JPH01172168A - 排紙ローラー機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、複写機、印刷機あるいはファクシミリ等にお
いて使用される画像記録後の用紙を、対をなす排紙ロー
ラの回転により機外に排出する排紙ローラ機構に関する
。

（従来の技術） 複写機、印刷機あるいはファクシミリ等の画像形成装置
においては、機体内で画像を記録後の用紙は、対をなす
排紙ローラ機構を含む排紙装置により機外に排出されて
いる。

第３図は従来の一般的な排紙ローラ機構の概略を示して
いる。画像形成装置の本体１内において画像が記録され
た用ＩＥ２は、図示しない搬送機構により矢印３方向に
搬送される。本体１の一例部には、第１０−ラユニソト
４および第２０−ラユニツト５からなる排紙ローラ機構
６と、排出された用紙２が集積される排紙トレー７とが
それぞれ配設されている。

上記第１０−ラユニツト４は、両端を本体ｌに枢着され
ている軸８と、この軸８に固着されて矢印方向に回転す
る複数の第１排紙ローラ９とからなっている。また第２
０−ラユニツト５は、両端を本体１に枢着された軸１１
と、この軸１１に固着されていて外周面が上記排紙ロー
ラ９の外周面にそれぞれ圧接している複数の第２排紙ロ
ーラ１２とからなっている。

図示しない搬送記録後により矢印３方向に搬送される用
紙２は、互いに圧接して矢印方向にそれぞれ回転する両
排紙ローラ９．１２により排紙トレー１３上にそれぞれ
排出される。この用紙２の排紙時において、用紙２の背
面が排紙トレー１３により擦られて排紙トレー１３から
矢印１４方向の反力を受けて、用紙２は鎖線２ａで示す
ように湾曲して変形した状態になる。同様に、排紙トレ
ー１３上に前の用紙２が排紙されているときにも、次に
排紙される用紙２はすでに排紙されている用紙２から矢
印１４方向の力を受けて変形することがあった。この排
紙された用紙２が変形した状態にあるとき、その上に次
の用紙２が排紙されると変形状態の用紙２は折れ曲がる
という欠点がある。

この欠点を解消するために、第５図に第１排紙ローラ９
の外周面に沿うリング状の凸部１５を設けた排紙ローラ
機構１７がある。排紙ローラ９．１２の接触部の近傍に
上記の凸部１５を設けることにより、排紙ローラ機構１
７で排紙される用紙２は凸部１５により湾曲されて用紙
排出方向に腰付けされて排出作用を円滑に行うことがで
きる。

しかしながら、このような排紙ローラ機構１７において
は、用紙２が排紙ローラ９．１２間に挟まれて搬送され
る間は円滑に排出されるが、用紙２の後端が排紙ローラ
９．１２間を通過した後は、排紙ローラ９．１２からの
搬送力が失われて第６図に示すように用紙２の後端２ｂ
排紙ローラ９．１２の接触部の前端に位置した状態で用
紙２が停止することがある。この停止状態の用紙２は、
後続する用紙２により押されて排紙トレー１３上に排出
されるという不具合があった。

さらにこのような欠点の対策として、第７図に示すよう
に第１排紙ローラ９の外周面の端部に複数の歯部１８を
設けたものが提供されている。この歯部１８を有する第
１排紙ローラ９を用いた排紙ローラ機構（図示略）によ
れば、排紙ローラ機構から排出される用紙２は、歯部１
８により腰付けされるとともに、用紙２の後端２ｂが排
紙ローラ９．１２の接触部から離隔するときに後端２ｂ
が歯部１８により押し出されので、用紙２を確実に排紙
トレー１３上に排出することができる。

一方、排紙ローラ９．１２は、用紙２との摩擦を大きく
するために摩擦係数の大きいゴムからなっている。さら
に排紙ローラ９．１２の用紙２の搬送速度は、用紙２を
排紙ローラ機構に送る搬送部、例えば電子複写機におい
ては用紙２に転写されたトレー像を定着する加熱定着部
の１般送速度と一致させる必要があるので、排紙ローラ
９．１２の外径は所定の寸法内にあるように研磨されて
いる。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の排紙ローラ機構における排紙ローラは、前述した
ようにその外周面を研磨する必要あるが、第７図に示す
歯部１８を有する第１排紙ローラ９の外周面を研磨する
ときに、＠磨作業に時間を要する問題があった。すなわ
ち、第１０−ラユニツト４は、前述したように軸８に複
数の第１排紙ローラ９を設けたものからなっており、こ
の第１排紙ローラ９の外周面の研磨範囲ｌ（第７図参照
）のみを研磨するときに、歯部１８の箇所においてはＶ
ｒ磨の工具を第１排紙ローラ９から後退させ、そして次
の第１排紙ローラ９の研磨範囲ｌにおいて再び工具を第
１排紙ローラ９に対し前進させる必要があって、排紙ロ
ーラ９．１２の農作に時間を要して、第１０−ラユニソ
ト４がコスト高になるという問題があった。

本発明の目的は、第１０−ラユニソトを構成する第１排
紙ローラを改良して上記の問題点を解消した排紙ローラ
機構を提供することにある。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の排紙ローラ機構は、第１排紙ローラの外周面の
一部に第２排紙ローラを圧接させ、この第２排紙ローラ
近傍における第１排紙ローラの外周面上に歯付きリング
を突設したことを特徴としている。

（作　用） 本発明の排紙ローラ機構によれば、用紙２の腰付けおよ
びその後端の押出を行う歯付きリングを、第１排紙ロー
ラとは別個にあらかじめ設けておき、この歯付きリング
を第１排紙ローラに着脱自在に取り付けることにより、
第１０−ラユニソトの第１排紙ローラの外周面を研磨す
る工具を、第１排紙ローラの軸線方向に送るのみで、第
１排紙ローラの外周面を短時間内に容易に研磨すること
ができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、排紙ローラ機構２１を構成する第１０
−ラユニソト２２は、軸２３に取り付けられている複数
個の第１排紙ローラ２４を有している。この第１排紙ロ
ーラ２４の外周面の端部には、後述する歯付きリングを
取り付けるための１２５が円周方向に沿って形成されて
いる。上記第１排紙ローラ２４は、歯付きリングを取り
付ける前に図示しない研磨用の工具により研摩される。

第２図および第３図は、上記の歯付きリング２６を示し
ており、この歯付きリング２６はゴム等の弾性体からな
っていて、その外周には複数の歯部２７が形成されてい
る。また、歯付きリング２６には上記歯付きリング２６
の４２５に着脱自在に固嵌しうる取り付け孔２８が形成
されている。

このような歯付きリング２６は、その取り付け孔２８を
第１排紙ローラ２４の溝２５に嵌合することにより着脱
自在に取り付けられる。第１排紙ローラ２４の外周面に
おける歯付きリング２６の近傍に、前述した第２０−ラ
ユニツト５の第２排紙ローラ１２を圧接させることによ
り、排紙ローラ機構２１が構成されている。

上記歯付きリング２６は、第１排紙ローラ２４に圧接す
る第２排紙ローラ１２と協動して用紙２に腰付けすると
ともに用紙２の後端２ｂが排紙ローラ２４．１２間を通
過するときに歯部２７により用紙２の後端２ｂを押圧し
て用紙２を排紙トレー１３上に確実に押し出す作用を行
う。

このように用紙２の腰付けおよび後端２ｂの押出を行う
歯付きリング２６を、第１排紙ローラ２４と別体に形成
して第１排紙ローラ２４に取り付けることにより、第１
排紙ローラ２４の外周面を研摩するときに研磨用の工具
を外周面に対し後退および前進させる等の運動をするこ
とがなくって、複数個の第１排紙ローラ２４の研摩を短
時間内に容易に研磨することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、用紙の腰付けおよ
びその後端の押出を行う歯付きリングを、第１排紙ロー
ラとは別個にあらかじめ設けておき、この歯付きリング
を第１排紙ローラに着脱自在に取り付けることにより、
第１０−ラユニソトの第１排紙ローラの外周面をｇｆ磨
する工具を、第１排紙ローラの軸線方向に送るのみで、
第１排紙ローラの外周面を短時間内に容易に研摩するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す排紙ローラ機構を構成
する第１排紙ローラおよび歯付きリングの斜視図、第２
図は歯付きリングの正面図、第３図は同じく側面図、第
４図は従来の排紙ローラ機構の一例を示す側面図、第５
図は従来の別の排紙ローラ機構を示す斜視図、第６図は
同じく作用図、第７図は従来のさらに別の排紙ローラ機
構に使用される第１排紙ローラの正面図、第８図は同じ
く側面図である。 ２・・・・・・用紙 ５・・・・・・第２０−ラ’ニット １２・・・・・・第２排紙ローラ ２１・・・・・・排紙ローラ機構 ２２・・・・・・ｍｌローラユニット ２４・・・・・・第１排紙ローラ ２５・・・・・・溝 ２６・・・・・・歯付きリング ２７・・・・・・山部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１排紙ローラの外周面の一部に第２排紙ローラ
   を圧接させ、この第２排紙ローラ近傍における第１排紙
   ローラの外周面上に歯付きリングを突設したことを特徴
   とする排紙ローラ機構。
2. （２）歯付きリングは、弾性体からなるとともに前記第
   １排紙ローラ周面に形成された取り付け溝に着脱自在に
   嵌合されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の排紙ローラ機構。