JPH0118846Y2 - - Google Patents

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JPH0118846Y2
JPH0118846Y2 JP1982086522U JP8652282U JPH0118846Y2 JP H0118846 Y2 JPH0118846 Y2 JP H0118846Y2 JP 1982086522 U JP1982086522 U JP 1982086522U JP 8652282 U JP8652282 U JP 8652282U JP H0118846 Y2 JPH0118846 Y2 JP H0118846Y2
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signal
voltage
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capacitor
output signal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、進角特性を有する容量放電点火装置
の改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、この種の容量放電点火装置としては、例
えば実開昭57−18769号公報に記載されるような
ものが知られている。
これによると、機関の回転数に応じた出力をす
るパルサコイル(ピツクアツプコイル12)の前
半期(正方向)またはこれと非対称な後半期(負
方向)の出力電圧が所定のスレツシヨルド電圧レ
ベルを超えたとき、スパークプラグ11を点火さ
せるべくスイツチング素子(サイリスタ7)の駆
動(導通)を図る一方、機関が所定回転数を超え
たとき接合する自動遠心クラツチの接合時に該ス
イツチング素子(サイリスタ7)の導通を図るべ
く前記所定のスレツシヨルド電圧レベルを設定す
るようにしたものが開示されている。
しかしながら、かかる従来の構成によると、ス
イツチング素子(サイリスタ7)の駆動は、単に
パルサコイル(ピツクアツプコイル12)の出力
電圧が所定のスレツシヨルド電圧レベルを超えた
か否かを基準としているので、機関の回転数の変
動に伴いパルサコイル(ピツクアツプコイル1
2)の出力が変動することに応じ、第4図に示す
ようにスイツチング素子(サイリスタ7)の導通
のタイミング(t1,t2,t3…)が変化してしまい
(第4図参照)、第5図の破線で示すように進角θ1
からθ2に移行する理想的な進角特性(実線にて示
すステツプ特性)を得ることができないという問
題点があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる従来技術の問題点を解決すべ
くなされたものであり、機関の回転と同期して回
転する交流発電機の励磁コイルによりコンデンサ
を充電し、前記発電機のパルサの交流出力信号に
よりスイツチング素子を駆動して前記コンデンサ
を放電させて前記機関のプラグを点火させる容量
放電点火装置において、前記励磁コイルにより充
電される電圧積分手段と、前記機関が所定回転数
未満の状態であつて前記電圧積分手段の積分電圧
が所定値を超えたときに前記交流出力信号の前半
期の信号を前記スイツチング素子の駆動を阻止す
べくバイパスさせる流路変更手段と、該流路変更
手段が作動した後前記交流出力信号の後半期の信
号を前記スイツチング素子を駆動すべく通過さ
せ、または、前記機関が前記所定回転数以上の状
態であつて前記電圧積分手段の積分電圧が所定値
未満のときに前記交流出力信号の前半期の信号を
前記スイツチング素子を駆動すべく通過させる信
号振分け手段と、該信号振分け手段を通過した前
記前半期または後半期の信号を前記スイツチング
素子に向けて一定の時定数で通過させる結合手段
とを設けたことを特徴とし、簡単な電気回路の付
加により理想的な進角特性を得ることができる容
量放電点火装置を提供することを目的とする。
(作用) 機関が所定回転数未満で回転しているときに
は、電圧積分手段の積分電圧が所定値を超えた
後、パルサコイルからの交流出力信号のうち前半
期の信号は流路変更手段によりバイパスされてス
イツチング素子の駆動に寄与しない一方、後半期
の信号が信号振分け手段から得られると、一定の
時定数でスイツチング素子の駆動を図つてプラグ
の点火が行われる。
また、機関が所定回転数以上で回転していると
きには、電圧積分手段の積分電圧は所定値を超え
ず、パルサコイルからの交流出力信号のうち前半
期の信号が信号振分け手段から得られると、直ち
に上記一定の時定数でスイツチング素子の駆動を
図つてプラグの点火が行われる。
(実施例) 第1図に示すように、交流発電機1の一端を接
地した励磁コイル2aは、その他端が整流用ダイ
オードD0を介して充電用コンデンサC0に接続さ
れ、このコンデンサC0はイグニツシヨンコイル
4の一次コイル4aに接続され、さらに、その二
次コイル4bは点火プラグ5に接続されている。
この結果、励磁コイル2aの出力電圧にて充電さ
れたコンデンサC0の放電出力により点火プラグ
5が点火する。
また、励磁コイル2aの前記一端にはダイオー
ドD1及び抵抗R1を介して接地されたツエナーダ
イオードDZ1が接続され、このツエナーダイオー
ドDZ1にはコンデンサC1が並列に接続されてい
る。このコンデンサC1の充電電圧は電圧積分手
段としての抵抗R2を介してバイパスC2を充電し、
このコンデンサC2はツエナーダイオードDZ2のツ
エナー電圧を支配する。
一方、交流発電機1に付設されたパルサコイル
2dの一端は抵抗R3を介して流路変更手段とし
てのトランジスタTr1のコレクタに接続され、抵
抗R6を介して接地されたトランジスタTr1のベー
スには前記ツエナーダイオードDZ2が接続されて
いる。これにより、トランジスタTr1はツエナー
ダイオードDZ2がツエナー電圧を超えるとオン状
態となる。
なお、パルサコイル2dの前記一端に接続され
た抵抗R3とトランジスタTr1のコレクタとの接続
点はダイオードD2を介して接地されており、ま
た、パルサコイル2dの他端はダイオードD3
介して接地されている。これによりパルサコイル
2dの前半期の信号はダイオードD3、パルサコ
イル2d、抵抗R3、トランジスタTr1(またはダ
イオードD4)のループを流れ、パルサコイル2
dの後半期の信号はダイオードD2、抵抗R3、パ
ルサコイル2d、ダイオードD5のループで流れ
る。
したがつて、ダイオードD4,D5は、後述のト
ランジスタTr2等と共に信号振分け手段を構成す
る。なお、パルサコイル2dの前半期の信号と後
半期の信号とは非対称である必要はない。
他方、パルサコイル2dの他端はダイオード
D6及び抵抗R4を介してトランジスタTr2のベース
に接続され、このトランジスタTr2のベースは抵
抗R5を介して接地され、トランジスタTr2のコレ
クタにはコンデンサC2が接続されている。した
がつて、パルサコイル2dの後半期の信号はトラ
ンジスタTr2をオン状態にしてコンデンサC2の放
電を図る。
そして、ダイオードD4,D5のカソードはコン
デンサC3、抵抗R8の並列定数回路、すなわち通
過信号を一定の時定数にてスピードアツプを図る
結合手段を介して抵抗R7により接地されたサイ
リスタSCR(スイツチング素子)のゲートに接続
されている。ここで、サイリスタSCRのアノー
ドはダイオードD0とコンデンサC0との接続点に
接続されており、サイリスタSCRはゲート電圧
の供給により前記励磁コイル2aにより充電され
たコンデンサC0の放電を図る。
次に、このように構成された実施例全体の作動
につき第2図及び第3図を参照しながら説明す
る。
機関の回転により励磁コイル2aはダイオード
D0を介してコンデンサC0を充電すると共に、ダ
イオードD1、抵抗R1を介してコンデンサC1をツ
エナーダイオードDZ1のツエナー電圧まで充電す
る。コンデンサC1に充電された電荷は抵抗R2
通じてコンデンサC2に蓄積され、このコンデン
サC2の端子電圧V2は鋸歯波形にて漸次増大する。
機関が低回転数のときはパルサコイル2dの交
流出力電圧の発生周期が長いのでこの電圧V2
ツエナーダイオードDZ2のツエナー電圧VZ2を超
えて上昇し、該ツエナー電圧VZ2を超えるとトラ
ンジスタTr1をオン状態にする。したがつて、そ
の後パルサコイル2dからの交流出力信号Vdの
うち前半期の信号Vd1が現われても、該信号はト
ランジスタTr1によりバイパスされ、サイリスタ
SCRを導通させることはない。ところが、その
後、パルサコイル2dの後半期の信号Vd2が現わ
れると、ダイオードD5、定数回路(C3,R8)を
介してサイリスタSCRのゲートに電圧が直ちに
印加され、サイリスタSCRは導通する。これに
よりコンデンサC0に充電されていた電荷が放電
して点火プラグ5を点火する。この後半期の信号
が現われると、ダイオードD6を介してトランジ
スタTr2にベース電圧が印加され、トランジスタ
Tr2がオン状態となり、コンデンサC2に充電され
ていた電荷は放電し、トランジスタTr1はオフ状
態となる。つまり、電圧積分手段は前記後半期の
信号を受けてリセツトされる。
次に、機関が高回転数になると、パルサコイル
2dの交流出力信号Vdの発生周期が短くなるの
で、コンデンサC2の充電期間も短くなる。つま
り、交流出力信号V′dの前半期及び後半期の信号
V′d1,V′d2が発生した時点でコンデンサC2の端
子電圧V2はツエナー電圧VZ2を超えることができ
ない。したがつて、前半期の信号V′d1が現われ
ると、トランジスタTr1はオフ状態であるので、
ダイオードD4、定数回路C3,R8を介してサイリ
スタSCRにゲート電圧が印加され、サイリスタ
SCRは導通し、コンデンサC0の充電電荷を放電
して点火プラグ5を点火する。その後、後半期の
信号V′d1が現われると、前述したと同様に電圧
積分手段をリセツトする。
つまり、サイリスタSCRの導通は定数回路
(C3,R8)の介在により、パルサコイル2dの交
流出力信号Vd,V′dの出力レベルには左右され
ず、サイリスタSCRのゲート電圧印加が常時一
定の時定数で行われる。これにより、前述した進
角特性は理想的なステツプ特性となる。ここで、
上記実施例における低回転数と高回転数との境界
値は第2図及び第3図から理解されるように、ト
ランジスタTr1のオン状態を支配するツエナー電
圧VZ2に達したコンデンサC2の端子電圧V2に対応
する交流出力電圧の発生周期により決まる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案によれば、機関の回転と
同期して回転する交流発電機の励磁コイルにより
コンデンサを充電し、前記発電機のパルサコイル
の交流出力信号によりスイツチング素子を駆動し
て前記コンデンサを放電させて前記機関のプラグ
を点火させる容量放電点火装置において、前記励
磁コイルにより充電される電圧積分手段と、前記
機関が所定回転数未満の状態であつて前記電圧積
分手段の積分電圧が所定値を超えたときに前記交
流出力信号の前半期の信号を前記スイツチング素
子の駆動を阻止すべくバイパスさせる流路変更手
段と、該流路変更手段が作動した後前記交流出力
信号の後半期の信号を前記スイツチング素子を駆
動すべく通過させ、または、前記機関が前記所定
回転数以上の状態であつて前記電圧積分手段の積
分電圧が所定値未満のときに前記交流出力信号の
前半期の信号を前記スイツチング素子を駆動すべ
く通過させる信号振分け手段と、該信号振分け手
段を通過した前記前半期または後半期の信号を前
記スイツチング素子に向けて一定の時定数で通過
させる結合手段とを設ける構成としたので、常時
理想的なステツプ変化の進角特性を得ることがで
き、しかも、これを簡単な回路の付加により実現
することができ大幅なコストアツプを回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す回路図、第
2図、第3図は第1図に示す回路の作動を説明す
るタイミングチヤート、第4図は従来の容量放電
点火装置の課題を説明する交流出力信号の波形
図、第5図は従来の進角特性とこの考案の進角特
性とを比較するグラフである。 1……交流発電機、2a……励磁コイル、2b
……パルサコイル、Tr1……トランジスタ(流路
変更手段)、R2……抵抗(電圧積分手段)、C2
…コンデンサ(電圧積分手段)、D2,D3,D4
D5……ダイオード(信号振分け手段)、C3……コ
ンデンサ(結合手段)、R8……抵抗(結合手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 機関の回転と同期して回転する交流発電機の
    励磁コイルによりコンデンサを充電し、前記発
    電機のパルサの交流出力信号によりスイツチン
    グ素子を駆動して前記コンデンサを放電させて
    前記機関のプラグを点火させる容量放電点火装
    置において、前記励磁コイルにより充電される
    電圧積分手段と、前記機関が所定回転数未満の
    状態であつて前記電圧積分手段の積分電圧が所
    定値を超えたときに前記交流出力信号の前半期
    の信号を前記スイツチング素子の駆動を阻止す
    べくバイパスさせる流路変更手段と、該流路変
    更手段が作動した後前記交流出力信号の後半期
    の信号を前記スイツチング素子を駆動すべく通
    過させ、または、前記機関が前記所定回転数以
    上の状態であつて前記電圧積分手段の積分電圧
    が所定値未満のときに前記交流出力信号の前半
    期の信号を前記スイツチング素子を駆動すべく
    通過させる信号振分け手段と、該信号振分け手
    段を通過した前記前半期または後半期の信号を
    前記スイツチング素子に向けて一定の時定数で
    通過させる結合手段とを設けたことを特徴とす
    る容量放電点火装置。 2 前記結合手段は、コンデンサと抵抗とを並列
    接続した定数回路から成る実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の容量放電点火装置。
JP8652282U 1982-06-10 1982-06-10 容量放電点火装置 Granted JPS58189371U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8652282U JPS58189371U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 容量放電点火装置

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JP8652282U JPS58189371U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 容量放電点火装置

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Publication Number Publication Date
JPS58189371U JPS58189371U (ja) 1983-12-16
JPH0118846Y2 true JPH0118846Y2 (ja) 1989-06-01

Family

ID=30095317

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JP8652282U Granted JPS58189371U (ja) 1982-06-10 1982-06-10 容量放電点火装置

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114277U (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 三菱電機株式会社 内燃機関点火装置
JPS60184969A (ja) * 1984-03-02 1985-09-20 Otsupama Kogyo Kk 内燃機関の無接点点火装置
JPS60180769U (ja) * 1984-05-11 1985-11-30 国産電機株式会社 内燃機関用点火装置
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JPS5718769B2 (ja) * 1978-01-13 1982-04-19

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