JPH01203322A - 制癌剤 - Google Patents

制癌剤

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JPH01203322A
JPH01203322A JP2534188A JP2534188A JPH01203322A JP H01203322 A JPH01203322 A JP H01203322A JP 2534188 A JP2534188 A JP 2534188A JP 2534188 A JP2534188 A JP 2534188A JP H01203322 A JPH01203322 A JP H01203322A
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JP
Japan
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monoglyceride
docosahexaenoyl
carcinostatics
dose
acid anhydride
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Pending
Application number
JP2534188A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sakurai
桜井 成
Kenichi Asahi
旭 健一
Nobutaka Takahashi
信孝 高橋
Hidehiko Hibino
日比野 英彦
Nobuo Fukuda
信雄 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ドコサヘキサエノイルモノグリセリド(do
cosahexaenoyl monoglyceri
de)を有効成分とする制癌剤に関する。
(発明の背景) 従来、癌化学療法剤として、アルキル化剤(ナイトクジ
エンマスタード類、エチレンイミン類、スルホン酸エス
テル類)、代謝拮抗物質(葉酸拮抗剤、プリン拮抗剤、
ピリミジン拮抗剤)、植物性核分裂等(コルセミド、ビ
ンブラスチン等)、抗生物質(ザルコマイシン、カルチ
ノフイリン、マイトマイシン等)、ホルモン類(副腎ス
テロイド、男性ホルモン、女性ホルモン)及びポルフィ
リン錯塩(マーフィリン、CoPP)等が用いられてい
る。しかしながら、その殆んどは、細胞毒型の物質であ
り、重大な副作用を呈するため、低毒性で優れた制癌活
性を有する制癌剤の開発が強く望まれている。
本発明者らは、そのような趣旨に鑑み、低毒性で制癌性
を有する物質を探索した結果、先にコイの浮袋より、奇
形腫細胞や赤芽球性白血病細胞に対し強力な分化誘導活
性を示すグリセリドを単離し、その構造解析を行い、該
物質が優れた制癌剤として用いうろことを見出した(特
開昭60−58917号公報参照)。
その後、更に研究を進め、該物質の各種誘導体の化学合
成あるいは半合成を行って、その制癌活性(分化誘導活
性)を調べたところ、特定の脂肪酸残基を有するドコサ
ヘキサエノイルモノグリセリドが優れた制癌活性を示す
ことを見出し、本発明を完成した。
(発明の目的) 本発明の目的は、ドコサヘキサエノイルモノグリセリド
を有効成分とする制癌剤を提供することにある。
(発明の構成) 例えば、次のようにして合成することができる。
D−MGの合成 ■ ドコサヘキサエン酸(DNA)8g (24,4m
tJ)を脱水ジクロロメタン25rIf、に溶解しN、
N’ジシクロへキシルカルボジイミド(DCC)2.4
g(11,6mM)を加えて室温で24時間反応させD
HA無水物6.0gを得た。
■ DHA無水物6.0g(9,4mM)と脱水ジクロ
ロメタン20rnlとグリセロホスホリルコリン(GP
C) 1.0 g (3,9mM)と4−ジメチルアミ
ノピリジン(DMAP) 0.47g (3,9mM)
を加え常温で24時間反応させた。反応後濾別し脱溶媒
して粗フォスファチジルコリン(PC)を得た。
■ 粗PCをクロロホルム−メタノール混液に溶解し、
イオン交換樹脂アンバーライト200C2を充填したカ
ラムに通して触媒を除去した。
■ 脱溶媒後、脱水冷アセトン100rnlを添加し冷
凍庫に3時間放置したのち、3000RPMXIO分間
遠心分離した。この操作を2回繰り返して脱溶媒後、微
黄色の油状物を得た。
■ 油状物をシリカゲル(富士ゲル社製 CG3)の中
圧カラム(2,2cm X 30 cm )に付した。
メタノール−クロロホルム(0〜100%)で展開した
。クロロホルム−メタノール(4: lv/v)の両分
に1.2−シトコサへキサエノイル・フォスファチジル
コリン(DD−PC)4.5gを得た。
■ 得られたD D −P C2,5gに脱水エーテル
−脱水メタノール(98: 2v/v)とハブ毒ホスホ
リパーゼA、(Trimeresurus flaro
viridis和光純薬工業社製) 25mgと100
mM塩化カルシウム溶液50m1と200mM)リス−
塩酸緩衝液200−を添加し37℃で24時間インキニ
ベートした。
■ Bligh−Dyer法により抽出し、脱溶媒後、
脱水冷アセトン100−を添加して冷凍庫に3時間放置
した。放置後3000RPMxlO分間遠心分離した。
この操作を2回繰り返し、脱溶媒後、白色の油状物を得
た。
■ 油状物をシリカゲル(富士ゲル社製 CG3)の中
圧カラム(2,2cmX30cm)に付した。メタノー
ル−クロロホルム(0〜100%)で展開した。クロロ
ホルム−メタノール(1: 4v/v)の両分にドコサ
ヘキサエノイルーリゾフォスファチジルコリン(D−L
PG)1.9gを得た。
■ D−LPC1gc!:脱水エーテル−エタノール(
98: 2v/v)と細菌ホスホリパーゼC(Baci
llusCereusシグマ社製)20mgと100m
M塩化カルシウム35m1と200mM)リス−塩酸緩
衝液60m1!を加え37℃で60分間インキニベート
した。反応後エーテル50m1!で抽出した。抽出物を
窒素気流下で脱溶媒しD−MG650mgを得た。
分析値は次の通りである。
1)物質の形状:白色透明の油状物 2)GC(キャピラリーガスクロマトグラフィー)によ
る脂肪酸組成分析 C22:6  99.8% 3) HP L Cに正るD−MG組成分析ODSカラ
ム、流速0.7 rnl/min SU V230nm
:溶出液:テトラヒドロフラン/H20=60/40、
単一ピーク。
4)質量分析: FAB−MSより分子量M402((
M+H)”  403、(M+Na″)”  425)
を有する。
本発明の制癌剤は、経口及び非経口投与のいずれも使用
可能であり、経口投与する場合は、軟・硬カプセル剤又
は錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤として投与され、非経口
投与する場合は、水溶性懸濁液、油性製剤などの皮下或
いは静脈注射剤、点滴剤及び固体状又は懸濁粘稠液状と
して持続的な粘膜吸収が維持できるように生薬のような
剤型で投与され得る。
本発明の有効成分の製剤化は、界面活性剤、賦形剤、滑
沢剤、佐剤、及び必要に応じて腸溶性製剤とするために
医薬的に許容し得る被膜形成物質、コーティング助剤等
を用いて適宜行うことができ、その具体例を挙げれば、
次のとおりである。
本発明の組成物の崩壊、溶出を良好ならしめるだめに、
界面活性剤、例えばアルコール、エステル類、ポリエチ
レングリコール誘導体、ソルビタンの脂肪酸エステル類
、硫酸化脂肪アルコール類等の1種又は2種以上を添加
することができる。
また、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、デンプン、結
晶セルロース、マンニット、軟質無水珪酸、アルミン酸
マグネシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム、合成
珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウ
ム、リン酸水素カルシウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム等の1種又は2種以上を組合せて添加する
ことができる。
滑沢剤としては、例えばステアリン酸マクネシウム、タ
ルク、硬化油等を1種又は2種以上添加することができ
、また矯味剤及び矯臭剤として、食塩、サッカリン、糖
、マンニット、オレンジ油カンゾウエキス、クエン酸、
ブドウ糖、メントール、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘味
剤、香料、着色料、保存料等を含有させてもよい。
懸濁剤、潤滑剤の如き佐剤としては、例えばココナツト
油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、乳酸カルシウム、
ベニバナ油、大豆リン脂質等を含有させることができる
また皮膜形成物質としては、セルロース、糖類等の炭水
化物誘導体として酢酸フタル酸セルロース(CPΔ)、
またアクリル酸系共重合体、二塩基酸モノエステル類等
のポリビニル誘導体としてアクリル酸メチル・メタアク
リル酸共重合体、メタアクリル酸メチル・メタアクリル
酸共重合体が挙げられる。
また、上記皮膜形成物質をコーティングするに際し、通
常使用されるコーティング助剤、例えば可塑剤の他、コ
ーティング操作時の薬剤相互の付着防止のための各種添
加剤を添加することによって皮膜形成剤の性質を改良し
たり、コーティング操作′をより容易ならしめることが
できる。なお、有効成分を皮膜形成物質を用いてマイク
ロカプセル化してから賦形剤等を混合した剤型としても
良い。
次に代表的な剤型における配合比は下記の通りである。
有 効 成分 0.1〜90   重量%0.3〜15
   重量%賦  形  剤  10〜99.8   
 〃  85〜99.4    ”滑  沢  剤  
 0〜50      〃  ′ O〜20     
〃界面活性剤 0〜50〃0〜20〃 皮膜形成物質 0.1〜50〃0.3〜20〃特に好ま
しい賦形剤は、乳糖、結晶セルロース、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウムである。
また、投与量は、対象腫瘍を有効に治療するに十分な量
であり、腫瘍の症状、投与経路、剤型などによって左右
されるが、一般に、経口投与の場合、大人では1日当り
、約0.01〜100mg / kg体重(小人では0
.01〜60mg/kg体重)の範囲で、その上限は好
ましくは約50■/ kg体重、更に好ましくは約10
mg/kg体重程度であり、非経口投与の場合、その上
限は約10■/ kg体重程度であり、好ましくは5 
mg / kg体重、更に好ましくは2 mg / k
g体重が適当である。
次に、本発明化合物の制癌活性を確認した制癌性試験法
について述べる。
フレンド白血病細胞(マウス赤芽球性白血病細胞、B8
細胞)に対する試験を行った。
HAMのF−12培地(GIBCO製)に15%の牛胎
児血清及び60■/Aのカナマイシンを加えたものに、
2.5 X 10 ’cell/−となるように88細
胞を接種し、これに所定量の被験化合物を加える(最終
容量5m1)。
8.0%炭酸ガス中、37℃で7日間培養した後、オル
キン(Qrkin)のベンジジン染色法により染色し、
染色された細胞数、即ち、赤血球への分化によりヘモグ
ロビンを生成するようになった細胞数を測定し、全細胞
に対する比率から分化誘導率を求めた。
以下に、本発明を製剤例及び試験例によって具体的に説
明する。
製剤例1(注射・点滴剤) 化合物 D−MG  10mgを含有するように粉末ぶ
どう糖5gを加えてバイアルに無菌的に分配し、密封し
た上、窒素、ヘリウム等の不活性ガスを封入して冷暗所
に保存した。使用前にエタノールに溶解し、0.85%
生理的食塩水100−を添加して静脈内注射剤とし、1
日、10〜100−を症状に応じて静脈内注射又は点滴
で投与する。
製剤例2(注射・点滴剤) 化合物D−MG2mgを用いて、製剤例1と同様の方法
により軽症用静脈内注射剤とし、1日、lO〜100r
nlを症状に応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
製剤例3(腸溶性カプセル剤) 化合物D−MG5g、乳糖、2.46 g及びヒドロキ
シプロピルセルロース0.04gを各々とり、よく混合
した後、常法に従って粒状に成形し、これをよく乾燥し
て篩別してピン、ヒートシール包装などに適した顆粒剤
を製造した。次に、酢酸フタル酸セルロース0.5g及
びヒドロキシプロピルセルロースフタレート0.5gを
溶解して被覆基材となし、前記顆粒を浮遊流動させつつ
この基材を被覆して腸溶性の顆粒剤とした。この組成物
をカプセルに充填して腸溶性カプセル製剤100個を製
造する。
試験例(制癌活性試験) 化合物D−MGを用い、前記試験法により、フレンド白
血病(B8)細胞の分化誘導活性を調べ た。その結果を次に示す。
DMSO:ジメチルスルホヰシド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ドコサヘキサエノイルモノグリセリドを有効成分とする
    制癌剤。
JP2534188A 1988-02-05 1988-02-05 制癌剤 Pending JPH01203322A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06511479A (ja) * 1991-06-24 1994-12-22 ウィメンズ アンド チルドレンズ ホスピタル マラリアおよびその他の疾患を治療するための方法および組成物
WO1997036904A1 (fr) * 1996-04-02 1997-10-09 Sagami Chemical Research Center Derive de la mitomycine c et inhibiteur des tyrosine kinases non receptrices

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058917A (ja) * 1983-09-09 1985-04-05 Rikagaku Kenkyusho 制癌剤

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