JPH01203053A - 堅型のローラミル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、縦方向軸線の廻りで回転可能な粉砕テーブル
を収容しているミルハウジングと、事実上の静止軸線の
廻りで回転可能であり、しかも粉砕テーブルに押圧され
ている少なくとも２つの粉砕ローラと、回転テーブル上
で粉砕される原料を粉砕テーブルの中央部に向けて下向
きに供給するための供給パイプとを有し、当該供給パイ
プは粉砕テーブルと同軸的に設置され、粉砕テーブルか
ら上方にある距離をおいて配置されているような形式（
以下、「前述した形式」と称する）の竪形のローラミル
に関係している。

（従来の技術） 供給パイプには主に未粉砕原料が充填されるが、−旦粉
砕を終えた原料も一部使用されている。こうした原料は
粉砕テーブル上で粉砕された後に粉砕テーブルの周囲か
ら落下してミルから排出され、外部のコンベヤを通って
供給パイプに再び送り戻され、新たに粉砕処理を施すこ
とができる。併給パイプに送り込まれる原料にも分離済
みの粗粒粉砕原料が混入することもある。この粗粒粉砕
原料は粉砕ガスによってミルの粉砕区画室からこのミル
の上部にあるセパレータへと運ばれてい＜６．、−セパ
レータ内で粉砕原料はミルから排出する粉砕処理を終え
た細粒部分と、供給パイプに再び戻される前述の粗粒部
分とに分けられる。

供給パイプに送られた原料はこの供給パイプの底から排
出され、粉砕テーブルの中央部に向けて流下してい（。

流下した原料はこの粉砕テーブルの中央部から粉砕ロー
ラの下に向けて送り出され、粉砕テーブルと粉砕ローラ
の間で粉砕される。

供給パイプと粉砕テーブルの間の隙間では、流出する原
料が原料の性質と粉砕テーブルの回転速度に見合う円錐
角度を備えた截頭円錐を形成している。

（発明が解決しようとする課題） 供給パイプに適当量の原料を充填すれば、粉砕テーブル
と供給パイプの間にこれに見合う原料の円錐が形成され
るため、原料は均等且つ一様なパターンで個々のローラ
の下へと送られていく。しかしながら、供給パイプが空
の状態になれば、すなわち供給パイプ内に原料の円柱が
できていなければ、供給パイプに送り込まれる原料はそ
のままパイプから流出し、原料はそれぞれの粉砕ローラ
に均等に供給されない。このため、粉砕ローラの１つが
原料層を粉砕していても、別のローラは原料を粉砕して
いないことがある。その結果、ミルは経済的な運転を行
なえず、また粉砕テーブルと粉砕ローラが損傷する危険
が生じる。

本発明の目的は、供給パイプから原料が流出してしまい
空になるのを防ぎ、また原料を過度に充填しないように
して前述した問題点を解決することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明によれば、供給パイプは運転中に当該供給パイプ
内の実際の原料のレベルを計測する少なくとも１つのレ
ベルセンサを備え、粉砕ローラに見合う数のスクレーバ
が粉砕テーブルの中央部の上方に取り付けられ、供給パ
イプから粉砕ローラへ原料を均等且つ一様に分配するよ
うになっており、しかもレベルセンサに応答する制御手
段が設置され、供給パイプから粉砕ローラへ送られる原
料の流量調節を行なって、供給パイプの空運転を防止す
るように構成されていることを特徴とする。前述した形
式のミルが得られる。

このようにして、粉砕ローラへ流れていく原料と供給パ
イプ内の原料レベルに一定の関係を持たせるようにすれ
ば、供給パイプの空運転を効果的に防ぐことができ、ま
た薄いか厚いかは別としてローラのすべてが原料の粉砕
緩衝層を挟んで粉砕を行なうことができる。

制御手段は様々な方式のものにできる。例えば、粉砕テ
ーブルに対して供給パイプを昇降させる装置、すなわち
供給パイプの下側端部と粉砕テーブルの間の隙間を増減
できる装置から構成することもできる。

またこれとは別に、制御手段は粉砕テーブルの中央部に
対しスクレーバの向きを変える装置を備えることもでき
る。この制御装置によりスクレーバを調節し、供給パイ
プ下側の原料の出口円錐体から適当量の原料をかき分け
て粉砕ローラに向けて送り出すことができる。

以下１、−２添付図面を参照しながら、本発明に係る竪
形ローニラミルの実施例につき詳細に説明する。

（実施例） 第１図に示す周知のミルは粉砕テーブルを備えている。

この粉砕テーブルは縦方向軸線の廻りで回転可能であり
、歯車ユニット２を介して駆動される。シャフトに取り
付けられた粉砕ローラ（図示せず）は粉砕テーブル１の
上で回転しており、周知の引っ張り手段または圧力手段
（図示せず）により粉砕テーブル１に押圧されている。

ミルはハウジング５内に収容されている。このハウジン
グ５は上部に嵌込式のセパレータ６を備えている。セパ
レータ６は入口に調節可能なルーバ７を備え、また底に
は出口９の付いた出ロホツバ８が装着されている。

粉砕テーブル１をノズルリング１０が取り囲んでいる。

このノズルリング１０を通じて、搬送ガスはノズルリン
グと粉砕テーブルの下側にあるチャンバ１１から流入す
ることができる。チャンバ１１には、ガス供給ライン１
２から搬送ガスが送り込まれている。

ミルに送り込まれる未粉砕原料は、供給パイプ１４の上
部に端部が位置する補給パイプ１３を通じてミルに導入
される。供給パイプ１４は粉砕テーブルと同軸的に設置
され、粉砕テーブルの中央部１５から上方に適当に距離
をおいて配置されている。

補給パイプ１３を通じてミルに導入された原料は、供給
パイプ１４を通って粉砕テーブルの中央部１５に流下し
ていく。中央部に流下した原料は、粉砕テーブルの回転
に伴って中央部１５から外向きに送り出され粉砕ローラ
の下で粉砕される。

粉砕された原料はノズルリング１０の上部まで送り出さ
れ、搬送エアーによってノズルリング１０から取り除か
れる。重すぎて搬送ガスに浮遊せず、ミル内を上方に搬
送できない粒子はノズルリングから落下し、出口１６を
通じてノズルリングの下側の空間より排出される。さら
に粒子は、１７で示す外部のコンベヤによって補給パイ
プ１３まで運ばれ、ミルに戻されて再び粉砕される。

ミルの内部に浮遊していて、搬送ガスによりミルを通っ
て上方に運ばれる粉砕原料の中の軽い粒子は、矢印で示
すようにセパレータ人口のルーバの方向に向きを変えて
セパレータに流入する。このセパレータの内部で、上部
出口１８を通ってミルから排出される細粒部分と、ホッ
パ８の側部に沿って落下し、出口９から供給パブプ１４
に戻される粗粒部分とに分けられる。

前述したように、セパレータ出口９から送られてくる原
料と補給パイプ１３からの原料を、供給パイプ１４が空
にならない程度にこの供給パイプ１４内に供給するよう
にしておけば、粉砕テーブルの中央部１５と供給パイプ
１４の下側端部との間の隙間に図面に示すような原料の
出口円錐体が形成され、個々の粉砕ローラの下に原料を
一定のパターンで適切に送り込むことができる。

しかしながら、供給パイプ１４への原料の送込みが不充
分で供給パイプが空になると、原料を供給パイプ１４に
供給しても原料は供給パイプから薄い層のまま流出し、
粉砕テーブル上に拡散して一部の粉砕ローラにしか粉砕
原料が供給されず、残りのローラは粉砕テーブル上を直
接転動して粉砕テーブルとローラが損傷する危険性があ
る。しかも経済的にミルを運転することができない。

第２図および第３図は１本発明に係るミルを示している
。このミルの第１図のものと同じ部分には同一の参照番
号が付されているに の実施例では、供給パイプ１４をビニオン１９により図
示のように縦方向に移動させることができる。ビニオン
１９は、供給パイプ１４に固定されたラック２０と連動
している。しかも、供給パイプ１４にはレベルセンサ２
１が装備されている。このレベルセンサ２１は、調節装
置２３に信号を送るモニタ２２に接続されている。また
調節装置２３が、ビニオン１９を作動させる駆動モータ
２４を制御している。

この制御装置の動作特性は、レベルセンサが供給パイプ
１４内の原料レベルに落下物のあることを検知すれば、
ビニオン１９を回転させて供給パイプ１４を下げるよう
になっている。その結果、粉砕テーブルｌと供給パイプ
１４の間の隙間を通り抜ける原料の量が減少する。供給
パイプが一杯になり始めれば逆向きの調節が行なわれ、
パイプを引き上げて前述の隙間を通り抜ける原料の量を
増やす操作が行なわれる。

この実施例では、第３図に示すように２つのローラ３に
合せて２つのスクレーバ２５が粉砕テーブルの中央部１
５の上方に取り付けられ、粉砕原料を均一にかき分けて
２つのローラ３の下に向けて外向きに分配することがで
きる。第２図および第３図に示す実施例では、スクレー
バは固定されている。

第４図および第５図は、第２図および第３図の実施例の
ものとは異なる別の制御装置を示している。この実施例
では、供給パイプ１４は固定され、スクレーバ２５の方
向を変えられるようになっている。これによって、スク
レーバ２５は供給パイプ１４と粉砕テーブルｌの間の隙
間から円錐状に流出した原料を多量または少量かき分け
ることができる。

この例では、レベルセンサ２１からの信号は、モニタ２
２およびコントローラ２３を通じモータ２６を操作する
のに利用されている。前記モータ２６は、テンションロ
ッド２７を動作させてスクレーバ２５を調節し、供給パ
イプ１４内の原料レベルに応じて出口パイプ１４と粉砕
テーブルｌの間の隙間から多量または少量の原料を取り
出すことかで−きる。

図示の例では、供給パイプ１４と粉砕テーブルｌの間の
距離を調節したり、または粉砕テーブル上でのスクレー
バ２５の傾斜姿勢を調節するように構成されているが、
２つの制御装置を適宜組み合わせて、縦方向に移動可能
な供給パイプ１４と調節可能なスクレーバ２５をミルに
設置し、常に粉砕ローラ３が少量または多量の原料から
なる同じ厚みの粉砕緩衝層上を転動するように構成する
こともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来技術における竪形のローラミルを示す縦
断面図である。 第２図は、本発明に係る竪形のローラミルの第１の実施
例を示す一部縦断面図である。 第３図は、第２図のＩｌｌ　−ＩＩＩ　、！！に沿った
断面図である。 第４図は、第２図と同じ一部縦断面図にして、本発明に
係る竪形のローラミルの第２の実施例を示している。 第５図は、第４図のＶ−Ｖ線に沿った断面図である。 １・・・粉砕テーブル ３・−・粉砕テーブル上の粉砕ローラ ５・・・ミルを収容したハウジング ６・−・浮遊原料のセパレータ １０・・・粉砕テーブルを囲むノズルリング１３・−・
原料の補給パイプ １４・・・原料の供給パイプ ■６．１８・・・出口 １９・・・供給パイプ移動用のビニオン２０・・・ラッ
ク ２１・・・レベルセンサ ２２・・・モニタ ２３・・・調節装置 ２５・・・スクレーバ ２６・・・駆動用のモータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、垂直方向軸線の廻りで回転可能な粉砕テーブルを収
   容しているミルハウジングと、 事実上の静止軸線の廻りで回転可能であり、しかも粉砕
   テーブルに押圧されている少なくとも２つの粉砕ローラ
   と、 回転テーブル上で粉砕される原料を粉砕テーブルの中央
   部に向けて下向きに供給するための供給パイプであって
   、粉砕テーブルと同軸的に設置され、且つ粉砕テーブル
   から上方にある距離をおいて配置されている前記供給パ
   イプとを具備する竪形のローラミルにおいて、 前記供給パイプは、運転中に当該供給パイプ内の実際の
   原料のレベルを計測する少なくとも１つのレベルセンサ
   を備え、 粉砕ローラに見合う数のスクレーバが粉砕テーブルの中
   央部の上方に取り付けられ、供給パイプから粉砕ローラ
   へ原料を均等且つ一様に分配するようになっており、 しかもレベルセンサに応答する制御手段が設置され、供
   給パイプから粉砕ローラへ送られる原料の流量調節を行
   なって、供給パイプの空運転を防止するように構成され
   ていることを特徴とする竪形のローラミル。 ２、請求項１記載の竪形のローラミルにして、前記制御
   手段は、粉砕テーブルに対して供給パイプを昇降させる
   装置を有していることを特徴とする竪形のローラミル。 ３、請求項１または２記載の竪形のローラミルにして、
   前記制御手段は、粉砕テーブルの中央部に対してスクレ
   ーバの向きを相対的に変えるための手段を有しているこ
   とを特徴とする竪形のローラミル。