JPH01174613A - ステープル用ポリエステル複合繊維 - Google Patents
ステープル用ポリエステル複合繊維Info
- Publication number
- JPH01174613A JPH01174613A JP33144387A JP33144387A JPH01174613A JP H01174613 A JPH01174613 A JP H01174613A JP 33144387 A JP33144387 A JP 33144387A JP 33144387 A JP33144387 A JP 33144387A JP H01174613 A JPH01174613 A JP H01174613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- components
- polyethylene terephthalate
- intrinsic viscosity
- mol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title claims abstract description 26
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 title claims abstract description 13
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims abstract description 15
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims abstract description 15
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims abstract description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 4
- VVTXSHLLIKXMPY-UHFFFAOYSA-L disodium;2-sulfobenzene-1,3-dicarboxylate Chemical compound [Na+].[Na+].OS(=O)(=O)C1=C(C([O-])=O)C=CC=C1C([O-])=O VVTXSHLLIKXMPY-UHFFFAOYSA-L 0.000 abstract 1
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 6
- 239000006187 pill Substances 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 4
- YZTJKOLMWJNVFH-UHFFFAOYSA-N 2-sulfobenzene-1,3-dicarboxylic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=CC(C(O)=O)=C1S(O)(=O)=O YZTJKOLMWJNVFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000007334 copolymerization reaction Methods 0.000 description 3
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 3
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 3
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 2
- WNLRTRBMVRJNCN-UHFFFAOYSA-N adipic acid Chemical compound OC(=O)CCCCC(O)=O WNLRTRBMVRJNCN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 2
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 2
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 2
- 239000002202 Polyethylene glycol Substances 0.000 description 1
- 235000011037 adipic acid Nutrition 0.000 description 1
- 239000001361 adipic acid Substances 0.000 description 1
- 125000002091 cationic group Chemical group 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 239000006081 fluorescent whitening agent Substances 0.000 description 1
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000008204 material by function Substances 0.000 description 1
- 239000006224 matting agent Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- GLDOVTGHNKAZLK-UHFFFAOYSA-N octadecan-1-ol Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCCCO GLDOVTGHNKAZLK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920001223 polyethylene glycol Polymers 0.000 description 1
- 230000007847 structural defect Effects 0.000 description 1
- 238000005809 transesterification reaction Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、抗ピル性、染色性および嵩高性に優れたステ
ープル用ポリエステル複合繊維に関する。
ープル用ポリエステル複合繊維に関する。
[従来の技術]
従来、ポリエステル繊維は、ステープル用途としでも仕
事回復性や、取り扱い易さなど数多くの優れた物理的特
性を有するため、詰め線用、寝具用あるいは紡績糸用と
して幅広く利用されている。特に紡績糸用としてはポリ
エステル繊維単独か、木綿やウールなどの天然繊維との
混紡使用で、今や必須の素材となっていることは周知の
とおりである。
事回復性や、取り扱い易さなど数多くの優れた物理的特
性を有するため、詰め線用、寝具用あるいは紡績糸用と
して幅広く利用されている。特に紡績糸用としてはポリ
エステル繊維単独か、木綿やウールなどの天然繊維との
混紡使用で、今や必須の素材となっていることは周知の
とおりである。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、確かに多くの優れた特性を有するポリエ
ステル繊維であっても、構造上いくつかの欠点をも持っ
ている。例えば衣料として着用した時に摩擦によって発
生する毛玉、(以下ピルと称す)の問題、あるいは染色
しにくさや、嵩高不足、風合い不良という欠点がある。
ステル繊維であっても、構造上いくつかの欠点をも持っ
ている。例えば衣料として着用した時に摩擦によって発
生する毛玉、(以下ピルと称す)の問題、あるいは染色
しにくさや、嵩高不足、風合い不良という欠点がある。
これら諸欠点に対しては、原糸、原綿メーカーでの素材
をはじめとして、織・編物成形の加工に至る各段階にお
いて種々改良がなされてきた経緯がある。
をはじめとして、織・編物成形の加工に至る各段階にお
いて種々改良がなされてきた経緯がある。
例えば、ピルに関する改良としては、特公昭58−44
766号公報、特公昭58−13647号公報など、染
色改良としては、特開昭48−73450号公報、特開
昭55−62217号公報、特公昭57−30169号
公報など、また、嵩高性改良としては特開昭55−12
8013号公報などで示されるもがあげられる。
766号公報、特公昭58−13647号公報など、染
色改良としては、特開昭48−73450号公報、特開
昭55−62217号公報、特公昭57−30169号
公報など、また、嵩高性改良としては特開昭55−12
8013号公報などで示されるもがあげられる。
しかし、これらはいずれも個々に欠点を改良するもので
あり、同時にポリエステル繊維の欠点を解決しようとす
るものではないのである。
あり、同時にポリエステル繊維の欠点を解決しようとす
るものではないのである。
なぜならば、前記例は単一成分のポリエチレンテレフタ
レートを対象にしているために、十分満足するところに
至っていない。それでも前記例で挙げた特開昭55−6
2217号公報ではピルと染色の改善について例示され
ているが、これとて単一成分ポリマーゆえに嵩高性や風
合いを改善し得ないものである。
レートを対象にしているために、十分満足するところに
至っていない。それでも前記例で挙げた特開昭55−6
2217号公報ではピルと染色の改善について例示され
ているが、これとて単一成分ポリマーゆえに嵩高性や風
合いを改善し得ないものである。
一方、前述の如く単一成分では困難である嵩高性の改善
を狙った技術が、特開昭52−107322号公報で提
案されているが、これはポリエチレンテレフタレートと
ポリブチレンテレフタレートを長さ方向にはり合わせた
ものであり、故に嵩高性の改善には効果が認められるも
のと考えられるが、抗ピル性改善は全く意図していない
のである。
を狙った技術が、特開昭52−107322号公報で提
案されているが、これはポリエチレンテレフタレートと
ポリブチレンテレフタレートを長さ方向にはり合わせた
ものであり、故に嵩高性の改善には効果が認められるも
のと考えられるが、抗ピル性改善は全く意図していない
のである。
以上、現在まで明らかになっている従来技術においては
、ステーブルの短繊維用素材として十分に満足できるも
のは具現化されていないのが現状である。
、ステーブルの短繊維用素材として十分に満足できるも
のは具現化されていないのが現状である。
゛ ≠こで本発明者らは、衣料用を中心としたポリエス
テル繊維について従来の欠点を解消した機能性に優れる
素材開発を鋭意検討した結果、本発明に到達したもので
ある。
テル繊維について従来の欠点を解消した機能性に優れる
素材開発を鋭意検討した結果、本発明に到達したもので
ある。
[問題点を解決するための手段]
すなわち、本発明は2種類の成分を長さ方向にはり合せ
たバイメタル型複合w4雑において、その成分の両方と
も固有粘度[η]が0.45〜0.65であり、かつ両
成分ともに5−ソジウムスルホイソフタル酸をくり返し
単位の4.5〜5.51モル%共重合したポリエチレン
テレフタレートとすることを特徴とするステープル用ポ
リエステル複合繊維である。
たバイメタル型複合w4雑において、その成分の両方と
も固有粘度[η]が0.45〜0.65であり、かつ両
成分ともに5−ソジウムスルホイソフタル酸をくり返し
単位の4.5〜5.51モル%共重合したポリエチレン
テレフタレートとすることを特徴とするステープル用ポ
リエステル複合繊維である。
本発明におけるポリエステル繊維は、5−ソジウムスル
ホイソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレー
トを2成分とし、長さ方向にはり合せる。5−ソジウム
スルホイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート
は前述の特開昭55−62217号公報に開示されてい
るとおり、優れた染色性を発揮する。
ホイソフタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレー
トを2成分とし、長さ方向にはり合せる。5−ソジウム
スルホイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート
は前述の特開昭55−62217号公報に開示されてい
るとおり、優れた染色性を発揮する。
本発明においては、はり合せる2つの各成分それぞれに
、前記5−ソジウムスルホイソフタル酸を4.5〜5.
5モル%の範囲で共重合する必要がある。2つの成分と
もに上記範囲にある場合には杭ピル性、染色性および嵩
高性に最も良好な状態を与える。
、前記5−ソジウムスルホイソフタル酸を4.5〜5.
5モル%の範囲で共重合する必要がある。2つの成分と
もに上記範囲にある場合には杭ピル性、染色性および嵩
高性に最も良好な状態を与える。
すなわち、共重合率が4.5モル%未満の場合には、繊
維のタフネスは維持されるが、抗ビル性を決定する物理
的特性値である屈曲強度は高くなる欠点がある。
維のタフネスは維持されるが、抗ビル性を決定する物理
的特性値である屈曲強度は高くなる欠点がある。
一方、共重合率が5.5モル%を越える場合には、紡績
工程をはじめとする織・線加工などのいわゆる高次加工
工程において耐用できない弱いものになってしまうもの
である。
工程をはじめとする織・線加工などのいわゆる高次加工
工程において耐用できない弱いものになってしまうもの
である。
本発明においては、2つの成分とも固有粘度[η]を0
.45〜0.65とする必要がある。
.45〜0.65とする必要がある。
固有粘度[η]が0.45未満の場合には曳糸性が低下
し、逆に固有粘度[η]が0.65を越える場合には、
llN自体の強度が上り抗ピル性が低下する。
し、逆に固有粘度[η]が0.65を越える場合には、
llN自体の強度が上り抗ピル性が低下する。
嵩高性については、固有粘度[η]が0.45〜0.6
5の範囲内で、各成分の間に0.05以上の固有粘度[
η]差をつけることにより、はり合せの構造から好みの
スパイラル状けん縮を作り出すことで得られ、機械的に
けん縮付与したものにくらべて圧縮回復性に優れスプリ
ング効果による嵩高となる。
5の範囲内で、各成分の間に0.05以上の固有粘度[
η]差をつけることにより、はり合せの構造から好みの
スパイラル状けん縮を作り出すことで得られ、機械的に
けん縮付与したものにくらべて圧縮回復性に優れスプリ
ング効果による嵩高となる。
本発明のポリエステルは、5−ソジウムスルホイソフタ
ル酸をポリエチレンテレフタレートに共重合するもので
あるが、重合方法は直接重合によるものであっても、エ
ステル交換法によるものであってもよい。
ル酸をポリエチレンテレフタレートに共重合するもので
あるが、重合方法は直接重合によるものであっても、エ
ステル交換法によるものであってもよい。
また、艶消剤、けい光増白剤、アジピン酸やポリエチレ
ングリコールなど少量含まれていても良い。
ングリコールなど少量含まれていても良い。
[実施例]
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中の特性値は次の方法によって求めた。
く屈曲強度〉
単繊維2本をループ状に60”交叉角となるように交叉
させ上糸に200my/dの荷重をかけ、下糸を振角速
度60 rpm1撮角度30°で往復運動させ上、下い
づれかの繊維が切断するまでや往復回数で求めた。
させ上糸に200my/dの荷重をかけ、下糸を振角速
度60 rpm1撮角度30°で往復運動させ上、下い
づれかの繊維が切断するまでや往復回数で求めた。
く染色性〉
ポリエステルl!雑にカチオン染料アイゼンカチロン0
.6重鑑%を95℃X20分で同浴染色した俊、カラー
コンビ1−夕でし値を求め相対比較した。し値は定義に
より値の小さい方が濃染を示し染料吸尽が良いことを表
わしている。
.6重鑑%を95℃X20分で同浴染色した俊、カラー
コンビ1−夕でし値を求め相対比較した。し値は定義に
より値の小さい方が濃染を示し染料吸尽が良いことを表
わしている。
く嵩高性〉
けん縮測定器を用いて、単繊維にデニール当り2IIt
sの荷重をかけた時の長さ(A)、次にデニール当り3
0011tgの荷重をかけた時の長さ(B)、ざらに初
めのデニール当り2JIvの荷重をかけた時の長さ(C
)を測定、次式によりけん縮弾性度とけん縮残留度を求
める。このけん縮弾性度、けん縮残留度は紡績糸、ある
いは布帛の嵩高性を表わすものであり、数値の高い方が
スプリング効果が大きく良いものである。
sの荷重をかけた時の長さ(A)、次にデニール当り3
0011tgの荷重をかけた時の長さ(B)、ざらに初
めのデニール当り2JIvの荷重をかけた時の長さ(C
)を測定、次式によりけん縮弾性度とけん縮残留度を求
める。このけん縮弾性度、けん縮残留度は紡績糸、ある
いは布帛の嵩高性を表わすものであり、数値の高い方が
スプリング効果が大きく良いものである。
実施例1
固有粘度[η]が0.45の5−ソジウムスルホイソフ
タル酸を4゜9モル%共重合したポリエチレンテレフタ
レートのA成分と、固有粘度[η]が0.51の5−ソ
ジウムスルホイソフタル酸を 4.9モル%共重合した
ポリエチレンテレフタレートの8成分を1:1の重量比
で、各々吐出量185 g/win 、口金孔数320
8 、紡糸速度1300111 /minで紡糸し、サ
ブトウとなした後これを揃え75℃の温水で3.01倍
に延伸した後、120’CX19分の条件で熱セットを
施し、これを76mmに切断した。得られたステープル
ファイバーについて物性を測定し、表1に示す結果を得
た。
タル酸を4゜9モル%共重合したポリエチレンテレフタ
レートのA成分と、固有粘度[η]が0.51の5−ソ
ジウムスルホイソフタル酸を 4.9モル%共重合した
ポリエチレンテレフタレートの8成分を1:1の重量比
で、各々吐出量185 g/win 、口金孔数320
8 、紡糸速度1300111 /minで紡糸し、サ
ブトウとなした後これを揃え75℃の温水で3.01倍
に延伸した後、120’CX19分の条件で熱セットを
施し、これを76mmに切断した。得られたステープル
ファイバーについて物性を測定し、表1に示す結果を得
た。
実施例2
固有粘度[η]が0.58で5−ソジウムスルホイソフ
タル酸を5.2モル%共重合したポリエチレンテレフタ
レートのA成分と、固有粘度[η]が0.64で5−ソ
ジウムスルホイソフタル酸を5.2モル%共重合したポ
リエチレンテレフタレートのB成分の重合体を用いた他
は実施例1と同様に紡糸、延伸、切断し、得られたステ
ーアルファイバーを物性測定した。その結果を表1に示
す。
タル酸を5.2モル%共重合したポリエチレンテレフタ
レートのA成分と、固有粘度[η]が0.64で5−ソ
ジウムスルホイソフタル酸を5.2モル%共重合したポ
リエチレンテレフタレートのB成分の重合体を用いた他
は実施例1と同様に紡糸、延伸、切断し、得られたステ
ーアルファイバーを物性測定した。その結果を表1に示
す。
比較例1〜3
5−ソジウムスルホイソフタル酸の共重合率を表1のよ
うに変更した他は実施例1と同様に紡糸、延伸、切断し
て得たステープルファイバーを物性測定した。その結果
を表1に示す。
うに変更した他は実施例1と同様に紡糸、延伸、切断し
て得たステープルファイバーを物性測定した。その結果
を表1に示す。
比較例4
固有粘度[η]が0.45で5−ソジウムスルホイソフ
タル酸を4.9モル%共重合したポリエチレンテレフタ
レートのへ成分と、固有粘度[η]が0.48で5−ソ
ジウムスルホイソフタル酸を4.9モル%共重合したポ
リエチレンテレフタレートのB成分の重合体を用いた他
は実施例1と同様に紡糸、延伸、切断し、得られたステ
ープルファイバーを物性測定した。その結果を表1に示
す。
タル酸を4.9モル%共重合したポリエチレンテレフタ
レートのへ成分と、固有粘度[η]が0.48で5−ソ
ジウムスルホイソフタル酸を4.9モル%共重合したポ
リエチレンテレフタレートのB成分の重合体を用いた他
は実施例1と同様に紡糸、延伸、切断し、得られたステ
ープルファイバーを物性測定した。その結果を表1に示
す。
実施例1および2は、屈曲強度が小さく抗ピル性に良い
結果を示し、染色性も濃染であって、嵩高性(けん縮特
性)も優れたものになっている。一方、比較例1〜2は
、屈曲強度が高く、染色性も劣るものであった。又、比
較例3は紡糸性不良であった。比較例4はけん縮弾性度
、けん縮残留度が小さく嵩高性が劣るものであった。
結果を示し、染色性も濃染であって、嵩高性(けん縮特
性)も優れたものになっている。一方、比較例1〜2は
、屈曲強度が高く、染色性も劣るものであった。又、比
較例3は紡糸性不良であった。比較例4はけん縮弾性度
、けん縮残留度が小さく嵩高性が劣るものであった。
[発明の効果]
本発明では、上記したように、固有粘度[η]が0.4
5〜0.65であり、5−ソジウムスルホイソフタル酸
を4.5〜5.5モル%共重合したポリエチレンテレフ
タレートの2成分をはり合せたバイメタル型複合繊維と
することにより、従来のポリエステル繊維で果たし11
なかった抗ピル性、染色性および嵩高性を同時に満足す
る高機能性を有し、特に衣料用としては、これまでにな
い効果を奏するのである。
5〜0.65であり、5−ソジウムスルホイソフタル酸
を4.5〜5.5モル%共重合したポリエチレンテレフ
タレートの2成分をはり合せたバイメタル型複合繊維と
することにより、従来のポリエステル繊維で果たし11
なかった抗ピル性、染色性および嵩高性を同時に満足す
る高機能性を有し、特に衣料用としては、これまでにな
い効果を奏するのである。
Claims (1)
- 2種類の成分を長さ方向にはり合せたバイメタル型複合
繊維において、その成分の両方とも固有粘度[η]が0
.45〜0.65の範囲内で、各成分の間に0.05以
上の固有粘度[η]差をつけ、かつ両成分ともに5−ソ
ジウムスルホイソフタル酸をくり返し単位の4.5〜5
.5モル%共重合したポリエチレンテレフタレートとす
ることを特徴とするステープル用ポリエステル複合繊維
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33144387A JPH01174613A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ステープル用ポリエステル複合繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33144387A JPH01174613A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ステープル用ポリエステル複合繊維 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01174613A true JPH01174613A (ja) | 1989-07-11 |
Family
ID=18243717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33144387A Pending JPH01174613A (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ステープル用ポリエステル複合繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01174613A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005188000A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Nippon Ester Co Ltd | 不織布用短繊維及び短繊維不織布 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5789616A (en) * | 1980-11-20 | 1982-06-04 | Nippon Ester Co Ltd | Production of conjugate polyester fiber with modified cross section |
JPS58174627A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-13 | Nippon Ester Co Ltd | 不織布用ポリエステル繊維及びその製造法 |
JPS6285026A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-18 | Toray Ind Inc | 織編物用ポリエステル複合ステ−プルフアイバ− |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP33144387A patent/JPH01174613A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5789616A (en) * | 1980-11-20 | 1982-06-04 | Nippon Ester Co Ltd | Production of conjugate polyester fiber with modified cross section |
JPS58174627A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-13 | Nippon Ester Co Ltd | 不織布用ポリエステル繊維及びその製造法 |
JPS6285026A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-18 | Toray Ind Inc | 織編物用ポリエステル複合ステ−プルフアイバ− |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005188000A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Nippon Ester Co Ltd | 不織布用短繊維及び短繊維不織布 |
JP4537701B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-09-08 | 日本エステル株式会社 | 不織布用短繊維及び短繊維不織布 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4443515A (en) | Antistatic fabrics incorporating specialty textile fibers having high moisture regain and articles produced therefrom | |
US6485829B2 (en) | Polyester modified with polyethylene glycol and pentaerythritol | |
JP4122582B2 (ja) | 紡績糸およびそれを用いてなる布帛 | |
JPH045769B2 (ja) | ||
US4484926A (en) | Antistatic fabrics incorporating specialty textile fibers having high moisture regain | |
JP2000328382A (ja) | 伸縮性紡績糸 | |
JPH01174613A (ja) | ステープル用ポリエステル複合繊維 | |
JP3023896B2 (ja) | 伸縮性ピーチ調編地の製造方法 | |
JP3028711B2 (ja) | 潜在捲縮性ポリエステル複合繊維よりなる不織布 | |
JP2703294B2 (ja) | ポリエステル複合繊維、該繊維を含有する不織布および該不織布の製造方法 | |
JPH0651925B2 (ja) | 特殊断面形状を有する繊維 | |
JP3254952B2 (ja) | 紡績糸およびそれを用いてなる織編物 | |
JP6591765B2 (ja) | 潜在捲縮性複合繊維 | |
JP3055381B2 (ja) | 伸縮性を有する紡績糸を用いてなる織物 | |
JP3173311B2 (ja) | 不織布用芯鞘複合短繊維 | |
JP3736886B2 (ja) | 潜在捲縮能を有する繊維よりなる紡績糸 | |
JP2002201529A (ja) | 潜在捲縮能を有する原着複合繊維及びこれよりなる不織布 | |
JP2655557B2 (ja) | ポリエステル複合繊維 | |
JP2858971B2 (ja) | ポリエステル複合繊維 | |
JP2018048413A (ja) | 潜在捲縮性複合繊維、捲縮性複合繊維、及び布帛 | |
JP3276090B2 (ja) | ポリエステル系布帛の製造方法 | |
JPS59168159A (ja) | 高弾性不織布 | |
JP2000328370A (ja) | ポリエステル複合繊維および該繊維を含有する不織布 | |
JPH04272245A (ja) | スパン糸 | |
JPS59228052A (ja) | 偏平断面のパイルを有する織編物 |