JP2001058736A - 搬送ローラ - Google Patents

搬送ローラ

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JP2001058736A
JP2001058736A JP11235117A JP23511799A JP2001058736A JP 2001058736 A JP2001058736 A JP 2001058736A JP 11235117 A JP11235117 A JP 11235117A JP 23511799 A JP23511799 A JP 23511799A JP 2001058736 A JP2001058736 A JP 2001058736A
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JP
Japan
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roller
projections
reverse
transport roller
transport
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11235117A
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English (en)
Inventor
Yuki Oishi
雄輝 大石
Toshinori Kudo
俊憲 工藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で高い紙送り精度が得られる搬送
ローラを提供すること。 【解決手段】 搬送ローラ6を構成するローラ本体9の
外周面から高く突出する突起12と低く突出する突起1
3との2種類の突起11をそれぞれ複数有し、圧接ロー
ラ7との間に印字媒体Pを挟持した状態で回転すること
により、前記印字媒体Pの搬送を行なう搬送ローラ6で
あって、前記突起11(12,13)のうち少なくとも
一部の突起はその搬送ローラ6の周方向における中心線
Lが、搬送ローラ6の正回転時に回転方向前方側に傾斜
する正目Aと前記搬送ローラ6の逆回転時に回転方向前
方側に傾斜する逆目Bとのいずれかに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は搬送ローラに係り、
特に、プリンタ等の紙送り機構に使用される搬送ローラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の搬送ローラは、ローラ軸の軸径よ
りも大径となるように形成された金属製のローラ本体の
外周面にエッチングによって突起を形成し、この突起を
形成した部分を印字媒体Pとの高摩擦部として機能させ
て印字媒体Pの搬送を行うようにしたものが多用されて
いる。
【0003】これは、ローラ軸の軸方向の複数箇所にそ
のローラ軸の軸径よりも大きな径となるように印字媒体
Pとの摩擦係数の大きな部材を巻回させて形成した搬送
ローラが、その表面にうねりあるいは凹凸等が生じるた
めに紙送り精度を高精度にすることができないことを省
みてのことである。
【0004】図3は、搬送ローラを使用する熱転写プリ
ンタの実施の形態を示すものである。この熱転写プリン
タのフレーム1の長手方向に沿って延在する平板状のプ
ラテン2が配設されており、このプラテン2の前方には
キャリッジシャフト3が前記プラテン2と平行に延在す
るように支持されている。前記キャリッジシャフト3に
は前記プラテン2に対して接離動作自在とされたサーマ
ルヘッド4を有するキャリッジ5が前記キャリッジシャ
フト3に沿ってプラテン2と平行に往復動するように配
設されている。前記キャリッジシャフト3の近傍には前
記キャリッジ5を往復動させるためのキャリッジ駆動モ
ータ(図示せず)が配設されている。
【0005】また、前記プラテン2の後部下方には、印
字媒体Pを所定速度で正逆双方向に搬送するため図示し
ない搬送モータにより回転駆動される搬送ローラ6が配
設されており、この搬送ローラ6の下方には、この搬送
ローラ6に圧接され搬送ローラ6の回転に従動して搬送
ローラ6とともに印字媒体Pの搬送を行う複数の圧接ロ
ーラ7が回転自在に配設されている。
【0006】前記搬送ローラ6は、図4に示すように、
円柱形状の長尺なローラ軸8を有しており、前記ローラ
軸の軸径よりも大径となる円筒形の外周面を有するロー
ラ本体9を有している。
【0007】このローラ本体9の外周面の前記圧接ロー
ラ7の軸方向の一部と対向する位置は前記印字媒体Pに
対して高い摩擦力で接する高摩擦部10とされており、
前記高摩擦部10には、複数の突起11がその先端部が
前記ローラ本体9の外周面よりも60μm程突出するよ
うにしてエッチング形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記搬送ロ
ーラ6は、前記突起11が印字媒体Pに対し、あまり深
く食い込む(突き刺さる)ことなく、それでいて大きな
グリップ力を示すことが望ましい。
【0009】つまり、前記搬送ローラ6が印字媒体Pを
挟んで圧接ローラ7と圧接する時、前記印字媒体Pの硬
度が低いと、図5に示すように印字媒体Pに前記突起1
1の基部部分まで食い込むことが生じうる。例えば、図
5に示す実験例では、印字媒体Pは比重0.7の発泡P
ETを用いたときに、印字媒体Pに前記突起11の基部
部分まで食い込んだ。
【0010】その場合、図5にアで示す前記搬送ローラ
6の回転方向の上流側の前記突起11と印字媒体Pとの
当接開始部分での回転径は、搬送ローラ6のローラ本体
9の内径寸法に前記突起の高さ寸法を加えた寸法となる
のに対し、図5にイで示す部分では、回転径は前記突起
11の基部部分までの寸法、つまり、搬送ローラ6のロ
ーラ本体9の内径寸法となる。このような前記突起11
の高さ寸法分の回転径の違いは、印字媒体Pの搬送量に
誤差が生じさせる原因となる。
【0011】たとえば、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックのカラーインクを用い、印字媒体Pを正搬送さ
せながらある色のインクを用いて記録を施したら、前記
印字媒体Pを逆搬送させて印字開始位置を合わせ、次の
インクを用いてすでに別のインク色で記録が行われた同
一箇所にインクを重ねて記録することを繰り返すことに
より所望のカラー記録を得る場合においては、印字媒体
Pの搬送量に誤差が生じると、インクの重ね合わせが適
切に行われず、色ズレが発生する原因となっる。
【0012】よって、前述のように、高摩擦部に形成さ
れる突起は印字媒体Pをしっかりグリップするけれど
も、印字媒体Pに対してあまり深く食い込まないもので
あることが望ましいということができる。
【0013】勿論、印字媒体Pの硬度を高いものとし、
金属製の突起11が食い込みにくい構成とすることも可
能であるし、圧接ローラ7の圧接圧を変えることでも印
字媒体Pに対するグリップ力を調整することは可能であ
るが、前者は使用可能な印字媒体Pが大幅に制限される
こととなるし、後者は制御が複雑になるという欠点を有
している。
【0014】本発明は前記した点に鑑みなされたもので
あり、簡単な構成により高い紙送り精度が得られる搬送
ローラを提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係る搬送ローラは、搬送ローラを構
成するローラ本体の外周面から高く突出する突起と低く
突出する突起との2種類の突起をそれぞれ複数有し、圧
接ローラとの間に印字媒体を挟持した状態で回転するこ
とにより、前記印字媒体の搬送を行なう搬送ローラであ
って、前記突起のうち少なくとも一部の突起はその搬送
ローラの周方向における中心線が、記搬送ローラの正回
転時に回転方向前方側に傾斜する正目と前記搬送ローラ
の逆回転時に回転方向前方側に傾斜する逆目とのいずれ
かに形成されていることを特徴とするものである。
【0016】また、請求項2に記載の搬送ローラは、請
求項1に記載の搬送ローラの前記突起は正目の突起と逆
目の突起とを同数ずつ搬送ローラの周方向に交互に形成
したことを特徴とするものである。
【0017】これらの搬送ローラによれば、前記ローラ
本体の外周面から高く突出する複数の突起の先端部が前
記搬送ローラと圧接ローラとの間に供給される印字媒体
をしっかりと保持して印字媒体に対して十分なグリップ
力を発揮するとともに、低く突出する突起の先端部は、
印字媒体の表面に当接して印字媒体が前記ローラ本体の
外周面から高く突出する突起に深く突き刺さることを防
止することができ、さらに、印字媒体を正搬送するとき
には前記正目の突起が印字媒体をしっかりと保持して十
分なグリップ力を発揮し、逆搬送するときには前記逆目
の突起が印字媒体をしっかりと保持して印字媒体に対し
て十分なグリップ力を発揮するものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の搬送ロ
ーラの実施形態を示すものである。この搬送ローラを配
設するプリンタの構成は前述した従来例のプリンタと同
様とし、説明を省略する。また、従来例と同様の部材に
は同一の符号を付して説明する。
【0019】本実施形態の搬送ローラ6は、円柱形状の
長尺なローラ軸8を有しており、このローラ軸8の外周
面にはローラ軸8の軸径よりも大径となる円筒形の外周
面を有する金属製のローラ本体9が形成されている。
【0020】そして、このローラ本体9の軸方向におい
て前記圧接ローラ7の外周面と圧接する部位は、印字媒
体Pに対して高い摩擦力で接する高摩擦部10とされて
おり、前記高摩擦部10には、図1に示すように、前記
ローラ本体9の外周面から大きく突出する突起11(以
下、大突起12という)と、小さめに突出する突起11
(以下、小突起13という)の2種類の突起11が形成
されている。
【0021】本実施形態において、前記大突起12は、
前記ローラ本体9の外周面から50μm程突出するよう
にしてエッチング加工されており、前記小突起13は、
前記ローラ軸8の外周面から30μm程突出するように
してエッチング加工されているものとする。
【0022】また、本実施形態の搬送ローラ6の突起
は、大突起12と小突起13がその周方向に2個ずつ交
互に配設されて形成されており、各突起間ピッチは20
0μmとされている。さらに、前記大突起12および小
突起13は、印字媒体Pの正搬送時における搬送ローラ
6の回転時に前記突起の搬送ローラ6の周方向における
中心線Lが回転方向前方側に傾斜する正目の突起Aと、
印字媒体Pの逆搬送時における搬送ローラ6の回転方向
前方側に前記中心線Lが傾斜する逆目の突起Bとを1つ
ずつ搬送ローラ6の周方向に交互に配列されて形成され
ている。
【0023】詳しくは、本実施形態においては、図2に
示すように、正目の大突起12A、逆目の大突起12
B、正目の小突起13A、逆目の小突起13Bを1組と
し、各突起12,13の頂点間寸法を前述のように20
0μmとして形成されている。
【0024】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0025】まず、前記搬送ローラ6と圧接ローラ7と
を印字媒体Pを挟んで圧接させ、その状態で図示しない
搬送モータを正転駆動させて印字媒体Pの搬送を行う。
【0026】このとき、前記大突起12は、その先端を
印字媒体Pに突き刺して印字媒体Pを強固にグリップす
るように機能し、小突起13は主に印字媒体Pが前記大
突起12に深く突き刺さることを阻害するストッパとし
て機能することとなる。
【0027】つまり、図1に示すように、圧接ローラの
従来通りの圧接力で、印字媒体Pは前記小突起13の先
端に当接するか、または、ごく僅かに印字媒体Pに対し
て食い込むまで大突起12の先端部に突き刺さること
で、少なくとも前記大突起12は印字媒体Pをしっかり
と保持して高いグリップ力を示すことができる。
【0028】実験例では、前記印字媒体Pを比重1.4
のPETとした場合に、大突起13の先端部の10〜2
0μmが印字媒体Pに対して食い込んで、強固に印字媒
体Pをグリップすることができた。
【0029】なお、本実施形態においては、前記各突起
12,13は、搬送ローラ6のローラ本体9の外周面に
前記搬送ローラ6の正搬送の時に正目となる突起12
A,13Aと、逆目となる突起12B,13Bとが周方
向に交互に位置するように形成されているが、正搬送時
には、前記正目に形成された突起12A,13Aが印字
媒体Pの搬送に特に作用し、印字媒体Pを逆搬送させる
際には、前記搬送ローラ6の正搬送の時に逆目となる突
起12B,13Bが、今度は搬送方向に対して正目とな
って印字媒体Pをしっかりグリップしつつ逆搬送させる
ように作用することとなる。
【0030】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0031】前記突起を前述のような正目、逆目に形成
せず、断面円錐形(コーン状)の突起とし、その突出量
に高低の差を設けて2種類の突起としても良い。また、
前記大突起及び小突起の突出寸法は前述の実施形態の突
出寸法に限ることなく、突起間ピッチ寸法や大突起、小
突起の配設数、正目、逆目の配設数なども前述の実施形
態に限らない。
【0032】例えば、大突起に関しては正目と逆目を形
成するが、小突起は一律に断面円錐形のコーン状に形成
することとしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る搬送
ローラは構成が簡単であり、正逆双方向への印字媒体の
搬送を高い紙送り精度で行うことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る搬送ローラの要部拡大断面図
【図2】 図1の搬送ローラに形成された突起の配列を
示す説明図
【図3】 搬送ローラが使用される熱転写プリンタの一
般的な形態を示す平面図
【図4】 従来の搬送ローラの構成を示す平面図
【図5】 従来の搬送ローラの要部拡大断面図
【符号の説明】
6 搬送ローラ 7 圧接ローラ 8 ローラ軸 9 ローラ本体 10 高摩擦部 11 突起 12 大突起 13 小突起 A (印字媒体の正搬送時における搬送ローラの回転方
向に対する)正目 B (印字媒体の正搬送時における搬送ローラの回転方
向に対する)逆目

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラを構成するローラ本体の外周
    面から高く突出する突起と低く突出する突起との2種類
    の突起をそれぞれ複数有し、圧接ローラとの間に印字媒
    体を挟持した状態で回転することにより、前記印字媒体
    の搬送を行なう搬送ローラであって、前記突起のうち少
    なくとも一部の突起はその搬送ローラの周方向における
    中心線が、記搬送ローラの正回転時に回転方向前方側に
    傾斜する正目と前記搬送ローラの逆回転時に回転方向前
    方側に傾斜する逆目とのいずれかに形成されていること
    を特徴とする搬送ローラ。
  2. 【請求項2】 前記突起は正目の突起と逆目の突起とを
    同数ずつ搬送ローラの周方向に交互に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の搬送ローラ。
JP11235117A 1999-08-23 1999-08-23 搬送ローラ Withdrawn JP2001058736A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11235117A JP2001058736A (ja) 1999-08-23 1999-08-23 搬送ローラ

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JP11235117A JP2001058736A (ja) 1999-08-23 1999-08-23 搬送ローラ

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JP2001058736A true JP2001058736A (ja) 2001-03-06

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ID=16981318

Family Applications (1)

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JP11235117A Withdrawn JP2001058736A (ja) 1999-08-23 1999-08-23 搬送ローラ

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JP (1) JP2001058736A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013230884A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Seiko Epson Corp 媒体搬送装置及び記録装置

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20061107