JPH01196772A - 映像信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は映像信号再生装置に係り、特に、映像信号の有
する周波数帯域や、ＦＭ変調における搬送波周波数が異
なる複数種類の映像信号記録媒体のいずれからも、映像
信号を良好に再生できる映１象信号再生装置に関するも
のである。

〔従来の技術〕

帯域制限された映像信号を記録、再生する既存のシステ
ムに対して、高解像度化を目的として映像信号の帯域を
拡げる方法としては、例えば特願昭６１−２３９８２３
号「多重化情報信号記録再生方法及びその装置」及び特
願昭６１−２８０２９３号「情報信号記録方式及び情報
信号記録媒体」等が知られている。この方法によれば、
１つの映像信号再生装置によって、既存の記録媒体と、
これよりも更に広帯域の映像信号を記録した記録媒体の
双方を再生することが容易となる。しかるに、再生装置
においては、いずれの記録媒体に対しても最も有効に再
生することが要求される。

通常、映像信号記録媒体には映像信号をＦＭ変調して記
録される。第３図（Ａ）は、所定の周波数ｆ、にて帯域
制限された映像信号を、搬送波中心周波数ｆｃでＦＭ変
調したときの周波数スペクトラムで、記録される信号は
　ｆＣ＋　ｆ＋　　までの周波数成分を持っている。同
図ＣＢ）は帯域をｆ、からｆ、まで拡けた場合を示し、
記録される信号は　ｆ。＋ｆ。

までの周波数成分を持つ。なお、両図中斜線を施した部
分は搬送波１何移帯域である。

かかる周波数帯域にて記録された記録媒体より信号を再
生する従来の再生装置１は、第４図に示すように、ディ
スクよりピックアップされた信号をＦＭ復調するＦＭ復
調器（以下単に「復調器」とも記す）２と、不要な高域
周波数成分を除去するＬＰＦ　（低域Ｐ波器）６と、補
正用のデイエンファシス回路７によって大要構成され、
元の映像信号に戻している。２は遅延線形の復調器であ
り、これは波形整形用のリミッタ３．遅延線４．及び位
相検波器５より構成される。ここで、復調器の検波特性
は、記録される信号の最高周波数まで１即ち上記の例で
は　ｆ。＋ｆ２　　まで直線性（リニアリティ）を持ち
、ＬＰＦ６のカットオフ周波数はｆ、となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

この従来装置１は、ｆ２までの広い周波数帯域を使用し
て記録した映１象信号を再生する上ではＰｔも有効な再
生手段であるが、これより低いｆ、にて帯域制限された
映像信号を再生する場合には、従来の再生装置、即ち復
調器の検波特性の直線性がｆ、七へ　までで且つＬＰＦ
６のカットオフ周波数がｆ、の再生装置に比べて復調感
度が低く、また、不要な周波数成分子１〜ｆ２をも出力
するので、Ｓ／Ｎ低下か見られる。即ち、既存の記録媒
体に対して互換性を保ちながら高解傾度化が図られた記
録媒体を再生する装置においては、広帯域な映像信号を
再生する性能を持つか、使用周波数がｆ、等のようにそ
れほど広帯域でない既存の記録媒体をがかる映１渋信号
再生装置１で再生する場合には、画質低下を余儀なくさ
れるという問題点があった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の映像信号再生装置は、互いに異なる条件にて記
録された複数種類の映像信号記録媒体を再生し得る再生
装置であって、映像信号記録媒体より取出されるＦＭ信
号を復調するＦ　Ｍ　？Ｎ調器と、このＦＭ復調器の出
力を帯域制限する互いに特性の異なる複数のＬＰＦと、
記録媒体に識別信号が記録されているか否かを判別する
識別信号判別回路とを具備し、この識別信号判別回路の
出力信号に基づいてＦＭ復調器の検波特性及び複数のＬ
ＰＦの選択を、各記録媒体の映像信号の特性に合わせて
切換えるよう構成することにより、上記問題点を解決し
、既存の帯域制限された映像信号の記録された記録媒体
と、広帯域な映像信号の記録された記録媒体のいずれの
再生においても、最も適切な再生を行ない得る映像信号
再生装置を提供するものである。

〔実施例〕

本発明による映像信号再生装置は、ｆ２のように高い周
波数まで使用した広帯域な映像信号が記録された記録媒
体には、予め既存の記録媒体との相違点についての識別
信号をプログラム冒頭部の垂直帰線区間に挿入しておき
、再生時にこの識別信号に従って復調器の検波特性及び
ＬＰＦのカットオフ周波数を可変、ｉ１！ｉ択すること
により、夫々の記１，１媒体に対して最も適切な再生を
行なえるようにしなものである。

以下、具体的実施例として、既存の記録媒体を現行ディ
スク、広帯域映像信号記録媒体を高解像度ディスクとし
た例について、第１図以下を参照しながら、本発明の映
像信号再生装置について説明する。第１図は本発明第１
実施例の映像信号再生装置１０のブロック系統図であり
、この図において第４図に示した従来装置と同一構成部
分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。第
１図中９は可変遅延線、１４．１５は互いにカットオフ
周波数の異なるＬＰＦ、１６はレベル補圧器、１つは同
期分Ｍ回路、２１は識別信号判別回路、２２は制御電圧
発生器、Ｓｗｌ　、　５ｓｖ２は切換えスイッチ（アナ
ログスイッチ）である。

ＦＭ復調器２を構成する可変遅延線９は例えばＣＨＯＳ
多段反転回路で構成され、外部から供給される電圧に従
って遅延量を変化する。その初期状態としては、検波特
性が　ｆｃ＋ｆ＋　　ｔでリニアとなるよう制御電圧が
与えられている。Ｌ　Ｐ　Ｆ　１４及びＬＰＦ１５のカ
ットオフ周波数は夫々ｆ、、ｆ２であり、レベル補ＪＩ
Ｅ器１６は復調器２の特性が切換わっな際の出力レベル
差を補正するなめのものである。切換えスイッチＳｗ１
　、５ｖｔ２は識別信号判別回路２１より出力される制
御信号により切替わるもので、初期状態としては図示の
如く夫々端子ａ側に接続されている。

かかる構成の本発明装置１０にて現行ディスク（図示せ
ず）を再生する場合、入力端子Ｉｎに供給された信号は
復調器２により復調され、ＬＰＦＩ４、レベル補正器１
６．及びデイエンファシス回路７を経て元の映像信号に
戻され、出力端子軸には帯域がｆ、に制限された映像信
号が現れる。即ち、現行ディスクには識別信号は記録さ
れていないので、識別信号判別回路２１の出力レベルに
変化はなく、切換えスイッチ５ｖＶＩ及び５ｖｔ２は端
子ａ　ｆｆ１ｌＪに接続されたままである。

次に、高解像度ディスク（図示せず）を再生する場合に
は、デイエンファシス回路７より出力される再生信号中
に識別信号が含まれており、同期分離回路１９より出力
される識別信号の位置を示ずグー１−パルスによって識
別信号を検出した識別信号判別回路２１は出力信号（制
御信号）の態様を変更して、切換えスイッチＳｖｌ及び
５１ｖ２を端子ｂ　ＩｔＦｆに接続する。同時に、制御
電圧発生器２２は識別信号判別回路２１がらの制御信号
の態様変更に応じて可変遅延線９に制御電圧を出力して
遅延量を減少させ、ＦＭｉＨ調″８２の検波特性が　ｆ
ｃ＋ｆ、＆でリニアになるよう切換える。以上の切換え
は垂直帰線期間内に行なわれ、出力端子軸には帯域かｆ
２まで拡げられた映像信号が現れる。

次に、本発明装置の第２実施例について第２図と共に説
明する。第２図は映像信号再生装置２゜のブロック系統
図であり、この図において第１図に示した第１実施例装
置と同一構成部分には同一符号を付してその詳細な説明
を省略する。第２図に示す如く、第２実施例装置２０は
１￥ｉ澗器としてパルスカウント型復調器を使用してい
る。図中２３は微分回路、２４は高速のウィンドウコン
パレータである。

入力端子Ｉｎに供給された信号はリミッタ３にて波形整
形された後、微分回路２３により微分パルスとなる。初
期状態として微分回路２３中のＮＰＮトランジスタＱは
ｏｆｆ状態（識別信号判別回路２１の出力はしく低レベ
ル））にあり、微分パルスはコンデンサＣと抵抗Ｒ１に
て作られる。微分パルスは高速のウィンドウコンパレー
タ２４によって閾値電圧ｖＨ以上ＶＬ以下（ＶＨ＞ＶＬ
）の期間を時間幅とするパルス列となり、このパルス幅
は検波特性が　ｆＣ＋　ｚ＋　　までリニアとなるよう
設定される。切換えスイッチＳＷ、以下は第１実施例と
同じ構成及び動作であるが、第２実施例の場合、識別信
号判別回路２１の出力する制御信号は、微分回路２３の
トランジスタＱのＯＮ、ＯＦＦ及びスイ・ｙチＳＸ１．
　Ｓｖ２の切換え用信号として使用される。

具体的動作は第１実施例同様、現行ディスク再生の場合
には識別信号は記録されていないので、識別信号判別回
路２１の出力レベルに変化はなく、切換えスイッチＳＷ
＋及び５ｙｔ２は端子ａ側に接続されたままである。従
って、出力端子軸には帯域がｆｌに制限された映１象信
号が現れるが、高解像度ディスクを再生する場合には、
デイエンファシス回路７より出力される再生信号中に識
別信号が含まれているので、同期分離回路１９より出力
される識別信号の位置を示すゲートパルスによって識別
信号を検出した識別信号判別回路２１は、その出力（制
御信号）の態様を変更して、切換えスイッチＳｗｌ及び
ＳＷ２を端子す側に接続する。同時に、トランジスタＱ
のベース電位をＨ（高レベル）とすることによりこれを
導通させる。すると微分回路２３の微分パルスはコンデ
ンサＣ２抵抗Ｒ１及び抵抗Ｒ２（並列回路なので抵抗値
は下がる）よりｒｔられるようになり、微分パルスの波
高値は低くなって、閾値電圧ｖＨ以上ｖＬ以下となる期
間がみじかくなるため、ウィンドウコンパレータ２４よ
り出力されるパルス列のパルス幅は、検波特性が　ｆＣ
＋　ｆ２　　までリニアになるようなパルス幅となる。

このような切換えは垂直帰線期間内に行なわれ、出力端
子漏には帯域がｆ２まで拡げられた映像信号が現れる。

以上の説明においては、２種類の映ｆ象信号記録媒体と
して現行のビデオディスクと高解像度ディスクを例示し
、搬送波周波数を変更せずに高解像度化を図れる再生装
置について説明したが、これに限らず池の種類のビデオ
ディスクでも良く、またディスク以外の、たとえばＶ　
Ｔ　Ｒ（Ｖｉｄｅｏ　ＴａｐｅＲｅｃｏｒｄｅｒ）のよ
うに、搬送波周波数を高くすることにより高解像度化を
図っている再生装置にも適用可能である。

〔効果〕

本発明の映像信号再生装置は上記のように構成したので
、映像信号の使用周波数帯域や搬送波周波数の互いに異
なる映像信号記録媒体の再生において、いずれの記録媒
体についても最も有効な再生が行えるので、画質の低下
を防ぐことができ、しかも比較的簡略な構成で実現でき
るという優れた特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々本発明の映像信号再生装置の第
１及び第２実施例のブロック系統図、第３図は従来装置
及び本発明装置の原理説明用の周波数スペクトル図、第
４図は従来の映像信号再生装置の主要部のブロック系統
図である。 ２・・・ＦＭ復調器、３・・・リミッタ、５・・・位相
検波器、７・・・デイエンファシス回路、９・・・可変
遅延線、１０．２０・・・映像信号再生装置、１４．１
５・・・ＬＰＦ（低域Ｐ波器）、１６・・・レベル補正
器、１つ・・・同期分離回路、２１・・・識別信号判別
回路、２２・・・制御電圧発生器、２３・・・微分回路
、２４・・・ウィンドウコンパレータ、ＳＷ、　、　８
ｗ２・・・切換えスイッチ。 特許出願人　　日本ビクター株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いに異なる条件にて記録された複数種類の映像信号記
   録媒体を再生し得る映像信号再生装置であって、上記映
   像信号記録媒体より取出されるＦＭ信号を復調するＦＭ
   復調器と、該ＦＭ復調器の出力を帯域制限する互いに特
   性の異なる複数のＬＰＦと、記録媒体に識別信号が記録
   されているか否かを判別する識別信号判別回路とを具備
   し、該識別信号判別回路の出力信号に基づいて上記ＦＭ
   復調器の検波特性及び上記複数のＬＰＦの選択を、各記
   録媒体の映像信号の特性に合わせて切換えるよう構成し
   たことを特徴とする映像信号再生装置。