JPH01203260A - 炭化珪素ウィスカー強化セラミックスの製造方法 - Google Patents

炭化珪素ウィスカー強化セラミックスの製造方法

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JPH01203260A
JPH01203260A JP63026657A JP2665788A JPH01203260A JP H01203260 A JPH01203260 A JP H01203260A JP 63026657 A JP63026657 A JP 63026657A JP 2665788 A JP2665788 A JP 2665788A JP H01203260 A JPH01203260 A JP H01203260A
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silicon carbide
whiskers
sic whiskers
compsn
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Masaru Matsubara
優 松原
Akiyasu Okuno
奥野 晃康
Shoichi Watanabe
正一 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は切削工具材料及びセラミックバルブ等の自動車
エンジン部材、ガスタービンロータ等の熱機関部材など
高硬度で高強度、高靭性を必要とする各種構造部材に適
する炭化珪素ウィスカー強化セラミックスの製造方法に
関する。
(従来の技術) A120.やSiJm等の優れた特性を有するセラミッ
クス材料に炭化珪素(SiC)ウィスカーを複合化して
、強度や靭性を高め、信頼性を向上した材料が検討され
ていた。例えば特開昭61−200863号公報、特開
昭60−24628号公報、特開昭61−270266
号公報参照。
しかしながらこの程度のものではいまだ十分に諸種の特
性を満足するものが得られているとは言えない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らの研究によれば、従来AI、O,や5iJ4
を母相とするセラミックスに、SiCうイスカーを複合
化しても、母相又は焼結助剤によって生成するガラス相
とSiCウィスカーの界面反応により、SiCウィスカ
ーのプルアウト(引き抜け)効果が発揮できない程の結
合をひき起すために、高靭性化には限界があることが認
められた。
上記においてプルアウト効果とは、母相のセラミックス
に発生したクラック先端の応力場において、ウィスカー
のプルアウト現象が生じ、クラッり先端の応力集中が著
るしく低められる結果として、高靭性化が生じることを
言い、この現象は母相と分散相(ここでは母相やガラス
相とウィスカー界面)の結合状態に大きく左右されるも
のである。
本発明はこのプルアウト効果を発揮できるようにしセラ
ミックスの高靭性化を達成することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記の実情に鑑み種々検討の結果なされたもの
でSiCウィスカーを改善し、Si0g含有量を0.0
1重量%以上280重量%以下のものを用いることによ
って、従来避けることができなかった母相やガラス相と
ウィスカーとの界面における化学的反応による強固な結
合が抑制され、適当な結合状態が得られ、これによって
プルアウト効果も十分発揮させ、高靭性を達成きせるこ
とを見出し、これによって、以下に示す製造法を生み出
した。
すなわち、Sin、含有量が0.01重量%以上2.0
重量%以下のSiCウィスカー5〜40重量%と、残部
が主としてA I!203よりなるセラミックス粉末と
を均一に分散混合した配合組成物を、常法により成形し
た後、1650〜1900℃の非酸化性雰囲気中で焼結
する炭化珪素ウィスカー強化セラミックスの製造方法で
あって、これにより高靭性化された炭化珪素ウィスカー
強化セラミックスを得るものである。向上記セラミック
ス粉末には添加物として周期表のIVA、VA、及びV
IA族の元素の炭化物、窒化物、又は硼化物の一種以上
を0〜30重量%含むことができる。
ここで、一般にIVA、VA、及びVIA族の元素の炭
化物、窒化物、又は硼化物は、高硬度で、耐摩耗性に優
れ、A1zOzマトリックスとの反応もなく、粒成長抑
制の効果もあることが知られている。
従っである量までは添加しても一般には問題がない。た
だし焼結性はその添加量の増加に伴って低下するため3
0重量%までが望ましい。
(作用) SiCウィスカーにおける5in2含有量を0.01重
量%以上2.0重量%以下に制御するには、HFやHF
+HCj!等の酸処理または還元性雰囲気における熱処
理によって達成することができる。
又、本発明でSiCウィスカーのSiO□含有量を0.
01重量%以上2.0重量%以下とする理由について述
べれば、5i(h含有量が0.01重量%未満ではSi
Cウィスカーと母相との濡れ性が悪くなり過ぎ、焼結性
が低下するので好ましくなく、又、2.0重量%を超え
る場合は母相や母相を形成する為に添加された焼結助剤
によって生成するガラス相とSiO□の反応が顕著とな
り、ガラス相とウィスカー界面での結合力が高まる為に
、ウィスカーがプルアウトする前にクランクがウィスカ
ー内部を突き抜けるように進展してしまい、ウィスカー
の添加による強化が達成出来ず好ましくないからである
本発明で用いられる出発原料としてのSiCウィスカー
の平均直径0.2〜5μm、平均長さ5〜30μmでア
スペクト比2〜150のものが望ましく、かつこのウィ
スカーとしては、Af、Ca。
Mg、Ni、Fe、 Mn、Co、Cr等のカチオン不
純物が1.0重量%以下で、クビレや枝分れおよび面欠
陥等が少ないヒゲ状結晶のものが高靭性の緻密な焼結体
を得る上で好ましい。
次に本発明で規定した配合比について説明する。
SiCウィスカーの添加量を5〜40重量%とする理由
は、SiCウィスカーが5重量%より少ない場合はセラ
ミックス焼結体にウィスカー添加の効果が殆どないため
、強度、靭性の向上が見られず、逆に40重量%を越え
る場合はウィスカーの異方性によって均一分散性が低下
し、焼結性も著しく低下するためであり、より好ましい
配合量は10〜30重量%である。
(実施例) 実施例I  SiO□含有量3.0重量%の炭化珪素ウ
ィスカーをHF(1+1)+HCβ(1+1)の混液に
室温で浸し、処理時間を変えて第1表に示すようにSi
O□合有量の異なる炭化珪素ウィスカーを得た。
処理した炭化珪素ウィスカーのSiO□含有量はJIS
R6124に基づいて測定した。
次に得られたそれぞれの炭化珪素ウィスカーと平均粒径
1.0μm、純度99.99%のcx−Aj2203粉
末、平均粒径2.0 μm以下のTiC,同TiN、同
TiBz。
同TaC,及び同ZrBzの各粉末とを第1表に示す割
合に配合し、エタノール中で16hr均一に分散混合し
た後乾燥し、造粒して素地粉末を得た。
この素地粉末を、黒鉛型中で第1表に示す条件でホット
プレスし、緻密な焼結体を得た。得られた焼結体は4 
** X 3 w X 40 taの寸法に研磨加工し
た後、JIS R1601により抗折強度及び荷重30
kgでインデンティションマイクロフラクチャー法によ
り破壊靭性を測定した。得られた結果を第1表に示す。
これらの結果からSiO□含有量が0.01重量%以上
2.0重量%以下の炭化珪素ウィスカーを5〜40重量
%添加することによって耐酸化性に優れた高靭性焼結体
が得られることが判った。
(発明の効果) 以上から判るように本発明の製造方法によれば高靭性化
され、かつ耐酸化性の向上したセラミックスを容易に製
造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. SiO_2含有量が0.01重量%以上2.0重量%以
    下の炭化珪素ウィスカー5〜40重量%と、残部が主と
    してAl_2O_3から成るセラミックス粉末とを均一
    に分散混合した配合組成物を成形した後、1650℃〜
    1900℃の非酸化性雰囲気中で焼結することを特徴と
    する炭化珪素ウィスカー強化セラミックスの製造方法
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