JPH0120222Y2 - - Google Patents

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JPH0120222Y2
JPH0120222Y2 JP1984119855U JP11985584U JPH0120222Y2 JP H0120222 Y2 JPH0120222 Y2 JP H0120222Y2 JP 1984119855 U JP1984119855 U JP 1984119855U JP 11985584 U JP11985584 U JP 11985584U JP H0120222 Y2 JPH0120222 Y2 JP H0120222Y2
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chassis frame
tray
mount
mount material
flat
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JP1984119855U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車車体(シヤシフレーム)の支持
部に使用して、車体の振動防止と、車体寸法のバ
ラツキを吸収して組付けを容易に行なえるように
すると共に、走行中の振動により、シヤシフレー
ムとボデイとが相対的に横変動を起しても、これ
を緩衝できるようにして、騒音の防止と耐久性の
向上を図るようにした、車両用キヤビンマウント
に関する。
(従来の技術) 従来、この種のキヤビンマウントにおける取付
けはボデイとシヤシフレームの間に平ゴム等を介
してボルト・ナツトで締結されている。この場
合、ボデイ及びシヤシフレームの寸法精度のバラ
ツキにより、ボルトとシヤシフレームが当ると、
シヤシフレームの振動はボルトからボデイへと伝
播し振動が大きくなる。このため振動吸収材とし
ての平ゴムによる振動効果が低下してしまう。
この点を考慮して本出願人は実開昭59−3039に
開示した車両用キヤビンマウントを考案してい
る。(第3図参照)。この考案はボデイの支持台3
0とシヤシフレーム31とをボルト35とナツト
36による締結の際に、シヤシフレーム取付孔の
外周テーパ面32を一対のマウント33,34に
設けたテーパ状の各挾持面33a,34aで挾持
してボルト35とシヤシフレーム31とが接触し
ないようになされているものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ボデイ、シヤシフレーム相互間
の寸法精度にバラツキがあると、決められた取付
位置で互いに合致するマウント材が、そのテーパ
挾持面に挾まれるシヤシフレームのテーパ面と合
わなくなる。この状態でボデイとシヤシフレーム
をボルト締結すると、マウント材の挾持面はシヤ
シフレームのテーパ面に対して均等に当接しない
ので組付けが困難となる。これを無理に締め付け
るとボルトは垂直に取付かずに傾斜する。この結
果、ボデイに対してシヤシフレームが傾いて取付
くことになり、ボデイとシヤシフレームとの平行
度がとれないという次点が生じる。
更にマウント材も一方に片寄つて締め付けら
れ、長期間の使用時において応力の歪みによりマ
ウント材の傷み、さらには亀裂等を生じることに
もなる。
本考案はボデイとシヤシフレームとの寸法精度
のバラツキを吸収して組付け容易とし、しかも振
動防止を図ることができ、騒音の防止と耐久性の
向上とが得られるようにした、車両用キヤビンマ
ウントを堤供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の構成は、ボ
デイとシヤシフレームとの間にマウント材を介装
してなる車両用キヤビンマウントにおいて、外周
縁部に平面を有しその内周部を断面斜面の皿部に
形成した受け皿を設け、該受け皿の前記平面部分
に、内縁を折曲部に形成したシヤシフレームの平
面部を当接させ、前記受け皿の下部に、前記シヤ
シフレームの折曲部を間〓を有して包囲するよう
に立上がらせて二つの起立部を形成し、その一方
を前記皿部に、また他方をシヤシフレームの平面
部分に当接させた下部のマウント材を設け、受け
皿の上部には上部のマウント材を戴せて、下部の
マウント材の下面に受け板を、また上部のマウン
ト材の上部に前記ボデイの支持部材を配設して、
これら受け板と支持部材との間に挿通するボルト
ならびに該ボルトに螺合するナツトにより、上部
および下部のマウント材で、前記受け皿とシヤシ
フレームとを挾持させたことを特徴としている。
(作用) 本考案は上記の構成としたことにより、受け皿
の平面とマウント材に形成された二つの起立部の
うちの外側のものとでシヤシフレームを挾持する
ことになる。このためボデイとシヤシフレームの
取付位置にずれが生じたり、走行中の振動によ
り、シヤシフレームとボデイとが相対的に横変動
を起しても、これを緩衝できることになる。これ
によつて、騒音の防止と耐久性の向上を図ること
ができる。
またシヤシフレームの振動は受け皿に伝達する
が、受け皿は一対のマウント材に挾持され、ボデ
イとは隔離されているので振動が伝播することが
ない。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図及び第2図に示すように、このキヤビンマウ
ント1はボデイ2とシヤシフレーム3とを締結す
るための取付構造である。
ボデイ2の下側には、縁部にフランジ部4aを
有する樋状の支持部材4が、そのフランジ部4a
の複数個所を溶接することによつて一体に固定さ
れている。支持部材4の両端のシヤシフレーム3
の取付孔3aに対向する個所にはボルト5がその
ネジ部5aを下方に突出するようにして固定され
ている。
ボルト5が位置する支持部材4の下面にはネオ
ブレンゴム等の弾性材からなる上部のマウント材
6と、受け皿7と、前記同様の弾性材からなる下
部のマウント材8と、受け板9とをボルト5を挿
通する状態で順次積層し、ワツシヤ10を介し、
ボルト5にナツト12を締着する。図中、11は
ボルト5に嵌挿されたカラーである。
なお、上下のマウント材6,8、受け皿7、及
び受け板9の外形は円状状であるが、正方形、矩
形であつてもよいし、個々別々の形状を有してい
てもよい。
受け皿7は中央部に皿部7aを有して、その底
部から外周側が高くなる形状の傾斜面を形成し、
さらにその外円周部分はシヤシフレーム3の取付
孔3aの外周に隣接した平面部3bと当接する平
面7bとなつている。受け皿7の外周端部は折曲
して側壁を形成している。
上下のマウント材6,8は受け皿の皿部7aに
密着できるようにその挾持面がテーパ状となつて
いる。下部のマウント材8は上部のマウント材6
に比して外径を大きくし、その上面を受け皿7の
皿部7aの傾斜面に当接した部分から半径方向へ
所定の幅を有する環状の逃げ溝部8bを形成し、
この逃げ溝部8bによつてその両側を立上がら
せ、これによつて上面をシヤシフレーム3の座部
8aにする起立部8cと、上面を受け皿7の皿部
7aに当接させた起立部8dとを得ている。
このため、ボデイ2とシヤシフレーム3に固定
されたシヤシフレームの一部をなすボデイマウン
トブラケツト3′との組付けに際し、該ボデイマ
ウントブラケツト3′の取付部3aの外周に隣接
した平面部3bは受け皿7の平面7bとマウント
材の座部8aに挾持されることになる。ここでボ
デイマウントブラケツト3′の取付穴3aはその
周端部内側に折曲して折曲部3cを有している。
この折曲部3cは下部のマウント材8の逃げ溝部
8b内を移動することが可能であるので、車両が
悪路を走行中にシヤシフレーム3とボデイ2とが
相対的に横変動を起しても、折曲部3cが起立部
8cあるいは起立部8dに当接して、緩衝作用が
得られ、キヤビンマウント部での騒音を防止し、
この部分の耐久性を向上させることができるよう
になつている。
第1図中、xはボデイ2の支持部材4とボデイ
マウントブラケツト3′との製作寸法誤差のバラ
ツキを吸収させるための〓間寸法であり、yはシ
ヤシフレーム3と受け皿7との当接面の幅を示し
ている。xとyとの関係は締付力確保の問題から
当接面の幅yは少なくとも〓間寸法x以上が必要
で、でき得るならば〓間寸法xの2倍程度が望ま
しい値である。
したがつて、支持部材4に固定されたボルト5
の回りに、カラー11と受け皿7を挾持した一対
のマウント材6,8とを配置し、受け板9で下部
のマウント材8の底部を支持させて、ナツト12
で締め付けると、カラー11によつて支持部材4
と受け板9との間〓が決まり、確実に固定され
る。また所定の締め付け力を有するのでマウント
材6,8を所定圧力で押圧でき、受け皿の平面7
bと下部のマウント材8の座部8aとによりシヤ
シフレーム3を確実に挾着できることになる。
シヤシフレーム3の振動は受け皿7に伝達され
るが、受け皿7は一対のマウント材6,8に挾持
され、受け皿7とカラー11、及びカラー11と
ボルト5との間には空〓があり、カラー11は支
持部材4と受け板9によつて確実に固定されてい
るので、振動防止を図ることができる。
また受け皿の平面7bと下部のマウント材の座
部8aとが重なる部分の面積はボデイ2とシヤシ
フレーム3の相互の取付位置がずれても変わるこ
とがなく、シヤシフレーム3に対して逃げ溝部8
bの動き得る範囲内で締付可能となる。
本実施例において上下のマウント材6,8の取
付の位置関係を逆にして組付けることも可能であ
る。その際、支持部材4及び受け板9はマウント
材に応じてその外形状は変更される。更に各部材
は各々別体のものとしたが受け皿7、一対のマウ
ント材6,8、受け板9及びカラー11は接着
剤、焼付等で一部もしくは全体を一体化すること
も可能である。
(効果) 本考案は上記構成からなるものであるから、受
け皿とマウント材とが重なる平面でシヤシフレー
ムを挾持し、逃げ溝部を設けたことによりボデイ
とシヤシフレームの水平移動が可能となるので、
寸法誤差による位置ずれを吸収してボデイとシヤ
シフレームとの組付けを容易にすることができ
る。
またシヤシフレームの振動は一対のマウント材
に吸収され、ボルトを介して直接ボデイに伝播す
ることがない。そして、車両が悪路を走行中にシ
ヤシフレームとボデイとが相対的に横変動を起し
ても、析曲部が内外周の起立部に当接して緩衝作
用が得られるから、キヤビンマウント部での騒音
を防止し、この部分の耐久性を向上させることが
できることになる。
更にマウント材を支持する受け板と受け皿との
間でマウント材を挾んでシヤシフレームの平面を
広範囲に押え付けるのでボデイに対してシヤシフ
レームの平行度を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る実施例を示す縦断面図、
第2図は本考案を取付けるシヤシフレーム本体及
び他の部材を示す斜視図。第3図は従来例におけ
るキヤビンマウントの縦断面図である。 1……キヤビンマウント、2……ボデイ、3…
…シヤシフレーム、3b……平面部、3c……折
曲部、4……支持部材、5……ボルト、6,8…
…マウント材、7……受け皿、7a……皿部、7
b……平面、8a……座部、8c,8d……起立
部、9……受け板、12……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイとシヤシフレームとの間にマウント材を
    介装してなる車両用キヤビンマウントにおいて、
    外周縁部に平面を有しその内周部を断面斜面の皿
    部に形成した受け皿を設け、該受け皿の前記平面
    部分に、内縁を折曲部に形成したシヤシフレーム
    の平面部を当接させ、前記受け皿の下部に、前記
    シヤシフレームの折曲部を間〓を有して包囲する
    ように立上がらせて二つの起立部を形成し、その
    一方を前記皿部に、また他方をシヤシフレームの
    平面部分に当接させた下部のマウント材を設け、
    受け皿の上部には上部のマウント材を戴せて、下
    部のマウント材の下面に受け板を、また上部のマ
    ウント材の上部に前記ボデイの支持部材を配接し
    て、これら受け板と支持部材との間に挿通するボ
    ルトならびに該ボルトに螺合するナツトにより、
    上部および下部のマウント材で、前記受け皿とシ
    ヤシフレームとを挾持させたことを特徴とする車
    両用キヤビンマウント。
JP11985584U 1984-08-02 1984-08-02 車両用キヤビンマウント Granted JPS6135089U (ja)

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JP11985584U JPS6135089U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 車両用キヤビンマウント

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JP11985584U JPS6135089U (ja) 1984-08-02 1984-08-02 車両用キヤビンマウント

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JPS6135089U JPS6135089U (ja) 1986-03-04
JPH0120222Y2 true JPH0120222Y2 (ja) 1989-06-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249937A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd 防振パイプクランプ

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JP2013249937A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd 防振パイプクランプ

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JPS6135089U (ja) 1986-03-04

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