア６が、クランク軸１を中心に
回転する（公転）。

外歯車７は固定状態のカバー８の内歯車に噛合している
ので、上記回転に伴ってその回転方向と逆方向に無理な
く増速回転駆動される（自転）。この外歯車７の自転は
、それに噛合する二段ギア６の外側ギア及びそれと一体
化されている内側ギアに伝達される。その際、二段ギア
６は外歯車７よりも小径のため、回転速度は更に増加す
る。この二段ギア６の回転は、その内側ギアと噛合する
内歯車１０を回転させる。そして、その減速され、高ト
ルク化された回転駆動力は、内歯車１０と一体化された
チェーンホイール１２より、チェーンを介して後輪に伝
達される。いうまでもなくこのチェーンホイール１２は
、クランク軸ｌに対して自由回転し、上記外歯車７、段
ギア６及び内歯車１０を経て伝達される駆動力によって
のみ回転するのであって、上記クランクアーム２の回転
に追随する訳ではない。

〔発明の効果〕

本発明は上述した通りであって、軽量且つ簡易な構造に
して、倍加された回転力並びに回転速度が得られるので
、小さな力で登板走行、高速走行が可能となる等の効果
があり、種々の回転機構に応用しうる非當に有用なもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の正面図、第２図はその部分断
面側面図、第３図はその背面図である。 符号の説明 １−クランク軸、　　２−クランクアーム３−ギア取付
板、　　　６−二段ギア ７−外歯車、　　　　８−カバ ９．１０−内歯車、　　１１−支持ホイール１２−　ヂ
エーンボイールギア

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力軸に固定されたギア取付板に二段ギアと外歯
   車とを設置し、前記外歯車は前記二段ギアの一方のギア
   に噛合させると共に、固定状態の大径の内歯車に噛合さ
   せ、また、前記二段ギアの他方のギアを出力ギアと一体
   化された小径の内歯車に噛合させて成る回転駆動装置。