JPH01190777A - 粘着剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、本発明はタイル等の表面装飾材を一体的に有する塑造
構造物を製造等するさいに、表面装飾材を型枠等に仮着
する粘着剤組成物に関する。

従来例えばタイル等の表面装飾材付きプレキャストコン
クリート等の塑造構造物を製造するさいには金属、木、
プラスチック等の型枠に予め両面粘着テープその他の接
着剤を介してタイル等の表面装飾材を固定しておき、こ
れにコンクリートその他の塑造用配合原料を流し込み、
固化後型枠を取外しているが、型枠と形成されたプレキ
ャストコンクリート等の塑造構造物との剥離が困難であ
った。このため種々の工夫がなされているが、多くの手
数と時間を要し、充分満足できるものはなかった。

発明者等は粘着剤（二対する界面活性剤の挙動（二つい
て種々研究の結果、アクリル系およびコ゛ム系粘着剤中
にアニオン系若しくはノニオン系界面活性剤を加えるこ
とにより形成された粘着剤の層は、常態では必要な粘着
力を有するが、水と接触したさい膨潤すると共に粘着力
が低下し、この状態で被着体から剥離することを見出し
、この粘着剤組成物を、表面装飾材付塑造構造物を製造
するさい（−該表面装飾材を型枠等の被着体に一時的Ｃ
二保定するのに用い、被着体からの！造構造物の離脱が
容易にできると共（二、被着体および塑造構造物側に粘
着剤の残留もなく、粘着剤除去の手数もかからないこと
が判り、本発明に到達した。

本発明は表、面装飾材を有する塑造構造物を製造するさ
い前記表面装飾材を被着体（ニー時的固着用の粘着剤組
成物として、粘着剤成分（二対し所定の界面活性剤を加
え、塑造用配合原料が所要に硬化するまで表面装飾材を
被着体に安定に保持する粘着力を有し、塑造用配合原料
が硬化した後、水を接触させると前記粘着力が急（−低
下するものを使用するもので、表面装飾材は被着体面（
二強固且つ容易に仮着でき、投入された塑造用配合原料
が所要程度に硬化するまでは安定に接着しずれたり、剥
離することがなく、また原料硬化後、形成された塑造構
造物を型枠等から収出すさい（二は水を注加する等によ
って容易且つ速かに離脱ができると共に型枠若しくは塑
造構造物には粘着剤の残留等がなく、手がかからない。

以下本発明を実施例について説明する。本発明に使用さ
れる粘着剤はアクリル系、ゴム系粘着剤があり、アクリ
ル系粘着剤は炭素数２〜どのアクリル酸エステルの重合
物および酢酸ビニル、塩化ビニリデン、メタアクリル酸
エステル、アクリル酸、メタアクリル酸等のビニル糸上
ツマ−との共重合物等一般に知られている溶剤型あるい
は水系エマルジョン型等があり、また、ゴム系粘着剤は
天然ゴム、合成ゴムおよび再成ゴムを主体としこれに粘
着付与剤としてロジン系樹脂、ポリテルペン樹脂等を配
合して形成されたものである。

上記粘着剤成分に配合される界面活性剤には、ノニオン
界面活性剤、アニオン界面活性剤が使用でき、前者には
ポリオキシアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルアマイド、ポリオキシエチレンアルキルビニルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル１
．ポリオキシ脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル等があ＋）、ｉｋ者には、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エステルナ
トリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリワム等の
アルキルアリルスルホン酸塩等がある。これら界面活性
剤は前記粘着剤の組成（二より適宜選択して単独若しく
は２種以上配合できると共にその配合量も粘着剤の組成
により異なる。界面活性剤を配合した粘着剤組成物から
得られる粘着剤は常態では表面装飾材を被着体の面に安
定に支持する粘着力を有すると共（二浸漬、注水等して
該粘着剤層内に水が浸透したさい（二は前記常態（二お
ける粘着力が著しく低下し支持力がなくなる特性を有す
る。上記粘着剤組成物の常態（−おける粘着力および水
と接触して低下した粘着力は、例えばこれら粘着剤組成
物を用いて次の如く形成した両面粘着テープの対スチー
ル板粘着力（常態における粘着力）およびこの両面テー
プを次の如＜ｉｓ分間ましい。

両面粘着テープ；剥離紙上に供試用粘着剤を乾燥後の厚
みがｊ０μになるよう（二塗布し、その上に不織布（テ
ィシュペーパー）を貼り合わせ、不織布上に前記同様剥
離紙上に塗布形成した厚さ３０μの粘着剤層を転写し、
得られた積層粘着剤シートを裁断し、幅、２３；ｒｒｍ
の両面粘着テープとした。

常態における粘着力；ＪＩＳ　Ｚ／ｓ、２と−７９とコ
に準じて／ｌθ°引きはがし法により測定。

７３分間水中に浸漬後の粘着力；両面粘着テープをスチ
ール板に貼りつけ、これを７５分間、２３℃の蒸留水に
浸漬した後、引き上げ、付着水をティッシュペーパーで
ふき取り、粘着剤（露出）面にポリエステル粘着テープ
（ＪＩＳ　Ｃ２３♂ざ）を圧着し、規定時間放置後ＪＩ
ＳＺ−／夕、２ど一／ガ−（／Ｊ’０°引きはがし法）
（−準じて測定。

上記粘着力は３００　？／２３ｖａｎ未満では、表面装
飾材を型枠等（二安定に保定することが困難になり、手
数を要するばかりでなく、仕上りのよい塑造構造物が得
難くなる。又／５分間水浸漬後の粘着力が／　００　’
？７２３ｖａｎを超えると水を使用して、型枠等を外す
さいの水の浸透による粘着剤層の速かな膨潤が起り難く
、剥離等も悪くなり、また型枠等の被着体や塑造構造物
の剥離面に粘着剤の残留による汚染が生じ易くなる。

上記の粘着剤組成物は常法により粘着剤に形成して、タ
イル、レンがその他の表面装飾材等を被着体に仮着する
さい何れか一方の面にそのまま塗布して使用できるが、
この調製された粘着剤を柔軟性があり、含水性の良好な
不織布、紙、その他の基材の片面若しくは両面に常法（
二より所要厚みに塗布して片面若しくは両面粘着テープ
にして使用できる。この場合テープ幅、長さ等は任意に
できるが、例えばテープ幅約／θθ〜夕θＯｗｎ、長さ
約３０〜．ｆＯｍ、厚み約０．０７〜八１０ｍｍ程度形
成し、形成された粘着テープは必要に応じて適当なセパ
レーターを介し巻芯等に巻回、若しくは所要大のシート
（−形成し、これを複数枚重層しておき、適宜に使用さ
れる。

つぎに本発明の実施例を示す。

実施例／〜２≦ 表／に示す成分組成により各粘着剤を調製する、と共に
表７に各粘着剤により形成した両面粘着テープの特性（
粘着力、／夕分間水中に浸漬後の粘着力、および粘着剤
層の白化距離）、前記各粘着剤によるタイルの接着保持
状態および前記タイルの水による剥離状態を示した。

なお、粘着剤の調製方法、各粘着力と白化距離の試験方
法、タイルの接着状態と水による剥離状態の良否は次の
如くした。

に）　　粘着剤の調製 表示の成分配合（例えば、λ−ＥＨＡ　　夕θ７、ＢＡ
　　ｇ夕？、ＡＡ、、ｔＰ）に対しポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル／、タフを加え混合液を作る。

三つロフラスコＣｓｏｏｍＪ２、攪拌機、還流管、温度
計、滴下ロール付）（ニイオン交換水、１５ｃｃを入れ
、攪拌しながらとｔ℃−二昇温、この状態を保ちつつ前
記混合液を加え反応液とする。別に過流酸アンモニウム
７．２２を含むイオン交換水２タグ水溶液を調製し、こ
れを前記フラスコ内の反応液へ５時間かけて分割添加す
る。添加後、３時間、加熱、攪拌をつづけエマルジョン
粘着剤原液を得る。これに表示の界面活性剤（例えばポ
リオキシエチレンアルキルエーテルＮａ塩）を加え、−
時間攪拌をつづけ、本発明の粘着剤原液を得る。この粘
着剤原液を用い前記１−だ如く両面粘着テープを作成。

（２）粘着力、／５分間水浸漬後の粘着力は前記の方法
により測定。また白化距離は次の試験によるものである
。

（３）白化距離試験、両面粘着テープをガラス板に貼付
け、これをシャーレの中（二垂直に立て両面テープが高
さ／ｃｍ没するまで蒸留水を入れ、温度、２３℃に保っ
て、２ｙ時間放置後の両面粘着テープの白化状態を観察
した。（５）は、水面より上部まで白化した≠や場合で
、白化距離は水面からの白化部分の高さ（ｒｍｎ）、ノ
）は水面下のみ白化したもの、（Ｃ）は白化しないもの
。

（４）　　タイルの接着保持状態の良否タイルの貼着保
持状態　＋＋・・・安定（３ｏ。

？／２！；ｒｒｍ１以上）　、＋−・はぼ安定（グｏ０
〜３０゜グ／邸）以上）、−・・不安定（３００〜認０
０２／２夕岨）、−一・・・不保持（／θθ２／認！団
以下）（５）　　タイルの剥離状態（貼着保持されたタ
イルに一定量の水をかけたさいのタイルの剥離状態）の
良否 ＋＋・容易に剥離、粘着剤の残留もない（／。

以上）。

＋・・・・・容易に剥離するが粘着剤が僅かに残ること
がある（に〜１０配）。

＋−・・・剥離するが、粘着剤が僅かに残る（７〜タ酬
）。

−・・・・・・剥離するが、粘着剤が残る（Ｂ）。

−一・・・剥離しないｆｃ）。

（６）配合成分中 認−ＥＨＡ　：　、、２エチルへキシルアクリンートＢ
Ａ：ｎ−ブチルアクリレート へＡニアクリル酸 ＶＡｃ　：酢酸ビニル ＨＥＡ：、、２ヒドロエキシルアクリレート（以下余白
） 比較例／〜２／ 粘着剤の組成を表λの如くした以外は、実施例と同様の
両面粘着テープを作り、この両面粘着テープにつき、実
施例同様の各種試験を実施し、その結果を表２に示した
。

（以下余白）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　表面装飾材を一体的に有する塑造構造物を製造する
   さい前記表面装飾材の仮着用の粘着剤組成物であつて、
   注入された塑造用配合原料が所要に硬化するまで表面装
   飾材を安定に保持する粘着力を有し硬化後水の添加によ
   つて容易に前記粘着力が低下する粘着剤組成物。 ２　粘着剤組成物が粘着剤成分中にアニオンまたはノニ
   オン界面活性剤を含有する請求項１に記載の粘着剤組成
   物。