JPH026654A - 溶液共重合体、これを含有するセルロース用速硬性結合剤およびその製造方法 - Google Patents

溶液共重合体、これを含有するセルロース用速硬性結合剤およびその製造方法

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JPH026654A
JPH026654A JP1016536A JP1653689A JPH026654A JP H026654 A JPH026654 A JP H026654A JP 1016536 A JP1016536 A JP 1016536A JP 1653689 A JP1653689 A JP 1653689A JP H026654 A JPH026654 A JP H026654A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はセルロース用重合体結合剤、特にホルムアルデ
ヒドの放出を少なくする必要のある用途において特に有
用であって、溶液重合した共重合体系を重合体キャリヤ
ラテックスと混合したものを主体とする速硬性組成物に
関するものである。
特に、本発明は溶液共重合体、これを含有するセルロー
ス用速硬性結合剤およびその製造方法に関するものであ
る。
(背景技術) 過去数年の間に重合体樹脂結合剤によって結合した不織
ランダム構造を有する高強度の紙および布製品の生産が
著しく成長してきた。このような製品は消費者向けおよ
び産業用の手ふき/タオル、ダイヤパー、外科用パック
および手術衣、産業用作業服および女性用生理用品のよ
うな使い捨て商品に用いられる高強度で高吸収性の材料
として広範囲の用途を見い出している。またこのような
製品は、カーペットおよび敷物の裏材、衣服の心地、自
動車構成部品および家庭用室内装備品のような耐久消費
材および道路用アンダークロスのような土木工学用材料
に使用される。このような結合剤を上述の材料に適用す
るには、吹付け、プリント結合(print bind
ing) 、および発泡による被着を包含するいくつか
の方法がある。さらに、最終用途に応じて、触媒、架橋
剤、界面活性剤、増粘剤、染料および難燃性塩のような
種々の成分を結合剤システム中に混入することができる
。湿った手ふきのようなセルロース製品の高速大量生産
を行う場合に、結合剤の重要な性質は速い硬化速度であ
る;すなわち最終製品は生産速度が不当に遅くならない
ように結合剤の適用後に極めて短時間内に実質的に全強
度に到達する必要かある。これらの製品において、上述
のような性質は自己架橋性である結合剤を使用するか、
あるいは外部架橋剤を結合剤配合物中に混入することに
より得られているのが普通である。これがなされている
場合には、架橋剤は明らかに結合剤単量体と相互作用す
るほかセルロース繊維における水酸基と相互作用して迅
速に極めて強い結合を形成する。
現在、このような要件を満足する入手可能な結合剤配合
物はいくつか知られている。しかし、これらの結合剤配
合物は多くの人々、特に子供において皮膚および呼吸器
を刺激するのに十分であることがある分量のホルムアル
デヒドをある期間にわたって放出する1種または2種以
上の成分が混入されていることに特徴がある。最近にな
って、不織セルロース製品のいくつかの主要なメーカー
が、セルロースに対して同等な性能レベルを示すがホル
ムアルデヒドを放出しない製品によって、このような従
来の結合剤を代えたいという要望を述べている。いくつ
かの表向きにはゼロホルムアルデヒドまたは’ OCH
z OJのセルロース結合剤が提案されたが、これらの
結合剤はホルムアルデヒド含有量が実際には「0」でな
いか、あるいは大量生産用に受は入れられるのに十分な
速い硬化速度を示さなかった。
(発明の開示) 本発明は、不織セルロース系材料用速硬性「ゼロ」ホル
ムアルデヒド結合剤を提供する。この結合剤は、少くと
も1個のカルボキシレート基を有する1種または2種以
上の水溶性オレフィン系不飽和有機化合物から選定した
1種のコモノマーおよび1種または2種以上のオレフィ
ン系不飽和アミドから選定した第2水溶性コモノマーを
含有する水性混合物を反応させることにより生成する溶
液共重合体を含有し、前記溶液共重合体はアルデヒFを
全くあるいはほとんど放出しないラテックスと混合され
て木質的にホルムアルデヒドを含有していない最終複合
結合剤組成物を生成する。第2の例においては、溶液共
重合体はその構成成分としてさらに1種または2種以上
のオレフィン系不飽和カルホン酸ヒドロキシエステルを
含有する。
本発明のホルムアルデヒドを放出しない結合剤は、不織
セルロース系材料上で硬化させた際に、完全硬化湿潤引
張強さの少くとも80%を8分以内に達成する。
本発明は不織セルロース材料用速硬性ゼロホルムアルデ
ヒド結合剤を提供する。本発明の結合剤は少くとも2種
の水溶性単量体を含有する混合物の溶液共重合によって
生成する重合体組成物を含有する。これらの水溶性コモ
ノマーの第1のものは、次の一般式: %式%() (式中のR6R2およびR3は独立に水素原子、ハロケ
ア 原子、二1〜ロ基、アミノ基または有機基;R4は
水素原子または有機基、普通約10個の炭素原子を有す
る有機基;Xは共有結合または有機基、普通約10個以
下の炭素原子育する有機基を示す)で表わされる少くと
も1個のオレフィン系不飽和結合を有し、少くとも1個
のカルボキシレート基を有する1種または2種以上の有
機化合物からなる。
通常、化合物(a)中の全炭素原子数は30以下である
この第1コモノマーは、次の一般式: %式%() (式中のRs、 RbおよびR7は独立に水素原子、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有機基;RIl
およびR1は水素原子または有機基、好ましくは6個以
下の炭素原子を有する有機基;Yは共有結合または有機
基、普通約10個以下の有機基を示す)で表わされる1
種または2種以上の化合物からなる第2水溶性コモノマ
ーと反応する。
本発明の第2の例においては、溶液共重合体はさらに次
の一般式: (式中のR1〜C10+ RIlおよびR12は独立に
水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有
機基、普通10個以下の炭素原子を有する有機基;R3
3は少くとも2個の炭素原子を有する有機基、普通10
個以下の炭素原子を有する有機基を示し、R1〜C10
IRII+ R1゜およびR13の少くとも1個は水酸
基を有する有機基を示し、前記水酸基はカルボキシレー
ト基から少くとも2個の炭素原子離れている炭素原子に
位置し;R9゜、R51およびR+□の1個または2個
以上が水酸基を有する有機基である場合には、RI3は
好ましくは未置換ヒドロカルビル基、通常10個以下の
炭素原子を有する未置換ヒドロカルビル基を示し;Zは
共有結合または有機基、普通約10個以下の炭素原子を
有する有機基を示す)で表わされる1種または2種以上
の第3水溶性化合物を含有する。
ここに「存機」基という用語は、広義には炭素原子を含
有するあらゆる基を意味するものとする。
このような基は環式または非環式であることがあり、直
鎖または枝分れ鎖を有することがあり、硫黄、窒素、酸
素、リンなどのようなペテロ原子を1個または2個以上
有することがある。さらに、有機基はチオ基、水酸基、
ニトロ基、アミノ基、ニトリル基、カルボキシル基およ
びハロゲン原子のような1種または2種以上の置換基で
置換されていることがある。有機基は脂肪族鎖のほかに
、アリールアルキル基およびアルキルアリール基を包含
するアリール基、およびアルキル置換シクロアルキル基
およびシクロアルキル置換アルキル基を包含するシクロ
アルキル基を有することがあり、所望に応じてこのよう
な基を上述の置換基の任意のものによって置換すること
ができる。環式基が存在する場合には、芳香族または非
芳香族のいずれであっても、有機基は環を1個のみ有す
るのが好ましい。「水溶性」という用語ば、温度90°
Cにおける脱イオン水中の溶解度が少くとも2.5重量
%以上であることを示す。コモノマーは少くとも5重量
%程度まで水溶性であるのが好ましく、少くとも15重
量%まで水溶性であるのが最も好ましい。
化合物(aL (b)および(C)にとって好ましい有
機基は普通オレフィン結合およびアルキニル結合を有し
ておらす、また芳香族基を有していない。化合物(a)
においては、R11R2およびR3は水素原子または7
個以下の炭素原子を有する未置換シクロアルキル基ある
いは未置換の直鎖または枝分れ鎖のアルキル基を示すの
がさらに好ましいが、R6R2およびR3の少くとも1
個はニトロ基またはカルボキシレート(C0R14)基
を示すかあるいはこれI らの基を担持することができ、R1は水素原子または有
機基、普通約10個以下の炭素原子を有する有機基を示
すことができる。l?、、 R2およびR3は、これら
のいずれかが二1−リル基またはカルボキシレ−1・基
を示すかあるいはこれらの基を担持している場合を除き
、水素原子または5個以下の炭素原子を有する未置換の
直鎖または枝分れ鎖のアルキル基を示すのがさらに好ま
しい。Xが有機基を示す場合には、有機基は6個以下の
炭素原子を有し、未置換の枝分れまたは枝なしアルキル
基あるいは未置換シクロアルキル基であるのが好ましく
、アルキル基である場合には枝なしであるのが最も好ま
しい。
すべてのうち最も好ましい形態においては、化合物(a
)はRI+ RzおよびR3がすべて独立に水素原子ま
たはカルボキシレート基を示すかあるいは未置換または
カルボキシレート基で置換されたメチル基またはエチル
基を示すが、R1,R2およびR3は全部でカルボキシ
レート基を1個のみ有するジカルボン酸である。R4お
よびR14は水素原子を示すか、あるいは未置換アルキ
ル基または未置換シクロアルキル基を示すがR4および
R14の少くとも一方は水素原子を示すのが最も好まし
い。Xは共有結合を示すのが最も好ましい。
特に、化合物<a)の水溶性コモノマーの最も好ましい
例に関し、カルボキシレート基を除き化合物(a)の残
部はヒドロカルビルであり、すなわち炭素原子および水
素原子のみから構成され;化合物(a)中の最大炭素原
子数は27であり;R1およびR2は合計で9個以下の
炭素原子を有し、R3は8個以下の炭素原子を有し;R
4およびR14は7個以下の炭素原子を有しているがR
4およびR14の少くとも一方は水素原子を示すのが一
層好ましい。最も好ましい例においては、オレフィン結
合のいずれの側も約5個以下の炭素原子を有し、I?、
、 R2およびR3のυ 基を示すかあるいは含有し、R4およびR14はいずれ
も水素原子を示す。
化合物(b)に関しては、R5,R6およびR7はカル
ボキシレート基を有していないのが好ましく、R5+R
6およびR7は水素原子を示すかあるいは7個以下の炭
素原子を有する未置換シクロアルキル基あるいは未置換
の直鎖または枝分れ鎖のアルキル基を示すのが一層好ま
しい。最も好ましくは、R5,R6およびR7は水素原
子あるいは5個以下の炭素原子を有する直鎖または枝分
れ鎖の未置換アルキル基を示す。すべてのうち特に最も
好ましい形態においては、R5,R,およびR7はすべ
て独立にエチル基、メチル基または水素原子を示す。R
8およびR9は水素原子を示すか、あるいはそれぞれ6
個以下の炭素原子を有する未置換で枝分れまたは技なし
のアルキル基あるいは未置換シクロアルキル基を示すが
RIlおよびR1の少くとも一方は水素原子を示すのが
好ましい。Yが有機基を示す場合には、この有機基は約
6個以下の炭素原子を有する未置換の枝分れまたは枝な
しのアルキル基あるいは枝なしシクロアルキル基を示す
のが好ましく、アルキル基の場合には技なしであるのが
一層好ましい。しかし、Yは共有結合を示すのが最も好
ましい。
化合物(C)に関しては、R1〜C10+ RIlおよ
びR1□は水酸基およびカルボキシレート基を有してい
ないのが好ましく、水素原子を示すかあるいは7個以下
の炭素原子を有する未置換のシクロアルキル基あるいは
未置換の直鎖または枝分れ鎖のアルキル基を示すのが一
層好ましい。R9゜、RzおよびR12は水素原子ある
いは5個以下の炭素原子を有する未置換で直鎖または枝
分れ鎖のアルキル基を示すのが最も好ましい。すべての
うちで最も好ましい形態においては、R1〜C10+ 
R11およびR1゜はずべて独立にエチル基、メチル基
または水素原子を示す。またRI3はカルホキシレー1
〜基を有していないのが好ましく、R13はアルキル基
またはシクロアルキル基を示し、カルボキシレート基か
ら少くとも2個の炭素原子離れた位置で水酸基Qこより
置換されているのが最も好ましい。Zが有機基を示す場
合には、この有機基は約6個以下の炭素原子を有する枝
分れまたは枝なしの未置換アルキル基または未置換シク
ロアルキル基を示すのが好ましく、アルキル基の場合に
は枝なしであるのが好ましい。
しかし、Zは共有結合を示すのが最も好ましい。
上述の最も好ましい場合において化合物(a)として適
当な重合性の水溶性単量体としては、テ1−ラヒドロフ
タル酸、メチレンコハク酸(イタコン酸)、シス型およ
びトランス型のブテンジカルボン酸(butenedi
oic acid)(マレイン酸およびフマル酸)、お
よびマレイン酸/フマル酸またはイタコン酸の炭素鎖に
おiJる1個または2個以上の水素原子がメチル基また
はエチル基で置換された場合に生成するシス型およびト
ランス型(存在している場合には)の両方の二酸、なら
びにこれらの酸の01〜C1〜C10好ましくは虐〜C
6半エステルのようなモノオレフィン系不飽和二酸があ
る。これらのうち、イタコン酸およびマレイン酸が最も
好ましい。
上述の最も好ましい場合において化合物(b)として好
ましい重合性の水溶性不飽和化合物は、アクリル酸およ
びメタクリル酸の第一アミドまたは第二アミドで、R6
が水素原子、R1が水素原子、メチル基またはエチル基
を示すものである。これらの条件に合致するアミド化合
物のうちアクリルアミドが最も好ましい。
上述の最も好ましい場合において化合物(C)として好
ましい重合性の水溶性不飽和化合物は、アクリル酸およ
びメタクリル酸のヒドロキシアルキルエステルまたはヒ
ドロキシシクロアルキルエステルである。エステル化す
る部分(esterifyingmoiety)は少く
とも2個の炭素原子を有する必要があるが、好ましくは
約6個以下、−層好ましくは約4個以下の炭素原子を有
する。これらの条件に合致するアクリル酸およびメタク
リル酸のヒドロキシアルキルエステルまたはヒドロキシ
シクロアルキルエステルのうち、2−ヒドロキシエチル
アクリレートが最も好ましい。
共重合反応は化合物(a)1重量部に対して約0.1〜
約9重量部の化合物(b)単独またはそれぞれ約0.1
〜約9重量部の化合物(b)および化合物(C)を使用
して行う。本発明の速硬性結合剤組成物は代表的な例で
は、約2〜約20重量%の生成溶液共重合体水溶液と重
合体キャリヤラテックスとを混合した場合に生成する。
前記キャリヤラテックスには約2〜約15重量%のホル
ムアルデヒドを放出しない反応性単量体を配合しておく
ことができる。このような混合物は、不織セルロース系
材料のマトリックス上で適当な温度において硬化させた
際に、8秒以内に完全硬化湿潤強さの少くとも80%で
前記セルロース系材料に結合する。
ここに[ホルムアルデヒドを放出しない」および「ゼロ
ホルムアルデヒド」という用語は、不発明の結合剤に関
して使用する限り、完全硬化組成物中に10ppm以下
の遊離ホルムアルデヒドレベルが観察されることを意味
する。このレベルは大部分の分析法の最低検出可能レベ
ルに近く、多くの人々において呼吸器および皮膚の刺激
の問題を引き起すことが知られているレベルより十分に
低いレベルである。「完全硬化」という用語は25秒の
硬化時間後に実測した湿潤引張強さを意味する。
本発明の第1の例においては、化合物(a)の酸型量体
の1種、特にジカルボン酸形態のもの1重量部に対して
約0.1〜約9.0重量部好ましくは約0.3〜約3重
量部の化合物(b)を含有するコモノマー混合物が、本
発明の速硬性結合剤に使用する溶液共重合体を製造する
上で特に有効であることが分った。
本発明の第2の例においては、化合物(a)の好ましい
ジカルボン酸の1種1重量部に対してそれぞれ好ましく
は約0.3〜約3.0重量部、−層好ましくは約0.7
5〜約1.5重量部の化合物(b)として好ましい化合
物および化合物(C)として好ましい化合物を含有する
また、上述のような基本的コモノマー装入物質のほかに
、コモノマー混合物にいくつかの他の化学物質を添加す
ることができる。このような化学物質について以下に示
すパーセントの値はいずれも基本的コモノマー装入物質
に対する値である。
従って、溶液共重合体組成物には所要に応じて、約20
重量%以下の1種または2種以上の重合性のモノオレフ
ィン系不飽和非イオン単量体を含有させて、その基本的
特性を有意に低下することなく増量材、Tg変性剤など
として作用させることができる。このような目的に適当
な添加単量体としては、アクリル酸およびメタクリル酸
の01〜C5飽和エステル、塩化ビニリデンおよびビニ
ル化合物、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、スチレン
などがある。好ましい添加単量体はアクリル酸エチル、
アクリル酸ブチルおよびスチレンである。
成分(a)と(b)と(C)との適当な共重合体は熱重
合法あるいは好ましくは遊離基開始)容液重合法で製造
するこ七ができる。さらに、この反応は回分法、半回分
法および連続法で実施することができ、これらの方法は
従来の重合方法において使用されていることがよく知ら
れている。遊離基重合を使用する場合には、重合体水溶
液を生成するのに適当な例示されている方法においては
、重合させようとする単量体を、最終共重合体における
各単量体のそれぞれのパーセントに比例する割合で、水
性反応媒質に同時に緩徐に添加し、適当な反応触媒を使
用して重合を開始、継続する。所要に応して、1種また
は2種以上のコモノマーを重合中に比例的にではなく添
加して、初期重合段階中に生成する重合体が同一重合反
応の中間および後期の段階中に生成するものとは異なる
組成および/または分子量を有するようにすることがで
きる。
水溶性遊離基開始剤の例は過酸化水素およびアルカリ金
属(ナトリウム、カリウム、またはリチウム)または過
硫酸アンモニウム、あるいは「レドックス」系を生成す
る亜硫酸塩、特にメタ亜硫酸水素アルカリ、次亜硫酸塩
またはハイドロサルファイド、グルコース、アスコルビ
ン酸、エリソルビン酸などのような還元剤活性剤を上述
の開始剤と組み合わせた混合物である。通常、開始剤使
用量は単量体装入量の約0.01〜約5重量%の範囲で
ある。レドックス系においては、通常対応する範囲(約
0.01〜約5重量%)の還元剤を使用する。
いったん開始された反応は、かきまぜながら、適当な反
応速度を維持するのに十分な温度において、コモノマー
の大部分またはすべてが消費され、溶液が約1〜約50
重量%の重合体固体物質濃度に到達するまで継続する。
通常、固体物質含有量は10%より大きく維持して、結
合剤をセルロース系材料に適用した際の乾燥の問題を最
小にする。この時点において、溶液は通常約5〜約50
00CPの範囲の粘度を有する。経験から所定のコモノ
マー混合物が約5000CPより大きい粘度を有する共
重合体溶液を生成することが分った場合には、0.1〜
約5%の適当な連鎖移動剤を反応混合物に添加して5〜
5000CPの範囲内の最終粘度を有する低分子量溶液
共重合体を生成することができる。適当な連鎖移動剤の
例は四塩化炭素および四臭化炭素のような有機ハロゲン
化物、第二および第三のブチルメルカプタン、およびモ
ノチオグリセリンのようなチオ置換ポリヒドロキシアル
コールである。
本発明においては、約Iθ〜約100℃の範囲の反応温
度において満足できる重合体組成物が生成する。過硫酸
塩系を使用した場合には、溶液温度は60〜約100°
Cの範囲にするのが普通であるが、レドックス系の場合
には10〜約70°Cの範囲にするのが普通であり、3
0〜60″Cの範囲にするのが好ましい。
本発明の結合剤組成物は、上述の例のいずれかの反応生
成物を含有する水性溶液共重合体を速硬性重合体である
キャリヤラテックスと混合した際に生成する。基本的に
配合されているように、この要件を満たす多数の市販の
ゼロホルムアルデヒドラテックスキャリヤがある。これ
らのラテックスキャリヤとしてはスチレン−ブタジエン
樹脂(SBR)共重合体であって約50〜約70%のス
チレンを含有するもの、カルボキシル化SBR共重合体
(すなわち、約0.2〜約10%の1種または2種以上
のエチレン系不飽和モノ−またはジカルボン酸単量体、
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレ
イン酸またはフマル酸が共重合したSBR組成物)、酢
酸ビニル/アクリル酸ビニル共重合体(また約5%以下
の1種または2種以上のエチレン系不飽和モノ−または
ジカルボン酸単量体を添加、含有させることができる)
およびすべてがアクリレートである共重合体のラテック
スがある。
上述のような水性ラテックスのいくつかの流動学的特性
が、これらのラテックスをセルロース系材料用結合剤の
配合に使用しようとする場合に特に重要である。例えば
、多くの場合に、ラテックスの粒度および粒度分布を制
御することが、最終ラテックスにおいて所望の物理特性
を実現するのに不可欠である。さらに、ラテックス粘度
を制御することが重要な因子であり、これは粘度が重合
体の分布、充填剤量および繊維の濡れに影響を及ぼすか
らである。上述のすべての重合体系は従来の乳化重合技
術を使用して重合させることができるが、重合は上述の
因子を最適にするために添加した種重合体の存在下に行
うことが多い。さらに、このようなラテックスは単一モ
ードまたは多重モードの粒子分布を有していることがあ
るが、代表的な例では粒度範囲約100〜400nm 
、粒度範囲20〜2000CP、および固体含有量範囲
25〜65%の単一モードである。セルロース結合剤組
成物に必要な速硬性を付与するには、結合剤組成物を配
合する際にある分量の架橋剤または他の反応性単量体を
添加してラテックスを配合することができる。−般にこ
れらのラテックスと一緒に使用される従来の最も有効な
架橋剤はメトキシメチルメラミン、N−メチロールアク
リルアミドおよびグリオキサールビスアクリルアミドの
ようなすべての既知のホルムアルデヒド放出剤である。
本発明のさらに他の面においては、これらのラテックス
を製造する際に、これらのホルムアルデヒド放出性架橋
剤をすべて、メチルアクリロアミドグリコレート−メチ
ルエーテル ソフ゛トキシメチルアクリルアミド(IBM八)からな
る群から選定した約0.5〜約15重量%の1種または
2種以上のホルムアルデヒド低放出性または不放出性で
重合性の反応性単量体によって置き換えることができる
ことを見い出した。このような単量体は速硬性ゼロボル
ムアルデヒドラテックスキャリヤの製造に特に有効であ
ることが分った。このように配合したラテックスは、本
発明の溶液共重合体と組み合わせた場合に、従来のホル
ムアルデヒド放出性セルロース結合剤と実質的に同一か
あるいは一層優れた湿潤引張強さを有する最終結合剤組
成物を生成することが分った。さらに、このような置き
換えは驚くべきことには、硬化した場合に従来の結合剤
組成物と較べてゝ有意に長い期間にわたって湿潤強さを
保持する結合剤組成物を生成する点で、特に有利である
ことが分った。例えば、本発明の結合剤で処理した硬化
試験片は、湿気のある状態に67゛Cで8時間維持した
後に、その初期湿潤強さの約20%を保持していたが、
広く使用されている従来のホルムアルデヒド放出性結合
剤で処理した硬化試験片は約12%を保持しているにす
ぎなかった(後記の比較例3参照のこと)。
反応性単量体としてMAG肝を使用した場合には、−層
長い期間−層低い温度(すなわち−層一般的に使用され
ている75°Cで6時間に次いで90°Cで3時間に対
し、65°Cで6時間に次いで75°Cで5時間)とい
う重合条件を使用して最終ラテックスキャリヤを製造す
るのが好ましい。このような重合を行った場合に、最終
結合剤において得られる硬化湿潤引張強さは明確に約5
%改善されることが分った(後記の実施例4参照のこと
)。
最終結合剤組成物の生成は、上述のゼロホルムアルデヒ
ドラテックスキャリヤのラテックスの1種と、約2〜約
30重量%、好ましくは約3〜約15重量%、最も好ま
しくは約5〜約12重量%の上述の本発明の溶液共重合
体の例のいずれかと混合することにより達成される。普
通これに次いで全不揮発性固体物質レベルを約3〜約2
0%、好ましくは約8〜約15%にするのに十分な脱イ
オン水を使用して前記混合物を希釈する。意図した特定
の用途に応じて、他の固体物質レベルが同様に有効であ
ることがある。上述のことがなされた際に、本発明の結
合剤組成物が生成する。本発明の組成物は、不織セルロ
ー不系材料上で約190°Cにおいて4〜8秒の間硬化
させた場合に、基材であるキャリヤラテックス単独によ
って得られる値より50%程度大きい湿潤引張強さを有
する。
硬化した結合剤中の残留ホルムアルデヒド含有量を求め
るに当って、このようなアセスメントの重要な点は測定
を行う方法であることが分った。
広く使用されている分析方法(ナツシュ/ハンチ(Ha
ntzsch)法)では、アセチルアセトンおよび炭酸
アンモニウムに対するホルムアルデヒド分子の高い反応
性を利用して高度に着色したジアセチルルチジンを生成
させる。ジアセチルルチジンは分光測光法により定量す
ることができる。(ナツシュ:バイオケミカル・ジャー
ナル、第55巻、第416〜421頁(1953)参照
)。しかし、さらに最近の研究によって、この方法はホ
ルムアルデヒドに対して全く特異的であるという訳では
なく、この方ン去ではアセトアルテ゛ヒト′、IBM八
およびMAGMEのような他の物質と反応して着色反応
物を生成し、この生成物は誤ってホルムアルデヒドとし
て報告されることが多いことが分かった。本発明に至る
研究においては、このような問題はホルムアルデヒドに
対して高度に特異的であることを確かめた改良ポーラロ
グラフ法を使用することによって回避された(ラーソン
・シイ−(Larson G、)  rザ・エレクトロ
ケミカル・デイターミネーション・オブ・ホルムアルデ
ヒド・イン・モノマー、エスピーアールエマルジョン・
アンド・ノンウォブン・プロダクツ」、プロシーデイン
ダス・オブ・ザ・1988テイーニーピーピーアイ・ノ
ンウォブンス・コンファレンス参照のこと)。報告した
ホルムアルデヒドのレベルはすべてこの方法を使用して
得たものである。
本発明において使用するこれらのラテックスの特徴であ
る第2の因子は、商業的に入手できるものの多くが約2
.0種度の低いpH値を有していることである。同様に
、溶液共重合反応が完結した際に、普通最終水溶液は約
2.0〜3.0の範囲のpHを有する。このような酸性
度レベルを有する混和された組成物はある程度のセルロ
ース湿潤強さを生じるが、この酸性度を水酸化ナトリウ
ムのような塩基、好ましくは水酸化アンモニウムによっ
て約4.0〜10.0の値まで中和すると、著しく改善
された湿潤強さを有する最終結合剤組成物が生成するこ
とが分った。
(実施例) 本発明を次の実施例および比較例について説明する。以
下に示す実施例は本発明を実施する特定のモードを例示
するものであって、本発明の範囲を限定するものではな
い。パーセントは特記しない限りすべて重量%を意味す
る。
実施皿上 2−ヒドロキシエチルアクリレート、イタコン酸および
アクリルアミドそれぞれ67gと、脱イオン水約115
4ccとからなる混合物を温度約75°Cに加熱し、次
いで過硫酸すトリウム2gを脱イオン水約10ccに溶
解して得た開始剤溶液を添加した。次いで、この混合物
を75°Cで3時間加熱し、しかる後に生成した共重合
体を濃水酸化アンモニウムによってpH約4.0〜5.
0まで中和した。冷却し、濾過した後に、生成した溶液
共重合体約3重量%をスチレン約57%、ブタジェン3
8%、アクリル酸3%およびイタコン酸2%からなる商
業的に入手できるホルムアルデヒドを放出しない「標準
」カルボキシル化SBR共重合体ラテックスと混合し、
次いでこの混合物を濃アンモニアによってpl+約8.
0まで中和し、脱イオン水で中和して不揮発性固体物質
含有量を約12%にした。次いで、湿潤強さの改善程度
を求めるために、2組の25.4mm (1” )幅の
不織ランダム配列セルロース細条に未混合の上述のよう
なキャリヤラテックスおよび結合剤組成物を含浸させ、
約200°Cで4. 6. 8.10.15および25
秒間硬化させた後に1%界面活性剤溶液中に浸漬し、し
かる後に湿潤引張強さを測定し、次の結果を得た: 湿潤引張強さ、kg/cm2(psi)結合剤 両組酸物とも8秒の湿潤強さが25秒の値の80%より
大きかったが、溶液共重合体「3%」の結合剤によって
達成される25秒の湿潤引張強さは基材であるSBRキ
ャリヤラテックス単独の示す値より約15%大きかった
且較桝よ 既知のホルムアルデヒド放出剤であるメトキシメチルメ
ラミン(シメル(Cymel、商品名)303、ザ・ア
メリカン・シアナミド社から供給されている)6%を使
用して架橋したカルボキシル化SBRラテックス(ブタ
ジェン53.5%、スチレン43.5%、N−メチロー
ルアクリルアミド2%、アクリルアミド1/2%および
イタコン酸172%)を含有し、広く使用され商業的に
入手できる対照のセルロース結合剤組成物を使用した場
合に達成されたホルムアルデヒド含有量ならびに6秒お
よび8秒の湿潤引張強さを、公称「10%」のイソブト
キシメチルアクリルアミド(LBMA)の存在下または
不存在下に共重合させた酢酸ビニル/アクリル酸ビニル
ラテックスを使用して得た値、および公称「10%」の
MAGMHの存在下または不存在下に共重合させたSB
R共重合体を使用して得た値と比較し、次の結果を得た
: (188°C)    (149°C)(ppm) [対照J SBR+ シメル3036%   7.9(0,56)  7.9
(0,56)SBRラテックス+ MAGME 0%     2.6(0,18)  5
.7(0,40)  <10本発明において使用する成
分(a)、 (b)および(C)が溶液共重合体を生成
している重合体の例の結果は、上表の下側4列に示す通
りである。本発明によって配合されている組成物は硬化
後に10ppmより少ないホルムアルデヒド含有量を示
すことが分る。
実際にこのことはこれらの組成物においてはホルムアル
デヒドが本質的に検出不能であることを意味する。
実画I引々 実施例工の操作を繰り返した。ただし、イタコン酸とア
クリルアミドとの1:3混合物200gを脱イオン水1
127g中に溶解し、前記混合物と脱イオン水18g中
に溶解した1%(2,0g)過硫酸ナトリウム溶液とを
75°Cにおいて約3時間反応させた反応生成物は粘度
が107CP 、全固体物質含有量が約15.6%、水
酸化アンモニウムで調整後のpHが4.1である共重合
体溶液であった。この生成物7.7g (湿潤状態)と
、スチレン57.6%、ブタジェン32.4%、MAG
ME 9%およびイタコン酸1%からなる基材SBR重
合体ラテックス49.5g  (湿潤状態)とを混合し
、不揮発性固体物質含有量的12%の結合剤組成物を得
るのに十分な脱イオン水で希釈した。次いで、不織セル
ロース系材料にこのようにして希釈した組成物を含浸さ
せて含浸量を乾燥重量で約10%にした。約190°C
で結合剤を硬化させた後に、この材料を実施例1に記載
したように試験し、次の結果を得た。
結合剤 湿潤引張強さ、kg/cm2(psi)4秒 6秒 8
秒 180秒 (190°C)    (1,49°C)実施例2の操
作を繰り返した。ただし、イタコン酸とアクリルアミド
との1:1混合物を200g使用した。最終生成物は溶
液粘度22CP、固体物質含有量15.4%であった。
次いで、水酸化アンモニウムを使用してこの溶液をpH
3,9に調整し、実施例2に記載したように混合し、硬
化させた後に、実施例2に記載したように試験した。得
られた結果は次の通りである: 結合剤 湿潤引張強さkg/cm2(psi) 4秒 6秒 8秒 180秒 (190°C)    (149°C)(190°C)
    (150″C)(ppm) 実施例2および3では、上述の表のそれぞれの下側の列
に、成分(a)および(b)のみを含有する溶液共重合
体を使用した場合に達成された結果を示した。
此1■1% 比較例1の操作を繰り返した。ただし、本発明の実施例
2および3の結合剤を比較例1に記載した「対照」であ
るホルムアルデヒド放出性組成物と比較した。得られた
試験結果は次の通りである:実施例2の結合剤 0.4
6(6,5)  0.555(7,9)  <10実施
例3の結合剤 0.53(7,5)  0.562(8
,0)  <10本発明の二つの例の組成物を使用した
場合に、溶液共重合体が10%添加されている結合剤で
は、湿潤強さが対照であるホルムアルデヒド放出性結合
剤と少くとも等しいという結果を得た。
ル較±盈 比較例Iの操作を繰り返した。ただし、最終結合剤組成
物をエーロゾル(Aerosol、商品名) OTの1
%溶液中に8日間浸漬した。得られた結果は次の通りで
あるニ ア 5日 湿潤引張強さ、kg/cm2(psi)[対照J SB
R十 シメル3036% 0.56  (7,9) 0.07  (1,0) SBRラテックス士 MAGME 5%     0.36 (5,1)  
 0.05 (0,7)3%を含有し、これに添加され
ているMAGMEは0%であった。両ラテックスを10
%の実施例1の溶液共重合体と混合し、濃水酸化アンモ
ニウムでpII約4.0に中和し、脱イオン水で希釈し
て全不揮発性固体物質含有量を約12%にした。得られ
た結果は次の通りである: 本発明の結合剤の残留湿潤強さは対照であるホルムアル
デヒド放出性結合剤より8日後において30%大きかっ
た。
実施貫土 スチレン64%、ブタジェン35%およびイタコン酸1
%の混合物と、ポリスチレン種重合体約1%とを含有し
、これにMAGME約5%が添加されている第1共重合
体ラテックスを温度約74°Cにおいて製造した。得ら
れた湿潤引張強ざの結果を第2共重合体ラテックスの場
合に得られた結果と比較した。第2共重合体ラテックス
はスチレン57%、ブタジェン38%、イタコン酸2%
およびアクリル酸湿潤引張強さ、kg/cm2(psi
)4秒 6秒 8秒 180秒 この結果から、MAGMEを5%含有し低い温度で重合
させたラテックスキャリヤを含有する配合結合剤は、M
AGMEを含有せす僅かに高い温度で重合させたラテッ
クスを含有する基本的には同様な組成物より優れた湿潤
強さを達成できたことが分る。
本発明はその精神または本質的な特徴から逸脱すること
なく他の形態で具体化することができる。
例えば、本発明およびその好適例の記載はすべてホルム
アルデヒドを放出しない結合剤についてなされているが
、このような性質とは関係のない用途、および1種また
は2種以上のホルムアルデヒド放出性架橋剤および/ま
たは他の成分を使用することが最終結合剤組成物におい
て必要もしくは望ましいことがある用途にも適用するこ
とができる。従って、本発明の具体例および実施例は単
に例示であるにすぎず、本発明の範囲を限定するもので
はない。
特許出願人   ユニオン・オイル・コンパニー・オブ
・カリフォルニア

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.不織セルロース系材料用速硬性結合剤において、 前記結合剤は、次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_1,R_2およびR_3は独立に水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有機基;R
    _4は水素原子または有機基;Xは有機基または共有結
    合を示す)で表わされ、少くとも1個のカルボキシレー
    ト基を有する1種または2種以上のオレフィン系不飽和
    化合物からなる第1水溶性コモノマーと、次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_5,R_6およびR_7は独立に水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有機基;R
    _8およびR_9は水素原子または有機基;Yは有機基
    または共有結合を示す)で表わされる1種または2種以
    上のオレフィン系不飽和カルボン酸アミドからなる第2
    水溶性コモノマーとの反応により生成する溶液共重合体
    を含有し、 該溶液共重合体は適当なラテックスキヤリ ヤと2〜20重量%の分量で混合されて前記結合剤を生
    成している ことを特徴とするセルロース用速硬性結合剤。
  2. 2.前記有機基はいずれもオレフィン結合およびアルキ
    ニル結合を有しておらす、さらに前記有機基はいずれも
    15個以下の炭素原子を有する請求項1記載の結合剤。
  3. 3.R_1〜R_9は独立に水素原子または有機基を示
    すが、R_8およびR_9の少くとも一方が水素原子を
    示す請求項2記載の結合剤。
  4. 4.前記第1コモノマーは少くとも2個のカルボキシレ
    ート基を有し、R_1,R_2およびR_3の少くとも
    1個は ▲数式、化学式、表等があります▼基を示すかあるいは ▲数式、化学式、表等があります▼基で置換されている
    が他のもので は置換されていない枝なしアルキル基(ただし、R_1
    _4は水素原子または10個以下の炭素原子を有するヒ
    ドロカルビル基を示す)を示し;前記第1コモノマーお
    よび前記第2コモノマー中の残りの基は水素原子または
    10個以下の炭素原子を有するヒドロカルビル基を示す
    請求項3記載の結合剤。
  5. 5.前記第1コモノマー中の最大炭素原子数は27であ
    り;XおよびYは共有結合を示し;R_1,R_2およ
    びR_3は合計で17個以下の炭素原子を有し、かつR
    _1およびR_2は合計で9個以下の炭素原子を有し;
    R_4およびR_1_4は水素原子または7個以下の炭
    素原子を有する未置換アルキル基を示すが、R_4およ
    びR_1_4の少くとも一方は水素原子を示す請求項4
    記載の結合剤。
  6. 6.R_5,R_6およびR_7は独立に水素原子、メ
    チル基またはエチル基を示し、R_8およびR_9はい
    ずれも水素原子を示す請求項5記載の結合剤。
  7. 7.前記第1コモノマーはテトロヒドロフタル酸、シス
    型およびトランス型のブテンジカルボン酸およびメチレ
    ンコハク酸、ブテンジカルボン酸またはメチレンコハク
    酸の炭素鎖における1個または2個以上の水素原子がエ
    チル基またはメチル基で置換された際に生成する二酸お
    よび該酸のC_1〜C_5半エステルからなる群から選
    定したものである請求項1記載の結合剤。
  8. 8.前記第2コモノマーのR_5,R_6およびR_7
    は独立に水素原子、メチル基またはエチル基を示し;R
    _8およびR_9はいずれも水素原子を示し;Yは共有
    結合を示す請求項1記載の結合剤。
  9. 9.前記第1コモノマーはマレイン酸またはイタコン酸
    であり、前記第2コモノマーはアクリルアミドである請
    求項1記載の結合剤。
  10. 10.前記ラテノクスはスチレン−ブタジエン共重合体
    、カルボキシル化スチレン−ブタジエン共重合体、酢酸
    ビニル/アクリル酸ビニル共重合体およびすべてがアク
    リレートである重合体のラテックスからなる群から選定
    したものであり、前記ラテックスと混合されている溶液
    共重合体生成物量は2〜20重量%の範囲である請求項
    1記載の結合剤。
  11. 11.前記ラテックスには、メチルアクリロアミドグリ
    コレート−メチルエーテルおよびイソブトキシメチルア
    クリルアミドからなる群から選定した実質的にホルムア
    ルデヒドを放出しない反応性単量体が0.5〜15重量
    %配合されている請求項1記載の結合剤。
  12. 12.前記溶液共重合体がさらに次の一般式:▲数式、
    化学式、表等があります▼ (式中のR_1_0,R_1_1およびR_1_2は独
    立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基また
    は有機基;R_1_3は少くとも2個の炭素原子を有す
    る有機基を示し、R_1_0,R_1_1,R_1_2
    およびR_1_3の少くとも1個は水酸基を有する有機
    基を示し、前記水酸基は上述の一般式に示すカルボキシ
    レート基から少くとも2個の炭素原子離れている炭素原
    子に位置し;Zは有機基または共有結合を示す)で表わ
    される1種または2種以上のオレフィン系不飽和カルボ
    ン酸ヒドロキシアルキルエステルからなる第3水溶性コ
    モノマーを含有する請求項1記載の結合剤。
  13. 13.前記有機基はいずれもオレフィン結合およびアル
    キニル結合を有しておらず、さらに前記有機基はいずれ
    も15個以下の炭素原子を有し、前記有機基は置換およ
    び未置換のアリール基、アリールアルキル基、アルキル
    アリール基、シクロアルキル基、アルキル置換シクロア
    ルキル基またはシクロアルキル置換アルキル基で1個以
    下の環を有するものおよびアルキル基からなる群から選
    定した基である請求項12記載の結合剤。
  14. 14.R_1〜R_9は独立に水素原子またはC_1〜
    C_1_0直鎖または枝分れ鎖アルキル基を示すが、R
    _8およびR_9の少くとも一方は水素原子を示す;R
    _1_0R_1_1およびR_1_2は独立に水素原子
    、メチル基またはエチル基を示し;R_1_3は2〜6
    個の炭素原子を有し所要の水酸基を置換基として有すア
    ルキルを示す請求項12記載の結合剤。
  15. 15.前記第1コモノマーは少くとも2個のカルボキシ
    レート基を有し、R_1,R_2およびR_3の少くと
    も1個は▲数式、化学式、表等があります▼基を示すか
    あるいは ▲数式、化学式、表等があります▼基で置換されている
    が他のもので は置換されていない枝なしアルキル基(ただし、R_1
    _4は水素原子または10個以下の炭素原子を有するヒ
    ドロカルビル基を示す)を示し;R_4およびR_1_
    4の少くとも一方が水素原子を示す場合には前記第1コ
    モノマー中の残りの基は水素原子または10個以下の炭
    素原子を有するヒドロカルビル基を示し;前記第2コモ
    ノマーのR_5,R_6およびR_7ならびに前記第3
    コモノマーのR_1_0,R_1_1およびR_1_2
    は独立に水素原子、メチル基またはエチル基を示し、R
    _8およびR_9はいずれも水素原子を示し、前記第3
    コモノマーのR_1_3は2〜4個の炭素原子を有しか
    つ置換基として所要の水酸基を有し:X,YおよびZは
    すべて共有結合を示す請求項12記載の結合剤。
  16. 16.前記第1コモノマーはマレイン酸またはイタコン
    酸を示し、前記第2コモノマーはアクリルアミドを示し
    、前記第3コモノマーは2−ヒドロキシエチルアクリレ
    ートを示す請求項12記載の結合剤。
  17. 17.前記ラテックスはスチレン−ブタジエン共重合体
    、カルボキシル化スチレン−ブタジエン共重合体、酢酸
    ビニル/アクリル酸ビニル共重合体およびすべてがアク
    リレートである重合体のラテックスからなる群から選定
    したものであり、前記ラテックスと混合されている溶液
    共重合体生成物量は2〜20重量%の範囲である請求項
    12記載の結合剤。
  18. 18.前記ラテックスに、メチルアクリロアミドグリコ
    レート−メチルエーテルおよびイソブトキシメチルアク
    リルアミドからなる群から選定した実質的にホルムアル
    デヒドを放出しない反応性単量体が0.5〜15重量%
    配合されている請求項12記載の結合剤。
  19. 19.不織セルロース系材料用速硬性ゼロホルムアルデ
    ヒド結合剤において、 前記結合剤は、テトロヒドロフタル酸、シ ス型およびトランス型のブテンジカルボン酸およびメチ
    レンコハク酸、ブテンジカルボン酸またはメチレンコハ
    ク酸の炭素鎖における1個または2個以上の水素原子が
    エチル基またはメチル基で置換された際に生成する二酸
    および該酸のC_1〜C_5半エステルからなる群から
    選定した第1コモノマー1重量部と、1種または2種以
    上のアクリル酸またはメタクリル酸の第一アミドおよび
    アクリル酸またはメタクリル酸のメチル置換またはエチ
    ル置換第二アミドからなる群から選定した第2水溶性コ
    モノマー0.1〜9重量部との混合物の反応により生成
    する溶液共重合体を含有し、 該溶液共重合体はスチレン−ブタジエン共 重合体、カルボキシル化スチレン−ブタジエン共重合体
    、酢酸ビニル/アクリル酸ビニル共重合体およびすべて
    がアクリレートである重合体のラテックスからなる群か
    ら選定したホルムアルデヒドを放出しないラテックスと
    、前記ラテックスの3〜15重量%の分量で混合されて
    前記結合剤を生成している ことを特徴とするセルロース用速硬性結合剤。
  20. 20.前記ラテックスには、メチルアクリロアミドグリ
    コレート−メチルエーテルおよびイソブトキシメチルア
    クリルアミドからなる群から選定した実質的にホルムア
    ルデヒドを放出しない反応性単量体が0.5〜15重量
    %配合されている請求項19記載の結合剤。
  21. 21.前記溶液共重合体混合物はさらにアクリル酸また
    はメタクリル酸のC_1〜C_5飽和エステル、酢酸ビ
    ニル、塩化ビニル、スチレンおよび塩化ビニリデンから
    なる群から選定した1種または2種以上の重合性モノエ
    チレン系不飽和非イオン単量体を20重量%以下含有し
    ている請求項19記載の結合剤。
  22. 22.前記混合されたラテックスは水で稀釈されていて
    前記混合されたラテックス中の全非揮発性固体物質量が
    3〜20%になっている請求項20記載の結合剤。
  23. 23.不織セルロース系材料用速硬性ゼロホルムアルデ
    ヒド結合剤において、 前記結合剤は、マレイン酸およびイタコン 酸からなる群から選定した第1水溶性コモノマーと、1
    種または2種以上のアクリル酸またはメタクリル酸の第
    一アミドおよびアクリル酸またはメタクリル酸のメチル
    置換またはエチル置換第二アミドからなる群から選定し
    た第2水溶性コモノマーと、1種または2種以上のアク
    リル酸またはメタクリル酸のC_2〜C_4ヒドロキシ
    アルキルエステルからなる群から選定した第3水溶性コ
    モノマーとの混合物の反応により生成する溶液共重合体
    を含有し、前記第2およひ第3のコモノマーは別個に前
    記第1コモノマー1重量部に対して0.1〜9.0重量
    部の分量で存在しており、 前記溶液共重合体は3〜15重量%の分量でスチレン−
    ブタジエン共重合体、カルボキシル化スチレン−ブタジ
    エン共重合体、酢酸ビニル/アクリル酸ビニル共重合体
    およびすべてがアクリレートである重合体のラテックス
    からなる群から選定したホルムアルデヒドを放出しない
    ラテックスキヤリヤと混合されており、前記ラテックス
    には、メチルアクリロアミドグリコレート−メチルエー
    テルおよびイソブトキシメチルアクリルアミドからなる
    群から選定した実質的にホルムアルデヒドを生成しない
    反応性単量体か0.5〜15重量%配合されている ことを特徴とするセルロース用速硬性結合剤。
  24. 24.前記溶液共重合体混合物はさらにアクリル酸また
    はメタクリル酸のC_1〜C_5飽和エステル、酢酸ビ
    ニル、塩化ビニル、スチレンおよび塩化ビニリデンから
    なる群から選定した1種または2種以上の重合性モノエ
    チレン系不飽和非イオン単量体を20重量%以下含有し
    ている請求項23記載の結合剤。
  25. 25.前記溶液共重合体と前記ラテックスとからなる生
    成混合物は水で希釈されていて非揮発性固体物質含有量
    が3〜20%になっている請求項24記載の結合剤。
  26. 26.マレイン酸およびイタコン酸からなる群から選定
    した第1水溶性コモノマーと、該第1コモノマー1重量
    部に対して0.5〜4.0重量部のアクリルアミドと、
    0.1〜2重量%の等重量部のアクリル酸エチルとスチ
    レンとからなる第2混合物との混合物の溶液共重合体生
    成反応によって生成する溶液共重合体を含有し、 該溶液共重合体は3〜10重量%の分量で適当なホルム
    アルデヒドを放出しないカルボキシル化SBRラテック
    スキヤリヤと混合され、該ラテックスキヤリヤには、メ
    チルアクリロアミドグリコレート−メチルエーテルおよ
    びイソブトキシメチルアクリルアミドからなる群から選
    定した実質的にホルムアルデヒドを放出しない反応性単
    量体が前記ラテックスキヤリヤの2〜15重量%配合さ
    れ、生成した混合物はさらに前記結合剤中の非揮発性固
    体物質含有量を8〜15%にするのに十分な水で希釈さ
    れている請求項19記載の結合剤。
  27. 27.マレイン酸およびイタコン酸からなる群から選定
    した第1水溶性コモノマーと、該第1コモノマー1重量
    部に対してそれぞれ0.5〜4.0重量部のアクリルア
    ミドおよび2−ヒドロキシエチルアクリレートと、0.
    1〜2重量%の等重量部のアクリル酸エチルとスチレン
    とからなる混合物との混合物の溶液共重合体生成反応に
    よって生成する溶液共重合体を含有し、 該溶液共重合体は3〜10重量%の分量で適当なホルム
    アルデヒドを放出しないカルボキシル化SBRラテック
    スキヤリヤと混合され、該ラテックスキヤリヤには、メ
    チルアクリロアミドグリコレート−メチルエーテルおよ
    びイソブトキシメチルアクリルアミドからなる群から選
    定した実質的にホルムアルデヒドを放出しない反応性単
    量体が2〜15重量%配合され、生成した混合物はさら
    に前記結合剤中の非揮発性固体物質含有量を8〜15%
    にするのに十分な水で希釈されている請求項23記載の
    結合剤。
  28. 28.不織セルロース系材料用速硬性ゼロホルムアルデ
    ヒド結合剤を製造するに当り、 (a)次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_1,R_2およびR_3は独立に水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有機基;R
    _4は水素原子または有機基;Xは有機基または共有結
    合を示す)で表わされ、少くとも1個のカルボキシレー
    ト基を有する1種または2種以上のオレフィン系不飽和
    化合物からなる第1水溶性コモノマーと、次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_5,R_6およびR_7は独立に水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有機基;R
    _8およびR_9は水素原子または有機基;Yは有機基
    または共有結合を示す)で表わされる1種または2種以
    上のオレフィン系不飽和カルボン酸アミドからなる第2
    水溶性コモノマーとの混合物を反応させ、この際前記第
    1コモノマー1重量部に対して前記第2コモノマーを0
    .5〜4重量部使用して前記共重合を行って溶液共重合
    体を生成し; (b)該溶液共重合体を2〜20重量%の分量で、メチ
    ルアクリロアミドグリコレート−メチルエーテルおよび
    イソブトキシメチルアクリルアミドからなる群から選定
    した実質的にホルムアルデヒドを生成しない反応性単量
    体が2〜15重量%配合されているホルムアルデヒドを
    放出しないラテックスキヤリヤと混合する ことを特徴とするセルロース用速硬性結合剤の製造方法
  29. 29.前記第1コモノマーはマレイン酸またはイタコン
    酸であり、前記第2コモノマーはアクリルアミドである
    請求項28記載の方法。
  30. 30.工程(a)のコモノマー混合物に、さらに0.5
    〜4.0重量部の次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_1_0,R_1_1およびR_1_2は独
    立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基また
    は有機基;R_1_3は少くとも2個の炭素原子を有し
    少くとも1個の水酸基を有する有機基;Zは有機基また
    は共有結合を示す)で表わされる1種または2種以上の
    オレフィン系不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエス
    テルからなる第3水溶性コモノマーを含有させる請求項
    28記載の方法。
  31. 31.前記第1コモノマーはマレイン酸またはイタコン
    酸であり、前記第2コモノマーはアクリルアミドであり
    、前記第3コモノマーは2−ヒドロキシエチルアクリレ
    ートである請求項30記載の方法。
  32. 32.次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_1,R_2およびR_3は独立に水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有機基;R
    _4は水素原子または有機基;Xは有機基または共有結
    合を示す)で表わされる第1水溶性コモノマーと、次の
    一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_5,R_6およびR_7は独立に水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基または有機基;R
    _8およびR_9は水素原子または有機基;Yは有機基
    または共有結合を示す)で表わされる1種または2種以
    上のオレフィン系不飽和カルボン酸アミドからなる第2
    水溶性コモノマーとの混合物の反応により生成した溶液
    共重合体。
  33. 33.前記有機基はいずれもオレフィン結合およびアル
    キニル結合を有しておらず、さらに前記有機基はいずれ
    も15個以下の炭素原子を有し、前記有機基は置換およ
    び未置換のアリール基、アリールアルキル基、アルキル
    アリール基、シクロアルキル基、アルキル置換シクロア
    ルキル基またはシクロアルキル置換アルキル基で1個以
    下の環を有するものおよびアルキル基からなる群から選
    定した基である請求項32記載の溶液共重合体。
  34. 34.R_1〜R_9は独立に水素原子または非オレフ
    ィン系、非アルキニルC_1〜C_1_0有機基を示す
    が、R_8およびR_9の少くとも一方は水素原子を示
    す請求項32記載の溶液共重合体。
  35. 35.前記第1コモノマーはさらにカルボキシレート基
    を2個のみ有し、R_1,R_2およびR_3の1個の
    みは▲数式、化学式、表等があります▼基を示すかある
    いは ▲数式、化学式、表等があります▼基で置換されている
    が他のもので は置換されていない枝なしアルキル基(ただし、R_1
    _4は水素原子または10個以下の炭素原子を有するヒ
    ドロカルビル基を示す)を示し;前記第1コモノマーお
    よび前記第2コモノマー中の残りの基は水素原子または
    5個以下の炭素原子を有するヒドロカルビル基を示す請
    求項34記載の溶液共重合体。
  36. 36.前記第1コモノマー中の最大炭素原子数は27で
    あり;XおよびYは共有結合を示し;R_1,R_2お
    よびR_3は合計で17個以下の炭素原子を有し、かつ
    R_1およびR_2は合計で9個以下の炭素原子を有し
    ;R_4およびR_1_4は水素原子または7個以下の
    炭素原子を有する未置換アルキル基を示すが、R_4お
    よびR_1_4の少くとも一方は水素原子を示す請求項
    35記載の溶液共重合体。
  37. 37.前記第1コモノマーはマレイン酸またはイタコン
    酸であり、前記第2コモノマーはアクリルアミドである
    請求項32記載の溶液共重合体。
  38. 38.不織セルロース系材料用速硬性ゼロホルムアルデ
    ヒド結合剤において、 請求項30記載の溶液共重合体2〜20重量%と、ホル
    ムアルデヒドを放出しないラテックスキヤリヤとの混合
    物からなり、前記ラテックスにはメチルアクリロアミド
    グリコレート−メチルエーテルおよびイソブトキシメチ
    ルアクリルアミドからなる群から選定した実質的にホル
    ムアルデヒドを生成しない反応性単量体が0.5〜15
    重量%配合されていることを特徴とするセルロース用速
    硬性結合剤。
  39. 39.さらに次の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_1_0,R_1_1およびR_1_2は独
    立に水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基また
    は有機基;R_1_3は少くとも2個の炭素原子を有し
    少くとも1個の水酸基を有する有機基;Zは有機基また
    は共有結合を示す)で表わされる第3水溶性コモノマー
    を含有する請求項32記載の溶液共重合体。
  40. 40.前記有機基はいずれもオレフィン結合およびアル
    キニル結合を有しておらず、さらに前記有機基はいずれ
    も15個以下の炭素原子を有し、前記有機基は置換およ
    び未置換のアリール基、アリールアルキル基、アルキル
    アリール基、シクロアルキル基、アルキル置換シクロア
    ルキル基およびシクロアルキル置換アルキル基で1個以
    下の環を有するものおよびアルキル基からなる群から選
    定した基である請求項39記載の溶液共重合体。
  41. 41.R_1〜R_9は独立に水素原子または非オレフ
    ィン系、非アルキニルC_1〜C_1_0有機基を示す
    が、R_8およびR_9の少くとも一方は水素原子を示
    し;R_1_0,R_1_1およびR_1_2は独立に
    水素原子、メチル基またはエチル基を示し;R_1_3
    は2〜6個の炭素原子を有し所要の水酸基を置換基とし
    て有するアルキル基を示し;X,YおよびZはいずれも
    共有結合を示す請求項39記載の溶液共重合体。
  42. 42.前記第1コモノマーはさらにカルボキシレート基
    を2個のみ有し、R_1,R_2およびR_3の1個の
    みは▲数式、化学式、表等があります▼基を示すかある
    いは ▲数式、化学式、表等があります▼基で置換されている
    が他のもので は置換されていない技なしアルキル基(ただし、R_1
    _4は水素原子または10個以下の炭素原子を有するヒ
    ドロカルビル基を示す)を示し;前記第1コモノマーお
    よび前記第2コモノマー中の残りの基は水素原子または
    5個以下の炭素原子を有するヒドロカルビル基を示す請
    求項41記載の溶液共重合体。
  43. 43.前記第1コモノマーはマレイン酸またはイタコン
    酸であり前記第2コモノマーはアクリルアミドであり、
    前記第3コモノマーは2−ヒドロキシエチルアクリレー
    トである請求項39記載の溶液共重合体。
  44. 44.不織セルロース系材料用速硬性ゼロホルムアルデ
    ヒド結合剤において、 請求項39記載の溶液共重合体2〜20重量%と、ホル
    ムアルデヒドを放出しないラテックスキヤリヤとの混合
    物からなり、前記ラテックスにはメチルアクリロアミド
    グリコレート−メチルエーテルおよびイソブトキシメチ
    ルアクリルアミドからなる群から選定した実質的にホル
    ムアルデヒドを生成しない反応性単量体が0.5〜15
    重量%配合されていることを特徴とするセルロース用速
    硬性結合剤。
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