JPH09216188A - 平行リンク機構 - Google Patents

平行リンク機構

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Publication number
JPH09216188A
JPH09216188A JP2445596A JP2445596A JPH09216188A JP H09216188 A JPH09216188 A JP H09216188A JP 2445596 A JP2445596 A JP 2445596A JP 2445596 A JP2445596 A JP 2445596A JP H09216188 A JPH09216188 A JP H09216188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder tube
arm member
arm
parallel link
link mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2445596A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Hayakawa
達也 早川
Yasukazu Andou
恭数 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Aichi Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Aichi Corp
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Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Aichi Corp filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
Priority to JP2445596A priority Critical patent/JPH09216188A/ja
Publication of JPH09216188A publication Critical patent/JPH09216188A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成で小型コンパクト化を図る
ことができる平行リンク機構を得る。 【解決手段】 一端33a,34aがそれぞれ基端側部
材32に枢結され、平行に延びる上下アーム部材33,
34と、上下アーム部材33,34の他端33b,34
bが枢結される先端側部材35と、基端側部材32に対
してアーム部材33,34を揺動させ先端側部材35を
平行移動させる駆動シリンダ40とから平行リンク機構
が構成される。駆動シリンダ40は、下アーム部材34
に一体に形成されたピストンと、ピストンを嵌入させて
下アーム部材34に軸方向に移動自在に取り付けられた
シリンダチューブと、上アーム部材33に結合されて下
アーム部材34の方に突出し、シリンダチューブと当接
してシリンダチューブにより押圧ローラ45を介して押
される推力受け部材36とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバランサ装置等に用いる
ことができる平行リンク機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車の作業台(バケット)等の上
において作業をする場合には、作業用工具の重量を考慮
して工具をバランスアームによって支持し、重量バラン
スをとることによって作業者の労力負担を軽減する方法
が採用されていた。 この方法によると作業者はあまり
力を要することなく工具を目的の場所に移動し保持する
ことができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0003】このようなバランスアームの揺動アーム部
分は、揺動自在な1本アームや、平行リンクアーム等か
ら構成され、油圧シリンダによりアームの揺動力を付与
して作動させるようになっている。平行リンクアームを
用いれば、アームが揺動してもアーム先端側部材は平行
移動するため先端側部材に作業用工具等をそのまま取り
付けることができ、レベリングのための機構が不要であ
るという利点があり、平行リンクアームを用いたバラン
スアームも種々検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平行リ
ンクの場合には、2本の平行なアームが必要であり、さ
らに、このアームを揺動させるための油圧シリンダも必
要であるため、装置構成が大型化且つ複雑化しやすいと
いう問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
比較的簡単な構成で小型コンパクト化を図ることができ
る平行リンク機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明の平行リンク機構は、一端がそれぞれ基端側
部材に枢結されるとともに所定間隔をおいて平行に延び
る一対のアーム部材と、これらアーム部材の他端がそれ
ぞれ枢結される先端側部材と、基端側部材に対してアー
ム部材を揺動させ先端側部材を平行移動させる駆動手段
とから構成され、この駆動手段が、一方のアーム部材に
一体に形成されたピストンと、このピストンを嵌入させ
てこの一方側アーム部材に軸方向に移動自在に取り付け
られたシリンダチューブと、他方のアーム部材に結合さ
れて相手側のアーム部材の方に突出しシリンダチューブ
と当接してシリンダチューブに押される推力受け部材と
から構成される。
【0007】このような構成の平行リンク機構において
は、シリンダチューブ内においてピストンにより画成さ
れたシリンダ室内のいずれかに作動油圧(もしくは空気
圧)を供給することにより、シリンダチューブに対して
ピストンを相対移動させることができる。ここでは、ピ
ストンは一方側アーム部材と一体に形成されているた
め、ピストンに対してシリンダチューブが軸方向に移動
される。このシリンダチューブには推力受け部材が当接
しており、シリンダチューブの移動に伴って推力受け部
材はシリンダチューブから推力を受けてシリンダチュー
ブと同一方向に移動する。推力受け部材は他方側アーム
部材に結合されているため、他方側アーム部材もこの推
力を受けて移動される。この結果、両アーム部材は基端
側部材に対する枢結部を中心として一緒に揺動され、先
端側部材が平行移動される。
【0008】この作動から分かるように、油圧シリンダ
(もしくはエアシリンダ)からなる駆動手段がいずれか
一方のアーム部材上にこれと一緒に配接されているた
め、別途油圧シリンダ等を配接する必要がなく、平行リ
ンク機構の構成を簡単に且つ小型コンパクトにすること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1に本発明の適用
対象となる高所作業車10を示しており、この高所作業
車10の作業台17に本発明に係る平行リンク機構を用
いた油圧バランサ30が取り付けられている。油圧バラ
ンサ30は先端に工具9を保持して作業者Mによる工具
9を用いた作業を補助する。
【0010】高所作業車10は、車体11の上に配接さ
れた旋回台12に起伏自在に伸縮ブーム13を取り付
け、伸縮ブーム13の先端に作業台17を取り付けて構
成される。伸縮ブーム13はテレスコピックに伸縮自在
であり起伏シリンダ15により起伏作動される。また、
作業台17は上下2本のレベリングシリンダ18,19
により伸縮ブーム13の起伏に拘わらず水平に保持され
る。旋回台12の旋回作動、伸縮ブーム13の起伏、伸
縮作動等は車体11上に設けられた油圧ポンプPからホ
ースHを介して供給される作動油圧を受けて制御され
る。
【0011】この高所作業車10により作業を行うに
は、作業者Mが作業台17内に搭乗し、旋回台12の旋
回作動、伸縮ブーム13の起伏、伸縮作動を行わせ、図
示のように作業台17を所望高所に移動させる。そし
て、作業者Mによる配線作業等が行われるのであるが、
このときの作業に用いる工具9が重いときには、バラン
サ30によりこの工具9を保持させ、作業を容易に行え
るようにしている。
【0012】このバランサ30について、図2を参照し
て詳しく説明する。バランサ30は、作業台17に固定
されて起立した支柱31と、この支柱31に水平旋回
(矢印A)自在に連結バー32aを介して取り付けられ
た基端側部材32と、一端部33a,34aがそれぞれ
基端側部材32に枢結されるとともに上下に所定間隔を
おいて平行に延びる上下アーム部材33,34と、これ
ら上下アーム部材33,34の他端部33b,34bが
枢結された先端側部材35と、先端側部材35に取り付
けられた把持機構39とからなる。
【0013】上アーム部材33には推力受け部材36が
結合配設され、その先端部36aは二股状に分かれて下
アーム部材34を挟むようにして下方に延びる(図3参
照)。一方、下アーム部材34にはこれをピストンロッ
ドとして用いる駆動シリンダ40が取り付けられてい
る。
【0014】この駆動シリンダ40は、図3に詳しく示
すように、下アーム部材35に一体に形成されたピスト
ン41と、このピストン41を嵌入させるようにして取
り付けられたシリンダチューブ42とから構成される。
下アーム部材35はピストンロッドとして用いられ、シ
リンダチューブ42は下アーム部材35に対して軸方向
に移動自在となっている。また、シリンダチューブ42
内においてピストン41により画成されてなる左右シリ
ンダ室43a,43bには油圧ホース44を介して必要
な油圧44が供給される。さらに、シリンダチューブ4
4の先端部左右に一対の押圧ローラ45が回転自在に取
り付けられており、この押圧ローラ45は推力受け部材
36の先端部36aと当接している。
【0015】以上の構成のバランサ30において、油圧
ホース44を介して左右シリンダ室43a,44aに供
給される油圧を制御することにより、把持機構39によ
り把持した工具等の重量とバランスする力をバランサ3
0に付与することができる。さらに、この油圧供給を制
御することによりシリンダチューブ44を下アーム部材
34上で軸方向に移動させることができる。この移動に
より押圧ローラ45を介して推力受け部材36が押され
て上アーム部材33も同様に押され、上下両アーム部材
33,34が基端側部材32との枢結点を中心として上
下に揺動される。この結果、先端側部材35が上下に平
行移動される。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一端が
それぞれ基端側部材に枢結されるとともに所定間隔をお
いて平行に延びる一対のアーム部材と、これらアーム部
材の他端がそれぞれ枢結される先端側部材と、基端側部
材に対してアーム部材を揺動させ先端側部材を平行移動
させる駆動手段とから平行リンク機構が構成され、駆動
手段が、一方のアーム部材に一体に形成されたピストン
と、このピストンを嵌入させてこの一方側アーム部材に
軸方向に移動自在に取り付けられたシリンダチューブ
と、他方のアーム部材に結合されて相手側のアーム部材
の方に突出しシリンダチューブと当接してシリンダチュ
ーブに押される推力受け部材とから構成されている。こ
のように、本発明の平行リンク機構では、油圧シリンダ
(もしくはエアシリンダ)からなる駆動手段がいずれか
一方のアーム部材上にこれと一緒に配接されているた
め、別途油圧シリンダ等を配接する必要がなく、平行リ
ンク機構の構成を簡単に且つ小型コンパクトにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象となる高所作業車を示す正面
図である。
【図2】この高所作業車の作業台に取り付けられたバラ
ンサを示す正面図である。
【図3】このバランサの一部を矢印III−IIIに沿って示
す断面図である。
【符号の説明】
10 高所作業車 11 車体 17 作業台 30 バランサ 32 基端側部材 33 上アーム部材 34 下アーム部材 35 先端側部材 36 推力受け部材 40 駆動シリンダ 45 押圧ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側部材と、一端がそれぞれ前記基端
    側部材に枢結されるとともに所定間隔をおいて平行に延
    びる一対のアーム部材と、これらアーム部材の他端がそ
    れぞれ枢結される先端側部材と、前記基端側部材に対し
    て前記アーム部材を揺動させ前記先端側部材を平行移動
    させる駆動手段とからなる平行リンク機構であって、 前記駆動手段が、一方の前記アーム部材に一体に形成さ
    れたピストンと、このピストンを嵌入させてこの一方の
    アーム部材に軸方向に移動自在に取り付けられたシリン
    ダチューブと、他方の前記アーム部材に結合されて前記
    一方のアーム部材の方に突出し前記シリンダチューブと
    当接して前記シリンダチューブに押される推力受け部材
    とからなることを特徴とする平行リンク機構。
JP2445596A 1996-02-09 1996-02-09 平行リンク機構 Pending JPH09216188A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2445596A JPH09216188A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 平行リンク機構

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JP2445596A JPH09216188A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 平行リンク機構

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JP2445596A Pending JPH09216188A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 平行リンク機構

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JP (1) JPH09216188A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102717056A (zh) * 2012-06-27 2012-10-10 浙江福瑞科流控机械有限公司 炉前机械手
JP2014168818A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Mitaka Koki Co Ltd アーム構造
CN111571557A (zh) * 2020-05-25 2020-08-25 必飞科技(佛山)有限公司 一种行走机构上的平衡装置

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JP2014168818A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Mitaka Koki Co Ltd アーム構造
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