JPH0117443B2 - - Google Patents
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- JPH0117443B2 JPH0117443B2 JP3944783A JP3944783A JPH0117443B2 JP H0117443 B2 JPH0117443 B2 JP H0117443B2 JP 3944783 A JP3944783 A JP 3944783A JP 3944783 A JP3944783 A JP 3944783A JP H0117443 B2 JPH0117443 B2 JP H0117443B2
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- ceramic plate
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、焼成により陶磁器板(焼結体)とな
る、生陶磁器板の成形方法に関するものである。 建物の内外装材等に利用されるタイル等の陶磁
器板の製造方法として、無機微粉末にパルプ及び
界面活性剤を加えた、水性スラリーから湿式抄紙
法により成形物を得、これを焼成する方法があ
り、この方法によれば、通常のプレス法や混練り
法等の成形法では製造不可能な大型タイルを製造
することができる。 然し作ら、上記の方法による場合、ある程度の
大型タイルの製造は可能であるが、厚みが8mm以
上のものを製造することは実質上不可能であるた
め、大型タイルといつても600mm×600mm×8mm程
度の大きさ以内のものしか製造できない。 即ち、上記の方法により厚みの大きい成形物
(未焼成物)を製造するには、パルプの使用量を
多くする必要があるが、パルプの使用量を多くす
ると、焼成時のパルプの燃焼により変形を来し易
く、目的とする大きさの焼結物を得られなくな
る。 また、従来の陶磁器板の製造方法として、無機
微粉末に界面活性剤を加えた水性スラリーを所望
の型枠に流し込み、濾過することにより、大型の
生陶磁器板を製造する方法があるが、このような
方法では、大型タイルの製造は可能であるが、生
産性が著しく悪くなる。 本発明者等は、上記従来法によつては、良好な
生産性では製造することが困難な厚物の陶磁器板
の製造方法について種々検討した結果、上記の従
来の湿式抄紙法で用いる水性スラリーに少量の石
綿を加えると、パルプの使用量が少なくても、厚
物の生陶磁器板の製造が生産性良く可能となり、
それはパルプの使用量が少ないため、焼成しても
変形せずに所望の陶磁器板となることを知見し
た。 本発明は、上記知見に基づきなされたもので、
固形分が無機質粉末90〜95重量%、パルプ1〜4
重量%及び石綿1〜6重量%からなる、スラリー
濃度2〜10重量%の水性スラリーに硫酸アルミニ
ウム及び高分子凝集剤を加えた後、該水性スラリ
ーを用いて湿式抄造機により積層物を成形し、該
積層物を生陶磁器板となすことを特徴とする生陶
磁器板の成形方法を提供するものである。 本発明の生陶磁器板の成形方法により製造され
る生陶磁器板は、1212mm×3636mm×15mmのような
大型ものとしても得られ、焼成により陶磁器板と
なるもので、このようにして得られる陶磁器板
は、建物の内外装材、家具や厨房整備の装飾材等
に利用される。 以下、上記特徴を以てなる本発明の生陶磁器板
の成形方法を、その実施態様に基づき詳述する。 先ず、固形分が無機質粉末90〜95%(重量%、
以下同じ)、パルプ1〜4%及び石綿1〜6%か
らなる、スラリー濃度2〜10重量%の水性スラリ
ーを作成する。 本発明で用いる上記無機質粉末としては、珪
石、粘度、カリオン、陶石、長石及び白雲石の粉
末など、通常の陶磁器原料として用いられるもの
があげられ、その使用量が90%未満(固形分中)
であると、焼成した場合に十分な強度を有する焼
結体(陶磁器板)が得られなくなる。 また、本発明で用いられる上記パルプは、従来
の焼結体の製造法におけると同様に、その添加に
より水性スラリーを抄造可能にするもので、成形
物(積層物)を焼成した際に燃焼飛散するもので
あるから、その添加量が1%未満であると、添加
効果がなく、又4%を超えると、パルプは水分含
量が高く且つ成形物(生陶磁器板)を焼成した際
に燃焼飛散するため、成形物の収縮率が大きくな
り焼成物(陶磁器板)の変形の惧れを生じる。 また、本発明においては、上記無機質粉末に、
上記パルプの他に、固形分中1〜6重量%の石綿
を加えるもので、この石綿の添加により、湿式抄
造機におけるメーキングロールでの抄造物の複数
回の巻き取りが可能になり、所望の厚さの成形物
を製造することができる。石綿の添加量が1%未
満であると添加効果が無く、4%を超えると、積
層物(生陶磁器板)を焼成して得られる製品(陶
磁器板)の表面に石綿が露出する惧れが生じ、食
品の品質劣化を招く。石綿の添加量が1〜4%で
あれば、添加による製品への悪影響は実質上皆無
であり、用いる石綿の種類は問わないが、良好な
色の焼結体(陶磁器板)を得る上で、鉄分の少な
いクリソタイル系の石綿を用いるのが好ましい。 次に、上記の如く作成した水性スラリーに硫酸
アルミニウム及び高分子凝集剤を添加し、該水性
スラリーを調製する。この添加時期は、水性スラ
リーの作成時であつても良い。 上記硫酸アルミニウムの添加量は、上記水性ス
ラリーが過少であると添加効果が無く適量になる
と無機質粉末の粒子が大きくなり過ぎ、焼成して
得られる製品の表面を粗面にする惧れがあるの
で、全固形分に対し1〜2%位とするのが適当で
あり、また、上記高分子凝集剤としては、通常の
両性界面活性剤等を用いることができ、その添加
量は上記水性スラリーの全固形分に対し0.001〜
0.1%位が適当である。 上記の如く、水性スラリーを調製した後、該ス
ラリーを用いて湿式抄造機により積層物を成形す
る。 上記湿式抄造機としては、丸網式抄造機及び長
網式抄造機等をあげることができ、何れの湿式抄
造機を用いてもスラリーを均一に分散させて抄く
ことができるが、石綿を規則正しく二次元配列さ
せる上で丸網式抄造機を用いるのが好ましい。 而して、本発明の生陶磁器板の成形方法は、上
記水性スラリーを用いて常法通り、湿式抄造機に
より抄いた後、引続きこの抄造機をメーキングロ
ールにより巻き取り所望の厚さに積層して円筒状
の積層物とし、その積層物を所定箇所で切断し
て、目的とする矩形状の生陶磁器板を成形するも
のである。 従つて、上記メーキングロールは、目的とする
陶磁器板の大きさに応じて直径60cm〜120cmの大
きさのものの中から適宜選択使用され、また、巻
き取り数、即ち、積層物の積層厚みは、目的とす
る陶磁器板に応じて決定されるもので、特に制限
されずに積層可能であり、4回〜15回の巻き取り
積層により3.2mm〜15mmの厚みの積層物を得るこ
とができる。 本発明の生陶磁器板の成形方法により得られる
生陶磁器板は、常法により焼成することにより焼
結した陶磁器板となり、種々の用途に供される。 叙上の如く、本発明の生陶磁器板の成形方法
は、無機質粉末を主体とする水性スラリーにパル
プの他の特定量の石綿を添加することにより、水
性スラリーの抄造性及び成形性を改良し、湿式抄
造機による厚物の生陶磁器板の成形を可能にした
もので、抄造物を積層させることにより、所望の
厚さの生陶磁器板を成形することができるから、
大型の生陶磁器板を容易に製造でき、その製造ス
ピードも従来法の10〜50倍とすることができ、し
かも本発明の方法によつて成形した生陶磁器板は
スラリーが均一に分散させ、且つ石綿が二次元配
列されており、パルプの添加量が少ないため、焼
成によつて変形したり割れたりする惧れが全く無
い上、焼結体、即ち製品としての陶磁器板は、優
れた強度を有し、建物内外装材、家具類及び厨房
設備機器の装飾材などに用いて好適なものである
等、本発明は多大な効果を奏するものである。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例 固形分が無機質粉末93%、パルプ2%及び石綿
5%からなるスラリー濃度5%の水性スラリーを
造り、これに、その固形分に対して硫酸アルミニ
ウム1.5%及び高分子凝集剤0.005%添加して該ス
ラリーを調製した後、その水性スラリーを用いて
丸網式抄造機により積層物を形成し、下表に示す
大きさの生陶磁器板、及びを得た。 得られた生陶磁器板をそれぞれ約1300℃の温度
で焼成したところ、実質上変形や割れのない焼結
体である陶磁器板が得られた。 【表】
る、生陶磁器板の成形方法に関するものである。 建物の内外装材等に利用されるタイル等の陶磁
器板の製造方法として、無機微粉末にパルプ及び
界面活性剤を加えた、水性スラリーから湿式抄紙
法により成形物を得、これを焼成する方法があ
り、この方法によれば、通常のプレス法や混練り
法等の成形法では製造不可能な大型タイルを製造
することができる。 然し作ら、上記の方法による場合、ある程度の
大型タイルの製造は可能であるが、厚みが8mm以
上のものを製造することは実質上不可能であるた
め、大型タイルといつても600mm×600mm×8mm程
度の大きさ以内のものしか製造できない。 即ち、上記の方法により厚みの大きい成形物
(未焼成物)を製造するには、パルプの使用量を
多くする必要があるが、パルプの使用量を多くす
ると、焼成時のパルプの燃焼により変形を来し易
く、目的とする大きさの焼結物を得られなくな
る。 また、従来の陶磁器板の製造方法として、無機
微粉末に界面活性剤を加えた水性スラリーを所望
の型枠に流し込み、濾過することにより、大型の
生陶磁器板を製造する方法があるが、このような
方法では、大型タイルの製造は可能であるが、生
産性が著しく悪くなる。 本発明者等は、上記従来法によつては、良好な
生産性では製造することが困難な厚物の陶磁器板
の製造方法について種々検討した結果、上記の従
来の湿式抄紙法で用いる水性スラリーに少量の石
綿を加えると、パルプの使用量が少なくても、厚
物の生陶磁器板の製造が生産性良く可能となり、
それはパルプの使用量が少ないため、焼成しても
変形せずに所望の陶磁器板となることを知見し
た。 本発明は、上記知見に基づきなされたもので、
固形分が無機質粉末90〜95重量%、パルプ1〜4
重量%及び石綿1〜6重量%からなる、スラリー
濃度2〜10重量%の水性スラリーに硫酸アルミニ
ウム及び高分子凝集剤を加えた後、該水性スラリ
ーを用いて湿式抄造機により積層物を成形し、該
積層物を生陶磁器板となすことを特徴とする生陶
磁器板の成形方法を提供するものである。 本発明の生陶磁器板の成形方法により製造され
る生陶磁器板は、1212mm×3636mm×15mmのような
大型ものとしても得られ、焼成により陶磁器板と
なるもので、このようにして得られる陶磁器板
は、建物の内外装材、家具や厨房整備の装飾材等
に利用される。 以下、上記特徴を以てなる本発明の生陶磁器板
の成形方法を、その実施態様に基づき詳述する。 先ず、固形分が無機質粉末90〜95%(重量%、
以下同じ)、パルプ1〜4%及び石綿1〜6%か
らなる、スラリー濃度2〜10重量%の水性スラリ
ーを作成する。 本発明で用いる上記無機質粉末としては、珪
石、粘度、カリオン、陶石、長石及び白雲石の粉
末など、通常の陶磁器原料として用いられるもの
があげられ、その使用量が90%未満(固形分中)
であると、焼成した場合に十分な強度を有する焼
結体(陶磁器板)が得られなくなる。 また、本発明で用いられる上記パルプは、従来
の焼結体の製造法におけると同様に、その添加に
より水性スラリーを抄造可能にするもので、成形
物(積層物)を焼成した際に燃焼飛散するもので
あるから、その添加量が1%未満であると、添加
効果がなく、又4%を超えると、パルプは水分含
量が高く且つ成形物(生陶磁器板)を焼成した際
に燃焼飛散するため、成形物の収縮率が大きくな
り焼成物(陶磁器板)の変形の惧れを生じる。 また、本発明においては、上記無機質粉末に、
上記パルプの他に、固形分中1〜6重量%の石綿
を加えるもので、この石綿の添加により、湿式抄
造機におけるメーキングロールでの抄造物の複数
回の巻き取りが可能になり、所望の厚さの成形物
を製造することができる。石綿の添加量が1%未
満であると添加効果が無く、4%を超えると、積
層物(生陶磁器板)を焼成して得られる製品(陶
磁器板)の表面に石綿が露出する惧れが生じ、食
品の品質劣化を招く。石綿の添加量が1〜4%で
あれば、添加による製品への悪影響は実質上皆無
であり、用いる石綿の種類は問わないが、良好な
色の焼結体(陶磁器板)を得る上で、鉄分の少な
いクリソタイル系の石綿を用いるのが好ましい。 次に、上記の如く作成した水性スラリーに硫酸
アルミニウム及び高分子凝集剤を添加し、該水性
スラリーを調製する。この添加時期は、水性スラ
リーの作成時であつても良い。 上記硫酸アルミニウムの添加量は、上記水性ス
ラリーが過少であると添加効果が無く適量になる
と無機質粉末の粒子が大きくなり過ぎ、焼成して
得られる製品の表面を粗面にする惧れがあるの
で、全固形分に対し1〜2%位とするのが適当で
あり、また、上記高分子凝集剤としては、通常の
両性界面活性剤等を用いることができ、その添加
量は上記水性スラリーの全固形分に対し0.001〜
0.1%位が適当である。 上記の如く、水性スラリーを調製した後、該ス
ラリーを用いて湿式抄造機により積層物を成形す
る。 上記湿式抄造機としては、丸網式抄造機及び長
網式抄造機等をあげることができ、何れの湿式抄
造機を用いてもスラリーを均一に分散させて抄く
ことができるが、石綿を規則正しく二次元配列さ
せる上で丸網式抄造機を用いるのが好ましい。 而して、本発明の生陶磁器板の成形方法は、上
記水性スラリーを用いて常法通り、湿式抄造機に
より抄いた後、引続きこの抄造機をメーキングロ
ールにより巻き取り所望の厚さに積層して円筒状
の積層物とし、その積層物を所定箇所で切断し
て、目的とする矩形状の生陶磁器板を成形するも
のである。 従つて、上記メーキングロールは、目的とする
陶磁器板の大きさに応じて直径60cm〜120cmの大
きさのものの中から適宜選択使用され、また、巻
き取り数、即ち、積層物の積層厚みは、目的とす
る陶磁器板に応じて決定されるもので、特に制限
されずに積層可能であり、4回〜15回の巻き取り
積層により3.2mm〜15mmの厚みの積層物を得るこ
とができる。 本発明の生陶磁器板の成形方法により得られる
生陶磁器板は、常法により焼成することにより焼
結した陶磁器板となり、種々の用途に供される。 叙上の如く、本発明の生陶磁器板の成形方法
は、無機質粉末を主体とする水性スラリーにパル
プの他の特定量の石綿を添加することにより、水
性スラリーの抄造性及び成形性を改良し、湿式抄
造機による厚物の生陶磁器板の成形を可能にした
もので、抄造物を積層させることにより、所望の
厚さの生陶磁器板を成形することができるから、
大型の生陶磁器板を容易に製造でき、その製造ス
ピードも従来法の10〜50倍とすることができ、し
かも本発明の方法によつて成形した生陶磁器板は
スラリーが均一に分散させ、且つ石綿が二次元配
列されており、パルプの添加量が少ないため、焼
成によつて変形したり割れたりする惧れが全く無
い上、焼結体、即ち製品としての陶磁器板は、優
れた強度を有し、建物内外装材、家具類及び厨房
設備機器の装飾材などに用いて好適なものである
等、本発明は多大な効果を奏するものである。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例 固形分が無機質粉末93%、パルプ2%及び石綿
5%からなるスラリー濃度5%の水性スラリーを
造り、これに、その固形分に対して硫酸アルミニ
ウム1.5%及び高分子凝集剤0.005%添加して該ス
ラリーを調製した後、その水性スラリーを用いて
丸網式抄造機により積層物を形成し、下表に示す
大きさの生陶磁器板、及びを得た。 得られた生陶磁器板をそれぞれ約1300℃の温度
で焼成したところ、実質上変形や割れのない焼結
体である陶磁器板が得られた。 【表】
Claims (1)
- 1 固形分が無機質粉末90〜95重量%、パルプ1
〜4重量%及び石綿1〜6重量%からなる、スラ
リー濃度2〜10重量%の水性スラリーに硫酸アル
ミニウム及び高分子凝集剤を加えた後、該水性ス
ラリーを用いて湿式抄造機により積層物を成形
し、該積層物を生陶磁器板となすことを特徴とす
る生陶磁器板の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3944783A JPS59165614A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 生陶磁器板の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3944783A JPS59165614A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 生陶磁器板の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59165614A JPS59165614A (ja) | 1984-09-18 |
JPH0117443B2 true JPH0117443B2 (ja) | 1989-03-30 |
Family
ID=12553275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3944783A Granted JPS59165614A (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 生陶磁器板の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59165614A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11186134B2 (en) | 2019-04-12 | 2021-11-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Electrically powered suspension system |
US11270826B2 (en) | 2019-10-02 | 2022-03-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Electric suspension device |
US11299001B2 (en) | 2019-04-12 | 2022-04-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Electrically powered suspension system |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62108763A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-20 | 株式会社アイジー技術研究所 | セラミツク組成物 |
JP2501966B2 (ja) * | 1991-02-28 | 1996-05-29 | 太陽ケミカル株式会社 | 不燃性成形体の製造方法 |
-
1983
- 1983-03-10 JP JP3944783A patent/JPS59165614A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11186134B2 (en) | 2019-04-12 | 2021-11-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Electrically powered suspension system |
US11299001B2 (en) | 2019-04-12 | 2022-04-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Electrically powered suspension system |
US11270826B2 (en) | 2019-10-02 | 2022-03-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Electric suspension device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59165614A (ja) | 1984-09-18 |
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