JPH01250432A - 防汚性織編物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、防汚性織編物に関するものであり、さらに詳
しくはカーシート、天囲材、ドアトリム、カーマットな
どの自動車用内装材をはじめとする各種車輛、航空機、
船舶等の内装材用に適した織編物に関するものである。

（従来の技術） 近年、自動車等用の内装材は従来の塩化ビニール樹脂シ
ート、皮革製品以外に各種繊維製品の進出がめざましい
、ことに高級化、多様化が進むカーシート、天囲材等の
自動車内装材として、各種汎用繊維、例えばポリエステ
ル繊維、ポリアミド系繊維、羊毛、絹等を用いた織編物
が多用されてきた。これら自動車内装材は一般に、超耐
光性、摩耗耐久性制電性などの物性機能性面での工夫の
他にソフト風合、カラーコーデイネート等風合、デザイ
ン面での工夫により多様化、高級化に対応してきた。し
かしながら、自動車等内の各種生活刃れ、例えばチリ、
ゴミ、泥、タバコの灰、水性・油性の各種液状汚れ、手
垢汚れなどに対して、優れた防汚性を付与した自動車等
の内装材用織編物は実用化に至っていない。

繊維製品に防汚性を付与する技術としては、繊維表面を
低エネルギー化する方法、すなわち撥水・撥油性を付与
することで汚れを付きにくくする方法、繊維表面を高エ
ネルギー化する方法、すなわち親水化することで付着し
た汚れを取りゃずくする方法、中空異形繊維を利用し付
着汚れが光学的に見えにくくする方法が知られている。

これら防汚性付与技術の中で、まず汚れを付きにくくす
る方法としては、通常、布帛を染色後、パッド・ドライ
・キュア法やスプレー法゛などの方法で撥水剤もしくは
溌油剤を付与する方法が知られている。しかしながら、
この方法で良好な防汚性を付与させるためには、（ａ水
・（發油剤等の防汚剤の付着量を増加させる必要がある
ため、風合が硬くなりやすいこと、濃染品の染色堅牢度
、特に湿堅牢度が低下しやすいことなどの欠点がある。

特に立毛製品、例えばトリコット起毛品やダブルランセ
ル等の立毛経編地では、後加工時、マングルによる二・
シブ工程で立毛部が倒れやすく製品の外観品位が低下す
る。マングルによる立毛製品の立毛部倒れ現象は、後起
毛加工を実施すれば、基本的には、改善可能であるが、
起毛剤は付着および摩耗による防汚性低下は避けられな
い。更に自動車等内装材としての組立て工程で重要な該
織編物裏面の接着性が低下するなどの欠点を有する。

又、該織編物を染色時、吸尽法で撥水・１發油剤を付与
する方法も促案されているが、この方法単独で良好な防
汚性を付与するためには、濃色品の染色堅牢度低下、織
編物裏面の接着性低下の欠点は改善されない。

一方、含フッ素化合物を原糸製造段階で付与した合成繊
維を用いる方法も考えられるが、撥水・撥油性に基づく
防汚性は発揮されるものの、静電気による浮遊物（ゴミ
、チリ）に対する防汚性は不充分である。又単に該防汚
性原糸を１００％使用する織編物では裏面の接着性が低
下する等の欠点を有し、いずれの方法も実用化に至って
いない。

一方、汚れをとれやすくする方法としては、−般に繊維
を親水化する方法が知られているが、各種汚れが付着し
やすく、目立ちやすいこと、織ｊ層物裏面に汚れが浸透
しやすく非衛生的であること等の欠点の池に、繰返し洗
濯の難しい自動車等の内装材の特殊性からみて、好まし
い防汚性付与方法ではない。

又、付着汚れを光学的に見えにくくする方法としては、
−Ｉｎに中空異形断面糸を利用したカーペットが知られ
ているが、付着した汚れが本質的に低減できるものでな
く、衛生面でも好ましくない。

（発明が解決しようとする１り 本発明は特に自動車等用の内装材として具備すべき耐光
性、耐熱性、耐久性（摩耗他）、制電性、染色堅牢度（
湿堅牢度）、接着性、風合外観品位等の特性に何ら悪影
響を及ぼすことなく、自動車等内での各種生活汚れ、例
えば浮遊物（チリ、ゴミ、タバコの灰）各種液状汚れ（
水性・油性汚れ）泥汚れ及び手垢汚れ等に対して総合的
に優れた防汚性を発揮する自動車等の内装材用織編物を
得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は合成繊維で構成される織編物において、パイル
糸部（表層部）が含フッ素化合物で被覆された撥水・Ｉ
８油性繊維もしくは該撥水・撥油性繊維と導電糸であり
、グランド糸部（裏層部）が通常合成繊維を使用するこ
とにより、耐光性、耐熱性、摩耗耐久性、制電性、染色
堅牢度、接着性、風合、外観品位に何ら悪影響を及ぼす
ことなく、自動車等内での各種生活汚れに対して、耐摩
耗性の著しく改善された撥水・１發油性、制電性に基づ
く防汚性を有する自動車等の内装材用織編物である。

本発明に用いる合成繊維とは、ポリエステル系繊維、Ｐ
ＢＴ繊維、塩基性可染性ポリエステル繊維、常温可染型
塩基性可染性ポリエステル繊維、ポリアミド系繊維（Ｎ
ｙ６　、　Ｎｙ６６、　Ｎｙｌｌ、　Ｎｙ１２．　芳香
族Ｎｙ）などの通常熔融紡糸法で得られる合成繊維であ
るが、特にこれらに限定されるものではない。

本発明におけるｗｉ曙物とは、カーシート、天囲材、ド
アトリム等をはじめとする自動車用内装材や各種乗物類
のシート、マツ）！、内装材等として使用できるもので
、表層部（パイル糸部）と裏層部（グランド糸部）が別
々の糸で構成される組織であり、例えば二重織、三重織
、二層編地、三層編地等の多層織編物であることが望ま
しい。これらの多層ｖａ編物の中では、特に］・リコノ
ト、ダブルランセルボール等の経編地、ことに立毛経編
地が高級感の要求される自動車等の内装材として好まし
い。

多Ｎ織曙物のパイル系部（表層部）は、分子間引力が小
さく、繊維表面自由エネルギー低下効果の大きいフッ素
系化合物の皮膜で被覆された合成繊維もしくは、予め、
フッ素系化合物あるいはフン素変性シリコン化合物を練
込んだ合成繊維の表面に更にフン素化合物を被覆した合
成繊維あるいは、これらのフッ素系化合物の皮膜を有す
る合成風維に予め、ファイバー段階でフッ素系化合物を
均一に付着させた天然繊維、例えば羊毛、綿繊維等を混
繊もしくは交絡させた糸を使用することができる。

これらの防汚系に制電性繊維、もしくは導電性繊維を併
用することで優れた防汚性を発揮することができる。制
御電糸もしくは導電系は、撥水・撥油性に基づく防汚糸
が各種液状汚れ（水性・油性）泥ｌηれ、手垢汚れに対
して、優れた防汚性を発揮するのに対して、静電気に基
づく、遊離７ηれ（チリ、ゴミ）に対して優れた防汚効
果を得るために使用するもので、特に導電糸の使用が好
ましい。

導電系としては炭素、もしくは、銅化合物等の導電性物
質を練込んだ、芯サヤ型もしくは導電層露出型のポリエ
ステル、ポリアミド及びボリアクリロントリル系導電糸
等が例示されるが２０°Ｃ下、４０％Ｉ？ＩＩ下の比抵
抗値が１（１’〜１０９Ωｃｍ導電糸の使用が好ましい
。特に導電部露出タイプの導電糸が望ましい。

又、これらの含フッ素化合物で被覆された防汚性繊維と
導電糸の使用比率は、防汚性繊維１０００に対して導電
糸１〜１０が好ましい。これら防汚性繊維と導電糸の使
用方法としては、混繊あるいは引揃え等の方法で使用で
きる。パイル系に占める導電糸の使用比率は１％以下、
特に０．５％以下が実用防汚性、経済性、制電性の点か
ら好ましい。

又多層織編物のグランド系部〔裏層部〕は自・動車等の
内装材として具備すべき、強力、接着性、などの基本特
性を満足するものであれば素材の制約を受けることなく
使用することができるが、特にポリエステル系繊維の使
用が好ましい。

三Ｎ編地等で使用するパイル糸、グランド糸以外のつな
ぎ糸については、含フッ素化合物で被覆した防汚性繊維
もしくは通常繊維のいずれも使用することができる。

又、グランド糸に通常繊維以外に制電糸、導電糸、易接
着糸を併用することもできる。

本発明におけるパイル糸構成素材の内、含フッ素化合物
で被覆した防汚性繊維について更に詳しく説明する。使
用する含フッ素化合物としてはパーフルオロアルキル基
を側鎖に有するフン素化合物及びそれらの変性物、例え
ばエポキシ基、メチロール基、クロロトリアジン基等の
自己反応基をもつパーフルオロアルキル基含有化合物、
ヒドロキシル基、アミノ基のような架橋剤を介して反応
できる反応性基を有するパーフルオロアルキル基含有化
合物、フン素変性シリコン化合物等が挙られる。

特に自動車等内の各種生活汚れに対して優れた防汚性、
防汚耐久性を発揮させるためには、繊維−本一本の表面
に均一かつ強固な含フン素化合物の皮膜を形成させるこ
と、これらの皮膜が無粘着性であり、泥汚れ等の粒子汚
れに対して優れた防汚性を発揮すること、後工程特に染
色工程での含フッ素化合物の脱落が少ないと、低温の熱
処理で良好なＩ８水・撥油性を発現することや、自動車
等内装材の基本要求特性である耐光性、耐熱性、耐摩耗
性、制電性、染色堅牢度（特に湿堅牢度）及び風合、外
観品位に悪影響をおよぼさないこと等が必須条件となる
。

これらの条件を満たすための含フ・ン素化合物の具備条
件としては、パーフルオロアルキル基のカーボン数が４
〜１３、平均８〜９のテロマー法で得られたパーフルオ
ロアルキル基含有化合物が好ましい。これらの含フン素
化合物は、該含フン素化合物中のフッ素原子が占める割
合が３０％〜６５％、好ましくは３５％以上、より好ま
しくは５０％以上であること、１３０°Ｃ下６０分間の
高温液熱処理時の繊維表面上のフッ素原子保持率が７０
％以上であること、又１００’Ｃ下乾燥時の皮膜が無粘
着性であり、強固に付着していることを満足できれば、
含フ、・素化合物の組成、分子量に制限を受けるもので
：、ｔない。

本発明における含フン素化合物は、未延伸繊維に公知の
方法、たとえばローラ塗布、浸漬等の手段により付与し
、延伸熱固定する紡糸油剤として用いるのが好適である
。

本発明における防汚性多層構造織編物は、通常の染色仕
上加工工程を通して自動車等の内装材として中間製品化
することができる。

又、本発明における多層構造織編物の風合調製を目的に
各種シリコン化合物、フッ素変性シリコン化合物、含フ
ン素化合物を通常工程で併用することができる。これら
後工程に於ける風合調製用の各種加工剤は、パイル糸部
の撥水・電油性を低下させないことおよびグランド糸部
の接着性を低下せない範囲の極少量の使用が前提となる
。

本発明に於ける多層構造織編物のグランド糸部（裏面）
は、繊維製基布、塩ビ樹脂シート、ウレタンシート、Ｓ
ＢＲシート及び各種ラテックス類、例えば難燃ラテック
スとの接着性を低下させない素材の使用が必要である。

なお、含フッ素化合物の付与した塩水・撥油性繊維を、
多層構造織編物のパイル部／グランド部両者に使用する
通常後加工による方法では、良好な防汚性を付与するた
めには、含フッ素系加工剤の対繊維付着量が少なくとも
フン素原子換算で０．０５％ｏｗｆ以上、好ましくは０
．１０％０賀ｆ以上必要なため、例えばポリエステル分
散染料染色品の場合、濃色品では、湿堅牢度（摩擦）や
接着性が低下する、風合が硬化しやすい等の問題を有す
ることがら不適当である。

以下実施例により本発明を説明する。なお実施例中の部
は重量部を意味する。

実施例１、比較例１ 溶融紡糸して得られたポリエチレンテレフタレート未延
伸繊維に第１表に示す油剤組成物を繊維重量に対して、
５重量％になるよう付与した後、常法の延伸熱加熱によ
りポリエステル繊維（１００デニール／３６フイラメン
ト）を製造した。

以下余白 第　　１　　表 １）　含フッ素化合物（Ａ） 化合物（１）：化合物（２）　＝　９０　：　１０重量
比混合物の２０重量％水分散液 化合物（Ｉ〕： 。１１．３ ｍ　／　ｎ　−１０／　１　（平均分子量３万、フッ素
原子含有量５７重量％） 化合物（２）： ２）　　ＭＹＲ２００ＪＫ　：松本油脂社製メチロール
、エポキシ変性パーフルオロアルキル、ポリアクリレー
ト系撥水溌油剤：２０重量％水分散液 ３）　　ＬＳ−３２２：旭硝子社製 パーフルオロアルキル基含有ポリアクリレート系溌水掲
油剤２０重量％水分散液 実施例５ 実施例１で得られた１００デニール／３６フイラメント 得られた防汚性ポリエステルフィラメントとカーボン露
出型導電系（エミナーＵＲ東洋紡績社製カーボン露出型
ナイロンフィラメント２４デニール４フィラメント）を
パイル糸として使用し、一方通常ポリエステル繊維（１
００デニール／３６フィラメント）をグランド系として
使用し、ダブルラッセル編地を編成し、センターカント
後、導電糸がパイル面１インチ当り１本台まれる立毛経
編地を得た。

得られた経編地を高耐光性分散染料を用いて常法にて染
色仕上して、淡青色のカーシート用ダブルラッセル編地
を得た。

得られたカーシートの撥水・ＩＢ油性、実用防汚性及び
カーシートの基本特性値を第４表にまとめた。

実施例２〜４、比較例２〜４ 実施例５で得られた染色仕上前の立毛経編地を用いて常
法により１９０°Ｃ下３０秒プレセット後、カーシート
用高耐光性分散塗料を用いて１３０”Ｃ下６０分間染色
、還元染色水液後、第２表に示す仕上加工液をそれぞれ
吸尽法、バンド法、スプレー法で付与後、乾燥後、１６
０°Ｃ下６０秒間仕上セットを実施し、極濃色マルーン
色のカーシート用ダブルラッセル編地を得た。

比較例５ 通常ポリエステル繊維１００デニール３６フイラメント
を、パイル糸及びグランド糸として用い、実施例１と同
様の立毛経編地を得た。得られた立毛経編地を実施例６
と同条件にて掻濃色マルーン色に染色、還元洗染後、第
３表に示す仕上加工液を付与後、乾燥、仕上セントを実
施し、マルーン色のカーシート用ダブルラッセル編地を
得た。

第　　　２　　　表 ４）　フッ素化合物 ＬＳ３１７　：旭ガラス社製 パーフルオロアルキル基含有撥水撥油剤５）　シリコン
化合物 ＦＺ−３４３：日本ユニカー社製 シロキシ反応型シリコーンオイルエマルション ６）　変性シリコン化合物 ＦＺ−３３８：日本ユニカー社製 アミン変性ンリコーンオイルエマルション　　−第３表 ４）　フン素化合物および５）シリコン化合物は第２表
と同様 ７）　吸尽法 フン素系溌水１Ｂ油剤（所定濃度）水溶液中に無水芒硝
５ｇ／！を溶解させ、８０°Ｃ下３０分間吸尽処理後、
水洗いを実施した。

８）　パッド法 所定濃度の仕上加工液水ｉ８液に立毛布帛を浸漬後、加
工剤付着量を得るため、マングルで絞った後、乾燥した
。

９）　スプレー法 所定加工液水溶液を、スプレーガンを用いて立毛布帛パ
イル面に均−塗布後、乾燥した。

比較例１１ 実施例１で得られた１００デニール／３６フイラメント
の防汚性ポリエステルフィラメントを、パイル系とグラ
ンド基金てに用いた原糸防汚糸１００％のダブルラッセ
ル編地を編成、センターカット後、実施例１と同条件で
、プリセット、染色、仕上加工を実施し、淡青色のカー
シート用ダブルランセル編地を得た。

試験方法は次のとうりである。

Ａ　　ｍ水性：イソプロビルアルコールと水を−定割合
で混合した液を作成し、この 液の小満を生地表面に置き、ぬれを 観察した。

Ｂ　スプレー１發水：　ＪＩＳＬ−１００４スプレー↑
發水法Ｃ撥油性：　ＡＡＴＣＣ−１１８−１９７５ｍ油
性評価油性率する。

Ｄ　実用水性汚れ （水性汚れ防汚性） 牛乳、ジュース（オレンジ）コーヒー、ホットコーヒー
（４５°Ｃ）ケチャツプ、人工海水、人工尿（４０″Ｃ
）、ソースしよう油のおよそ５　ｃｃの汚れをテスト生
地表面に付着後５分放置後、デイツシュペーパーでふき
とり後、生地表面の汚れの残存程度をＪＩＳ汚染グレー
スケールで判定し、平均値で評価した。

（油性汚れ） ビール、日本酒、ライス上−、マヨネーズ、化粧乳液の
およそ５　ｃｃの汚れと重油及び４０°Ｃチョコレート
をテスト生地表面に付着後、５分放置し、ティ・ンシュ
ペーパーでふきとり後、生地表面の残存程度をＪＩＳ汚
染グレースケールで判定し、平均値で評価した。

尚、重油、チョコレート汚れについてのみ、′・ンジン
ふきとりを行なった。

（手垢汚れ） 綿１００％平織物（無糊、漂白布、目付１００ｇ／ｎ（
，５０本×４５本／インチ）表面に、カーボンブラック
２．０％／鉱物油２０％／アルギン酸ソーダ０．８％／
コーンスターチ１．３％／オレイン酸０．５％／パルミ
チン酸０．５％／ミリスチン酸０．５％／コレステロー
ル０．５％／トリオレイン０．５％および残量水を含む
汚染物質をグラビアロール（深さ０．０１２５ｉｎｃｈ
中４ｉｎｃｈ）でプリント後、１５０°Ｃ下ｌＯ分間キ
ュアして、手垢汚れ標準汚染布を得た。得られた標準汚
染布を、学振型摩擦試験機摩擦子表面に取付け、又、カ
ーシートサンプルを摩擦石に取り付け、５回摩擦テスト
後、ノニオン性洗剤０．５％水溶液を用いて拭取り乾燥
後、汚染度を汚染グレースケールにて１〜５級の評価を
した。

（耐ドライソイル） ＪＩＳＬ　−１０２１敷物規格汚れ討験に準する。

Ｅ　耐光性：８３°（ｘ２００時間カーボンフェード後
、変退色グレースケールにて１ 〜５級の評価をした。

Ｆ　摩擦堅牢度：　ＪＩＳ−Ｌ−０８４９学振型法で評
価した。

Ｇ　制電性：２０°Ｃ１４０％Ｒ１１下化繊協会帯電性
評価法に準じて摩擦帯電圧で評価し た。

■］　風合：手触りの程度を、下記５段階で評価した。

５級　ソフト風合で表面極めてなめ らか ４級　ソフト風合 ３級　普通 ２級　やや硬目風合 １級　硬目風合で表面ザラツキ感官 Ｉ　接着性：ウレタンフオームとの接着時の接着性 ◎　極めて良好 Ｏ良好 Ｘ　不良 ｊ　摩擦試験法：　ＪＩＳ−Ｌ−１０２１動的荷重法ゴ
ムロールＩ　Ｋｇ　１万回後の１ｎ 水澄油性等を評価した。

以下余白 本発明は織編物のパイル糸部（表層糸部）に、繊維１本
１本の表面に密着性・均一付着性の良好な含フッ素化合
物が被覆された撥水・（８油性繊維もしくは該Ｉ８水・
撥油性繊維と導電性繊維を使用し、一方グランド糸部（
表層糸部）に通常繊維を使用しているため、通常の後加
工法による撥水・撥油性織編物に比べて染色堅牢度（湿
堅牢度）、接着性、風合外観品位が良好で、自動車内等
での各種生活汚れ浮遊物、各種液状汚れ、泥汚れ及び手
垢汚れ等に対して、優れた実用防汚性を示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の防汚性内装材用経編地の略側面図で
あり、第２図はファイバー側面のみ防汚剤を付着させた
パイル糸部の拡大側面図を、第３図はファイバー側面お
よび断面部に防汚剤を付着させたパイル糸部の拡大側面
図を示す。 ｌ：パイル糸（防汚剤付与糸） １′　：つなぎ糸 ２ニゲランド糸（通常糸） ３：導電性パイル糸 ４：ファイバー断面部に防汚剤を付着させたパイル糸 特許出願人　　東洋紡績株式会社 嬰　丁 早　３　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 表層部と裏層部を有する織編物において、 表層部が含フッ素化合物を付与された撥水・撥油性合成
   繊維および導電性繊維を含むことを特徴とする防汚性織
   編物。