JP2537776Y2 - 荷役用バランサ - Google Patents

荷役用バランサ

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JP2537776Y2
JP2537776Y2 JP2797892U JP2797892U JP2537776Y2 JP 2537776 Y2 JP2537776 Y2 JP 2537776Y2 JP 2797892 U JP2797892 U JP 2797892U JP 2797892 U JP2797892 U JP 2797892U JP 2537776 Y2 JP2537776 Y2 JP 2537776Y2
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arm
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cargo handling
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茂 今村
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は無重力型の荷役用バラン
サ、特に、同バランサを構成するアーム装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】荷物を3次元空間で移動する
場合、上下方向の移動を動力により、また、旋回と水平
方向の移動を手動により行う、いわゆるマニュアルロー
ダ形式の荷役用バランサを用いることが知られている。
特公昭58−12196号公報には、荷物を保持、移動
するためのアーム装置に平行リンク機構を採用し、同ア
ーム装置を荷重バランス駆動するためにエアシリンダ装
置を用いた荷役用バランサが開示されている。
【0003】上記荷役用バランサにおいて、エアシリン
ダ装置のシリンダハウジングをベースに固定し、ピスト
ンロッドを上下方向に向け、また、そのアーム装置はピ
ストンロッドの先端部にブラケットを取付けて、該ブラ
ケットにアームを支えるための1つの支点を構成し、他
の支点を前記ベースに固定した構造とし、更に、アーム
装置は、その自重がアームの前後動に対して過大な負荷
とならないようにするためにアームを後方に延長し、当
該延長部にバランスウエイトを設けた構造を採用してい
る。
【0004】然して、図3に示すようなダブル平行リン
ク方式によるアーム装置を採用する荷役用バランサも公
知である。この荷役用バランサのアーム装置10は、主
アーム11、これに平行な平行ロッド12、および、吊
下げアーム13、これに平行なリンク14による周知の
平行四辺リンク機構によって構成され、さらに、主アー
ム11および吊下げアーム13の外側に補助ロッド15
a、15bをベルクランク18を介在させて連結し、主
アーム11と補助ロッド15a、および、吊下げアーム
13と補助ロッド15bがそれぞれ平行となるように配
設されている。
【0005】この荷役用バランサによれば、エアシリン
ダ20を作動させて操作中、フック21の取付用ブラケ
ット22のレベルを常時一定にすることができる。しか
しながら、上記アーム装置は外形寸法が大きくなるので
狭所作業に適さず、また、アーム装置を構成する部品点
数も多いという欠点を有している。
【0006】
【考案の目的】本考案は上記従来の問題点を解消した荷
役用バランサを提供することを目的とする。
【0007】
【考案の構成】本考案は、主アームと、これに平行なロ
ッド、および、吊下げアームと、これに平行なリンクよ
りなる平行四辺リンク機構によって構成されたアーム装
置と、同アーム装置の支点に連係させて設けられ、同ア
ーム装置をバランス駆動するエアシリンダとからなる荷
役用バランサにおいて、前記主アームと吊下げアームの
両端の支軸にスプロケットを取付け、また、主アームと
吊下げアームを連結する支軸には前記スプロケットを連
接して取付け、さらに、前記吊下げアームの先端部には
支軸を介して吊下げ部材を取付け、前記吊下げアームを
移動したときに前記吊下げ部材が常に水平となるよう
に、各スプロケット間にチェーンを巻掛けたことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】荷役用バランサは、アーム装置の吊下げ部材に
荷物を取付け、エアシリンダに所定圧の圧縮空気を供給
することによって使用される。バランサの操作中、平行
四辺リンク機構の動きに伴い吊下げアームは支軸を中心
として回転する。しかし、前記吊下げ部材は同支軸を介
して前部スプロケットに固定され、同スプロケットはチ
ェーンを介して後部スプロケットに連結されている。従
って、前記吊下げ部材は前記吊下げアームの回転とは無
関係となり、吊下げ部材がいずれの位置に移動しても、
水平面となす角度は常時一定となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。図2は荷役用バランサ1の全体側面図であ
り、荷役用バランサ1は荷物を保持・移動するアーム装
置10と、同アーム装置10をバランス駆動するための
エアシリンダ20とから構成されている。
【0010】アーム装置10は主アーム11、これに平
行な平行ロッド12、および、吊下げアーム13、これ
に平行なリンク14による平行四辺リンク機構によって
構成され、同アーム装置10は一対の側板2、2間に支
持され、この側板2、2は台車3に立設された支柱4上
で水平回転可能に支持されているベース(図示せず。)
に固定されている。
【0011】エアシリンダ20は側板2、2に固定さ
れ、シリンダ20のピストンロッドの先端部と主アーム
11の基部とが連結されている。シリンダ20は、吊下
げアーム13の先端部に設けた荷物保持用のアタッチメ
ント取付フランジ16の近傍に備えられた操作部(図示
せず。)を操作することによって駆動されるもので、シ
リンダ20が起動すると、ピストンロッドを昇降動させ
たときに、アーム装置10が支える荷物に対して相対荷
重が0になるようにバランス駆動される。
【0012】吊下げアーム13の基部と主アーム11の
基部との間には、バランスシリンダ17を配設し、この
バランスシリンダ17の推力を調節してアーム装置10
の自重を支えることにより、吊下げアーム13が前後に
揺動するのを規制する。
【0013】次に、アタッチメント取付フランジ16の
レベル維持機構について説明する。図1において、吊下
げアーム13の先端部の支軸30には、前記フランジ1
6を有するブラケット31を固定すると共に、スプロケ
ット32を取付ける。また、主アーム11と吊下げアー
ム13を回動自在に連結する支軸33には、前記スプロ
ケット32と同じ歯数のスプロケット34を取付け、両
スプロケット32、34間にチェーン35を巻掛ける。
チェーン35は、図示するように支軸30、33間をロ
ッド36、36で連結するようにしてもよいし、全周チ
ェーンとしてもよい。
【0014】さらに、支軸33にスプロケット40を取
付け、また、主アーム11の基端部の支軸42には、ス
プロケット43を取付け、両スプロケット40、43間
にチェーン44を巻掛ける。
【0015】次にこの荷役用バランサ1の作用を説明す
る。荷役用バランサ1には、負荷時の重量を検出する公
知の検出装置が組み込まれており、この装置が荷物の重
量を検出してシリンダ20が働き、シリンダの推力と荷
物の重量がバランスし、極めて僅かな操作力で荷物を移
動することができるものである。荷役作業前に、ブラケ
ット31を適宜のロック手段により支軸30に固着し、
フランジ16を所望のレベル(一般的には水平状態)と
なるように調整する。
【0016】荷役用バランサ1の操作中、平行四辺リン
ク機構の動きに伴い吊下げアーム13は支軸30を中心
として回転する。しかし、ブラケット31は支軸30を
介してスプロケット32に固定され、同スプロケット3
2はチェーン35を介してスプロケット34に連結し、
さらに、スプロケット34と同軸のスプロケット40が
チェーン44を介してスプロケット43に連結されてい
るから、ブラケット31は吊下げアーム13の回転とは
無関係となる。従って、ブラケット31およびフランジ
16が前後、左右、上下のいずれの方向に移動しても、
フランジ16の取付角は常時一定となる。
【0017】
【効果】本考案に係る荷役用バランサは、スプロケット
とチェーンとからなる吊下げ部材のレベル維持機構をア
ーム装置内に設けたので、外形寸法がかさばらず、狭所
作業に最適である。また、アーム装置を構成する部品点
数も少なく、装置構成が簡易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプロケットとチェーンとからなる吊下げ部材
のレベル維持機構の側面図である。
【図2】荷役用バランサの全体側面図である。
【図3】従来の荷役用バランサの全体側面図である。
【符号の説明】
1 荷役用バランサ 10 アーム装置 11 主アーム 13 吊下げアーム 20 エアシリンダ 31 吊下げ部材(ブラケット) 32 前部スプロケット 34 後部スプロケット 35 チェーン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主アームと、これに平行なロッド、およ
    び、吊下げアームと、これに平行なリンクよりなる平行
    四辺リンク機構によって構成されたアーム装置と、同ア
    ーム装置の支点に連係させて設けられ、同アーム装置を
    バランス駆動するエアシリンダとからなる荷役用バラン
    サにおいて、前記主アームと吊下げアームの両端の支軸
    にスプロケットを取付け、また、主アームと吊下げアー
    ムを連結する支軸には前記スプロケットを連接して取付
    け、さらに、前記吊下げアームの先端部には支軸を介し
    て吊下げ部材を取付け、前記吊下げアームを移動したと
    きに前記吊下げ部材が常に水平となるように、各スプロ
    ケット間にチェーンを巻掛けたことを特徴とする荷役用
    バランサ。
JP2797892U 1992-04-01 1992-04-01 荷役用バランサ Expired - Lifetime JP2537776Y2 (ja)

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JPH0581199U JPH0581199U (ja) 1993-11-02
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