JPH0346670B2 - - Google Patents

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JPH0346670B2
JPH0346670B2 JP24326685A JP24326685A JPH0346670B2 JP H0346670 B2 JPH0346670 B2 JP H0346670B2 JP 24326685 A JP24326685 A JP 24326685A JP 24326685 A JP24326685 A JP 24326685A JP H0346670 B2 JPH0346670 B2 JP H0346670B2
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JP
Japan
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output
voltage
capacitor
engine
pulses
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Sumitaka Ogawa
Hitoshi Nakayama
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P11/00Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
    • F02P11/02Preventing damage to engines or engine-driven gearing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車等の内燃機関に装着する点
火時期制御装置に係り、特に、2サイクルおよび
4サイクル内燃機関の逆転防止を計つた内燃機関
用点火時期制御装置に関する。
[従来の技術] 内燃機関用点火時期制御装置においては、点火
時期を得るために、回転誘導子型信号発生器が広
く用いられている。
第10図は、従来の信号発生器1の概略構成を
示すものである。図において、2はクランク軸の
回転に同期して回転するフライホイールであり、
フライホイール2の外周には、磁化されたリラク
タ3が突設されている。このリラクタ3がパルサ
4の近傍を通過すると、パルサ4から第11図に
示すような出力信号が得られ、これによつて内燃
機関の点火タイミングがとられる。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の点火時期制御装置に
あつては、信号発生器1の出力信号はは、第11
図a,bに示すように、エンジンの回転方向が正
転時と逆転時とで同一となり、電気的に区別でき
なかつた。このため、エンジンが逆方向に回転す
る可能性があつた。
この発明は、このような背景の下になされたも
ので、逆転防止を計ることのできる内燃機関用点
火時期制御装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの発明は、クラ
ンク軸と同期して回転する回転誘導子型の信号発
生手段の出力信号を点火信号とする内燃機関用点
火時期制御装置において、前記クランク軸の回転
毎に各一対のパルスを出力する第1、第2のパル
サを有し、前記第1のパルサから出力されたパル
スの一方と前記第2のパルサか出力されたパルス
の一方のみ位相が一致し、かつ前記クランク軸の
回転方向によつて前記各一対のパルスの位相関係
が逆転するとともに前記位相の一致するパルスの
極性が反転するように構成された信号発生手段
と、前記位相の等しい一組のパルスから前記クラ
ンク軸の回転方向を判定する判定手段と、ピーク
値がエンジンの回転数に対応して減少する鋸歯状
波を前記クランク軸が正転のときに発生する鋸歯
状波発生回路と、前記クランク軸の回転に同期
し、かつ立ち上がり電圧および傾斜角がほぼ一定
の衝撃波を発生する衝撃発生回路と、前記鋸歯状
波と衝撃波とを比較する比較回路と、発電コイル
の電圧によりコンデンサを充電し、該コンデンサ
の充電電荷をスイツチング手段によつて点火コイ
ルに放電させるようにした主回路と、前記比較回
路の出力により前記スイツチング手段をオンにす
るゲート回路とを具備することを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、位相が一致するパルスの極
性がエンジンの正転時と逆転時とで反転するた
め、エンジンの正転、逆転を容易に判別すること
ができる。これによつて、エンジンの正転時のみ
点火を行うようにすることができる。また、鋸歯
状波と衝撃波の大小関係によつて、エンジンの回
転速度に応じた最適の進み角制御を行うことがで
きる。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。
第1図はこの発明の第1実施例の構成を示す回
路図である。図において、は主回路である。こ
の主回路は、エンジンより回転駆動される交流
発電機(ACG)の発電コイルEXTと、発電コイ
ルEXTの出力を整流するダイオードD6と、整
流後の直流電流により充電されるコンデンサC
と、一次側巻線が前記コンデンサCと直列接続さ
れた点火コイルgcと、コンデンサCの充電電
荷を前記一次側巻線に放電させて、点火コイル
gcの二次側に接続された点火プラグSPに火花を
発生させるサイリスタSCRと、サイリスタSCR
のゲート接続された分圧抵抗R8,R9と、発電
コイルEXTの出力端に接続されたダイオードD
1,D2とから構成されている。
次に、は逆転検出回路である。この逆転検出
回路は、パルサPC1,PC2の出力によつてエ
ンジンの回転方向を検出するものであり、パルサ
PC1,PC2を含む信号発生器11の構成は第2
図のようになつている。
第2図において、フライホイール12の外周に
は、一対のリラクタ13,14が突設されてい
る。これらのリラクタ13,14は、フライホイ
ール12の周方向にずれるとともに、フライホイ
ール12の軸方向にもずれている。そして、リラ
クタ13,14に対向して一対のパルサPC1,
PC2が設けられ、正転のときは、リラクタ13
の通過終了点をパルサPC1が検出するときに、
リラクタ14の通過開始点ををパルサPC2が検
出し、逆転のときには、リラクタ14の通過終了
点をパルサPC2が検出するときに、リラクタ1
3の通過開始点をパルサPC1が検出するように
なつている。
この場合、パルサ15,16の巻線の巻回方向
と、フライホイール12の回転方向によつて、パ
ルサPC1,PC2からは、第3図に示すようなパ
ルス信号が出力される。
まず、パルサPC1/PC2の巻線方向が正/逆
の場合は、第3図aに示すように、正転のときに
は、パルサPC1の第2パルスと、パルサPC2の
第1パルスとが共に正極性で同位相となり、逆転
のときには、上記パルスが共に負極性で同位相と
なる。
また、パルサPC1/PC2の巻線方向が逆/正
のときには、第3図bに示すように、正転のとき
にはパルサPC1の第2パルスとパルサPC2の第
1パルスとが共に負極性で同位相となる一方、逆
転のときには、上記パルスが共に正極性で同位相
となる。
更に、パルサPC1/PC2の巻線方向が逆/逆
あるいは/正の場合は、第3図c,dに示すよう
に、正負のパルスが同位相で出力される。
再び第1図に戻る。なお、以下においては、パ
ルサPC1,PC2の出力は第3図bに示すものと
し、パルサPC1,PC2から出力される同位相の
負極性パルスがエンジン点火の進み角最小(進み
角制御開始)のタイミングを示し、パルサPC1
から出力される正極性パルスが進み角最大(進み
角制御終了)タイミングを指示するものとする。
さて、第1図のQ7,Q8はトランジスタであ
り、トランジスタQ7,Q8の各エミツタEはパ
ルサPC1,PC2の出力端にそれぞれ接続されて
いる。また、トランジスタQ7,Q8の各ベース
Bは、抵抗RbとコンデンサCbの並列回路を介し
て接地されている。更に、トランジスタQ7,Q
8の各コレクタCは、抵抗Rc,Raの直列回路を
介して電源端に接続され、抵抗Rc,Raの各接続
点がオアゲートORの入力端に接続されている。
なお、オアゲートORの各入力端にはダイオード
Daが逆方向接続されている。
上記構成の逆転検出回路によれば、パルサ
PC1,PC2の出力がともに負のときのみ、すな
わち、エンジンが正転のときだけ、トランジスタ
Q7,Q8が同時にオンとなり、オアゲートOR
から“L”レベルの信号が出力される。
次に、第1図のは、ピーク電圧がエンジン回
転数に反比例する鋸歯状波を発生する鋸歯状波発
生回路である。鋸歯状波発生回路は、抵抗Re
とダイオードD3との直列回路を介して供給され
る発電コイルEXTからの電圧を一定の直流電圧
に変換する定電圧ダイオードDz1と、この定電
圧ダイオードDzlに並列接続されたコンデンサC
3と、コンデンサC3から、抵抗R4を介して供
給される電流を充電するコンデンサC4と、オア
ゲートORの出力が“L”レベルのときに、コン
デンサC4に蓄積された電荷をオアゲートORの
方に流して放電させる抵抗10とから構成され、
コンデンサC4の一端から傾斜角が一定の鋸歯状
波が得られる。
また、は、立ち上がり電圧および傾斜角がほ
ぼ一定で、かつエンジンの回転に同期する衝撃波
を発生する衝撃波発生回路である。この衝撃波発
生回路は、パルサPC1から出力されダイオー
ドD5,D4を介して供給される正極性のパルス
によつて充電されるコンデンサC1と、前記ダイ
オードD5およびトランジスタQ1を介して充電
されるコンデンサC2とを有し、コンデンサC2
は、まず分圧抵抗R1,R2の比によつて決まる
初期値(立ち上がり電圧)まで充電され、次に、
抵抗R3を介してコンデンサC1から供給される
電流により、定電圧ダイオードDz2によつて決
まる電圧に向けて充電される。この結果、コンデ
ンサC2の一端からは、パルサPC1から出力さ
れる正極性のパルスと同期して前記立ち上がり電
圧に瞬間的に立ち上がり、続いて抵抗R3とコン
デンサC2で決まる時定数で、定電圧ダイオード
Dz2の電圧に向けて速やかに上昇する波形(衝
撃波)が得られる。
ここで、上記ダイオードD5によつて整流され
たパルサPC1の出力は、定電圧ダイオードDz3
により一定の電圧とされる。また、コンデンサC
2の充電電圧を規制する定電圧ダイオードDz2
の電圧は、上述した定電圧ダイオードDz1の電
圧より低く、かつ後述する進み角制御が適切に行
なわれる値に設定されている(第4図d,i参
照)。
上記コンデンサC2を放電し、その電圧波形を
瞬間的に立ち下げて衝撃波を完成するのは、比較
器Vである。すなわち、比較器Vは、前記コンデ
ンサC2の一端にエミツタEが接続されたトラン
ジスタQ2を有し、コンデンサC4の電圧(鋸歯
状波)がコンデンサC2の働圧(衝撃波)より低
くなつたときにコンデンサC2を放電する。
トランジスタQ2がオンとなつて、コンデンサ
C2が放電されると、抵抗R5を介してゲート回
路が起動され、サイリスタSCRが点弧される。
このゲート回路は、トランジスタQ2がオンの
ときにオンとなるランジスタQ3と、トランジス
タQ3がオンのときにオンとなるトランジスタQ
4とを有し、トランジスタQ4がオンのときにコ
ンデンサC1に充電された電荷によつて、サイリ
スタSCRを点弧するようになつている。なお、
図中、R6〜R7およびR14は抵抗である。
このような構成によれば、コンデンサC2は、
次の条件のときに放電してサイリスタSCRを点
弧し、エンジンの進み角制御を行う。なお、エン
ジンの回転数Neは、N0→N1→N2と次第に上昇
するものとする。
(1) エンジンの回転数が低設定値N0→N1のと
き。
この場合は、第4図に符号A,Bで示すよう
に、鋸歯状波(コンデンサC4の電圧)が衝撃
波(コンデンサC2の電圧)よりも常に高い。
従つて、コンデンサC2が放電され、サイリス
タSCRが点弧されてエンジンが点火されるの
は、オアゲートORの出力が“L”レベルにな
り、トランジスタQ2がオンになつたときだけ
である。すなわち、第4図の正転時で、パルサ
PC1,PC2から負極性のパルスが同位相で出
力されてトランジスタQ7,Q8がともにオン
となつた場合だけである。
ここで、上記位相の一致した負極性パルス
は、既に述べたように、エンジンの点火進み角
が最小のタイミングで出力さるようになつてい
るから、エンジンの回転数が低い今の場合、進
み角最小でエンジンの点火が行なわれることに
なる。
(2) エンジンの回転数が中設定値N1〜N2のと
き。
この場合は、第4図に符号C,Dで示すよう
に、衝撃波の電圧が鋸歯状波の電圧を追い越し
ていく。そして、この追い越の発生したタイミ
ングで、トランジスタQ2がオンとなり、サイ
リスタSCRが点弧され、エンジンが点火され
る。この場合、衝撃波の立ち上がり電圧と傾斜
角とはエンジンの回転数が変化してもほぼ一定
に保たたれるのに対し、鍔歯状波のピーク電圧
はエンジンの回転数に応じて低減するので、サ
イリスタSCRの点弧時期は、エンジンの回転
数が上昇するにつれて早まる。すなわち、エン
ジン点火の進み角は次第の大きくなる。
(3) エンジンの回転数が高設定値N2以上のと
き。この場合は、第4図に符号Eで示すよう
に、衝撃波の立ち上がり電圧が鋸歯状波の電圧
を越えるため、パルサPC1から正極性のパル
スが出力され、コンデンサC2が充電されると
直ちにトランジスタQ2がオンとなり、サイリ
スタSCRが点弧される。そして、このとき、
エンジン点火の進み角は最大となる。
一方、上記(1)〜(3)に対して、エンジンが逆転し
始めたときには、第4図f,gに示すように、パ
ルサPC1,PC2からの出力は負極性で同位相に
なることはない。このため、トランジスタQ7,
Q8のいずれか一方は必ずオフとなり、オアゲー
トORからの出力は常に“H”レベルである(第
4図h)。従つて、コンデンサC4は放電されず、
次第に充電され、定電圧ダイオードDz1の定電
圧に到達する。このとき定電圧ダイオードDz1
の電圧は定電圧ダイオードDz2の電圧より高い
から、コンデンサC4の電圧はコンデンサC2の
電圧より高い。従つて、コンデンサC2は放電さ
れず、サイリスタSCRの点弧およびエンジンの
点火は行なわれない。
こうして、この実施例によれば、エンジンの逆
転時の失火がなされ、エンジンの逆転が防止され
る。
次に、第5図は、この発明の第2実施例の構成
をしめすブロツク図である。図において、パルサ
PC3,PC4の出力は、ダイオードD10,D1
1を介して進み角回路20,21に供給されてい
る。この進み角回路20,21は、第1図の回路
〜からなるもので、ゲート回路の出力がダ
イオードD12,D13を介して第1図の抵抗R
8に供給されるようになつている。また、逆転検
出回路の出力端は、ダイオードD14,D15
を介して鋸歯状波発生回路の抵抗10に接続さ
れている。
上記パルサPC3,PC4は、パルサによるリラ
クタの検出が同時に始まるか、同時に終わるかの
いずれかの形式のもので、検出開始点あるいは検
出終了点で出力される、位相の一致する一組のパ
ルスの極性によつてエンジンの回転方向を検出し
ようとするものである。第6図にこれらのパルス
PC3,PC4を持つ信号発生器41の構成を示
す。
第6図において、フライホイール12の外周に
は、長さの異なる一対のリラクタ43,44が突
設されている。これらのリラクタ43,44はフ
ライホイール12の軸方向および周方向にずれて
設けられている。また、リラクタ43,44には
パルサPC3,PC4が対向配置され、フライホイ
ール12が正転のときには、リラクタ43,44
の通過終了点がパルサPC3,PC4に同時に検出
され、逆転時には、リラクタ43,44の通過開
始点がパルサPC3,PC4に同時に検出されるよ
うになつている。
従つて、パルサPC3,PC4の出力信号は、第
7図に示すようになる。例えば、パルサPC3,
PC4の巻線方向が共に正方向で、フライホイー
ル12が正転のときには、パルサPC3,PC4の
各第2パルサが正極性で位相が一致し、逆転のと
きには、パルサPC3,PC4の各第1パルスが負
極性で位相が一致する(第7図a)。また、巻線
方向が共に逆方向でフライホイール12が正転の
ときには、パルサPC3,PC4の各第2パルスが
負極性で位相が一致し、逆転のときには、パルサ
PC3,PC4の第1パルスが正極性で一致する等
であり、他の場合は、第7図c,dに示す通りで
ある。
このような構成において、第7図bに示すよう
に、パルサPC3,PC4から同位相の負極性パル
スが出力されるときに進み角最小で、パルサPC
3からは進み角が小さい正極性のパルスが出力さ
れ、パルサPC4からは進み角が大きい正極性の
パルスが出力されるものとする。また、パルス
PC3側の衝撃波の立ち上がり電圧は、第8図に
示すように、パルサPC4側の衝撃波の立ち上が
り電圧よりも高く設定されている。すなわち、パ
ルサPC3側の進み角回路20の分圧抵抗R1,
R2の比R1/R2は、パルサPC4側の進み角
回路21のそれより小さく設定してあるものとす
る。
このような設定において、エンジンの回転数が
第9図に示すように、Na→Nb→Nc→Ndと順次
上昇すると、次のようにして2段進み角制御が行
なわれる。
(1) エンジン回転数NeがNaより小さいとき。
この場合は、パルサPC3、PC4から位相の
等しい負極性のパルスがでたときに、進み角回
路20,21のコンデンサC2が同時に放電さ
れて、サイリスタSCRが点弧され、エンジン
が点火される。つまり、エンジンは進み角最小
で点火される。
(2) エンジン回転数NaがNa〜Nbのとき。
この場合は、第8図、第9図に示すように、
パルサPC3側の衝撃波発生回路によつて形
成された、パルス幅が狭くかつ立ち上がり電圧
の高い衝撃波の電圧が鋸歯状波の電圧を追い越
すこととなり、この追い越しが発生したタイミ
ングでサイリスタSCRが点弧される。すなわ
ち、エンジンはパルサPC3側からの出力信号
によつて進み角制御され、進み角は次第に増加
する。
(3) エンジン回転数NeがNb〜Ncのとき。
この場合は、パルサPC3側の衝撃波が立ち
上がるタイミングで衝撃波の電圧が鋸歯状波の
電圧を追い越しエンジン点火が行なわれる。従
つて、この間の進み角は一定である。
(4) エンジン回転数NeがNc〜Ndのとき。
この場合は、パルサPC4側の衝撃波発生回
路によつて形成された、パルス幅が広くかつ
立ち上がり電圧の低い衝撃波が、鋸歯状波の電
圧を追い越す形となり、この追い越しが発生し
たタイミングでサイリスタSCRが点弧される。
すなわち、エンジンはパルサPC4側の出力信
号によつて点火され、進み角が次第に増加す
る。
(5) エンジン回転数NeがNd以上のとき。
この場合は、パルサPC4側の幅広の衝撃波
の立ち上がりが、鋸歯状波の電圧を超えるよう
になり、進み角は最大となり、これ以上進み角
が大きくなることはない。
こうして、この第2実施例によれば、2段進み
角特性を得ることができる。
なお、第2実施例に用いたパルサPC3,PC4
を第1実施例に適用しても、第1実施例と同様の
作用、効果を奏することができる。また、パルサ
PC3,PC4を利用すれば、上述した2段進み角
制御だけでなく、2段遅れ角制御や周波数検出等
が可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、エンジンに
回転にともなつて、出力信号の位相関係と極性が
共に逆転するような一対の信号発生手段によつ
て、エンジンの回転方向を検出し、正転のときの
み点火するようにしたので、エンジンの逆転を防
止することができる。この結果、内燃機関の肉厚
を薄くでき、小型軽量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の構成を示す回
路図、第2図は同実施例のパルサPC1,PC2を
有する信号発生器の構成を示す図で、同図A,B
はそれぞれCのA−A線、B−B線矢視図、第3
図はパルサPC1,PC2の出力波形を示す波形
図、第4図は上記実施例の動作を説明するための
タイムチヤート、第5図はこの発明の第2実施例
の構成を示すブロツク図、第6図は同実施例のパ
ルサPC3,PC4を有する信号発器の構成を示す
図で、同図のA,BはそれぞれCのA−A線、B
−B線矢視図、第7図はパルサPC3,PC4の出
力波形を示す波形図、第8図、第9図は同実施例
の動作を説明するためのグラフ、第10図は従来
の信号発生器の構成を示す概略図、第11図は同
信号発生器から出力されるパルス波形を示す波形
図である。 ……主回路、……逆転検出回路、……鋸
歯状波発生回路、……衝撃波発生回路、……
比較器、……ゲート回路、11,41……信号
発生器、PC1〜PC4……パルサ、SCR……サイ
リスタ(スイツチング手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クランク軸と同期して回転する回転誘導子型
    の信号発生手段の出力信号を点火信号とする内燃
    機関用点火時期制御装置ににおいて、前記クラン
    ク軸の回転毎に各一対のパルスを出力する第1、
    第2のパルサを有し、前記第1のパルサから出力
    されたパルスの一方と前記第2のパルサから出力
    されたパルスの一方のみ位相が一致し、かつ前記
    クランク軸の回転方向によつて前記各一対のパル
    スの位相関係が逆転するとともに前記位相の一致
    するパルスの極性が反転するように構成された信
    号発生手段と、前記位相の等しい一組のパルスか
    ら前記クランク軸の回転方向を判定する判定手段
    と、ピーク値がエンジンの回転数に対応して減少
    する鋸歯状波を前記クランク軸が正転のときに発
    生する鋸歯状波発生回路と、前記クランク軸の回
    転に同期し、かつ立ち上がり電圧および傾斜角が
    ほぼ一定の衝撃波を発生する衝撃波発生回路と、
    前記鋸歯状波と衝撃波とを比較する比較回路と、
    発電コイルの電圧によりコンデンサを充電し、該
    コンデンサの充電電荷をスイツチング手段によつ
    て点火コイルに放電させるようにした主回路と、
    前記比較回路の出力により前記スイツチング手段
    をオンにするゲート回路とを具備することを特徴
    とする内燃機関用点火時期制御装置。
JP24326685A 1985-10-30 1985-10-30 内燃機関用点火時期制御装置 Granted JPS62103466A (ja)

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JPS62103466A JPS62103466A (ja) 1987-05-13
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