JPH01197184A - ダブルキャブトラック用キャブティルト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はタプルキャブトラック用キャブティルト装置に
関する。

（ロ）従来の快術 従来のこの種キャブティルト装置においては、第２図に
示すように、助手側下部に設けられている一本の油圧シ
リンダ１を、専用油圧ユニット（図示せず）から送られ
てくる作動油によって伸縮させ、ダブルキャブ２のティ
ルティングを行っている。すなわち、専用油圧ユニット
（Ｄ、Ｃ、モータ駆動）からの作動油を、油圧シリンダ
ｌに導入し、ピストンロットｌａを押し出すことによっ
て、水平位置（走行状態）にあるダブルキャブ２をヒン
ジ３を支点にしてティルト（傾倒）させる。

一方、専用油圧ユニット内に配置された方向切換弁を「
下げ」の状態にセットすると、前記油圧シリンダｌ内の
作動油は「絞り」を通ってタンク（図示せず）へ戻る回
路が形成される。

この状態にあっては、油圧シリンダ１に負荷しているダ
ブルキャブ２の重量によって、ピストンロットｌａはシ
リンダ本体ｌｂ内へ押し込まれ、これに伴って作動油は
油圧シリンダｌから押し出されて前記タンクへ戻る。

なお、「絞り」の大きさによって、キャブ２の戻り速度
は決定される。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 ところで、シングルキャブの場合にあっては、該キャブ
構造の剛性が比較的高いため、−本の油圧シリンダを片
側に取り付けて、テイルティング作動を行っても問題は
生じないか、上述した従来例のようにダブルキャブ２の
場合は、該キャブ構造の剛性が不足して「ネジレ」や「
倒れ」が生じ、ダブルキャブ２の損傷を招くことかある
。

そこで、このような問題点を解消する手段として油圧シ
リンダｌを両側端側に配置することも考えられるが、こ
の場合にあっては油圧シリンタ相互の作動を同期させる
ことか非常に困難となる。

したかって、従来にあってはダブルキャブのティルテイ
ンクを行うことか非常に困難であるため、ダブルキャブ
トラックにおいてはキャブティルト装置を殆ど採用して
いなかった。

本発明の目的は上述した欠点に鑑みなされたものて、剛
性の小さいトラックのダブルキャブのような構造体を、
損傷させることなく円滑にティルティングさせることの
できるダブルキャットラック用キャブティルト装置を提
供するにある。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明に係るダブルキャブトラック用キャブティルト装
置は、キャブ下部の両側端に油圧シリンダと伸縮筒を設
け、該油圧シリンダと伸縮筒を同期作動させるよう構成
したものである。

（ホ）作用 本発明にあっては、油圧シリンダのピストンロットが伸
びてダブルキャブを押し上げる場合、該油圧シリンダに
同期して伸縮筒か伸び、一方該キャブが水平位置（走行
状態）に戻る場合は、該キャブの荷重によって油圧シリ
ンダと伸縮筒が押し下げられる。

（へ）実施例 以下、図に示す実施例を用いて本発明の詳細な説明する
。

第１図は本発明に係るキャブティルト装置を採用したダ
ブルキャブトラックの要部斜視図である。ダブルキャブ
４はシャーシフレーム５の前端側にヒンジ６を介して回
動自在に枢支されている。

タプルキャブ４の下部の一側端側の長手方向はぼ中央部
には油圧シリンダ７のピストンロット７ａ先端か固着さ
れており、該油圧シリンダ７の下端側はシャーシフレー
ム５に取り付けられたブラケット８に固定されている。

該油圧シリンダ７は図示は省略するが専用油圧ユニット
（Ｄ、Ｃ、モータ駆動）から送られてくる作動油によっ
て伸縮されるようになっており、該専用油圧ユニ・ント
と油圧シリンダとの間は配管（図示せず）によって接続
されている。

一方、ダブルキャブ４の下部の他側端側の長手方向はぼ
中央部には伸縮筒である気体スプリング９の先端が固着
されており、該気体スプリング９の下端側はシャシ−フ
レーム５に取り付けられたブラケットｌＯに固定されて
いる。

該気体スプリング９の推力はダブルキャブ４か水モ位置
へ戻ろうとする荷重よりも小さく設定されている。

次に１本発明装置の作動について説明する。

まず、専用油圧ユニットを駆動し、作動油を油圧シリン
ダ７へ送り込む（このとき方向切換弁の位置は「上げ」
の状態に設定されている）。

これによって、油圧シリンダ７のピストンロッド７ａが
伸びると、ダブルキャブ４が押し上げられる（ティルト
する）、このとき、気体スプリング９も油圧シリンダ７
に同期して伸びるので、ダブルキャブ４に「ネジレ」と
か「転倒」が発生するようなことはなく１円滑なティル
ティング動作が行われる。

次に、方向切換弁を「下げ」の位置にすると、ダブルキ
ャブ４の荷重が油圧シリンダ７と気体スプリング９を押
し下げ（縮め）て、ダブルキャブ４を水平位置（走行状
態）まで円滑に戻らせる。このとき油圧シリンダ７内の
作動油は、油圧ユニット内の「絞り」を通って、タンク
内へ戻る。

このように、気体スプリング９がダブルキャブ４を常に
支えた構造となっているので、配管か破裂したような場
合（緊急時）でも、該タプルキャブ４の急落下か起こる
ようなことはない。

なお、上述した実施例においては伸縮筒として気体スプ
リング９を用いた構成としているが、別にこれに限定さ
れるものではなく気体スプリングの代りにコイルスプリ
ング内装の伸縮自在の筒を採用した構成としてもよい。

（ト）発明の詳細 な説明したように、本発明に係るダブルキャブトラック
用キャブティルト装置にあっては、ダブルキャブ下部の
一側端側に油圧シリンダを配置して必要な推力を発揮さ
せ、これと対応する他側端側に気体スプリング等の伸縮
筒を配置して、「ネジレ」とか「転倒」を防止するよう
にした。

これによって、剛性の小さいトラックのタプルキャブの
ような構造体を、何等損傷させることなく円滑にティル
ティングさせることができるという効果を有する。

また、伸縮筒によってタプルキャブは常に支持された構
造となっているのて、例えば配管か破裂したような場合
にあっても該タプルキャブの急落下を確実に防止するこ
とかできる。

【図面の簡単な説明】

第１ＵＡは本発明に係るキャブティルト装置を採用した
ダブルキャブトラックの要部斜視図、第２図は従来のキ
ャブティルト装置を採用したダブルキャブトラックの一
部斜視図である。 ４〜ダブルキヤブ　　　７〜油圧シリンタ９〜気体スプ
リング 昭和６３年１月３０日 特許出願人　　カヤハエ茎株式会社 岐阜車体工業株式会社 ４・・・ダブルキャブ ７・・油圧シリンダ ９・・・気体スプリング 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ダブルキャブ下部の一側端側に油圧シリンダを設けると
   共に、これと対応する他側端側に伸縮筒を設け、該油圧
   シリンダと伸縮筒を同期作動させるよう構成したことを
   特徴とするダブルキャブトラック用キャブティルト装置
   。