JP3322473B2 - 伸縮ブームを有する高所作業車 - Google Patents
伸縮ブームを有する高所作業車Info
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Description
高所作業車に関するものである。
づいて説明する。図4および図5において、高所作業車
は、車輌1上に旋回自在に搭載した旋回台2に、その先
端部に作業台4を取り付けた伸縮ブーム3を起伏自在に
取り付けている。
て車輌1のフレーム上へ旋回自在に取り付けた旋回プレ
ート6、この旋回プレート6に当該旋回プレート6の前
後方向に沿って立設された且つ旋回プレート6よりも後
方へ延出した延出部7a,7aを備えたブーム支持ブラ
ケット7,7、左右一対のブーム支持ブラケット7,7
の各延出部7a,7aの下端間を橋架状に連結する連結
プレート8を備えている。
記左右一対のブーム支持ブラケットの7,7の各延出部
7a,7aの後端上部間に橋架状に取り付けられた起伏
支点軸10を介して起伏自在に取り付けられている。
縮ブーム3を起伏駆動するためのブーム起伏シリンダ1
1が取り付けられている。ブーム起伏シリンダ11は、
シリンダ11aとピストンロッド11bとを備えた複動
油圧シリンダとして構成されている。ブーム起伏シリン
ダ11のピストンロッド11bはその先端部を、伸縮ブ
ーム3の腹面側に突設したブーム側ブラケット12にブ
ーム側支点軸13を介して連結しており、またブーム起
伏シリンダ11のシリンダー11aはその基端部を、前
記左右一対のブーム支持ブラケット7,7の各延出部7
a,7aの下部適所間に橋架状に取り付けた旋回台側支
点軸14を介して連結している。前記起伏支点軸10、
ブーム側支点軸13、および旋回台側支点軸14の位置
関係は、伸縮ブーム3の倒伏状態においてブーム起伏シ
リンダ10の長手方向の全域が伸縮ブーム10の腹面側
に近接するよう設定されている。
ーム3の倒伏状態において、そのシリンダ11aの基端
部を旋回台側支点軸14を介してブーム支持ブラケット
7,7の延出部7a,7aの下部に連結された起伏シリ
ンダ11の長手方向全域が、伸縮ブーム3の腹面に沿う
ようにしているので、伸縮ブーム3の倒伏状態における
伸縮ブーム3の高さを低く設定できるという効果を持っ
ている。
来の伸縮ブームを有する高所作業車は、ブーム起伏シリ
ンダ11のシリンダ11a基端部を左右一対のブーム支
持ブラケット7,7の延出部7a,7aの下部に連結す
る旋回台側支点軸14が、各延出部7a,7a間に橋架
状に取り付けられているため、当該旋回台側支点軸14
が長尺となりその結果この旋回台側支点軸14を大径に
して強度を確保しなければならないという問題があっ
た。
の左右一対のブーム支持ブラケット7,7の各延出部7
a,7a間が、当該延出部7a,7aの下端間を橋架状
に連結する連結プレート8のみで補強されているので、
延出部7a,7aの剛性を確保し難いという問題があっ
た。尚、図4および図5に仮想線で示す如く延出部7
a,7aの後端間を連結する縦プレート9を設け、これ
により当該延出部7a,7aを補強するようにしたもの
もあるが、それでも十分な剛性を確保することが困難で
あった。
るためになしたものであって、旋回台2の左右一対のブ
ーム支持ブラケット7,7の延出部7a,7aの剛性を
高めると共に旋回台側支点軸14を短くすることのでき
る新規な伸縮ブームを有する高所作業車を提供すること
を目的とするものである。
め、本発明に係る伸縮ブームを有する高所作業車は、前
記旋回台2の左右一対のブーム支持ブラケット7,7の
各延出部7a,7aの下部間を連結する逆U字状の連結
材であってその下縁を前記連結プレート8に溶接固着さ
れ連結プレート8と共同して中空部を形成する連結材を
取り付けると共に、前記連結部材の前面適所に起伏シリ
ンダ用ブラケットを突設し、ブーム起伏シリンダ11の
基端部を旋回台側支点軸14を介してこの起伏シリンダ
用ブラケットに連結したのである。
突設した起伏シリンダ用ブラケットに支軸を介して連結
するようにしたので、当該旋回台側支点軸を短くするこ
とができその結果として旋回台側支点軸を小径に構成す
ることができるのである。さらに、連結材により、ブー
ム支持ブラケット7,7の延出部7a,7aの剛性が高
められるのである。
の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。本発明は、
図4〜図5に示し上述した従来の伸縮ブームを有する高
所作業車に比べて、旋回台2におけるブーム支持ブラケ
ット7,7の延出部7a,7aの補強構成およびブーム
起伏シリンダ11の旋回台2への連結構成が異なるのみ
であるので、その他の構成については、以下の説明にお
いては上述した符号をそのまま援用するものとする。
左右一対のブーム支持ブラケット7,7の各延出部7
a,7aの下部間を連結する逆U字状の連結材である。
この連結材15の両端縁は、それぞれ延出部7a,7a
の対応する面に溶接固着されており、また、逆U字状の
両脚の下縁は、前記連結プレート8の上面に溶接固着さ
れている。こうして、連結材15は、連結プレート8と
共同して中空部16を形成している。17,17は、連
結材15の前面の中央部に、突設して設けた左右一対の
起伏シリンダ用ブラケットである。この起伏シリンダ用
ブラケット17,17は、ブーム起伏シリンダ11の基
端部(シリンダ11aの基端部)のブラケット11c
を、旋回台側支点軸14を介して連結するためのもので
ある。
7,17へのブーム起伏シリンダの基端部のブラケット
11cの連結について、より詳細に説明すると以下の通
りである。左右一対の起伏シリンダ用ブラケット17,
17間に、ブーム起伏シリンダ11のシリンダ11aの
基端部のブラケット11cが位置するようにしたうえ
で、これらのブラケット17,11c,17を旋回台側
支点軸14で貫通するのである。
ンダ用ブラケット17,17の下縁は、連結プレート8
の上面に溶接固着されており、これにより当該ブラケッ
ト17,17の剛性が高められている。なお、18,1
8は、延出部7a,7aに設けた旋回台側支点軸14を
抜き差しするための作業穴である。
圧配管を、図1〜図3に基づいて説明しておく。この種
の高所作業車は、旋回台2側に油圧発生装置(図示せ
ず)および油圧制御装置(図示せず)からの制御油を伸
縮ブーム3側に配置した油圧アクチュエータ(伸縮ブー
ム3伸縮用の油圧シリンダ、作業台4水平取り用の油圧
シリンダ、あるいは作業台4に搭載した油圧作業機等…
いずれも図示せず)へ給排するための油圧配管をする必
要がある。
適所に前記中空部16に開口するジョイント取り付け
穴、20は、連結材15の前面であって前記起伏シリン
ダ用ブラケット17,17の側方位置において前記中空
部16に開口する配管経過穴、21は、連結プレート8
に設けられ前記中空部16に開口する作業穴である。
付け穴19に、当該ジョイント取り付け穴19を経過す
るようにして着脱自在に取り付けたジョイントであっ
て、このジョイント22は、一端を前記中空部16内に
開口し他端を連結材15の上方において後方に向かって
開口する複数の油路が穿設されている。25は、伸縮ブ
ーム3の後端部上側であって起伏支点軸10よりも先端
側位置に取り付けたジョイントである。このジョイント
25は、配管26,26…を経て伸縮ブーム3側の対応
する油圧アクチュエータに接続されている。
制御装置(図示せず)から、連結材15の前記配管経過
穴20を経て中空部16内に至り、前記ジョイント22
に穿設した複数の油路の前記一端側の開口にそれぞれ連
結された配管である。この配管23,23…は、固定配
管(パイプ)または可撓性のホースで構成している。
22に穿設した複数の油路の前記他端側の開口にそれぞ
れ連結され、他端を伸縮ブーム3の後端部を緩く迂回し
て伸縮ブームの後端部上側の前記ジョイント25の対応
する油路に連結した可撓性のホースである。
中空部16内で前記ジョイント22に穿設した複数の油
路の一端側の開口にそれぞれ連結する際の作業穴であ
る。なお、27は、可撓性のホース24,24…におけ
る起伏支点軸10上方部分を、伸縮ブーム3基端部に対
して押しつけて定位させるホースクランプ兼用カバーで
ある。このホースクランプ兼用カバー27は、ボルト等
で伸縮ブーム3に締めつけ固定されている。
ブーム3の倒伏状態において起伏シリンダ11の長手方
向全域を伸縮ブーム3の腹面側に近接させる場合、油圧
配管によってその近接距離を小さくできないということ
がない。また、ホースクランプ兼用カバー27は、ホー
ス24をクランプすると共にカバーするものであるか
ら、伸縮ブーム3の起伏に伴ってホース24が伸縮ブー
ム3の背面あるいは後面の定位置からずれて周辺物間に
挟まれ損傷することをクランプ機能によって防止し、さ
らに、作業台4の作業によって溶接の火花や塗料等の薬
品が落下してもホース24が侵されることをカバー機能
によって防止できる。
を有する高所作業車は、ブーム起伏シリンダ11の基端
部を、連結材15の前面に突設した起伏シリンダ用ブラ
ケット17に旋回台側支点軸14を介して連結するよう
にしたので、旋回台側支点軸14を従来のものより短く
することができその結果として旋回台側支点軸14を細
径にすることができるのである。更に、連結材15によ
り、ブーム支持ブラケット7,7の延出部7a,7aの
剛性を高めることができるのである。
要部側面図。
要部斜視図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 車輌1上に旋回自在に搭載した旋回台2
に、先端部に作業台4を取り付けた伸縮ブーム3を起伏
駆動自在に取り付けてなる伸縮ブーム3を有する高所作
業車であって、前記旋回台2は、車輌1上へ旋回自在に
取り付けた旋回プレート6、この旋回プレート6に当該
旋回プレート6の前後方向に沿って立設され且つ旋回プ
レート6よりも後方へ延出した延出部7a,7aを備え
た左右一対のブーム支持ブラケット7,7、および左右
一対のブーム支持ブラケット7,7の各延出部7a,7
aの下端間を連結する連結プレート8を備えており、前
記伸縮ブーム3は、その基端部上側を前記左右一対のブ
ーム支持ブラケット7,7の各延出部7a,7aの後端
上部間に橋架状に取り付けられた起伏支点軸10を介し
て起伏自在に取り付けられており、且つ伸縮ブーム3の
腹面適所と前記ブーム支持ブラケツト7,7の延出部7
a,7aの下部適所間に配設したブーム起伏シリンダ1
1であって伸縮ブーム3の倒伏状態においてその長手方
向の全域が伸縮ブーム3の腹面側に近接するよう配置し
たブーム起伏シリンダ11で似って、伸縮ブーム3を起
伏駆動するよう構成してなる伸縮ブームを有する高所作
業車であって、 前記旋回台2の左右一対のブーム支持ブラケット7,7
の各延出部7a,7aの下部間を連結する逆U字状の連
結材15であってその下縁を前記連結プレート8に溶接
固着され連結プレート8と共同して中空部16を形成す
る連結材15を取り付けると共に、前記連結部材15の
前面適所に起伏シリンダ用ブラケット17を突設し、起
伏シリンダ11の基端部を旋回台側支点軸14を介して
当該起伏シリンダ用ブラケット17に連結したことを特
徴とする伸縮ブームを有する高所作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35372793A JP3322473B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 伸縮ブームを有する高所作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35372793A JP3322473B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 伸縮ブームを有する高所作業車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196296A JPH07196296A (ja) | 1995-08-01 |
JP3322473B2 true JP3322473B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=18432815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35372793A Expired - Fee Related JP3322473B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 伸縮ブームを有する高所作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN110450173B (zh) * | 2019-07-31 | 2024-07-02 | 安徽佳乐建设机械有限公司 | 一种矿用湿喷台车机械臂 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35372793A patent/JP3322473B2/ja not_active Expired - Fee Related
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