JPH07246821A - 車高調整装置 - Google Patents

車高調整装置

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JPH07246821A
JPH07246821A JP6454094A JP6454094A JPH07246821A JP H07246821 A JPH07246821 A JP H07246821A JP 6454094 A JP6454094 A JP 6454094A JP 6454094 A JP6454094 A JP 6454094A JP H07246821 A JPH07246821 A JP H07246821A
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JP
Japan
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vehicle body
vehicle height
pump
vehicle
leveling
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Application number
JP6454094A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Masamura
辰也 政村
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07246821A publication Critical patent/JPH07246821A/ja
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G21/00Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces
    • B60G21/02Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected
    • B60G21/04Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically
    • B60G21/05Interconnection systems for two or more resiliently-suspended wheels, e.g. for stabilising a vehicle body with respect to acceleration, deceleration or centrifugal forces permanently interconnected mechanically between wheels on the same axle but on different sides of the vehicle, i.e. the left and right wheel suspensions being interconnected
    • B60G21/055Stabiliser bars
    • B60G21/0551Mounting means therefor
    • B60G21/0553Mounting means therefor adjustable
    • B60G21/0555Mounting means therefor adjustable including an actuator inducing vehicle roll
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60G2204/80Interactive suspensions; arrangement affecting more than one suspension unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60G2204/80Interactive suspensions; arrangement affecting more than one suspension unit
    • B60G2204/82Interactive suspensions; arrangement affecting more than one suspension unit left and right unit on same axle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2204/80Interactive suspensions; arrangement affecting more than one suspension unit
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    • B60G2204/8304Type of interconnection using a fluid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御方式によらずに簡単な構成でしかも
低コストで車高調整装置を実現する。 【構成】 スタビライザバー4の中間部分に回転中心か
らオフセットするクランク状部4bを形成する。一方、
このクランク状部4bと車体1との間には、設定車高位
置での車体上下振動に対しては不作動状態を保って追従
しつつ伸縮動作を行うと共に、低車高時での車体上下振
動に対してはポンピング作用を、また、高車高時にあっ
ては逆に排出作用を行う車高検出機能を兼ね備えたレベ
リングポンプ6を介装する。そして、このレベリングポ
ンプ6の吐出ポート29をガス封入式ダンパ等からなる
車体懸架用のアクチュエータ3に連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等の車両にお
ける車体の地上高を常に一定の高さに自動制御するため
の車高調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラックは勿論のこと乗用車などの自動
車にあっても、トランクや車内に積み込む積荷の重量に
よって車体の後部が大きく沈み込み、この車体の姿勢変
化が運転者に微妙な影響を与えて疲労感を増大させるだ
けでなく、ヘッドライトの照射角度をも変えて対向車や
前走車に迷惑を及ぼすことになる。
【0003】そのために、従来から、上記車体の姿勢変
化を補正するための車高調整装置として、例えば、サス
ペンションスプリングの下端を支持するばね受け皿の高
さを調整して車高調整を行うものが知られている。
【0004】また、その他にも、補助ばね作用をもつガ
ス封入式ダンパに対して作動油の給排を行うことによ
り、それに伴うダンパ内のガス圧力変化を利用して当該
補助ばねのばねレートを補正することで車高調整を行う
ものなど各種の手段が考案されてきた。
【0005】このうち、特に、後者のガス封入式ダンパ
のガス圧力を変えて補助ばねレートの補正を行う手段
は、前者のサスペンションスプリングの下端を支持する
ばね受け皿の高さを直接補正して車高調整を行うものに
比べ微妙な補正が可能である点で優れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでのと
ころ、上記補助ばねレートの補正を行う車高調整装置に
あっては、例えば図7に示すように、その目的達成のた
めに、電動ポンプPや吐出弁I,排出弁Oおよび車高セ
ンサS、並びに車高センサSの検出信号に伴ってこれら
電動ポンプPや排出弁Oを制御動作するコンピュータC
等からなる電子制御システムを採用している。
【0007】すなわち、当該車高調整装置にあっては、
車高が設定値よりも低い低車高時にあっては、車高セン
サSからの検出信号によりコンピュータCが低車高であ
ること判定して電動ポンプPを駆動し、圧力作動油を吐
出弁Iからガス封入式ダンパDに送り込んでアキュムレ
ータA内のガス圧力を高めつつ車体を上方に持ち上げ
る。
【0008】そして、車高が設定値まで上昇したところ
でこれを車高センサSが検出し、当該車高センサSから
の検出信号に基づいてコンピュータCが電動ポンプPを
停止させ、吐出弁Iが閉じて車体を設定車高に保持す
る。
【0009】また、車高が設定値よりも高い高車高時の
場合には、車高センサSからの検出信号によりコンピュ
ータCが高車高であること判定して排出弁Oを切り換
え、ガス封入式ダンパD内の圧力作動油を当該排出弁O
からタンクTに押し戻してガス圧力を低めつつ車体を下
方に下げる。
【0010】そして、車高が設定値になったところでこ
れを車高センサSが検出し、当該車高センサSからの検
出信号に基づきコンピュータCが排出弁Oを閉じ側に切
り換えて車体を設定車高に保持するようにしている。
【0011】このように当該車高調整装置は、電動ポン
プPや吐出弁Iおよびソレノイド式の排出弁O並びに車
高センサSなどの高価な機器を必要とするばかりか、こ
れらをコンピュータCで電子制御してやる必要があるた
めに、装置全体のコストが高価になるという問題点があ
った。
【0012】したがって、この発明の目的は、電子制御
方式によらずに簡単な構成でかつ低コストで、しかも、
微妙な車高の補正を実現できる車高調整装置を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明において、上記
の目的は、スタビライザバーの中間部分に回転中心から
オフセットするクランク状部を形成する。
【0014】一方、このクランク状部と車体との間に
は、設定車高位置での車体上下振動に対しては不作動状
態を保って追従しつつ伸縮動作を行うと共に、低車高時
での車体上下振動に対してはポンピング作用を、また、
高車高時にあっては逆に排出作用を行う車高検出機能を
兼ね備えたレベリングポンプを介装する。
【0015】そして、このレベリングポンプの吐出ポー
トをガス封入式ダンパやジャッキシリンダ等からなる車
体懸架用のアクチュエータに連通することによって達成
される。
【0016】
【作用】すなわち、上記の構成をとることにより、車体
の上下振動に伴ってスタビライザバーが回転したとき
に、当該スタビライザバーのクランク状部は、スタビラ
イザバーの回転中心線に対して揺動運動を行う。
【0017】このスタビライザバーのクランク状部の揺
動運動は、車体との間に介装したレベリングポンプを駆
動する。
【0018】このとき、車体が設定車高位置を中心に上
下振動を行ったとすれば、レベリングポンプはポンピン
グ作用と排出作用の両方を交互に繰り返し、当該レベリ
ングポンプは単にスタビライザバーのクランク状部の動
きに追従して動作するに過ぎない。
【0019】したがって、車体は、予め設定された車高
位置を中心に上下に振動し、当該上下振動が納まったと
きには設定車高位置に保持される。
【0020】それに対して、荷重が増加して車体が低車
高状態にあるときには、スタビライザバーが回転してベ
リングポンプがポンピング作用を行う状態となり、その
ために、車体の上下振動に伴って当該レベリングポンプ
がポンピング作用を行う。
【0021】これにより、当該レベリングポンプで作動
油を汲み上げつつこれを車体懸架用のアクチュエータに
圧送し、車体を上方へと向って持ち上げていく。
【0022】また逆に、荷重の減少によって車体が高車
高状態にあときには、レベリングポンプが排出作用を行
う状態となって車体懸架用のアクチュエータ内の圧力作
動油を、当該レベリングポンプを通して外部に排出しつ
つ車体を下方に向けて下げていく。
【0023】そして、これら何れの場合にあっても車体
が予め設定された車高位置まで上昇或いは下降してくる
と、レベリングポンプがポンピング作用と排出作用を繰
り返す不作動状態となり、車体は設定車高位置に保持さ
れることになる。
【0024】かくして、電子制御方式によらずに簡単な
構成でしかも低コストで車高調整装置を実現することが
可能になる。
【0025】
【実施例】図1は、この発明による車高調整装置の構成
例を概略的に示す図であって、自動車の車体1に対して
左右の後輪(図示省略)を上下動自在に支持するサスペ
ンションアーム2は、車体1との間に介装した車高調整
用のアクチュエータを兼ねたガス封入式ダンパ3を通し
て弾性的に支架されている。
【0026】スタビライザバー4は、弾性を有する棒材
の両端を水平方向に折曲してそれぞれの端部を連結杆5
により左右のサスペンションアーム2に連結すると共
に、捩り部4aの部分を車体1に対して回転自在に取り
付けてある。
【0027】スタビライザバー4における捩り部4aの
中間部分は、下方に向けて凹状に折り曲げたクランク状
部4bを形成しており、当該クランク状部4bと車体1
との間にブラケット6a,6bを通してレベリングポン
プ6が介装してある。
【0028】なお、上記クランク状部4bは、スタビラ
イザバー4の中間部分を折り曲げて形成する代わりに、
例えば図2に示すように、スタビライザバー4の中間部
分にブラケット4cを取り付けて形成するようにしても
よい。
【0029】かくして、レベリングポンプ6は、図3に
みられるように、スタビライザバー4に対しその回転中
心からクランク状部4bの高さH分だけオフセットした
状態で取り付けられる。
【0030】これにより、荷重が増加して車体1が沈み
込む低車高状態になると、スタビライザバー4が回転し
て設定車高時に実線で示す位置にあったスラビライザバ
ー4のクランク状部4bとレベリングポンプ6の連結点
Bxが一点鎖線で示すB1の位置に移動し、それに伴っ
てレベリングポンプ6が圧縮される。
【0031】また、逆に、荷重の減少により車体1が持
ち上げられて高車高状態になったとすると、今度は、先
の場合とは反対の方向にスタビライザバー4が回転して
連結点Bxが二点鎖線で示すB2の位置に移動し、レベ
リングポンプ6が伸長されることになる。
【0032】そして、何れの状態にあっても車体1が上
下に振動すると、レベリングポンプ6の連結点Bxはス
タビライザバー4の捩り部4aの周りに円弧運動し、そ
れに伴って、レベリングポンプ6が伸縮動作することに
なる。
【0033】上記レベリングポンプ6は、図4に示すよ
うに、同芯状態を保って互いに嵌挿した作動シリンダ7
とアウタシェル8からなる内外二重筒式のシリンダと、
作動シリンダ7の内部に摺動自在に挿入したピストン9
と、当該ピストン9からアウタシェル8の一端に設けた
ロッドガイト10とシール11を貫通して外部に延びる
ピストンロッド12とで構成されている。
【0034】ピストン9は、ピストンロッド12の外周
面に形成した段部12aとの間にストッパ部材13を挟
んでピストンナット14によりピストンロッド12の下
端に取り付けられており、当該ピストン9によって作動
シリンダ7内をロッド側の油室15とヘッド側の油室1
6とに区画している。
【0035】作動シリンダ7とアウタシェル8の間はリ
ザーバ17となっており、この実施例の場合、当該リザ
ーバ17は、アウタシェル8に取り付けたサクションポ
ート18を通して外部タンク19(図1参照)に通じて
いる。
【0036】作動シリンダ7のヘッド側の油室16の端
部には、当該油室16側に向って開く吸込チェック弁2
0がアウタシェル8の端部を塞ぐキャップ21とで挟ん
で嵌着してあり、リザーバ17は、この吸込チェック弁
20を通して作動シリンダ7内のヘッド側の油室16に
通じている。
【0037】作動シリンダ7の他方の端部には、ロッド
ガイド10とで挟まれてハウジング22が配設してあ
り、当該ハウジング22から作動シリンダ7内に向って
延びる筒部22aの先端に弁シート23が形成してあ
る。
【0038】ピストンロッド12の外周面には、前記弁
シート23とストッパ部材13の先端の両方に亙って対
向する吐出チェック弁24が摺動自在に嵌挿してあり、
この吐出チェック弁24は、ロッドガイド10との間に
介装したスプリング25でストッパ部材13の先端と弁
シート23に向って常に附勢されている。
【0039】かくして、吐出チェック弁24は、ハウジ
ング22の弁シート23と協同して作動シリンダ7内の
ロッド側の油室15を、当該油室15とロッドガイド1
0側の油室26とに区画している。
【0040】上記吐出チェック弁24で区画されたロッ
ド側の油室15は、ピストン9に設けたオリフィス27
を通してヘッド側の油室16に通じ、かつ、スプリング
25に抗して吐出チェック弁24を押し開くことにより
ロッドガイド側の油室26にも通じるようになってい
る。
【0041】また、このロッドガイド側の油室26は、
ハウジング22に穿った通路28からアウタシェル8に
取り付けた吐出ポート29を通してサスペンション側の
ガス封入式ダンパ3(図1参照)に通じている。
【0042】さらに、作動シリンダ7には、図示のよう
にストッパ部材13の先端と弁シート23とが同一平面
上に並び、かつ、吐出チェック弁24がスプリング25
でこら両者に押し付けられた状態において、ピストン9
の端面により丁度開かれる位置にレベリングポート30
が設けてあり、このレベリングポート30でヘッド側の
油室16をリザーバ17に連通するようになっている。
【0043】なお、図中符号31は、ロッドガイド10
とピストンロッド12の摺接隙間を通してロッドガイド
10とシール11との間に入ってくる作動油をリザーバ
17に還流させるために、ロッドガイド10とハウジン
グ22のそれぞれに穿った還流孔、32は、ピストンロ
ッド12の外部突出部分を保護するためのゴム製ブー
ツ、33は、ピストンロッド12に穿ったバイパス通路
であり、このバイパス通路33の詳細については後記す
る。
【0044】そして、以上のように構成されたレベリン
グポンプ6のピストンロッド12の先端とキャップ21
の外面にそれぞれブラケット6a,6bを取り付け、こ
れらブラケット6a,6bを通して先に述べたように、
レベリングポンプ6を車体1とスタビライザバー4のク
ランク状部4bとの間に介装する。
【0045】次に、作用について説明する。
【0046】荷重が増加して車体1が沈み込む低車高状
態になると、スタビライザバー4がクランク状部4bを
通してレベリングポンプ6のピストンロッド12を押し
込む方向に回転する。
【0047】そのために、レベリングポンプ6は、図4
の状態よりも圧縮された状態となってピストン9の外周
面により作動シリンダ7のレベリングポート30を閉じ
ると共に、ストッパ部材13の先端が吐出チェック弁2
4から離れて当該吐出チェック弁24が弁シート23の
みにシートした状態となる。
【0048】この状態で車体1が上下に振動し、スタビ
ライザバー4を通してレベリングポンプ6のピストンロ
ッド12が往復運動すると、伸長行程では、外部タンク
19に接続されたリザーバ17から、作動シリンダ7の
端部に設けた吸込チェック弁20を開いて、ピストンロ
ッド12の退出体積分に相当する量の作動油がヘッド側
の油室16に吸い込まれる。
【0049】次に圧縮行程に移ると、吸込チェック弁2
0が閉じて油室16内の作動油がピストン9のオリフィ
ス27を通してロッド側の油室15に押し込まれ、さら
に、当該油室15からピストンロッド12の侵入体積分
に相当する量の作動油が吐出チェック弁24を押し開い
てロッドガイド10側の油室26に流入する。
【0050】この油室26に流入してきた作動油により
当該油室26からは、同量の作動油が通路28に向って
押し出され、この作動油が通路28から吐出ポート29
を通してサスペンション側のガス封入式ダンパ3に圧送
される。
【0051】この作動油の圧送によりガス封入式ダンパ
3内の作動油量が増加して、当該ガス封入式ダンパ3に
付設したアキュムレータ3a内のガス圧力が高まり、当
該ガス圧力の上昇によりガス封入式ダンパ3の伸長力が
増して車体1の支持力が増大し、車体1を上方に持ち上
げる。
【0052】上記したレベリングポンプ6のポンピング
動作は、車体1が振動する度に繰り返して行われ、それ
に連れて車体1が順次上方に向って持ち上がると共に、
この車体1の上昇に伴ってレベリングポンプ6がスタビ
ライザバー4を通して伸長していく。
【0053】かくして、車体1が設定高さまで持ち上が
ると、レベリングポンプ6のピストン9が作動シリンダ
7のレベリングポート30を開き、伸長行程で油室16
に吸い込んだ作動油を次の圧縮行程で油室15に押し込
むことなくレベリングポート30を通してリザーバ17
へと還流させ、したがって、車体1は設定車高に保持さ
れることになる。
【0054】一方、上記とは逆に、荷重の減少により車
体1が持ち上げられて高車高状態になると、今度は、先
の場合とは反対にスタビライザバー4がクランク状部4
bを通してレベリングポンプ6のピストンロッド12を
引き出す方向に回転する。
【0055】そのために、レベリングポンプ6は、図4
の状態よりも伸長された状態となって、レベリングポー
ト30を開放状態に保ったままストッパ部材13の先端
で吐出チェック弁24をスプリング25に抗して押し上
げ、当該吐出チェック弁24を弁シート23から離して
開いた状態にする。
【0056】その結果、車体1の上下振動すなわちレベ
リングポンプ6のポンピング動作の有無に関係なく、ガ
ス封入式ダンパ3内の作動油が、レベリングポンプ6の
吐出ポート29から通路28,油室26,開いている吐
出チェック弁24を通って油室15に入る。
【0057】そして、この油室15に入った作動油は、
さらにピストン9に設けたオリフィス27を通して絞り
抵抗を受けつつゆっくりと油室16および作動シリンダ
7のレベリングポート30を通って外部タンク19に接
続されたリザーバ17に排出される。
【0058】この作動油の排出によりガス封入式ダンパ
3内の作動油量が減少してアキュムレータ3a内のガス
圧力が下がり、当該ガス圧力による車体1の支持力が低
下して車体1はゆっくりと下降し、かつ、それに伴って
レベリングポンプ6がスタビライザバー4を通して圧縮
していく。
【0059】かくして、車体1が設定高さまで下降して
レベリングポンプ6が図示の状態になると、吐出チェッ
ク弁24がハウジング22の弁シート23に当って当該
吐出チェック弁24を閉じる。
【0060】そのため、ガス封入式ダンパ3からレベリ
ングポンプ6のリザーバ17に向う前記作動油の排出流
れが断たれ、車体1は設定車高に保持されることにな
る。
【0061】以上の作用の説明から、ピストン9に設け
たオリフィス27は、車体1の高車高状態からの下降制
御時にガス封入式ダンパ3からレベリングポンプ6のリ
ザーバ17に向う作動油の排出流れに絞り抵抗を与え、
車体1をゆっくりと設定車高まで下降させる役目を果た
す上で必要であることが理解できよう。
【0062】しかし、その反面、このオリフィス27
は、車体1の低車高状態からの上昇制御時にリザーバ1
7からガス封入式ダンパ3に圧送する作動油に対しても
絞り抵抗を与え、その結果、車体1の設定車高への復帰
を遅らせることになる。
【0063】そこで、この車体1の設定車高への復帰の
遅れを解消するために、先の構成の説明において触れて
おいたピストンロッド12のバイパス通路33を用いた
下記の独特の構成が役立つ。
【0064】すなわち、当該バイパス通路33は、一方
では作動シリンダ7内のヘッド側の油室16に開口し、
他方では、ピストンロッド12の外周面とストッパ部材
13の内周面との間に形成した環状隙間34に通じ、こ
の環状隙間34の開口端を吐出チェック弁24に対向さ
せて開閉制御するように構成してある。
【0065】これにより、車体1の高車高状態からの設
定車高への制御時にあっては、レベリングポンプ6が伸
長状態にあってストッパ部材13が吐出チェック弁24
をスプリング25に抗して押し開き、この吐出チェック
弁24によって環状隙間34の出口部を閉じた状態にあ
る。
【0066】このために、ガス封入式ダンパ3からレベ
リングポンプ6のリザーバ17に向う前記作動油の排出
流れは、バイパス通路33を通ることなく全てピストン
9のオリフィス27を流れ、このオリフィス27の絞り
抵抗で車体1はゆっくりと下降することになる。
【0067】それに対し、車体1の低車高状態からの設
定車高への制御時にあっては、レベリングポンプ6が圧
縮状態にあってストッパ部材13が吐出チェック弁24
から離れ、環状隙間34の出口部が開いた状態になる。
【0068】この結果、車体1の上下振動によるレベリ
ングポンプ6のポンピング動作に伴い、当該レベリング
ポンプ6のリザーバ17からガス封入式ダンパ3に向っ
て圧送される作動油は、ピストン9に設けたオリフィス
27とピストンロッド12のバイパス通路33の両方を
並行して流れる。
【0069】したがって、当該作動油の流れに対してオ
リフィス27による絞り抵抗が邪魔をしなくなるので、
車体1は速やかにかつ円滑に上昇することになる。
【0070】このように、図4の実施例にあっては、バ
イパス通路33と環状隙間34を用いて車体1の速やか
でかつ円滑な上昇を保証するようにしいる。
【0071】しかし、そのためには、ピストンロッド1
2にバイパス通路33を形成するための穴加工を施して
やらなければならず、当該穴加工に手数を要してコスト
高になる。
【0072】かかるコスト高の点を解決するためには、
図5に示すように、ピストン9に絞り抵抗とならない通
孔37を穿ち、当該通孔37の油室15側の出口部分に
油室16から油室15に向う作動油の流れに対して殆ど
抵抗なく開くチェック弁機能をもったリーフ弁38を配
設し、このリーフ弁38にオリフィス27を穿ってや
る。
【0073】これにより、ガス封入式ダンパ3からレベ
リングポンプ6のリザーバ17に向う作動油の排出流れ
に対しては、リーフ弁38が閉じて当該排出流れはオリ
フィス27を通り、このオリフィス27の絞り抵抗によ
って車体1はゆっくりと下降することになる。
【0074】また、逆に、レベリングポンプ6のリザー
バ17からガス封入式ダンパ3に向う作動油の圧送に際
してはリーフ弁38が開き、オリフィス27が絞り抵抗
とならずに車体1は速やかにかつ円滑に上昇し、かくし
て、図4の場合のバイパス通路33と同じ働きを行うこ
とになる。
【0075】なお、これまでの実施例にあっては、車体
1の車高を変えるアクチュエータとしてガス封入式ダン
パ3を利用した場合について述べたが、図6に示すよう
に、懸架スプリング35と直列に配置したジャッキシリ
ンダ36を用いることもできる。
【0076】また、これまでの実施例では、レベリング
ポンプ6と外部タンク19とを分けた構成としたが、当
該レベリングポンプ6のアウタシェル8を太径または異
形にするなり或いは複筒式にすることにより、レベリン
グポンプ6のリザーバ17をタンクとして用いることも
できる。
【0077】さらにまた、レベリングポンプ6の吸込チ
ェック弁20の部分にリリーフ弁を併設することによ
り、車体1の持ち上げ時にレベリングポンプ6内が必要
以上に高圧になるのを防止することもできる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電動
ポンプやソレノイド式の排出弁および車高センサなどの
高価な機器が不要となるばかりか、これらをコンピュー
タで電子制御してやる必要もなく、簡単な構成でしかも
低コストで車高調整装置を実現することが可能になる。
【0079】しかも、車体の振動エネルギを利用して車
高調整を行うことができるので車載バッテリを消耗させ
ることもなく、省エネルギが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による車高調整装置の一実施例を示す
構成図である。
【図2】スタビライザバーの他の実施例を示す部分図で
ある。
【図3】車高変化に伴うレベリングポンプの伸縮状態を
示す説明図である。
【図4】この発明に用いるレベリングポンプの一実施例
を示す縦断面図である。
【図5】同じく、レベリングポンプの他の実施例を示す
部分縦断面図である。
【図6】この発明による車高調整装置の他の実施例を示
す構成図である。
【図7】電子制御方式による従来の車高調整装置を示す
制御回路図である。
【符号の説明】
1 車体 3 車体懸架用のアクチュエータであるガス封入式ダン
パ 4 スタビライザバー 4a クランク状部 6 レベリングポンプ 29 吐出ポート 36 車体懸架用のアクチュエータであるジャッキシリ
ンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタビライザバーの中間部分に回転中心
    からオフセットするクランク状部を形成し、当該クラン
    ク状部と車体との間に位置して、設定車高位置での車体
    上下振動に対しては不作動状態を保って追従しつつ伸縮
    動作を行うと共に、低車高時での車体上下振動に対して
    はポンピング作用を、また、高車高時での車体上下振動
    に対しては逆に排出作用を行う車高検出機能を兼ね備え
    たレベリングポンプを介装し、このレベリングポンプの
    吐出ポートを車体懸架用のアクチュエータに連通したこ
    とを特徴とする車高調整装置。
JP6454094A 1994-03-08 1994-03-08 車高調整装置 Pending JPH07246821A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000030881A1 (de) * 1998-11-23 2000-06-02 Zf Lenksysteme Gmbh Vorrichtung zur federung und wankstabilisierung von kraftfahrzeugen
KR100369159B1 (ko) * 2000-08-21 2003-01-24 현대자동차주식회사 스테빌라이저를 이용한 차체 상승 시스템
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CN104553652A (zh) * 2013-10-18 2015-04-29 通用汽车环球科技运作有限责任公司 车辆悬挂设备和用于离地高度管理的车身载荷反作用部件

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