JPH05112044A - プリンタの紙送り装置 - Google Patents

プリンタの紙送り装置

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JPH05112044A
JPH05112044A JP4085540A JP8554092A JPH05112044A JP H05112044 A JPH05112044 A JP H05112044A JP 4085540 A JP4085540 A JP 4085540A JP 8554092 A JP8554092 A JP 8554092A JP H05112044 A JPH05112044 A JP H05112044A
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paper
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rollers
paper feeding
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Kazutoshi Kashiwabara
一敏 柏原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙を順送りおよび逆送りする際、用紙にた
るみが生じないよう常に紙に張力を与えて、安定した精
度の高い紙送り装置を提供する。 【構成】 紙送り方向の上流側に紙送りローラ14が、
紙送り方向の下流側には排紙ローラ11が備えられ、紙
送りローラと排紙ローラとの間に印刷部1が配置される
プリンタにおいて、用紙を押圧する紙送りローラと排紙
ローラの表面部はゴム材であり、紙送りローラの表面に
は紙送り逆方向に研磨加工を行い、排紙ローラの表面に
は紙送り順方向にの研磨加工を行う。研磨によりローラ
の表面にケバが生じ、研磨方向が紙送り方向と逆のロー
ラ径は、研磨方向が紙送り方向と同一のローラ径よりも
実質上大きくなるために、紙送りの正転および逆転時に
紙送りの下流側のローラの周速が速くなり、印字用紙に
常に張力を与えることができ、安定した精度の高い紙送
りを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの紙送り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙送りローラ14、プラテン12
および排紙ローラ11で単票用紙13を搬送するプリン
タにおいて(図1参照)、排紙ローラ11を紙送りロー
ラ14の周速より速い周速で回転させることにより、紙
に張力を与え、紙づまりや印字精度の悪化の原因となる
紙のたるみをとっていた。
【0003】また、プッシュ式ピントラクタ24(以下
トラクタ)とプラテン22の間に紙送りを補助する目的
で紙送りローラ25が配置されているプリンタ(図2)
においては、その紙送りローラ25をトラクタ24の紙
送り量と同等の紙送り量が得られる周速で回転させ、そ
の時の排紙ローラ21は、紙送りローラ25の周速より
も速い周速で回転させることにより、前記排紙ローラ2
1、紙送りローラ25間およびトラクタ24、紙送りロ
ーラ25間で紙のたるみをとっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来のプリンタでは、逆転紙搬送時に次のような問題が
あった。排紙ローラ11、プラテン12、紙送りローラ
14で単票用紙13の搬送を行う場合(図1)、逆転紙
搬送させると、排紙ローラ11の周速が紙送りローラ1
4の周速より大きいため、両者の間で紙がたるみ、バッ
クフィードして印字する際の印字位置精度が低下すると
いう問題があった。
【0005】また、トラクタ24、プラテン22、紙送
りローラ25および排紙ローラ21で帳票用紙23の搬
送を行う場合(図2)にも、前述の場合と同様に、排紙
ローラ21と紙送りローラ25の間で紙がたるんで紙づ
まりの原因となる。また、排紙ローラ21の周速がトラ
クタ24の周速より増速されているため、紙がたるみ、
紙がトラクタのピンより外れたり紙詰まりが発生し、バ
ックアウト能力が低下する可能性がある。
【0006】そこで本発明はこのような問題点を解決す
るために、印字用紙を順送りおよび逆送りする際、常に
紙に張力を与えて、安定した精度の高い紙送り装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するために、本発明の紙送り装置は、紙送り方向の上流
側に紙送りローラが、紙送り方向の下流側には排紙ロー
ラが備えられ、紙送りローラと排紙ローラとの間に印刷
部が配置されるプリンタの紙送り装置において、用紙を
押圧する紙送りローラと排紙ローラの表面部はゴム材で
あり、紙送りローラの表面には紙送り逆方向に研磨加工
を行い、排紙ローラの表面には紙送り順方向に研磨加工
を行ったことを特徴とする。
【0008】また、前記の紙送りローラの表面には研磨
加工により生じたケバの先端が紙送り逆方向に向いてお
り、排紙ローラの表面には研磨加工により生じたケバの
先端が紙送り順方向に向いていることを特徴とする。
【0009】また、排紙ローラの外径は紙送りローラの
外径に対し0から3%大きく研磨加工したことを特徴と
する。
【0010】また、紙送りローラの上流側にトラクタ装
置を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の上記の構成によれば、紙送りの正転
(紙送り順方向)および逆転(紙送り逆方向)時におい
ても、紙送りローラのゴム材の研磨方向が紙送り順方向
と同一方向であるローラが常に実際の紙送り方向の下流
側に配置されたことになる。紙搬送時には、研磨方向が
紙送り順方向のローラ径は、ケバが起こされることによ
り、研磨方向が紙送り逆方向のローラ径よりも実質上大
きくなるために、紙送りの正転および逆転時に紙送りの
下流側のローラの周速が速くなり、印字用紙に常に張力
を与えることができ、安定した精度の高い紙送りを実現
できる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例をインパクトドットプ
リンタにおけるフリクションモードおよびトラクタモー
ドの紙搬送経路についてそれぞれ例をあげ、図面に基づ
いて説明する。
【0013】図1は第1の実施例を示し、プラテン12
の前後に紙送りローラ14と排紙ローラ11を配置し、
プラテン12、紙送りローラ14、および排紙ローラ1
1にて単票用紙13の紙搬送を行うフリクションモード
の紙搬送経路を示す主要断面図である。
【0014】図面中、単票用紙13は矢印A方向(紙送
り順方向)に搬送され、排紙ローラ11の方が紙送りロ
ーラ14の周速より速い周速で回転している。また、紙
送りローラ14の周速は、正規の紙送り速度とほぼ同速
であり、従って、排紙ローラ11が単票用紙13を滑る
ことにより紙に張力が作用する。
【0015】ここで、前記紙送りローラ14および排紙
ローラ11は、天然ゴムに合成樹脂等を混入したゴム製
であり、ともに以下のようにして製造される。まず、こ
のゴム材を型に流し込み中心軸の周りが中空の円柱材を
成形する。この円柱材(複数)に回転軸を圧入した後、
研磨機にセットし、回転する円柱状砥石で円柱材の表面
を研磨する。すると、研磨により図3に示すようなケバ
が発生する。
【0016】図4に示すようにゴム製ローラの研磨方向
を紙送り順方向とすると、ローラの回転駆動力によりケ
バが逆立つことにより、実質上の半径Ra は見かけの半
径Rb より大きくなり、このローラを回転させた場合、
実質上の周速は見かけの周速より僅かに速くなる。ま
た、図5に示すようにゴム製ローラの研磨方向を紙送り
方向と逆にするとケバがローラの半径方向に押されて、
実質上の半径Ra は見かけの半径Rb より小さくなり、
このローラを回転させた場合、実質上の周速は見かけの
周速より僅かに遅くなる。
【0017】この紙送りローラ14の研磨方向は紙送り
逆方向とする。直径16.17mmのローラに対しケバ
の長さAは0.5mm程度であり、前述したように、こ
のケバがねることにより図4に示すように、実質上の半
径は見かけの半径より約0.3%小さくなる。ケバとケ
バとの間隔Bは0.8から1.5mm程度である。(図
3)また、排紙ローラ11の研磨方向は紙送り順方向と
し、直径16.23mmのローラに対しケバの長さは
0.5mm程度で、前述のように、このケバが半径方向
に押されて起きるので(図4)実質上の半径は見かけの
半径より約0.3%大きくなる。従って、前記紙送りロ
ーラ14の研磨方向を紙送り逆方向とし、排紙ローラ1
1の研磨方向を紙送り順方向として正転紙搬送すると、
紙送りローラ14の実質上の周速は見かけの周速よりわ
ずかに遅くなり、逆に排紙ローラ11の実質上の周速は
見かけの周速よりわずかに速くなる。その結果、前記単
票用紙13にはより大きな張力が作用し、紙のたるみを
抑えることができるので、印字精度や印字音および紙づ
まりに対して有効である。
【0018】さらに、逆転紙搬送の場合には、紙送りロ
ーラ14の実質上の周速は速くなり、排紙ローラ11の
実質上の周速は遅くなる。従って、単票用紙13のたる
みは小さくなるので、バックフィード印字の印字精度に
有効である。
【0019】図2に第2の実施例を示す。トラクタ24
とプラテン22との間に紙送りローラ25を、さらに排
紙部に排紙ローラ21を配置し、トラクタ24、プラテ
ン22、紙送りローラ25および排紙ローラ21にて帳
票用紙23の搬送を行うトラクタモードの紙搬送経路を
示す主要断面図である。
【0020】図面中、帳票用紙23は矢印の方向に搬送
される。紙搬送経路上で、トラクタ24とプラテン22
の間に紙送りローラ25が配置され、トラクタ24の紙
送り量と同等の紙送り量が得られる周速で回転してい
る。また、前記プラテン22の排紙側には排紙ローラ2
1が配置され、前記紙送りローラ25の周速より速い周
速で回転している。
【0021】ここで、第1の実施例の場合と同様に、紙
送りローラ25の研磨方向を紙送り逆方向とし、排紙ロ
ーラ21の研磨方向を紙送り順方向とする。こうするこ
とにより、第1の実施例の場合と同様、順方向に用紙を
搬送する場合、帳票用紙23にはより大きな張力が作用
し、紙のたるみを抑えることができるので、印字精度や
印字音および紙づまりに対して有効であり、逆転紙搬送
の場合にも、紙のたるみは抑えられ、バックアウト能力
に有効である。
【0022】これらの実施例では、インパクトプリンタ
において説明しているが、印刷機構の上流側と下流側に
紙送りローラまたはトラクタを有し、用紙を順方向と逆
方向に送って印刷する印刷装置、例えば、ページプリン
タ、サーマルプリンタ、インクジェットプリンタに広く
応用でき、これらにおいても同様の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ゴム製の排紙ローラの
研磨方向を紙送り順方向とし、紙送りローラの研磨方向
を紙送り逆方向とするという簡単な構成により、正転紙
搬送の場合には、紙のたるみは抑えられ、印字精度や印
字音および紙づまりに対して有効である。また、逆転紙
搬送の場合にも、紙のたるみは抑えられ、バックアウト
およびバックフィード印字の印字精度に対して有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】単票用紙の紙搬送を行うフリクションモードの
紙搬送経路を示す主要断面図である。
【図2】トラクタを用いて帳票用紙の搬送を行うトラク
タモードの紙搬送経路を示す主要断面図である。
【図3】ゴム製ローラの研磨方向を示す平面図及び断面
図。
【図4】ゴム製ローラの研磨方向を紙送り方向と一致さ
せた場合のケバの状態を表す断面図。
【図5】ゴム製ローラの研磨方向を紙送り方向と逆にさ
せた場合のケバの状態を表す断面図。
【符号の説明】 1‥‥‥‥ヘッド 11,21‥‥紙送りローラ 12,22‥‥プラテン 13‥‥‥‥単票用紙 14,25‥‥排紙ローラ 24‥‥‥‥トラクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙送り方向の上流側に紙送りローラが、
    紙送り方向の下流側には排紙ローラが備えられ、前記紙
    送りローラと前記排紙ローラとの間に印刷部が配置され
    るプリンタの紙送り装置において、用紙を押圧する前記
    紙送りローラと前記排紙ローラの表面部はゴム材であ
    り、前記紙送りローラの表面には紙送り逆方向に研磨加
    工を行い、前記排紙ローラの表面には紙送り順方向に研
    磨加工を行ったことを特徴とするプリンタの紙送り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記紙送りローラの表面には研磨加工に
    より生じたケバの先端が紙送り逆方向に向いており、前
    記排紙ローラの表面には研磨加工により生じたケバの先
    端が紙送り順方向に向いていることを特徴とする請求項
    1記載のプリンタの紙送り装置。
  3. 【請求項3】 前記排紙ローラの外径は前記紙送りロー
    ラの外径より大きく研磨加工したことを特徴とする請求
    項1または2記載のプリンタの紙送り装置。
  4. 【請求項4】 前記紙送りローラの上流側にトラクタ装
    置を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のプ
    リンタの紙送り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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