JPH01191085A - 多素子放射線検出器及びその製造方法 - Google Patents

多素子放射線検出器及びその製造方法

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JPH01191085A
JPH01191085A JP63014443A JP1444388A JPH01191085A JP H01191085 A JPH01191085 A JP H01191085A JP 63014443 A JP63014443 A JP 63014443A JP 1444388 A JP1444388 A JP 1444388A JP H01191085 A JPH01191085 A JP H01191085A
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Hideji Fujii
秀司 藤井
Manabu Nakagawa
中河 学
Minoru Yoshida
稔 吉田
Fumio Kawaguchi
文男 川口
Tetsuhiko Takahashi
哲彦 高橋
Takayuki Hayakawa
早川 孝之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は放射線検出器に係り、特に全身用X線コンビニ
ヘタ断層撮影装置(以下X線CTと略記する)に好適な
X線検出器に関する。
従来のX線CT用X線検出器はたとえば特公昭60−5
8429号に記載のように希ガスの71−8作用を利用
した電離箱X線検出器が多用されていたが、高分解能、
小型化、低コスト化をめざして蛍光体を用いた固体検出
器の開発が進められている。このような固体検出器の例
としては特開昭60−263456号、特開昭59−8
1575号、特開昭59−141087号、米国特許4
429227号等に記載のものがある。固体検出器の典
型的な構成を特開昭60−263456号に記載の内容
により説明する。固体検出器は入射X線による発光部分
とこの発光を受光検出する光電変換部分とからなる。第
3図は発光部分の構成を示しており、シンチレータ素子
141を光反射剤が塗布されたX線吸収率の大きい重金
属の薄板からなる仕切板140を介して順次接着した多
チヤンネル型シンチレータ素子体が145が製作される
。受光部分は種々のタイプの光電変換素子が使用される
が、第3図に示すような多チヤンネル型シンチレータ素
子体に対応すべく多チヤンネル型光電変換素子が多用さ
れている。光電変換素子としてはPIN、PNタイプの
シリコンフォトダイオードが使用されることが多い。第
4図は多チヤンネル型光電変換素子の構成を示す。−枚
の半導体基板110の上に複数個の光検出素子である光
電変換素子116が形成されており半導体基板110は
絶縁基板109と一体となっている。固体検出器は第3
図に示す多チヤンネル型シンチレータ素子体145を第
4図に示す多チヤンネル型光電変換素子に光学的透明接
着剤を用いて各々のチャンネルが一致するように接着結
合し製造される。
このように各々のチャンネルが一致するためには第3図
に示す多チヤンネル型シンチレータ素子体145の寸法
精度、とくにシンチレータ素子のピッチ精度及び上記素
子体の幅寸法の精度が重要であり、チャンネルの不一致
は各々のチャンネル間検出感度のバラツキの原因となり
XliCT画像にアーチファクト(偽像)を与える。ま
た多チヤンネル型シンチレータ素子体145の多チヤン
ネル型光電変換素子との接着結合面は平坦でなげればな
らない、上記素子体の蛍光出力面の凹凸、仕切板のシン
チレータ高さ方向での凹凸、及び光電変換素子の受光面
の凹凸はチャンネル間の光漏波の原因となりやはりX線
CT画像にアーチファクトを与える。第3図に示すよう
な多チヤンネル型シンチレータ素子体145の製造は高
精度を要求される複雑な工程を必要とする。第5図は特
開昭59−81575号に記載される多チヤンネル型シ
ンチレータ素子体145の改良された製造方法の概要を
示す、所定の寸法を有するシンチレータ薄板141と仕
切板140を接着剤により交互に所定数だけ接着一体化
し、接着剤の固化後ダイヤモンドカッター、あるいはマ
ルチワイヤソーにより多チヤンネル型シンチレータ素子
体145を効率良く製作する方法である。先に記述した
ように上記素子体145は高精度が要求されるため、多
数のシンチレータ薄板141と仕切板140の接着に関
連しては各々の接着面での接着層の厚さを均一に精度良
く行う必要がある。以上説明した従来技術例ではシンチ
レータ141と仕切板14゜は同じ高さを有しており入
射X線に対して指向性は小さく、散乱線入射量の大きい
タイプの検出器となっている。第6図、第7図に示す従
来技術例は散乱線入射量を低減させたタイプの検出器で
ある。第6図は米国特許4429227号に記載された
従来技術例で散乱線入射量を低減させるコリメータ板と
同時に隣接チャンネル間の光漏洩を防止する仕切板を兼
ねたタングステンあるいは高密度物質よりなる薄板15
0がシンチレータ151と一定位置関係を維持している
。シンチレータ151は光学グリース152を介して基
板154上のフォトダイオード153の受光面155に
対向している。この例では薄板150が複雑な形状を必
要とし、薄板150と受光面155の間の隙間を介して
の隣接チャンネル間での光漏洩が存在する。第7図は特
開昭59−141087号に記載された従来技術例でシ
ンチレータ材料としてタングステン酸カドミウム結晶1
62を使用した例でありX線吸収が大きいことを利用し
シンチレータ素子の間の仕切板を省略したものであリシ
ンチレータ162の表面は光反射層161が形成され隣
接チャンネルへの光漏洩を防止している。コリメータ部
材160はシンチレータ部材の接合部に位置するように
治具を使用しておかれる。シンチレータ素子は光学カッ
プラを介して基板164上の受光素子163に対向する
。この例ではコリメータ部分の晴造とX線検出素子部分
の製造が独立できる長時があるが第6図に示す例と同様
にシンチレータは1個づつ必要な精度で加工し必要に応
じてシンチレータ表面の光学的な処理を施す必要があり
多数の工程が要求されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術は隣接するチャンネル間での光漏洩が発生
する原因の一つとなる多チヤンネル型シンチレータ素子
体の蛍光出力面及び多チヤンネル型光電変換素子の受光
面の凹凸の点についてX線検出器の製造上の配慮がなさ
れておらず上記光漏洩を低減するのに限界があるとの問
題があった。
また、上記従来技術は複雑な製造工程を必要とし高精度
を有する多チヤンネル型シンチレータ素子体の製造コス
ト、歩留りに問題があった。
本発明の課題は単純な製造工程により高精度で隣接する
チャンネル間での光漏洩を極めて少なくする安価で高性
能なXAaCT用検出器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題は所定の厚さを有するシンチレータ薄板を多
チヤンネル型光電変換素子の受光面に光学的に透明な接
着剤により接着固定したのち、多チヤンネル型光電変換
素子上で各チャンネルを分離する不感帯の中心位置に仕
切板を挿入する溝をシンチレータ表面より多チヤンネル
型光電変換素子を形成する半導体基板内部あるいは上記
半導体基板又は薄膜状の光電変換素子を支持あるいは搭
載する電気的絶縁性基板内部にいたるまで形成しこの溝
に仕切板を挿入固定することにより解決される。
[作用] 仕切板はシンチレータ部、光電変換素子を形成する半導
体基板内部、あるいは上記半導体基板又は薄膜状の光電
変換素子を支持あるいは搭載する電気的絶縁性基板内部
まで形成された溝の底部まで挿入されるので多チヤンネ
ル型シンチレータ素子体の蛍光出力面及び多チヤンネル
型光電変換素子の受光面の凹凸に影響されることなく隣
接チャンネル間の光漏洩を極めて少なくすることができ
る。
[実施例] 以下、本発明の第1の実施例を第1図により説明する一
各々のシンチレータ102は光学的に透明な接着層10
5を介して多チヤンネル型光電変換素子の受光面に対向
している。第1図に示した光電変換素子はPINタイプ
のシリコンフォトダイオードを示す、これはP”Wj1
06.I層107、N+層108からなり電気絶縁性基
板109の上にある。上記受光面は半導体基板表面のう
ち細長い島状にP+層106が形成された部分に相当す
る。シンチレータ102のX線入射側101の面103
及びシンチレータ素子長手方向の2つの  、 ちX 
  面103に直交する面のうち11■±襄旦両側面に
は光反射層103が形成されている。隣接するチャンネ
ル間の光漏洩を防止しかつシンチレータ内部で発生した
蛍光の光電変換素子への集光効率を向上させるため最外
層が光学的に透明なうすい電気絶縁層を有し光反射性を
有するモリブデン、タンタル、タングステン。
鉛あるいはこれら元素を主成分とする合金等からなる厚
さ0.1〜0.2mmの仕切板104を挿入する溝は隣
接する受光面106の間にある不感帯の中心位置にあり
、ダイヤモンドカッター等の手段により形成されシンチ
レータ102.接着層105を通り、1層1−7の途中
部分まで達している。
このような構造体は以下に説明する方法により製作する
ことができる。楯8図は粉体蛍光体、たとえばZ n 
S : A g g B a 2 G d S b O
4g B a 2 B i I n Og 。
Ba2BiYOII、GdPb2WO1l、La202
SiTb。
ZnCdSiAg、La0Br: DyCd5.等を熱
間静水圧加圧法等によって製造された蛍光体塊、あるい
は単結晶、たとえばZ n 2 S L O4p Ca
 W O41CdWO,、ZnWO4C5I : Na
、C5IiTQ。
NaI  : T Q 、Gd25i04 : Ce、
Bi4Ge3O12゜CaF2: Eu等より切り出し
て製造した寸法り。
W、Hを有する蛍光体ブロック200を示す。W×Hで
規定される2つの面203は最終的にシンチレータ素子
の長手方向に対応する面となり、2つの面203の表面
には硫酸バリウムあるいは二酸化チタン等を含む光反射
剤塗布すること、またはアルミニウム蒸着層等により光
反射層が形成されている。寸法りはシンチレータ素子長
さと等しく、寸法Wは多チヤンネル型光電変換素子のチ
ャンネル方向の幅寸法よりやや大きい寸法であればよい
。寸法Hは第9図に示すような所定の厚さtを有するシ
ンチレータ薄板102が適当数えられる寸法であればよ
い。第9図は第8図に示す蛍光体ブロック200から切
り出された厚さtを有するシンチレータ薄板102を示
し、その最大面積を有する面の一方の面には、面203
と同様に光反射層が形成される。このようなシンチレー
タ薄板102の光反射層を有しない最大面積をもつ面を
多チヤンネル型光電変換素子110の面に光透過性接着
剤により接着固定する。第10図にこのようにして得ら
れる接着完了の状態、第11図にその断面を示す、接着
層105の存在は公開実用方60−154880に記載
されているような光検出部と発光部を空気層を介して対
向設置する場合に比較し30〜40%の出力向上かえら
れる長所を有する。第10図に示すように多チヤンネル
型光電変換素子の長さは素子長りより長くなっており隣
接する光電変換素子の受光面106の間にある不感帯の
位置が素子の長方方向の両端側でシンチレータ薄板にさ
えぎられることなくet:I!IAできるようになって
いる。第12図は不感帯の中心位置に形成された溝19
0を示しており、電気的な雑音の混入を防止し光電変換
素子を形成している半導体基板の機械強度を保持するた
め溝の深さは1層107の途中部分までとまっておりN
+層108には達していない。また溝190の幅は不感
帯の幅より小さく仕切板104の厚さよりわずかたけ、
たとえば10〜20ミクロン広ければ十分であり、シン
チレータ102の面積を大きくするためには仕切板表面
に光反射性を付与する手段は光反射性塗料を塗布する手
段よりむしろ薄いアルミニウム層を蒸着等により形成す
る手段がより望ましい。このような仕切板104を溝1
90の底まで挿入する。仕切板104の高さは少なくと
も第1図において光反射層103と同面となるかわずか
だけ凸となるようにする。仕切板104の長さは第14
図に示すようにシンチレータ素子102の長さより長く
、素子長手方向の両端における隣接チャンネル間の光漏
洩を防止している。挿入された仕切板104は素子長手
方向の両端において接着剤120により多チヤンネル型
光電変換素子110を搭載する基板109の面にシンチ
レータ素子103の側面全面と共に強固に接着固定され
る。このようにシンチレータ素子は長さより長い仕切板
を用いるメリットをさらに詳細に述べると以下のように
なる。もし、シンチレータ素子と同じ長さの仕切板を用
いたとすると、第16図に示す通り両者の配列のわずか
の誤差によりいずれかの端部で仕切板203がシンチレ
ータ素子2゜5の間に引込んでしまう。すなわち、端部
付近に仕切板203が介在しない部分(距離d)ができ
、隣接するシンチレータ素子205間に蛍光302が漏
洩し、クロストークとなる。第16図にて、201は入
射X線、301はX線コリメータを示す。クロストーク
量は距!!d、シンチレータ素子205のX線吸収係数
、光吸収係数、X線エネルギースペクトル、コリメータ
開口t、およびシンチレータ素子205の形状寸法によ
り決る。第17図に距離dとクロストーク量の関係の一
例を示す。
このようにシンチレータ素子の間に光のクロストークが
生じ、素子間により、クロストーク量に差があると、そ
れが原因となって、リング状アーチファクトや、放射状
のアーチファクトが発生する。アーチファクトが発生し
ない限界クロストーク量は撮影条件により異なるが、厳
しい条件の場合には0.05%以下に抑える必要がある
。第17図の例では0.05%以下にクロストーク量を
抑えるためにはズレ量dは約20μm以下のする必要が
ある。シンチレータ素子会赤4の特性・形状によっては
、ズレ量dに対する制限はより厳しくなる。第2図の従
来の方式では、これだけの精度を歩留り良く確保するこ
とは容易ではない。
そこで、第14図の実施例のように仕切板の長さ(断層
像のスライス厚方向の長さ)を、シンチレータ素子の長
さより長くすることにより、寸法誤差および配列誤差を
吸収し、仕切板端が、シンチレータ端よりも内側に入り
込まないようにすることができる。このことにより、ア
ーチファクトの原因になるクロストークの発生を防止す
ることができる。なお、第14図の実施例によれば、シ
ンチレータ素子102と受光面106の対応の位置精度
は溝190を形成する加工機の機械的精度高 のみにより決まるので語性能の多チヤンネル検出素子が
第3図に示す多チヤンネル型シンチレータ素子体を独立
に製作することなく製作可能となる。
また、第18図に示すようなシンチレータ素子と仕切板
との配列治具121を用いれば仕切板のスライス厚方向
の位置を精度よく限定することができる。
更に別の実施例を第2図により説明する。仕切板104
の材質は第1の実施例と同様にモリブデン、タンタル、
タングステン、鉛あるいはこれらの元素を主成分とする
合金等からなる厚さ0.1〜0.2mmの表面に光反射
性を有するものであり111190の底部まで挿入され
、仕切板104はシンチレータ素子102の表面よりシ
ンチレータ素子102の幅の寸法5倍以上だけX線入射
方向に凸状となっている。したがって、第1図の実施例
とのちがいは、仕切板104にコリメータの役割をさせ
散乱X線入射量を低減させた点であり、散乱X線入射量
を低減すると同時に隣接チャンネル間の光漏波を極少と
することができる。この場合仕切板のX線入射方向での
高さ寸法が大きくなるため十分強固に仕切板104を保
持する必要がある。この保持方法の一例を第15図に示
す。溝131を有する支持体130は基板109と溝の
ピッチが治具により正確に相対するように位置が決定さ
れたのち一体化固定され、仕切板104は溝131を通
り、光電変換素子110の内部まで形成された溝の底部
まで挿入されたのち、溝131中に強固に接着固定され
る。溝131の形成は第12図中の溝190の形成と同
じ加工手段により精度良〈実施されている。
以上2つの実施例でのシンチレータ材料として好適であ
る例として特公昭60−4856号に記載されている高
変換効率でかつ残光時間の短い蛍光体の一つである(G
dz−x−yPrxCey)z○2S:Fがある。この
蛍光体は粉体状で容易に合成でき、特開昭62−524
81号に記載されるようにこの粉体蛍光体を熱間静水圧
加圧法により成形可能であり、厚さ1〜1.5m+aで
十分なX線吸収率と光透過率を有し上記の2つの実施例
によって高感度で高性能のxg検出器を製造することが
できる。
シンチレータ材料のX線吸収率が十分大きくないときに
は光透過率及びX線吸収率の大きい材料を第9図に示す
ようなシンチレータ薄板の光反射性を有しない最大面積
を有する面と接着することにより一変形として第1及び
第2の実施例を適用することか可能である。第1の実施
例の変形例として以下に説明するものがある。第9図に
おいて光反射層を有する面203,103の面に光反射
層を形成することなく本発明の目的を達成しうる。
これは第14図において接着剤120として黒色の遮光
性いいかえれば非透光性を有する接着剤を使用すること
によりシンチレータ素子長手方向の両端部における隣接
チャンネルへの光漏洩を極少とすることができ、X線入
射面においては特願昭57−156748の第図の構造
をとることによりX線入射面における光漏洩を防止でき
るからである。つぎに仕切板104を挿入する溝の深さ
が光電変換素子のP層の深さより深く光電変換素子を形
成する半導体基板の厚さの172以下とする場合につい
て説明したが、この溝の深さが基板109の内部まで達
している第3の実施例を第13図に示す。この場合多チ
ヤンネル型光電変換素子は不感帯位置において1素子毎
に溝により分断されることになるので光電変換素子を形
成している半導体基板と基板109は強固に連絡するよ
う接着させていることが要求される。これに対して電気
絶縁性基板109上に直接薄膜状に多チヤンネル型光電
変換素子を形成すれば上記要求はほとんど不要となる。
非晶質シリコンで薄膜状に光電変換素子を形成する方法
はよく知られている。
この第3の実施例においても第1及び第2の実施例の及
びそれらの変形例が適用できるのはいうまでもない。以
上の第1.第2.第3の実施例とそれらの変形例につい
て説明したがこれらいずれの方法によっても単純な製造
工程により隣接チャンネル間の光漏洩を極めて少なくす
ることができる。
以上の実施例の説明で信号の取り出し経路手段について
は多数の従来例によりよく知られているので省略した。
また多素子光電変換素子についてはPINタイプのシリ
コンフォトダイオードに限定して説明したが種々のタイ
プの光電変換素子の場合についても適用可能なことはい
うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば隣接チャンネル間の
光漏洩を極めて少なくすることができ、その製造工程は
単純であり加工機の機械的精度のみによって多チヤンネ
ル検出素子の性能が決まり高感度の高性能な多チャンネ
ル検出器を低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す素子長手方向中心
位置での断面図、第2図は本発明の第2の実施例を示す
素子長方向中心位置での断面図、第3図は多チヤンネル
型シンチレータ素子体の従来例を示す斜視図、第4図は
多チヤンネル型光電変換素子を示す斜視図、第5図は多
チヤンネルシンチレータ素子体の製造方法の従来例を示
す斜視図、第6及び第7図はコリメータを有する従来例
を示す素子長手方向中心位置での断面図、第8図より第
18図は本発明による放射線検出器の製造方法を示す斜
視図、素子長手方向に垂直及び平行方向での断面図であ
る。 102・・・シンチレータ、103・・・光反射層。 104・・・仕切板、150・・・接着層、106・・
・受光面、109・・・絶縁性基板、110・・・光電
変換素子、190・・・仕切板挿入溝、120・・・接
着剤。 第7し 竿2 扇 策4扇      13店 第5反 第ど加 箒7圓 エ ノρriB             ご6 ノ3
 回憂・4T11 2βノr73日 扇・l扉 M・7圀 ス゛HメYンメ辺り

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、放射線を吸収し蛍光を発生する複数のシンチレータ
    素子、各々のシンチレータ素子で発生した蛍光を検出し
    上記シンチレータ素子と位置対応する複数の光電変換素
    子を有し、かつ各々のシンチレータ素子の間には、発生
    した蛍光の各々位置対応する光電素子変換素子以外の部
    分への漏洩を防止する仕切板を有する多素子放射線検出
    器において、上記複数の光電変換素子が形成された基板
    には上記仕切板を挿入するための溝が形成され、かつ上
    記仕切板は上記仕切板は各々シンチレータ素子の間を貫
    通してその先端は上記光電変換素子を形成する基板内部
    まで達成していることを特徴とする多素子放射線検出器
    。 2、上記複数の光電変換素子は絶縁基板上に配列して形
    成され、上記溝は該絶縁基板にも形成されもって上記仕
    切板の先端は該絶縁基板内部に達することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の多素子放射線検出器。 3、上記複数の光電変換素子は半導体基板に、それぞれ
    の素子を分離する不感帯を隔てて形成され、上記溝は上
    記半導体基板の不感帯の位置に形成されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1図に記載の多素子放射線検出器
    。 4、上記複数の光電変換素子はI型半導体基板との主面
    からそれぞれの素子を分離する不感帯を隔てて形成され
    たP層を有し、前記溝の深さは前記P層の厚さより深く
    、かつ前記半導体基板の厚さの1/2以下であることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の多素子放射線
    検出器。 5、前記仕切板が前記シンチレータ素子の面よりシンチ
    レータ素子の幅の寸法の5倍以上だけ凸状となることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多素子放射線検
    出器。 6、前記シンチレータ素子の放射線入射方向に面する面
    及びシンチレータ素子長手方向の両端の2面に光反射層
    を有する特許請求の範囲第1項記載の多素子放射線検出
    器。 7、前記シンチレータ素子の長さより長い寸法を有する
    仕切板が前記溝の底部まで挿入され、シンチレータ素子
    の長手方向の両端部において電気絶縁性基板に非透光性
    接着剤により接着固定されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載の多素子放射線検出器。 8、前記仕切板としてモリブデン、タングスタン、タン
    タル、鉛あるいはこれら元素を主成分とする合金のいず
    れかを使用し、表面に光反射性を付与するためアルミニ
    ウム層を設けることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    記載の多素子の放射線検出器。
JP63014443A 1988-01-06 1988-01-27 多素子放射線検出器及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2720159B2 (ja)

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