JP2855627B2 - 防汚性織編物 - Google Patents

防汚性織編物

Info

Publication number
JP2855627B2
JP2855627B2 JP63312746A JP31274688A JP2855627B2 JP 2855627 B2 JP2855627 B2 JP 2855627B2 JP 63312746 A JP63312746 A JP 63312746A JP 31274688 A JP31274688 A JP 31274688A JP 2855627 B2 JP2855627 B2 JP 2855627B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitted fabric
antifouling
woven
yarn
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63312746A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01250432A (ja
Inventor
清一 越智
英夫 勝部
博 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP63312746A priority Critical patent/JP2855627B2/ja
Publication of JPH01250432A publication Critical patent/JPH01250432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2855627B2 publication Critical patent/JP2855627B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、防汚性織編物に関するものであり、さらに
詳しくはカーシート、天囲材、ドアトリム、カーマット
などの自動車用内装材をはじめとする各種車輛、航空
機、船舶等の内装材用に適した織編物に関するものであ
る。
(従来の技術) 近年、自動車等用の内装材は従来の塩化ビニール樹脂
シート、皮革製品以外に各種繊維製品の進出がめざまし
い。ことに高級化、多様化が進むカーシート、天囲材等
の自動車内装材として、各種汎用繊維、例えばポリエス
テル繊維、ポリアミド系繊維、羊毛、絹等を用いた織編
物が多用されてきた。これら自動車内装材は一般に、超
耐光性、摩耗耐久性制電性などの物性機能性面での工夫
の他にソフト風合、カラーコーディネート等風合、デザ
イン面での工夫により多様化、高級化に対応してきた。
しかしながら、自動車等内の各種生活汚れ、例えばチ
リ、ゴミ、泥、タバコの灰、水性・油性の各種液状汚
れ、手垢汚れなどに対して、優れた防汚性を付与した自
動車等の内装材用織編物物は実用化に至っていない。
繊維製品に防汚性を付与する技術としては、繊維表面
を低エネルギー化する方法、すなわち溌水・溌油性を付
与することで汚れを付きにくくする方法、繊維表面を高
エネルギー化する方法、すなわち親水化することで付着
した汚れを取りやすくする方法、中空異形繊維を利用し
付着汚れが光学的に見えにくくする方法が知られてい
る。
これら防汚性付与技術の中で、まず汚れを付きにくく
する方法としては、通常、布帛を染色後、パッド・ドラ
イ・キュア法やスプレー法などの方法で溌水剤もしくは
溌油剤を付与する方法が知られている。しかしながら、
この方法で良好な防汚性を付与させるためには、溌水・
溌油剤等の防汚剤の付着量を増加させる必要があるた
め、風合が硬くなりやすいこと、濃染品の染色堅牢度、
特に湿堅牢度が低下しやすいことなどの欠点がある。特
に立毛製品、例えばトリコット起毛品やダブルラッセル
等の立毛経網地では、後加工時、マングルによるニップ
工程で立毛部が倒れやすく製品の外観品位が低下する。
マングルによる立毛製品の立毛部倒れ現象は、後起毛加
工を実施すれば、基本的には、改善可能であるが、起毛
剤は付着および摩耗による防汚性低下は避けられない。
更に自動車等内装材としての組立て工程で重要な該織編
物裏面の接着性が低下するなどの欠点を有する。
又、該織編物を染色時、吸尽法で溌水・溌油剤を付与
する方法も提案されているが、この方法単独で良好な防
汚性を付与するためには、濃色品の染色堅牢度低下、織
編物裏面の接着性低下の欠点は改善されない。
一方、含フッ素化合物を原糸製造段階で付与した合成
繊維を用いる方法も考えられるが、溌水・溌油性に基づ
く防汚性は発揮されるものの、静電気による浮遊物(ゴ
ミ、チリ)に対する防汚性は不充分である。又単に該防
汚性原糸を100%使用する織編物では裏面の接着性が低
下する等の欠点を有し、いずれの方法も実用化に至って
いない。
一方、汚れをとりやすくする方法としては、一般に繊
維を親水化する方法が知られているが、各種汚れが付着
しやすく、目立ちやすいこと、織編物裏面に汚れが浸透
しやすく非衛生的であること等の欠点の他に、繰返し洗
濯の難しい自動車等の内装材の特殊性からみて、好まし
い防汚性付与方法ではない。
又、付着汚れを光学的に見えにくくする方法として
は、一般に中空異形断面糸を利用したカーペットが知ら
れているが、付着した汚れが本質的に低減できるもので
なく、衛生面でも好ましくない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は特に自動車等用の内装材として具備すべき耐
光性、耐熱性、耐久性(摩耗他)、制電性、染色堅牢度
(湿堅牢度)、接着性、風合外観品位等の特性に何ら悪
影響を及ぼすことなく、自動車等内での各種生活汚れ、
例えば浮遊物(チリ、ゴミ、タバコの灰)各種液状汚れ
(水性・油性汚れ)、泥汚れ及び手垢汚れ等に対して総
合的に優れた防汚性を発揮する自動車等の内装材用織編
物を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は、表層部と裏層部が異なる糸で構成さ
れ、表層部がパイル糸を有する織編物において、表層部
のパイル糸に、含フッ素化合物が紡糸油剤として未延伸
合成繊維に付与されてのち、延伸熱固定されて含フッ素
化合物で被覆されてなる溌水・溌油性合成繊維および導
電性繊維とを含むことを特徴とする防汚性織編物であ
る。
本発明は合成繊維で構成される織編物において、パイ
ル糸部(表層部)が含フッ素化合物で被覆された撥水・
撥油性繊維もしくは該撥水・撥油性繊維と導電糸であ
り、グランド糸部(裏層部)が通常合成繊維を使用する
ことにより、耐光性、耐熱性、摩耗耐久性、制電性、染
色堅牢度、接着性、風合、外観品位に何ら悪影響を及ぼ
すことなく、自動車等内での各種生活汚れに対して、耐
摩耗性の著しく改善された撥水・撥油性・制電性に基づ
く防汚性を有する自動車等の内装材用織編物として好適
である。
本発明に用いる合成繊維とは、ポリエステル系繊維、
PBT繊維、塩基性可染性ポリエステル繊維、常温可染型
塩基性可染性ポリエステル繊維、ポリアミド系繊維(Ny
6,Ny66,Ny11,Ny12,芳香族Ny)などの通常溶融紡糸法で
得られる合成繊維であるが、特にこれらに限定されるも
のではない。
本発明における織編物とは、カーシート、天囲材、ド
アトリム等をはじめとする自動車用内装材や各種乗物類
のシート、マット類、内装材等として使用できるもの
で、表層部(パイル糸部)と裏層部(グランド糸部)が
別々の糸で構成される組織であり、例えば二重織、三重
織、二層編地、三層編地等の多層織編物であることが望
ましい。これらの多層織編物の中では、特にトリコッ
ト、ダブルラッセルポール等の経編地、ことに立毛経編
地が高級感の要求される自動車等の内装材として好まし
い。
多層織編物のパイル糸部(表層部)は、分子間引力が
小さく、繊維表面自由エネルギー低下効果の大きいフッ
素化合物の皮膜で被覆された合成繊維もしくは、予め、
フッ素系化合物あるいはフッ素変性シリコン化合物を練
込んだ合成繊維の表面に更にフッ素化合物を被覆した合
成繊維あるいは、これらのフッ素系化合物の皮膜を有す
る合成繊維に予め、ファイバー段階でフッ素系化合物を
均一に付着させた天然繊維、例えば羊毛、綿繊維等を混
繊もしくは交絡させた糸を使用することができる。
これらの防汚糸に導電性繊維を併用することで優れた
防汚性を発揮することができる。導電糸は、撥水・撥油
性に基づく防汚糸が各種液状汚れ(水性・油性)、泥汚
れ、手垢汚れに対して、優れた防汚性を発揮するのに対
して、静電気に基づく、遊離汚れ(チリ、ゴミ)に対し
て優れた防汚効果を得るために使用する。
導電糸としては炭素、もしくは、銅化合物等の導電性
物質を練込んだ、芯サヤ型もしくは導電層露出型のポリ
エステル、ポリアミド及びポリアクリロントリル系導電
糸等が例示されるが20℃下、40%RH下の比抵抗値が103
〜109Ωcm導電糸の使用が好ましい。特に導電部露出タ
イプの導電糸が望ましい。
又、これらの含フッ素化合物で被覆された防汚性繊維
と導電糸の使用比率は、防汚性繊維1000に対して導電糸
1〜10が好ましい。これら防汚性繊維と導電糸の使用方
法としては、混繊あるいは引揃え等の方法で使用でき
る。パイル糸に占める導電糸の使用比率は1%以下、特
に0.5%以下が実用防汚性、経済性、制電性の点から好
ましい。
又多層織編物のグランド糸部(裏層部)は自動車等の
内装材として具備すべき、強力、接着性、などの基本特
性を満足するものであれば素材の制約を受けることなく
使用することができるが、特にポリエステル系繊維の使
用が好ましい。
三層編地等で使用するパイル糸、グランド糸以外のつ
なぎ糸については、含フッ素化合物で被覆した防汚性繊
維もしくは通常繊維のいずれも使用することができる。
又、グランド糸に通常繊維以外に制電糸、導電糸、易
接着糸を併用することもできる。
本発明におけるパイル糸構成素材の内、含フッ素糸化
合物で被覆した防汚性繊維について更に詳しく説明す
る。使用する含フッ素化合物としてはパーフルオロアル
キル基を側鎖に有するフッ素化合物及びそれらの変性
物、例えばエポキシ基、メチロール基、クロロトリアジ
ン基等の自己反応基をもつパーフルオロアルキル基含有
化合物、ヒドロキシル基、アミノ基のような架橋剤を介
して反応できる反応性基を有するパーフルオロアルキル
基含有化合物、フッ素変性シリコン化合物等が挙られ
る。
特に自動車等内の各種生活汚れに対して優れた防汚
性、防汚耐久性を発揮させるためには、繊維一本一本の
表面に均一かつ強固な含フッ素化合物の皮膜を形成させ
ること、これらの皮膜が無粘着性であり、泥汚れ等の粒
子汚れに対して優れた防汚性を発揮すること、後工程特
に染色工程での含フッ素化合物の脱落が少ないと、低温
の熱処理で良好な撥水・撥油性を発現することや、自動
車等内装材の基本要求特性である耐光性、耐熱性、耐摩
耗性、制電性、染色堅牢度(特に湿堅牢度)及び風合、
外観品位に悪影響をおよぼさないこと等が必須条件とな
る。
これらの条件を満たすための含フッ素化合物の具備条
件としては、パーフルオロアルキル基のカーボン数が4
〜13、平均8〜9のテロマー法で得られたパーフルオロ
アルキル基含有化合物が好ましい。これらの含フッ素化
合物は、該含フッ素化合物中のフッ素原子が占める割合
が30%〜65%、好ましくは35%以上、より好ましくは50
%以上であること、130℃下60分間の高温易熱処理時の
繊維表面上のフッ素原子保持立が70%以上であること、
又100℃下乾燥時の皮膜が無粘着性であり、強固に付着
していることを満足できれば、含フッ素化合物の組成、
分子量に制限を受けるものではない。
本発明における含フッ素化合物は、未延伸繊維に公知
の方法、たとえばローラ塗布、浸漬等の手段により付与
し、延伸熱固定する紡糸油剤として用いる。
本発明における防汚性多層構造織編物は、通常の染色
仕上加工工程を通して自動車通の内装材として中間製品
化することができる。
又、本発明における多層構造織編物の風合調製を目的
に各種シリコン化合物、フッ素変性シリコン化合物、含
フッ素化合物を通常工程で併用することができる。これ
ら後工程に於ける風合調製用の各種加工剤は、パイル糸
部の撥水・撥油性を低下させないことおよびグランド糸
部の接着性を低下させない範囲の極少量の使用が前提と
なる。
本発明に於ける多層構造織編物のグランド糸部(裏
面)は、繊維製基布、塩ビ樹脂シート、ウレタンシー
ト、SBRシート及び各種ラテックス類、例えば難燃ラテ
ックスとの接着性を低下させない素材の使用が必要であ
る。
なお、含フッ素化合物の付与した撥水・撥油性繊維
を、多層構造織編物のパイル部/グランド部両者に使用
する通常後加工による方法では、良好な防汚性を付与す
るためには、含フッ素系加工剤の対繊維付着量が少なく
ともフッ素原子換算で0.05%owf以上、好ましくは0.10
%owf以上必要なため、例えばポリエステル分散染料染
色品の場合、濃色品では、湿堅牢度(摩擦)や接着性が
低下する、風合が硬化しやすい等の問題を有することか
ら不適当である。
以下実施例により本発明を説明する。なお実施例中の
部は重量部を意味する。
実施例1、比較例1 溶融紡糸して得られたポリエチレンテレフタレート未
延伸繊維に第1表に示す油剤組成物を繊維重量に対し
て、5重量%になるよう付与した後、常法の延伸熱加熱
によりポリエステル繊維(100デニール/36フィラメン
ト)を製造した。
実施例5 実施例1で得られた100デニール/36フィラメント 得られた防汚性ポリエステルフィラメントとカーボン
露出型導電糸(エミナーUR東洋紡績社製カーボン露出型
ナイロンフィラメント24デニール4フィラメント)をパ
イル糸として使用し、一方通常ポリエステル繊維(100
デニール/36フィラメント)をグランド糸として使用
し、ダブルラッセル編地を編成し、センターカット後、
導電糸がパイル面1インチ当り1本含まれる立毛経編地
を得た。
得られた経編地を高耐光性分散染料を用いて常法にて
染色仕上して、淡青色のカーシート用ダブルラッセル編
地を得た。
得られたカーシートの撥水・撥油性、実用防汚性及び
カーシートの基本特性値を第4表にまとめた。
実施例2〜4、比較例2〜4 実施例5で得られた染色仕上前の立毛経編地を用いて
常法により190℃下30秒プレセット後、カーシート用高
耐光性分散塗料を用いて130℃下60分間染色、還元染色
水液後、第2表に示す仕上加工液をそれぞれ吸尽法、パ
ッド法、スプレー法で付与後、乾燥後、160℃下60秒間
仕上セットを実施し、極濃色マルーン色のカーシート用
ダブルラッセル編地を得た。
比較例5 通常ポリエステル繊維100デニール36フィラメント
を、パイル糸及びグランド糸として用い、実施例1と同
様の立毛経編地を得た。得られた立毛経編地を実施例6
と同条件にて極濃色マルーン色に染色、還元洗染後、第
3表に示す仕上加工液を付与後、乾燥、仕上セットを実
施し、マルーン色のカーシート用ダブルラッセル編地を
得た。
比較例11 実施例1で得られた100デニール/36フィラメントの防
汚性ポリエステルフィラメントを、パイル糸とグランド
糸全てに用いた原糸防汚糸100%のダブルラッセル編地
を編成、センターカット後、実施例1と同条件で、プリ
セット、染色、仕上加工を実施し、淡青色のカーシート
用ダブルラッセル編地を得た。
試験方法は次のとおりである。
A 撥水性:イソプロピルアルコールと水を一定割合で
混合した液を作成し、この液の小滴を生地表面に置き、
ぬれを観察した。
(油性汚れ) ビール、日本酒、ウイスキー、マヨネーズ、化粧乳液
のおよそ5ccの汚れと重油及び40℃チョコレートをテス
ト生地表面に付着後、5分放置し、ティッシュペーパー
でふきとり後、生地表面の残存程度をJIS汚染グレース
ケールで判定し、平均値で評価した。
尚、重油、チョコレート汚れについてのみ、ベンジン
ふきとりを行なった。
(手垢汚れ) 綿100%平織物(無糊、漂白布、目付100g/m2、50本×
45本/インチ)表面に、カーボンブラック2.0%/鉱物
油20%/アルギン酸ソーダ0.8%/コーンスターチ1.3%
/オレイン酸0.5%/パルミチン酸0.5%/ミリスチン酸
0.5%/コレステロール0.5%/トリオレイン0.5%およ
び残量水を含む汚染物質をグラビアロール(深さ0.0125
inch巾4inch)でプリント後、150℃下10分間キュアし
て、手垢汚れ標準汚染布を得た。得られた標準汚染布
を、学振型摩擦試験機摩擦子表面に取付け、又、カーシ
ートサンプルを摩擦石に取り付け、5回摩擦テスト後、
ノニオン性洗剤0.5%水溶液を用いて拭取り乾燥後、汚
染度を汚染グレースケールにて1〜5級の評価をした。
(耐ドライソイル) JISL−1021敷物規格汚れ討験に準ずる。
E 耐光性:83℃×200時間カーボンフェード後、変退色
グレースケールにて1〜5級の評価をした。
F 摩擦堅牢度:JIS−L−0849学振型法で評価した。
G 制電性:20℃、40%RH下化繊協会帯電性評価法に準
じて摩擦帯電圧で評価した。
H 風合:手触りの程度を、下記5段階で評価した。
5級 ソフト風合で表面極めて表面極めてな
めらか 4級 ソフト風合 3級 普通 2級 やや硬目風合 1級 硬目風合で表面ザラツキ感有 I 接着性:ウレタンフォームとの接着時の接着性 ◎ 極めて良好 ○ 良好 × 不良 J 摩擦試験法:JIS−L−1021動的荷重法 ゴムロール1kg1万回後の溌水溌油性討を
評価した。
本発明は織編物のパイル糸部(表層糸部)に、繊維1
本1本の表面に密着性・均一付着性の良好な含フッ素化
合物が被覆された撥水・撥油性繊維もしくは該撥水・撥
油性繊維と導電性繊維を使用し、一方グランド糸部(裏
層糸部)に通常繊維を使用しているため、通常の後加工
法による撥水・撥油性織編物に比べて染色堅牢度(湿堅
牢度)、接着性、風合外観品位が良好で、自動車内等で
の各種正確汚れ浮遊物、各種液状汚れ、泥汚れ及び手垢
汚れ等に対して、優れた実用防汚性を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の防汚性内装材用経編地の略側面図で
あり、第2図はファイバー側面のみ防汚剤を付着させた
パイル糸部の拡大側面図を、第3図はファイバー側面お
よび断面部に防汚剤を付着させたパイル糸部の拡大側面
図を示す。 1:パイル糸(防汚剤付与糸) 1′:つなぎ糸 2:グランド糸(通常糸) 3:導電性パイル糸 4:ファイバー断面部に防汚剤を付着させたパイル糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−8186(JP,A) 特開 昭60−239568(JP,A) 特開 昭58−109655(JP,A) 特開 昭60−199976(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 27/00 D03D 15/00 D03D 15/00 101 D06M 15/256

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表層部と裏層部が異なる糸で構成され、表
    層部がパイル糸を有する織編物において、表層部のパイ
    ル糸に、含フッ素化合物が紡糸油剤として未延伸合成繊
    維に付与されてのち延伸熱固定されて含フッ素化合物で
    被覆されてなる溌水・溌油性合成繊維と導電性繊維とを
    含むことを特徴とする防汚性織編物。
JP63312746A 1987-12-12 1988-12-10 防汚性織編物 Expired - Fee Related JP2855627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63312746A JP2855627B2 (ja) 1987-12-12 1988-12-10 防汚性織編物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31482587 1987-12-12
JP62-314825 1987-12-12
JP63312746A JP2855627B2 (ja) 1987-12-12 1988-12-10 防汚性織編物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01250432A JPH01250432A (ja) 1989-10-05
JP2855627B2 true JP2855627B2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=26567300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63312746A Expired - Fee Related JP2855627B2 (ja) 1987-12-12 1988-12-10 防汚性織編物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2855627B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104385743A (zh) * 2014-10-09 2015-03-04 泉州迦南织造有限公司 一种抗静电吸附功能面料

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210046436A (ko) * 2019-10-18 2021-04-28 현대자동차주식회사 자동차 내장재

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588186A (ja) * 1981-07-09 1983-01-18 ユニチカ株式会社 撥水撥油性布帛の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104385743A (zh) * 2014-10-09 2015-03-04 泉州迦南织造有限公司 一种抗静电吸附功能面料
CN104385743B (zh) * 2014-10-09 2017-02-01 泉州迦南织造有限公司 一种抗静电吸附功能面料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01250432A (ja) 1989-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060101585A1 (en) Fluorochemical-containing textile finishes that exhibit wash-durable soil release and moisture wicking properties
CN101228312A (zh) 具有层状整理剂结构的纺织品基质
US20040138083A1 (en) Substrates having reversibly adaptable surface energy properties and method for making the same
US7468333B2 (en) Wash-durable, liquid repellent, and stain releasing polyester fabric substrates
US7550399B2 (en) Wash-durable, liquid repellent, and stain releasing cotton fabric substrates
US6899923B2 (en) Methods for imparting reversibly adaptable surface energy properties to target surfaces
EP0098604B1 (en) Artificial grain leather having different colour spot groups
JP6581261B2 (ja) 布帛
JP4622530B2 (ja) 花粉付着防止繊維構造物
CA2930467A1 (en) Soil repellant fiber and methods of making the same
JP2855627B2 (ja) 防汚性織編物
JPH0280648A (ja) 防汚性自動車用内装材
KR960004910B1 (ko) 제전 방오성 시이트상물
JP3852156B2 (ja) 防汚性合成繊維布帛およびその製造方法
TW201930683A (zh) 附有印刷之起絨薄片及印刷用起絨薄片
CA2512027C (en) Compositions and treated substrates having reversibly adaptable surface energy properties and method for making the same
US20040116015A1 (en) Fluorochemical-containing textile finishes that exhibit wash-durable soil release and moisture wicking properties
JP2004169197A (ja) 難燃性人工皮革
JP3800670B2 (ja) 耐墨汁汚れ性合成繊維及びその製造方法
JP2615708B2 (ja) 制電防汚性シート状物
JP2016069767A (ja) 撥水撥油性布帛
JP2022151713A (ja) 人工皮革およびその製造方法
JP2022109196A (ja) 自動車用内装布帛
CN110029503A (zh) 一种防污耐磨型汽车内饰用纺织材料的制备方法
JPH0268361A (ja) 帯電防止モケット

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees