JPS62155239A - アフイデイコリン誘導体及びその合成法並びに制癌剤 - Google Patents

アフイデイコリン誘導体及びその合成法並びに制癌剤

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JPS62155239A
JPS62155239A JP29482985A JP29482985A JPS62155239A JP S62155239 A JPS62155239 A JP S62155239A JP 29482985 A JP29482985 A JP 29482985A JP 29482985 A JP29482985 A JP 29482985A JP S62155239 A JPS62155239 A JP S62155239A
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JP
Japan
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aphidicolin
derivative
compound
formula
preparation
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JP29482985A
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English (en)
Inventor
Sayoko Hiranuma
佐代子 平沼
Takeshi Shimizu
猛 清水
Hirosuke Yoshioka
吉岡 宏輔
Katsuhiko Ono
克彦 小野
Hideo Nakane
英雄 中根
Yasutsune Takahashi
高橋 泰常
Katsutoshi Takahashi
克俊 高橋
Hiroshi Kuramochi
浩 倉持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、新規なアフィディコリン誘導体及びその合成
法並びに該誘導体を有効成分とする制癌剤に関する。
(発明の背景) 今日、臨床に用いられる制癌剤の多くは、癌細胞のDN
Aの合成を阻止し、その細胞増殖を抑制することに作用
機作を求められるものが多い。
アフィディコリン(八ph id 1col in)は
、セファロスポリウム・アフィディコーラ・ペッチ(C
ephalosporium  aphidicola
 Petch)の産生ずる抗生物質として単離・精製及
び構造決定が行われた物質であり、真核細胞のDNAポ
リメラーゼαに対し、特異的に阻害作用を示し、又大腸
癌その他に制癌効果が有することが見出され、近年、極
めて注目されている生理活性物質の一つである[KoM
、ブルンドレット等、ジャーナル・ケミカル・ソサエテ
ィ、ケミカル・コミユニケイジョン1972.1027
 (K、M、Brundret et al、J。
Chem、  Sac、、 Chem、 Commun
、、1972. 1027)  : B。
ヘスプ等、同パーキン・トランスI、1973.284
1(B、 He5p et al、J、 Chem、S
oc、、 PerkinTrans 1,1973.2
841) : M、オオハシ等、バイオケミカル・アン
ド・バイオフィジカル・リサーチ・コミユニケイジョン
ズ、彰、1084 (1978)(M、 0hashi
 et allBiochem、 Biophys、R
es。
Commun、、  82.1084(′、978))
 :S、イヶガミ等、ネイチャー、275.458(1
978)(S、  Ikegami et al、、 
Nature、 275,458(1978));に、
オノ等、バイオメディシン&ファーマコスラピイ、37
−127  (1983)  (K、  Ono et
 al、。
Biomedicine & Pharmacothe
rapy、  37.27(1983)等参照。〕。
アフィディコリンは、4環性ジテルペンテトラオールと
して構造上は特徴づけられるが、その骨格及び水酸基の
DNAポリメラーゼαの阻害能との相関は未だ明らかで
なく、これ迄に市原等の単離した17−アセテート体及
び3−デオキシ体がin vivo系で活性を有するこ
とが、厚目らにより報告されているのみである〔T、ハ
ラグチ等、ヌクレイツク・アシッド・リサーチ、11.
1197(1983) (T、Haraguchi e
t al、、 Nucleic Ac1dResear
ch、 11.1197(1983)参照。)。又、そ
のポリメラーゼα阻害活性と制癌活性との関連も明らか
ではない。
そこで、本発明者らは、その構造と活性の相関関係の解
明及び制癌活性との関連の解明を目的として、アフィデ
ィコリンの各種誘導体を合成し、逐一活性試験を行った
結果、本発明の新規なアフィディコリン誘導体が精製酵
素系ではDNAポリメラーゼα阻害能を示さなかったに
もかかわらず、優れた制癌活性を示すことの知見を得て
、本発明を完成した。
(発明の目的) 本発明の目的は、新規なアフィディコリン誘導体とその
合成法を提供することにある。
又、本発明の目的は、新規なアフィディコリン誘導体を
有効成分とする制癌剤を提供することにある。
(発明の詳細な説明) 本発明は、構造式: で示されるアフィディコリン誘導体(1)及びその合成
法並びに該化合物を有効成分とするM瘍剤を提供するも
のである。
以下に、本発明の新規なアフィディコリン誘導体(1)
の合成法について説明する。
出発物質のアフィディコリンを、溶媒、例えばピリジン
、トリエチルアミン等に溶解し、これに、無水クロトン
酸を加え、攪拌する。この反応は、不活性ガス気流中で
行うのが好ましく、又、反応温度は、室温で充分であり
、反応時間は、12〜24時間が適当である。
得られた反応溶液を、常法により、抽出、洗浄、乾燥後
、溶媒留去後、薄層クロマトグラフィーで精製し、目的
化合物(1)を得る。
本発明の制癌剤は、経口及び非経口投与のいずれも使用
可能であり、経口投与する場合は、軟・硬カプセル剤又
は錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤として投与され、非経口
投与する場合は、水溶性懸濁液、油性製剤などの皮下或
いは静脈注射剤、点滴剤及び固体状又は懸濁粘稠液状と
して持続的な粘膜吸収が維持できるように生薬のような
剤型で投与され得る。
本発明の有効成分の製剤化は、界面活性剤、賦形剤、滑
沢剤、佐剤、及び必要に応じて腸溶性製剤とするために
医薬的に許容し得る被膜形成物質、コーティング助剤等
を用いて適宜行うことができ、その具体例を挙げれば、
次のとおりである。
本発明の組成物の崩壊、溶出を良好ならしめるために、
界面活性剤、例えばアルコール、エステル類、ポリエチ
レングリコール誘導体、ソルビタンの脂肪酸エステル類
、硫酸化脂肪アルコール類等の1種又は2種以上を添加
することができる。
また、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、デンプン、結
晶セルロース、マンニット、1EJJt無水珪酸、アル
ミン酸マグネシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウム
、合成珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナ
トリウム、リン酸水素カルシウム、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム等の1種又は2種以上を組合せて添
加することができる。
滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウム、タ
ルク、°硬化油等を1種又は2種以上添加することがで
き、また矯味剤及び矯臭剤として、食塩、サッカリン、
糖、マンニット、オレンジ油カンゾウエキス、クエン酸
、ブドウ糖、メントール、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘
味剤、香料、着色料、保存料等を含有させてもよい。
懸濁剤、潤滑剤の如き佐剤としては、例えばココナツト
油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、乳酸カルシウム、
ベニバナ油、大豆リン脂質等を含有させることができる
また被膜形成物質としては、セルロース、糖類等の炭水
化物誘導体として酢酸フタル酸セルロース(CAP)、
またアクリル酸系共重合体、二塩基酸モノエステル類等
のポリビニル誘導体としてアクリル酸メチル・メタアク
リル酸共重合体、メタアクリル酸メチル・メタアクリル
酸共重合体が挙げられる。
また、上記皮膜形成物質をコーティングするに際し、通
常使用されSコーティング助剤、例えば可塑剤の他、コ
ーティング操作時の薬剤相互の付着防止のための各種添
加剤を添加することによって皮膜形成剤の性質を改良し
たり、コーティング操作をより容易ならしめることがで
きる。なお、有効成分を皮膜形成物質を用いてマイクロ
カプセル化してから賦形剤等と混合した剤型としても良
い。
特に代表的な剤型における配合比は下記の通りである。
特に好ましい範囲 有効成分  0.1〜90  重量% 0.3〜15 
 重量%賦形剤    10〜99.8”    85
〜99.4  〃滑沢剤    0〜50  〃   
0〜20〃界面活性剤  0〜50  〃   0〜2
0〃皮膜形成物質0.1〜50   〃OJ〜20〃特
に好ましい賦形剤は、乳糖、結晶セルローズ、カルボキ
シメチルセルロースカルシウムである。
また、投与量は、対象腫瘍を有効に治療するに十分な量
であり、腫瘍の症状、投与経路、剤型などによって左右
されるが、一般に、経口投与の場合、大人では1日当り
、約1〜24mg/kg体重(小人では0.5〜12m
g/kg体重)範囲で、その上限は好ましくは約12m
g/kg体重、更に好ましくは約6 mg、 / kg
体重程度であり、非経口投与の場合、その上限は約12
mg/kg体重程度であり、好ましくは6 mg / 
kg体重、更に好ましくは3 mg / kg体重が適
当である。
次に、本発明化合物の制癌活性を確認した制癌性試験法
について述べる。
く色素法による細胞増殖阻害活性の測定〉用いる癌細胞
は、ヒト子宮頚癌腫由来のHalaSa細胞である。
付着性の細胞を、平底の96穴プレートの各穴に1.5
X103cells 10.2mji!、播き、約24
時間37℃5%CO2インキュベーター内で培養した。
のち薬剤を10μ!添加し、再び37℃、5%CO□イ
ンキュベーター内で72時間培養する。
薬剤添加時のプレート(イニシャル)1枚を薬剤添加後
すぐに、薬剤とともにインキュベートしたプレートをイ
ンキュベート後すぐに染色する。
染色及び測定法は次のとおりである。
プレートの各穴からアスピレータ−を用い、培養液を抜
き去り、0.5%メチレンブルー/H20・エタノール
等量混合液を0.1 m I! /穴に加え、30分間
、室温にて固定、及び染色をする。その後、染色液をア
スピレータ−を用いて抜き去り、純水で3回程度各穴を
洗浄する。
3%HCji!を0.1 m 1 /穴に添加し、染色
された細胞から色素を抽出する。液を均一にし、タイタ
ーチックマルチスキャンを用いて665nmでの各穴の
吸光度を測定する。測定値から各濃度の増殖阻害率(%
)を算出し、対数確率紙にプロットし、50%増殖阻害
の濃度を■C3o(μg/mりとして求める。
以下に、本発明を実施例、製剤例及び試験例により具体
的に説明する。
実施例1 アフィディコリン(20mg、 0.06ミリモル)を
1mlのピリジンに溶解し、この溶液に無水クロトン酸
(14mg、 0.09mM)を加え、窒素気流中、室
温で24時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し
、有機層を水洗し、硫酸す) IJウムで乾爆後、減圧
下、溶媒を留去する。残渣を酢酸エチル:ヘキサン=3
=1を展開溶媒として用いた薄層クロマトグラフィーで
精製し、アフィディコリンー17−クロドネー)Q)8
mg(収率33%)及びアフィディコリンー17.18
−ジクロトネート(2)l1mg (収率39%)を得
た。
〔化合物(1)の物理的性質〕 ’tl−NMR(400MHz): 0.71 3fl
  5(CDC423)   0.97 3Hsl、9
0 3Hd、d  J: 6.8.1.7Hz3.38
  ill  d  J: 11.2tlz3.47 
1Hd  J: 11.211z3.69  ill 
 b、t 4.00 18  d  J=11.5Hz4.07 
18  d  J= 11.5Hz5、89 1Hd、
 q  J=15.6.1.7HzIHd、 q  J
=15.6.6.8Hzm、p、 : 158−160
℃ 〔化合物(2)の物理的性質〕 ’H−NMR(400MHz): 0.92 38 5
(CDCj2.)   0.98 3Hsl、89 3
Hd、d  J=6.8.1.7Hz1.90 3tl
  d、d  J=6.8.1.7Hz3.60 1)
1  b、t 3.96 1Hd  J=10.7Hz4.01 11
(d  J=11.5Hz4.05 1tl  d  
J=11.5Hz4.18 18  d  J=10.
7Hz5、87 1Hd、 Q  J=15.38.1
.711z5、89 18 d、 Q  J=15.6
3.1.7Hz7、00 1H’d、 q  J=15
.63.6.8Hz7.01 1Hd、q  J=15
.4. 6.811z製剤例1(注射・点滴剤) 化合物(1)10mgを含有するように粉末ぶどう糖5
gを加えてバイアルに無菌的に分配し、密封した上、窒
素、ヘリウム等の不活性ガスを封入して冷暗所に保存す
る。使用前にエタノールに溶解し、0.85%生理的食
塩水100mAを添加して静脈内注射剤とし、1日、1
0〜100mj!を症状に応じて静脈内注射又は点滴で
投与する。
製剤例2(注射・点滴剤) 化合物(1)2mgを用いて、製剤例1と同様の方法に
より軽症用静脈内注射剤とし、1日、10〜100mj
2を症状に応じて静脈内注射又は点滴で投与する。
製剤例3(腸溶性カプセル剤) 化合物(1) 5 g 、乳糖2.46 g及びヒドロ
キシプロピルセルロース0.04 gを各々とり、よく
混合した後、常法に従って粒状に成形し、これをよく乾
燥して篩別してビン、ヒートシール包装などに適した顆
粒剤を製造する。次に、酢酸フタル酸セルロース0.5
 g及びヒドロキシプロピルセルロースフタレ−) 0
; 5 gを溶解して被覆基材となし、前記顆粒を浮遊
流動させつつこの基材を被覆して腸溶性の顆粒剤とする
。この組成物をカプセルに充填して腸溶製カプセル製剤
100個を製造する。
試験例(制癌活性試験) 化合物(1)を用い、前記試験法より得られた結果から
、供試細胞の増殖阻害率を求め、更にICs。
値を求めた。この結果を以下の表に示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物。
  2. (2)構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を、無水クロトン酸と反応させて、構
    造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を得ることを特徴とするアフィディコ
    リン誘導体の合成法。
  3. (3)構造式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される化合物を有効成分とする制癌剤。
JP29482985A 1985-12-27 1985-12-27 アフイデイコリン誘導体及びその合成法並びに制癌剤 Pending JPS62155239A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5397692B2 (ja) * 2007-11-28 2014-01-22 国立大学法人名古屋大学 悪性黒色腫抗原の発現上昇剤及びその用途

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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