JPH01192872A - フオギング性の改良された繊維シート - Google Patents

フオギング性の改良された繊維シート

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JPH01192872A
JPH01192872A JP1767288A JP1767288A JPH01192872A JP H01192872 A JPH01192872 A JP H01192872A JP 1767288 A JP1767288 A JP 1767288A JP 1767288 A JP1767288 A JP 1767288A JP H01192872 A JPH01192872 A JP H01192872A
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JP
Japan
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fiber
sheet
flame retardant
fiber sheet
flame
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JP1767288A
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Hisao Yoneda
久夫 米田
Katsuhiro Hioki
日置 勝洋
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/0056Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof characterised by the compounding ingredients of the macro-molecular coating
    • D06N3/0059Organic ingredients with special effects, e.g. oil- or water-repellent, antimicrobial, flame-resistant, magnetic, bactericidal, odour-influencing agents; perfumes

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は柔軟にしてフォギング性を改良した難燃性付与
繊維シートに関するものである。更に車輌、船舶等の内
装用、座席シート用、あるいは建築物の壁装用に適した
フォギング性を改良した難燃性付与繊維シートに関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、スェード様の皮革様シートあるいは繊維立毛表面
を有するシート状繊維構造体の難燃化は、ハロゲン化リ
ン酸エステル、ポリリン酸アンモニウムなど有機または
無機リン酸化合物、無機ハロゲン化合物、チオ尿素樹脂
などの難燃化剤を皮革様シートあるいはシート状繊維構
造体に付与する方法。また極細繊維立毛面を有するシー
ト状繊維構造体において、繊維立毛状態や触感を損なう
ことなく、更に染料移行の問題を生起させることなく難
燃性を改良する方法として、シート状繊維構造体、とシ
わけ皮革様シートの裏側に難燃性を付与した布帛を裏打
ちすることを特公昭62−33353号公報に、また裏
打ちする布帛に耐燃性重合体から得られたノートを用い
ることを特公昭62−44074号公報に提案した。更
に、人工のスェード状構造物において繊維立毛面の裏側
面に、アクリル酸エステル樹脂ト(A) O=P+oC
H2C:E(XCH2X)3iたはO,=Pも0CR(
CH2X)2〕3で示されるハロゲン化リン酸エステル
、(B)ポリリン酸アンモニウム、リン酸アンモニウム
、臭化アンモニウム等から選一3= ばれた難燃性組成物を含有せしめることが特開昭58−
13786号公報に、あるいは難燃化剤として無機ハロ
ゲン化合物、リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニ
ウムなどの無機リン化合物、トリクl/ジルホスフェー
トなどの有機リン化合物、有機ハロゲン化合物などを主
として基布および裏面に力布させることが特開昭57−
210064号公報に提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、繊維シートの難燃化には、主として表面状態を損
ねることなく、難燃性、防燃性を付与することが行われ
てきた。しかし、車−輛、船舶等の密閉された状態での
使用、と9わけ自動車用として使用される場合、難燃剤
や他の処理剤が昇華あるいは揮発し7てガラス面に付着
して鉢シを生ずるいわゆるフォギングが問題になる。そ
こで、フォギングを生じない難燃剤を用いて難燃化した
繊維シートでは繊維シートの柔軟性が得られないとか、
座席シートに使用し7i場合、屈曲疲労のため脱落した
シ、あるいは繊維シートに屈曲割れを生ずる。
一方、柔軟性と難燃性を両立させようとするとフォギン
グ性が悪いという問題があった。
本発明は、柔軟性と難燃性を両立させ、かつフォギング
性の改良された繊維シートを提供するにある。と)わけ
、苛酷な使用状態においた場合、例えば自動車の内装用
、座席シート用に使用してもフォギング性が問題となら
ない柔軟にして難燃性のある繊維立毛表面を有する繊維
シートを提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は繊維立毛表面を有するシート状繊維構造体、ま
たは弾性重合体を主体とする重合体と少なくとも表面が
繊度0,7デニール以下の極細繊維あるいは極細繊維束
繊維でなる繊維立毛表面を有するシート状繊維構造体と
で構成された繊維シートの少なくとも裏面に、常温で実
質的に流動性のない難燃剤と常温で実質的に流動性を有
する難燃剤とでなる難燃剤を主体とした処理剤が付与さ
れていて、かつフォギング値1.0mg以下であること
を特徴とするフォギング性の改良された繊維シートであ
る。
また、本発明は弾性重合体を主体とする重合体と少なく
とも表面が繊度07デニール以下の極細繊維または極細
繊維束繊維でなる繊維立毛表面を有するシート状繊維構
造体とで構成された繊維シートの裏面に、常温で実質的
に流動性のない難燃剤と常温で実質的に流動性を有する
難燃剤とでなる難燃剤を主体とした処理剤が付与されて
いる布線 帛または樹脂を含有しi帛が裏打ちされている繊維シー
トであって、かつフォギング値1. OQ以下であるこ
とを特徴とするフォギング性の改良された繊維シートで
ある。
更に、本発明の難燃剤を主体とした処理剤が付与された
繊維シートであって、その繊維シートのフォギング値1
. OQ以下であるフォギング性の改良された繊維シー
トを車輛、船舶、航窒機等の内装用、座席シート用ある
いは建築物の壁装用に使用することを特徴とするもので
ある。
本発明の繊維立毛表面を有するシート状繊維構造体はパ
イル織物、パイル編物、起毛織布、起毛編布、織布ある
いは編布の少なくとも一面に不織布が積層され、一体化
した布帛、繊維絡合不織布の少なくとも一面が起毛され
ている不織布であシ、シート状繊維構造体を構成する繊
維は、風合い、触感、外観などの官能的性能を重視した
場合、繊度の小さい繊維を使用する。好ましくは少なく
とも表両立毛を構成する繊維が平均繊度0.7デニール
以下の極細繊維または極細繊維束繊維である。
筐だ、シート状繊維構造体に含有する弾性重合体を主体
とする重合体は、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステ
ル、アクリル酸エステル共重合体、アクリロニトリル・
ブタジェン共重合体、スチレン・ブタジェン共重合体、
シリコン弾性重合体、ポリエステルエラストマー、ポリ
アミドエラストマーなどから選ばれた少なくとも1種の
弾性重合体、必要に応じて重合体の重量に対して30%
以下の非弾性重合体を含有することもよい。弾性重合体
あるいは弾性重合体を主体とする重合体は溶液または分
散液とし、必要に応じて着色剤、凝固調節剤、各種安定
剤等を添加した組成液とし、繊維立毛表面を形成する前
のシート状繊維構造体あるいは繊維立毛表面を形成した
シート状繊維構造体に浸漬法、塗布法、強制含浸法、裏
面からの含浸法などの方法で重合体液を含浸し、湿式法
、乾式法あるいは半乾式法などで凝固することによって
弾性重合体を主体とする重合体とシート状繊維構造体と
で構成された繊維シートが得られる。
繊維シートの一面に繊維立毛表面を形成する処理を施こ
す。すなわち、繊維シートの繊維立毛面あるいは繊維シ
ートの一面を起毛処理、パフィング処理などによって繊
維立毛表面を形成する。その後繊維シートは染色、発水
性・発油性処理などの仕上げ処理を行う。
本発明の繊維シートの好ましい構成繊維は単繊維平均繊
度0.7デニール以下の極細繊維または極細繊維束繊維
あるいは極細繊維と極細繊維束繊維との混繊した繊維で
ある。極細繊維の製造法は例えば熱可塑性重合体の紡糸
条件、延伸条件あるいはそれらの組み合わせで得た極細
繊維。溶解性の異なる少なくとも2種の重合体を芯鞘型
あるいは多芯芯鞘型複合紡糸(または長高の海島型複合
紡糸)またけ混合紡糸によって得た極細繊維発生型多成
分繊維を繊維構造体にして、多成分繊維の鞘成分または
海成分を除去することによって得た極細繊維または極細
繊維束繊維。相溶性の小さい少なくとも2種の重合体を
多成分接合型複合紡糸によって得た極細繊維発生型多成
分繊維を繊維構造体にして、多成分繊維を分割処理して
得た極細繊維束繊維である。
また、本発明のフォギング値1.0 IIy以下である
難燃剤は、常温で実質的に流動性のない難燃剤と常温で
実質的に流動性を有する難燃剤とを併用する。常温で実
質的に流動性のない難燃剤だけを用いる場合には繊維シ
ートの風合いが硬化し、立毛面の触感、耐屈曲性などを
損なう。また、常温で実質的に流動性を有する難燃剤を
多く用いることは繊維シートの風合い的には柔軟になる
が、触感、染色堅牢度、マイグレーション性、耐摩耗性
を損ねると共にフォギング値を大きくしてしまい好まし
くない。そのため、常温で実質的に流動性のない難燃剤
と常温で実質的に流動性を有する難燃剤の比はl:o、
1〜0.7の範囲で選択する。更に、難燃剤の付与量は
使用する難燃剤の離燃化効釆、繊維シートの単位面積当
シの重量などによって決定されるが、一般には伺着量2
5〜1009 / m”の範囲である。そして、難燃剤
の付与は繊維シートの構成を損なわない溶剤に溶解した
溶液あるいは分散剤に分散させた分散液とし、繊維シー
トに含浸法、塗布法などで付与する。し力)シ、繊維シ
ートの表面に形成した繊維立毛面の外観、触感あるいは
風合い、染色堅牢度などを損なわないためには繊維シー
トの裏面に付与することが好ましい。
または繊維シートの立毛面とは反対の面、すなわち裏面
に必要量の難燃剤を含有する織布、編布、繊維絡合不織
布などの布帛あるいはそれらに樹脂を含有した布帛を裏
打ちすることが好筐しい。
本発明で使用する常温で実質的に流動性のないフォギン
グ値1.0 mg以下の難燃剤は、例えば一般式(1)
で示す含ノ・ロゲン化ポリホスフオネ−1・OR30R
20 〔但し、R1は炭素数1〜4のアルキル基または塩素あ
るいは臭素置換アルキル基、R2は炭素数1〜3のアル
キル基、Rs 、Rtは炭素数の合計5″iでのアルキ
ル基、R5は−CHR6−CHR7−−または−C皿5
−CHR9−C皿to −(R6−10は−Hまたは−
CH3)、Xは塩素または臭素、nは15〜30〕具体
的な一例として、 一般式(2)で示す含ハロゲン化ビスフェノール縮合物
7″″\ 〔但し、R1はH,−CH2CH(OH)−CH3、−
CH2−CH−CH2から選ばれた基、R2、R3はH
l−CHa、−C2H5から選ばれた基、Xは臭素原子
または塩素原子、mは2〜4、nは5〜20の整数。〕 具体的な一例として、 また、常温で実質的に流動性を有し、フォギング値1.
 O1g以下の難燃剤は、例えば一般式(3)で示す芳
香環を含むリン酸エステル 〔但し、R1は【〕、 イyR3(Rsは炭素数1〜4
のアルキル基または塩素あるいは臭素置換アルキル基)
、R2は炭素数6〜12のアルキル基または塩素あるい
は臭素置換アルキル基〕 具体的な一例として、オクチルジフェニルホスフェート
、クレジルフェニルホスフェート’7z トT:’I>
る0 また、難燃化繊維シートの風合いが硬い場合には、製品
化1での任意の過程で柔軟剤処理、揉み処理を行うこと
が好ましい。
本発明の繊維シートはフォギング値が1.0 ! 以下
であることが特徴であシ、その目的を達成するには使用
する難燃剤が低フォギング値であることは当然であるが
、その他に柔軟剤、処理剤用乳化剤、耐光安定剤、酸化
防止剤、染料、染色助剤等の各種処理剤も昇華性あるい
は揮発性の小さいものを選択するとか、染色助剤や乳化
剤等社可能な範囲で残留量を少なくすることが必要であ
る。
本発明のフォギング値とは第1図に示した如く、広口の
ガラス器(1)に面積50iの試料(S)を入れ、ガラ
ス器の口にガラス板(2)全載置し、更にガラス板を冷
却する冷却器(3)を当接し、ガラス器を加温してガラ
ス器内部温度を100±0.5℃に保ち、16時間放置
し、試料から発生した物質がガラス板に付着した付着物
の重量(■)で表わした値である。
本発明のフォギング性の改良された繊維シートは自動車
、列車などの車輌用、船舶用、航空機用などの難燃性が
要求されるところ、あるいは室容積の小さい場所などの
内装用、座席シート用に使用したり、建築物の壁装用に
使用するのに適したものである。
〔実施例〕
次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明する。
なお実施例中の部およびチは重量に関するものである。
実施例1 (M維立毛面を有する繊維シートの製造)高流動性ポリ
エチレン40部、6−ナイロン60部(島成分)からな
る繊度約6デニールの多成分繊維を繊維長51mに切断
して得たステープル繊維を用いてウェブを作り、積層ウ
ェブとした後、絡合処理を施こして平均目付5109/
rr?の繊維絡合不織布を得た。この繊維絡合不織布に
ポリエステル系ポリウレタン90部、ポリオキンエチレ
ン系ポリウレタン10部および凝固調節剤からなるポリ
ウレタン組成物の溶液を目標ポリウレタン含有量20O
f/□2となるよう含浸処理し、非溶剤系で凝固し、次
いで繊維中のポリエチレンを溶解除去処理し、6−ナイ
ロン極細繊維束繊維(単繊維の平均稙度0.007デニ
ール)の絡合不織布にポリウレタンが含有した平均目付
4952/dの繊維シートを得た。
次に、繊維シートを厚さのほぼ中央で2分割し、凝固時
の表面をエメリーパフで繊維立毛面を形成し、プラツシ
掛けして平均厚さ0.6 wm 、目付237り/ピの
スェード調シート〔■〕を得た。
(繊維シートの仕上げ) スェード調シート〔■〕を次の条件で濃茶色に染色した
茶系金属錯塩染料組成物      1,85%owf
均染剤           1 fll浴  比  
               1 : 50染色温度
−時間       95℃−60分染色機     
        ウィンス染色機染色後、中性洗剤によ
るソーピンクおよび水洗を行い、乾燥し、ブラッシング
および揉み柔軟化処理を行ってスェード調繊維シート(
It)を得た。
なお、スェード調繊維シートのソーピンク後の水洗を通
常の方法で2回行ったものをスェード調繊維シート〔■
〕−八〇へ−ピンク後の水洗を3回、水を入れ替えを行
って実施し、染色助剤、ソープを十分に除去したものを
スェード調繊維シート〔■〕−Bとした。
次に、ポリエステルストレッチャーンを用いて織製しだ
平織布をロータリースクリーン法でポリウレタン系接着
剤を点状に塗布してスェード調繊維シート〔■〕の裏面
に接着した。この平織布面に常温で実質的に流動性のな
い難燃剤含塩素ポリホスフォネート化合物(融点80〜
83°C)〔商品名フレームガード6136  (犬日
本インキ化学工業社製)〕331部 OC出OC出0 αCH2CH20−P (−0−C−P%0−CH−P
 +0CH2CH2α)21     lI c1CH2CH2CH30 H2O−CHCHzQ!        、 キ2゜常
温で実質的に流動性を有する難燃剤オクチルジフェニル
ホスフェート(常温で液体)4i、fll−ヤシチャー
1.5部を酢酸エチルに溶解した組成液ヲロールコータ
ー法で固型公約50 f/rrlの量全塗布し、乾燥し
てスェード調繊維シー) [f[l] −Aおよび[I
Il:] −Bを得た。これらスェード調繊維シートの
物性を表1に示した。
表     1 1)JIS D−1201r自動車室内用有機資材の燃
焼性試験方法」〔アメリカ規格 F−MVSS−302
1,2)DIN 75201、 すなわち、染色後の水洗が十分でない試料ではフォギン
グ値が高くなる。ここに得lこ繊維シートを自動車の座
席シートに加工して着用した結果でも実施例の繊維シー
トではフォギング性の問題はなかった。
比較例 実施例1で得たスェード調繊維シート[IIl −Bの
裏面に平織布を接着した繊維シートに難燃剤を付方して
、難燃性繊維シートを製造するに際し、各種難燃剤を実
施例1と同様に付与して得た試料についてフォギング値
を求めた。その結果を表2に示した。
表    2 すなわち、従来汎用されていた難燃剤を組み合わせたも
のではフォギング値が大きくなる。
実施例2 実施例1で得た染色後のスェード調繊維シートcn〕−
Bを用い、繊維シートCID −Bの裏面に前記臭化ビ
スフェノール縮合物(B) 30部とクレジルフェニル
ホスフェート10部をトルエンヲ主体とした溶剤組成液
に溶解した組成液を、グラビヤロールを用いた塗布方法
で難燃剤付着として約401/、/dになる液量を塗布
し、乾燥してスェード調繊維シートCF/’Tを得た。
比較のために、実施例2の難燃剤組成として、クレジル
フェニルホスフエートニ代エテ、常温テ流動性のある難
燃剤としてトリスジクロロプロピルホスフェート10部
を用いた難燃剤組成物として実施例2と同様に処理して
スェード調繊維シート〔■〕を得た。
これらスェード調繊維シートの物性を表3に示した。
表     3 すなわち、本発明品は柔軟性であって、フォギング値の
小さい難燃性繊維シートであった。
〔発明の効果〕
本発明の難燃剤処理繊維シートは表面の繊維立毛状態を
損なうことなく、風合い、外観、触感に優れた難燃性繊
維シートであって、フォギング性の改良されたものであ
る。そのため、自動車、列車などの車輌用、船舶用、航
空機用などの難燃性が要求されるところあるいは室の空
積の小さい場所などの内装用、座席シート用に使用した
シ、建築物の壁装用に使用するのに適したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフォギング値の測定に使用する測定装
置である。1はガラス器、2はガラス板、3は冷却器、
Sは試料 特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)繊維立毛表面を有するシート状繊維構造体の少な
    くとも裏面に、常温で実質的に流動性のない難燃剤と常
    温で実質的に流動性を有する難燃剤とでなる難燃剤を主
    体とした処理剤が付与されていて、かつフオギング値1
    .0mg以下であることを特徴とするフオギング性の改
    良された繊維シート。 (2)弾性重合体を主体とする重合体と少なくとも表面
    が繊度0.7デニール以下の極細繊維または極細繊維束
    繊維でなる繊維立毛表面を有するシート状繊維構造体と
    で構成された繊維シートの少なくとも裏面に、常温で実
    質的に流動性のない難燃剤と常温で実質的に流動性を有
    する難燃剤とでなる難燃剤を主体とした処理剤が付与さ
    れていて、かつフオギング値1.0mg以下であること
    を特徴とするフオギング性の改良された繊維シート。 (8)弾性重合体を主体とする重合体と少なくとも表面
    が繊度0.7デニール以下の極細繊維または極細繊維束
    繊維でなる繊維立毛表面を有するシート状繊維構造体と
    で構成された繊維シートの裏面に、常温で実質的に流動
    性のない難燃剤と常温で実質的に流動性を有する難燃剤
    とでなる難燃剤を主体とした処理剤が付与されている布
    帛または樹脂を含有した該布帛が裏打ちされている繊維
    シートであつて、かつフオギング値1.0mg以下であ
    ることを特徴とするフオギング性の改良された繊維シー
    ト。
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