JPH01204467A - シヨツトキバリア半導体装置 - Google Patents

シヨツトキバリア半導体装置

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JPH01204467A
JPH01204467A JP2803588A JP2803588A JPH01204467A JP H01204467 A JPH01204467 A JP H01204467A JP 2803588 A JP2803588 A JP 2803588A JP 2803588 A JP2803588 A JP 2803588A JP H01204467 A JPH01204467 A JP H01204467A
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schottky barrier
thin layer
barrier
barrier metal
titanium oxide
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Koji Otsuka
康二 大塚
Yasubumi Usui
碓井 保文
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の高耐圧ショットキバリア学導体素子を
1つの半導体チップ内に形成したショットキバリア半導
体装fに関する。
〔従来の技術〕
ショットキバリアダイオードは、高速応答性の良さ及び
低損失である利点を生かして、高周波回路等に広く使用
されている。電力用ショットキバリアダイオードの主用
途の1つであるFCC(7オワード・カップルド・コン
バータ)方式の高尚aLXイツチングレギュレータの出
力整流平滑回路は、第4図に示てように2つのダイオー
ドD+ 、 Dzとインダクタンス素子り、とコンデン
サとから成る。
2つのダイオードD1. D2のカンードは共通接続さ
れているので、第5図に示すように1チツプ内に2つの
ダイオードD+ 、 D2を含むセンタタップ型ショッ
トキバリアダイオード装置とすることかできる。
第51¥1における半導体チップ1は、層形領域2と、
n影領域6と、絶縁膜4と、2つのショットキバリアを
形成する金属電極5,6即ちバリア金属電極と、共通の
オーεツク電極7と、主なる順電流通路となるショット
キバリア8−9’&WL。
更Vc高耐圧化を図るためのフィールドプレート5a、
6aと環状p影領域から成くガードリング10.11を
有する。なお、フィールドプレート5a、6aはバリア
金属電極5,6を絶縁膜4の上に延在させた部分であり
、ガードリング10.11はショットキバリア8.9を
環状に囲むように配設されたものである。
第5図の半導体チップ1におけるバリア金属電極5,6
は、アノードであり、オータンク電極7は共通カンード
であるので、半導体ナツプ1を第4図のダイオードD、
、D、として使用することができる。ダイオードD+ 
、 D2を個別素子にすることは勿論可能である。しか
し、小型化及び低コスト化を図るためには複合素子に構
成することが有利である。
一層の高耐圧化を図るために第6図に示1よ5に、ガー
ドリング10.11とフィールドリミッティングリング
12〜15を組み合せた構造をとることがある。−万の
ダイオードのフィールドリミッティングリング12.1
3はガードリング10を二重に包囲するように形成され
た環状p+層形領域あり、他方のダイオードのフィール
ドリミッティングリング14.15もガードリング11
を二重に包囲するよ5に形成された環状p+層形領域あ
る。なお、要求耐圧が低ゆれはフィールドリミッティン
グリングを一重にしてもよいし、逆に要ぶ耐圧が高けれ
ばフィールドリミッティングリングを三重以上にしても
よい。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、ショットキバリアダイオードは1周辺耐圧(
ショットキバリア周辺での耐圧)がバルク耐圧(ショッ
トキバリア中央部での耐圧)に比べて著しく小さいため
、pn接合素子に比べて高耐圧の素子が得られていない
。第5図に示す従来例では1代表的な高耐圧化構造であ
るフィールドプレートba、6aとガードリング10.
11を組合せた構造を採用しているが、バルク耐圧に比
べて大幅に低い耐圧しか得ることができないのが実状で
、−層の高耐圧化が望まれている。
一方、第6図に示″′f構造によれば、設計上の雛しさ
はあるものの、最適設計がなされたならば比較的高い耐
圧が得られる。しかし、フィールドリミッティングリン
グ12〜15の形成領域がかなり広くなることがさけら
れないので、ショットキバリア8.9の面積を第5図と
同一にした場合には、第6囚の半導体チップ10面積が
第5図よりもρ・なり大きくなる。チップ面積が増加す
ると。
1孜の半導体ウェハから取れるチップの枚数の減少、及
びチップ内に欠陥が含まれる確率の増大に#5製造歩留
りの低下が生じ、半導体チップ1のコストが大幅に上昇
する。
そこで本発明の目的は、複数のショットキバリア半導体
素子を1つの半導体チップ内に有するショットキバリア
半導体装置において、チップ面積の節約と同時に高耐圧
化を達成することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明は、半導体領域と、前
記半導体領域との間にショットキバリアを生じさせるこ
とができるように前記半導体領域上に形成された第1の
バリア金属電極と、前記半導体領域との間にショットキ
バリアを生じさせることが:T:きるように前記半導体
領域上に形成され。
且つ前記第1のバリア金属電極に並置された第2のバリ
ア金属電極と、前記第1及び第2のバリア金属電極をそ
れぞれ包囲すると共に前記第1及び第2のバリア金属電
極の相互間の共通部分を前記第1及び第2のバリア金属
電極に基づく第1及び第2のショットキバリアの高耐圧
化に兼用するよ5に前記半導体領域上に配置され11月
つ前記第1及び第2のバリア金属電極に電気的に接続さ
れ。
且つ前記第1及び第2のバリア金属電極よりも大きなシ
ート抵抗を有し、且つ前記半導体領域との間にショット
キバリアを生じさせることができるように形成された薄
層とを備えていることを特徴とするショットキバリア半
導体装置に係わるものである。
〔作 用〕
上記発明において、第1と第2のバリア金属電極の一方
又は両方と半導体領域との間に逆電圧が印加された時に
は、前記一方又は両方のバリア金属電極と半導体領域と
の間のショットキバリアに基づく空乏層と、薄層と半導
体領域との間のショットキバリアに基づく空乏層とが発
生する。薄層はハ+)ア金Jil[極を包囲しているの
で、実施例1に示すよ5に薄NIがバリア金属電極を隣
接して包囲している場合にはこれ等に基づく空乏層が互
い+ に連続し、−!た実施例2に示すようにp影領域のガー
ドリングが設けられている場合には、このガードリング
のpn接合に基づく空乏層を弁してバリア金属電極に基
づく空乏層と薄層に基づく空乏層とが連続する。第1と
第2のバリア金属電極と薄層との両方が半導体領域との
間に7ヨツトキバリアを生成し且つ薄j曽が抵抗体であ
るために、バリア金属m極の周縁部VC電界が集中しな
いよっな空乏層の広がりが得られ、耐圧が大幅に向上す
る。
また、薄層の第1及び第2のバリア金属電極の相互間部
分が第1及び第2のバリア金属電極に基づく2つのショ
ットキバリアの高耐圧化に兼用されているので、第1及
び第2のバリア金属電極の間隔を狭くすることかできる
〔実施例1〕 2つの高耐圧ショットキバリアダイオードDr。
D2をカソード共通、アノード分離で1つのチップ内に
有する電力用高耐圧ショットキバリアダイオード装置を
、その製造工程に沿って説明する。
まず、第1図(A、tVc示すよ5にb GaAs (
砒化ガリウム)ρ1ら成る半導体基板21を用意する。
この半導体基板21は、厚さ約600μm、不純物濃度
0.5〜2 X 10I8cm−”のn+形領領域22
上に、厚さ10〜20μm、不純物濃度1〜2X101
Bcm  のn影領域26をエピタキシャル成長させた
ものである。なお、図示の都合上第1図には1個のセン
タタッグ型ショットキバリアダイオード装置に対応する
面積の半導体基板21が示されているが、実際には、多
数のセンタタップ型ショットキバリアダイオード装置を
得ることができる大面積の半導体ウェハを使用している
次に、第1図■に示すように、n形GaAsから成るn
影領域26の上面全体VcTi(チタン)の薄J曽24
即ちTi薄膜を真空蒸着で形成し、更にその上面全体に
AI (アルミニウム)場25を連続して真壁類Nする
。Ti薄層24の厚さは50A〜20oX (0,00
5〜0.02 μm )と極薄である。AI層25の厚
さは約2pmで、Ti薄層24の100+ 倍以上である。更に、n 影領域22の下面VCA、u
C金) −Ge(ゲルマニウム)の合金から成るオーミ
・ンク接触の電極26を真空蒸着により形成し、その後
680℃10秒間の熱処理を行う。
次に、第1図(Q IC示すように、フォトエツチング
によりAI層25の一部をエツチング除去し、ダイオー
ドD+ 、 D2のそれぞれ主順′RIJm通路となる
ショットキバリアを形成丁べぎ領域に対応させてAI層
25a、25bを残存させる。更にフォトエツチングに
より素子の周辺領域からTi薄層24を除去し、 AI
層25a、25bの下部にあるTi薄層24a、24b
とこれらを隣接して包囲するTi薄N 24 cを残存
させる。Ti薄層24cは、1゛i自身は導体であって
も極薄の膜であるため、シート抵抗20〜400Ω/口
の抵抗層となっており。
AlN23 a、25 bに比べれは桁違いに高抵抗で
ある。
次にJ′空気中で6LIO℃、5〜60分間の熱処理を
施す。これにより、第1図りに示すように、AIJ台2
5a、25bで被覆されていないTi薄層24Cは酸化
されてチタンの酸化物の薄層28となる。AI層25a
、25bの下部のTi薄層24a、24bは、 AI層
26a、25bにマスクされているので酸化されない。
AIとTiの両方ともGaAs ト0.) 間にショッ
トキバリアを形成する金属であるので、これ等を合せて
バリア金属電極27a。
27bと呼ぶことにする。Tii層24a、24bは極
く薄い膜であるので、Ti HN 24 a%24bト
AI層25 a、25 bがショットキバリアの形成に
それぞれどのように関与しているかは必すしも明らかで
はない。なお、ショットキバリアの形成以外の役割とし
ては、Ti薄層24a、24bは。
AI層25a、25bのn形惟域23への密着性の向上
にを与し、更に、バリア金属電極27a、27bをリン
グ状に囲むチタン酸化物薄層28とAI層25a、25
bとのMt気気抜接続寄与する。バリア金属電極27a
、27bのシート抵抗は1Ω/口以下であることが望ま
しく、この実施例では約0.050/口である。第1図
0に示すように。
AI層25a、25bを包囲するように設けられた不発
明に従うチタン酸化物薄層28は、Ti薄層24bの厚
さより増大して概算で75^〜600^であり、シート
抵抗が50MΩ〜500 M、Ω/口と。
いう牛絶鍬性の高抵抗層である。即ち、チタン酸化物薄
層28は、完全な絶縁物と見なせるTi02(ZrR化
チクチタンはなく、TiO□よりも酸素が少ない所謂酸
素プアーなチタン酸化物Tiex(但し、Xは2よりも
小さい数値)となっているものと考えられる。なお、順
電流の大部分はバリア金属電極27a、27bK基づく
ショットキバリア29゜60を通って流れる。
次に、第1図■に示すように、チタン酸化物薄層28の
上を絶縁N31で被覆して2つのショットキバリアダイ
オードD、、D、を有する電力用ショットキバリアダイ
オードチップを完成させる。なお、絶縁層61は、ズラ
ズ7 CV D (chemicalvapor de
position )法により形成したシリコン酸化膜
から成る。絶縁N1161は、プラズマCVD又は光C
VD法で形成したシリコン窒化膜JP塗布法により形成
したポリイミド系樹脂膜等に置き換えることもできるが
、プラズマevD@又は光CVD法により形成したシリ
コン酸化膜が好適であった。図示は省略しているが、A
l/m25a、25bの上面に例えばTi層とAu脇と
を順次に設け。
これをリード部材に対する接続用電極とするのが普通で
ある。
前述したように、実際には多数個のセンタタッグ型ショ
ットキバリアダイオード装置を含む半導体ウェハを使用
しているので、絶縁層61の形成後にダイシングマシン
によって半導体ウェハを切断して第1図(1)K示す1
つのセンタタッグ型ショットキバリアダイオード装置を
提供するための半導体チップ21aを得る。
第2図は第1図■から絶縁層61を取り除いた半導体チ
ップ21a知ち第1図Ωの状態における1個のセンタタ
ッグ型ショットキバリアダイオード装置の平面図である
。この第2図を参照して各部の寸法を例示すると次の通
りである。平面形状四角形の半導体チップ21aの縦及
び横の幅は2.2mm、バリア金属電極27a、27b
の横幅aは680μm、その縦幅すは1540μm、 
 2つのバリア金属電極27a、27bの対向領域以外
のチタン酸化物薄層28の幅Cは18()μm。
チタン酸化物#層28と#!−導体チツブ2jaの側面
のjM]隔dは15 [,1lIm、2つのバリア金属
電極27a、27bの相互間隔W即ちチタン酸化物薄層
28のバリア金属電極27a、27bの相互間の共通部
分の幅は他の部分の幅Cと同じ180μmである。
この電力用ショットキバリアダイオード装置では1間隔
Wの部分のチタン酸化物薄層28が2つのダイオードD
1.D2の尚耐圧化に兼用されている。
従って、半導体チップ21aの横幅を、第6図のものに
比べて少なくとも幅Wは小さくてることができる。これ
を畦しく説明すると、第6囚でフィールドリミッティン
グリング12〜15を形成するのに要する幅C′は第2
図のチタン酸化物薄層28の幅JとPl程度であるので
、c=c=180μrnとし、第6図のフィールドリミ
ッティングリング16.1bと半導体チップ1の側面と
の間隔dを第2図の間隔dと同一の150μmとし、フ
ィールドリミッティングリング16.1bの相互間隔e
を100μmと1れば、2つのバリア金属電極5.6の
主たるJk1′亀流通路流通路部分の相互間隔2図に示
す構造にすることによって第6図の構造のものよりも4
6 C1−1aO=28 CJβmたけ横幅を小さくし
、チップ面積を28011mX2200Am+(]、6
62mm2約16%)7+:け低減することができる。
一方、耐圧に関しても著しい改善がなされた。
即ち、高耐圧化の策を施していない場合に耐圧約60V
であったものが、実施例では18(JV以上の耐圧が得
られた。これは、第5図の従来例の耐圧を大きく上回り
、第6図の従来例の耐圧と同等レベルである。実施例の
ショットキバリアダイオードの中には、バルク耐圧に略
等しいと考えろれる250Vの耐圧を示すものもあった
。なお、実施例において最終的にブレークダウンが起こ
る箇所は、バリア金M電極27a、27bの周縁近傍で
ある。
また、実施例のショットキバリアダイオードを。
スイッチング周阪数5 U OkHzのFCCCC方式
スイッチング−キュレータ力整流平滑回路に使用したと
ころ、ノイズ発生の極めて少ない良好な整流動作が確認
された。第5図、第6図の従来例では、ガードリング1
0.11を設けたことによってI1m!方向動作のとぎ
にガードリング10.11からの少数キャリアの注入が
起こり、扁速応答性を低下させる。しかし実施例では、
ガードリングを設けていないので上記のような問題も起
らす、良好な筒速応答性が得られた。また、第5図の従
来例のようなフィールドグレート構造は、フィールドプ
レートba、6aが絶I@膜4を弁して電界効果を及ぼ
丁ものであるため、絶縁膜4の膜質の影41が耐圧特性
に直接的に影響し、一般的に、耐圧特性が熱的に不安定
になる。しかし実施例では。
絶縁膜4に相当するものがないので、このような熱的不
安定性は見られなかった。
また、ガードリング構造及びフィールドリミッティング
リング構造は、不純物拡散という比較的平のかかる異質
の製造工程をショットキバリアダイオードの製造工程に
追加することになる。その点、実施例ではガードリング
の助けを借りなくても高耐圧が得られるので、第5図、
第6図の従来例よりit!遺工程が簡略である。
このショットキバリアダイオードにおいては、バリア金
属電極27a、27bとn影領域23との間に生たるj
−電流通路となるショットキバリア29.30が生じる
のみでなく、チタン酸化物薄J−28とn影領域26と
の間に補助的なショットキバリア32が生じる。チタン
酸化物薄層28とn影領域26との間にショットキバリ
ア62が生じることは、ショットキバリアダイオードの
整流特性、容量特性、飽和電流特性等によって確認した
。例えは、チタン酸化物薄層の面積を零から増加すると
、飽和電流1sがチタン酸化物薄層の面積とバリア金属
電極の面積との和に略比例して増加する。この比例関係
はショットキバリアダイオードの種々の温度において得
られることが確認されている。チタン酸化物薄ノーとバ
リア金属電極との和の面積に対して飽和を流1sが略比
例的に変化するということは、バリア金属電極と略同−
の1!流密度でチタン酸化物薄層に逆電流が流れること
を意味する。この現象は、チタン酸化物薄層がバリア金
属層と略同−のバリアハイドφ3を持つショットキバリ
アを形成[−ていることを端的に示している。
実施例のショットキバリアダイオードが高耐圧を示すの
は1次の2つの理由によるものと考えられる。
(II  チタン酸化物薄層28が、いわゆる高抵抗フ
ィールドプレートとして4!@p、4体フィールドグレ
ートを上回る高耐圧化効果を発揮し5ている。
即ち、ダイオードDlに逆電圧、ダイオードD2に順電
圧が加わっているとすると、チタン酸化物薄層28に流
れる微小逆電流によってチタン酸化物薄層28に横方向
に電位勾配が生じ、チタン酸化物薄層28とn+形領領
域22の間に加わる逆電圧は。
バリア余端電極27a側からチタン酸化物薄層28の外
周端に向うに従って小さくなる。この結果。
チタン酸化物薄層28の電界効果によってn影領域26
0表面側に形成される仝2鳩の広がり(垂直方向の厚さ
)も、チタン酸化物薄層28の外周端に向ρ)うに従っ
て小さくなる。この結果%電界集中が効果的に緩和され
、ショットキバリア29の周辺耐圧が向上し、ている。
(2)  バリア金属電極27a、27bからフィール
ドグレートとして働くチタン酸化物薄層28へのつなが
りが、n影領域26の表面においてショットキバリア2
9.30からショットキバリア32への無理のないつな
がりとなっている。このため、このつながりの箇所にお
いてブレークダウンが起り易い環境(電界集中点の発生
又は臨界電界強度Ecr i tの低下した点の発生)
が起り難い。
次に、ショットキバリア29と60の間隔Wを小さくで
きる理由について説明する。実施例では。
間隔Wの部分のチタン酸化物薄/128を2つのダイオ
ードD+ 、 D2の高耐圧化のために共用している。
これは第5図、第6図の従来例ではできない利用の仕方
である。ダイオードD1. Dzの一部に逆電圧。
他方K11l!電圧が印加されるとバリア金属電極27
aと27bの間には上記逆電正分に略等・しい電圧が印
部されるので、バリア合端電極27aと27bの間には
間隔Wの部分のチタン酸化物薄層28を通って’WLm
が流れる。しかし、チタン酸化物薄層28が半絶縁性の
高抵抗層であるため、この抵抗分による電流制限が働き
、この電流は逆電圧が印加されている方のダイオードの
漏れ電流として十分に許容できるレベルに留まり、耐圧
低下を持たら丁ことはない。なお、ダイオードIh、D
zの両方に逆電圧が加わっても、間隔Wの部分のチタン
酸化物薄層28が兼用のフィールドプレートとして働く
ことに変わりはない。
〔実施例2〕 次に、第6図を参照して本発明の実施例2に係わるショ
ットキバリアダイオード装置を説明する。
但し、第6図において、第1図及び第2図と同一の働き
をする部分には第1図及び第2図と同一の符号を付して
その説明を省略する。
第6図には第1図面に対応するショットキバリアダイオ
ード装置が横方向に拡張されてその一部のみが示されて
いる。実施例1との相違点の1つは、チタン酸化物薄層
28がAI層25a、25bに直接接続されておらす、
Ti4層24aを隣接包囲するTi薄層24dとTi薄
層24bを隣接包囲するT! N/v24 eをそれぞ
れ弁してAI N 25 a 。
25bに接続されていることである。このTiN層24
d、24eはチタン酸化物薄層28を得るための酸化処
理工程の後1c7オトエツチングによってAlN25a
、25bの一部を除去することによって得る。Ti薄層
24d、24eはTi薄層24a、24bに連続し、n
影領域26との間にショットキバリア66を形成てるの
で1便宜上、これもバリア金属電極27a、27bの一
部に含めることVcTる。但し、Ti薄424d、24
eはA1層25a、25bに比べれば高抵抗であるので
主たる順電流通路となるショットキバリアは、Al油2
5a、25bの下部にあるショットキバリア29.30
のみである。
Ti薄/*24 d、 24 eを設けると、耐圧が更
に高くなる。1114ち、AI層25a、25bとn影
領域23は互いに異質の物体であるので、 AL層25
a。
25bを設けたことに基づく応力集中点34がAI層2
5a、25bの周縁の下部に生じる。この応力集中点3
4におけるブレークダウンを起重臨界電界強度Ecri
tは他の部分に比べて低下している。
従って、この応力集中点64に電界が集中丁れば更にブ
レークダウンが生じ易くなる。そこで、この実施例では
Ti薄層24d、24 eを設けることによってチタン
酸化物薄層28の内周端を応力集中点34から離間させ
ている。第1図の場合VCはA1層25a、25bとチ
タン酸化物薄層28との境界部分の下部に電界が集中し
たが、第6図では相対的に導電性の高いTi薄層24d
、24eと導電性の低いチタン酸化物薄層28との境界
部分の下部に電界集中点65が生じる。この様に電界集
中点65が応力集中点64から離れることにより、第1
図の構造のショットキバリアダイオードよりもブレーク
ダウンが起り難くなり、耐圧が高くなる。
実施例1との相違点の他の1つは、ガードリングとして
働く環状p+形領領域6.37をショットキバリア29
.60を囲むように設けることにより、更に高耐圧化を
図っていることである。ダイ+ オードD1のガードリングとして働くp 影領域66は
、Ti薄層24dからチタン酸化物薄層28にかけての
位置(電界集中点35)K形成し、Ti薄層24dから
は離間させている。ダイオードD2のガードリングとし
て働(p+形領領域67ついても同様である。このため
、Ti#層24d、24eの抵抗分による作用で順電圧
印加時にp+形領領域6637を通して流れる順電流は
無視でき、少数キャリアの注入に伴5高速応答性の低下
は防止されている。
なお、実施例1に従来例のような標皐的なガードリング
構造を組合わせてもよい。この場合、高速応答性の低下
はまぬがれないが、高耐圧化は達成される。
〔変形例〕
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく。
例えば次の変形が可能なものである。
(1)  チタン酸化物薄ノー28のシート抵抗は、牛
導体チップ栴造やサイズによって効果的な範囲が変わる
が、10にΩ/口〜5000MΩ/口、望ましくはIO
MΩ/口〜1000MΩ/口に選ぶべきである。
(2)  チタン酸化物薄層280幅C,W2は、約1
0μm以上とすることによって耐圧向上の効果が現われ
、30μm以上にすることによってその効果が顕著にな
る。しかし、所定の耐圧が得られる歩留りを筒くするた
めには100μm以上に設計することが一層望ましい。
@c 、W2 ヲ500μm又はこれよりも大きく設定
しても耐圧向上効果を十分に得ることができる。従って
1幅すの上限はないが1幅C,W2を500 ttnn
以上にしても耐圧の比例的増大を期待てることができな
いばかりでなく、半導体チップが大型化するという問題
が生じる。従って、+11Mc、w2を60〜500μ
mの範囲にすることが望ましい。
(3)  第1図の〕のTi薄層24の膜厚は、膜厚制
御、酸化温度、酸化時間等を勘案して20λ以上に丁べ
きである。上限については、上記所定のシート抵抗が得
られるな四ば制限はないが、Ti薄膜を熱酸化してチタ
ン酸化物薄〜を形成するときには。
酸化温度と酸化時間を@案して300X以下と丁べきで
ある。プラズマ酸化のような強力な酸化を行うならば、
この上限はさらに拡大できる。
(4I  Ti薄N 24 cを酸化してチタン酸化物
薄層28を得る時の酸化温度は500℃以下にすること
が望ましく 、 Au系の電極を用いる時は6806C
以下とする。酸化温度の下限値については、熱酸化法に
よる時では200℃以上とするが、プラズマ酸化による
時では室温以下の低温とすることもできる。酸化時間は
Ti薄層24の厚さ、酸化温度。
酸化雰囲気によって変わるが、5秒〜2時間の範囲に収
めることが望ましい。
(5)  チタン酸化物薄層28に対応するものをチタ
ン酸化物の蒸看やスパッタリングで形成し、Ti薄層2
4d、24eを導電性が比較的高いチタン窒化物層V装
置き換えてもよい。チタン窒化物層は。
AI海をマスクとしてチタン酸化物鳩を窒化することに
よって形成し得る。
(61シート抵抗が高く且つショットキバリアを生成す
る薄層としてチタン酸化物薄層が好適であるが、Ta 
(タンタル)糸材料の酸化物薄層等にすることもできる
。また、Ti薄層24及びチタン酸化物薄層28は1n
平Sn′!ff−を添加したものであってもよい。
(11GaAsの代りにInP (燐化インジウム)等
のlll−マ族化合物やシリコンを使用するショットキ
バリア半導体装置にも適用可能である。
(泪 集槙回路中にショットキバリア半導体装置を形成
する場合には、n影領域26を島状Vc囲む十 ようにn影領域22を設けてオーミック電極26をn影
領域26の表面側に設けるブレーナ構造にしてもよい。
また、3つ以上のショットキバリアダイオードを1チツ
プ内に形成する場合にも適用可能である。
(91n影領域23、層形領域22をp影領域と肯き換
えることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、第1と第2のバリア金属電極の間隔を
狭くできるので、主たる1111流通路となるショット
キバリアの面積を拡大でき、チップの全面積の中に占め
る有効バリア面積の割合が項部Tる。従って、チップ面
積のね小が可能になり、コストダウンが達成される。ま
た、薄層の作用により著しい高耐圧化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図囚〜■は本発明の実施例1に係わるショットキバ
リアダイオード装置を製造工程順に第2図のI−INA
に相当する部分で示す断面図、第2図は第1囚のショッ
トキバリアダイオード装置を絶R層を取り除いた状態で
示す平面図、第3図は本発明の実施例2に係わるショッ
トキバリアダイオード装置の一部を示″f断面図。 第4図はセンタタッグ型のショットキバリアダイオード
装置が使用されるスイッチングレギュレータの出力整流
平滑回路を示す回路図。 第5図は従来のセンタタッグ型のショットキバリアダイ
オードf2fを示す断面図。 第6図は従来の別のセンタタッグ型の・ショットキバリ
アダイオード装置を示す断面図である。 26・・・n影領域、27a、27b・・・バリア金属
電極、2B−・・チタン酸化物薄層、29.50・・・
ショットキバリア。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1〕半導体領域と、 前記半導体領域との間にショットキバリアを生じさせる
    ことができるように前記半導体領域上に形成された第1
    のバリア金属電極と、 前記半導体領域との間にショットキバリアを生じさせる
    ことができるように前記半導体領域上に形成され、且つ
    前記第1のバリア金属電極に並置された第2のバリア金
    属電極と、 前記第1及び第2のバリア金属電極をそれぞれ包囲する
    と共に前記第1及び第2のバリア金属電極の相互間の共
    通部分を前記第1及び第2のバリア金属電極に基づく第
    1及び第2のショットキバリアの高耐圧化に兼用するよ
    うに前記半導体領域上に配置され、且つ前記第1及び第
    2のバリア金属電極に電気的に接続され、且つ前記第1
    及び第2のバリア金属電極よりも大きなシート抵抗を有
    し、且つ前記半導体領域との間にショットキバリアを生
    じさせることができるように形成された薄層と を備えていることを特徴とするショットキバリア半導体
    装置。
JP63028035A 1988-02-09 1988-02-09 シヨツトキバリア半導体装置 Expired - Lifetime JPH0618269B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941463A (ja) * 1972-07-26 1974-04-18
JPS5520216U (ja) * 1978-07-21 1980-02-08

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4941463A (ja) * 1972-07-26 1974-04-18
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