JPH01197550A - 耐熱老化性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物 - Google Patents

耐熱老化性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物

Info

Publication number
JPH01197550A
JPH01197550A JP2117588A JP2117588A JPH01197550A JP H01197550 A JPH01197550 A JP H01197550A JP 2117588 A JP2117588 A JP 2117588A JP 2117588 A JP2117588 A JP 2117588A JP H01197550 A JPH01197550 A JP H01197550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
fluorine
pts
phenothiazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2117588A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Kasahara
笠原 道生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2117588A priority Critical patent/JPH01197550A/ja
Publication of JPH01197550A publication Critical patent/JPH01197550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は改良された含フッ素エラストマー加硫組成物に
関するものである。さらに詳しくいえば、本発明は良好
な耐溶剤性、耐薬品性、耐油性、機械特性、動特性を有
する上に250 ℃以上の高温における耐熱老化性が改
良された含フッ素エラストマー加硫組成物に関するもの
である。
(従来の技術) 一般に含フッ素エラストマー加硫組成は、耐熱性、耐溶
剤性、耐薬品性、耐油性などの物性が優れているため、
過酷な条件のもとで使用されるパツキン、ガスケット、
ダイヤフラムなどのシール材、燃料ホース及び複写機の
定着ロールなどに広く利用されているが、近年のエンジ
ン高温化、複写機の高速化などに伴い従来の200℃付
近での耐熱性では不充分であり250℃〜300℃にお
ける耐熱性が要求されるようKなった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、250℃以上の高温では耐熱性に優れる
含フッ素エラストマー加Wr、m成物といえども、酸素
のごとき酸化剤によりポリマー主鎖が切断され大幅な物
性の低下が生じ必ずしも要求特性を満足できなかった。
本発明は、従来の含フッ素エラストマー加硫組成物が有
する優れた耐溶剤性、耐薬品性、耐油性、機械特性、動
特性を有する上に250℃以上の高温耐熱老化性を向上
させた含フッ素エラストマー加硫組成物を提供すること
を目的としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、250℃以上の高温耐熱老化性を改良した
含フッ素エラストマー加硫組成物を開発するため鋭意研
究を重ねた結果、ポリオール系加硫剤、加硫促進剤、金
属酸化物又は金属水酸化物若しくはそれらの混合物にフ
ェノチアジンを含有して成る、フン化ビニリデン単位と
少くとも1種の他のフッ素含有単量体単位とを有する含
フッ素エラストマー加硫組成物が優秀な耐熱性老化性を
持つ上に、他の物性についても従来のものに匹敵するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
この加硫組成物において適切な配合量は、含フッ素エラ
ストマー100重量部当たり、ポリオール系加硫剤0.
5〜10重量部、加硫促進剤0.05〜2重量部、金属
酸化物又は水酸化物若しくはそれらの混合物0.5〜3
0重量部及びフェノチアジン0.1〜5重量部を含有し
て成る。フェノチアジンが0.1〜5重量部の範囲にあ
るのは、0.IM量郡部未満は充分な耐熱老化性の向上
がみられず、また5重量部を超えると、加硫速度の低下
、並びに加硫時におけるフェノチアジンの昇華による加
硫成形物表面の悪化を招くためである。さらにフェノチ
アジンの特に好ましい配合量は含フッ素エラストマー1
00重量部当たり0.5〜3重量部の範囲である。
本発明に用い得る加硫組成物は、例えば特公昭49−1
7018号、特公昭51−11655号、特公昭52−
8863号、特公昭58−17222号、特開昭61−
126155号、特開昭61−195146号に記載さ
れた発明である組成物などがあげられる。本発明はこれ
らの組成物にさらにフェノチアジンを加えたものである
以下に各成分の具体例を示す。
本発明に用い得る含フッ素エラストマーは、例えば特公
昭33−7394号、特公昭36−3495号、特公昭
38−21240号、特公昭43−15987号、特公
昭48−18957号、特開昭62−156111号に
記載された発明における、フッ化ビニリデン単位と少な
くとも1種の他のフッ素含有単量体単位を有するエラス
トマーなどがあげられる。
この少なくとも1雅のフッ素含有単量体単位としては、
例λばヘキサフルオロプロペン、1.1,1,2゜3−
ペンタフルオロプロペン、3.3.3− ) !Jフル
オロプロペン、テトラフルオロエチレン、トリフルオロ
エチレン、1.2−ジフルオロエチレン、ジクロロジフ
ルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサ
フルオロブテン、フッ素化ビニルエーテル類、フッ素化
アルキルビニルエーテル類、パーフルオロメタクリル酸
エステル類などが挙ケられ、特にヘキサフルオロプロペ
ン、ペンタフルオロプロペン、テトラフルオロエチレン
カ重要である。
また、含フッ素エンストマーの具体例としてはフン化ビ
ニリデン−へキサフルオログロペン共重合体、フッ化ヒ
ニリデンーへキサフルオロプロペ7−1.1,1,2.
3−ペンタフルオロプロペン共重合体、フッ化ヒニリテ
ンーへキサフルオロプロペン−テトラフルオロエチレン
共重合体などが挙げられる。これらの共重合体の加硫は
、共重合体中のフッ化ヒニリテン単位ヤペンタフルオロ
プロペン単位などの分子中の水素の化学的方法による脱
フッ化水素反応により生成した二重結合を架橋点として
行われる。
ポリオール系加硫剤としては、ビスフェノールA、 ビ
スフェノールAF、ハイドロキノン、ビスフェノールS
、  4.4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、4.4
′−チオジフェノール、1,3.5− )リヒドロキシ
ベンゼン、1,7−シヒドロキシナフタレン、2.6−
シヒドロキシアントラセン、Crt(CpzCHt O
H)tなどが挙げられ、特に好ましいのはビスフェノー
ルAF及びハイドロキノンであり、またこれらはアルカ
リ金属塩又はアルカリ土類金属塩であってもよい。これ
らの化合物はそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以上
組み合わせて用いてもよい。
加硫促進剤としては、例えばアンモニウム塩、ホスホニ
ウム塩、イミニウム塩、アミノホスフィン酸誘導体及び
8−アルキル(又はアラルキル)−1,8−ジアザ−ビ
シクロ[5,4,0〕−7−ウンデセンのアンモニウム
塩などが挙げられる。特に好ましいのはベンジルトリフ
ェニルホスホニウムクロリド、メチルトリフェニルホス
ホニウムメチルメタンホスホネート、ビス(ベンジルジ
フェニルホスフィン)イミニウムクロリド及び8−ベン
ジル−1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0:l −
7−ウンデセニウムクロリドである。
金属酸化物又は金属水酸化物もしくはそれらの混合物の
具体例としては、水酸化カルシウム、水酸化リチウム、
酸化マグネシウム、酸化鉛、酸化カルシウム、酸化亜鉛
、酸化鉄などが挙げられる。
また、加硫促進活性剤として、例えばスルホン化合物な
どを用いても良く、配合割合は通常台フッ素エラストマ
ー100重量部に対し0.05〜10重量部、好ましく
は0.1〜5重量部である。
さらに、充てん剤としては、例えばカーボンブランク、
シリカ、クレー、ケイソウ土、メルクなどが必要に応じ
て用いられる。
(実施例) 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
なお、加硫物の硬さ(JIS−A)、引張応力、引張強
さ、伸び、熱老化試験及び浸せき試験はJIS  K6
301に準じて測定した。
実施例1 組成がフッ化ビニリデン単位65モル%、ヘキサフルオ
ロプロピレン単位15モル%及びテトラフルオロエチレ
ン単位20モル%でムーニー粘度ML1+10(121
℃):120の含フッ素エラストマー100重量部を2
本ロールに巻付け、これにMTカーボンブラック16重
量部、水酸化カルシウム10重畳部、酸化マグネシウム
(キヨーワマグ30)3重量部、ビスフェノールAF3
M景部、ビス(ベンジルジフェニルホスフィン)イミニ
ウムクロリド0.5重量部及びフェノチアジン0.5重
量部を練り込んだ後、そのまま−夜装置して熟成させる
その後青線りを行ってから金型に入れ、温度177℃で
プレス加硫を10分間行い、シートに成形した。
次いで金型から取り出し、温度232℃の空気循環式炉
内で24時間加熱して2次加硫を完結させ各種試験を行
った。
なお熱老化試験は275℃×70時間、燃料油Cの浸せ
き試験は23℃×70時間の条件で行った。
このようにして得られた成形物の機械特性、耐熱老化性
及び耐燃料油性を表に示す。
実施例2 フェノチアジンを1重量部にする以外は実施例1と同様
にして加硫組成物を調製し各種試験を行った。結果を表
1に示す。
実施例3 フェノチアジンを2重量部にし、プレス加硫時間を15
分にする以外は実施例1と同様にして加硫組成物を調製
し各種試験を行った。結果を表1に示す。
実施例4 フェノチアジンを3重量部にする以外は実施例3と同様
にして加硫組成物を調製し各種試験を行った。結果を表
1に示す。
比較例1 フェノチアジンを配合せずに実施例1と同様にして加硫
組成物を調製し各種試験を行った。結果を表1に示す。
(以下余白) 表  1 実施例5 組成がフン化ビニリデン単位55モル%、ヘキサフルオ
ロプロピレン単位25モル%及びテトラフルオロエチレ
ン単位20モル%でムーニー粘度ML1+10(121
℃)=140の含フッ素エラストマーを用い、MTカー
ボンブランク10重量部、水酸化カルシウム6M量部、
ビスフェノールAF3.5重量部にし、プレス加硫時間
を30分くする以外は実施例2と同様にして加硫組成物
をIJ製し各種試験を行った。結果を表2に示す。
比較例2 フェノチアジンを配合せずに実施例4と同様にして加硫
組成物を調製し各種試験を行った。結果を表2に示す。
表  2 (発明の効果) 本発明の含フッ素エラストマー加硫組成物は、従来の含
フッ素エラストマー加硫組成物が有する優れた耐熱性、
耐溶剤性、耐薬品性、耐油性、機械特性、動特性などに
加えて250℃以上での高温耐熱老化性が改善されてい
るので、エンジン周辺などの高温になる部分のパツキン
、ガスケット、ダイヤプラムなどや複写機の定着ロール
に好適である。
特許田麩 旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)フッ化ビニリデン単位と少なくとも1種の他
    のフッ素含有単量体単位とを有する含フッ素エラストマ
    ー、(B)ポリオール系加硫剤、(C)加硫促進剤、(
    D)金属酸化物又は金属水酸化物若しくはそれらの混合
    物及び(E)フェノチアジンを含有して成る含フッ素エ
    ラストマー加硫組成物 2、(A)フッ化ビニリデン単位と少なくとも1種の他
    のフッ素含有単量体単位とを有する含フッ素エラストマ
    ー100重量部、(B)ポリオール系加硫剤0.5〜1
    0重量部、(C)加硫促進剤0.05〜2重量部、(D
    )金属酸化物又は金属水酸化物若しくはそれらの混合物
    0.5〜30重量部、及び(E)フェノチアジン0.1
    〜5重量部を含有して成る含フッ素エラストマー加硫組
    成物
JP2117588A 1988-02-02 1988-02-02 耐熱老化性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物 Pending JPH01197550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2117588A JPH01197550A (ja) 1988-02-02 1988-02-02 耐熱老化性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2117588A JPH01197550A (ja) 1988-02-02 1988-02-02 耐熱老化性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01197550A true JPH01197550A (ja) 1989-08-09

Family

ID=12047592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2117588A Pending JPH01197550A (ja) 1988-02-02 1988-02-02 耐熱老化性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01197550A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5156854A (ja) * 1974-11-13 1976-05-18 Daikin Ind Ltd Futsusogomusoseibutsu

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5156854A (ja) * 1974-11-13 1976-05-18 Daikin Ind Ltd Futsusogomusoseibutsu

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2506565B2 (ja) 加硫可能なフルオロエラストマ―組成物
JP3348864B2 (ja) 硬化性フルオロカーボンエラストマー
JPH09111081A (ja) 含フッ素エラストマー組成物
JPH08120146A (ja) 含フッ素エラストマー組成物
JPH0142975B2 (ja)
JP4051929B2 (ja) 架橋用フッ素系エラストマー組成物
JP2509345B2 (ja) 高い引張強度を有するフッ素ゴム加硫組成物
JP2001192482A (ja) フッ素ゴム加硫成形品の製造法
JPH0931283A (ja) 含フッ素エラストマー組成物
JPH10324788A (ja) 含フッ素エラストマー組成物
JPH0625500A (ja) 新規なフッ素ゴム組成物
JP2527946B2 (ja) フルオロエラストマ−の加硫性エラストマ−組成物
JPS63223052A (ja) 含フツ素エラストマ−組成物
WO1993020143A1 (en) Vulcanizable fluoroelastomer composition
US4734460A (en) Fluorine-containing elastomer composition
WO2021210503A1 (ja) 含フッ素共重合体組成物および架橋ゴム物品
JP4540868B2 (ja) 加硫可能なフッ素ゴム組成物とその用途
JPH07224201A (ja) 含フッ素共重合体組成物
JPH01197550A (ja) 耐熱老化性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物
JP2579312B2 (ja) 含フッ素エラストマ−及びその成形体
JPH04293950A (ja) シリコーンゴムパウダー含有含フッ素エラストマー加硫組成物
JPH0114934B2 (ja)
JPS6143382B2 (ja)
JPH06263952A (ja) 含フッ素エラストマ−組成物
JPH05287150A (ja) 含フツ素エラストマー組成物