JPH01200362A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JPH01200362A
JPH01200362A JP2533588A JP2533588A JPH01200362A JP H01200362 A JPH01200362 A JP H01200362A JP 2533588 A JP2533588 A JP 2533588A JP 2533588 A JP2533588 A JP 2533588A JP H01200362 A JPH01200362 A JP H01200362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
group
general formula
substance
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2533588A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Takagi
隆裕 高木
Toyoko Shibata
豊子 芝田
Shinichi Suzuki
眞一 鈴木
Hiroko Fukawa
府川 宏子
Osamu Sasaki
佐々木 収
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2533588A priority Critical patent/JPH01200362A/ja
Publication of JPH01200362A publication Critical patent/JPH01200362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/06Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
    • G03G5/0664Dyes
    • G03G5/0675Azo dyes
    • G03G5/0679Disazo dyes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真感光体に関し、詳しく1よ特定のビス
アゾ化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体に
関する。
[従来の技術] 従来、電子写真感光体としては、セレン、酸化亜鉛、硫
化カドミウム、シリコン等の無機光導電性化合物を主成
分とする感光層を有する無機感光体が広く用いられてき
た。しかし、これらは感度、熱安定性、耐湿性、耐久性
等において必ずしも満足し得るものではない。例えば、
セレンは結晶化すると感光体としての特性が劣化してし
まうため、製造上も難しく、また熱や指紋等が原因とな
り結晶化し、感光体としての性能が劣化してしまう。
また硫化カドミウムでは耐湿性や耐久性に、酸化亜鉛で
は耐久性等にそれぞれ問題がある。
これら無機感光体の持つ欠点を克服する目的で様々な有
機光導電性化合物を主成分とする感光層を有する有機感
光体の研究・開発が近年盛んに行なわれている。例えば
特公昭50−10496号にはポリ−N−ビニルカルバ
ゾールと2.4.7−ドリニトロー9−フルオレノンを
含有する感光層を有する有機感光体の記載がある。しか
しこの感光体は、感度及び耐久性において必ずしも満足
できるものではない。このような欠点を改良するために
キャリア発生機能とキャリア輸送機能とを異なる物質に
分担させ、より高性能の有機感光体を開発する試みがな
されている。このようないわゆる機能分離型の感光体は
、それぞれの材料を広い範囲から選択することができ、
任意の性能を有する感光体を比゛較的容易に作成し得る
ことから多くの研究がなされてきた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような機能分離型の感光体において、そのキャリ
ア発生物質として、数多くの化合物が提案されている。
無機化合物をキャリア発生物質として用いる例としては
、例えば、特公昭43−16198号に記載された無定
形セレンがあり、これは有機光導電性化合物と組合せて
使用されるが、無定形セレンからなるキャリア発生層は
熱により結晶化して感光体としての特性が劣化してしま
うという欠点は改良されていない。
また有機染料や有機顔料をキャリア発生物質として用゛
いる電子写真感光体も数多く提案されている。例えば、
ビスアゾ化合物を感光層中に含有する電子写真感光体と
して、特開昭54−22834号、同55−73057
号、同55−117151号、同56−46237号等
がすでに公知である。しかしこれらのビスアゾ化合物は
感度、残留電位あるいは、繰返し使用時の安定性の特性
において、必ずしも満足し得るものではな(、また、キ
ャリア発生物質の選択範囲も限定されるなど、電子写真
プロセスの幅広い要求を十分満足させるものではない。
[発明の目的] 本発明の目的はキャリア発生能に優れた特定のビスアゾ
化合物を含有する電子写真感光体を提供することにある
本発明の他の目的は、高感度でかつ残留電位が小さく、
更に繰返し使用してもそれらの特性が変化しない耐久性
の優れた電子写真感光体を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、広範なキャリア輸送物質との
組合せにおいても、有効にキャリア発生物質として作用
し得るビスアゾ化合物を含有する電子写真感光体を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、以上の目的を達成すべく鋭意研究を重ね
た結果、特定のビスアゾ化合物が電子写真感光体の優れ
た有効成分として働き得る事を見出し、本発明を完成し
たものである。
すなわち、本発明の上記目的は、導電性支持体上に下記
一般式[I]で表わされるビスアゾ化合物を含有する感
光層を有する電子写真感光体を用いることにより達成す
ることができる。
[R+およびR2は、それぞれ、水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアン基又
はヒドロキシ基を表わす。但し、R1およびR2は、そ
れぞれ、同−又は異なっていてもよい。
2は炭素環式芳香族環又は複素環式芳香族環を形成する
のに必要な原子群を表わし、Xは隣接す環式芳香族環を
形成するのに必要な原子群を表わす、lおよびnはそれ
ぞれ1〜3の整数を表わす。] [発明の具体的構成] 一般式[I]におけるR1およびR2のそれぞれが表わ
すハロゲン原子としては塩素原子、臭素原子、フッ素原
子、沃素原子を挙げることができるが、このうち塩素原
子又は臭素原子が好ましい。
R1およびR2のそれぞれが表わすアルキル基としては
炭素原子数1から4のアルキル基が好ましく、例えばメ
チル基1、Lチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、
トリフルオロメチル基等が好ましい。
R1およびR2のそれぞれが表わすアルコキシ基として
は、炭素原子数1〜4のアルコキシ基が好ましく、例え
ばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、t−ブ
トキシ基、2−クロロエトキシ基等を挙げることができ
る。
R1およびR2のそれぞれが表わす基のうち、好ましく
は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基
である。
Zにより形成される炭素環式芳香族環又は複素環式芳香
族環としては、例えば、 されるこれらの芳香族環の炭素環又は複素環は置換基を
有していてもよい。
素環式芳香族環を形成するのに必要な原子群である。
前記一般式[I]において、mおよびnは1゜2又は3
の整数を表わすが、好ましくはm =n =1である。
m又はnは共に同じ整数であっても、異なる整数であっ
てもよい。鵠又はnが2以上のときは、R1およびR2
は、いずれも同じ又は異なる基であっても差し支えない
本発明の一般式[I]で表わされるビスアゾ化合物の好
ましいものは下記一般式[I]、[11[1v]又は[
V]で表わされる。
一般式[11] 一般式[IV] 一般式rV] 前記一般式[TI]へ−[V]において、R1、R2は
前記一般式[I]のR1およびR2と同義であり、Aは 環式芳香族環基を表わす。Illおよびnは前記一般式
[I]のmおよびnと同義である。
前記一般式[Illで表わされる本発明のビスアゾ化合
物は、さらに具体的には、下記一般式[Ill−aから
[Ir1−iで表わされる。
また前記一般式[1111で表わされる本発明のビスフ
ジ化合物は、更に具体的には下記一般式[I[[]%式
% [111F −a [1111]−ビ 前記一般式[IVlで表わされる本発明のビスアゾ化合
物はさらに具体的には下記一般式[IVl−a〜[IV
l−iで表わされる。
[IV]’ −a [IVl −b す [■] −c [IV] −d υ [IV]=e [IV:I −f [IV] −g [IV] −11 [■] −i 本発明の一般式[V]で表4つされるビスアゾ化合物は
ざらに具体的には下記一般式[V]−a〜[V]−iで
表わされる。
[V] −a [V] −b [V] −c [V] −d [V] −e [V] −f U   t<z [V] −g [V] −h [V] −i 前記一般式[I[]=a〜[IIL−i、[III]−
a 〜[IIl] −i 、[rV] −a 〜HVI
−iおよび[V] −a 〜[V]−iにおいてR1お
よびR2は前記一般式[I]のR1およびR2と同義で
あり、また前記一般式[II] −a−[II]−i、
[I11]−a〜[III]=i 、  [rV]−a
〜[■]−1および[V] −a−[V]−iにおける
Aは前記一般式[[]ないし[V、IのAと同義Cある
本発明の一般式[I]で表わされるビスアゾ化合物の別
の好ましい−(1のは、下記一般式[vll、[VI’
l、[■]及びUIXIで表わされ?、3゜以下余白 ムルーPrtl++ 一+1XJ1z 1 ?1 J 一般式[■] 一般式[IX1 前記一般式[Vl)〜[IX]において、R1、R2は
前記一般式[I]のR1およびR2と同義であり、Aは 環式芳香族環基を表わす、lおよびnは前記一般式[I
]の■およびnと同義である。
前記一般式[v1]で表わされる本発明のビスアゾ化合
物は、さらに具体的には、下記一般式[Vl ]−aか
ら[Vfl−iで表わされる。
以下余白 [■ト1 [Vl ]−b [■1−a [V[]−cl [VI ]−e [Vfl−4 EV[l−g [VI ]−h 前記一般式[■]で表わされる本発明のビスアゾ化合物
は、更に具体的躯フは、下記一般式[Vl]−a〜[■
l−iで表わされる。
以下余白 [■]−a [■]−b [■]−e [■]−cl [■l −e [■l−f [■]−g [■]−h [■]−i 前記一般式[■]で表わされる本発明のビスアゾ化合物
はさらに具体的には下記一般式[■]−a〜[■]−i
で表わされる。
以下余白 【■]−a [■]−b [■]−c [■)−tl [■]−e [■l−f [■] −g [■]−h [■]−i 本発明の一般式r、 TX ]で表わされるにスアゾ化
合物はさらに具体的には下記一般式[lX1−a〜[I
X]−iで表わされる。
以下余白 [1’!]−a [IX]−b [11]−e [lX1−d [IX]−e [171−f []−g [IX]’n+ rlXI  i 前記一般式[VI] −a 〜[VI]−iから[IX
 ]−a〜[IX]−iにおけるR1およびR2は前記
一般式[I]のR1およびR2とそれぞれ同義である。
また、Aは一般式[VI]〜[■χ]におけるAと同義
である。
以下、本発明の一般式[I]で表わされるビスアゾ化合
物の好ましい具体例を示すが、本発明はこれらに限定さ
れない。
以下糸j良、: 本発明の一般式[I]で表わされるビスアゾ化合物は、
公知の方法により容易に合成することができる。
合成例1(一般式[V]−eの構造式を有する例示化合
物N011の合成) 4.5−ジアミノ−9−フルオレノン2.10g(’0
.02モル)を塩酸10mQ、水201Qに分散し、5
℃以下に保ちつつ、亜硝酸ナトリウム1.4g(0,0
2モル)を水5112に溶解した溶液を滴下した。同温
度で、さらに1時間撹拌をつづけた後、不溶物を濾過除
去し、濾液に六フッ化tjHi!アンモニウム4.6g
を水501Qに溶解した溶液を加えた。
析出したテトラゾニウム塩を濾取し、N、N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)ioo、、Qに溶解した。
5℃以下に保ちながら、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ
酸−[3’ 、4’−ジカルボキシイミド]アニリド6
.36g (0,02モル)をD M F  200i
12に溶解した溶液を滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながら、トリエタノールアミ
ン59  (0,04モル)を、DMF30顧に溶解し
たものを滴下し、5℃以下で1時間、室温で4時間撹拌
した。反応後、析出晶を濾取し、DMF洗浄、水洗して
乾燥し、目的物6.350を得た。この化合物の元素分
析結果は次の通りであった。
計算値:C=67.6%、 )l= 3.45%、N=
16.1%実測値:C=69.4%、 H= 3.19
%、N=18.4%合成例2(一般式[I[]−aの構
造式を有する例示化合物N0.74の合成) 1.5−ジアミノ−4−シアノ−9−フルオレノン2.
350(0,01モル)を塩酸10mQ、水201gに
分散し、5℃以下に保ちつつ、亜硝酸ナトリウム1.4
(1(0,02モル)を水5戴に溶解した溶液を滴下し
た。同温度で、さらに1時間撹拌をつづけた後、不溶物
を濾過除去し、濾液に六フッ化vANアンモニウム4.
6gを水501gに溶解した溶液を加えた。析出したテ
トラゾニウム塩を濾取し、N、N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)  100dに溶解した。5℃以下に保ち
ながら、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−[3’ 、
4’ −ジイミノカルボニル]アニリド6.62!It
(0,02モル)をDMF2G0.1に溶解した溶液を
滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながら、トリエタノールアミ
ン6(1(0,04モル)をD M F 301Qに溶
解したものを滴下し、5℃以下で1vI間、室温で4時
間撹拌した。反応後、析出晶を濾取し、DMF洗浄、水
洗して乾燥し、目的物e、i3gを得た。この化合物の
元素分析結果は下記の通りであった。
計算値:C=67.8%、 H= 2.93%、N=1
3.7%実測値;C=69.7%、 H= 2.75%
、N=15.1%合成例3(一般式[1[[]−eの構
造式を有する例示化合物N 0.181の合成) 2.5−ジアミノ−3,7−シヒドロキシー9−フルオ
レノン2.420(0,01モル)を塩FI1101Q
 、水20t12に分散し、5℃以下に保ちつつ、亜硝
酸ナトリウム1.4(1(0,02モル)を水5 x(
lに溶解した溶液を滴下した。同温度で、さらに1時間
撹拌をつづけた後、不溶物を濾過除去し、濾液に六フッ
化燐酸アンモニウム4.6gを水5o−に溶解した溶液
を加えた。析出したテトラゾニウム塩を濾取し、N、N
−ジメチルホルムアミド(DM F )  100dに
溶解した。5℃以下に保ちながら、2−ヒドロキシ−3
−ナフトエ酸−[3’ 、4’−ジカルボキシイミド]
アニリド6.36(](00,02モルを0MF200
.Qに溶解した溶液を滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながら、トリエタノールアミ
ン6g (0,04モル)を、DMF30mj2に溶解
したものを滴下し、5℃以下で1時間、室温で411F
)門撹拌した。反応後、析出晶を濾取し、DMF洗浄、
水洗して乾燥し、目的物6.51gを得た。この化合物
の元素分析結果は次の通りであった。
計算値:C,=65.2%、 Hm 3.33%、N−
15,5%実測値;C−68,4%、 Hm 3.19
%、N=17.8%合成例4(一般式[IV]−Cの構
造式を有する例示化合物No、20の合成) 3.5−ジアミノ−4−クロル−9−フルオレノン2.
449(0,01モル)を塩酸10nj2.水201g
に分散し、5℃以下に保ちつつ、亜硝酸ナトリウム1.
4+I+  (0,02モル)を水5112に溶解した
溶液を滴下した。同温度で、さらに1時間撹拌をつづけ
た後、不溶物を濾過除去し、濾液に六フッ化燐酸アンモ
ニウム4.6gを水501gに溶解した溶液を加えた。
析出したテトラゾニウム塩を濾取し、N、N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)  100nNに溶解した。5
℃以下に保ちながら、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸
−[3’ 、4’ −ジイミノカルボニル]アニリド6
.62!J (0,02モル)をDMF 2QOiQに
溶解した溶液を滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながら、トリエタノールアミ
ン6(J  (0,04モル)を、D M F 301
Qに溶解したものを滴下し、5℃以下で1時間、室温で
4時間撹拌した。反応後、析出品を濾取し、DMF洗浄
、水洗して乾燥し、目的物6.13(lを得た。この化
合物の元素分析結果は次の通りであった。
計算値;C冨65.8%、 H−2,90%、N=12
.0%実測値:C−68,9%、 H−2,75%、N
=14.8%合成例5(一般式[■]−Cの構造式を有
する例示化合物N017の合成) 1.5−ジアミノ−9−フルオレノン2.1h(0,0
1モル)を塩1! 1 、Ov(1、水201gに分散
し、5℃以下に保ちつつ、亜硝酸ナトリウム1.4g(
0,01モル)を水51Nに溶解した溶液を滴下した。
同温度で、さらに1時間撹拌をつづけた後、不溶物を濾
過除去し、濾液に六フフ化燐酸アンモニウム4.6gを
水5C)+12に溶解した溶液を加えた。
析出したテトラゾニウム塩を濾取し、N、N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)  100112に溶解した。
5℃以下に保ちながら、2−ヒト0キシ−3−α−ベン
ゾカルバゾール− キシイミド]アニリド8,16g( 0.02モル)を
DMF200iQに溶解した溶液を滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながら、トリエタノールアミ
ン6g ( 0.04モル)を、DMF30m12に溶
解したものを滴下し、5℃以下で1時間、室温で4時間
撹拌した。反応後、析出晶を濾取し、DMF洗浄、水洗
して乾燥し、目的物6. 35(+を得た。この化合物
の元素分析結果は下記の通りであつた。
計算値:C−69.7%. H− 3.62%,N=1
6.0%実測値;C−71.4%, l−1− 3.7
9%,N=18.4%本発明の他の化合物も、前記合成
例と同様に、5、(1.2.3又は4のいずれかに置換
)−ジアミノ−置換.未置換−9−フルオレノンを用い
てテトラゾ体を作り、次いで2−ヒドロキシ−3ナフト
工M− [1iff換ジイミノカルボニル]アニリド又
は2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−[置換ジカルボキ
シイミド]ーアニリドなどと反応させて作ることができ
る。
本発明の前記ビスアゾ化合物は優れた光導電性を有し、
これをバインダー中に分散した感光層をw#雷性支持体
上に設けることにより本発明の電子写真感光体を製造す
ることができる。本発明のビスアゾ化合物は、その優れ
たキャリア発生能を利用して、これをキャリア発生物質
として用い、これと組合せて有効に作用し得るキャリア
輸送物質を共に用いることにより、いわゆる機能分離型
の感光体とすることができる。前記機能分離型感光体は
前記両物質の混合分散型のものであってもよいが、本発
明のビスアゾ化合物からなるキャリア発生物質を含むキ
ャリア発生層と、キャリア輸送物質を含むキャリア輸送
層とを積層した積層型感光体とすることがより好ましい
本発明の電子写真感光体は、例えば、第1図に示すよう
に支持体1(導電性支持体またはシート上に導電層を設
けたもの)上に、キャリア発生物質と必要に応じてバイ
ンダ樹脂を含有するキャリア発生層2を下層とし、キャ
リア輸送物質とバインダ樹脂を含有するキャリア輸送W
13を上層とする機能分離型の積層構成の感光層4を設
けたもの、第2図に示すように支持体1上にキャリア輸
送層3を下層とし、キャリア発生層2を上層とする積層
構成の感光層4を設けたもの、および第3図に示すよう
に支持体1上にキャリア発生物質、キャリア輸送物質お
よびバインダ樹脂を含有する単層構成の感光層4を設け
たもの、等が挙げられる。
尚、積層構成の感光層の場合キャリア発生層は入射光量
の大部分が電荷発生層で吸収されて多くの電荷発生キャ
リアを生成すると共に発生した電荷キャリアを再結合や
捕獲(トラップ)により失活することなくキャリア輸送
層に注入するために光キャリアを生成するのに充分な膜
厚の範囲でできる限り薄膜層とすることが好ましい。
またキャリア輸送層は前述のキャリア発生層と電気的に
接合されており、電界の存在下で電荷発生層から注入さ
れた電荷キャリアを受は取るとともにこれらの電荷キャ
リアを表面まで輸送できる機能を有している。
また単層構成の機能分離型感光体においては、単層で光
キャリアの発生及び輸送を行なうもので層内でキャリア
発生物質とキャリア輸送物質が電気的に接合されている
か、かつ/またはキャリア発生物質もキャリアの輸送に
寄与するものである。
また、キャリア発生層にキャリア発生物質とキャリア輸
送物質の一部の両方が含有されてもよい。
いずれの層構成においても、第7図乃至第9図で示され
るように感光層の上に保i!層を設けてもよく、ざらに
は第4図乃至第6図に示すように支持体と感光層の間に
バリア機能と接着性をもつ下引Fil(中間層)を設け
てもよい。
感光層、保護層、下引層に使用可能なバインダー樹脂と
しては、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢とビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、
シリコン樹脂、メラミン樹脂等の付加重合型樹脂、重付
加型樹脂、重縮合型樹脂、並びにこれらの樹脂の繰り返
し単位のうちの2つ以上を含む共出合体樹脂、例えば塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル−無水マレイン酸共重合体樹脂等の絶縁性樹脂の
他、ポリ−N−ビニルカルバゾール等の高分子有機半導
体が挙げられる。
又、本発明の感光層中にはキャリア発生物質のキャリア
発生機能を改善する目的で有機アミン類を添加すること
ができ、特に2級アミンを添加するのが好ましい。
かかる2級アミンとしては、例えばジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ジ−nプロピルアミン、ジ−イソプロピ
ルアミン、ジ−0ブチルアミン、ジ−イソブチルアミン
、ジ−nアミルアミン、ジ−イソアミルアミン、ジ−n
ヘキシルアミン、ジ−イソヘキシルアミン、ジ−nペン
チルアミン、ジ−イソペンチルアミン、ジ−nオクチル
アミン、ジ−イソオクチルアミン、ジ−nノニルアミン
、ジ−イソノニルアミン、ジ−nデシルアミン、ジ−イ
ソデシルアミン、ジ−nモノデシルアミン、ジ−イソモ
ノデシルアミン、ジ−nドデシルアミン、ジ−イソドデ
シルアミン等を挙げることができる。
又かがる有機アミン類の添加mとしては、キャリア発生
物質に対して咳キャリア発生物質の1倍以下、好ましく
は0.2倍〜o、oos倍の範囲のモル数とするのがよ
い。
又、本発明の感光層においては、オゾン劣化防止の目的
で酸化防止剤を添加することができる。
かかる酸化防止剤の代表的具体例を以下に示すが、これ
に限定されるものではない。
(I)群:ヒンダードフェノール類 (ジブチルヒドロ
キシトルエン、2.2′−メチレンビス(6−1−ブチ
ル−4−メチルフェノール)、4.4’−ブチリデンビ
ス(6−1−ブチル−3−メチルフェノール)、4.4
’ −チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、2.2′−ブチリデンビス(6−1−ブチル−4
−メチルフェノール)、α−トコフェロール、β−トコ
フェロール、2,2.4−トリメチル−6−ヒトロキシ
ー7−t−ブチルクロマン、ペンタエリスチルテトラキ
ス[3−(3,5−ジ−t−ブチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート1.2.2’ −チオジエチレ
ンビス[3−(3゜5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオ
ールビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート]、ブチルヒドロキシア
ニソール、ジブチルヒドロキシアニソール、1−[2−
((3,5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオニルオキシ)エチル] −4−[3−
(3,5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニルオキシ]−2,2,6,6−チトラ
メチルピベリジルなど。
(II)群:パラフエニレンジアミン類N−フェニル−
N′−イソプロピル−〇−フェニレンジアミン、N、N
’−ジー5ec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N
−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジア
ミン、N。
N′−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、N、
N’−ジメチル−N、N’−ジ−t−ブチル−p−フェ
ニレンジアミンなど。
(I[)群:ハイドロキノン類 2.5−ジー【−オクチルハイドロキノン、2゜6−シ
ドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン
、2−ドデシル−5−り00ハイドロキノン、2−t−
オクチル−5−メチルハイドロキノン、2゛−(2−オ
クタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
(TV)群:有機硫黄化合物類 ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジステ
アリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジテトラデ
シルー3.3′−チオジプロピオネートなど。
(V)群:有機燐化合物類 トリフェニルホスフィン、トリ・(ノニルフェニル)ホ
スフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリ
クレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキ
シ)ホスフィンなど。
これらの化合物はゴム、プラスチック、油脂類等の酸化
防止剤として知られており、市販品を容易に入手できる
これらの酸化防止剤はキャリア発生層、キャリア輸送層
、又は保護層のいずれに添加されてもよいが、好ましく
はキャリア輸送層に添加される。
その場合の酸化防止剤の添加口はキャリア輸送物質10
0型口部に対して0.1〜100重量部、好ましくは1
〜50重量部、特に好ましくは5〜25重量部である。
次に前記感光層を支持する導電性支持体としては、アル
ミニウム、ニッケルなどの金属板、金属ドラム又は金属
箔、アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウムなどを蒸
着したプラスチックフィルムあるいは導電性物質を塗布
した紙、プラスチックなどのフィルム又はドラムを使用
することができる。
本発明において、キャリア発生層は代表的には前述の本
発明のビスアゾ化合物を適当な分散媒又は溶媒に単独も
しくは適当なバインダ樹脂と共に分散せしめた分散液を
例えばデイツプ塗布、スプレー塗布、ブレード塗布、ロ
ール塗布等によって支持体若しくは下引層上又はキャリ
ア輸送層上に塗布して乾燥させる方法により設(プるこ
とができる。
本発明のビスアゾ化合物はこれを例えばボールミル、サ
ンドミル等を用いて適当な粒径の微細粒子にしたのち、
分散媒中に分散することができる。
本発明のビスアゾ化合物の分散には、ボールミル、ホモ
ミキサ、サンドミル、超音波分散機、アトライタ等が用
いられる。
本発明のビスアゾ化合物の分散媒としては、例えばヘキ
サン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、
メチレンクロライド、メチレンブロマイド、1.2−ジ
クロロエタン、5yn−テトラクロロエタン、cis−
1,2−ジクロロエチレン、1.1.2−トリクロロエ
タン、1,1.1−トリクロロエタン、1,2−ジクO
Oプロパン、クロロホルム、ブロモホルム、クロルベン
ゼン等のハロゲン化炭化水素、アセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、
酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノール、シクロヘキサノール、ヘプ
タツール、エチレングリコール、メチルセルソルブ、エ
チルセルソルブ、酢酸セルソルブ等のアルコール及びこ
の誘導体、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、
フラン、ラルフラール等のエーテル、アセタール類、ピ
リジンやn−ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレン
ジアミン、イソブOパノールアミン等のアミン類、N、
N−ジメチルホルムアミド等のアミド類等の窒素化合物
他に脂肪酸及びフェノール類、二硫化炭素やリン酸トリ
エチル等のイオウ、リン化合物等が挙げられる。
本発明の感光体が積層型構成の場合、キャリア発生層中
のバインダー:キャリア発生物質:キャリア輸送物質の
重聞比はθ〜100:  1〜500:  0〜500
である。
キャリア発生物質の含有割合がこれより少ないと光感度
が低く、残留電位の増加を招き、またこれより多いと暗
減衰及び受容電位が低下する。
以上のようにして形成されるキャリア発生層の膜厚は、
好ましくは0.01〜10μm1特に好ましくは0.1
〜5μmである。
また、キャリア輸送層は、キャリア輸送物質を適用な溶
媒又は分散媒に単独であるいは上述のバインダ樹脂と共
に溶解、分散せしめたものを塗布、乾燥して形成するこ
とができる。用いられる分散媒としては前記キャリア発
生物質の分散において用いた分散媒を用いることができ
る。
本発明において使用可能なキャリア輸送物質としては、
特に制限はないが、例えばオキサゾール誘導体、オキサ
ジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール
誘導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イ
ミダシロン誘導体、イミダゾリジン誘導体、ビスイミダ
ゾリジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、
ピラゾリン誘導体、アミン誘導体、オキサシロン誘導体
、ベンゾチアゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体
、キナゾリン誘導体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン
誘導体、フェナジン誘導体、アミノスチルベン誘導体、
ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリ−1−ビニルピレ
ン、ポリ−9−ビニル7ントラセン等である。
本発明において用いられるキャリア輸送物質としては光
照射時発生するホールの支持体側への輸送能力が優れて
いる外、前記本発明のビスアゾ化合物との組合せに好適
なものが好ましく用いられ、かかるキャリア輸送物質と
して好ましいものは、下記一般式(A)、(B)及び(
C)で表わされるものが挙げられる。
一般式(A) 但し、Ar 1、Ar 2 、Ar 4 LtソtLF
tL置’Mk又は未置換のアリール基を表わし、Ar3
は置換又は未置換のアリーレン基を表わし、R1は水素
原子、置換若しくは未置換のアルキル基、又は置換もし
くは未置換のアリール基を表わす。
このような化合物の具体例は特開昭58−65440号
の第3〜4頁及び同58−198043号の第3〜6頁
に詳細に記載されている。
一般式(B)  y 但し、R1は置換、未置換のアリール基、置換。
未置換の複素環基であり、R2は水素原子、置換。
未置換のアルキル基、置換、未置換のアリール基を表わ
し、nは0.1又は2の整数であり、詳細には特開昭5
8−134642号及び同58−166354号の公報
に記載されている。
一般式(C) R。
但し、R1は置換、未置換のアルキル基又は置換、未置
換のアリール基であり、R2は水素原子、ハロゲン原子
、置換、未置換のアルキル基、置換。
未置換のアルコキシ基、置換、未置換のアミノ基、ヒド
ロキシ基であり、R3は置換、未置換の7リール基、置
換、未置換の複素環基を表わす。これらの化合物の合成
法及びその例示は特公昭57−148150号公報に詳
細に記載されており、本発明に援用することができる。
本発明のその他の好ましいキャリア輸送物質としては、
特開昭57−67940号、同59−15252号、同
57−101844号公報にそれぞれ記載されているヒ
ドラゾン化合物を挙げることができる。
キャリア輸送層中のバインダ樹脂100重量部当りキャ
リア輸送物質は20〜200重山部が好型缶く、特に好
ましくは30〜150重量部である。
形成されるキャリア輸送層の膜厚は、好ましくは5〜5
0μ11特に好ましくは5〜30μmである。
また、本発明のビスアゾ化合物を用いる単層機能分離型
の電子写真感光体の場合のバインダー:本発明のビスア
ゾ化合物:キャリア輸送物質の割合は0〜100:  
1〜500:  0〜500が好ましく、形成される感
光層の膜厚は5〜50μlが好ましく、特に好ましくは
5〜30μmである。
本発明においてキャリア発生層には感度の向上、残留電
位乃至反復使用時の疲労低減等を目的として、一種又は
二種以上の電子受容性物質を含有せしめることができる
ここに用いることのできる電子受容性物質としては、例
えば、無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロム無水マ
レイン酸、無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、
テトラブロム無水フタル酸、3−ニトロ無水フタル酸;
4−ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水メ
リット酸、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジ
メタン、0−ジニトロベンゼン、−一ジニトロベンゼン
、1.3.5−トリニトロベンゼン、バラニトロベンゾ
ニトリル、ビクリルクロライド、キノンクロルイミド、
クロラニル、ブルマニル、ジクロロジシアノバラベンゾ
キノン、アントラキノン、ジニトロアントラキノン、2
.7−シニトロフルオレノン、2.4.7−ドリニトO
フルオレノン、2゜4.5.7−チトラニトロフルオレ
ノン、9−フルオレニリデン[ジシアノメチレンマロノ
ジニトリル]、ポリニトロ−9−フルオレニリデン−[
ジシアノメチレンマロノジニトリル]、ピクリン酸、0
−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、3.5−ジニ
トロ安息香酸、ペンタフルオロ安息香酸、5−ニトロサ
リチル酸、3.5−ジニトロサリチル酸、フタル酸、メ
リット酸、その他の電子親和力の大きい化合物を挙げる
ことができる。
また、電子受容性物質の添加割合は、重量比で本発明の
ビスアゾ化合物二M子受容性物質−100二〇、01〜
2001好ましくは100:  0.1〜100である
この電子受容性物質はキャリア輸送層に添加してもよい
。かかる層への電子受容性物質の添加割合は1ffi比
で全キャリア輸送物質:電子受容性物質= 100: 
 0.01〜100、好ましくは100:  o、1〜
50である。
また本発明の感光体には、その他、必要により感光層を
保護する目的で紫外線吸収剤、酸化防止剤等を含有して
もよく、また感色性補正の染料を含有してもよい。
本発明のビスアゾ化合物を含有する電子写真感光体は可
視光線、近赤外線の光線に良好に感応することができる
が、好ましくは約400〜850μmの間の波長に吸収
極大を有している。
このような波長を有する光源としてはハロゲンランプ、
蛍光灯、タングステンランプ、アルゴンレーザー、ヘリ
ウム−ネオンレーザ−等の気体レーザーや半導体レーザ
ー等が一般的に用いられる。
本発明の電子写真感光体は以上のような構成であって、
後述する実施例からも明らかなように、帯電特性、感度
特性画像形成特性に優れており、特に繰返し使用したと
きにも疲労劣化が少なく、耐用性が優れたものである。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、こ
れにより本発明の実施態様が限定されるものではない。
実施例1 ポリエステルフィルム上にアルミニウム箔をラミネート
して成る導電性支持体上に、塩化ビニル−酢酸ビニル−
無水マレイン酸共重合体[エスレックMF−101(積
木化学社製)よりなる厚さ0.05μmの中間層を設け
、その上に一般式[I]−dの構造を有する例示化合物
No、1を2gとポリカーボネート樹脂[パンライトL
−1250]  (帝人化成社製)2gとを1.2−ジ
クロロエタン110dに加え、ボールミルで12時間分
散した。
この分散液を乾燥時の膜厚が0.5μmになるように塗
布し、キャリア発生層とし、更にその上に、キャリア輸
送層として、下記構造式(CT−1)6gとポリカーボ
ネート樹脂[パンライトL−12501100を1.2
−ジクロロエタン8”Ov(lに溶解した液を乾燥後の
膜厚が15μmになるように塗布して、キャリア輸送層
を形成し、本発明の感光体を作成した。
(OT−1) 以上のようにして得られた感光体を■用ロ電気製作所y
JEPA−8100型静電紙試験機械を用いて、以下の
特性評価を行なった。帯電圧−〇にVで5秒間帯電した
後、5秒間暗放置し、次いで感光体表面での照度が35
 lux −secになるようにハロゲンランプ光を照
射して、表面電位を半分に減衰させるのに要する露光f
f1(半減露光ff1)E1/2を求めた。また3 Q
 lux −seeの露光量で露光した後の表面電位(
残留電位)VRを求めた。更に同様の測定を100回繰
り返して行なった。結果は第1表に示す通りである。
比較例1 キャリア発生物質として前記例示化合物に代えて下記ビ
スアゾ化合物(CG−1>を用いた他は、実施例1と同
様にして比較用感光体を作成した。
(CG−1) この比較用感光体について、実施例1と同様にして測定
を行なったところ、第1表に示す結果を得た。
第1表 以上の結果から明らかなように、本発明の感光体は、比
較用感光体に比べ、感度、残VB電位及び繰り返しの安
定性において極めて優れたものである。
実施例2〜6 キャリア発生物質として一般式[1[]−iで表わされ
る例示化合物No、20、一般式[II]−hで表わさ
れる例示化合物NO,28、一般式[IV]−9で表わ
される例示化合物No、53、一般式[VI]−aで表
わされる例示化合物NO,1及び−般式[■]−bで表
わされる例示化合物NO12をそれぞれに用い、キャリ
ア輸送物質として、それぞれ下記化合物を用い、その他
は実施例1と同様にして、本発明の感光体を作成し、同
様の測定を行なったところ、第2表に示す結果を得た。
(CT−2) (CT−3) (CT−4) 第2表 以上の結果から、本発明のビスアゾ化合物をキャリア発
生物質として用いた電子写真感光体は、実施例1と同様
に感度が高く、残留電位も低く、かつ繰り返し特性に優
れていることが分かる。
実施例7〜11 ポリエステルフィルム上にアルミニウムを蒸着した上に
実施例1で用いた中間層を設け、その上に例示化合物[
V] −i −69,[111−f −80、[n[]
 −e  −101,[rV] −c  −126゜[
V] −a −132の2gとポリカーボネート樹脂[
パンライトし−1250120を1.2−ジクロロエタ
ン110dに加えサンドグラインダーで8時間分散した
。この分散液を乾燥時の膜厚が0.5μmになるように
塗布し、キャリア発生層とした。さらにその上に、キャ
リア輸送層として下記構造式(CT−5)6oをポリカ
ーボネート樹脂[パンライI−に−13003(帝人化
成社製)10oとを1゜2−ジクロロエタン80−に溶
解した液を乾燥後の膜厚が15μmになるように塗布し
て、キャリア輸送層を形成し、本発明の感光体をそれぞ
れ作成した。
(CT−5) この感光体について実施例1と同様の測定を行なったと
ころ第3表に示す結果になった。
比較例2 キャリア発生物質として下記構造式(CG−2)で示さ
れるビスアゾ化合物を用いた他は、実施例5と同様にし
て電子写真用感光体を作成した。この比較用感光体につ
いて実施例1と同様の測定を行なったところ、第3表に
示す結果を示した。
(CG−2) 第3表 実施例12〜14 ポリエステルフィルム上にアルミニウム箔をラミネート
して成る導電性支持体上に、塩化ビニル−酢酸ビニル−
無水マレイン酸共重合体[エスレックMF−101(積
木化学社製)より成る厚さ0.05μmの中間層を設け
、その上に例示化合物No、 [V ] −b−158
の2gとポリカーボネート樹脂[パンライトl−125
0] 2(Jとをテトラヒドロフラン110i12に加
え、ボールミルで12時間分散した。この分散液を乾燥
時の膜厚が0.5μmに/、I−ろように塗布し、キャ
リア発生層とし、更に、キトリア輸送層として、下記I
IA造式(CT−6>。
(CT−7)、(CT−8)で示される化合物の60の
それぞれとポリカーボネート樹脂[Z−200]  (
三菱瓦斯化学社製)10gとを1.2−ジクロロエタン
80i12に溶解した液を乾燥後の膜厚が15μmにな
るように塗布して、キャリア輸送層を形成し、本発明の
感光体を作成した。
以下余白 (CT−6) (CT−7) (CT−8> 実施例1のハロゲンランプの代りに蛍光灯を用いた他は
実施例1と同様に測定を行なったところ第4表に示す結
果となった。
第4表 実施例15 直径60IllIlのアルミニウム製ドラムの表面に塩
化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体[エス
レックMF−101(積木化学社製)より成る厚さ0.
05μmの中間層を設け、その上に例示化合物No、 
[I] −a −177、[II] −h −196、
[rV] −d −205のそれぞれ2oとポリエステ
ル樹脂[バイロン2001  (東洋紡社製)2(1と
を1.2−ジクロロエタン100dに混合し、ボールミ
ル分散機で24時間分散した分散液を乾燥後の膜厚が0
.6μmになるようにして塗布し、キャリア発生層を形
成した。
さらにこの上に、下記化合物(CT−9>30gとポリ
カーボネート樹脂[ニーピロンS −10001(三菱
瓦斯化学社製)50(lとを1.2−ジクロロエタン4
001Qに溶解し、乾燥後の膜厚が18μ−になるよう
に塗布してキャリア輸送層を形成した。
(CT−9) このようにして作成した各感光体を電子写真複写機[U
−Bix15SOMR]  (D−1−力社製)ノ改造
機に装着し、画像を複写したところいずれの感光体もコ
ントラストが高く、原画に忠実でかつ鮮明な複写画像を
得た。また、これは10,000回繰り返しても変るこ
とはなかった。
比較例3 実施例15にお番プる例示化合物の代りに下記構造式(
CG−3)で表わされるビスアゾ化合物を使った他は、
実施例15と同様にしてドラム状の比較用感光体を作成
し、実施例15と同様にして複写画像を評価したところ
、カブリが多い画像しか得られなかった。又、複写を繰
り返していくに従い、複写画像のコントラストが低下し
、10,000回繰り返すとほとんど複写画像は得られ
なかった。
(CG−3) 以上の実施例の結果から明らかなように本発明の感光体
は比較用感光体に比べ、安定性、感度、耐久性、広範な
キャリア輸送物質との組合わせ等において著しく優れた
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図はそれぞれ本発明の感光体の層構成につ
いて示す断面図であって図中の1〜6はそれぞれ以下の
事を表わす。 1・・・導電性支持体  2・・・キャリア発生層3・
・・キャリア輸送層 4・・・感光層4・・・中間層 
    6・・・保護層第1図     第4図 第2図     第5図 第3図     第6図 帛 7 図 男 8 図 第 9 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に下記一般式[ I ]で示される
    ビスアゾ化合物を含有する感光層を有することを特徴と
    する電子写真感光体。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [R_1およびR_2は、それぞれ、水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ
    基又はヒドロキシ基を表わす。但し、R_1およびR_
    2は、それぞれ、同一又は異なつていてもよい。 Zは炭素環式芳香族環又は複素環式芳香族環を形成する
    のに必要な原子群を表わす。 Xは隣接するベンゼン環と共同して ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は▲数式、化学式、表等があります▼をその一部とし
    て有する複素 環式芳香族環を形成するのに必要な原子群を表わす。m
    およびnはそれぞれ1〜3の整数を表わす。]
  2. (2)前記感光層がキャリア発生物質とキャリア輸送物
    質とを含有し、当該キャリア発生物質が前記一般式[
    I ]で表わされるビスアゾ化合物であることを特徴とす
    る請求項(1)記載の電子写真感光体。
  3. (3)前記感光層がキャリア発生物質を含有するキャリ
    ア発生層と、キャリア輸送物質を含有するキャリア輸送
    層との積層体で構成されていることを特徴とする請求項
    (1)又は(2)記載の電子写真感光体。
JP2533588A 1988-02-05 1988-02-05 電子写真感光体 Pending JPH01200362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2533588A JPH01200362A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 電子写真感光体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2533588A JPH01200362A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01200362A true JPH01200362A (ja) 1989-08-11

Family

ID=12163049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2533588A Pending JPH01200362A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01200362A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5488601A (en) * 1992-10-26 1996-01-30 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Photoelectric sensor, information recording system, and information recording method
US5942641A (en) * 1993-06-18 1999-08-24 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Fluorenone derivatives, process for preparing the same and central or peripheral nerve degeneration repair and protective agent

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5488601A (en) * 1992-10-26 1996-01-30 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Photoelectric sensor, information recording system, and information recording method
US5629920A (en) * 1992-10-26 1997-05-13 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Photoelectric sensor, information recording system, and information recording method
US5942641A (en) * 1993-06-18 1999-08-24 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Fluorenone derivatives, process for preparing the same and central or peripheral nerve degeneration repair and protective agent

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01197760A (ja) 電子写真感光体
JPH01200362A (ja) 電子写真感光体
JPH03263051A (ja) 電子写真感光体
JPH0220877A (ja) 電子写真感光体
JPH01201670A (ja) 電子写真感光体
JPH01198761A (ja) 電子写真感光体
JPH01201668A (ja) 電子写真感光体
JPH01150145A (ja) 電子写真感光体
JP2601292B2 (ja) 電子写真感光体
JP2601299B2 (ja) 電子写真感光体
JPH01200361A (ja) 電子写真感光体
JPH01200363A (ja) 電子写真感光体
JPH01200364A (ja) 電子写真感光体
JPH01154067A (ja) 電子写真感光体
JPH01200265A (ja) 電子写真感光体
JPH01152468A (ja) 電子写真感光体
JPH01200266A (ja) 電子写真感光体
JPH03120553A (ja) 電子写真感光体
JPH01201669A (ja) 電子写真感光体
JPH01147549A (ja) 電子写真感光体
JPH03154064A (ja) 電子写真用感光体
JPH01200264A (ja) 電子写真感光体
JPH04146445A (ja) 電子写真感光体
JPH04128766A (ja) 電子写真感光体
JPH01147550A (ja) 電子写真感光体