JP2007076163A - 紙送り機構 - Google Patents

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貴史 丸山
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裕二 稲田
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栄文 阿部
Takeshi Osaka
威史 大坂
Yoshiyuki Motoki
善幸 本木
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Abstract

【課題】 本発明は、プラテンローラの上流側と下流側の2箇所に複数の突起を有する一対の紙送りローラを配設した紙送り機構により、記録用紙の先端部から後端部まで全面印刷ができて記録用紙のムダを無くしてコストダウンがすることができる紙送り機構を提供すること。
【解決手段】 第1、第2紙送りローラ2、5の外周面には、軸方向に所定の幅寸法の突起形成部3、6が形成され、この突起形成部3、6には、所定のピッチ寸法と高さ寸法で複数の第1、第2突起3a、6aが形成され、第1、第2突起3a、6aは、記録用紙11に対して、第1突起3aが突き刺さる位置と、第2突起6aが突き刺さる位置とが、一部の突起を除いて異なる位置となるように形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタに用いられる紙送り機構に係わり、印刷手段に適正に記録用紙を給紙して所望の画像を印刷すると共に、印刷後の記録用紙を適正に排紙可能な紙送り機構に関する。
従来の紙送り機構30は、図7、図8に示すように、金属製で円柱状の紙送りローラ31が配設され、この紙送りローラ31の軸方向の外周面に、所定の高さとピッチ寸法で先端が鋭角に突出形成された複数の突起32が、所定の幅寸法で突起形成部33が形成されている。
また、突起形成部33と対向する側には、記録用紙34を紙送りローラ31に所定の圧接圧で圧接可能な圧接ローラ35が配設されている。
前記圧接ローラ35が記録用紙34を圧接することで、記録用紙34の裏面側に突起形成部33の複数の突起32が喰い込むようになっている。この状態で、紙送りローラ31を回転駆動することで、画像印刷中の厚紙からなる記録用紙35を矢印A、B方向に搬送可能になっている。
このような紙送り機構30を用いたプリンタ36は、紙送りローラ31の図示右側に、プラテンローラ37が配設され、このプラテンローラ37に対してサーマルヘッド38が接離(ヘッドアップ/ダウン)可能になっている。
前記従来の紙送り機構30により、印画紙等の厚紙からなる記録用紙34にカラー画像を印刷するには、サーマルヘッド38をヘッドアップさせた状態で、反時計回り方向(矢印方向)に回転する紙送りローラ32及び圧接ローラ35との間に、図示右側の上流側から矢印A方向に記録用紙34が搬送されて圧接挟持する。
その後、サーマルヘッド38を、ヘッドダウンとヘッドアップとを繰り返すと共に、記録用紙34を矢印A方向及び矢印B方向への搬送を繰り返すことで、記録用紙34に異なる色のインクが重ね印刷されて、所望のカラー画像を印刷することができる。
特開平10−119374号公報
しかし、前述したような従来の紙送り機構30は、紙送りローラ31と圧接ローラ35との間に記録用紙34の先端部34aが圧接挟持された時点を頭出し位置として、サーマルヘッド38をヘッドダウンして印刷を開始することができる。
そのために、記録用紙34の先端部34aから少なくとも寸法Cの間は、印刷できない部分が発生して、記録用紙34がムダとなってコストアップになる問題があった。
本発明は、前述したような課題を解決するためになされたもので、プラテンローラの上流側と下流側の2箇所に複数の突起を有する一対の紙送りローラを配設した紙送り機構により、記録用紙の先端部から後端部まで全面印刷ができて記録用紙のムダを無くしてコストダウンがすることができる紙送り機構を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための第1の手段として本発明に関する第1の実施の形態の紙送り機構は、記録用紙に所望の画像を印刷可能な印刷手段と、前記記録用紙を前記印刷手段に搬送可能な紙送りローラとを備え、前記紙送りローラは、印刷時における前記記録用紙の搬送方向における前記印刷手段の上流側に配設した第1紙送りローラと、前記印刷手段の下流側に配設した第2紙送りローラとが配設され、前記第1、第2紙送りローラの外周面には、軸方向に所定の幅寸法の突起形成部が形成され、この突起形成部には、所定のピッチ寸法と高さ寸法で複数の突起が形成され、前記第1、第2紙送りローラに形成された前記各突起は、前記記録用紙に対して、前記第1紙送りローラに形成した前記突起が突き刺さる位置と、前記第2紙送りローラに形成した前記突起が突き刺さる位置とが、一部の突起を除いて異なる位置となるように形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の手段として、前記第1、第2紙送りローラに形成された前記各突起は、隣接する各突起を結ぶ仮想線が軸方向に対して所定の角度となるように傾斜して形成されていると共に、前記第1、第2紙送りローラで前記角度が異なるように傾斜して整列形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第3の手段として本発明に関する第2の実施の形態の紙送り機構は、記録用紙に所望の画像を印刷可能な印刷手段と、前記記録用紙を前記印刷手段に搬送可能な紙送りローラとを備え、前記紙送りローラは、印刷時の前記記録用紙の搬送方向における前記印刷手段の上流側に配設した第1紙送りローラと、前記印刷手段の下流側に配設した第2紙送りローラとが配設され、前記第1、第2紙送りローラの外周面には、軸方向に所定の幅寸法の突起形成部が形成され、この突起形成部には、所定のピッチ寸法と高さ寸法で複数の突起が形成されて、前記突起形成部の端部が前記第1、第2紙送りローラの軸方向に対して所定の角度傾斜して形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の手段として、前記第1、第2紙送りローラの前記突起形成部は、軸方向における傾斜角度が、互いに反対方向に傾斜していることをを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第5の手段として、前記第1、第2紙送りローラの前記突起形成部の傾斜角度は、互いに反対する方向に同じ角度で傾斜して形成されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の手段として、前記第1、第2突起形成部に形成した前記複数の突起は、円周方向に所定寸法位置ズレして、前記記録用紙に対して、前記第1、第2突起が突き刺さる位置が、互いに重ならないようになっていることを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態の紙送り機構における、第1、第2紙送りローラの外周面には、軸方向に所定の幅寸法の突起形成部が形成され、この突起形成部には、所定のピッチ寸法と高さ寸法で複数の突起が形成され、第1、第2紙送りローラに形成された各突起は、記録用紙に対して、第1紙送りローラに形成した突起が突き刺さる位置と、第2紙送りローラに形成した突起が突き刺さる位置とが、一部の突起を除いて異なる位置となるように形成されているので、第1、第2紙送りローラを有する紙送り機構により、記録用紙の先端部から後端部まで全面印刷ができて記録用紙のムダを無くしてコストダウンすることができる紙送り機構を提供できる。また、第1紙送りローラに形成した突起が突き刺さる位置と、第2紙送りローラに形成した突起が突き刺さる位置とが、一部の突起を除いて異なる位置となるように形成されているので、印刷中の記録用紙を高精度に搬送でき高品質の画像印刷を行うことができる。
また、第1、第2紙送りローラに形成された各突起は、隣接する各突起を結ぶ仮想線が軸方向に対して所定の角度となるように傾斜して形成されていると共に、第1、第2紙送りローラで前記角度が異なるように傾斜して整列形成されているので、第1、第2紙送りローラの各突起が突き刺さる位置を、一部の突起を除いて確実に異なる位置とすることができ、更に高精度な記録用紙の搬送ができる。
また、本発明の第2の実施の形態の紙送り機構における第1、第2紙送りローラの外周面には、軸方向に所定の幅寸法の突起形成部が形成され、この突起形成部には、所定のピッチ寸法と高さ寸法で複数の突起が形成されて、突起形成部の端部が第1、第2紙送りローラの軸方向に対して所定の角度傾斜して形成されているので、一対の紙送りローラを有する紙送り機構により、記録用紙の先端部から後端部まで全面印刷ができて記録用紙のムダを無くしてコストダウンすることができる紙送り機構を提供できる。
また、紙送りローラの外周面に傾斜して形成した突起形成部によって、記録用紙に突起が喰い込んで形成される痕跡が蛇行状になり、記録用紙の喰い込む突起の数を増やすことができる。
また、第1、第2紙送りローラの突起形成部は、軸方向における傾斜角度が、互いに反対方向に傾斜しているので、記録用紙に形成される蛇行状の痕跡の面積を広くでき、確実に記録用紙を搬送できる。
また、第1、第2紙送りローラの突起形成部の傾斜角度は、互いに反対する方向に同じ角度で傾斜して形成されているので、同じ紙送りローラを反対向きに組み合わせることができ、第1、第2紙送りローラを同じものを使用でき、製造効率を向上できる。
また、第1、第2突起形成部に形成した複数の突起は、円周方向に所定寸法位置ズレして、記録用紙に対して、第1、第2突起が突き刺さる位置が、互いに重ならないようになっているので、精度良く紙送りできて高精度の画像印刷することができる。
以下に、本発明の紙送り機構を図面に基づいて説明する。図1は本発明の紙送り機構を用いたプリンタの概略図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態に係わる第1、第2紙送りローラを説明する概略図であり、図3、図4は、第1の実施の形態の第1、第2紙送りローラの突起により発生した痕跡を説明する概略図であり、図5は本発明の第2の実施の形態に係わる第1、第2紙送りローラを説明する概略図であり、図6は第2の実施の形態の第1、第2紙送りローラの突起により発生した痕跡を説明する概略図である。
まず、本発明の第1の実施の形態の紙送り機構1は、後述する記録用紙11の矢印Dの搬送方向における印刷手段8の上流側(図示右側)に、金属からなる円柱状の第1紙送りローラ2が、左右両方向に回転駆動可能に配設されている。
前記第1紙送りローラ2の外周面には、軸方向に幅寸法Fの第1突起形成部3が形成され、この第1突起形成部3には、所定のピッチ寸法と高さ寸法とで複数の第1突起3aが形成されている。
前記第1突起3aは、隣接する各第1突起3aを結ぶ仮想線Jが、第1紙送りローラ2の軸方向に対して角度α傾斜して所定のピッチ寸法で整列形成されている。
前記角度αで傾斜する仮想線J上に位置する互いに隣り合う第1突起3aは、ピッチ寸法pが0.2〜1.0mmに形成され、その高さが、第1紙送りローラ2の外周面から40〜100μm突出形成されている。
更に、第1突起3aは、円周方向のピッチ寸法tも、0.2〜1.0mmに形成されている。また、第1紙送りローラ2の上部には、第1紙送りローラ2に圧接可能な硬質ゴム等からなる第1圧接ローラ4が配設されている。
前記第1圧接ローラ4は、第1紙送りローラ2の回転に追従して回転自在になっている。
また、本発明の第1の実施の形態の紙送り機構1は、後述する印刷手段8の下流側(図示左側)に、第2紙送りローラ5が回転駆動可能に配設されている。
前記第2紙送りローラ5の外周面には、第1紙送りローラ2と同様に、軸方向に幅寸法Fの第2突起形成部6が形成され、この第2突起形成部6には、第1突起3aと同様の複数の第2突起6aが形成されている。前記第2突起6aは、隣接する各第2突起6aを結ぶ仮想線Kが、第2紙送りローラ5の軸方向に対して角度β傾斜して所定のピッチ寸法で整列形成されている。
前記第1、第2紙送りローラ2、5に形成した複数の第1、第2突起3a、6aは、それぞれの仮想線J、Kの傾斜角度α、βが異なっている。
即ち、第1、第2紙送りローラ2、5に形成された第1、第2突起3a、6aは、隣接する第1、第2突起3a、6aを結ぶ仮想線J、Kが軸方向に対して所定の角度α、βとなるように傾斜して形成されていると共に、第1、第2紙送りローラ2、5で角度α、βが異なるように傾斜して整列形成されている。
前記第1、第2突起3a、6aは、互いの仮想線J、Kの傾斜角度を異ならせたもので説明したが、互いの仮想線J、Kを反対方向に同じ角度で傾斜させたものでも良い。
また、第2紙送りローラ5の上部には、第2紙送りローラ5に圧接可能な硬質ゴム等からなる第2圧接ローラ7が配設されている。
前記第2圧接ローラ7は、第2紙送りローラ5の回転に追従して回転自在になっている。
また、本発明の紙送り機構1を用いたプリンタは、第1、第2紙送りローラ2、5の間に、印刷手段8が配設され、この印刷手段8には、円柱状のプラテンローラ9と、このプラテンローラ9の上部に配設されて、プラテンローラ9の外周面に発熱部10aが接離(ヘッドアップ/ダウン)可能なサーマルヘッド10が配設されている。
また、プラテンローラ9とサーマルヘッド10との間には、カラー画像等を印刷可能な印画紙等の厚紙からなる記録用紙11が矢印D、E方向に搬送可能になっている。
前記記録用紙11は、図示上面がカラー画像等を印刷可能な印画面11aとなっており、図示下面の裏面11bに、第1、第2紙送りローラ2、5に形成した複数の第1、第2突起3a、6aが所定深さで突き刺さるようになっている。
また、本発明の第1の実施の形態の紙送り機構1における第1、第2紙送りローラ2、5の、それぞれの第1、第2突起3a、6aの位置関係を図2に基づいて説明すると、第1、第2紙送りローラ2、5の回転により、印刷時に搬送される記録用紙11は、第1、第2紙送りローラ2、5の第1、第2突起3a、6aが、裏面11bに突き刺さることにより、図3に示すように、記録用紙11の裏面11bには、第1、第2突起3a、6aが突き刺さる位置に第1、第2痕跡3b、6bが形成されるようになっている。
そして、黒丸で示す第1痕跡3bは、第1紙送りローラ2の軸方向と平行な平行線Gに対して仮想線Jが角度α傾斜して整列形成されるようになっている。
また、白丸で示される第2痕跡6bは、平行線Gに対して仮想線Kが角度αと異なる角度βで傾斜して整列形成されるようになっている。
このような第1の実施の形態の紙送り機構1は、第1、第2痕跡3b、6bが部分的に重なって、例えば3角形で示す部分に重なり痕跡3cが形成されるが、大多数の第1、第2痕跡3b、6bは、重ならないようになっている。
即ち、第1、第2紙送りローラ2、5に形成された各突起3a、6aは、記録用紙11に対して、第1紙送りローラ2に形成した第1突起3aが突き刺さる位置と、第2紙送りローラ5に形成した第2突起6aが突き刺さる位置とが、一部の突起(重なり痕跡3cが形成される部分)を除いて異なる位置となるように形成されている。
そのために、記録用紙11の矢印D、E方向への搬送を高精度に行うことができる。
また、第1、第2紙送りローラ2、5は、第1突起3aと第2突起6aとの送りピッチをずらして、図4に示すように、幅寸法Fの左右両外側に位置する第1、第2痕跡3b、6bの円周方向の間隔を、等間隔に位置させたものでも良い。
このような、幅寸法Fの左右両外側に位置する第1、第2痕跡3b、6bの円周方向の間隔を等間隔にしたものでも、重なり痕跡3cを少なくできる。
このような構成の第1の実施の形態の紙送り機構1を用いたプリンタによる印刷手順を、例えば熱転写プリンタで図1に基づいて説明すると、サーマルヘッド10をヘッドダウンした状態で、記録用紙11を第1の紙送りローラ2と圧接ローラ4との間に圧接挟持し、第1紙送りローラ2を反時計回り方向に回転させて記録用紙11を矢印Dの下流側に搬送する。
すると、記録用紙11の裏面11bに複数の第1突起3aが突き刺さって、記録用紙11を矢印Dの下流側に確実に搬送される。そして、第1紙送りローラ2によって下流側に搬送される記録用紙11の前端部が、ヘッドダウンしているサーマルヘッド10とプラテンローラ9との間に圧接挟持される。
このことにより、用紙センサ(図示せず)が前端部を検出して記録用紙11の頭出しが行われると共に、記録用紙11の前端部からインクリボンの1色目のインクが昇華転写等されて印刷が開始される。
この時のプラテンローラ9は、反時計方向に回転駆動されているので、サーマルヘッド8に圧接される記録用紙11を、無理なく矢印Dの下流側に搬送することができる。そのために、搬送される厚紙からなる記録用紙11が、第1紙送りローラ2とプラテンローラ9との間で、湾曲したりすることがない。
そして、前端部から印刷が開始された記録用紙11は、下流側の第2の紙送りローラ5と圧接ローラ7とに圧接挟持され、反時計回り方向に回転する第2紙送りローラ5の複数の第2突起6aが裏面11bに突き刺さる。このことで、印刷中の記録用紙11を確実に下流側に搬送できる。
また、記録用紙11の裏面11bには、第1、第2突起3a、6aが突き刺さって形成された重なり痕跡3cよりも、それぞれ独立して形成される第1、第2痕跡3b、6bの方の数が多いので、更に確実に記録用紙11を高精度に搬送できる
次に、記録用紙11の後端部まで1色目のインクが全面印刷されて用紙センサが記録用紙11の後端部を検出すると、サーマルヘッド10をヘッドアップすると共に、第1、第2紙送りローラ2、5を時計回り方向に反転させる。
すると、1色目の色の印刷が終了した記録用紙11が矢印Eの上流側にバックフィードされる。
前記矢印Eの上流側にバックフィードされる記録用紙11は、1色目の印刷を行うときに第1紙送りローラ2の第1突起3aが形成した第1痕跡3bに第1突起3aが再度突き刺さり、第2紙送りローラ5の第2突起6aが形成した第2痕跡6bに第2突起6aが再度喰い込むようになっている。そのために、記録用紙11を搬送ズレ無く高精度にバックフィードできる。
そして、矢印E方向にバックフィードされる記録用紙11の前端部が、プラテンローラ9上まで搬送されて用紙センサ(図示せず)が前端部を検出すると、記録用紙11の頭出しが行われて第1、第2紙送りローラ2、5の時計回り方向への回転が停止すると共に、サーマルヘッド10がヘッドダウンする。
そして、第1、第2紙送りローラ2、5を反時計回り方向に回転駆動すると共にプラテンローラ9を回転駆動することで、記録用紙11の前端部から後端部の全面にインクリボンの2色目のインクが1色目の画像の上に重ね印刷される。
このような動作を繰り返すことで、1枚の記録用紙の前端部から後端部までの全面に所望のカラー画像を印刷することができる。
また、本発明の第2の実施の形態の紙送り機構21は、第1の実施の形態で説明した第1、第2紙送りローラ2、5だけが、図5に示すように、第1、第2紙送りローラ22、23に代わるのみなので、変更になる第1、第2紙送りローラ22、24のみについて説明する。
まず、第1紙送りローラ22の外周面には、軸方向に幅寸法Hの第1突起形成部23が形成され、この第1突起形成部23には、所定のピッチ寸法と高さ寸法とで複数の第1突起23aが形成されている。
前記複数の第1突起23aを形成した第1突起形成部23の端部は、第1紙送りローラ22の軸方向に対して角度α傾斜して形成されている。
また、第2紙送りローラ24の外周面には、軸方向に幅寸法Hの第2突起形成部25が形成され、この第2突起形成部25には、所定のピッチ寸法と高さ寸法とで複数の第2突起25aが形成されている。
前記複数の第2突起25aを形成した第2突起形成部25の端部は、第2紙送りローラ22の軸方向に対して角度β傾斜して形成されている。前記第2突起形成部25の角度βの傾斜は、第1突起形成部23の角度αと反対方向に傾斜して形成されている。
また、第1、第2突起形成部23、25は、互いに反対する方向に同じ角度で傾斜して形成されている。
前記第1、第2突起形成部23、25に形成した第1、第2突起23a、25aのピッチ寸法及び突起高さは第1の実施の形態と略同じに形成されている。
このような本発明の第2の実施の形態の紙送り機構21により、印刷時に搬送される記録用紙11は、第1、第2紙送りローラ22、24の第1、第2突起23a、25aが、裏面11bに突き刺さることにより、図6に示すように、記録用紙11の裏面11bには、第1、第2突起形成部23、25の幅寸法Hと同寸法の黒丸で示す第1痕跡23bと白丸で示す第2痕跡25bとが、互いに重ならないように位置ズレして蛇行状に形成される。
前記第1、第2紙送りローラ22、24のそれぞれの第1、第2突起23a、25aは、図6に示すように、送りピッチをP/2ずらすことで、第1、第2痕跡23b、25bが、それぞれ互いに重ならないようになっている。
または、図示を省略するが、互いに軸方向に隣り合う第1痕跡23b、23bの間に第2痕跡25bが形成されるようにしても良い。
尚、本発明の第2の実施の形態では、角度αで傾斜する第1突起形成部23と、この第1突起形成部23の傾斜角度αと反対方向の角度βで傾斜する第2突起形成部25を、傾斜角度αと反対側に同じ角度のβで傾斜させた物で説明したが、第1、第2突起形成部23、25の傾斜方向を同じにして、第1、第2痕跡23b、25bが互いに重ならないように、第1、第2紙送りローラ22、24を軸方向に若干位置ズレさせたものでも良い。
また、第1、第2突起形成部23、25は、互いに反対方向に同じ角度で傾斜したもので説明したが、互いの傾斜角度を異ならせたものでも良い。
このような第1、第2の実施の形態の紙送り機構1、21は、それぞの突起、又は所定の幅寸法の突起形成部が軸方向に対して傾斜しているので、円周方向に対する突起の数を多く形成でき、記録用紙11の裏面11bに突き刺さる突起の数を多くすることができる。
そのために、第1、第2紙送りローラで印刷中、又は印刷後の記録用紙を確実に搬送することができ、高品質の画像印刷を行うことができる。
本発明の紙送り機構を用いたプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる第1、第2紙送りローラを説明する概略図である。 第1の実施の形態の第1、第2紙送りローラの突起により発生した痕跡を説明する概略図である。 第1の実施の形態の第1、第2紙送りローラの突起により発生した痕跡を説明する概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる第1、第2紙送りローラを説明する概略図である。 本発明の第2の実施の形態の第1、第2紙送りローラの突起により発生した痕跡を説明する概略図である。 従来の紙送り機構の側面図である。 従来の紙送り機構を用いたプリンタの概略図である。
符号の説明
1 第1の実施の形態の紙送り機構
2 第1紙送りローラ
3 第1突起形成部
3a 第1突起
3b 第1痕跡
3c 重なり痕跡
4 圧接ローラ
5 第2紙送りローラ
6 第2突起形成部
6a 第2突起
7 圧接ローラ
8 印刷手段
9 プラテンローラ
10 サーマルヘッド
10a 発熱部
11 記録用紙
21 第2の実施の形態の紙送り機構
22 第1の紙送りローラ
23 第1突起形成部
23a 第1突起
24 第2紙送りローラ
25 第2突起形成部
25a 第2突起

Claims (6)

  1. 記録用紙に所望の画像を印刷可能な印刷手段と、前記記録用紙を前記印刷手段に搬送可能な紙送りローラとを備え、前記紙送りローラは、印刷時における前記記録用紙の搬送方向における前記印刷手段の上流側に配設した第1紙送りローラと、前記印刷手段の下流側に配設した第2紙送りローラとが配設され、
    前記第1、第2紙送りローラの外周面には、軸方向に所定の幅寸法の突起形成部が形成され、この突起形成部には、所定のピッチ寸法と高さ寸法で複数の突起が形成され、前記第1、第2紙送りローラに形成された前記各突起は、前記記録用紙に対して、前記第1紙送りローラに形成した前記突起が突き刺さる位置と、前記第2紙送りローラに形成した前記突起が突き刺さる位置とが、一部の突起を除いて異なる位置となるように形成されていることを特徴とする紙送り機構。
  2. 前記第1、第2紙送りローラに形成された前記各突起は、隣接する各突起を結ぶ仮想線が軸方向に対して所定の角度となるように傾斜して形成されていると共に、前記第1、第2紙送りローラで前記角度が異なるように傾斜して整列形成されていることを特徴とする請求項1記載の紙送り機構。
  3. 記録用紙に所望の画像を印刷可能な印刷手段と、前記記録用紙を前記印刷手段に搬送可能な紙送りローラとを備え、前記紙送りローラは、印刷時の前記記録用紙の搬送方向における前記印刷手段の上流側に配設した第1紙送りローラと、前記印刷手段の下流側に配設した第2紙送りローラとが配設され、
    前記第1、第2紙送りローラの外周面には、軸方向に所定の幅寸法の突起形成部が形成され、この突起形成部には、所定のピッチ寸法と高さ寸法で複数の突起が形成されて、前記突起形成部の端部が前記第1、第2紙送りローラの軸方向に対して所定の角度傾斜して形成されていることを特徴とする紙送り機構。
  4. 前記第1、第2紙送りローラの前記突起形成部は、軸方向における傾斜角度が、互いに反対方向に傾斜していることをを特徴とする請求項3記載の紙送り機構。
  5. 前記第1、第2紙送りローラの前記突起形成部の傾斜角度は、互いに反対する方向に同じ角度で傾斜して形成されていることを特徴とする請求項3、又は4記載の紙送り機構。
  6. 前記第1、第2紙送りローラの前記突起形成部に形成した前記複数の突起は、円周方向に所定寸法位置ズレして、前記記録用紙に対して、前記第1紙送りローラに形成した前記突起が突き刺さる位置と、前記第2紙送りローラに形成した前記突起が突き刺さる位置とが、互いに重ならないようになっていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の紙送り機構。
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