JPS5982410A - 潜在捲縮性を有する難燃アクリル系複合繊維 - Google Patents

潜在捲縮性を有する難燃アクリル系複合繊維

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JPS5982410A
JPS5982410A JP19288582A JP19288582A JPS5982410A JP S5982410 A JPS5982410 A JP S5982410A JP 19288582 A JP19288582 A JP 19288582A JP 19288582 A JP19288582 A JP 19288582A JP S5982410 A JPS5982410 A JP S5982410A
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JP
Japan
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flame
polyurethane
weight
component
parts
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JP19288582A
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Yoshikazu Kondo
義和 近藤
Toshihiro Yamamoto
俊博 山本
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Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
Original Assignee
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は潜在捲縮性の優れた難燃アクリル系複合繊維に
関する。
難燃アクリル系繊維は難燃性、自己消火性とい′う性能
上の大きな優位性の為に建寝装・インテリア、衣料、産
業資材とあらゆる分野に必要とされ、又居住空間の安全
性の確保という社会的ニーズにもとたえうる繊維である
一方難燃アクリル系繊維はその殆んどがモダクリル系繊
維であシ製品の腰感、バルギー性、ヘタリ等の性能にお
いて通常のポリアクリロニトリル系繊維に及ばず上述し
た大きな期待、二一犬1かあるにもかかわらず量的には
未だ十分使用さり、ている状況ではない。こういう欠点
が克服出来ればよシ多くの分野で使用されるようになり
、社会・国家へ十分貢献できるものと確信する0 そこで難燃アクリル系繊維製品において上記欠点の改良
の一方法として他の物性的にすぐれた繊維例えばナイロ
ンやポリエステルやポリアクリロニトリル系繊維等を混
紡して使用する事が一般に行なわれているが、混紡にょ
シ加工工程の増加や染色性の低下、風合いの変化、難燃
性の低下などの不都合な点が新たに生じてくる。
難燃アクリル系繊維単独での製品にバルキー性、腰感、
及びヘタリ等の改良を行なう為には、同等の難燃性を有
した収縮綿や潜在捲縮性を有する繊維、特に後者が必要
であり、この潜在捲縮性を有する難燃アクリル系繊維と
通常の難燃アクリル系繊維との混合使用によって難燃性
を有しかつ、腰感、バルキー性、風合い、染色性等の良
好な製品を製造する事が可能となる。
ところがこれ寸で良好な潜在捲縮性と離燃性を兼ね備え
た離燃アクリル系複合繊維は得られておらず、又その検
討もあまシ行なわれてbない。
特公昭45−51706号公報はポリアクIJ (+ニ
トリル系重合体とポリ塩化ビニル粉末の混合物を芯成分
とし、ポリアクリロニトリル系重合体のさや成分で包含
した芯−さや歴の復合繊絣を提案しているが、ポリ塩化
ビニル粉末を溶解しないでポリアクリロニ) IJル系
重合体溶液に分散した状態で使用する為に、ポリ塩化ビ
ニル粉末の膨潤ゲルによるヂ過材への詰t、1、口金へ
の詰まυ又は紡糸時や延伸時の糸切れ等による操業性の
低下や歩留シの低下は避ける事が出来ず、父製品品質に
おいても十分な難燃性や良好な強・伸度、染色性、光沢
は到底得られず、もちろん良好な潜在捲縮性も有してい
ないものである。
特開昭49−68014号公報はアクIJ oニトリル
を85重量%以上含有したポリアクリロニトリル系重合
体と、難燃アクリル系重合体及びハロゲン化アンチモン
化合物との複合繊維であるが、ここで得られた繊維は片
成分にポリアクリロニトリル系重合体を使用する為に難
燃性を十分高める事が出来ない。難燃性を高める為に他
成分に含有する塩化ビニル含有量やハロゲン化アンチモ
ンの含有量を上げると画成分間の混和性、相溶性の違い
によシ紡糸ロ金内でのゲル化や、口金詰まシ、糸切れが
生じるし又、両成分の凝固性が犬きく異なる為に両成分
を緻密に凝固させるような凝固浴条件の設定が困難であ
る。又紡出後でも画成分間の接着力不足の為に延伸・収
縮等で両成分の剥離によるトラブルの発生など操業性の
大巾な低下と品質の大巾な低下が予想される。更に製品
においても染色性、耐熱性、光沢等消費性能の低下や、
紡績、織編時の糸切れ、ケバ立ちといっだ加工性能の低
下も予想される。
上述したように、難燃アクリル系重合体を両成分に用い
た十分良好な難燃性と潜在捲縮性を有する難燃アクリル
系複合繊維は未だ開発されていない。
この理由としては難燃アクリル系繊維が難燃性を向上さ
せる為に大量のハロゲン含有モノマー或いは他の難燃剤
、難燃性化合物という繊維に対して一種の可塑剤となる
ものを有しておシ、複合繊維の画成分間の可塑成分(例
えばハロゲン含有モノマー)の量が小量変化しても十分
な潜在捲縮性を有するものが得られない事が挙げられる
。両成分の可塑性成分の量の差を十分な潜在捲縮性が発
現するように拡大すれば繊維の難燃性の低下や逆に難燃
性はあるが耐熱性の低下、強度の低下、染色性の低下と
いった品質の低下や或いは曳糸性の不足、強度不足、耐
熱性不足による操業性の低下が生じてくる。
本発明者らは上記欠点を克服すべく鋭意検討の結果全く
違った発想によυ本発明を完成するに到った。
本発明の目的とする所は良好な風合い、バルキー性、腰
感等をもつすぐれた潜在捲縮性を有する難燃アクリル系
複合繊維を提供するにある。
本発明の他の目的は従来の難燃アクリル系繊維と良好な
混紡性をもつすぐれた潜在捲縮性を有100重量部とポ
リウレタン30〜0重量部であシ、B成分が難燃アクリ
ル系重合体50〜95重蓋部とポリウレタン50〜2重
量部テアリフ5゜つB成分のポリウレタン含量率がA成
分中のポリウレタン含有率よシ少なくとも2重量部多く
配合されてなる潜在捲縮性を有する難燃アクリル系複合
繊維にかかるものである。
A成分は難燃アクリル系重合体70〜1001景部、好
ましくは80〜100重量部、更に好ましくは90〜9
8重量部とポリウレタン50〜0重量部、好ましくは2
0〜0重量部、更に好ましくは10〜2重量部とよシな
シかつB成分は難燃アクリル系重合体50〜98重量部
、好ましくは60〜95重量部、更に好ましくは70〜
90重瀘部とポリウレタン50〜2重量部、好ましくは
40〜5重量部、更に好ましくは30〜10重量部とよ
シなる。
A成分及びB成分中の難燃アクリル系重合体及びポリウ
レタンの比率がこの範囲をはずれれば、難燃性の低下が
見られたシ、耐熱性の低下や糸質特に強度や剛性の低下
及び染色性等の品質の低下や可紡性の低下、延伸性の低
下、乾燥における膠着といった操業性の低下が大きく好
ましくない0又B成分中のポリウレタンの含有率がA成
分中のポリウレタンの含有率よシも少なくとも2重量部
大きくなければ々ら々い。このポリウレタン含有率の差
が2重量部未満であれば、得られた複合繊維を100℃
熱水処理した場合捲縮発現性が十分でなく又発現した捲
縮の捲縮特性も十分良好とはいえない。
この人成分中とB成分中におけるポリウレタン含有率の
差はより好ましい捲縮発現性及び捲縮特性を有する為に
は6〜60重量部が好ましく、更に好ましくは5〜20
重量部ある方がよい。
又ポリウレタン含有率の差が極端に大キく(例えば30
重量部以上)なると捲縮の発現性は極めて良好になるが
、発現後の捲縮数が通常では非常に多くなシ紡績糸の風
合いの低下や糸品質の低下等をひきおこすために混紡比
率や紡績条件及び捲縮発現方法に工夫が必要となる。
難燃アクリル系重合体としては従来公知のものが使用で
きる。例えばアクリルニトリルと難燃性を有するモノマ
ーの共重合物やアクリロニトリルと難燃性を有するモノ
マーの共重合物に難燃剤や難燃性ポリマーを添加したも
の等々があげられる。もちろん難燃性改良の為に他の難
燃化方法、処理方法を行なう事も可能である。
難燃アクリル系重合体として好ましくは塩化ビニル、塩
化ビニリゾ/、臭化ビニル、臭化ビニリゾ7等のハロゲ
ン含有モノマーを20〜70重量%含有した難燃アクリ
ル糸共重合体である。
・・ログン含有モノマーとしては塩化ビニル、塩化ビニ
リデンが特に好ましい。ハロゲン含有モノマーが20重
量%未満ではすぐれた難燃性は得られず又70重量%を
越えれば得られた繊維の耐熱性、強度等の品質が低下す
るばかシか難燃性も飽和に達し経済的でもない。従って
難燃アクリル系重合体中のハロゲン含有モノマーの量は
20〜70重量%の範囲が操業性の点、品質の点、コス
トの点で好ましい。yに好捷しくは、アリルスルホン酸
ナトリウム、スチレンスルホン酸ナトリウム、2−アク
リルアミド−2−)fルブロピルスルホン酸ナトリウム
等の電離性モノマーを1〜5重量%含有した方がよい。
これにより染色性の改良はもちろんであるが紡糸時の凝
固性の大巾な改良及び乾燥緻密化の大巾な促進が可能で
あり、良好な光沢・染色性を有する繊維が得られる。
本発明に適用するポリウレタンは通常のものが使用され
るが、例えばポリエステル型、ポリエーテル型、ポリエ
ステルエーテル型、ポリエステルアミド型及びポリチオ
エーテル型ポリウレタンが挙げられ、具体的にはエチレ
ングリコール、フロピレンゲリコール、ブチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、1,4−シクロヘキ
シルクリコール、P−キシレングリコールオだはビスフ
ェノール人とアジピン酸、スペリン酸、セパチン酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸又はγ−ラクトン等からなる
ポリエステル類、アジピン酸−ジェタノールアミド又は
テレフタル酸−ピスゲロバノールアミド及び前述のジカ
ルボン酸類とからできるポリエステルアミド類、ジエチ
レンクリコール、トリエチレングリコール、1,4−フ
ェニレンビスオキシエチルエーテル又n 2.2’ −
ジフェニルプロパン−4,4−ビスオキシエチルエーテ
ル及び前述のジカルボン酸類とから出来るポリエステル
類、エチレンオキライド、プロピレンオキサイド、テト
ラヒドロフランからなるポリエーテル類、チオジク゛リ
コールなどのポリチオエーテル類など分子量200〜3
000の末端水酸基を有する線状重合体を有機ジイソシ
アネート例えば1.6−7二二レンジイソンアネート、
1.4−フ二二レンジイソシアネート、z4−トリレン
ジイソシアネート、4゜4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキザメチレンジイソシアネート、キシレ
ンジイソンアネート又は1.5−ナフチレノンインシア
ネートと2価アルコールの鎖延長剤と共に公知の重合方
法によシ反応せしめたボリウ1/タン系重合体である。
ポリウレタンの重合度は重合体濃度20重景%のジメチ
ルポルムアミド溶液の20℃の粘度が20ポアズ以上が
好ましい。又、ポリウレタンの弾性率は100%伸長時
の初M!1IiI性率として40 kg/ cy!以上
のものが好オしい。
ポリウレタンの使用筬か比較的多くなると例えば繊維中
10〜20重量部以上になると繊維の難燃性が低下して
くるがその場合はポリウレタン或いは難燃アクリル系重
合体にトリクレジルホスフェート等のリン酸エステル型
難燃剤やポリホスフェート、トリス(2,5−クロロプ
ロピル)ホスフェ−)、l−リス(2−クロロプロピル
)ホスフェート、トリス(クロロエチル)ホスフェート
等のノ・ロゲン化リン酸エステル219.燃剤や藪化ア
ンチモン、塩化アンチモン等のアンチモン系難燃剤及び
他の臭素系難燃剤を配合したす又はポリウレタンのモノ
マーの一成分として含リンポリオール等の難燃性モノマ
ーを使用したシする事によシ難燃性の低下は防ぐ事が出
来る。
難燃アクリル系重合体とポリウレタンは混合溶液の状態
で混和性は有するが相溶性を有しなl/1ものが好まし
い。難燃アクリル系重合体とポリウレタンの相溶性が大
であれば両者は大きな混合比においても十分均質な溶液
となり一新たな分子の配置構造をとるようにな9、それ
は繊維の耐熱性の低下や強度の低下、弾性、剛性の低下
及び染色性の低下等をひきおこし好ましくない。
混和性は有するが相溶性のないものを混合する事により
初めて巾広い混合比重の範囲で良好な品質を有した繊維
を操業性、生産性等を低下させる事々〈製造出来るので
ある。
混和性を有するとは難燃アクリル系重合体とポリウレタ
ンを混合する場合(例えば双方の溶液の混合或いは片方
の溶液へ他方の重合体の溶解混合)においてゲル化又は
凝集せず一方の成分が他方の成分中によく分散、混合す
る事を示す。
又相溶性がないときはM1燃アクリル系頂金体にポリウ
レタンを混合でぜた場名肉眼に−る軌剣はもとよシ顕微
鏡観察(Xつ600〜1000倍)においても混合存ヤ
液が不均質である事或いは混合溶液から溶剤乾固し7て
得ら2したフィルムを延伸すると白化又は多孔化が認め
られる俗を示す。
本発明にかかる繊維では、ポリウレタンというそれ自体
良好な弾性体でJ6りかつ面j熱性の比較的良好な重合
体をブレンドする事によってB成分、父はA成分とB成
分中でに燃アクリル系重合体が海成分を形成しポリウレ
タンが繊細軸方向へ細長く伸ひた島成分を形成した2相
構造を有したものが得られる。この繊細軸方向へ細長く
伸O・た島状のポリウレタンが本発明にかかる接合M#
を熱水処理した場合強力々バネとなって太き表収縮力を
生じそれによって良好な捲縮が発現するのであろう。
更に特徴的な事は捲縮発現後の繊維の少なくとも高収縮
成分側は常に島状のポリウレタン或υによシ引張られて
おシ、繊維に張力がかかっても容易に捲縮が伸びず又再
び捲縮状態に戻る事である。
こういった特徴ある捲縮発現性及び捲縮挙動は、ポリウ
レタンをブレンド相手として選択しかつ前記した範囲セ
混合使用する事により始めて発現した効果であり、これ
は従来いかなる難燃アクI) ル系HC#でも得ら九な
かった事である。
A成分、B成分の各々単独の収縮率の測定は、A成分、
B成分を各々単独に紡糸し、複合線維と全く同一の条件
で得られたtaMの収縮率として求めた。すぐれた捲縮
特性を有する複合繊維である為にはASBS発成のボリ
ウl/タンの含有基の差が少なくとも2重量部ある事が
必須である事は既に説明したが更に良好な捲縮特性及び
風合いを付与する為にはA成分、B成分の100℃熱水
処理での収縮率の差を好ましくは1゜5〜30%、更に
好ましくは2〜20%、特に好まし、〈は6〜15%と
するのがよい。この人。
B成分間の収縮率の差はA、B成分中のポリウレタン含
有率によ′り基本的には支配されるが、製造条件特に延
伸、収縮中でも2次延伸以後の条件で微調整が可能であ
りこういう后処理条件も製品の目的、用途品質、生産性
等を考I・咳1−で決定する事が必要である。
A、B成分間の収縮率の差が1.5%未満では十分な捲
縮発現性が得られないし又発現[7た捲縮も良好左もの
とは言えない。更に50%を越えると十分な捲縮発現性
dあるが、発現した捲縮が非常に数が多い微小なもの七
7)、リバルキー性、風合−かいく分低下してくる為、
紡績方法、捲縮発現方法等に工夫が必要となる。
次に本発明繊維の製造法の一例を上げて本発明を更に詳
しく説明する。
離燃アクリル系重合体は塩化ビニル、塩化ビニリデン、
或いは臭化ビニル又はそれらの混合物からなるハロゲン
含有モノマー20〜707f(f、f%と了りリロニト
11ルと少量の例えば1〜5重量%のアリルスルホン酸
ナトリウム、スチレンスルホン酸ナトリウム或いは2−
アクリルアミド−2−メチルプロピルスルホン酸ナトリ
ウム等の染色性改良モノマーをジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド或いはジメナルアセトアミド等の
有機溶剤中にてアゾビスイノブチロニトリル、アゾビス
ジメチルバレロニトリル等の重合開始剤にて重合させる
。特に好ましくは、アリルスルホン酸ナトリウム5〜4
oAH%、アク110ニトリル10〜85 i 蓋%、
ハロゲン含有モノマー10〜50重量%の組成を有する
重合体をジメチルホルムアミド〒にて上記重合方L・;
にて重合し、その重合体を含4]シたジメチル、ドルム
アミド溶液中にで更にハロゲン含有モノマー20〜70
1ti%及びアクリロニトリル及び必要ならばアリルス
ル不ン版ナトリウムを着色防止剤等信の添加剤の存在下
で重合させる。得らh、た重合ドープ中の未反応モノマ
ーの除去tロータリーエバポレーター或いは回転薄膜式
蒸発機にてなるべく低温にて行ないその後重合体濃度を
20〜30重量%に調整し、添加剤の添加等を行々い紡
糸原液を得る。この紡糸原液に重合体濃度15〜25重
i%のポリウレタン溶液を添加混合し1へ成分及び日成
分の紡糸原液を得る。各々の紡糸原液は紡糸粘度の調整
及び曳糸性の改良の為に40〜60℃に保温されて複合
kL維用L1金へ別/2の人口より導かれる。口金は勤
′帛−リイドバイーノ・「ド型板合ロ笠を用いる。口金
のノスルの孔径と孔敷は繊^」[のデニールにより決め
らi7、るが3フニールbiであれば通常0.05〜・
008らdの孔径のものを使用する。
凝固浴は紡糸原液に使用し)こイノ掘溶剤の水溶沿、ヤ
、イソプロピルアルコール、エナレンクリコール、ポリ
エチレングリコール等の有機溶剤やその水ん液が通常使
用されモの組成、温度AV−tは難燃アクリル系繊維を
製造する場合と同一条件でもよくもしくは若干凝固を早
める条件でも↓い。ジメチルホルムアミドを紡糸原液の
溶存」として用いる場合凝固浴条件はジメチルホルムア
ミド45〜65重i%温度30℃以下の水溶液とするの
が好ましい。
紡出された繊維は漸次有機溶剤濃度が低下する数個の浴
槽にて通常4〜8倍程度の1次延伸をうけ、その後水洗
、前タオル処理と行ないしかる後に100〜180℃の
熱風もしくはホットローラーもしくは熱風とホットロー
ラーの併用で乾燥・緻密化を行なう。乾燥後或いは1次
延伸後で乾燥前に繊維物性の調整の為に2次延伸を行な
う。2次延伸は熱水中或いは蒸熱中にて1.05〜25
〜2倍程う。2次延伸以後は、捲縮発現性の向上、繊維
物性の調整、風合い調整、紡績性の向上等の為に収縮、
延伸、後オイル、機棹クリンプ付与、(リンプセット等
を行なってもよい。
こうして得られた本発明にかかる難燃アクリル系複合繊
維は初めての良好な難燃性と潜在捲縮性とを兼ね備えた
繊維であシ高度の難燃性とバルキー性、良好な風合、染
色性などが要求される毛布、シーツ、ベッドカバー、カ
ーペット、カーテン、等の寝装インテリア関係及び安全
性、着心地が要求される小児用、老人用の衣服特にパジ
ャマ等において十分にその性能を発揮できるものである
更にポリウレタンと難燃アクリル糸1合体の混合物よシ
なる繊維において始めて)13現さrlだンットリとし
た触感はとわ、までに得られなかった高級羊毛の触感に
類似しだも(t’)である。
次に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
尚、実施例中の部、%は特に1汲しない限り重量部、を
皿%を示す。捷たづイ5縮特性及び糸質はJISL−i
074により行なった。離層性は酸素指数(以下a1と
呼称)で表わした。
これは1iuaを51y品にカットしハツトカードで解
繊後約0.5gの綿を採取し、こカフを約25閑の長さ
に均一に伸ばし、加熱恨により40回の撚シをかけた後
2つ折りにして撚シ棒をつ〈シこれを窒素ガスと酸素カ
スの混合ガス中にて撚υ棒の上端に接炎し試料が5 c
psだけ燃焼する際の混合ガス中の酸素ガス濃度で次式
により表わす0 屋素ガス十級素ガス 実施例1 アクリロニトリル(以下ANと呼称):塩化ビニリデン
c以下VDOと呼称)二アリルスルホン酸ナトリウム=
57:30:13’(%〕の組成を有するポリマーをジ
メチルホルムアミド(以下[I M u゛と呼称)を溶
剤とり、てアゾビスジメチルバレロニトリルを開始剤七
してオートクレーブ中で重合し作っ7ヒ。
コ(7) j[合体3部とA N 26部、voc26
部とヲl) M F?45部に溶解後パラトルエンスル
ホンー酸亜鉛を少量着防剤とし添加し、アゾビスジメチ
ルバレロニトリルを開始剤に使いオートクレーブ中にて
55℃にて9時間重合させた。重合ドープはロータリー
エバポレーターにより真空蒸発させて未反応モノマーの
除去・回収を行なった。モノマー回収後の重合体溶液は
透明な薄黄色で粘調な状態であった。この粘調なドープ
に水/ D M F混合溶液を添加し、な合体濃度26
5%、水分率1.5 %の難燃アクリル系紡糸原液を得
た。
次にポリウレタン浴液の製法を述べる。エチレングリコ
ールとγジピン鹸の反応によシ得られり分子i2000
のポリエステルグリコール100部とメチレン−ビス(
4−フェニルイノ/アネート)40m、トリレンジ・1
ノン74−− )2部とを反応させイソンア不−ト末端
を鳴するウレタンプレポリマーを・14た。このプレポ
リマーをしM )i’ I Q fJ部に溶解後、DM
F1500部、メチルーイミオービスフロヒルアミン2
.5部、エチレンシアミン9.5部及びジェタノールア
ミン1部よシなる溶液中にi+J下、攪拌しその後ロー
タリーエバポレーターにで重合体ね度17Sまで濃縮し
粘調なポリウレタン溶液を得た。
難燃アクリル系重合体の紡糸バξ液にポリウレタン溶液
を各々の重合体の良短比か記1表に示す比率になるよう
混合しAm分及びB成分紡糸原液を得た。混合はプロペ
ラ型の抗拝機によシロ0分間行なった。ポリツレタン(
+−混合した紡糸原液には両者の相溶性のなさによる相
分離(ポリウレタン溶液が液滴状になシ難燃アクリル系
重合体溶液中に分散している)が観察された。
A、B成力の紡糸原液はサイドバイサイド型の複合紡糸
用口金(ノズル孔径0.06籾、孔数4000個)に各
々別の入口から導入さノ1.てDMF:水=53:4ン
(%)18℃の凝固浴中へ紡出された。A、B成分の吐
出を比は1:1である紡出された誇友躬ε)、LD M
 F濃度が30%、15%と順次低下する2個の洛中に
て脱溶剤と4.5倍の1次延伸を行なった後70℃の水
洗槽にて十分洗浄され前オイル槽にて油剤付着しその後
165℃のホットローラーにて乾燥、緻密化された。乾
煉後は110℃の蒸熱にて1.4音の2次4ユ伸及び1
25℃の蒸熱下で095倍の緊張収縮をうけ、後オイル
何分、クリンプ付与後、乾汀1  1   男 実施例2 hxBvoc: アリルスルホン酸ナトリウム=52.
5 二45.0 =  2.5 (%)の組成を有する
難燃アクリル系重合体24%、酸化アンチモン2%水分
25%を含有するDMF溶液を重合体溶液中とし、AN
:VDO:  アリルスルホン酸ナトリウム=51.O
:47.0:2.0(%)の組成を有する難燃ア1クリ
ル系重合体24%、水分3%を含有するDMF  溶液
を重合体溶液Bとする。
重合体溶液Bと実施例1で使用したポリウレタン溶液を
重合体比で85=15になるように混合、攪拌し紡糸原
液B′1c調製した。
重合体溶液Aと紡糸原液Bを各々紡糸原液として実施例
1に示す複合紡糸方法にて紡糸を行にい5デニールの製
品を得た。
製品は良好な光沢を有し難燃性も01=30.4 と良
好であった。海水処理を行なう事によシ容易に潜在捲縮
を発現させる事が出来た。発現後の捲mは捲縮数31(
り7インチ)、捲縮弾性度81.3%捲縮弾性率1&3
%、残留捲縮度15,1%であった。
カネボウ合繊株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)A、B両成分が接合されてなり、A成分が難燃アク
    リル系重合体70〜100重1部とポリウシタフ30〜
    0重址部であシ、B成分が難燃アクリル系重合体50〜
    98重量部とポリウレタン50〜2重量部であυかつB
    成分のポリウレタン含有率がA成分中のポリツレタン含
    有率よシ少なくとも2重量部多く配合されてなる潜在捲
    縮性を有する難燃アクリル系複合繊維。 2)難燃アクリル系重合体が塩化ビニル、塩化ビニリデ
    ン等のハロゲン含有モノマーヲ20〜70重量%含有す
    る特許請求の範囲第1項記載の繊維。 3)  A成分が難燃アクリル系重合体80〜100重
    量部とポリウレタン20〜0重量部からなる特許請求の
    範囲第1項記載の繊維。 4)  13成分が難燃アクリル系重合体60〜95重
    量部とポリウレタン40〜5重量部からなる特許請求の
    範囲第1項記載の繊維。 5)  B成分中のポリウレタン含有率かA成分中のポ
    リウレタン含有率より5〜20iJi部多い特許請求の
    範囲第1項記載の繊維。 6)A、B成分の沸水中での収縮率の差が少なくとも、
    1.5%である特許請求の範囲第1項記載の繊維。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058526A (ja) * 2000-08-22 2002-02-26 Key Tranding Co Ltd 化粧料容器
JP2007037712A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Key Tranding Co Ltd 容器
JP2007106446A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Yoshida Industry Co Ltd コンパクト容器
CN104278362A (zh) * 2014-10-20 2015-01-14 湖州市菱湖石淙永盛丝织厂 一种阻燃的纤维材料的制备方法

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