JP3300235B2 - プリンタの紙送り機構 - Google Patents

プリンタの紙送り機構

Info

Publication number
JP3300235B2
JP3300235B2 JP28242896A JP28242896A JP3300235B2 JP 3300235 B2 JP3300235 B2 JP 3300235B2 JP 28242896 A JP28242896 A JP 28242896A JP 28242896 A JP28242896 A JP 28242896A JP 3300235 B2 JP3300235 B2 JP 3300235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper feed
paper
roller
feed roller
projections
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28242896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10120233A (ja
Inventor
孝信 松浦
広志 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP28242896A priority Critical patent/JP3300235B2/ja
Priority to EP19970308098 priority patent/EP0842883B1/en
Priority to DE1997610846 priority patent/DE69710846T2/de
Publication of JPH10120233A publication Critical patent/JPH10120233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3300235B2 publication Critical patent/JP3300235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタの紙送り
機構に係り、特に高精度の紙送りを要求されるプリンタ
に使用して好適なプリンタの紙送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドを搭載したキャリッジをプラ
テンに沿って移動させながら1行分の記録を行ない、こ
の1行分の記録を行なった後、用紙を1行分搬送し、つ
ぎの行の記録を行なうことを繰り返して所定の記録を行
なうシリアル式のインクジェットプリンタあるいは熱転
写プリンタは、高品質記録、低騒音、低コストあるいは
メンテナンスの容易性などの理由により、コンピュー
タ、ワープロなどの出力装置として多く用いられてい
る。
【0003】図7はこのようなシリアル式のプリンタの
一例である熱転写プリンタを示したものであり、プリン
タのフレーム1のほぼ中央部には、平板状のプラテン2
がその記録面がほぼ垂直となるように配設されており、
前記フレーム1の前記プラテン2の前方下方には、キャ
リッジシャフト3がこのプラテン2と平行に配設されて
いる。また、前記フレーム1の前端縁には、フランジ状
のガイド部4が形成されており、前記キャリッジシャフ
ト3および前記ガイド部4には、キャリッジ5がこのキ
ャリッジシャフト3およびガイド部4に沿って往復動自
在に取り付けられている。前記キャリッジ5の先端部に
は、前記プラテン2に対向し、図示しない駆動機構によ
りプラテン2に対して接離動作自在とされたサーマルヘ
ッド6が取り付けられており、前記キャリッジ5の上面
には、内部にインクリボンが収納され、このインクリボ
ンを前記サーマルヘッド6とプラテン2との間に案内す
るリボンカセット(図示せず)が着脱自在に装着されて
いる。さらに、前記キャリッジ5の上面には、前記リボ
ンカセットのインクリボンを巻き取るための巻取りボビ
ン7と送り出し側の送出しボビン8とがそれぞれ配設さ
れている。
【0004】また、前記プラテン2の後方には、記録用
の用紙(図示せず)を挿入するための用紙挿入口9が形
成されており、さらに前記用紙挿入口9から挿入された
用紙をプラテン2の前方(記録部)に搬送するための紙
送りローラ10が配設されている。この紙送りローラ1
0の下方には、この紙送りローラ10に圧接される圧接
ローラ11が回転自在に配設されており、前記フレーム
1の一側面には、前記紙送りローラ10と同軸上に取り
付けられた紙送りギア12が突出して配置されている。
この紙送りギア12には、複数の伝達ギア13,13を
介して紙送りモータ14のモータギア15が接続されて
おり、紙送りモータ14を回転駆動することにより、前
記モータギア15、各伝達ギア13および紙送りギア1
2をそれぞれ介して紙送りローラ10が回転し、前記用
紙挿入口9からこの紙送りローラ10と圧接ローラ11
との間に挿入される用紙を挟持して搬送するようになさ
れている。
【0005】このような熱転写プリンタにおいては、前
記用紙挿入口9から用紙を挿入し、この用紙を前記紙送
りローラ10と圧接ローラ11との間に挟持して、紙送
りモータ14により紙送りローラ10を回転駆動させる
ことにより、前記用紙をキャリッジの移動方向と直交す
る方向に記録開始位置まで搬送し、サーマルヘッド6を
インクリボンおよび用紙を介してプラテン2に圧接した
状態で、キャリッジ5をプラテン2に沿って移動させな
がら画像情報に基づいて前記サーマルヘッド6の記録素
子を選択的に通電駆動し、着色剤であるインクを部分的
に用紙に転写して所望の記録を行う。そして、1行の記
録を終えるごとに用紙を搬送し、次行の記録を行うよう
に構成されている。
【0006】このような熱転写プリンタにおいては、1
行の記録を終えるごとに用紙を1行分搬送して次行の記
録を行うように構成されているために、用紙搬送精度は
高精度であることが要求される。これは、用紙の搬送量
が所定量よりも少ない場合には、行間に記録されない部
分いわゆる白筋が発生するし、逆に用紙の搬送量が所定
量よりも多い場合は、行間の重なり部分で2度記録され
る部分、いわゆる黒筋が発生してしまうからである。
【0007】この不具合を防止するために、紙送りロー
ラの駆動源である紙送りモータの駆動制御方法や、紙送
り機構の最重要部品である紙送りローラを改良すること
が行われている。
【0008】図8は、このような紙送りローラ10の一
例を示すものである。この紙送りローラ10は、図示し
たように、円筒状の金属シャフト10aの表面に20−
50ミクロン程度のセラミック粒子15を付着させてあ
る。このセラミック粒子15は球状ではなくいびつな形
状をしており、その表面は突起形状となっている。この
ため、用紙を搬送する際には、このセラミック粒子15
の表面突起が用紙に刺さり、適度のグリップ力を与える
ことになる。このため、安定した高精度の紙送りが可能
となる。
【0009】また、図示しない他の例として、金属シャ
フトの表面にエッチングをして凹凸を形成することによ
り、用紙との摩擦係数を大きくして搬送力をアップさせ
るものもある。
【0010】なお、前述したシリアル式プリンタの例は
熱転写プリンタについてのものであるが、インクジェッ
トプリンタあるいはワイヤドットプリンタについても同
様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たプリンタの紙送り機構においては、紙送りローラの改
善により用紙の送り精度は向上したものの長期間の使用
によりセラミック粒子が脱落して紙送り精度が劣化した
り、エッチングによる凹凸加工は複雑な工程を必要とし
紙送りローラが高価になるという不具合があり、また、
紙送り機構においても、搬送される用紙に対する圧接ロ
ーラの位置はあまり考慮されておらず、圧接ローラが用
紙の端部に跨る位置に配設されているために、圧接ロー
ラの用紙に圧接する部分と紙送りローラに圧接する部分
とで摩擦係数の差が生じ、用紙と圧接する部分の摩擦係
数が小さいために用紙と圧接ローラとの間でスリップが
生じ用紙の搬送精度が低下してしまうという不具合があ
った。本発明は、前述した従来のものにおける問題点を
克服し、長期間にわたって安定した搬送力を得ることが
できる紙送り機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の紙送り機構の特徴は、紙
送りローラの外周面の圧接ローラに対向する各位置に、
複数の突起からなり、かつ、その幅が圧接ローラの幅よ
りも広く、さらに圧接ローラに圧接する部分の突起の密
度を圧接ローラに圧接しない部分の突起の密度よりもま
ばらとした複数の突起部を形成した点にある。そして、
このような構成を採用したことにより、圧接ローラの荷
重を複数の突起部の突起ですべて均等に受け止めること
ができるために、用紙に対して傷がつきにくく、安定的
な用紙の搬送を行なうことができる。
【0013】請求項2に記載の紙送り機構の特徴は、
起部は、圧接ローラに圧接する部分の突起の高さが圧接
ローラに圧接しない部分の突起の高さよりも高く形成
れた点にある。そして、このような構成を採用したこと
により、さらに安定的な用紙の搬送を行なうことができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の紙送り
機構に使用される紙送りローラの一実施の形態を示すも
ので、図1はその平面図、図2は突起部の拡大図であ
る。
【0015】図示したように、鋼製の断面円形のシャフ
ト21からなる紙送りローラ20の外周面にはその長手
方向に所定の間隔を隔てて複数の突起22,22……が
形成されている。これらの突起22が形成された部位2
3は鎖線で示す圧接ローラ25に対向する位置であり、
各形成部23,23の長さ方向の幅は圧接ローラ25の
幅よりも若干長くなるように形成してある。また、前記
各突起22の形状は、図2にその拡大図を示すように、
ローラ回転方向に向いた垂直平面とこの垂直平面に連接
された四半球面とからなるほぼ半ドーム形状とされてお
り、各突起22,22間の間隔は0.6〜1.0mm、
その高さは高い突起22aが65〜80ミクロン、低い
突起22bが40〜60ミクロンであり、この高さの異
なる2種の突起22a,22bが交互あるいは2つ飛び
になるように形成してある。特に良好な紙送り精度が得
られたのは、各突起22間の間隔が0.8mm、高い方
の突起22aの高さが70ミクロン、低い方22bが5
0ミクロンであった。
【0016】さらに、各半ドーム形状の突起22の垂直
平面23cはそれぞれ紙送りローラ20の回転方向に向
いており、同一の列の複数の突起22における垂直平面
23cの向きは同一方向とされている。また、隣位の2
つの列における各突起22の垂直平面23cの向きは相
互に逆になっているとともに、複数の列における突起2
2の整列状態は千鳥状とされている。また、前記圧接ロ
ーラ25として、硬度60−90度の材料(たとえばナ
イロン)で形成した圧接ローラ25が適している。
【0017】前記紙送りローラ20に圧接可能とされた
圧接ローラ25,25は間隔を置いて複数個配設される
が、図示したように、その幅は紙送りローラ20に形成
された突起部23,23の幅よりも狭く、また、紙送り
ローラ20の軸方向の端に位置する圧接ローラ25aの
外側の端部は、用紙30の端縁30aよりも内側に位置
するように配設されている。このため、すべての圧接ロ
ーラ25は用紙30を介して紙送りローラ25の突起部
23に均一に圧接することになる。
【0018】つぎに、このような構造の紙送りローラ2
0の製造方法について説明する。
【0019】図3は、紙送りローラ20の製造時のプレ
ス加工に使用するポンチ26の要部形状を示すものであ
る。図示したように、ポンチ26の両端はストッパ部2
6aとなっており、プレス時の加工後にこのストッパ部
26aが金属シャフトであるシャフト21の外周部に当
接することで寸法精度を得るようになっている。ポンチ
25がシャフト21に当接するとシャフト21の表面が
切り起こされ、削落された凹部25と前記突起22から
なるスリッパ状の加工部が形成され、この突起22が前
記半ドーム形状の突起となる。なお、前記シャフト21
は、その外周面が円筒形であれば、中実であっても中空
であってもよい。
【0020】前記ポンチ26の歯27の形状は図示した
ようにその突出面において交互に長さに差が設けられて
いるために、シャフト21の表面が切り起こされること
で深さ方向に差が生じ形成される突起22の高さは交互
に高低差を有することになる。また、1回のプレス加工
で1列の突起22が形成されるが、2つのポンチ25が
シャフト21を挟んでその歯の向きが逆になるように対
向して設けられており、しかも、2つのポンチ25にお
ける歯の位置はシャフト21の軸方向にずれているの
で、前記突起22が2列同時に加工されることになる
(図示せず)。この1列分の加工終えると、つぎにシ
ャフト21を所定角度回転させ、次列の加工を行う。こ
の所定角度のシャフト21の回転は、あいだに他のポン
チ25による学向きの突起22が形成されうる角度とさ
れる。そして、1周分のプレス加工を終えると、形成し
た突起22は列間における垂直平面23cの向きが逆に
なって形成されるとともに、列ごとに突起22が千鳥配
列となる。そして1周分の加工を行うと、シャフト21
を長手方向に所定距離だけ移動し、前述と同様にしてつ
ぎの圧接ローラ25と対向する位置の突起22を形成す
る。この操作を繰り返すことで、所望の突起22が形成
された紙送りローラ20が得られる。
【0021】つぎに、前記実施形態の紙送りローラ20
の作用について図4および図5を用いて説明する。
【0022】用紙30が紙送りローラ20と圧接ローラ
25との間に挟み込まれるまでは、突起22の数が多く
作用する方が以下に述べる理由により有利である。
【0023】すなわち、用紙30の先端が紙送りローラ
20と圧接ローラ25との間に挟み込まれるまでは、紙
送りローラ20の摩擦力のみにより用紙30が搬送さ
れ、圧接ローラ25の荷重に抗して紙厚分だけ圧接ロー
ラ25を持ち上げる必要があるが、突起22の数が多い
ほど、すなわち、突起22を高密度に形成した方が用紙
30に対する摩擦係数が大きくなり、搬送力が増すこと
になる。これは、特にハガキなどの厚紙に対しては、圧
接ローラ25を持ち上げる量が大きくなるので有利に働
くからである。
【0024】また、用紙30が紙送りローラ20と圧接
ローラ25との間に挟み込まれた後は、用紙30に対し
て必要量の突起22の食い込みが必要となるが、この食
い込みに対しては突起22の数が少ない方が有利であ
る。これは、1個当たりの突起22に作用する荷重をF
aとし、圧接ローラ25の荷重をF、突起22の数をn
とすると、 Fa=F/n で表されることからも明らかなように、突起22の数が
少ないほど、すなわち、突起22を低密度に形成した方
が1個当たりの突起22に作用する荷重が大きくなるか
らである。
【0025】そして、前述したように本実施形態におい
ては、図5に示すように突起の高さは2種類あり、用紙
30が紙送りローラ20と圧接ローラ25との間に挟み
込まれるまでは、両方の突起22とも用紙30に対する
摩擦力として作用するため数多い突起22の働きとな
り、用紙30に対する摩擦力が大きくなり、搬送力が増
す。また、用紙30が紙送りローラ20と圧接ローラ2
5との間に挟み込まれた後は、高さの高い突起22aの
みが用紙に食い込むことになるので、必要な食い込み量
が得られるものである。
【0026】さらに、突起22における垂直平面23c
の形成方向が列ごとに交互になっている(図2参照)た
めに、用紙30の搬送方向に関係なく紙送りローラ20
の双方向の回転において一定の送り精度が得られる。こ
のため、1枚の用紙30を前後に搬送しながら異なる色
での重ね記録を行いフルカラー画像を記録するプリンタ
においても色ずれが起こらず、高品質のフルカラー画像
を記録できる。
【0027】また、突起部23は、圧接ローラ25が圧
接する紙送りローラ20の部位にのみ間隔を置いて複数
箇所にプレス加工にて形成してあるために、紙送りロー
ラ20の全面にセラミック粒子15を付着したりエッチ
ング加工にて凹凸を形成する場合と比較して、突起22
の高さを精度よく形成できるとともに安価に形成でき
る。
【0028】なお、前述した実施形態においては、突起
22の高さは2種類で、それぞれが交互に形成された紙
送りローラ20について説明したが、高さを3種類とし
たり、2つおきに高さが異なる突起22a,22bを形
成しても、従来の紙送りローラと比較すると紙送り精度
がよくなる。
【0029】つぎに、前述したの紙送りローラ20を用
いた本発明の紙送り機構の作用について説明すると、紙
送りローラ20に形成された突起部23の幅が圧接ロー
ラ25よりも狭い場合、突起部23の端部の突起22に
かかる荷重は中央の突起に作用する荷重よりも大きくな
るため、用紙26の端部の突起に対応する部分に傷が付
きやすくなるが、本発明においては、紙送りローラ20
に形成された突起部23の幅が圧接ローラ25の幅より
も広いために、各突起22にかかる圧接ローラ25の荷
重は均一となり、特定の突起22に対して荷重がかかり
すぎることがないために、用紙26に対して傷がつきに
くい。
【0030】また、前記突起部23のうちの紙送りロー
ラ20の軸方向の端に位置する突起部23に圧接する前
記圧接ローラ25はその外側端部25aが用紙30の端
部30aより内側に配設されたことにより、圧接ローラ
25はすべての面が用紙30を介して紙送りローラ20
と圧接することになり、用紙30との間で摩擦係数が一
定となるため紙送り精度が向上する。
【0031】さらに、図6に示すように、圧接ローラ2
5が圧接する部分の突起22cの密度を圧接ローラ25
が圧接しない部分の突起22dの密度よりもまばらに形
成することにより、前述の紙送りローラ20と同様の効
果を得ることができる。この場合、圧接ローラ25が圧
接する部分の突起22cを高く、圧接ローラ25が圧接
しない部分の突起22dを低くすることでより大きな効
果が得られる。
【0032】さらに、本発明は前述した実施の形態に限
定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリンタの
紙送り機構は、紙送りローラの外周面の圧接ローラに対
向する各位置に、複数の突起からなり、かつ、その幅が
圧接ローラの幅よりも広く、さらに圧接ローラに圧接す
る部分の突起の密度を圧接ローラに圧接しない部分の突
起の密度よりもまばらとした複数の突起部を形成したの
で、圧接ローラの荷重を突起部の突起ですべて均等に受
け止めることができるために、用紙に対して傷がつきに
くく、安定的な用紙の搬送を行なうことができる。しか
も、用紙の先端が紙送りローラと圧接ローラとの間に挟
み込まれるまでの間は、紙送りローラの圧接ローラに圧
接しない部分の高密度の突起により安定的な用紙の搬送
を行なうことができるし、用紙の先端が紙送りローラと
圧接ローラとの間に挟み込まれた後は、用紙に対する必
要量の食い込みをなすことができる。
【0034】また、複数の突起部のうち前記紙送りロー
ラの軸方向の端に位置する突起部に圧接する前記圧接ロ
ーラの軸方向の外側端部が用紙の端縁より内側に配設さ
れたことにより、さらに安定的な用紙の搬送を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紙送り機構に使用される紙送りロー
ラの実施の形態を模式的に示す平面図
【図2】 図1に示した紙送りローラの突起部の拡大図
【図3】 図1の紙送りローラの突起のプレス加工時に
使用するポンチの構造を示す斜視図
【図4】 図1の紙送りローラと圧接ローラとの間に挟
持された用紙に対する突起のかみ込み具合を説明する説
明図
【図5】 図4において紙送りローラと各突起先端と圧
接ローラの外周面との位置関係を示す説明図
【図6】 紙送りローラの他の実施の形態を示す平面図
【図7】 一般的なシリアル式プリンタの一例である熱
転写プリンタの概略構成を示す斜視図
【図8】 従来の紙送りローラの一例を示す平面図
【符号の説明】
20 紙送りローラ 22 突起 25 圧接ローラ 26 ポンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−116791(JP,A) 特開 平8−86309(JP,A) 特開 昭64−75335(JP,A) 特開 昭61−150958(JP,A) 特開 昭63−77798(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06 B41J 13/02 B65H 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の金属シャフトからなり回転可能
    に配設された紙送りローラと、この紙送りローラの表面
    に当接可能とされ間隔を隔てて配設された回転自在な複
    数個の圧接ローラとを有し、前記紙送りローラが回転す
    ることによりこの紙送りローラと前記圧接ローラとによ
    り用紙を搬送するように構成した紙送り機構において、
    前記紙送りローラの外周面の前記圧接ローラに対向する
    各位置に、複数の突起からなり、かつ、その幅が前記圧
    接ローラの幅よりも広く、さらに前記圧接ローラに圧接
    する部分の突起の密度を前記圧接ローラに圧接しない部
    分の突起の密度よりもまばらとした複数の突起部を形成
    したことを特徴とするプリンタの紙送り機構。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、前記圧接ローラに圧接す
    る部分の突起の高さが前記圧接ローラに圧接しない部分
    の突起の高さよりも高く形成されたことを特徴とする請
    求項1に記載のプリンタの紙送り機構。
JP28242896A 1996-10-24 1996-10-24 プリンタの紙送り機構 Expired - Fee Related JP3300235B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28242896A JP3300235B2 (ja) 1996-10-24 1996-10-24 プリンタの紙送り機構
EP19970308098 EP0842883B1 (en) 1996-10-24 1997-10-13 Paper feed roller used for a printer
DE1997610846 DE69710846T2 (de) 1996-10-24 1997-10-13 Papiervorzugswalze für Drucker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28242896A JP3300235B2 (ja) 1996-10-24 1996-10-24 プリンタの紙送り機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10120233A JPH10120233A (ja) 1998-05-12
JP3300235B2 true JP3300235B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=17652292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28242896A Expired - Fee Related JP3300235B2 (ja) 1996-10-24 1996-10-24 プリンタの紙送り機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3300235B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005008328A (ja) 2003-06-18 2005-01-13 Alps Electric Co Ltd シート送りローラおよびこの製造方法
JP5678551B2 (ja) * 2010-09-29 2015-03-04 シンフォニアテクノロジー株式会社 プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10120233A (ja) 1998-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1489030B1 (en) Sheet feed roller and method of manufacturing the same
EP0861798B1 (en) Printer sheet feed mechanism
JP3300235B2 (ja) プリンタの紙送り機構
JP3481923B2 (ja) 紙送りローラの製造方法
JP3802380B2 (ja) プリンタ
JPH10119374A (ja) 紙送りローラおよびその製造方法
JP2787035B2 (ja) プリンタの紙ガイド装置
JP3352602B2 (ja) 紙送り機構
JPH10235955A (ja) 紙送り機構
JP3413064B2 (ja) 搬送ローラ
JPS6364779A (ja) 用紙給送装置
US6299162B1 (en) Paper feeding mechanism for printer
JPH10146956A (ja) インクジェット記録装置
JP2853234B2 (ja) 印字装置における紙送り機構
US4780014A (en) Paper feeding controlling method for a printer including printing at the leading edge of the paper
JPH07223343A (ja) 熱転写型プリンタ
JP2006044060A (ja) 記録装置
JP4205995B2 (ja) 熱転写プリンタのシート送りローラ
JP2632568B2 (ja) 記録ヘッド及び前記記録ヘッドを用いた熱転写記録装置
JPH11240644A (ja) プリンタの紙送り機構
EP0842883B1 (en) Paper feed roller used for a printer
JP2000255086A (ja) プリンタおよびその記録方法
JPH01290458A (ja) 記録装置
JPH0197673A (ja) シリアルプリンタ
JP2006168289A (ja) 記録ヘッド及び記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120419

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130419

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140419

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees