JP2004091090A - リフタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現場での取り扱いが容易なリフタ装置を提供する。
【解決手段】地面に固定される基台２１と、角穴掘削機１０及び覆工エレメントを搭載する昇降台２２と、基台２１に対して昇降台２２を昇降可能に支持するシザースリンク機構３１と、シザースリンク機構３１を拡縮して昇降台２２を昇降させる油圧シリンダ（リンク駆動手段）２３とを備えるリフタ装置１において、シザースリンク機構３１は互いに交差するリンク３２，３３と、各リンク３２，３３の一端を基台２１と昇降台２２に回動可能に連結する各支軸３５，３６と、各リンク３２，３３の他端を昇降台２２と基台２１に転接させる各ローラ３７，３８とを備え、ローラ３７の回転軸をリンク３２に揺動可能に支持するナックル４１と、このナックル４１を揺動させて昇降台２２の傾斜角度を変える油圧シリンダ（ナックル駆動手段）４２とを備えた。
【選択図】 図１
【解決手段】地面に固定される基台２１と、角穴掘削機１０及び覆工エレメントを搭載する昇降台２２と、基台２１に対して昇降台２２を昇降可能に支持するシザースリンク機構３１と、シザースリンク機構３１を拡縮して昇降台２２を昇降させる油圧シリンダ（リンク駆動手段）２３とを備えるリフタ装置１において、シザースリンク機構３１は互いに交差するリンク３２，３３と、各リンク３２，３３の一端を基台２１と昇降台２２に回動可能に連結する各支軸３５，３６と、各リンク３２，３３の他端を昇降台２２と基台２１に転接させる各ローラ３７，３８とを備え、ローラ３７の回転軸をリンク３２に揺動可能に支持するナックル４１と、このナックル４１を揺動させて昇降台２２の傾斜角度を変える油圧シリンダ（ナックル駆動手段）４２とを備えた。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシザースリンク機構を拡縮して昇降台を昇降させるリフタ装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のリフタ装置として、例えば特許２９５９３４１号、特開平７−１０９８２８号公報に開示されているように、基台に対して昇降台を昇降可能に支持するシザースリンク機構を用いるものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のリフタ装置にあっては、昇降台上に被支持体の傾斜角度を変える傾斜ジャッキ機構等を設けた場合、その全高及び重量が増大し、現場での取り扱いが難しくなるという問題点があった。
【０００４】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、現場での取り扱いが容易なリフタ装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
第１の発明は、基台に対して昇降台を昇降可能に支持するシザースリンク機構と、このシザースリンク機構を拡縮して昇降台を昇降させるリンク駆動手段とを備えるリフタ装置に適用する。
【０００６】
そして、シザースリンク機構は互いに交差するリンクと、各リンクの一端を基台と昇降台に回動可能に連結する各支軸と、各リンクの他端を基台と昇降台に転接させる各ローラとを備え、少なくとも一方のローラの回転軸をリンクに対して揺動可能に支持するナックルと、このナックルを揺動させて昇降台の傾斜角度を変えるナックル駆動手段とを備えるものとした。
【０００７】
【発明の作用および効果】
第１の発明において、リフタ装置はシザースリンク機構を拡縮して昇降台を昇降させるとともに、ナックルを揺動させて昇降台の傾斜角度を変える。リフタ装置は昇降台の傾斜角度を変えるナックルがリンクとローラの間に設けられる構造のため、昇降台上に被支持体の傾斜角度を変える傾斜ジャッキ機構等を設ける必要がなく、その全高を抑えられるとともに、重量の増大が抑えられる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【０００９】
図１、図２に示すように、リフタ装置１は、地面等に設置されたガイドレール２上にレバーロック３等を介して固定される基台２１と、各種作業機械や重量物を搭載する昇降台２２と、基台２１に対して昇降台２２を昇降可能に支持するシザースリンク機構３１と、シザースリンク機構３１を拡縮して昇降台２２を昇降させる２本の油圧シリンダ（リンク駆動手段）２３とを備える。
【００１０】
各油圧シリンダ２３はそのシリンダ基端部が支軸２４を介して各リンク３３側に連結され、そのロッド先端部が支軸２５を介して各リンク３２側に連結される。各油圧シリンダ２３がパワーユニット４から供給される加圧作動油によって伸張作動することにより、各リンク３２，３３が立ち上がって昇降台２２が上昇する一方、各油圧シリンダ２３が収縮作動することにより、各リンク３２，３３が傾倒して昇降台２２が下降する。
【００１１】
シザースリンク機構３１は互いに交差する２対のリンク３２，３３と、各リンク３２，３３の交差部を回動可能に連結する支軸３４と、各リンク３２，３３の一端を基台２１と昇降台２２に回動可能に連結する支軸３５，３６と、各リンク３２，３３の他端を昇降台２２と基台２１に転接させる各ローラ３７，３８とを備える。各油圧シリンダ２３を伸縮作動させると、各リンク３２，３３の交差角度が変わって拡縮し、昇降台２２を基台２１に対して平行移動させる。
【００１２】
リフタ装置１は、シザースリンク機構３１に対する昇降台２２の傾斜角度を変えるナックル機構４０を備える。このナックル機構４０は、各リンク３２に支軸４３を介して揺動可能に連結される対のナックル４１と、各ナックル４１を揺動させる油圧シリンダ（ナックル駆動手段）４２とを備え、各ナックル４１の揺動先端部に各ローラ３７の回転軸４４が連結される。
【００１３】
各油圧シリンダ４２はそのシリンダ基端部が支軸４５を介して各リンク３２側に連結され、そのロッド先端部が支軸４６を介して各ナックル４１側に連結される。各油圧シリンダ４２がパワーユニット４から供給される加圧作動油によって伸張作動することにより、各ナックル４１が立ち上り、各ローラ３７の回転軸４４を上昇させて昇降台２２が水平になる。一方、各油圧シリンダ４２が収縮作動することにより、各ナックル４１が傾倒し、各ローラ３７の回転軸４４を下降させて昇降台２２が傾斜する。
【００１４】
以上のように構成されて、昇降台２２上には各種作業機械や重量物が載せられる。リフタ装置１はナックル４１を揺動させて各ローラ３７の回転軸４４を昇降させることにより、昇降台２２を任意の傾斜角度に保持する。
【００１５】
リフタ装置１はナックル４１を介して昇降台２２の傾斜角度を変えるナックル４１が各リンク３２と各ローラ３７の間に設けられる構造のため、昇降台２２の傾斜角度を変える傾斜ジャッキ機構等を設ける必要がなく、その全高を抑えられるとともに、重量の増大が抑えられ、現場での取り扱いが容易になる。
【００１６】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示す正面図。
【図２】同じく側面図。
【符号の説明】
１ リフタ装置
２１ 基台
２２ 昇降台
２３ 油圧シリンダ（リンク駆動手段）
３１ シザースリンク機構
３２，３３ リンク
３７，３８ ローラ
４０ ナックル機構
４１ ナックル
４２ 油圧シリンダ（ナックル駆動手段）
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばシザースリンク機構を拡縮して昇降台を昇降させるリフタ装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のリフタ装置として、例えば特許２９５９３４１号、特開平７−１０９８２８号公報に開示されているように、基台に対して昇降台を昇降可能に支持するシザースリンク機構を用いるものがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のリフタ装置にあっては、昇降台上に被支持体の傾斜角度を変える傾斜ジャッキ機構等を設けた場合、その全高及び重量が増大し、現場での取り扱いが難しくなるという問題点があった。
【０００４】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、現場での取り扱いが容易なリフタ装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
第１の発明は、基台に対して昇降台を昇降可能に支持するシザースリンク機構と、このシザースリンク機構を拡縮して昇降台を昇降させるリンク駆動手段とを備えるリフタ装置に適用する。
【０００６】
そして、シザースリンク機構は互いに交差するリンクと、各リンクの一端を基台と昇降台に回動可能に連結する各支軸と、各リンクの他端を基台と昇降台に転接させる各ローラとを備え、少なくとも一方のローラの回転軸をリンクに対して揺動可能に支持するナックルと、このナックルを揺動させて昇降台の傾斜角度を変えるナックル駆動手段とを備えるものとした。
【０００７】
【発明の作用および効果】
第１の発明において、リフタ装置はシザースリンク機構を拡縮して昇降台を昇降させるとともに、ナックルを揺動させて昇降台の傾斜角度を変える。リフタ装置は昇降台の傾斜角度を変えるナックルがリンクとローラの間に設けられる構造のため、昇降台上に被支持体の傾斜角度を変える傾斜ジャッキ機構等を設ける必要がなく、その全高を抑えられるとともに、重量の増大が抑えられる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【０００９】
図１、図２に示すように、リフタ装置１は、地面等に設置されたガイドレール２上にレバーロック３等を介して固定される基台２１と、各種作業機械や重量物を搭載する昇降台２２と、基台２１に対して昇降台２２を昇降可能に支持するシザースリンク機構３１と、シザースリンク機構３１を拡縮して昇降台２２を昇降させる２本の油圧シリンダ（リンク駆動手段）２３とを備える。
【００１０】
各油圧シリンダ２３はそのシリンダ基端部が支軸２４を介して各リンク３３側に連結され、そのロッド先端部が支軸２５を介して各リンク３２側に連結される。各油圧シリンダ２３がパワーユニット４から供給される加圧作動油によって伸張作動することにより、各リンク３２，３３が立ち上がって昇降台２２が上昇する一方、各油圧シリンダ２３が収縮作動することにより、各リンク３２，３３が傾倒して昇降台２２が下降する。
【００１１】
シザースリンク機構３１は互いに交差する２対のリンク３２，３３と、各リンク３２，３３の交差部を回動可能に連結する支軸３４と、各リンク３２，３３の一端を基台２１と昇降台２２に回動可能に連結する支軸３５，３６と、各リンク３２，３３の他端を昇降台２２と基台２１に転接させる各ローラ３７，３８とを備える。各油圧シリンダ２３を伸縮作動させると、各リンク３２，３３の交差角度が変わって拡縮し、昇降台２２を基台２１に対して平行移動させる。
【００１２】
リフタ装置１は、シザースリンク機構３１に対する昇降台２２の傾斜角度を変えるナックル機構４０を備える。このナックル機構４０は、各リンク３２に支軸４３を介して揺動可能に連結される対のナックル４１と、各ナックル４１を揺動させる油圧シリンダ（ナックル駆動手段）４２とを備え、各ナックル４１の揺動先端部に各ローラ３７の回転軸４４が連結される。
【００１３】
各油圧シリンダ４２はそのシリンダ基端部が支軸４５を介して各リンク３２側に連結され、そのロッド先端部が支軸４６を介して各ナックル４１側に連結される。各油圧シリンダ４２がパワーユニット４から供給される加圧作動油によって伸張作動することにより、各ナックル４１が立ち上り、各ローラ３７の回転軸４４を上昇させて昇降台２２が水平になる。一方、各油圧シリンダ４２が収縮作動することにより、各ナックル４１が傾倒し、各ローラ３７の回転軸４４を下降させて昇降台２２が傾斜する。
【００１４】
以上のように構成されて、昇降台２２上には各種作業機械や重量物が載せられる。リフタ装置１はナックル４１を揺動させて各ローラ３７の回転軸４４を昇降させることにより、昇降台２２を任意の傾斜角度に保持する。
【００１５】
リフタ装置１はナックル４１を介して昇降台２２の傾斜角度を変えるナックル４１が各リンク３２と各ローラ３７の間に設けられる構造のため、昇降台２２の傾斜角度を変える傾斜ジャッキ機構等を設ける必要がなく、その全高を抑えられるとともに、重量の増大が抑えられ、現場での取り扱いが容易になる。
【００１６】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示す正面図。
【図２】同じく側面図。
【符号の説明】
１ リフタ装置
２１ 基台
２２ 昇降台
２３ 油圧シリンダ（リンク駆動手段）
３１ シザースリンク機構
３２，３３ リンク
３７，３８ ローラ
４０ ナックル機構
４１ ナックル
４２ 油圧シリンダ（ナックル駆動手段）
Claims (1)
- 基台に対して昇降台を昇降可能に支持するシザースリンク機構と、このシザースリンク機構を拡縮して昇降台を昇降させるリンク駆動手段とを備えるリフタ装置において、
前記シザースリンク機構は互いに交差するリンクと、各リンクの一端を前記基台と前記昇降台に回動可能に連結する各支軸と、各リンクの他端を基台と昇降台に転接させる各ローラとを備え、少なくとも一方のローラの回転軸をリンクに対して揺動可能に支持するナックルと、このナックルを揺動させて昇降台の傾斜角度を変えるナックル駆動手段とを備えたことを特徴とするリフタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002252742A JP4148731B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | リフタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002252742A JP4148731B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | リフタ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004091090A true JP2004091090A (ja) | 2004-03-25 |
| JP4148731B2 JP4148731B2 (ja) | 2008-09-10 |
Family
ID=32058943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002252742A Expired - Fee Related JP4148731B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | リフタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4148731B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011017136A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Koken Boring Mach Co Ltd | 削孔機の姿勢制御装置 |
| CN108621902A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-10-09 | 武汉雷神特种器材有限公司 | 一种新型剪式发射装置 |
| ES2749212A1 (es) * | 2018-09-19 | 2020-03-19 | Burgos Garcia Marta | Dispositivo de elevacion apto para su uso en camas |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002252742A patent/JP4148731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011017136A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Koken Boring Mach Co Ltd | 削孔機の姿勢制御装置 |
| CN108621902A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-10-09 | 武汉雷神特种器材有限公司 | 一种新型剪式发射装置 |
| CN108621902B (zh) * | 2018-06-28 | 2024-03-01 | 武汉雷神特种器材有限公司 | 一种新型剪式发射装置 |
| ES2749212A1 (es) * | 2018-09-19 | 2020-03-19 | Burgos Garcia Marta | Dispositivo de elevacion apto para su uso en camas |
| WO2020058542A1 (es) * | 2018-09-19 | 2020-03-26 | BURGOS GARCÍA, Marta | Dispositivo de elevación apto para su uso en camas |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4148731B2 (ja) | 2008-09-10 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Effective date: 20050809 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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