JP3237674B2 - インクジェットプリンタにおける記録紙搬送装置 - Google Patents
インクジェットプリンタにおける記録紙搬送装置Info
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- JP3237674B2 JP3237674B2 JP30107391A JP30107391A JP3237674B2 JP 3237674 B2 JP3237674 B2 JP 3237674B2 JP 30107391 A JP30107391 A JP 30107391A JP 30107391 A JP30107391 A JP 30107391A JP 3237674 B2 JP3237674 B2 JP 3237674B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
における記録紙の搬送装置に関する。
における記録紙の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプリンタにおいては、印字部で記
録紙がプラテン上から浮上ると、印字品質が劣化するな
どの不都合が生じるため、記録ヘッドの搬送方向下手側
に位置する排紙ローラの周速を記録ヘッドの上手側に位
置する給紙ローラの周速より若干高めに設定することに
よって、記録紙に引っ張り力を付与した状態でこれをプ
ラテン面に接触させるようにしている。
録紙がプラテン上から浮上ると、印字品質が劣化するな
どの不都合が生じるため、記録ヘッドの搬送方向下手側
に位置する排紙ローラの周速を記録ヘッドの上手側に位
置する給紙ローラの周速より若干高めに設定することに
よって、記録紙に引っ張り力を付与した状態でこれをプ
ラテン面に接触させるようにしている。
【0003】インクジェットプリンタにおいてもこのよ
うな手段が構じられるが、この種のプリンタでは、書込
んだ直後のインクが濡れた状態にあるため、排紙側に
は、周面に多数の歯を持った薄いローラ、つまりギザロ
ーラと呼ばれるローラが使用される。
うな手段が構じられるが、この種のプリンタでは、書込
んだ直後のインクが濡れた状態にあるため、排紙側に
は、周面に多数の歯を持った薄いローラ、つまりギザロ
ーラと呼ばれるローラが使用される。
【0004】ところが、このギザローラを従動ローラと
して使用した場合には、ギザローラと軸との摩擦によっ
て記録紙との間に相対的なズレをきたしたような場合を
除いて特に問題は生じないが、このギザローラをプラテ
ンに対向位置させるようにした小型プリンタ等にあって
は、これを給紙ローラの周速より速く回転させる必要が
あるため、インク滴による記録書込みが行われて湿潤し
た記録紙に対して無理な引張り力を作用させてしまう結
果、ギザローラの歯先で記録紙を破損させたり、あるい
はギザローラと記録紙との間で生じる相対的なズレによ
り、歯の先端に付着したインクによって記録紙面に紙送
り方向の細かな線状の汚れを形成させてしまうといった
問題が生じる。
して使用した場合には、ギザローラと軸との摩擦によっ
て記録紙との間に相対的なズレをきたしたような場合を
除いて特に問題は生じないが、このギザローラをプラテ
ンに対向位置させるようにした小型プリンタ等にあって
は、これを給紙ローラの周速より速く回転させる必要が
あるため、インク滴による記録書込みが行われて湿潤し
た記録紙に対して無理な引張り力を作用させてしまう結
果、ギザローラの歯先で記録紙を破損させたり、あるい
はギザローラと記録紙との間で生じる相対的なズレによ
り、歯の先端に付着したインクによって記録紙面に紙送
り方向の細かな線状の汚れを形成させてしまうといった
問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
記録紙との間の相対的なズレを生じさせることなく、こ
れに適度の張力を付与してプラテン面に密接させること
のできるインクジェットプリンタにおける新たな記録紙
搬送装置を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
記録紙との間の相対的なズレを生じさせることなく、こ
れに適度の張力を付与してプラテン面に密接させること
のできるインクジェットプリンタにおける新たな記録紙
搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのインクジェットプリンタに
おける記録紙搬送装置として、記録書込み手段の下手側
に共通の駆動軸を配設して、その駆動軸に複数のスリー
ブ体を紙巾方向に並べて滑動自在に嵌合わせ配設すると
ともに、これらのスリーブ体のそれぞれに、対応する記
録紙面の部分と接して記録紙を搬送する薄肉の歯付きロ
ーラを一体的に固定するようにしたものである。
ような課題を達成するためのインクジェットプリンタに
おける記録紙搬送装置として、記録書込み手段の下手側
に共通の駆動軸を配設して、その駆動軸に複数のスリー
ブ体を紙巾方向に並べて滑動自在に嵌合わせ配設すると
ともに、これらのスリーブ体のそれぞれに、対応する記
録紙面の部分と接して記録紙を搬送する薄肉の歯付きロ
ーラを一体的に固定するようにしたものである。
【0007】
【作用】このように構成したことにより、記録書込み手
段の下手側に位置させた歯付きローラを個々を独立にス
リップ自在に回転させることによって、記録書込みを受
けて部分的に伸び縮みした記録紙の各部に均一な張力を
付与させつつこれを破損させることなく搬送させること
ができる。
段の下手側に位置させた歯付きローラを個々を独立にス
リップ自在に回転させることによって、記録書込みを受
けて部分的に伸び縮みした記録紙の各部に均一な張力を
付与させつつこれを破損させることなく搬送させること
ができる。
【0008】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1乃至図4は本発明の一実施例を示したものであ
る。
る。図1乃至図4は本発明の一実施例を示したものであ
る。
【0009】図において符号1は、記録ヘッド7の記録
紙搬送方向下手側にプラテン6に沿うようにして配設し
た排紙ローラユニットで、この排紙ローラユニット1
は、駆動軸上に摩擦クラッチを介して取付けたギザロー
ラ22を一定の押圧力をもって記録紙S面に接触させ、
かつ、これをプッシュトラクタ8の紙送り速度よりも若
干速い周速で回転させながら、プッシュトラクタ8によ
ってプラテン6上に送り込まれてきた記録紙Sに一定の
張力を付与させつつ排出するように構成されている。
紙搬送方向下手側にプラテン6に沿うようにして配設し
た排紙ローラユニットで、この排紙ローラユニット1
は、駆動軸上に摩擦クラッチを介して取付けたギザロー
ラ22を一定の押圧力をもって記録紙S面に接触させ、
かつ、これをプッシュトラクタ8の紙送り速度よりも若
干速い周速で回転させながら、プッシュトラクタ8によ
ってプラテン6上に送り込まれてきた記録紙Sに一定の
張力を付与させつつ排出するように構成されている。
【0010】図2乃至図4は、この排紙ローラユニット
1の詳細を示したもので、この排紙ローラユニット1
は、大別して、プラテン6面から離間できるように取付
けられた支持枠11と、この支持枠11に軸支された駆
動軸17と、この駆動軸17上に間隔をおいて保持され
た複数のギザローラ組立体20‥‥とによって構成され
ている。
1の詳細を示したもので、この排紙ローラユニット1
は、大別して、プラテン6面から離間できるように取付
けられた支持枠11と、この支持枠11に軸支された駆
動軸17と、この駆動軸17上に間隔をおいて保持され
た複数のギザローラ組立体20‥‥とによって構成され
ている。
【0011】支持枠11は、両端のレバー12に作用す
る図示しない部材により枢支部13を支点としてプラテ
ン6面から離間させ得るようフレームに揺動自在に取付
けられた部材で、軸方向に長い断面L字形をなすこの支
持枠11の両端には、駆動軸17を支える軸受14が設
けられ、またこの支持枠11の長手方向には、一定の間
隔をおいてギザローラ22を位置決め抱持するための複
数の位置決め部材15が、その背面に介装したコイルバ
ネ16により常時ギザローラ22をプラテン6面に押圧
するように遊動自在に取付けられている。
る図示しない部材により枢支部13を支点としてプラテ
ン6面から離間させ得るようフレームに揺動自在に取付
けられた部材で、軸方向に長い断面L字形をなすこの支
持枠11の両端には、駆動軸17を支える軸受14が設
けられ、またこの支持枠11の長手方向には、一定の間
隔をおいてギザローラ22を位置決め抱持するための複
数の位置決め部材15が、その背面に介装したコイルバ
ネ16により常時ギザローラ22をプラテン6面に押圧
するように遊動自在に取付けられている。
【0012】一方、この支持枠11に両端が支持された
駆動軸17は、その一端に固定した歯車18を介して図
示しない駆動モータに接続し、担持したギザローラ22
にプッシュトラクタ8の紙送り速度を若干上回る程度の
周速で回転させるような速度で駆動されるように構成さ
れている。
駆動軸17は、その一端に固定した歯車18を介して図
示しない駆動モータに接続し、担持したギザローラ22
にプッシュトラクタ8の紙送り速度を若干上回る程度の
周速で回転させるような速度で駆動されるように構成さ
れている。
【0013】他方、この駆動軸17に間隔をおいて取付
けられたギザローラ組立体20は、図3、4に示したよ
うに、主体が駆動軸17に遊挿されるスリーブ体21を
なしていて、このスリーブ体21の一端には、先端に2
〜3μm程度のRをつけた多数の歯を有するギザローラ
22が一体的に固定され、また、このスリーブ体21に
はその他半に軸方向の2本の切り割り23、23が設け
られていて、その切り割り23の根元に突設したダボ2
4には、切り割り23に沿って延びる2枚のクラッチ片
25、25の基端が固定されている。
けられたギザローラ組立体20は、図3、4に示したよ
うに、主体が駆動軸17に遊挿されるスリーブ体21を
なしていて、このスリーブ体21の一端には、先端に2
〜3μm程度のRをつけた多数の歯を有するギザローラ
22が一体的に固定され、また、このスリーブ体21に
はその他半に軸方向の2本の切り割り23、23が設け
られていて、その切り割り23の根元に突設したダボ2
4には、切り割り23に沿って延びる2枚のクラッチ片
25、25の基端が固定されている。
【0014】これらのクラッチ片25、25は、ギザロ
ーラ22を駆動軸17に摩擦的に係合させてこれに所要
の駆動力を伝達するもので、スリーブ体21の他端部に
達したこのクラッチ片25の先端内側面には、駆動軸1
7の表面に摩擦接触するシュー26が一体的に取付けら
れている。
ーラ22を駆動軸17に摩擦的に係合させてこれに所要
の駆動力を伝達するもので、スリーブ体21の他端部に
達したこのクラッチ片25の先端内側面には、駆動軸1
7の表面に摩擦接触するシュー26が一体的に取付けら
れている。
【0015】なお図中符号27は、クラッチ片25、2
5を径方向に押圧してシュー26と駆動軸17との圧接
力を一定に調節すべく、クラッチ片25、25の一端か
ら嵌合わせた調節リングを示しており、また図2におけ
る符号28は、隣接するギザローラ22、22の間に遊
挿して、インクにより湿潤した記録紙Sがスリーブ体2
1や駆動軸17に直接触れるのを抑えるための遊転ギザ
ローラを示している。
5を径方向に押圧してシュー26と駆動軸17との圧接
力を一定に調節すべく、クラッチ片25、25の一端か
ら嵌合わせた調節リングを示しており、また図2におけ
る符号28は、隣接するギザローラ22、22の間に遊
挿して、インクにより湿潤した記録紙Sがスリーブ体2
1や駆動軸17に直接触れるのを抑えるための遊転ギザ
ローラを示している。
【0016】つぎにこのように構成された装置による記
録紙Sの搬送動作について説明する。通常の状態におい
て、ギザローラ組立体20は、クラッチ片25、25先
端のシュー26、26を駆動軸17に接触させ、両者間
の摩擦力によってギザローラ22に駆動軸17からの所
要の回転駆動力を伝えて、プッシュトラクタ8の紙送り
速度より若干大きな周速度でこれを回転させている。
録紙Sの搬送動作について説明する。通常の状態におい
て、ギザローラ組立体20は、クラッチ片25、25先
端のシュー26、26を駆動軸17に接触させ、両者間
の摩擦力によってギザローラ22に駆動軸17からの所
要の回転駆動力を伝えて、プッシュトラクタ8の紙送り
速度より若干大きな周速度でこれを回転させている。
【0017】このため、プッシュトラクタ8によってプ
ラテン6面に送り込まれた記録紙S、つまりファンフォ
ールド紙は、ギザローラ22によって適度の引張り力を
受けつつプラテン6に密接し、この状態で記録ヘッド7
による所要の記録書込みが行われて排出される。
ラテン6面に送り込まれた記録紙S、つまりファンフォ
ールド紙は、ギザローラ22によって適度の引張り力を
受けつつプラテン6に密接し、この状態で記録ヘッド7
による所要の記録書込みが行われて排出される。
【0018】他方、この記録書込みの際、何らかの原因
によりプッシュトラクタ8あるいはプラテン6の紙送り
速度が一時的に低下した場合には、歯を介して記録紙S
面に接触しているギザローラ22は、摩擦クラッチとし
てのシュー26を駆動軸17の周面で滑らせながら、自
らはシュー26を介して駆動軸17に駆動されつつ、か
つ記録紙Sに負荷をかけることなくその周速度を記録紙
Sの送り速度まで低下させて、記録紙S面にミシン目や
インクによる汚れを生じさせることなくこれを引続き搬
送する。
によりプッシュトラクタ8あるいはプラテン6の紙送り
速度が一時的に低下した場合には、歯を介して記録紙S
面に接触しているギザローラ22は、摩擦クラッチとし
てのシュー26を駆動軸17の周面で滑らせながら、自
らはシュー26を介して駆動軸17に駆動されつつ、か
つ記録紙Sに負荷をかけることなくその周速度を記録紙
Sの送り速度まで低下させて、記録紙S面にミシン目や
インクによる汚れを生じさせることなくこれを引続き搬
送する。
【0019】図5は、排紙ローラユニットに関する本発
明の第2の実施例を示したものである。この排紙ローラ
ユニット3は上述した実施例と同様に、支持枠31の両
端で駆動軸37を支持しており、またこの駆動軸37に
は、その軸方向に複数のギザローラ組立体40が取付け
られている。
明の第2の実施例を示したものである。この排紙ローラ
ユニット3は上述した実施例と同様に、支持枠31の両
端で駆動軸37を支持しており、またこの駆動軸37に
は、その軸方向に複数のギザローラ組立体40が取付け
られている。
【0020】すなわち、この駆動軸37には、両端に内
向きテーパー状の当接面38aを設けた複数の筒状クラ
ッチ部材38が固定され、またこのクラッチ部材38の
外周には、筒状のバネ掛け部材39が回転自在に嵌合わ
されている。
向きテーパー状の当接面38aを設けた複数の筒状クラ
ッチ部材38が固定され、またこのクラッチ部材38の
外周には、筒状のバネ掛け部材39が回転自在に嵌合わ
されている。
【0021】他方、ギザローラ組立体40の主体をなす
スリーブ体41には、一端にギザローラ42が固定さ
れ、また他端には外向テーパー状の当接面43が形成さ
れ、さらに外周上にはバネ掛け部44が突設されてい
て、このバネ掛け部44とバネ掛け部材39との間に張
設した引張りバネ45によって、このスリーブ体41の
当接面43とクラッチ部材38の当接面38aを摩擦的
に接合し、これらの摩擦力によって駆動軸37の回転を
ギザローラ42に伝えるように構成されている。
スリーブ体41には、一端にギザローラ42が固定さ
れ、また他端には外向テーパー状の当接面43が形成さ
れ、さらに外周上にはバネ掛け部44が突設されてい
て、このバネ掛け部44とバネ掛け部材39との間に張
設した引張りバネ45によって、このスリーブ体41の
当接面43とクラッチ部材38の当接面38aを摩擦的
に接合し、これらの摩擦力によって駆動軸37の回転を
ギザローラ42に伝えるように構成されている。
【0022】なお図中符号48は、バネ掛け部材39の
外周面に遊嵌した遊転ギザローラを示している。
外周面に遊嵌した遊転ギザローラを示している。
【0023】この実施例も、上記実施例と同様に、通常
の状態においては、両当接面38a、43との間の摩擦
力によってギザローラ42を駆動し、これにプッシュト
ラクタの送り速度を若干上回る程度の周速を付与し、ま
た何らかの原因により記録紙Sの送り速度が低下した場
合には、両当接面38a、43との間で滑りを生じさ
せ、ギザローラ42の周速を記録紙Sの送り速度と一致
させるようにして、記録紙Sの損傷とインクによる汚れ
を未然に防ぐ。
の状態においては、両当接面38a、43との間の摩擦
力によってギザローラ42を駆動し、これにプッシュト
ラクタの送り速度を若干上回る程度の周速を付与し、ま
た何らかの原因により記録紙Sの送り速度が低下した場
合には、両当接面38a、43との間で滑りを生じさ
せ、ギザローラ42の周速を記録紙Sの送り速度と一致
させるようにして、記録紙Sの損傷とインクによる汚れ
を未然に防ぐ。
【0024】なお、以上はプッシュトラクタ8を用いた
インクジェットプリンタの紙搬送装置の例によって本発
明を説明したものであるが、給紙ローラを装着したイン
クジェットプリンタにおいても本発明を適用することが
でき、この場合には、ギザローラの周速を給紙ローラの
周速より若干上回るように設定すれば良く、また、この
ギザローラをプラテン6上に設けることなく、通常のプ
リンタのように、プラテン6の下手側に配設した排紙駆
動ローラに対向位置させるように構成することもでき、
この場合には、排紙駆動ローラとギザローラに、それぞ
れ給紙ローラの周速よりも若干大きな周速を付与させる
ようにすればよい。
インクジェットプリンタの紙搬送装置の例によって本発
明を説明したものであるが、給紙ローラを装着したイン
クジェットプリンタにおいても本発明を適用することが
でき、この場合には、ギザローラの周速を給紙ローラの
周速より若干上回るように設定すれば良く、また、この
ギザローラをプラテン6上に設けることなく、通常のプ
リンタのように、プラテン6の下手側に配設した排紙駆
動ローラに対向位置させるように構成することもでき、
この場合には、排紙駆動ローラとギザローラに、それぞ
れ給紙ローラの周速よりも若干大きな周速を付与させる
ようにすればよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
書込み手段の下手側に配設した共通の駆動軸に、薄肉の
歯付きローラを固定した複数のスリーブ体を紙巾方向に
並べて滑動自在に嵌合わせ配設したので、記録書込み処
理を受けて部分的に湿潤状態になった記録紙に対しても
それぞれの歯付きローラを巾方向に等しく接触させてこ
れを破損させることなく円滑に搬送することができる。
書込み手段の下手側に配設した共通の駆動軸に、薄肉の
歯付きローラを固定した複数のスリーブ体を紙巾方向に
並べて滑動自在に嵌合わせ配設したので、記録書込み処
理を受けて部分的に湿潤状態になった記録紙に対しても
それぞれの歯付きローラを巾方向に等しく接触させてこ
れを破損させることなく円滑に搬送することができる。
【0026】しかも、これらの歯付きローラをスリーブ
体を介して共通の駆動軸に滑動自在に配設したので、歯
付きローラの肉厚が薄いにも拘わらずこれを傾かせるこ
となく、記録紙の巾方向の送り速度に僅かな違いがあっ
てもこれらの部分に正しく追従して記録紙全体を安定的
に搬送することができる。
体を介して共通の駆動軸に滑動自在に配設したので、歯
付きローラの肉厚が薄いにも拘わらずこれを傾かせるこ
となく、記録紙の巾方向の送り速度に僅かな違いがあっ
てもこれらの部分に正しく追従して記録紙全体を安定的
に搬送することができる。
【図1】本発明の一実施例をなすインクジェットプリン
タの紙搬送装置を示した図である。
タの紙搬送装置を示した図である。
【図2】同上装置における排紙ローラユニットを分解し
て示した斜視図である。
て示した斜視図である。
【図3】同上ユニットを断面で示した側面図である。
【図4】同上ユニットを分解して示した斜視図である。
【図5】排紙ローラユニットに関する他の実施例を示し
た断面図である。
た断面図である。
1、3 排紙ローラユニット 6 プラテン 7 記録ヘッド 8 プッシュトラクタ 11、31 支持枠 17、37 駆動軸 20、40 ギザローラ組立体 21、41 スリーブ体 22、42 ギザローラ 25 クラッチ片 38 クラッチ部材
Claims (1)
- 【請求項1】 記録書込み手段の下手側に共通の駆動軸
を配設し、該駆動軸に複数のスリーブ体を紙巾方向に並
べて滑動自在に嵌合わせ配設するとともに、該各スリー
ブ体のそれぞれに、対応する記録紙面の部分と接して該
記録紙を搬送する薄肉の歯付きローラを一体的に固定し
たことを特徴とするインクジェットプリンタにおける記
録紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30107391A JP3237674B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | インクジェットプリンタにおける記録紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30107391A JP3237674B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | インクジェットプリンタにおける記録紙搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105298A JPH05105298A (ja) | 1993-04-27 |
JP3237674B2 true JP3237674B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=17892546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30107391A Expired - Fee Related JP3237674B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | インクジェットプリンタにおける記録紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237674B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6695427B2 (en) | 1997-08-06 | 2004-02-24 | Seiko Epson Corporation | Multifunction device and control method for the same |
US6983885B2 (en) | 2001-06-22 | 2006-01-10 | Seiko Epson Corporation | Print media processing apparatus and control method for the same |
US6832723B2 (en) | 2001-06-22 | 2004-12-21 | Seiko Epson Corporation | Scanner apparatus and multifunction device having a scanner |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP30107391A patent/JP3237674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05105298A (ja) | 1993-04-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010613 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010905 |
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