JPS63125482A - キヤブテイルト・サスペンシヨン装置 - Google Patents

キヤブテイルト・サスペンシヨン装置

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JPS63125482A
JPS63125482A JP61270630A JP27063086A JPS63125482A JP S63125482 A JPS63125482 A JP S63125482A JP 61270630 A JP61270630 A JP 61270630A JP 27063086 A JP27063086 A JP 27063086A JP S63125482 A JPS63125482 A JP S63125482A
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cab
tilt
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oil
suspension device
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Mitsunori Higuchi
樋口 三徳
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ハイドロニューマチック・サスペンション
装置のアクチェエータを使用したキャブティルト・サス
ペンション装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、自動車の懸架装置等に使用されるハイドロニュ
ーマチック・サスペンション装置のアクチュエータの基
本的な構造としては、第8図に示すようなアクチュエー
タ140がある。オイルを収容したシリンダ141にオ
イルを収容した筒体142を摺動自在に挿入し、この筒
体142の先端部にオリフィス143を存するピストン
144を固定し、更に、筒体142内には仕切ピストン
145が摺動自在に且つ密封状態を保ちながら嵌合して
いる。また、シリンダ141と筒体142との間には隙
間146が形成されている。仕切ピストン145と筒体
142とで形成されるガス室148には窒素ガス等のガ
スが封入されている。
シリンダ141と筒体142とで形成されるオイル室1
50にはオイルが収容され、ピストン144、仕切ピス
トン145及び筒体142によって形成されるオイル室
149内にオリフィス143を通してオイルが流出入す
るように構成されている。オイル室150は、管路15
1を通じて油圧源154又はリザーブタンク158に連
通している。オイルは、油圧源154から安全弁155
、電磁切換弁152及び逆止弁156を介してオイル室
150に供給される。また、オイル室150からのオイ
ルは電磁切換弁153を介してリザーブタンク158に
排出される。図中、147は密封部材、157は他のア
クチュエータ(図示省略)に連通ずる管路である。この
構造のアクチュエータ140において、アクチェエータ
140が変位した場合、筒体142がシリンダ141内
を上下変位することにより、シリンダ141内のオイル
がオリフィス143を通り、オイル室149内を出入り
する。これにより仕切ピストン145が上下動し、ガス
室148内の容積が変化する。
従って、ガス室148内の圧力が変動する。ガス室14
8内の断面積は一定であるため、アクチュエータ140
の受ける荷重は変動する。これによりばね作用を行う。
また、減衰力については、シリンダ141に対して筒体
142が伸縮運動を行うことによって、ピストン144
がシリンダ141内を移動し、オリフィス143を通じ
てオイルが・流動することによって発生する。このよう
なアクチュエータとしては、例えば、特開昭59−14
5612号公報等に開示されているようなものがある。
近年、この種のアクチュエータを使用して、電動オイル
ポンプ、センサー等を併用して車両のレヘリングを行い
乗心地性能の向上を図っているものがある。また、キャ
ブサスペンションにおいては、サスペンション機構にキ
ャブティルト機構を併用するようなものが開示されてい
る。これについて第9図を参照して概説する。第9図に
おいて、キャブティルトサスペンションMWが示されて
いる。キャブ170はキャブサスペンションのショック
アブソーバ173及びコイルスプリング177を介して
車体フレーム171に支持されている。
キャブ170の前端部にはティルトセンタ176が設定
されており、そのティルトセンタ176にショックアブ
ソーバ173の一端が枢着され、ショックアブソーバ1
73の他端は車体フレーム171に枢着されている。ま
た、車体フレーム171にはリンクアームブラケット1
74が固定されており、リンクアーム172の両端部が
リンクアームブラケット174とキャブ170のティル
トセンタ176とにそれぞれ枢着されている。このリン
クアーム172を取付けることによって、キャブ170
のティルト時にキャブ170が車体フレーム171から
車体長手方向に移動しないように規制することができる
。キャブティルト作動を行うためキャブティルトアクチ
ュエータ175をキャブ180と車体フレーム171間
に設置し、このキャブティルトアクチュエータ175の
キャブ180側端には、ロストモーションリンク178
が枢着され、このロストモーションリンク178の一端
部はキャブ180に枢着されている。また、キャブティ
ルトアクチュエータ175の他端部は車体フレーム17
1に枢着されている。
また、トラックのキャブティルト及びサスペンション装
置について、例えば、実開昭60−87877号公報に
開示されているようなものがある。
これについて第10図を参照して概説する。第10図に
おいて、トラックのキャブチルト及びサスペンション装
置が示されている。この装置は、キャブ160の車幅方
向両側部において同キャブ160と車体フレーム164
との間に介装されたキャブ160をチルトさせる一対の
チルト油圧シリンダ166から成る。更に、この装置は
、チルト油圧シリンダ166に作動圧油を供給するため
に、油圧ポンプ161、キャブ160の昇降操作を司掌
するチルト操作弁163、及びチルト操作弁163と一
対のチルト油圧シリンダ166とを連通ずる並列圧油回
路の何れか一方に設けられ且つ作動圧油の流れ方向をキ
ャブ昇降操作時とは逆にする切換弁165を備えている
ものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第8図に示すような基本的なアクチュエ
ータ140を第10図に示すようなキャブティルト・サ
スペンシランのショックアブソーバ173の部分に取付
け、コイルスプリング177を除去し、ティルト・キャ
ブサスペンションを構成した場合に、電動オイルポンプ
、センサー等を併用して、キャブ内の乗員数、積載物の
重量の変化によるバッファクリアランスの変化を防止し
、走行中のキャブ変位によるバッファクリアランスの底
突きを防止でき、キャブサスペンションの乗心地性能の
大幅な向上が図れる利点があるものの、キャブティルト
は依然として油圧シリンダ等を使用しなければならない
。従って、重量、部品点数の低減が困難であり、更にコ
ストの上昇も避けられない問題点があった。
また、第9図に示すように、上記アクチュエータ140
を油圧ティルトシリンダとして使用した場合に、アクチ
ュエータ140が引込機能を有していないため、例えば
、傾斜地で車両のティルト作動を行った時等に、車両が
前方傾斜となってキャブ重心179がティルトセンタ1
76を越えるような状態になった時に、復元するのが困
難になる状況が生じる。特に、キャブルーフ上のルーフ
ランク、幌積載等によって平地においてさえティルト作
動を行った場合には、キャブ重心の位置がティルトセン
タを越えるような状態になることがある。それ故に、復
元状態にするため、油圧ティルトアクチュエータ175
を強力なアクチュエータとしたり、更に別のアクチュエ
ータを設けなければならないという問題があった。更に
、キャブサスペンション機構とキャブティルト機構とを
別機構として併用しているため、部品点数が増大し、重
量が重くなる等の問題があった。
第10図に示された上記のトラックのキャブチルト及び
サスペンション装置は、従来の上記アクチュエータと同
種のものを使用しているものであり、引込機能を有して
いないものである。更に、チルト機能を行うものであり
、ショックアブソーバの機能を有しているものではない
ことは明らかである。従って、上記と同様な問題点を有
するものである。
この発明の目的は、上記の問題点を解消することであり
、車体の振動を液体の流動と気体の弾性によって調整吸
収し且つ引込機能を有する油圧回路を設けたハイドロニ
ューマチック・サスペンション装置のアクチュエータを
キャブサスペンションに適用し、キャブオーバタイプの
車両に対してアクチュエータにキャブサスペンション機
能とキャブティルト機能を兼用させ、アクチュエータの
引込機能によってキャブティルト時に、たとえ前方傾斜
等でキャブ重心がティルトセンタを越えるようなことが
あってもキャブを復元状態にできるようにすると共に、
ティルト時にティルト軌跡を安定させて、ティルト状態
を前記アクチュエータによって規制してキャブのぐらつ
きを防止し、しかも車両の走行時の乗心地性能を向上さ
せ、また兼用することによって部品点数を大幅に減少さ
せ、重量を軽くして、コストを安価にすることのできる
キャブティルト・サスペンション装置を提供することで
ある。
c問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目的を達成
するため、次のような構成されている。
即ち、この発明は、引込機能を有し且つ仕切ピストン摺
動部にストッパを備えたハイドロニューマチック・サス
ペンション装置のアクチュエータの一端部とキャブフッ
トとをティルトセンタに枢着されたリンクアームに回転
自在に取付け、前記アクチュエータの他端部を車体フレ
ームに取付けたことを特徴とするキャブティルト・サス
ペンション装置に関し、更に具体的に詳述すると、前記
アクチュエータがガス室とオイル室に仕切る仕切ピスト
ンを収容し且つオリフィスを有する筒体をシリンダ内に
挿入し、前記ストッパは前記筒体の前記ガス室側に設け
られ、前記シリンダ内はフリーピストンによって縮オイ
ル室と伸オイル室に仕切って構成され、前記アクチュエ
ータにオイルを強制的に送込できる回路を有し、更に前
記回路が電磁切換弁及びパイロットチェック弁を介して
前記縮オイル室と電動オイルポンプとを連通ずるライン
並びに前記電磁切換弁及びパイロットチェック弁を介し
て前記伸オイル室と前記電動オイルポンプとを連通ずる
ラインを有し、前記回路がレベルセンサーの信号に応答
して制御され、また前記レベルセンサーの一端が前記車
体フレームの前記ティルトセンタに取付けられ且つ他端
がキャブに取付けられ、更に前記リンクアームの前端部
の前記ティルトセンタ付近にクッションラバーを取付け
、また前記リンクアームの後端部にリバウンドラバーを
取付けたことを特徴とするキャブティルト・サスペンシ
ョン装置に関する。
〔作用〕
この発明によるキャブティルト・サスペンション装置は
、以上のように構成されており、次のように作用する。
即ち、このキャブティルトサスペンション装置は、引込
機能を有し且つ仕切ピストン摺動部にストッパを備えた
ハイドロニューマチック・サスペンション装置のアクチ
ュエータの一端部とキャブフットとをティルトセンタに
枢着されたリンクアームに回転自在に取付け、前記アク
チュエータの他端部を車体フレームに取付けたので、車
体の振動を液体の流動と気体の弾性によって調整吸収し
且つ引込機能を有する油圧回路を設けたハイドロニュー
マチック・サスペンション装置のアクチュエータをキャ
ブサスペンションに適用して前記アクチュエータの機能
及びレベリングによって乗心地性能を向上させると共に
、キャブオーバタイプの車両に対してアクチュエータに
キャブサスペンション機能とキャブティルト機能を兼用
させ、アクチュエータの引込機能によってキャブティル
トを強制的に復元作動を行うことができると共に、前記
仕切ピストンの動きを前記ストッパによって規制したの
で、ティルト時にばね作用を無くしてティルト軌跡を安
定させて、キャブのぐらくきを防止することができる。
しかも、ティルト時には通常サスペンションのアクチュ
エータとして使用時より内圧は増大するため、ティルト
時のみにフリーピストンがストッパによって固定される
。更に前記リンクアームの前端部の前記ティルトセンタ
付近にクッションラバーを取付けたので、車両のバウン
ド時のショックを吸収することができ、また前記リンク
アームの後端部にリバウンドラバーを取付けたので、キ
ャブアップ時のショックを吸収することができ、しかも
キャブティルト時にキャブ重心がリンクアームとキャブ
の結合部より後方の場合にキャブが後方に回転するのを
防止することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明によるキャブティルト
・サスペンション装置に適用されているハイドロニュー
マチック・サスペンション装置の一実施例を詳述する。
第1図において、この発明によるキャプティルト・サス
ペンション装置に使用されたハイドロニューマチック・
サスペンシロン装置におけるアクチュエータが符号10
によって全体的に示されている。このアクチュエータ1
0は、シリンダl及びシリンダ1内に挿入された筒体2
から成る。シリンダ1と筒体2との径は、シリンダ1と
筒体2との間にオイル室を形成するようなサイズである
また、シリンダ1の一端には取付部20が設けられ、筒
体2の一端には取付部19が設けられている。筒体2に
は、ガス室8とオイル室9とに仕切る仕切ピストン5が
摺動自在に収容されており、ガス室8側にはストッパ4
1となる段部が形成され、更に筒体2の他端部にオリフ
ィス3を有するオリフィスブロック26が固定されてい
る。従って、オイル室9に所定の圧力が掛かることによ
って、仕切ピストン5はストッパ41に当接し、仕切ピ
ストン5の動きは規制されて停止する。シリンダ1の他
端部には、シリンダ1と筒体2との間を密封する密封部
材11が取付けられている。筒体2とシリンダ1との間
には、環状のフリーピストン4が密封状態を保ちつつ摺
動自在に嵌合しており、シリンダ1内を縮オイル室7と
伸オイル室6とに仕切っている。更に、フリーピストン
4の伸オイル室6側への移動を制限するため、オリフィ
スブロック26の端部がストッパ13として機能する。
フリーピストン4がストッパ13に当接してフリーピス
トン4の動きが制限され、当接状態でフリーピストン4
は筒体2と一体的に移動するようになる。更に、シリン
ダlの端部に固定された密封部材11は、縮オイル室7
側へのフリーピストン4の移動を制限するストッパ14
として機能する。従って、フリーピストン4がストッパ
14に当接した状態では、フリーピストン4はシリンダ
lの最下端部に接触した状態になり、フリーピストン4
はシリンダ1と一体的になり、筒体2に対して相対的に
移動するようになる。更に、縮オイル室7にはシリンダ
lのオイルボート16及び通路15を通じてオイルが流
出入し、また、伸オイル室6にはシリンダ1のオイルボ
ート17を通じてオイルが流出入するように構成されて
いる0図中、符号13aはクッションを示し、フリーピ
ストン4がストッパ13に当接時の打音を防止するもの
である。
このハイドロニューマチック・サスペンション装置にお
けるアクチュエータ10は、以上のように構成されてお
り、このアクチュエータ10を油圧回路に適用した場合
即ちハイドロニューマチック・サスペンシロン装置50
の作動について、第2図(イ)、第2図(ロ)、第2図
(ハ)及び第2図(ニ)を参照して詳述する。
第2図(イ)及び第2図(ロ)には、キャブオーバタイ
プの車両の通常走行時のハイドロニューマチック・サス
ペンション装置50の状態が示されており、この場合に
は、油圧回路の電動オイルポンプ40は作動しておらず
、フリーピストン4はレベリングリフト作動時の圧力に
よってシリンダlの下端に下がっている。即ち、縮オイ
ル室7は容積が零になっている。まず、第2図(イ)に
示すように、矢印で示す方向に荷重Wが掛かった時に、
アクチュエータ10は伸び状態になる。伸オイル室6の
オイルは、矢印Hで示す方向に移動し即ちオリフィス3
を通って伸オイル室6へ流入する。また、アクチュエー
タ10におけるシリンダlと筒体2とから成る長さは設
定基準長さより伸びている。また、第2図(ロ)に示す
ように、矢印で示す方向に荷重Wが掛かった時に、アク
チュエータ10は縮み状態になる。伸オイル室6のオイ
ルは、矢印Gで示す方向に移動し即ちオリフィス3を通
って筒体2のオイル室9へ流入する。
また、アクチュエータ10におけるシリンダ1と筒体2
とから成る長さは設定基準長さより縮んでいる。言い換
えれば、車両の走行時には、車高は既に設定位置にセッ
トされ、後述のパーキングスイッチによるセンサーがオ
フ状態のため、電動オイルポンプ40が作動せず、アク
チュエータ10へのオイルの供給は行われない。そして
、パイロットチェック弁35.36によってアクチュエ
ータ10内のオイルは封入状態である。車両走行時に生
じる振動に伴う振幅の変位によって、筒体2のオイル室
9内のオイルとシリンダlの伸オイル室6内のオイルと
は、オリフィスブロック26のオリフィス3を通って上
記のように流出入する。
オイルがオリフィス3を通って流出入することによって
、仕切ピストン5が上下に移動して筒体2内に封入され
たガスを圧縮又は膨張させ、アクチュエータ10にばね
力が発生する。また、オイルがオリフィス3を通過する
ことによって減衰力が発生する。この場合に、仕切ピス
トン5の基準設定位置については、士のストロークを考
慮する必要があり、所望の荷重とストローク相当のガス
圧になるように、油圧回路のプレッシャスイッチ又はス
トロークセンサーによって制御する必要がある。
第2図(ハ)は、キャブオーバタイプの車両が停止して
いる時に、キャブのティルト作動を行い、次いでティル
ト状態を復元するため、引込作動を行う場合が示されて
いる。車両が停止した時には、パイロットチェック弁3
5.36によってアクチュエータ10即ち伸オイル室6
内のオイルは封入状態であり、縮み力の反力によるアク
チェエータ10の伸びは発生せず、ロックされた状態で
ある。
キャブのティルト状態を復元する場合に、後述の引込・
伸出し切換作動スイッチをオンにした場合に、電磁切換
弁37がオン状態になり、電動オイルポンプ40が作動
し、また、筒体2の引込量はストロークセンサー又はプ
レッシャスイッチ等の適宜なセンサーによって規制され
、前記センサーの信号によって電気回路をオフにして、
引込作動は終了するような電気回路が構成されているシ
ステムに、上記のアクチュエータ10を適用した場合に
ついて説明する。引込・伸出し切換作動スイッチのオン
により電磁切換弁37がオン状態になって図の位置に切
換えられる。即ち、矢印Mで示すように、電動オイルポ
ンプ40−電磁切換弁37→パイロツトチエツク弁36
→縮オイル室7の回路が形成され、また、矢印Eで示す
ように、伸オイル室6→パイロットチェック弁35→電
磁切換弁37−リザーブタンク39の回路が形成される
。従って、オイルポンプ40より供給されるオイルは、
矢印Mで示すように、電磁切換弁37及びパイロットチ
ェック弁36を通ってアクチュエータ10の縮オイル室
7へ供給されると共に、オイルは管路44を通ってパイ
ロットチェック弁35に対して開放圧力を加え、パイロ
ットチェック弁35を開放する。パイロットチェック弁
35の開放によって、アクチュエータ10の伸オイル室
6は、矢印Eで示すように、電磁切換弁35を通って大
気圧状態になっているリザーブタンク39へ連通ずる。
従って、伸オイル室6のオイルはリザーブタンク39に
流出すると共に、仕切ピストン5はガス室8のガスの圧
力によって、第3図(イ)に示す位置から第3図(ロ)
に示す位置へと筒体2の上端部のオリフィスブロック2
6へ移動して、筒体2内のオイル室9のオイルも伸オイ
ル室6を通ってリザーブタンク39へと排出され、仕切
ピストン5はオリフィスブロック26の下面に当接状態
になる。更に、オイルが縮オイル室7に矢印Mで示すよ
うに供給されると、第3図(ロ)に示すように、フリー
ピストン4が上昇する。
次いで、第2図(ハ)に示すように、フリーピストン4
は縮オイル室7側のオリフィスブロック26の下端部で
あるストッパ13に当接する。更に続いてオイルが縮オ
イル室7に供給されると、筒体2とフリーピストン4と
は一体となって上昇する。従って、シリンダ1内へ筒体
2を引込むような引込力が発生する。引込作動の終了は
、安全弁(図示省略)の設定圧よりも若干低い値又はア
クスルケースがフレーム即ち車体に取付けられたバッフ
ァラバー(図示省略)に当接した状態になる値に設定さ
れたセンサーの信号によって電気回路の電源49を遮断
するように構成されている。
第2図(ニ)は、車両停止時に、キャブをティルト作動
する場合即ちリフト時が示されている。
このリフト時については、更に第4図(イ)及び第4図
(ロ)を参照して説明する。キャブをティルト状態にす
るため、後述の引込・伸出し切換作動スイッチを伸出し
状態に切換えた場合に、電磁切換弁37はオフ状態にな
って図示の位置に移動し、電動オイルポンプ40は作動
するように電気回路が構成されている。勿論、筒体2の
リフトiは適宜なセンサーによって規制され、前記セン
サーの信号によって電気回路をオフにして、リフト作動
は終了するような電気回路が構成されている。
オイルポンプ40より供給されたオイルは、矢印Nで示
すように、一方は電磁切換弁37及びパイロットチェッ
ク弁35を通ってアクチュエータ10の伸オイル室6へ
流入すると共に、オイルは管路60を通うてパイロット
チェック弁36に対して開放圧力を加え、パイロットチ
ェック弁36を開放する。パイロットチェック弁36の
開放によって、アクチュエータ10の縮オイル室6は、
矢印Fで示すように、電磁切換弁37を通って大気圧状
態になっているリザーブタンク39へ連通ずる。即ち、
矢印Nで示すように、電動オイルポンプ40→電磁切換
弁37→パイロツトチエツク弁35−伸オイル室6の回
路、及び矢印Fで示すように、縮オイル室6→パイロッ
トチェック弁36→電磁切換弁37→リザーブタンク3
9の回路が形成される。従って、オイルは電磁切換弁3
7及びパイロットチェック弁35を通ってアクチェエー
タ10の伸オイル室6へ流入する。アクチュエータ10
を上記の引込作動によって引込んだ状態、即ちリフト即
ちティルト作動のスタート時には、第4図(イ)で示す
ように、フリーピストン4とオリフィスブロック26の
下面であるストッパ13とが当接した状態で筒体2はシ
リンダ1に入込んだ状態である。次いで、パイロットチ
ェック弁36に管路30からの開弁圧力が作用し、パイ
ロットチェック弁36が開放し、縮オイル室7が大気開
放になるので、フリーピストン4は、第4図(ロ)で示
すように、直ちに移動し、オイルは縮オイル室7のボー
ト16から矢印Fで示す方向に流出してリザーブタンク
39に排出され、第4図(ハ)に示すように、シリンダ
1の下端部に当接する。引き続いて、電動オイルポンプ
40が作動し、オイルがアクチュエータ10の伸オイル
室6に供給されると、第4図(ニ)に示すように、オイ
ルはオリフィスブロック26のオリフィス3から筒体2
内のオイル室9に流入するようになり、仕切ピストン5
が下がり始めると共に、オイルが筒体2内に流入するこ
とによって、ガス室8内の圧力が上昇し、キャブに対し
てリフト力が発生し始め、仕切ピストン5は筒体2内の
ストッパ41に当接する。引き続きオイルが伸オイル室
6に流入することによって、アクチュエータ10は所定
のリフト高さまで伸長する。更に、設定位置相当のリフ
トを発生し、レベルセンサー等のセンサーによって設定
圧力を検知し、前記センサーの信号に応答して電気回路
の電源がオフされ、電動オイルポンプ40が停止され、
レベリング作動部ちりフト作動は終了する。
第5図において、この発明によるキャブティルトサスペ
ンション装置iooについての構造が示されている。車
体フレーム18に剛体的に固定されたティルトブラケッ
ト103の上端部にリンクアーム102の一端部を回転
自在に取付け、この回転自在な取付は点(枢着点)を、
キャブ12をティルト作動する場合のティルトセンタ1
06として機能させる。車体フレーム18にハイドロニ
ューマチック・サスペンションのアクチェエータ10の
一端部20を回転自在に取付ける。また、キャブ12の
下面にキャブフット104を剛体的に固定する。リンク
アーム102の他端部付近に対して、キャブフット10
4の下端部とアクチュエータ10の他端部19とを回転
自在に取付ける。
ティルトセンタ106の付近におけるリンクアーム10
2にクッションラバー101を取付け、このクッション
ラバー101に車両のバウンド時のショックを吸収させ
る。図示していないが、アクチュエータ10、リンクア
ーム102及びキャブフット104の取付は構造につい
て、キャブフット104がリンクアーム102を挟込み
、リンクアーム102がアクチェエータ10を挾込むよ
うに構成し、互いに相対的に回転自在に取付けた場合に
、キャブフット104とリンクアーム102との間にリ
バウンドラバー110が位置するように、リバウンドラ
バー110をリンクアーム102の他端部即ち後端部に
取付ける。このリバウンドラバー110は車両がリバウ
ンドした場合に生じるショックを吸収するものである。
更に、キャプティルト時に、キャブ重心109がキャブ
フット104、リンクアーム102及びアクチュエータ
10の回転自在な取付は点即ち結合部より後方にある場
合に、キャブ12が後方に回転(図では右回り)するの
を防止する機能を果たすことができる。また、キャブ1
2の前端部とティルトブラケット103の上端部との間
には、ストロークセンサー等のレベルセンサー42が設
置されている。
キャブ12の後端部についての支持構造については種々
の機構が適用され得るが、その−例としてコイルサスペ
ンションによって支持した場合について説明する。図で
は、キャブ12の後方にコイルサスベンジジン107が
位置し、キャブ12がコイルサスペンション107によ
って弾性的に支持されている。コイルサスペンション1
07の取付けについては、車体フレーム18に剛体的に
固定されたキャブマウント部材105とキャブ12側に
取付けられたキャブロック機構111との間にフローテ
ィング部材114を介して取付けられている。キャブロ
ック機構111はキャブ12に剛体的に固定されたブラ
ケット113にキャブロックピン112を介して取付け
られている。
第6図において、キャブ12がティルト作動された場合
に、ティルト角度が大きくなり、キャブ重心109がテ
ィルトセンタ106を越えて前方に位置した状態が実線
によって示されている。
次に、第7図を参照して、この発明によるキャブティル
ト・サスペンション装置における上記のハイドロニュー
マチック・サスペンション装置50がキャブ矛−バタイ
プの車両に適用された場合の回路図を説明する。油圧回
路については、上記第2図(イ)〜第2回(ニ)を参照
して説明した油圧回路とはゾ同様であるので、同一部材
には同一符号を付してそれらの構成についての説明を省
略する。ハイドロニューマチック・サスペンション50
におけるアクチュエータ10の一端部はキャブ12側に
取付けられ、その他端部は車体フレーム18側に取付け
られている。更に、ストロークセンサー等であるレベル
センサー42がキャブ12側と車体フレーム1日側との
間に設置され、キャブ12の車高を検知するように構成
されている。電動オイルポンプ40を作動する作動モー
タ51は作動リレー46によってオン・オフ制御される
。パーキングスイッチ48はサスティルト切換スイッチ
43と直列に組込まれている。そして、電磁切換弁37
はサスティルト切換スイッチ43及びパーキングスイッ
チ48によってオン・オフされる。このパーキングスイ
ッチ48は、車両の走行時にサスティルト切換スイッチ
43が誤ってオンされたり、あるいは車両の走行中にレ
ベルセンサー42がキャブ12の走行変位を検知して電
動オイルポンプ40が作動しないように、パーキングブ
レーキが解除されている場合には、ハイドロニューマチ
ック・サスペンション50が作動しないようにするため
回路に組込まれている。油圧回路について、アクチュエ
ータ10の伸オイル室6に連通した管路30は、伸オイ
ル室6をパイロットチェック弁35、電磁切換弁37及
び手動切換弁3日を介して電動オイルポンプ40又はリ
ザーブタンク39に連結する。また、それぞれのアクチ
ュエータ10の縮オイル室7に連通した管路32は、縮
オイル室7をパイロットチェック弁36、電磁切換弁3
7及び手動切換弁38を介して電動オイルポンプ40又
はリザーブタンク39に連結する。レベルセンサー42
の端子はダイオード45を介して電動オイルポンプ40
の作動リレー46に接続され、また他方の端子はティル
ト切換スイッチ43、パーキングスイッチ48及び作動
リレー46のコイル端子を介して車体にアースされてい
る。電源49は、電動オイルポンプ40の作動リレー4
6における作動端子54を介して、電動オイルポンプ4
0の作動モータ51に接続されている。電源49の電流
は、サスティルト切換スイッチ43、パーキングスイッ
チ48又は作動リレー46の作動端子54によって導通
又は非導通にされる。更に、レベルセンサー42と作動
リレー46とを結ぶライン22と、サスティルト切換ス
イッチ43が組込まれたライン21との間には、キャブ
ティルトのオートストップを含む回路25が組込まれて
いる。このキャブティルトのオ−トストップを含む回路
25については、本出願人の出願である実開昭60−7
5179号公報に開示されている回路と同様のものを使
用してもよく、あるいはその回路におけるロストリンク
のダウンリミットスイッチを用いない回路を使用しても
よい。ここでは、実開昭60−75179号公報に開示
されている回路については、その詳細な説明を省略する
。このキャブティルトのオートストップを含む回路25
は、手動によるティルトメインスイッチ27、ティルト
警報ブザ−28、キャブ12のティルト動作に追従して
屈伸され且つキャブ自重を支えるためのキャブステーの
アンプリミットスイッチ29、ティルトダウン終了スイ
ッチ33、及びティルト時にティルトダウン終了スイッ
チ33がオフのため電源を復元する電源復元スイッチ4
7を有している。
上記のように電気回路及び油圧回路から成る回路は構成
されており、次のように作動する。
まず、キャブオーバタイプの車両の通常状態の車高を設
定する場合について説明する。サスティルト切換スイッ
チ43をサス側オンにする。パーキングスイッチ48は
パーキングブレーキが作動時のみオンとなる。レベルセ
ンサー42は車高の設定高さになるとオフになるように
構成されている。サスティルト切換スイッチ43及びパ
ーキングスイッチ48のオンによって電気回路が形成さ
れる。電磁切換弁37がオンになり、電磁切換弁37は
図示の状態となった油圧回路に切換えられる。同時に、
電動オイルポンプ40の作動リレー46が作動してバッ
テリー即ち電源49によって作動モータ51が作動し、
電動オイルポンプ40がオイルを供給し始める。手動切
換弁38は図示のダウン回路即ちキャブティルトダウン
回路(通常走行状M)に切換えられている。供給される
オイルは管路30を通じてアクチュエータlOの伸オイ
ル室6へ供給される。管路60を通じてパイロットチェ
ック弁36に開弁圧力が作用するのでパイロットチェッ
ク弁36は開放しており、アクチュエータ10のフリー
ピストン4が下方へ移動し、縮オイル室7のオイルはパ
イロットチェック弁36を通じてリザーブクンク39へ
排出される。
フリーピストン4が下降を終了すると、アクチュエータ
10はキャブ12の荷重を受け、オイル供給圧が上昇し
、シリンダ1から筒体2が伸出してキャブ12はリフト
される。キャブ12のリフト作動は、レベルセンサー4
2が設定高さに達した位置でオフ状態になり、終了する
。電動オイルポンプ40からのオイルの供給が停止し、
パイロットチェック弁36は閉鎖し、オイルがアクチュ
エータ10に閉じ込められてる。これによってハイドロ
ニューマチック・サスペンション装置50のアクチュエ
ータ10として機能するようになる。
車両の走行時については、パーキングブレーキ解除時に
オフになるようにパーキングスイッチ48が設けられて
いるので、車高調整が行われるようなことはなく、安全
性に冨んだものである。
次に、アクチュエータ10の引込作動又はティルト即ち
伸出し作動は、サスティルト切換スイッチ43をティル
ト側オフ状態にすることによって行われる。従って、パ
ーキングスイッチ48がオン状態であるが、ティルト切
換スイッチ43がオフ状態であり、電磁切換弁37はオ
フ状態になり、電磁切換弁37の上部に切換えられる。
また、手動切換弁38を切換えて上部を連通状態にする
同時に、切換レバー34に設けられた電源復元スイッチ
47がオン状態になる。アップリミットスイッチ29は
キャブステーが折畳まれた状態であるのでオン状態であ
る。この状態でティルト警報ブザ−28が鳴るティルト
メインスイッチ27をオンにすることにより、電動オイ
ルポンプ40の作動リレー46が作動し、電動オイルポ
ンプ40がオイルの供給を開始する。電動オイルポンプ
40からのオイルは手動切換弁38、電磁切換弁37及
びパイロットチェック弁35を経てアクチュエータ10
の伸オイル室6に供給される。パイロットチェック弁3
6には管路30及び管路60を通じて開弁圧力が働き、
パイロットチェック弁36が開放する。アクチュエータ
10のフリーピストン4が下端に移動し、縮オイル室7
のオイルはパイロットチェック弁36、電磁切換弁37
及び手動切換弁38を通じてリザーブタンク39に排出
される。更に、オイルが供給され、オイルは伸オイル室
6からオリフィス3を通って筒体2のオイル室9へ流入
され、仕切ピストン5が押し下げられて筒体2内に形成
された段部であるストッパ41に当接し、アクチュエー
タ10は伸長を続ける。即ち、アクチュエータ10にお
けるシリンダlから筒体2が伸出し、キャブ12かリフ
トされる。所定の高さまでキャブ12がリフトされると
、言い換えれば、所定のティルト角までキャブ12が回
転すると、キャブステ一部に設けられたりミントスイッ
チ(図示省略)によってそのティルト状態が検知され、
回路(ライン22)がオフになり、ティルト作動が終了
する。回路がオフ状態にされ、ティルト警報ブザ−2日
がオフ状態になる。
電動オイルポンプ40は停止し、アクチュエータ10内
のオイルは封入状態になり、キャブ12のティルト状態
は維持される。ティルト作動中は仕切ピストン5が筒体
2内のストッパ41に当接し、それ故に、仕切ピストン
5は筒体2と一体的であるので、ガス圧によるばね力が
殺された状態になっており、キャブ12のティルト作動
中にキャブがぐらつくことなく安定した軌跡が得られる
。なお、ダイオード45は、電流が逆流して電磁切換弁
37が作動するのを防止するために回路に組込まれてい
る。
次に、キャブ12のティルト状態を通常状態にするため
ダウンさせる場合について説明する。手動切換弁38を
ダウン側(下部側)3J!i路に切換レバー34によっ
て切換える。電磁切換弁37は上記と同様に非作動であ
り、上部側通路が導通している。キャブステ一部のスイ
ッチ即ちアップリミットスイッチ29を手動でオン状態
にする。ティルトダウン終了スイッチ33はキャブティ
ルト時はオン状態になっている。ティルトメインスイッ
チ27を手動でオンにすると、電動オイルポンプ40の
作動リレー46が作動し、電動オイルポンプ40がオイ
ルの供給を開路する。オイルは電動オイルポンプ40か
ら手動切換弁38、電磁切換弁37及びパイロットチェ
ック弁36を経てアクチュエータ10の縮オイル室7に
供給される。パイロットチェック弁35には管路32及
び管路44を通じて開弁圧力が働き、パイロットチェッ
ク弁35が開放する。従って、伸オイル室6は大気開放
状態になる。アクチュエータ10のフリーピストン4が
上端に移動し、伸オイル室6のオイルはパイロットチェ
ック弁35、電磁切換弁37及び手動切換弁3日を通じ
てリザーブタンク39へ排出される。フリーピストン4
が上方に移動し、フリーピストン4がオリフィスブロッ
ク26のストッパ13に当接し、アクチュエータlOに
は縮み力が発生し、シリンダ1内に筒体2は入り込むよ
うになる。キャブ12のダウン作動は、ティルトダウン
終了スイッチ33がオフ状態になることによって終了す
る。ティルト作動の終了によってティルト警報ブザ−2
8が停止する。ここで、キャブロック機構111 (第
5図参照)がロックされていない場合には、キャブロッ
クスイッチがオンになってティルト警報ブザ−28が警
報を発するように構成してもよいことは勿論である。こ
の状態では、フリーピストン4は筒体2のオリフィスブ
ロック26に当接したま−である。そこで、上記のキャ
ブ12の車高調整作動を行う。
以上、この発明の実施例において、ハイドロニューマチ
ック・サスペンション装置のアクチュエータを、キャブ
ティルト・サスペンション装置に適用した場合について
詳述したが、このアクチュエータは必ずしもそのキャブ
ティルト・サスペンション装置への適用に限定されるも
のでなく、キャブティルト・サスペンション装置と同等
の装置、例えば、荷役装置、建設機械等にも適用できる
ことは勿論である。
〔発明の効果〕
この発明によるキャブティルト・サスペンション装置は
、以上のような構成であるから、次のような効果を奏す
るものである。即ち、このキャブティルト・サスペンシ
ョン装置は、引込機能を有し且つ仕切ピストン摺動部に
ストッパを備えたハイドロニューマチック・サスペンシ
ョン装置のアクチュエータの一端部とキャブフットとを
ティルトセンタに枢着されたリンクアームに回転自在に
取付け、前記アクチュエータの他端部を車体フレームに
取付けたので、車体の振動を液体の流動と気体の弾性に
よって調整吸収し且フ引込機能を有する油圧回路を設け
たハイドロニューマチック・サスペンション装置のアク
チュエータをキャブサスペンションに適用して前記アク
チュエータの機能によって乗心地性能を向上させると共
に、キャブオーバタイプの車両に対してアクチュエータ
にキャブサスペンション機能とキャブティルト機能を兼
用させ、アクチュエータの引込機能によってキャブティ
ルトを強制的にティルト作動及び復元作動を行うことが
できると共に、前記仕切ピストンの動きを前記ストッパ
によって規制したので、ティルト時の油圧変動による仕
切ピストンの変位が規制され安定したティルト操作が可
能であり、またティルト時にばね作用を無くしてティル
ト軌跡を安定させて、キャブのぐらつきを防止すること
ができ、安全性の向上が計れる。しかもアクチュエータ
がキャブサスペンション機能とキャブティルト機能を兼
用しているため、部品点数が削減されると共に、車両の
重量が軽減され、コストが安価になると共に、信頼性に
冨む装置を提供できる。特に、キャブをティルト作動し
た場合に、キャブルーフ上のルーフランク、幌積載等に
よって平地でもキャブ重心がティルトセンタを越えるよ
うな状態が生じるし、また傾斜地では車両は前方傾斜と
なり、ルーフランク、幌等を積載しなくてもキャブ重心
がティルトセンタを越えるような状態が生じることがあ
る。この発明によるキャブティルト・サスペンション装
置は強制的な引込機能を有しているので、上記のような
状態になった時でも簡単にキャブティルトダウン作動を
行うことができる。また、レベルセンサーを使用するこ
とによって、キャブ重量の変化に対してもキャブ設定位
置を一定にすることができ、乗心地性能を向上させるこ
とができる。更に、前記リンクアームの前端部の前記テ
ィルトセンタ付近にクッションラバーを取付けたので、
車両のバウンド時のショックを吸収することができる。
また、前記リンクアームの後端部にリバウンドラバーを
取付けたので、キャブアップ時のショックを吸収するこ
とができ、しかもキャブティルト時にキャブ重心がリン
クアームとキャブの結合部より後方の場合にキャブが後
方に回転するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第11EIはこの発明によるキャブティルト・サスペン
ション装置に使用されるハイドロニューマチック・サス
ペンション装置のアクチュエータを示す断面図、第2図
(イ)、第2図(ロ)、第2図(ハ)及び第2図(ニ)
は第1図のアクチュエータの作動状態を示す説明図、第
3図(イ)及び第3図(ロ)は第2図(ハ)のアクチュ
エータの作動状態を示す説明図、第4図(イ)、第4図
(ロ)、第4図(ハ)及び第4図(ニ)は第2図(ニ)
のアクチュエータの作動状態を示す説明図、第5図はこ
の発明によるキャブティルト・サスペンション装置がキ
ャブオーバタイプの車両に適用された状態を示す概略図
、第6図は第5図のティルト作動状態の一例を示す概略
図、第7図はこの発明によるキャブティルト・サスペン
ション装置に適用されるハイドロニューマチック・サス
ペンション装置の電気回路及び油圧回路を示す回路図、
第8図は従来のハイドロニューマチック・サスペンショ
ンのアクチュエータを示す断面図、第9図は従来のキャ
ブオーバタイプの車両のキャブティルト・サスペンショ
ン装置を示す概略図、並びに第10図は従来のトラック
のキャブチルト及びサスベンジジン装置を示す概略構成
図である。 1・−・・・−・シリンダ、2−・・・−筒体、3−−
−−オリフィス、4・−−一−−−フリーピストン、5
・−−一−−・仕切ピストン、6−−−−伸オイル室、
7−・−・−縮オイル室、8−−−ガス室、9−・・・
・−・オイル室、10・・−・・・アクチュエータ、1
2−・・・−キャブ、13. 14. 41−−−スト
ッパ、18・・・・車体フレーム、19.20〜−−−
−一・取付部、21.22.23.24・−・−・−ラ
イン、25・=−・・オートストップを含む回路、26
−−−−−−オリフイスブロツク、27・−・−・−テ
ィルトメインスイッチ、28・・−−−−ティルト警報
ブザ−,29−・−・アップリミットスイッチ、30.
 32. 44. 60−一一一・−管路、33−・−
・・ティルトダウン終了スイッチ、34−・・−・・切
換レバー、35.36・・−・パイロットチェック弁、
37−・・−・TL磁切切換弁38−・−・−・手動切
換弁、39−・・・・リザーブタンク、40・・・・−
電動オイルポンプ、42−・・・・・・レベルセンサー
、43・−・−・サスティルト切換スイッチ、45−・
−−一−−ダイオード、46−・−・電動オイルポンプ
の作動リレー、48−・・・・・パーキングスイッチ、
49・・−・−電源、51− ・・・作動モーフ、54
−−−一・−・作動リレーのスイッチ、100−・−キ
ャブティルト・サスペンション装置、101・−・・−
クッションラバー、102・・−−−−−リンクアーム
、103・−・−・・ティルトブラケット、104・・
−・・−キャブフット、106− ・・−ティルトセン
タ、109・−・−キャブ重心、110−・−・−・・
リバウンドラバー、111−−・・−キャブロック機構
。 特許出願人   いすν自動車株式会社代理人 弁理士
    尾 仲 −宗 第 1  図 第  3  図(ロ)    第  3   閃d)を
τ  412ゴ(イ)        第  4  図
cノ\)第  4  図(切      第  4  
図にン′fgg  7 第 5  ス 第 6  図 第 8  図 第 10  図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)引込機能を有し且つ仕切ピストン摺動部にストッ
    パを備えたハイドロニューマチック・サスペンション装
    置のアクチュエータの一端部とキャブフットとをティル
    トセンタに枢着されたリンクアームに回転自在に取付け
    、前記アクチュエータの他端部を車体フレームに取付け
    たことを特徴とするキャブティルト・サスペンション装
    置。
  2. (2)前記アクチュエータはガス室とオイル室に仕切る
    仕切ピストンを収容し且つオリフィスを有する筒体をシ
    リンダ内に挿入し、前記ストッパは前記筒体の前記ガス
    室側に設けられ、前記シリンダ内はフリーピストンによ
    って縮オイル室と伸オイル室に仕切って構成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のキャブ
    ティルト・サスペンション装置。
  3. (3)前記アクチュエータにオイルを強制的に送込む回
    路を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載のキャブティルト・サスペンション装置。
  4. (4)前記回路は電磁切換弁及びパイロットチェック弁
    を介して前記縮オイル室と電動オイルポンプとを連通す
    るライン、並びに前記電磁切換弁及びパイロットチェッ
    ク弁を介して前記伸オイル室と前記電動オイルポンプと
    を連通するラインを有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載のキャブティルト・サスペンション装
    置。
  5. (5)前記回路はレベルセンサーの信号に応答して制御
    されることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の
    キャブティルト・サスペンション装置。
  6. (6)前記レベルセンサーの一端が前記車体フレームの
    前記ティルトセンタに取付けられ且つ他端がキャブに取
    付けられていることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    に記載のキャブティルト・サスペンション装置。
  7. (7)前記リンクアームの前端部の前記ティルトセンタ
    付近にクッションラバーを取付けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のキャブティルト・サスペン
    ション装置。
  8. (8)前記リンクアームの後端部にリバウンドラバーを
    取付けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のキャブティルト・サスペンション装置。
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