JPH01183582A - 無機繊維用バインダー - Google Patents

無機繊維用バインダー

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JPH01183582A
JPH01183582A JP63003089A JP308988A JPH01183582A JP H01183582 A JPH01183582 A JP H01183582A JP 63003089 A JP63003089 A JP 63003089A JP 308988 A JP308988 A JP 308988A JP H01183582 A JPH01183582 A JP H01183582A
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binder
polymerizable monomer
reactive surfactant
polymerizable
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Masuji Izumibayashi
益次 泉林
Masatoshi Yoshida
雅年 吉田
Toshiaki Matsunaga
俊明 松永
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無機繊維の不織布9紙、綿あるいは無機繊維
束を製造する際に有用であり、接着性。
耐水性、耐久性に優れた無機繊維用バインダーに関する
ものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕ガ
ラス繊維をはじめ鉱物繊維、セラミック繊維等の無機繊
維の集束や不織布2紙、綿等の製造に使用されるバイン
ダーとしては、従来よりデンプン、 CMC、/リピニ
ルアルコールおよびそれらの誘導体、アクリル系樹脂等
が使用されている(例えば特開昭56−78454号)
。しかしながら、これらのパインI−は接着性、酎、水
性、耐久性の各性能の水弟や各性能間のノ4ランスの点
で満足できるものではなく、より優れた無機繊維用バイ
ンダーが待望されている。
本発明は、前記各性能の水昂およびバランスが共に優れ
、従来のパインl−より広範囲の用途に応用でき、しか
も長期間の使用に耐える無機繊維用バインダーを提供す
るものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者ら
は、末端に長鎖のチオアルキル基を有し1分子中にカル
ゲキシル基を有する重合体を乳化剤として用いて重合性
単量体を乳化重合して得られる水性樹脂分散液が前記の
目標を達成しうるものであることを見出し本発明を完成
するに至ったものである。
即ち本発明は、 一般式(夏) C式中、R1は炭素数6〜18のアルキル基を示し、R
2,R3,R4,R5およびR6はそれぞれ独立して水
素、メチル基、カルゲキシル基またはカルゲキシメチル
基あるいはそれらの塩を示し、Xは水素、アンモニウム
基、アミン塩基、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
を示し、Yは重合性不飽和基を有する炭化水素基を示し
、2はニトリル基または置換基を有してもよいフェニル
基、アミド基またはカルーン酸アルキルエステル基を示
し、aは1〜500、bはθ″または1〜100の整数
であり、e FiOまたは1〜250の整数である。)
で表わされる重合体及び/又はその塩からなる反応性界
面活性剤を乳化剤として、重合性単量体の1種または2
種以上を水性媒体中で乳化重合して得られる水性樹脂分
散液を含有することを特徴とする無機繊維用バインダー
に関するものである。
本発明において乳化剤として用いる反応性界面活性剤は
カルゲキシル基を有する重合性単量体囚と必要によシそ
の他の重合性単量体(B)をフルキルメルカプタン存在
下ラジカル重合して得られる重合体或いは、更に必要に
応じて該重合体とカルがキシル基との反応性を有する基
を有する重合性単量体(C)とを反応させて得られる生
成物および/またはその塩からなるものである。
カルがキシル基を有する重合性単量体囚としては(メタ
)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸もしくはマレイン酸もしくはフマ
ル酸のモノエステル化物及びこれらのアンモニウム塩、
有機アミン塩、アルカリ金属塩が挙げられ、これらの1
種または2種以上の混合物を使用することができる。重
合性単量体囚の使用量は、反応性界面活性剤1分子中に
少なくとも1個のカルMキシル基が導入される量である
が、好ましくは反応性界面活性剤の酸価が200以上と
なるような範囲で使用するのが良い。
また、その他の重合性単量体(B)としてはスチレン、
α−メチルスチレン、クロルスチレン、メチルスチレン
、りc2/I/メチルスチレン、スチレンスルホン酸ま
九はその塩などのスチレン誘導体;(メタ)アクリルア
ミド、メチロール化(メタ)アクリルアミド、炭素数1
〜4個のアルコキシメチロール化(メタ)アクリルアミ
ド、N、N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、N、、N−ゾメチルアミノプaピル(メタ)アク
リルアミドなどのアミド基含有重合性単量体類;炭素数
1〜18個のアルキル鎖を有する(メタ)アクリル酸エ
ステル、メタアクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ
)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
−2−N、N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリ
ル酸N、N−ジメチルアミノプロピルなどの(メタ)ア
クリル酸エステル誘導体類:(メタ)アクリロニトリル
などのニトリル基含有重合性単量体類などが挙げられ、
これらの1種または2種以上の混合物で使用することが
できる。
本発明に於て使用するアルキルメルカプタンは炭素数が
6〜1Bのものであり、例えばn−へキシルメルカプタ
ン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプ
タン、t−ドテシルメルカプタン、セチルメルカプタン
、ステアリルメルカプタンなどが挙げられ、これらのう
ちから1種または2種以上の混合物で使用することがで
きる。
重合性単量体(4)或いは重合性単量体(4)と重合性
単量体(B)を重合する条件は特に限定されず、例えば
アルキルメルカプタンと重合性単量体(4)及び必要に
応じて重合性単量体(B)を一般のラジカル重合開始剤
を用い、そのままあるいは必要に応じて溶剤によシ希釈
して重合することによって得られるが、この際、使用す
るラジカル重合開始剤はアルキルメルカプタンの10分
の1モル以下とするのが好ましく、また、必要に応じて
使用する溶剤は重合性単量体(4)、俤)及びアルキル
メルカプタンを溶解しうるものであって、かつこれらに
対して不活性であることが好ましい。
本発明に於いては、重合性単量体(4)或いは重合性単
量体(4)に必要に応じて重合性単量体(B)を加えて
前記のようにして重合して得られる重合体及び/又はそ
の塩からなる反応性界面活性剤を乳化剤として使用し、
好ましい結果を得ることができるが該重合体及び/又は
その塩に重合性単量体(C)を反応させて重合性不飽和
基を導入した重合体及び/又はその塩からなる反応性界
面活性剤を乳化剤として使用すると乳化剤と乳化重合に
よって得られる重合体が一体化して耐水性や密着性のよ
シ優れた水性樹脂分散液が得られるのでよシ好ましい。
重合性単量体(C)Fi、重合性不飽和基とカルボ午シ
ル基と反応性を有する基′とを含有する化合物で例えば
(メタ)アクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエー
テルのようなエポキシ基含有重合性単量体類:2−イソ
ゾロベニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−2−オキ
サゾリンのようなオキサゾリン基含有重合性単量体類:
メタアクリル酸2−アジリジニルエチル、(メタ)アク
リロイルアジリジンのよう々アノリジン基含有重合性単
量体類;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(
メタ)アクリル酸ヒドロキシゾaピル、(メタ)アリル
アルコール、(メタ)アクリル酸とポリプロピレングリ
ー−ルもしくは?リエチレングリコールとのモノエステ
ル化物などのヒドロキシル基含有重合性単量体類などが
挙げられる。これらの1種または2種以上の混合物で使
用することができる。重合性単量体(C)を使用する場
合その使用量は重合体1分子当シ1〜100分子の範囲
であシ、1〜10分子がよシ好ましい。ただし、重合性
単量体(B)としてヒドロキシル基含有重合性単量体を
用いた場合、重合性単量体(C)にはヒドロキシル基含
有重合性単量体を用いることはできない。
重合性単量体(4)或いは重合性単量体(4)と重合性
単量体(B)を重合して得られる重合体及び/又はその
塩と重合性単量体(C)の反応条件に特に制限はなく、
該重合体とカルがキシル基との反応性を有する基を含有
する重合性単量体(C)をそのiまあるいは必要に応じ
て溶剤によシ稀釈して、好ましくは常温〜200℃、よ
シ好ましくは50〜150℃の温度条件下で反応させれ
ばよく、また必要であれば適当な触媒を使用してもよい
このようにして得られた重合体は、更に塩基を加えてカ
ルがキシル基の解離度を高め水に対する溶解性を向上さ
せることができる。配合できうる塩基としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムおよび
アンモニアなどの無機塩基ニトリメチルアミン、トリエ
チルアミンなどの有機塩基が挙げられ、これらのうちか
ら1種または2種以上の混合物で使用することができる
このようにして得られる反応性界面活性剤の分子量は好
ましくは400〜10,000、よシ好ましくは400
〜s、o o oである。
°本発明の無機繊維用/骨インダーに用いられる重合性
単量体は重合性のものであれば特に限定されないが、目
的、用途に応じてその中の1種あるいは2種以上を組合
せて使用することができる。これらの重合性単量体とし
ては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)
アクリル酸2−メチルグリシジル、アリルグリシジルエ
ーテルなど−のエポキシ基含有重合性単量体類;(メタ
)アクリロイルアジリジン、(メタ)アクリル酸2−ア
ジリジニルエチルなどのアジリジニル基含有重合性単量
体類:2−イソ7’oベニル−2−オキサゾリン、2−
ビニル−2−オキサゾリンなどのオキサゾリン基含有重
合性単量体類;スチレン、ビニルトルエン、α−メチル
スチレン、クロルメチルスチレン、スチレンスルホン酸
及びその塩などのスチレン誘導体類;(メタ)アクリル
アミド、N−モノメチル(メタ)アクリルアミド、N−
モノエチル(メタ)アクリルアミド、N、N−ジメチル
(メタ)アクツルアミドなどの(メタ)アクリルアミド
訪導体類:(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルなどの(メタ)
アクリル酸とC1〜C18のアルコールのエステル化に
よシ合成される(メタ)アクリル酸エステ、/l/類:
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシグロビル、(メタ)アクリル酸
とポリプロピレングリコールもしくは4リエチレングリ
コールとのモノエステルなどのヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリル酸エステル類:(メタ)アクリル酸2−ス
ルホン酸エチル及ヒソの塩、ビニルスルホン酸及びその
塩、酢酸ビニル、(メタ)アクリロニトリルなど、また
(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノ7
’ロビル(メタ)アクリルアミド、ビニルピリジン、ビ
ニルイミダゾール、ビニルピロリドンなどの塩基性重合
性単量体類;(メタ)アクリル酸とエチレングリコール
、1.3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール
、l、6−ヘキサングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、トリメテロールプロノ9ン、ペンタエリスリトール
、ジペンタエリスリトールなどの多価アルコールとのエ
ステルなどの分子内に重合性不飽和基を2個以上有する
多官能(メタ)アクリル酸エステル類:N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−ブトをジメチル(メタ)
アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミド類;ビニ
ルトリメトキシシラン、r−(メタ)アクリロギシグロ
ビルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシン2ン、
トリメトキシシリルグロビルアリルアミンなどの有機ケ
イ素基含有重合性単量体類;及び弗化ビニル、弗化ビニ
リデン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ジビニルベンゼ
ン、ジアリルフタレート壜とを挙げることができる。
本発明の無機繊維用バインダーの密着性や耐水性をよシ
向上させる為には重合性単量体の少なくとも1mがカル
ゼキシル基と反応しうる官能基を有する重合性単量体及
び/又は分子内に重合性不飽和基と珪素原子に直結する
加水分解性基を有する有機珪素単量体であることが好ま
しい、カルメキシル基と反応しうる官能基を有する重合
性単量体としては、前記の乳化重合用の重合性単量体の
内、エポキシ基含有重合性単量体類、アジリジニル基含
有重合性単量体類、オキサゾリン基含有食合性単量体類
を使用することができ、分子内に重合性不飽和基と珪素
原子に直結する加水分解性基を有する有機珪素単量体と
しては、有機ケイ素基含有重合性単量体類を使用するこ
とができる。
乳化重合方法につ5いては従来公知のあらゆる乳化重合
法が適用できる。例えば、重合触媒、水、反応性界面活
性剤および重合性単量体を一活混合して重合する方法、
もしくはいわゆるモノマー滴下法、ブレエマルション法
などの方法咳よシ本発明の水性樹脂分散液を合成するこ
とができる。
重合温度としては0〜100℃、好ましくは50〜80
℃、重合時間#:t1〜10時間である。
乳化重合の際、親水性溶媒を加えること及び他の公知の
乳化剤、添加剤を加えることは、その被膜の物性に悪影
響を及ぼさない範囲において可能である。
反応性界面活性剤の使用量は特に限定されないが、好ま
しくは重合性単量体成分100重量部に対して0.5〜
200重量部であシ、よシ好ましくは1〜15重量部で
ある。
重合触媒としては、従来公知のものならば伺でも使用す
ることができる。ただし、更に耐水性に優れた被膜を4
える水性樹脂分散液を得るためには、過酸化水素、ジー
t−プチルノ譬−オキサイド、過酢酸、2.2’−アゾ
ビス(2−アミジノグロノ9ン)二塩酸塩、4.4’−
アゾビス(4−シアノペンタン酸)などの硫酸根を残さ
ない重合触媒の1種または2種以上の混合物を使用する
のが好ましい。また、重合性単量体中の少なくとも1種
がカルメキシル基と反応しうる官能基を有する場合には
、それら反応性基に対して高い反応性を有するアミジノ
基、カルが午シル基などを分子内に含有する2、2′−
アゾビス(2−アミジップCIパン)二塩酸塩、4.4
’−アゾビス(4−シアノペンタン酸)などを用いるの
がよシ好ましい。重合触媒の使用量は、通常重合性単量
体成分100重量部に対して0.01〜5重量部の範囲
である。
また、重合性単量体中の少なくとも1種がカルがキシル
基と反応しうる官能基を有する重合性単量体及び/又は
有機珪素単量体である場合、重合性単量体をカル−キシ
ル基と反応しうる官能基を有する重合性単量体及び/又
は有機珪素単量体を含むものと含まぬものに分割し、こ
れらを多段重合することによシ、得られる水性樹脂分散
液の皮膜の密着性、耐水性、耐溶剤性、強度などが著し
く向上することがある。その際それぞれの重合性単量体
成分は何段階に分けて乳化重合しても良く、tfC,重
合する順序にも制限はないが、特に最後段に重合する成
分としてカルがキシル基と反応しうる官能基を有する重
合性単量体を含まないものを用いると、得られる水性樹
脂分散液の貯蔵安定性を飛躍的に向上させるので好まし
い。
このようにして得られた水性樹脂分散液は、これ単独で
も無機繊維用バインダーとして有効に用いることもでき
るが、その他に公知の一調整剤、粘度調節剤、カップリ
ング剤、潤滑剤、帯電防止剤、撥水剤、架橋剤などを加
えることができる。
また、適宜希釈することもできる。
〔発明の効果〕
本発明の無機繊維用バインダーは、特定構造の反応性界
面活性剤を乳化剤として使用して、重合性単量体を乳化
重合して得られる水性樹脂分散液を主成分としているた
めに、無機繊維への接着性。
耐水性、耐湿性、耐久性に優れ、また、水性分散液であ
るため火災や環境汚染などの心配がなく、更に、公知の
低分子量の乳化剤を用いて製造した水性樹脂分散液に比
較して泡立ちが少なく取扱い易いなどのすぐれた特長を
有している。したがって、本発明の無機繊維用バインダ
ーは各種無機繊維製品の製造に極めて有効に利用できる
ものであシ、例えば、プリント基板の補強材、鉛蓄電池
のセパレーター等に有用な湿式又は乾式製法によるガラ
ス繊維製マット:エアーフィルター等に有用な湿式又は
乾式製法によるガラスペーパーあるいはセラミックペー
パー:各種複合材料用補強材として有用な無機繊維のチ
、ッグドストランド、ロービングあるいはヤーン:断熱
材として有用カロッククールあるいはグラスクール:そ
の他の無機繊維製不織布や織布あるいは無機繊維束製造
時のバインダーとして有効に利用できる。
〔実施例〕
以下実施例によって本発明の詳細な説明するが、本発明
の範囲がこれら実施例のみに限足されるものではない、
なお例中竹にことわシのない限シチは重量qbf:、部
は重量部をそれぞれ示すものとする。
参考例1 攪拌機、還流冷却器、窒素導入管、温度計、滴下ロート
を備えたフラスコにイソグロビルアルコール18011
を仕込み、窒素を吹き込みながら81℃まで内温を上昇
させて、イングロビルアルコールを10分間遠還流せた
0次に予め用意しておいた、アクリル鈑174部、n−
ドデシルメル1時間かけて滴下、重合した。滴下終了後
、還流状態で1時間熟成を行い、固形分53.9%の反
応性界面活性剤(I)の溶液を得た。反応性界面活性剤
(υは、下記一般式にて代宍される構造を有し、酸価6
45、数平均分子量1200であった。
参考−例2 参考例1と同様のフラスコに、インプロビルアルコール
180部を仕込み、窒素を吹き込みながら81℃まで内
温を上げて、イングロビルアルコールを10分間還流さ
せた。続いて予め用意しておいたアクリル酸86部、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル139部、n−ドデシル
メルカプタン1合性単量体混合物を1時間かけて滴下、
重合した0滴下終了後、還流状態で1時間熟成を行い固
形分55.t%の反応性界面活性剤(2)の溶液t−得
た。
反応性界面活性剤(2)は下記一般式にて代表される構
造を有し、酸価256、数平均分子量1500であった
参考例3 参考例1と同様のフラスコに、インプロビルアルコール
180部を仕込み、窒素を吹き込みながら80℃に加熱
した。そこにアクリル酸148部、イタコン酸31 t
a 、アクリル酸2−エチルヘキシル18部、n−オク
チルメルカプタン24部及びAIBN O,41部から
なる重合性単量体混合物を2.0時間かけて滴下した。
滴下終了後還流状態で1時間攪拌して熟成を行ない固形
分54.2%の反応性界面活性剤(3)の溶液を得た。
反応性界面活性剤(3)は下記一般式にて代表される構
造を有し、酸価420、数平均分子[2000であった
参考例4 参考例1と同様のフラスコに、1,4−ゾオキサン18
0部を仕込み、窒素を吹き込みながら80℃に加熱した
。続いて予め用意しておいたアクリル酸116部、アク
リロニトリル43部、ステアリルメルカプタン51部、
 AIBN O,32部からなる重合性単量体混合物を
1時間かけて滴下した6滴下終了後還流状態で1時間攪
拌して重合を終了させた。さらにこの重合体混合物に、
メタクリル酸2−ヒドロキシエチル65部、p−)ルエ
ンスルホン酸3.4部、p−メトキシフェノール0.1
3部を添加し90℃で12時間反応させ、固形分60チ
の反応性界面活性剤(4)の溶液を得た。反応性界面活
性剤(4)は下記一般式で代表される構造を有し。
酸価350.数平均分子量は1450であった。
参考例5 参考例1で得られた反応性界面活性剤(I)の溶液39
0部にアリルグリシジルエーテルs’l、)リエチルペ
ンジルアンモニクムクpリド21部を添加し85Cまで
加熱し、同温度で6時間反応させ、固形分60%の反応
性界面活性剤(5)の溶液を得た。Ik価測測定よシ、
反応が完了していることを確認した。反応性界面活性剤
(I)は下記一般式で代表される構造を有し、酸価50
0、数平均分子量は1500でありた。
参考例6 参考例2で得られた反応性界面活性剤(2)の溶液47
0部に、2−イソプロベニA/−2−オキサゾリン56
部を加え還流状態で6時間反応させ、固形分60%の反
応性界面活性剤(6)の溶液を得た。
反応性界面活性剤(6)は下記一般式で代表される構造
を有し酸価210、数平均分子量1750であった。
参考例7 参考例3で得られ水反応性界面活性剤(3)の溶液40
0部にメタクリル訴ジリジニルエチル77部を添加し、
還流状態で4時間反応させ、固形分62%の反応性界面
活性剤(7)の溶液を得た。反応性界面活性剤(7)は
酸価280、数平均分子量2500でありた。
比較参考例1 参考例1と同様のフラスコに、イソプロビルアルー−ル
180部を仕込み、窒素を吹き込みながら81℃まで内
温を上げて、イソプロピルアルコールを10分間還流さ
せた。続いて予め用意しておいたアクリル酸86部、ア
クリル酸2−ヒドロなる重合性単量体混合物を1時間か
けて滴下1,1合した0滴下終了後、還流状態で1時間
熟成を行い、固形分56゜9%の比較用反応性界面活性
剤(I)溶液を得た。比較用反応性界面活性剤(I)は
、下記一般式にて代表される構造を有する酸価280、
数平均分子量1400であった。
実施例1 滴下ロート、攪拌機、窒素ガス導入管、温度計及び還流
冷却器を備えたフラスコにイオン交換水193.5部、
参考例1で得られた反応性界面活性剤(I)の溶液4部
及び28%アンモニア水1.6部を仕込み、ゆるやかに
窒素ガスを流しながら65℃に加熱した。そこへ2,2
/−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩の5%
水溶液4部を注入し、ついで滴下a−)よシあらかじめ
調製しておいたメタクリル散メチル54部、アクリル酸
エチル41部及びアクリル酸5部からなる重合性単量体
A( 混合物を2時間に亘りて滴下した。滴下終了会も温度を
65℃に保りて1時間攪拌をつづけた後冷却し、不揮発
分33.8%の水性樹脂分散液〔1〕を得た。尚重合中
に生じた凝集物は極〈わずかであった。
実施例2〜6 実施例1に於いて、反応性界面活性剤の溶液の量及び種
類、重合性単量体混合物の組成を第1表に示した通シと
する他は実施例1と同様の操作をくシ返して水性樹脂分
散液〔2〕〜〔6〕を得た。尚、重合中に生じた凝集物
はいづれの場合もごくわずかであった。
実施例7 実施例1と同様のフラスコにイオン交換水196.7部
、参考例7で得られた反応性界面活性剤(7)の溶液1
1部及び28チアンモニア水1.6部を仕込み、ゆるや
かに窒素ガスを流しながら65℃に昇温した。そこへ2
.2′−アゾビス(2−アミジノグ0パン)二塩酸塩の
5%水溶液4部を注入し、次いであらかじめ調製してお
いたメタクリル酸メチル20部、アクリル酸エチル27
部及びメタクリル酸グリシジル3部よシなる第1の重合
性単量体混合物を1時間に亘って滴下した。30分間攪
拌をつづけたのち、メタクリル酸メチ/I/20部、ア
クリール酸エチル27部及びメタクリロイロキシグロビ
ルトリメトキシシラン3部よりなる第2の重合性単量体
混合物を1時間に亘って滴下した。更に、1時間攪拌を
つづけた後冷却して、不揮発分34.3係の水性樹脂分
散液〔7〕を得た。重合中に発生した凝集物はわずかな
ものであった。
比較例1 実施例1に於いて、反応性界面活性剤(I)の溶液の替
わシに比較用反応性界面活性剤(I)の溶液9部を用い
る他は実施例1と同様の操作を〈シ返したが重合途中で
凝集物が多量に発生し、重合を続行することが困難とな
夛、水性樹脂分散液を得ることが出来なかった。
比較例2 実施例1に於いて反応性界面活性剤(I)の替わシに公
知の界面活性剤であるドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ2部を使用する他は実施例1と同様の操作をくり返し
て不揮発分34.41の比較用水性樹脂分散液(I)を
得た。
実施例8 実施例1〜7で得られた水性樹脂分散液(I)〜(7)
及び比較例2で得られた比較用水性樹脂分散液(I)を
ガラスベーノ母−用内添バインダー及びガラス繊維のチ
、ツブトストランドの集束剤として使用した場合の性能
を評価した。試験方法を以下に記し、結果を第2表に示
す。
試験方法 ■カラスペーパー用パインター 1)ガラスペーパーの作成 繊維径4μmのガラス繊維を常法に従って叩解して、水
中に19713の濃度で分散し、攪拌しながら各水性樹
脂分散液をガラス繊維重量に対して15%<不揮発分換
算)に相当する量を加え、ついてスアコフロックC47
0(三井サイアナミツド社製高分子カチオン性凝集剤)
を加えて系を凝集させた後抄紙した。仁れを150℃で
5分間乾燥して、秤量的100gのガラスイーノ◆−を
得り。
2)ガラスペーノ9−の引張シ強度 ガラスペ−74−を2.5−幅に裁断し、乾燥状態及び
24時間室温で水浸漬した後の湿潤状態での引張り強度
をインストロン万能試験機を用いて測定した。
■集束剤 lン チョツプドスト:不揮発分5チになるようランド
の作成  に水で希釈した水性樹脂分散液100部に対
して、 潤滑剤としてポリオΦシ エチレンソルビタン脂肪 酸エステル(花王化学社 製、トウイーン80) 1.5部及びカップリング 剤としてr−アミノプロ ピルトリエトキシシラン 0.5部を加えて得たバイ ンダー(集束剤液)を、 溶融紡糸したEガラスに 回転a−ルによりて塗布 し、得られたバインダー の付着したガラス繊維を 集束したのち長さ約6■ に切断し、乾燥してチ。
ツブトストランドを得た。
2)チ、ツノドスト:得られたチ、ツブトストランドの
集束性 ランドの割れの発生程度を肉眼で◎〜0〜Δ〜
× の4段階評価した。
◎(割れの発生なし)→ ×(割れの発生長) 第2表 注)ガラスーーノ臂−やチョツプドストランド作成の過
程で、本発明の水性樹脂分散液を用いたものは泡立ちが
少なく取扱い易かったのに比べ、比較用水性樹脂分散液
を用いたものは泡立ちが多く取扱いにくかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素数6〜18のアルキル基を示し、
    R_2、R_3、R_4、R_5およびR_6はそれぞ
    れ独立して水素、メチル基、カルボキシル基またはカル
    ボキシメチル基あるいはそれらの塩を示し、Xは水素、
    アンモニウム基、アミン塩基、アルカリ金属またはアル
    カリ土類金属を示し、Yは重合性不飽和基を有する炭化
    水素基を示し、Zはニトリル基または置換基を有しても
    よいフェニル基、アミド基またはカルボン酸アルキルエ
    ステル基を示し、aは1〜500、bは0または1〜1
    00の整数であり、cは0または1〜250の整数であ
    る。) で表わされる重合体及び/又はその塩からなる反応性界
    面活性剤を乳化剤として、重合性単量体の1種または2
    種以上を水性媒体中で乳化重合して得られる水性樹脂分
    散液を含有することを特徴とする無機繊維用バインダー
  2. 2. 重合性単量体の少なくとも1種が、カルボキシル
    基と反応しうる官能基を有する重合性単量体及び/また
    は分子中に重合性不飽和基と珪素原子に直結する加水分
    解性基とを有する有機珪素単量体である特許請求の範囲
    第1項記載の無機繊維用バインダー。
  3. 3. 反応性界面活性剤が一般式( I )に於いて、b
    が1〜100の整数である重合体及び/又はその塩から
    なるものである特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の無機繊維用バインダー。
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DE3888644T DE3888644T3 (de) 1987-12-14 1988-10-14 Wässrige härtbare Harzdispersionen, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung.
US07/257,746 US5087603A (en) 1987-12-14 1988-10-14 Heat-sensitive recording paper having an overcoat layer formed from an aqueous crosslinkable resin dispersion
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